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黒猫クロマティさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 497
性別 女性
ホームページ http://kuroneco.livedoor.biz/
年齢 59歳

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201.  アバウト・ア・ボーイ
音楽担当のBadly Drawn Boyが好きなバンドなのでサントラだけは持っていたのだけれど、映画は敬遠していた。だって「男版ブリジット・ジョーンズ」なんて言われて見る気するかぁ?しかしまぁ意外と良かった。印税生活の気持ちは分からないけど、私も都会の一人暮らしが長いのでヒュー・グラントの気持ちはわかる気がする。ひとりで居ることに慣れてしまうと例えば家族とかそう言うことに現実感が持てなくなって来るんだなぁ。すーっとそっちに行っちゃうんだから、これはとっても危険なのだ。ラストはお約束ではあるけど、まだまだ予断を許さない感じがさりげなくて良かったし、Badly Drawn Boyの音楽も雰囲気にマッチしていた。それにしてもヒュー・グラント。たまらん!あーゆー男に私は騙され易いのだ。
6点(2004-03-17 12:26:18)(良:2票)
202.  SWEET SIXTEEN
家族と一緒の当たり前の暮らし。それを手に入れる為に15歳にして大人のように振る舞うことを余儀なくされたリアムの痛みが辛かった。ほんの少しの運命の違いで、私がリアムだったかもしれない。あるいはピンボールだったかも。大人がしっかりしなくちゃダメだよな、ホントに。
8点(2004-03-15 14:12:54)
203.  眠狂四郎 殺法帖
記念すべき市川雷蔵の眠狂四郎シリーズ1作目。なのだが、大不評の今作。何がダメかって狂四郎が気さくで明るすぎるのだ!と言うことで本シリーズに興味を持った方にはいつも2作目以降をお薦めしている。それにしても田中徳三は一体何処へ行こうとしていたのやら。アクション時代劇がやりたかったのか?それにしてはショボいアクションシーン。陳孫みたいなインチキヤローには円月殺法を使うまでもないゾ!原作読み直して出直しやがれだ(実際田中徳三は68年の「眠狂四郎女地獄」で出直すんだけど)。
4点(2004-03-15 12:57:49)(良:1票)
204.  チャック・ベリー/ヘイル・ヘイル・ロックンロール
チャック・ベリーの60歳を祝うコンサートの模様とそのリハーサル風景を中心に、リトル・リチャードやジェリー・ルイス等様々な証言や映像を交えて彼の歩んできた軌跡を描いたドキュメンタリー。このコンサートの企画はキース・リチャーズで彼自身がバックでギターを担当するのだが、いつもは強面のキースも流石にチャックには頭が上がらない。演奏が悪いと何度もダメ出しされてすっかりふてくされるキースなどキースファンにとっても貴重な映像が楽しめる。この映画によるとチャック・ベリーは基本的にバック・バンドを持たない。自分で航空券やホテルを手配し、ギター1本抱えてツアーを回りバックは地元のバンドを雇うのだ。ブルース・スプリングスティーンの証言によると、ブルースは駆け出しの頃Eストリートバンドとしてチャックの前座をつとめたことがあるらしい。その際ついでにバックバンドを申し出たのだが、チャック・ベリーはいつまで経っても現れず結局リハーサル無しでいきなり本番へ。「ヘイ、チャック。どの曲をやるんだい?」と聞くとチャックは「チャック・ベリーの曲さ」と言っていきなり演奏を始めた。大慌てのスプリングスティーン達はオールディーズに詳しいメンバーのお陰でなんとかその場を乗り切ったとか。う~ん、かっこいい!ロックンロール万歳!
7点(2004-03-15 12:30:33)
205.  モーヴァン
主人公のモーヴァンがクリスマスの朝目覚めるとBFが隣で自殺していて、パソコンには「出版社に送って欲しい」との伝言が残された彼の小説と「キミの為の音楽」と書かれたカセットテープがあった。死体をそのままにしてモーヴァンは友達とパーティへ。翌日部屋に帰った彼女は小説の著者を自分の名前に書き換えて出版社に送り、「葬式用」として彼が残したお金を使って友人とスペイン旅行に旅立つ。この映画「なんでそうなるの?」とひとつひとつの行動の理由が気になる方には相性が悪いかも。私だって彼女の行動に共感するとは言わない。けど、彼女がとる他人との距離感や【ひのと】さんが言っておられる虚無感には妙に馴染み深いものがあるし、同じ時代を生きているという感じがする。リン・ラムジーという監督はこう言う淡々としているのに妙に手触りがある感情を表現するのが得意なようだ。CAN、ステレオラヴ、ベルベットアンダーグラウンドなど音楽もセンスが良い。
7点(2004-03-08 16:44:22)
206.  ボクと空と麦畑
主人公の少年ジェームズは水路でふざけているうちに友人を事故で死なせてしまう。少年がひとりで背負うには重すぎる秘密だ。清掃業者のストライキで町にはゴミが溢れている。父親は他の女兄弟に比べてジェームズには少し冷たい。そして、アパートの裏にはあの不幸で不吉な水路。彼は水路を見ながら毎日々否応なく死んだ友人の事を思い出していたのだろう。ここから逃げ出したい、自分の居場所が欲しいと願う少年の心の痛みが瑞々しい映像と控えめながらも美しい音楽から伝わってくる。見終わった後、なんだかひどく悲しくなってしまったが好きなタイプの映画だ。あと最後に一つ登場人物達に聞きたい。「あんたら一体何語で話してるの?」
7点(2004-03-08 16:04:23)
207.  ボギー!俺も男だ
私が初めて見たアレン映画がこれだった。TV&吹き替えだったけど、「なんて面白い人なんだろう」と思って以来ウディ・アレンのファンなのだ。この映画でちょっと好きなのはアレンの友人トニー・ロバーツのキャラで、為替のディーラーかなにかをやってる彼が何処に行っても先ずは電話を探して自分の居場所を会社?に連絡する様が結構おかしい。因みに私はウディ・アレンという俳優を男としても好きなんだな。チビでハゲで被害妄想癖がありいつもブツブツ文句を垂れる男。そんな男が何故好きなのか自分でも良く分からない。けど、そうやって世の中って成り立っているのかもね。
7点(2004-03-04 13:35:24)
208.  がんばれ!!タブチくん!!
あの漫画を映画にするのはチト無理があったか・・。私は新魔球をせっせとあみだすヤスダ投手が好きだったです。この作品のタイトルを聞いてクイーンの「キラー・クイーン」が頭に浮かぶのは私だけではあるまい。
4点(2004-03-04 11:12:42)
209.  眠狂四郎 悪女狩り 《ネタバレ》 
シリーズ第12作目にして最終作。大奥の権力争いと隠れ切支丹が絡む話しで、切支丹の男が狂四郎になりすまし辻斬りを繰り返す。印象深いのは遂にニセ狂四郎を斬ったか!と思いきやそれは鏡に映る己の姿だったという場面。これは悲しい。但しこの時代にありがちだが意味不明のサイケデリックでエロっぽいシーンは正直言っていかがなものかと思う。ちょっと勘弁して欲しいのだが、原作者の柴錬的には三隅研二が撮った「無頼剣」の如く格調高い時代劇よりこっちの方がお好みかもしれない。ラスト、狂四郎に斬られた切支丹のニセ狂四郎は「神よ!我らの罪を許したまえ。願わくば御許に・・」と祈りの言葉を唱える。すると狂四郎が言い放つ。「貴様を救う神があるか。俺も確かめに行きたいものだ。」ぎゃー!かっこいいーーーーーーーーーっ!!これを言いたいが為だけに登録したようなもんです。ハイ。しかし雷蔵は本当に次の158本目の映画「博徒一代・血祭り不動」を最期に神がいるのかどうか、確かめに行ってしまうのだ。37歳の早すぎる死。そして私はいつの間にか彼の歳を追い越してしまった。
8点(2004-03-02 16:43:59)(良:4票)
210.  影を斬る
大映映画ですよ?市川雷蔵ですよ?「影を斬る」ですよ?ハードボイルド時代劇だと思うじゃないスか。違いますコメディなんです。伊達藩きっての色男である伊居直人(雷蔵)は御天守奉行兼剣術指南役という立派な職についていながら、役目をサボって昼寝ばかり、夜は殿様忠宗と飲み屋をはしご。放蕩三昧で家計はガタガタ。しまいにゃあ嫁に貰った上役の娘に剣道の試合で破れてしまい、「修業してこい!」と家を追い出されるハメになる。泰平の世の武士達をサラリーマンに見立てて笑いと哀愁をさそうこの映画だが、決してドタバタ喜劇でなくセットや衣装も結構シック。快活でなかなか洒落た時代劇だ。
6点(2004-03-02 15:38:30)
211.  越前竹人形
名竹細工師と唱われた父の死後、同じく竹細工師である息子喜助のもとへ訪れた美しい女性は、父が贔屓にしていた遊女玉枝だった・・。喜助と玉枝の悲劇を描いた本作は水上勉の同名小説の映画化。原作は読んでいないのだが、テーマは運命の残酷さ?或いは「性」と言うものの業の深さか?しかし私はこの映画がなんだか怪談みたいに思えて、ひどく恐ろしかった。宮川一夫が撮った白黒映画では白い部分の質感にいつもハッとさせられるのだが、のっけから真っ白の雪景色である。もうクラクラだ。その美しすぎる映像がどこか幽玄な世界を作り出していて、特に鴈治郎演じる船頭なんて、まるで三途の川の渡し(そんなものがいるのかどうか知らないが)みたいに見えた。多分そんな映画では無いと思う。私の勝手な思いこみだ。しかしよほど印象に残ったのかその夜恐ろしい夢を見た。夢の中で私は子供を産むのだが、その子は頭と身体が別々に私の中から産まれてきたのだった。
7点(2004-03-02 15:15:27)(良:2票)
212.  グッバイ、レーニン!
旧東ドイツでベルリンの壁崩壊直前に心臓発作で倒れて昏睡状態となったアレックスの母親は、8ヶ月ぶりに奇跡的に目を覚ます。しかし少しのショックも彼女には命取りだと医者から宣告されたアレックスは、旧政権を愛していた母から壁の崩壊とその後の社会の激変を隠すべく、周囲の人々を巻き込んで奮闘する。映画を見ながら、私はあれ程までに誰かの為に必死になったことがあっただろうかと自分を恥じた。そして母の為に旧東ドイツを再現しようと奔走する内、いつしか実際は成り得なかった理想とする祖国を作り上げてゆくアレックスの姿に素直に感動した。世の中何が起こるか分からない。昨日まで信じていたものが一瞬にしてゴミになるやもしれない。その時信じられるものは何か?照れくさいがそれはやはり人間としての愛情か。可笑しいけれどちょっと悲しくて優しい映画だ。但し、ひとつ気になったのが音楽。同じフレーズをひっきりなしに流されるので少しうるさい。もう少し控えめにして欲しかった。あと音楽が同じでインテリアがちょっと可愛いからって「アメリ」と一緒にして、オシャレ系として宣伝するのは辞めて欲しいなぁ。【crazyガール★】さん登録ご苦労様です。先に書いちゃいました。ごめんなさい。
7点(2004-02-25 10:46:00)
213.  ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー
えっ?これ映画すか?今にして思えばこのツアーはストーンズにとってターニングポイントだったように感じますね。それまでのダーティーなイメージからお茶の間のバンドになったと言うか。しかしステージに飛び込んで来た客をギターでぶん殴ろうとするキースは相変わらずっちゅーか惚れます。
6点(2004-02-20 15:15:15)
214.  夜叉
ヤクザの過去を隠して生きる高倉健。その女房は不幸が似合う女いしだあゆみで舞台は雪深く貧しい漁村。赤提灯には田中裕子。いかにも完璧な舞台が整った映画で期待したんだが、なんだか健さんがいつもよか頭悪すぎるんだよなぁ。「俺は金で解決したことはないんだ」とか言ってヤクザに捕まってる借金まみれのヤク中ビートたけしを助けに行くとこなんて、「オイオイ、借金踏み倒しかよ?」って感じでどーも納得行かなかったし、最期ビートたけしの女房役、田中裕子が健さんの子を妊娠したのも気に入らない。あんな小さな町で不倫してるのに避妊しないのかよー!なんたる無責任。てなことを鼻息荒く飲み屋で語ったら男性陣からは「健さんが避妊してるとこは想像つかない。似合わない。」と総スカン。まぁ言われてみれば確かにね。
4点(2004-02-17 12:45:33)(笑:1票)
215.  新選組始末記
時の大映スター盛りだくさんのこの映画、天知茂演じる土方歳三がいい味出してたが、全体としてはダメなハリウッド映画みたく派手なだけの軽い映画に思えた。
5点(2004-02-16 12:35:47)
216.  弁天小僧
河竹黙阿弥の作で五幕八場の世話物「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」、通称「弁天小僧」を題材に更なるエンターテイメント性を加えた軽快で楽しい作品。女装でもろ肌脱いで入れ墨を見せ、啖呵をきるあたりは歌舞伎そのままに粋な演出。江戸っ子の中の江戸っ子を演じるには上方役者の雷蔵は何処かはんなりしているが、そこはお愛嬌で【STING大好き】さんおっしゃる通り雷蔵の魅力が満載だ。押し寄せる御用提灯と屋根瓦の上での大捕物にはワクワク。時代劇の醍醐味を存分に味わえる。
7点(2004-02-16 12:23:26)(良:3票)
217.  25時(2002)
誰にとっても人生は一度きりだ。昨今簡単に「自爆テロ」とまるで新しい爆弾の一種かなにかのように言われるが、自爆する人にとってもたった一度の人生。その決意は並々ならぬものがあったろうし、彼らにその決意をさせたのは「神」ではなく「人間」なのだと言うことを理解しなければ問題の解決とは程遠い。なので【veryautumn】さんの意見は全くもっともで、私も9.11について語られる時いつも気にかかることだ。しかしこの映画については【?すぺるま代表取締役社長】さんの「社会派ではなく1本の映画として完成度が高い」と言う意見に同意する。これはニューヨークを舞台に描かれたベニオフの原作にスパイク・リーが非常に個人的な感情を織り交ぜて作った映画だと思う。他人をヤク中にした金でゴージャスな暮らしをしてきたモンティ、その金で高価な買い物をするナチュレル、分かっていながら傍観者でしかなかったジェイコブとフランク。モンティと彼にまつわる人々の一度きりの人生が失われた原因は、彼ら自身にあるのだという真実をスパイク・リーは提示し続ける。その上での圧倒的な喪失感、そして再生への希望。ビート詩人がポエトリー・リーディングをしているかのようなこの映画での「スパイク・リーの復活」を素直に喜びたい。  
8点(2004-02-16 12:02:32)(良:3票)
218.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
原作にかなり思い入れがあるので評価が難しい。なんと言っても原作は「20世紀で最も重要な文学」なのだから相手が悪い。それでもよくもこれだけのモノを作ったものよと感心した。その根性に7点。特に映像の素晴らしさには目を見張った。ただ、個人的に(「二つの塔」のレビューにも書いたが)私はこの物語を「人が自分のやるべきことをやる。その大切さと難しさ」がテーマだと思っているのでアラゴルンの描き方は少し不満だった。彼には最初(「旅の仲間」)からもっと王としての誇りと自覚、並々ならぬ決意を持っていて欲しかった。王としての証である折れたる剣「アンデュリル」を手にとることを彼が躊躇うなど考えられん(だいたい鍛え直されるのが遅い!)。彼にリーダーシップが足りない為にガンダルフが出しゃばり過ぎて、何から何まで魔法使いに指示される始末。挙げ句あの杖でボカスカ殴って戦うという変なツッコミ所を提供するに至った。<以降原作のネタバレ>因みに「サルーマンはどうした?」と色んな人に聞かれたので一言。フロド達一行が故郷に帰るとゴロツキを集めたサルーマンに乗っ取られホビット庄はめちゃめちゃにされていた。そこで今や立派な戦士であるメリーとピピンを中心に住民が蜂起して故郷を奪回、サルーマンは家来だった「蛇の舌」に殺されるという哀れな最期を迎えるのだった。  <追記>やっぱ時間たってみて自分の中に何も残ってないから点数下げます。フロドに対する世間の評価を低くさせてしまったピーター・ジャクソンとは考え方の相違を強く感じる。
6点(2004-02-16 11:29:50)
219.  道(1954) 《ネタバレ》 
BSで放映したので久しぶりに見たら、昔見た時よりザンパノに感情移入してしまった。ザンパノは果たしてそんなに酷い男か?財産も家もなく天涯孤独なザンパノは、教養もなく自らの身体を痛めつけることによってしか生活の術を持たない。そんなバックグラウンドを持つザンパノの一連の行動を批判できる程、自分は慈愛溢れる人間だろうか?精神を病んだジェルソミーナに途方に暮れ、面と向かって別れもいえず、寝ている間に置き去りにするザンパノの混乱が手にとるように分かる。大事なものを凝りもせずに失い続け、後悔にまみれながら人生を送っているダメな人間の私には、ラストのザンパノの悲痛な叫びに胸が張り裂けそうだった。
9点(2004-02-09 14:14:59)(良:4票)
220.  シービスケット 《ネタバレ》 
原作を読んでいるので自動的に脳内補完して見てしまった。なので純粋な映画評ではないとの批判があれば甘んじて受け入れます。急がず、ズルせず、とても誠実に作られたこの映画からは足下から沸き上がるような力強さを感じた。前半が長いとの批判が多いようだが、背景をある程度描かなければこの映画は「競走馬でいかに成功したか」と言うスポ根映画の印象が強くなってしまうのではないだろうか?そう言う描き方もアリだと思うが、私はこの物語を異なる人生が交わる事によって生まれた奇跡、諦めなければ人生にはセカンドチャンスの可能性があるという人生賛歌として受け止めているので前半部分は不可欠だったと思う。確かに限界までエピソードを削ぎ落としているので説明不足の感は否めない。しかしジェフ・ブリッジス、クリス・クーパー、トビー・マグワイアの演技からは登場人物達の人生を想像させるような説得力があり、説明不足のかなりの部分を補っているように思う。ウイリアム・メイシーのキャラも良いスパイスになっている。因みにシービスケットはハワードの牧場でのんびりと余生を過ごし静かに死んだ。ハワードは牧場にシービスケットを埋めたが、(あれ程シービスケットをアピールするこに必死だった彼なのに)家族以外の誰にもその場所を教えなかった。エンドクレジットを見ながら私の頭の中にはそんな原作のラストシーンが浮かび上がっていた。これってやっぱり反則かな・・。
9点(2004-02-09 13:50:49)(良:5票)
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