221. ハウスメイド
《ネタバレ》 こういう世界で育つ子供って実際いるんでしょうが、なかなかシビアなもんですな。ウニちゃんもやがてあの美しい婆ちゃんのような怖い女になってしまうのでしょうか。インテリアやファッションなど富裕層向けのファッション誌そのままの世界で目の保養になりました。裏が非常に面倒くさそうなので実際には憧れないけど(笑) [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-17 15:04:41) |
222. 食べて、祈って、恋をして
《ネタバレ》 アラサーアラフォー世代にとっては、これって憧れなんだろうか。いや私も確実にその一人なんだけど、小金持ってるからっていい歳して自分探しかよ、痛い女だなーとしか(笑)。都会で働くプチ富裕層女性向けのファッション雑誌のトラベル特集のような胡散臭い作りものハイライフ感がなんとも薄ら寒い。唯一感情移入できたのは旅先で出会った彼とのお互い恐る恐るの大人の恋がついに実るシーン。「やっぱいくつになっても女にはこういうフェロモン補給が必要だよねー!」と、心底うらやましく思った寂しい40代は私です。ところでロバーツってホントに美人なの?と見る度に思ってしまう私の目が変なのだろうか? [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-07 10:22:57) |
223. いまを生きる
《ネタバレ》 坊ちゃん学校のお坊ちゃん達、ナイーブ過ぎる!自由人な大人に「いまを生きる」なんて感化されて、ちょっと目覚めたからって今すぐにそんなに生き急いでどうする。まーそれが若さって言えば身も蓋もないんだけど。キーティングは魅力的な教師だと思うが、自分が若かった頃より今の若造はずっと脆弱だって認識が欠けてたからこんな悲劇につながったんじゃなかろうか。何だかやたらもどかしい展開のうえ、ラストは救われない話なので、邦題からイメージするようなカタルシスは皆無。R.ウィリアムスのキラキラお目々演技はいつもながら秀逸。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-07 08:44:24)(良:2票) |
224. レイチェルの結婚
《ネタバレ》 キムの痛々しい暴走っぷりも分かるけれど、問題を抱えた兄弟に周囲がかかりきりで、手がかからないいい子だったからこそ放置され、ずっと寂しい思いをしてきたレイチェルの気持ちもよく分かる。そういう積年の恨みがあるからこそ「自分の結婚式ぐらい、私を第一にしてよ!」と思うのは当然だろうと思うと、レイチェルが意地悪姉さんにはとても思えなかった。そしてこの姉妹をそうした不幸な関係に貶めた要因は、どうやら身勝手な実の母親にあるということを、さりげなく示唆している。ひと癖もふた癖もある女達に囲まれて、優しいけれど不器用なお父さんの孤軍奮闘が切ない。とまあテーマは良かったんだけど不必要にダラダラと長いパーティ描写のせいでもう一度観たいと思えないところが残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-26 15:13:58) |
225. 17歳のカルテ
病んでますねー。でもひたすら青いだけで、むしろ現実世界よりも淡々としたぬるい展開が続き、いったいどこから本格的にドラマが始まるのかと思っていたら最後までそんな感じだった。というわけで最初から展開が読めてしまいやや退屈。時代背景のせいか、設定の割に個々のキャラ立ちが今ひとつ中途半端でパンチに欠ける。ちなみに女子中学生と一緒に観たが、さして感情移入出来なかった模様。邦画の「クワイエットルームへようこそ」の方が面白かったけど、この作品から着想したんかな? [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-24 01:14:39) |
226. PARIS パリ
ビノシュはもともと美女なのにイイ感じに程よく劣化しつつ歳食ってく感じが女優として貴重。しかしこの映画をパリっ子が見たら「そうそうこんな感じ」と納得できるほどパリの日常を現しているんでしょうか?なんか現地事情をよく知らないまま憧れてるジャポンのいい年したお花畑女子が妄想したパリ、って感じがしたんですけど、これでいいんですかね?(笑) [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-24 00:59:42) |
227. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 映画としての完成度が高いのは分かるが、どうしても主観で観てしまい点が辛くなる。とにかくかっこわるい男性がたくさん出てくる映画。映画の中でぐらい、現実には望めないような内面・外面揃ったイケメンを観たい!と思っている私にとっては残念すぎるキャラクターばかり。最後の最後になってジャック・レモンはカッコイイ男になるんだけど、そこに行き着くまでがダメすぎる。不名誉な誤解を受けてもヘラヘラ笑ってるなんて、出世の為であっても性格所以であっても情けない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-18 12:38:57) |
228. 雷桜
あらま、点数低いこと低いこと。確かに色々無茶を押し通しまくりで外国人が「日本の時代劇ってこんな感じ」という適当な妄想をもとに作った日本映画、ってな感じは否めませんが、そもそもがファンタジーなんだしやれ時代考証だの何だのとリアリティを求めても仕方なくね?と思った次第。例によって蒼井優目当てで観たのだが、思いがけず小出恵介が良かった。優ちゃんは、怒鳴るわ暴れるわ化粧っ気ないを通り越して小汚いわ・・と、およそ綺麗どころ感ゼロの熱演に女優魂を感じました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-10-23 18:01:28) |
229. クレイジー・ハート
《ネタバレ》 ジェフの歌は予想以上に良かった。本場のブルーグラス・フェスを見たことあるがもっとグダグダのおっさんがいっぱい登場していた(笑)。いやむしろこの映画に足りないのは正にそのグダグダの修羅場感かも知れない。話の展開が一々予想通りで綺麗にまとまりすぎな印象で、ジェフのカントリー歌手デビューPVかと思うほど淡泊な印象。あっさり完了したアル中からの更正も、その後のとんとん拍子の成功も、あまりにも淡々と描かれていて拍子抜けした。オスカー受賞に異論はないが、還暦近いオジサン達に現実の厳しさを叩きつけない甘い映画なのかも知れない。ラストで元鞘に戻らないのが救い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-25 23:33:59) |
230. パニック・ルーム
《ネタバレ》 またジョディが頭脳プレイで勝つパターンか。もう絶対そうなるって分かってる安心感半分、退屈半分。我らがスーパーガール・ジョディの見せ場を作るためのしわ寄せとなった数々の突っ込みどころをスルーする心の余裕があれば楽しめます。犯人達の隙を突いて一瞬外へ出るシーンは本気で心臓がバクバクしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-11 01:37:55) |
231. バージニア・ウルフなんかこわくない
《ネタバレ》 婚約中のカップルにとっては、まさに悪夢のホラー映画。最初から最後まで醜悪な夫婦ゲンカを延々と見せつけられ、結婚に関して夢も希望も失せる話だが、キワ物見たさでつい最後までぐいぐい見てしまう。4人の登場人物がそれぞれにタイプの異なる不快キャラなので、いかに醜悪な人間を演じるかという意味で名優達のこれでもかという力の入った競演を恐る恐る拝見させていただいた感。特にリズの毒気が凄まじいので再見するならよほど元気な時でないと無理。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-10 17:15:22) |
232. FLOWERS フラワーズ
豪華キャストだが、こんなにいっぺんに持ってこられても有り難みが薄れる。資生堂の超長編CMだと思えば納得できる無理矢理感に加え、時間軸の移動が不自然で少しずつイライラさせられた。それでも娘を持つ母親にとってはど真ん中のベタ演出に不覚にも2回ほど涙してしまい、自分の年を思い知らされた。また昭和臭あふれる背景にツッコミを入れるのは楽しく、久々に近江屋洋菓子店に行きたくなった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-04 18:17:50) |
233. 百万長者と結婚する方法(1953)
マリリンの天然コメディエンヌぶりが本当に可愛い。盛りを過ぎれば劣化を囁かれるばかりのイケメンと美女にとってコメディこそが長生きへの道なれば、今時の若い可愛い子ちゃん達(死語)もマリリンに学ぶべき! [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-05-29 15:37:14) |
234. アバター(2009)
《ネタバレ》 偏頭痛持ちには禁忌と聞いたので、普通に2Dで観た。ダンス・ウィズ・ウルブスをベースに、ナウシカともののけ姫とラピュタと・・あとナニ? あ、スターウォーズエピソード6か。しかしアメリカ人は侵略戦争と「俺たちの正義」ものが好きだね~。CGがウリの映画と聞いていたので(確かに一見の価値在り)、最初の方に出てきた実写の俳優達も全部CGかと思って「すっげーリアルだなぁおい!!」と無駄に感動してしまったアホは私だけ? [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-02 10:24:42) |
235. ザ・ロック
頭が切れるはずなのにおよそ合理的とは思えないハメルの言動にでっかい疑問符が付いたまま話が進行するのがなんとも鬱陶しいが、アメリカ人らしい「俺こそが正義」イデオロギーにのっとればこんなものかと渋々納得。しかし外人のハゲのフェロモン指数の高さは異常。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-01 16:14:07) |
236. ジェイン・オースティンの読書会
《ネタバレ》 オースティン作品自体を1作しか読んだことがないので、これはやはり実際にオースティンマニアだとか作品の多くを愛読しているような人が観ればもっと楽しめるのでは?と思いつつ観た。でも、最期まで観た結果、あえてオースティンの長編を何冊も読了してから再度この映画を観ようという気にはなれなかった。知的なムードとこじゃれた演出でオトナ女子の心をつかむお洒落映画にまとめたかったのかもしれないが、残念ながら生き方が憧れの対象になるような女性キャラが一人もいない。自分勝手で魅力のない出戻り夫なんていらないし!傷心の女友達にお慰みとして見知らぬ男を押しつけるとかあり得ないし、それをさも女の友情のように思って悦に入ってる女たちに違和感を覚えた。ちなみにこの映画を人に勧められたことをきっかけに実際に某ジャンルの読書会を主宰するようになった。(苦笑) [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-29 22:25:37) |
237. 落下の王国
《ネタバレ》 オープニングから映像美にうっとり。見た目は愛くるしくて無垢なアレクサンドリアだけれど、失恋を受け止めきれずに死のうとするロイに対し、その空想の中で彼を踏みとどまらせて救った彼女の方がずっと強くて大人。冒険ストーリーはなかなか面白かったのに、肝心なクライマックスの対決シーンが何とも迫力に欠けてちょっと残念だった。それにしても、弱い大人の病んだ行動とはいえ、幼い子供が嫌がるストーリーをあえて語って泣かせるのってとても残酷で、見ていて心が痛かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-21 15:41:14) |
238. 悲しみよこんにちは
奔放な父親に倣って自由気ままな暮らしを気取ってはいても、実は自分で思っているよりずっと幼い小娘の、お洒落で優雅で空虚な人生。ジーン・セバーグがキュートすぎる。彼女のPVとしてなら10点あげたいほど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-20 12:30:33) |
239. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 テンポ良く進むので退屈はしないが、おふざけがすぎます。あの結末で弟を抱擁できる兄の器は相当デカイ。続編で弟をひっかけるべし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-20 12:12:19)(笑:1票) |
240. フライド・グリーン・トマト
《ネタバレ》 中心となるイジーとルースの物語に対し、語り部ニニーの関係が今ひとつ曖昧なまま話が進行するので、「ああこれは要するに…」と観ている方はオチを察するものの、ラストの種明かしが何だか微妙な演出だったのでつい考えてこんでしまい、感動しそびれてしまった。蜂蜜に添えられたメモの筆跡が妙に若い、とか。病室の壁一面に貼られた写真と薔薇の切り抜きをエブリンが発見するシーンも、薔薇のガーリーなイメージがボーイッシュなイジーからかけ離れていたので、ニニーが当事者という感じがせず、あくまでも二人の関係に憧れる女子校的三角関係だったのか?などといらぬ深読みをしてしまった。素敵だったのは、人種差別が盛んな頃の南部にありながら、白人と黒人とが心の底ではお互いを信頼し尊重し合って暮らしている小さな町がありました、という心温まるおとぎ話が描かれていたこと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-10 10:30:37) |