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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1880
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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181.  アンビュランス(2022) 《ネタバレ》 
白昼堂々銀行へと押し入った強盗集団が逃走手段として選んだ車両。それは、今まさに患者を乗せたばかりの救急車だった――。しかもその患者は瀕死の重傷を負った警察官で、彼を救うために全力を尽くしていた救急隊員も乗り合わせていた。これでは警察もFBIも迂闊に手を出せない。危険な暴走特急と化した救急車は、さまざまなものを破壊しながら白昼の街を疾走してゆく……。監督は、ハリウッドの破壊王マイケル・ベイ。ここ最近のこの人の映画って自分はまったく面白いと思ったことはないので正直観る気はなかったのですが、僕のお気に入りのジェイク・ギレンホールが出ているということで今回鑑賞してみました。結果は……、ちっとも面白くなかったです。とにかく演出がテキトー過ぎ!難病に苦しむ息子の為に金策に奔走する主人公、そんな彼を銀行強盗へと誘う頭のイカレタ凶悪な犯罪者、日々の激務に追われやりがいを失くしかけてる救急隊員、意中の銀行員をデートに誘うためたまたま居合わせた新人警察官――。こんなにも美味しくなりそうな食材が揃っていながら、ここまで美味しくない料理を作れるマイケル・ベイってある意味凄いんじゃないかしら。例えるなら、キャビアとかタラバガニとか松坂牛とかを水を張った鍋にぶっ込んでただ1時間煮ただけの料理を食べさせられた気分。いくら脳筋でならした監督とは言え、さすがにこれはひどすぎる!お金をアホほど掛けたであろうアクションシーンも、誰が何のために何処で何をしているのかがさっぱり頭に入ってこず、ちっともハラハラしなかったです。無駄にグロい描写も相俟って、最後の方なんて「もういいから早く終わってくんねーかな」ともはや惰性で観てました。好きな人には申し訳ないですが、自分は「観るだけ時間の無駄のちょーつまんない映画!!」としか思えませんでした。すんません!!
[DVD(字幕)] 4点(2023-04-05 07:48:11)
182.  TUBE チューブ 死の脱出(2020) 《ネタバレ》 
理由も分からぬまま狭いチューブに閉じ込められたある女性の決死の脱出劇をノンストップで描いたソリッドシチュエーションスリラー。主人公となる女性が放置されるのは、ほとんど棺桶ぐらいの広さしかない狭い空間。そこはカラフルなネオンによって無機質に照らされ、同じような空間がどこまでも続いている。しかもそこには様々な罠が仕掛けられ、腕に取り付けられたタイムカウンターがゼロになるまでに脱出しないと死にます。とまあ一言で言うと『キューブ』の狭い版ですね。本家と全く違うのは、とにかくセンスが悪い!主人公の着ているコスチュームもダサいし、舞台となるチューブ内の映像も凡庸。なんですか、あのチューブを照らす変なネオンは。また各チューブに仕掛けられた罠もまるで小学生が考えたようなベタなものばかりで、さっぱり盛り上がらない。急に参戦してくるゾンビまがいのモンスターなんて何の意味があったのやら。途中で主人公の過去を巡る幻想的なシーンを差し挟んでくるのも違和感しか感じません。また演出のキレもすこぶる悪い。ずっと画が変わらないのに、主人公がひたすらグダグダやってるから途中の中だるみ感が半端ありません。最後のオチも投げっぱなしの酷い代物。これなら本家『キューブ』のように、最後までこのチューブ内だけで物語を完結させてしまった方が良かったんじゃない?まぁとにかくセンスのなさとキレの悪さが際立つ作品でありました。こういった設定勝負のB級映画に最も必要なものなのにね。
[DVD(字幕)] 4点(2023-03-13 05:14:27)
183.  デモニック 《ネタバレ》 
地方の寂れた田舎町で独り暮らしをしている中年女性チャーリー。ある日、彼女に医師を名乗る人物から電話がかかってくる。「あなたのお母さんが今昏睡状態で大変危険な状況に陥っている。今すぐ来てくれませんか」。急なその知らせは彼女を酷く動揺させるのだった。何故なら、看護師だったカーリーの母親は十数年前に精神を病み、老人ホームへと放火して21人も殺害した罪で服役中だからだ。以来母親とは関係を絶ち、連絡すら取っていなかった。それでも何年も抱え込んだ心の傷に決着を図るため、カーリーは指定された都会の病院へと向かう。そこで彼女はにわかには信じられない提案を受けるのだった。先端技術で再現された、あなたの母親の深層意識へと潜入し問題の原因を探り出してほしい――。半信半疑ながらも提案を受け入れたカーリーはさっそく、母親の脳波を元に作り出されたという仮想現実へと踏み込んでゆくのだが……。過去に大量殺人を犯した母親の深層意識へと入り込んだある女性が経験する驚愕の体験を濃厚に描いたサイコ・サスペンス。『第9地区』や『エリジウム』を撮ったニール・ブロムカンプ監督の最新作ということで今回鑑賞。この人って、デビュー作である『第9地区』がすこぶる良かったもののその後は正直右肩下がりな印象だったのですが(個人の感想)、本作でだいぶ底辺までいっちゃったような感じですかね。ぶっちゃけさっぱり面白くなかったです。まあ内容の方は『インセプション』以来大量に制作された人の夢の中に入り込む系のお話。この仮想現実空間の描写が敢えて映像の質を落とした、今発展途上のメタバースみたいなチープな質感にしているところはちょっと新しく感じました。でも、本作の観るべき部分はそこくらい。後は、同ジャンルの先行作で散々見てきたような映像がずっと続き、しかもお話のテンポが悪いことも相俟って最後まで退屈で仕方なかったです。しかも後半からはタイトルで盛大にネタバレしてる、現代の悪魔祓いというオカルト要素をぶっこんでくるのも支離滅裂感が半端ない。とにかく登場人物の誰も彼もが何がしたいのかよく分からないのが致命傷。特に主人公。母親を救いたいのか決別したいのか最後まで意味不明で感情移入出来ませんでした。ブロムカンプ監督、『第9地区』が自分はけっこう好きだっただけに、この先華々しく復活してくれることを祈るばかりですね。
[DVD(字幕)] 4点(2023-03-10 09:48:11)
184.  X エックス(2022) 《ネタバレ》 
アメリカ南部の保守的な田舎町にポルノ映画を撮りにきた男女6人組が遭遇する恐怖の体験を濃厚に描いたスリラー。僕のお気に入りのそばかす美少女ミア・ゴスちゃんが出ているということで今回鑑賞してみました。が、正直さっぱり面白くなかったです!!今どきのチャラチャラした若者が泊まった民泊のオーナーが実は恐怖の殺人鬼夫婦だった!という、捻りもなんにもないお話。お決まりのスプラッター描写もこれまで同ジャンルの映画でさんざん見てきたようなベタなものばかりで、古臭いったらありゃしない。しかも最初の殺人が起こるまでがけっこう長くて、この中だるみ感に終始睡魔が……。また、画面がずっと暗くて見辛いのも大いにマイナス。最後のオチも放り投げっぱなしの胸糞悪い代物で怒りすら湧いてきそうでした。全裸にオーバーオールという、裸にエプロンと同じくらいエロい格好でずっと出ずっぱりだったミア・ゴスちゃんに+1点!
[DVD(字幕)] 4点(2023-02-23 08:43:17)
185.  バルド、偽りの記録と一握りの真実 《ネタバレ》 
政情不安に揺れるメキシコを舞台に、アイデンティティの危機に直面したある一人のジャーナリストをマジックリアリズム風に描いたシュルレアリスム劇。監督は、メキシコを代表する映画作家アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。アカデミー賞を受賞したものの、世評では賛否分かれる『バードマン』が自分はけっこう好きだったので今回鑑賞してみました。正直、あかん映画でしたよね、これ。とにかくずっと意味不明でしかも2時間40分もあったので、最後まで観るのがかなり苦痛でした。しかも映像が終始小汚いうえに全体的にいまいちセンスも感じられず、もう何を楽しんでいいのやら。監督はきっと、デビッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』のような作品を撮りたかったんでしょうけど、出来上がったものは比べるべくもない酷い代物でした。『バードマン』が好きだっただけに、残念!!
[インターネット(字幕)] 4点(2023-01-05 09:35:39)
186.  マトリックス レザレクションズ 《ネタバレ》 
その革新的な映像でかつて一世を風靡したSFシリーズの約20年振りとなる続編。第1作目を観たときにその超絶カッコいいアクションにかなり衝撃を受けた自分としては、いまさら感を感じつつも今回鑑賞。まぁアカン映画でしたよね、これ。とにかくストーリーがさっぱり分からない。第1作目で何とか成立していたかなり無理やりな設定。2作目、3作目と回を重ねるたびにどんどん破綻していったそれが今回で壊滅しちゃった印象ですかね。最後まで独りよがりでとにかく強引の一言。これで肝心のアクションシーンのキレが良かったらいいんですけど、それも明らかにクオリティが下がってます。最後のカーチェイスなんて下手なゾンビ映画みたいで違和感ありまくり。キアヌ・リーヴスも体力的に仕方ないのかもしれませんがずっと手をかざしてあとはCGまかせって、さすがにちょっとアカンのちゃいまっか。ちゅうわけでかつてのファンの義務感で観ましたが、正直作らん方が良かったなぁという感想しか残りませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2022-11-18 09:07:35)(良:1票)
187.  キャンディマン(2021) 《ネタバレ》 
鏡に向かってその名を5回唱えると〝やつ〟が現れる――。左手に美味しそうなキャンディを掲げ、何も知らない子供たちをおびき寄せると右手に隠した鋭い鉤爪で次々と血祭りにあげるという、恐ろしいキャンディマン。長らく都市伝説だと思われていたそんな恐るべき殺人鬼に執拗に狙われる人々の恐怖を描いたクラシックホラーのリメイク。カルト映画として名高いオリジナルの方は未見。だからなのか、非常に分かりづらい作品でしたね、これ。とにかくストーリーがさっぱり分からない。結局キャンディマンって何だったの?なぜに主人公であるあの黒人アーティストを執拗に襲うの?途中で急に出てくる女子高生はなぜにキャンディマンを呼び出して殺されるの?伏線も説明も何もないまま、ただお話だけが強引に展開してゆくので観客は最後まで置いてけぼり状態。この監督って、実は映画の基本となるお話の語り方が恐ろしく下手な人なんじゃないかしら。長年差別され不遇の境遇に追いやられてきた黒人たちという社会問題をテーマとして扱い、単なるホラーとしては終わらせないという監督の意気込みはわかるのだけど……。身も蓋もないことを言ってしまえば、映画として単純につまらない。肝心のホラー描写も変に現代アートのような見せ方をするもんだから、はなについてちっとも怖くないですし。差別や貧困といった社会問題を広く世間に訴えたいのなら、まず面白い映画を作ってこそだと僕は思います。
[DVD(字幕)] 4点(2022-11-02 09:01:21)
188.  死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 《ネタバレ》 
なんかホラー演出がそんなに怖くなうえにお話のテンポも悪く、自分はさっぱり楽しませんでしたーー。もっと法廷劇をメインに描いた方が良かったんちゃう??
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-26 07:15:38)
189.  プリズナーズ・オブ・ゴーストランド 《ネタバレ》 
最近見た、ニコラス・ケイジ主演のB級ホラーコメディ「ウィリーズ・ワンダーランド」がすこぶる面白かったので、同じニコジーの何とかランド繋がりで今回鑑賞。監督は、僕とは昔からあまり相性の良くない園子温。率直に言ってさっぱり面白くなかったです、これ。このオリエンタルとアメリカの西部劇っぽい感じを強引に同居させたような、いかにも無国籍でいかがわしい世界観もさっぱり嵌まらず。「ウィリーズ~」が、あの超絶バカバカしい内容にもかかわらずあれだけ面白かったのは監督のセンスと勢いとテクニックがあったからこそ。でも、本作にあるのは勢いのみ。センスはちょこっとだけ感じましたが、テクニックは欠片もありません。タマタマ爆弾やママチャリで荒野を行くニコジーとか、ところどころのネタが完全にすべってましたし。最後のグダグダ感なんて観ていて痛々しいほどでした。「ウィリーズ~」が余りにも面白かっただけに、残念!!
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-01 04:06:34)
190.  フォールアウト(2021) 《ネタバレ》 
もはやアメリカでは日常茶飯事と化してしまった学校での銃乱射事件。ある日突然引き起こされるそんな凶行に巻き込まれたものの、何とか生き延びたとある女子高生のその後をリリカルに綴った青春ドラマ。冒頭の突発的に起こる犯行シーンはかなり凄惨で、妹からの電話に出たことでたまたま生き残ってしまったという主人公の苦悩は確かに分かります。同級生が無慈悲にも殺されてしまった教室でこれまで通りの生活を送るなんて到底できないと、次第に引きこもりがちになるのも理解できる。そんな彼女を見守る家族の葛藤もリアル。ただ、そこから物語として全く深化していかないのが本作の弱いところ。冒頭の衝撃から一転、その後は特に何事も起こらない淡い恋と友情のお話がただ淡々と続いてゆきます。恐らく監督は自分のセンスにかなり自信があるんでしょうね。だから、そんな平凡な日常を描いても自分の映像&音楽センスで充分観客を惹き付けられると過信したんじゃないでしょうか。確かにそこそこセンスは感じました。でも、あくまでそこそこレベルです。途中までは題材の現代性もあってそれなりに興味深く観ていられたんですけど、ずっと何処かで見たようなシーンがひたすら続くので自分は正直退屈に感じてしまいました。トラウマに苦しむのも分かるけど、だからと言ってここまで家族や社会に甘えてひたすら友達とダラダラされた日にゃ、「そろそろシャキッとせい!!」と説教しそうになりましたし。最後のオチも取ってつけたようで、銃社会という現代アメリカが抱える病巣に鋭く迫ったとは到底思えません。監督のそんな自己満足感が終始ハナにつくなんとも残念な作品でありました。
[DVD(字幕)] 4点(2022-09-12 08:04:31)
191.  レミニセンス 《ネタバレ》 
地球温暖化の影響により、陸地の大半が水没してしまった未来社会。繁華街に事務所を構えるニックは、人の記憶を再現できるという特殊な機材を駆使し、様々な依頼をこなす記憶潜入のプロフェッショナルだ。今回彼が引き受けたのは、場末の酒場で歌手として働く謎めいた女性メイから失くした鍵を捜してほしいというもの。簡単に終わるようなありふれた依頼。だが、彼女の謎めいた魅力にすっかり魅せられたニックは、依頼が解決した後もメイが働く酒場へと足を運んでしまう。次第に惹かれ合い、やがて一線を越えてしまう2人。ニックは、彼女とともに生きていこうと決意するのだった――。そんなある日、検察から瀕死の重傷を負った麻薬組織の幹部の記憶に潜入して欲しいという依頼が舞い込む。そして、その記憶の中でニックはメイがその幹部と深い関りがあることを知ってしまうのだった。その日を境にメイは彼の前から姿を消してしまう。果たして彼女は何者なのか?人の記憶に潜入することが出来る記憶探偵が失われた女性を巡り、深い陰謀に巻き込まれてゆく姿を濃厚に描いたSFサスペンス。制作に名を連ねているのが名匠クリストファー・ノーランの弟、ジョナサン・ノーランということもあり、同ジャンルの名作『インセプション』を髣髴とさせる内容なのかなと今回鑑賞してみました。うん、天才の弟ってだけで才能が必ずしも同等というわけじゃない典型的な例でしたね、これ。正直、さっぱり面白くありません。細部の詰めが甘いせいで全く頭に入ってこないストーリー、水没都市や記憶潜入という魅力的なアイテムを一切活かしきれていない設定、後味が悪いだけで驚きも感動も何もないオチ……。面白くない映画の要素がことごとく揃ってます。まあダークな世界観はそこそこ作り込まれていたし、映像もそれなりにキレイだったですけど、それだけです。率直に言って、『インセプション』から面白い部分を全て抜き取った、搾りかすのような映画でありました。
[DVD(字幕)] 4点(2022-08-01 06:20:18)
192.  トムとジェリー 《ネタバレ》 
トムとジェリーは子供の頃に何度も見てましたが、あれって10分程度の長さだから普通に楽しかったんだろうなと本作を観て思いました。さすがにこの内容で90分超えは厳しい!トムとジェリーのドタバタとさして面白くもないクロエ・グレース・モレッツのドラマパートがひたすら交互に繰り返されるので、全体的になんかちぐはぐな印象。2Dのアニメと実写もそんなにうまく融合しているとも思えず……。率直に言って、さっぱり面白くなかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2022-06-28 01:39:49)
193.  カオス・ウォーキング 《ネタバレ》 
西暦2257年、ここは地球から遥か遠くに浮かぶ、未開の植民地惑星。この地を人が住めるように開拓しようとやって来た先遣隊は、この星の原生生物の反撃に遭い、壊滅的な打撃を受けてしまう。そればかりか、男たちは自らの考えた思考が映像となって見えてしまう謎の現象「ノイズ」に悩まされていた。原生生物によって女がすべて皆殺しにされてしまったこの星で生まれ育った青年トッドは、そんな男社会の中で鬱屈した日々を過ごしていた。そんなある日、なんと地球からやって来たと思しき宇宙船が近くに不時着するのだった。そしてその宇宙船の生き残りの中には、彼が生まれてから一度も見たことのない〝女〟がいたのだった――。ヴァイオラと名乗る彼女は、トッドをはじめとする男たちの思考が丸わかりになるノイズに戸惑いながらも、地球に帰る道を探り始める。そんな彼女を執拗に捕らえようとする村の首長。トッドは彼女のために二人で村を逃げ出そうとするのだが……。男の考えていることがすべて映像となって見えてしまう謎の星を舞台に、未来を求めて走り出した男女をダイナミックに描いたSFアクション。今もっとも勢いのある若手俳優トム・ホランドとデイジー・リドリーが初共演ということで今回鑑賞。いやー、久しぶりにきましたね、こーゆー設定勝負の出オチSF。『ハンガー・ゲーム』が大ヒットして以来、一時期大流行りしていたこのタイプの映画って、とにかく荒唐無稽な設定を勢いとお金だけを大量に掛けたCG映像とで強引に見せ切るのが常。ただ、本作はそんな勢いもないし、お金もそんなにかかってなさそうだしで、正直イマイチな出来でした。本作の最大のウリは、男の考えてることが女に丸わかりになっちゃうという日本のライトノベルなんかにアリがちな設定。童貞男子が大喜びしそうな、「僕のこの好きという気持ちをあの娘に伝えたい!でも、そんな勇気もないし、フラれるのも嫌だし、なんか僕の想いがあの娘にいつの間にか勝手に伝わったら良いな。ついでに僕の日々考えてるエッチな妄想も伝わっちゃって頬が赤くなったりしたら、なんかもう……ヒャハ!」というこの設定も、イマイチうまく使いこなせていないような。ここら辺、やはり日本のラノベの方が上ですね。またここまで大風呂敷を拡げといて、最後は二つの村同士の小競り合いみたいなんで終わっちゃったのも肩透かし感が半端ない。それに、あの途中で出てくる原生生物も何のために出したのか分からないくらい中途半端に退場してしまったのも残念。まあ簡単に言うと、さして面白くなかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2022-04-07 07:00:48)
194.  ウィッチサマー 《ネタバレ》 
老木の根っこから生まれ、目についた家族の母親に成りすましては子供をさらって喰らうという恐ろしい魔女の恐怖を描いたオカルト・ホラー。何の予備知識もないまま、全米ナンバー1大ヒットという宣伝文句に惹かれ、今回鑑賞してみました。なのですが、これがもう看板倒れもいいところの恐ろしくつまらない作品でした。とにかく脚本が穴だらけ。こんな単純なお話なのに、見せ方が下手なのか最後までいまいちお話が掴みにくい!主人公が最初から骨折している理由もよく分かりませんし、途中から変な青春学園ドラマみたいになるのも違和感ありまくり。極めつけは、驚愕のどんでん返しという感じで明かされる最後のオチ。思いっ切りネタバレすると、主人公はすでに魔女に記憶を消されてて、実は本人も忘れてしまっていた弟がいたらしいんです(たぶん)。でも、伏線もへったくれもあったもんじゃないし、余りにも強引過ぎて「んなアホなー!!」と思わず突っ込んじゃいましたわ。肝心の魔女のホラー描写も画面が終始暗くて見辛いから全く怖くないし……。こんなレベルの低いB級映画がなぜに全米ナンバー1大ヒット?!と、思わずネットで調べてみたら、ちょうどこの映画が公開されたときはコロナ禍真っ最中で軒並み大作映画の公開が延期されて、唯一ドライブインシアターで細々と上映していた本作がうっかり全米ナンバー1になっちゃったというのが真相らしいですね。なんてラッキーな映画なんだ……(笑)。
[DVD(字幕)] 4点(2022-03-01 01:25:40)
195.  リトル・シングス 《ネタバレ》 
とある事件がきっかけで地方の保安官へと左遷された、かつての優秀な殺人課刑事ディーコン。正義感に燃えていたあのころの情熱などもはや涸れはて、今やその日を平穏にやり過ごすことだけを目的に生きていた。そんなある日、彼は上司からロサンゼルスまでの出張を頼まれる。すぐに終わる簡単な仕事のはずだった。だが、彼はそこで最近起こっている凶悪な連続殺人事件を捜査する若手刑事バクスターに声を掛けられる。懸命に捜査するものの犯人逮捕の糸口すら見出せないバクスターは、経験豊富な彼の意見を聞きたいというのだ。当初はしぶしぶ協力していたディーコンだったが、事件の概要を知るうちに過去に彼が追っていた未解決殺人事件との繋がりが明らかとなり……。若い女をさらっては拷問の末に殺害するという猟奇的な連続殺人事件の犯人を巡って、それぞれに追い詰められてゆく捜査員たちの苦悩を描いたサスペンススリラー。ベテラン俳優デンゼル・ワシントンと『ボヘミアン・ラプソディー』での熱演が記憶に新しいラミ・マレック、そして様々な作品で名バイプレイヤーとして活躍するジャレッド・レト。この三人のオスカー俳優が豪華共演ということで今回鑑賞してみました。しかも監督は、実話を基にしたお話で幾つもの佳品を手掛けてきたジョン・リー・ハンコック。これはもう観ないわけにはいきますまい。結果は……、ちょっと期待が高すぎたのか、正直イマイチな出来でしたね、これ。この監督らしからぬ、全体的な演出がちょっと雑な印象を受けてしまいました。まず、肝心の連続殺人事件の全体像が何とも掴みにくい。犯人が何処で誰を捕まえ、そしてどのように殺したのかが最後まで観てもよく分からない。なので犯人を懸命に追う主人公たちにいまいち感情移入できないんですよね。さらにはデンゼル・ワシントン演じる主人公の地方に左遷されるきっかけになった過去の出来事も最後までよく分からないまま終わっちゃいました。殺人事件の真相もすべて明らかにされず、心にモヤモヤしたものが残るという爽快感ゼロなラストも肩透かし感が半端ないですし。この重苦しいダークな世界観は凄く良かっただけに、この細部の演出の詰めの甘さが何とも残念。この監督ってやはり、実話を基にした映画じゃないとその実力を発揮できないんじゃないでしょうか。
[DVD(字幕)] 4点(2022-02-08 17:33:25)(良:1票)
196.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
監督が変わるとここまで違うかというくらい、さっぱり面白くなかったでしゅ。
[DVD(字幕)] 4点(2022-01-07 00:45:19)
197.  密航者 《ネタバレ》 
ここは、火星へと向かうために宇宙を航行する最新鋭の宇宙船。目的は、地球から持ってきた植物の種子を繁殖させ、不毛の地である火星を人が住めるような環境へと変えること。経験豊富な女性船長をはじめとする3人の乗組員は、2年後の火星到着を目指し順調に航行を進めていた。そんな矢先、彼らは予想だにしない事態に直面する。なんと空気濾過設備内に見知らぬ男が忍び込んで意識を失っていたのだ。しかも男のせいで設備に致命的な損傷が起こり、船内の酸素が火星到着まで持たないことが判明するのだった――。船内に積んでいた藻を繁殖させることでなんとか当面の酸素は確保したものの、計算してみると2年後の火星到着まではぎりぎり3人分しかない。意識を取り戻した当の〝密航者〟は、なぜ自分がこの宇宙船内に紛れ込んでいたのか記憶がないという。疑心暗鬼から次第に不穏な空気が漂い始める船内。ミッション遂行のため、仕方なく彼を「排除」しようと目論む船長だったが…。火星へと向かっていた宇宙船内で発見された密航者を巡り、そんな極限の選択を迫られる乗組員たちの葛藤を描いたSFドラマ。若手女優アナ・ケンドリックと実力派女優トニ・コレット共演ということで今回鑑賞してみました。率直に言って、さっぱり面白くなかったです、これ。SFなのにとにかく単調!!この黒人の密航者をどうするのかというただそれだけのお話が最後までダラダラ続き、僕はずっと眠気と戦いながらの鑑賞となってしまいました。とにかく無駄なシーンやエピソードがてんこ盛り。普通に削っていけば一時間程度で終わるんじゃないかという薄っぺらいお話を無理やり2時間近くまで引き延ばしたような印象です。致命的なのは、この密航者がどうして宇宙船に忍び込んでいたのか最後まで一切明かさなかったところ。そこが物語として重要な鍵とちゃいますのん!密航者「どうしてこんなとこで寝てたのかさっぱり分からない」、乗務員「あ、そうですか。それは仕方ないですね」ってそんなアホな(笑)。また、宇宙空間を舞台にしているのにほとんど無重力の描写がないのも、恐らく予算の都合なんでしょうけど何とも不自然でした。最後のオチも後味が悪いだけで深みも何もあったもんじゃありません。久しぶりにこんなつまんない映画と出会ってしまいました。映像はちょこっとキレイだったので、ギリ4点!!
[インターネット(字幕)] 4点(2021-11-15 06:40:52)
198.  MORTAL モータル 《ネタバレ》 
北欧神話に登場する雷神、トール。雷を自在に操り、人の身体に触れるだけでその者を焼き殺してしまうという、恐るべきその力を手に入れたある男の悲劇をダイナミックに描いたSFドラマ。監督は『ジェーン・ドゥの解剖』というフェティッシュ・ホラーの快作を撮った、ノルウェーの俊英アンドレ・ウーヴレダル。という訳で、かなり期待して今回鑑賞してみました。なのですが、残念ながらさっぱり面白くなかったです、これ。とにかくストーリー展開がまだるっこしい!!『ジェーン・ドゥの解剖』で魅せた、低予算密室ホラーでありながら手を変え品を変え、じっくりと最後まで見せきったその演出の冴えは何処へやら。髭もじゃの冴えないおじさんが追い詰められて人を殺し、そのせいで苦悩するという代り映えのしない映像が最後まで続いてもうほんと退屈!そんな主人公を何故か自分の身を顧みずに助けてくれる女性心理学者も、どうしてそこまでこの主人公を献身的にサポートするのかもよく分からない。恐らく恋に落ちたと言いたいんでしょうけど、出会ってまだ1日しか経ってないし、そこまで心変わりするエピソードも全くないのに、さすがにそれは説得力なさすぎです。挙句、何故か後半、そんな彼を熱狂的に支持する民衆が大勢駆けつけてくるというぶっ飛び展開。いつの間にそこまで話がおおきくなっとんねん。なんか全てにおいて演出の詰めが甘過ぎで、僕は最後までさっぱり楽しめませんでした。ウーヴレダル、ちょっとヒット作連発し過ぎて疲れてたのかな?でも、この人の才能は確かだと思うので次作に期待して待っております!!
[DVD(字幕)] 4点(2021-06-07 05:30:33)
199.  透明人間(2020) 《ネタバレ》 
透明人間があんなことやらこんなことをやっちゃって、えらいこっちゃになっちゃうお話。だと思って観始めたら、これがもう暗いうえに展開がまどろっこしくて僕はさっぱり楽しめませんでした。だいたい透明人間が本格的に暴れはじめるのが映画も一時間を過ぎたあたりからって遅すぎるっしょ!それに透明人間って設定も充分活かされていたかというと特にそんなこともなく、お約束のエロ要素もヒロインが知らん間に妊娠させられていたと後から知らされるだけって…。いや、そこをちゃんと見せてくださいよ(笑)。対するヒロインの方も、「あの人は透明人間の研究をしてたから、きっと透明になって襲ってくるはず」って初めから知ってんのかーい。絶対、「私の回りで最近何かおかしな出来事が多発してるけどもしかしてこれって……、あー、あんなところに透明な何かがーー!」と途中で気づいた方がよっぽどサスペンスフルで面白くなったと思うんですけど!!まあ透明人間になる方法はこれまでだいたい薬でしたけど、今回は全身にカメラを取り付けたボディスーツだというのは新しかったですかね。このスーツのフォルムがけっこうスタイリッシュでそこは良かったかな。なのに、こいつが活躍するのが映画の半分過ぎたぐらいからってやぱ勿体なさすぎですわ。というわけで自分が求めていたものとはだいぶ違った内容で、僕はさっぱり楽しめませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2021-06-04 23:47:25)
200.  もう終わりにしよう。 《ネタバレ》 
物語は、とある女性が彼氏の運転で田舎町をドライブしているシーンから始まる。目的は、彼の両親に初めて会い、夕食をともにするため。予定が立て込んでいる彼女はその日のうちに家に帰りたいと何度も念押しするのだが、出発前から降り始めた雪は次第にその勢いを増していた。「大丈夫なの?」と何度も問う彼女に、彼氏は「ちゃんとチェーンを積んでるから」とどこか他人事。次第に険悪になってゆく車内――。と、ここまではよくある映画の冒頭部。でも、本作はそこから次第に変な方向へと舵を切ってゆく。全く噛み合わない二人の会話、何度も挿入される意味不明なシーン、詩の朗読や過去に読んだ小説の作品論を延々と繰り返す二人、そして彼女のスマホに何度も掛かってくる謎の電話……。目的地である彼氏の両親の家へと辿り着くと、この不穏な空気はますますその濃度を濃くし、やがて観客は気づくことになる。「あ、これはそっち系の映画なのか」と。いわゆるデビッド・リンチ系のシュルレアリスム劇。ここで監督の名前を確認し、僕はなるほどと納得する。そこには、こういう前衛的な作品を撮り続けてかつて天才の名をほしいままにしたチャーリー・カウフマンの名があったからだ。観客の生理に直接訴えかけるような不条理なエピソードを積み重ね、次第に悪夢のような世界に誘う独自の手法は相変わらず健在。この主人公を迎え入れる両親の神経症資質な感じや常にブルブルしている愛犬などなんとも不気味で、この世界観は嫌いではない。最後まで観ても明確な答えなど提示してくれない、監督の嫌らしさも非常に意図的だ。恐らく物語の合間合間に出てくる孤独な用務員のおじいさんがある雪の日、車の中で自殺したときのその脳内に走馬灯のように駆け巡った願望や妄想、過去の思い出を映像化したものだと僕は解釈したのだが、どうなのだろう。ただ、これが緻密に構築された、知的好奇心を刺激する内容だということは分かった。とはいえ、それが面白さに繋がっているかと問われると正直微妙と言うしかない。この分野の大家であるデビッド・リンチの数々の作品と比べると、やはり圧倒的に映像センスや芸術的な深みが足りないように思うのだ。ほんのちょっとシュールなだけの映像を延々見せられ、そこまでこの手のジャンルが好きではない自分としては非常に退屈に感じてしまった。そればかりか、この監督の自己顕示欲ばかりが鼻につく醜悪な自慰行為を見せつけられたようで嫌悪感すら湧いてきてしまった。結論。この監督の映画を観るのは、これで「もう終わりにしよう。」と思う。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-11-11 10:13:08)(良:1票)
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