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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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201.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 
ヒトラーをコメディーにしたのにはビックリ。日本なら映画、テレビ、書籍を問わず面倒になりそうなことは手を出さないのが普通。最大のタブーにチャレンジしたのはすごい。 どの道ヒトラーを全否定するしか成立しないだろうなと思っていたが、その否定の仕方に見るべきものがあった。前半のコミカルな展開がゆるくて少し飽きてきたところ、後半はピリッとブラックユーモアも効いてシリアスに。 すっかり人気者になったのに、犬を殺した映像で大衆がドン引き。ところが自伝の出版でまた人気回復。そんなに単純なものではないと思うが、簡単に扇動される大衆への皮肉だろう。 現代社会に溢れる移民問題への不満が、再びヒトラーが台頭する下地になっている。ヒトラーが招いた惨劇の再来を警告しているよう。その怖さは感じさせる。 ただ、移民の弊害が自国を脅かす状態になったら対策は必要だろう。それが暴走すると民族の抹殺につながるわけだが、コントロールされた政策なら自衛手段としてやむを得ないことに思える。やたらと排外主義だと叫んで過激に糾弾するほうに違和感を覚える。 日本も不法滞在等による外国人犯罪の増加は看過できない問題で、他人事ではない。聞こえの良い理想主義で安易に移民を受け入れて治安の悪化が深刻なヨーロッパのようにならないように願う。治安が悪化してもそれを招いた連中は誰も責任を取らないのが目に見えているので。被害者のことよりも犯罪者の人権を優先する人権派が、再犯で犠牲になった新たな被害者に何の責任も取らないのと同じように。 郷に入っては郷に従えという言葉もある。中にはそんなことなど微塵も頭にないような人達が声高に権利ばかり主張して、ともすればこちらのほうが大人しく縮こまってるように感じるのは気のせいか。不用意な移民受け入れや極端な人権保護を唱える人たちが弊害を招くことで、その反動から極端な排外主義も生まれるという面もあるような気がするんだけど。 ただ、それを揶揄するようなことを映画に入れるのは、過敏かつ過激に反応する団体もあるから難しいのかも。映画としては排外主義への警告メッセージに比重を置いてるとは思うが、手離しで賛同できないところも残った。
[DVD(吹替)] 6点(2017-10-10 21:39:44)(良:1票)
202.  未来は今 《ネタバレ》 
社長が突然社屋上階から会議中に身投げ。マスバーガーはあえて田舎者の天然バカを新社長に据えて会社の評判を落とし、株を暴落させてから買い占めようと策略。その天然君が考案したのがフラフープ。これが大ヒットでマスバーガーのアテが外れたが、でっち上げをリークして天然君を貶める。フラフープのヒットで天狗になっていた天然君は梯子を外されて、前社長と同じように社屋上階から投身するが――。 ここで急にファンタジーになって醒めた。 フランク・キャプラ監督の「スミス都へ行く」と「素晴らしき哉、人生!」を掛け合わせて現代風にアレンジしたようなウェルメイドな作品。 コーエン兄弟には最初に観た「ファーゴ」のイメージがあったのだが、これは全然様子が違った。予定調和を避けながらバイオレンスとサスペンスの中にブラックなユーモアがスパイス的に入っているのが持ち味。この作品にはそれが見られず、コメディとしても笑いのツボが合わない。 カルト的な人気を持つコーエン兄弟が一般向けに寄せて映画を作ったら、角が取れてこうなっちゃったって感じ。似合わないことをやらされた感がある。まるで得意技を封印させられた格闘家のよう。 予算のかかった大作でポール・ニューマンなど大御所も出ている。その割りに内容があまり印象に残らない。 コーエン兄弟のファンでも何でもないが、コーエン兄弟マニアはこういうのも受け入れられるのかどうかちょっと気になった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-10-01 00:18:09)
203.  道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48 《ネタバレ》 
AKB全盛期には1ミリも興味がなく、どちらかといえばその音楽とパフォーマンスを鼻で笑っていた口だが、その後バラエティ番組から面白くて可愛げのあるNMBにだけ好感と関心を持つように。 このドキュメンタリー映画はどこか高校野球の舞台裏に通じるような。テレビでもダンスや吹奏楽など女子部を舞台にしたドキュメンタリーがあるが、それに似たひたむきさと桜の花のような刹那的なものが伝わってくる。  同じCDを何十枚何百枚も買わせるようなAKBの集金システム自体は眉をしかめるものがあるが、メンバーだけを見れば純粋に頑張っている姿を応援したくなる。集金システムはこの応援したくなる心理を巧みに利用しているのだが。それに嵌っているファンも、そんなことは重々わかっていながら推しメンを喜ばせたい気持ちが勝つのだろう。まあそういった大人の事情の裏側までは映画では見せないけれど。  NMBをまったく知らなかった監督を起用しているので、それほど深く切り込んではおらず全体的に浅くてわかりやすい作り。一番フォーカスされていたのはフロントメンバーではなく、長い下積み状態に耐えて初選抜となった沖田彩華。喜びで涙を流す姿は、初めて補欠からレギュラーになれた三年生のイメージが被る。それに対して、結婚宣言で一躍話題になった須藤凜々花のナレーションには、NMBとは本質的に異質なあざとさを感じる。チームで青春する高校野球に個人主義でしたたかな大人のプロが一人混ざっているようで・・・。
[映画館(邦画)] 7点(2017-09-30 22:19:18)
204.  ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》 
銃乱射事件の被害者が、銃を販売した責任を求める訴訟を起こす。銃社会を根本から揺るがしかねない訴訟は、陪審員の選定が大きな分かれ目ともなる。アメリカの陪審員が被告と原告の同意で選定されていく様子は、知らない世界を見れて興味深い。 陪審員の票を得るために、身辺調査して弱みを見つけて脅したり餌を仕掛けたり手段を選ばない弁護側。ただ、家宅侵入でデータの盗みは放火にまで至っては、手段が荒くリスクが大きすぎてリアリティに欠ける。そうなっては警察も本格的に捜査もするし、犯罪が暴かれればすべてを失うのだから。警察沙汰にならないようなずる賢さもなく、おまけにいっぱい食わされて大金を支払うようでは、とても超一流の有能弁護士には見えない。 票を売って大金を儲けるつもりの二人に見えたが、それは痛ましい過去から生まれた信念のある策略だった。悪徳弁護士にいっぱい食わせたオチにはカタルシスがあって後味は良い。 日本がアメリカのような銃社会でなくてよかったとしみじみ思う。
[DVD(吹替)] 6点(2017-09-29 23:42:53)(良:1票)
205.  新しき世界 《ネタバレ》 
ギャングの跡継ぎ問題に、警察の潜入スパイが暗躍する。警察サイドで絵を描くチェ・ミンシクの手段を選ばない非道っぷりが見事。クセのある役をやらせれば本当に存在感がある。 韓国の俳優の中では、キム・ユンソク、ソン・ガンホと並んで、主役も張れるおじさん三人衆の一癖も二癖もある役の演技はいつも凄味を感じさせる。日本の俳優であえて探すなら香川照之のイメージか。 その上司に終始振り回される潜入捜査官のジャソン(イ・ジョンジェ)。捕まった同僚の女スパイを自らの手で射殺したのは、なぶり殺しにさせるのが忍びなかったから。 その辺りまではマフィアものとしてとても面白く、めちゃくちゃ期待値も高まったのだが、その後付いていけず失速。 警察官だとバレたのに、チョンが見逃したのがどうにも腑に落ちない。見逃したのには深謀遠慮があるのかと思いきや、若い頃から一緒にやってきたという友情が理由。それならばその堅い絆を築く過程を見せてくれれば感情移入もできたのに。ラストでちょこっとそれを見せられても響かない。 それにいくら友情があったとしても、相手がスパイで今まで騙してたとわかれば見逃すわけがない。 主人公ジャソンのキャラもブレてるように感じた。若い頃はチャンよりイケイケだったなら、葛藤している姿はすべて演技だったのか。 いろいろ振り回されたり葛藤してたりするわりには、最後の皆殺しの割り切り方が人格豹変のように見えてついていけない。意表を付いた展開というのにありがちな、不自然さを感じてしまった。「ゴッドファーザー」のマイケルのように、説得力のある過程が描かれていればついていけたと思うのだが。もったいない。
[DVD(吹替)] 7点(2017-09-27 20:11:49)
206.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 
戦争でしか生きている実感が沸かないような大佐が、島の守り神コングに戦争さながらの敵意を燃やす。決して根っからの悪人ではなく兵士としての使命感があるので余計にタチが悪い。確固たる信念と勇猛果敢な行動力も、歪んだ独善的な思い込みなら毒にしかならない。  恐竜みたいなのがいっぱい出てきて「ジュラシックパーク」のようなノリ。ラスボスのトカゲの化け物は敵役としてはちょっとカッコ悪くて雑魚キャラに見えちゃうのが残念。 エンドロールが終わってからラストシーンがあるので、事前情報がなければ見逃しそう。エンドロールが始まると鑑賞を終えたいので、このパターンが増えると嫌だな。続編がしたいがためだけの蛇足のようにも見えたし。 このシリーズは1933・1976・2005年版も見たが、1933年版は初期の特撮技術のせいで馴染めなかったため除外するとして、1976や2005年版のほうが面白かった。
[DVD(吹替)] 6点(2017-09-26 20:14:58)
207.  マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 
「七人の侍」「荒野の七人」ともに好きな映画だが、それよりも明らかに落ちる。 アクション重視のようで、戦闘シーンが長くて映像も凝っている。ガトリング砲も出てきて戦闘の迫力はアップしたが、西部劇なら一対一のガンマン対決のほうが好み。間合いもへったくれもありゃしない。 大作のスケール感と戦闘の迫力は上だけど、アクションよりもストーリーや人物の魅力のほうが気にかかるので、そちらのほうに深みや魅力を感じなかったのが残念。 イーサン・ホークの老け方にビックリ。別人かと思った。
[DVD(吹替)] 6点(2017-09-26 20:13:44)
208.  麗しのサブリナ 《ネタバレ》 
お抱え運転手の娘と大金持ちの当主の息子。デビットがお尻にケガしてマヌケな姿になったところで、本当の王子役はデビットではないとわかる。 途中から結末は見え見えだけど、安心して見ていられるベタなラブストーリー。帽子のつばを直すことで正体を伝えるシーン等、ところどころにビリー・ワイルダー監督らしいシャレた演出が見られる。 ただ、サブリナに「ローマの休日」のアンのような魅力はない。スレていなくて素直な点は同じにしても、あれだけチャラいデビットに惹かれるミーハーっぷりを見せながら、すぐに兄ライナスに心変わりするのは薄っぺらい女にも思える。誰の言うことも聞かない跳ね返り娘だったのに、ライナスの企みを知った場面で妙に物わかりのいいレディになって引き下がるのも不自然。 一番の障害は、ハンフリー・ボガートとオードリーが父娘にしか見えないこと。これでは話に乗れない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-09-21 22:28:35)(良:1票)
209.  パリ、テキサス 《ネタバレ》 
トラヴィスにもジェーンにもまったく共感できなかったので、ひたすら長く感じられた。 男と女の哀しいすれ違いはマジックミラーで象徴的に表されているが、その切なさを感じるよりも子供のいる大人二人の身勝手さのほうに引いてしまう。捨てた子供を今度は勝手に連れ出されては、わが子のように何年も育てたウォルトとアンもたまったものではない。トラヴィスとジェーンの苦悩よりそっちの二人のほうが気にかかった。 道路を挟んで帰る父子の姿は良かったけれど、いい年をしたこの男は何の責任も取れていない。自分がいないほうが子供と女の幸福になると考えてのことだろうが、それをもって最善を尽くしたとは到底思えない。 ところどころに象徴的で意味深いシーンもあるのだが、主人公が好きになれない時点で心に染みてこない。ダメ男でも共感できて好きな映画もあるけれど、これは自分にとって全然だった。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-09-10 22:10:45)(良:2票)
210.  秘愛 Secret Love 《ネタバレ》 
7年交際中の男との結婚を控えた女が、イケメンと出会ったその日に関係を持ってしまう。結局ひと時のアバンチュールで終わって予定通りの結婚を選ぶ。 ストーリーはベッドシーンのためのおまけのよう。 ヒロインは、ミスコリア、麻薬逮捕、売春容疑、夫の自殺と波乱万丈のソン・ヒョナ。ふとした瞬間の顔がかとうれいこに似ている。
[DVD(吹替)] 4点(2017-09-09 15:15:50)
211.  女は男の未来だ 《ネタバレ》 
ヒロインのソン・ヒョナを巡って、アメリカ留学から映画監督になって帰国したキム・テウとその親友で大学教授になったユ・ジテとの三角関係。 男女の機微は随所にリアルに出ていてニヤリとさせられるけど、ストーリーは若い頃の恋愛を振り返って懐かしむような感じで何てことはない印象。男女関係のあるある感を楽しむような映画。  終盤、大学教授が飲み会で学生に説教しながら、その帰りに女子学生をホテルに連れ込んでしまう。自分に正直に生きるというのは下半身に正直に生きるということか。なんだかんだいっても結局いい女とやることばかり考えてるのかと。 ところが、教授に詰られた男子学生が跡をつけていて、二人がホテルに入ったことがバレてしまう。教授が男子学生の今後の動きを気にしながら女子学生をタクシーに乗せて見送るシーンで映画は終了。告発されないかビクビクしている教授の心の内が見えるようで、その姿がとても滑稽に映る。
[DVD(吹替)] 5点(2017-09-09 15:14:17)
212.  春香秘伝 The Servant 《ネタバレ》 
権力を握った者が横暴に下の者を踏みにじる。下男の主人公にはなす術もない。 ラストで現実の悲劇をチュニャンが望んでいたような美しい物語に仕立てようとするのが腑に落ちない。そんな聖人のようなキャラでもなかったはずで、無理のあるキレイごとに感じられる。恨みを募らせるならわかるが、人間そこまで割り切れるものじゃない。 そこに至るまでのストーリーはなかなか見ごたえがあったのだけれど。
[DVD(字幕)] 6点(2017-09-09 15:13:07)
213.  少女(2016) 《ネタバレ》 
教師が生徒の書いた原稿を盗んで新人賞――ってところで、もうありえなさすぎてゲンナリ。湊かなえの描く悪人はデフォルメしすぎたステレオタイプが多い気がする。この原作は未読だが、小説もこんな感じなのだろうか。 由紀に迫った変態エロ親父が痴漢の濡れ衣で金をせしめる紫織の父親。子が子なら親も親の典型だ。そこはオチがついてまだ良かったけど、それ以外でもあまりにも出来過ぎた偶然に笑ってしまう。由紀がボランティアで知り合った少年の父が、敦子のボランティア先での上司だったとか。 そんなこんなで随所で嘘っぽさが顔を覗かせるので、感情移入もできず。 本田翼の演技はまったく期待してなかったが、思ったより上手かった。山本美月は際立った美形が印象に残る。
[DVD(邦画)] 4点(2017-09-08 19:40:07)
214.  きみはいい子 《ネタバレ》 
『そこのみにて光輝く』が暗く退屈で、呉美保監督は師匠が個人的に苦手な大林監督というのもあって勝手に相性が悪いに違いないと思っていた。が、この映画は良かったし、大林監督とも作風が違っていた。 虐待された子が親になったら心ならずも我が子を虐待してしまうというのはよく言われていることだが、この映画には雅美の葛藤がよく出ている。同じように虐待された過去を持つ陽子は、愛にあふれた優しい母に。そうなれたのは、暴力親から庇って抱きしめてくれた近所のお婆ちゃんがいたから。一人でも抱きしめてくれる人がいれば、子供を救うことができる――そんなメッセージが伝わってくる。 認知症のお婆さんと自閉症の子供の交流もほっこりさせられる。  言うことを聞かない生意気なガキをきっちりと叱れない新米教師岡野の頼りなさにイライラ。昔は時にはビンタで愛のムチも辞さない恐い先生がいたものだが、今はモンペが黙っていないのでそんなこともできないのだろう。教師が手出しできなくなって子供がつけあがる。そうして学級崩壊へという悪循環。 こういう状況で「家族に抱きしめられる」宿題なんか出したところでバカにしてやってくるわけがないのだが、欠席者一人(義父に虐待されてる神田)以外は全員やってきているところがあまりに絵空事に感じられる。気まずくて言い出せない子供や、言われても無視する親は絶対にいる。拒否された子はさらに傷つくことを考慮にいれない、超楽観的な宿題だ。 岡野が神田宅に乗り込むところで映画は終わっているが、そこまでやる気持ちは大事。あのクズ親相手なら、自分の無力さを思い知ることになるだろうけど。 それにしても、今の学校はつまらないことでがんじがらめで先生が気の毒になる。あれでは教師に心の病が増えるはずだ。職業病と言っていい。男子も女子もさん付けで呼ばなければいけないとか、もっと大事なものがあるだろうに、本当にくだらない。
[DVD(邦画)] 7点(2017-09-07 23:07:24)(良:1票)
215.  トラフィック(2000) 《ネタバレ》 
麻薬撲滅担当になった判事と麻薬に溺れて落ちていく娘。 相棒がサラザール将軍の闇の麻薬取引をサポートしていた麻薬捜査官。 麻薬関連の容疑で逮捕された夫を守るために不利な証人を殺害しようとする妻。 3つの話が並行して進んでいく。 麻薬で堕ちていく普通の女子高生がとてもリアル。一番エゴイスティックで怖いのが、夫を守るために簡単に悪に手を染めたキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。 『ボーダーライン』とはまた違ったタイプの映画だが、麻薬汚染の実態を垣間見る思い。
[DVD(字幕)] 7点(2017-09-02 10:25:49)
216.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》 
交渉の達人がソ連のスパイの弁護士を引き受ける。理論武装した口八丁の人間は好きではないが、味方にすれば頼りになるタイプ。 1対1の人質交換を2対1にした手腕は、失敗すれば責任を取りきれないようなとんでもないリスクを背負ってのことだったので、余計に光った。 「心配じゃないのか?」と聞かれる度に「それが役立つのか?」と超然としている老スパイの言葉が耳に残る。どれだけの修羅場を潜り抜ければああいう言葉が吐けるのだろう。 実話の基づく映画は、事実に偏りすぎれば散漫で淡々としたものになったり、フィクションを入れすぎれば実話の意味が薄れたりするけれど、この映画はその辺りのバランスがよく面白かった。
[DVD(吹替)] 7点(2017-09-01 22:06:34)(良:1票)
217.  晩春 《ネタバレ》 
娘を思うがゆえの父の嘘。孤独な父の姿には哀愁を感じるが、娘がファザコンすぎてちょっと引く。 現代の映画に慣れていると、ストーリーも静かで間延びして感じられる。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-09-01 22:05:04)
218.  私の少女 《ネタバレ》 
ペ・ドゥナは小悪魔的な役が好きだったが、年齢を重ねて今回は陰のある大人の役。同性愛者としての傷を持ちながら、虐待された子を助ける女性警察官。少女はどこかで見た顔だと思ったら「アジョシ」に出てた子だった。 少女を虐待する義父と祖母が本当に憎々しいキャラで殺意が沸く。こういう役は韓国映画はマジで上手い。
[DVD(字幕)] 5点(2017-09-01 22:03:45)
219.  ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 《ネタバレ》 
石油発掘で手段を選ばず成り上がったダニエルと、預言者として独善的な信仰を押し売りするかのようなイーライ牧師。 二人の確執は、お互いに相手に一番ダメージを与える術を探っているよう。そこには憎しみしかなく、憎しみの行く末は破滅だけ。 嫌な奴同士がやりあうのは、高見の見物的な面白さはある。リアルでは絶対関わりたくないタイプだけど。
[DVD(吹替)] 7点(2017-08-31 23:06:00)
220.  まほろ駅前多田便利軒
連続ドラマの前にこの映画版がある。なので、この映画を先に見ておいたほうがドラマの設定や二人の背景を理解しやすい。
[DVD(邦画)] 5点(2017-08-31 23:03:36)
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