2381. ファイナル・プロジェクト
相変わらずの盛りだくさんのアクションは見応えはあるが、全体的にまとまりが悪かった。いまいちジャッキーが乗り切れてないというか、動きにキレがなかった感じがした。いつものことだけど、ラストのあっけなさもマイナス点。 [ビデオ(字幕)] 4点(2003-10-28 10:10:12) |
2382. コン・エアー
何度観てもこの“馬鹿アクション映画”は面白い。 もう流石に見飽きたかと思い、一番好きなラストカットだけ観ようと動画配信サービスにて再生を始めたが、結局最初から最後まで観てしまった。 この手の大味さこそが売りの愛すべき娯楽映画のことを“馬鹿アクション映画”と勝手に呼ばせてもらっているわけだが、この映画こそが、その頂点に君臨する作品と言って過言ではない。 個人的には、中学生時分に一人で映画館に通い始めた頃に観た作品でもあり、自分の映画鑑賞人生においても印象が強い作品の一つと言える。 思い返してみれば、ジョン・マルコヴィッチもジョン・キューザックもスティーヴ・ブシェミも、出演映画として初めて観たのはこの映画だったような気がする。 故に、勿論その後彼らの他の映画も沢山観ているけれど、この映画のキャラクターの印象度が極めて高い。 何と言っても豪華に取り揃えた“凶悪犯軍団”が、馬鹿馬鹿しいほどに魅力的な要素で、彼らの存在感がこの映画の“馬鹿”面白さを助長している。 ボス役の名優・ジョン・マルコヴィッチを頂点にし、ヴィング・レイムス、ダニー・トレホとアクの強い脇役を取り揃え、伝説の連続殺人鬼役にはスティーヴ・ブシェミが不気味な存在感をこれでもかと見せつける。 わらわらと群がるように襲いかかる悪党たち、それに無精髭と長髪を振り乱して奮闘するニコラス・ケイジ、爆発につぐ爆発……、暑苦しくて、工夫の無い娯楽映画に見えがちだが、随所に散りばめられたエスプリが小気味良く効いている。 今後も、観る気がなくとも目の前に映し出されてしまえば、きっと最後まで観てしまうのだろう。 前述の通り、大好きなラストカットを見届けて、そうつくづく思う。 [映画館(字幕)] 9点(2003-10-28 10:06:13)(良:1票) |
2383. マーヴェリック
珍しくコメディ映画に出演しているジョディ・フォスターが可愛らしく魅力的だった。3人の登場人物による騙し合いが最後の最後まで痛快だった。「娯楽映画」という言葉がぴったりな映画だった。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-28 09:58:29) |
2384. ザ・ターゲット(1996)
当然ながら期待すべきほどの映画ではないが、「陰謀系サスペンス」が無類に好きな人なら最低限の緊張感は楽しめる。もはやB級映画俳優になってしまったチャーリー・シーンの演技も独特の味わいはある。相変わらず「絶対何か企んでる!」というキャラクターを演じるドナルド・サザーランドの貫禄も魅力。 [映画館(字幕)] 4点(2003-10-28 01:25:07) |
2385. 素晴らしき日
この手のラブコメとしてはよくあるストーリーではあるけど、この映画には良質な雰囲気の良さがあった。主人公や子供たちの細かな仕草がとてもあたたかい空気感をかもし出している。映画には出始めのジョージ・クルーニーは今と比べると洗練されていないが、その相手のミシェル・ファイファーは子持ちのキャリアウーマンを愛すべきキャラクターで好演している。 7点(2003-10-28 01:17:01) |
2386. アライバル-侵略者-
ビデオ映画並のB級っぽさはあるが、映画全体の出来は悪くなかった。むしろある種のチープさがストーリーに合っていたように思う。あまり大作には出演できないチャーリー・シーンであるが、こういった雰囲気の作風にマッチするキャラクターも俳優として重要なものだと思う。 6点(2003-10-28 01:10:39) |
2387. マルタイの女
他の作品と比べると、何か派手さを意識して「~の女」シリーズ特有の社会の裏を描いた良い意味での地味さがなかったようには思う。しかし、伊丹作品独特の台詞回しや、曲のあるキャラクターは健在で充分楽しめる。この映画を最後に監督は自殺してしまったわけであるが、飄々と社会の本質を描いてきた伊丹監督の持つ心の闇とは一体何だったのだろう。 6点(2003-10-28 01:06:10) |
2388. プロゴルファー織部金次郎3 飛べバーディー
武田鉄矢演じる織金のキャラクターは、面白みがあり、それにスポ根的要素がバランスよく噛み合っていたのがパート1の痛快さであった。シリーズ3作目となる今作もそういった痛快さがないわけではないが、もはや二番煎じ、三番煎じもいいとこで、同じことの繰り返しという印象しかもてない。 [地上波(邦画)] 3点(2003-10-28 00:59:35) |
2389. ケーブル・ガイ
ケーブルテレビ屋的ストーカーを強烈なキャラクターで演じたジム・キャリーは見事なインパクトを見せたと思う。しかし、ストーリー的には盛り上がりがなく、意外に淡々と終わってしまった印象がある。 [ビデオ(字幕)] 4点(2003-10-26 14:41:47) |
2390. 炎の大捜査線
ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、レオン・カーフェイ、アンディ・ラウ、と香港の豪華キャストを揃え、そのほとんどを殺してしまうという破天荒なバイオレンス(?)には、唖然とするしかなかった。どこまで本気で作っているのか、その真意は分からないけど、今思えば、愛すべき駄作と言うにふさわしい映画だったのかもしれない。 1点(2003-10-26 14:37:40) |
2391. 花嫁はエイリアン
やはり、本質的によく出来た映画というものは、有名でなくても、ヒット作でなくても、観た人の心に強く残るものだということを実感させる映画だったと思う。キャスティング的にはスターが顔を揃えているが、ほとんど名の知られていないこの作品は、小気味いいキャラクターとストーリー展開で、不思議なインパクトを残すB級映画の秀作である。 [地上波(吹替)] 6点(2003-10-26 14:33:13) |
2392. 耳をすませば(1995)
最初に観た時は、丁度主人公たちと同じ年頃で、その熱っぽさに恥ずかしさからか引いてしまうところがあったけど、数年たった今観ると涙が溢れる。今求めるものが、あの頃確実にあったという懐かしさと惜しさに胸がつまる。実際にあんな行動をする中学生はまずいないだろうけど、可能性をはらんだ純粋なエネルギーがリアリティを出す。あの頃の未知なる希望は、はるか遠くにいってしまった。でも、まだ、届かないわけではない。 [DVD(邦画)] 10点(2003-10-26 14:28:23)(良:2票) |
2393. フリー・ウィリー
明らかな「演技」を見せるシャチは見事だが、映画として感動するまではいたらなかった。動物もの特有の感動を誘うあざとさが際立ち、感情移入できなかった。 4点(2003-10-26 14:19:30) |
2394. エイリアン3
それぞれの作品が、別の監督によって作風の違った秀作に仕上がっているところがエイリアンシリーズの優れたところであるが、今作もデビッド・フィンチャー版のエイリアンとして良作になっている。監獄星を舞台にしたことで全編が密閉感に包まれた熱気と泥臭さに溢れており、明らかに一線を画す世界観は見事だった。シリーズの中では最も派手さはないが、衝撃的なラストシーンなど見応えは大きい。 8点(2003-10-26 03:29:20) |
2395. 大空港
この後、連作されたエア・ポートシリーズの第一作。シリーズとしては航空パニックの傾向が強いが、オリジナルである今作は空港、旅客機内を舞台とした群像劇の色合いが強い。様々な人間の思いが文字通り行き交う舞台として、飛行場という設定は優れていたと思う。 [地上波(吹替)] 7点(2003-10-25 14:59:51)(良:1票) |
2396. アナコンダ
ジャングルの大蛇という、モンスター映画としても非常に単純な題材ではあるけど、CG等にある程度のクオリティを保ちつつB級テイストの仕上がりは味わいがあった。アナコンダから吐き出され、半分溶けている悪役ジョン・ヴォイトのウインクが印象深い。 [映画館(字幕)] 7点(2003-10-25 14:54:31)(良:1票) |
2397. スピード2
新たな発想も何もないのに、とりあえず作られたヒット作の続編ほど悲しいものはない。前作の価値を下げてしまうのなら作らないほうがまし。まあ続編というものは常にそういう危険性をはらんでいるものだから仕方ないとも言える。主演のジェイソン・パトリック、この頃米国ではフェロモン系男優として女性を中心に一瞬人気が出たんだけど、日本では受け入れられず、すぐに消えてしまった。 2点(2003-10-25 14:46:31) |
2398. REX 恐竜物語
何をもってこういう映画を作ってしまうのか、その意図が理解できない。作る段階で、「あー、これ絶対つまらないなあ」と製作者側は感じないのだろうか。まあもはや過ぎ去った日本映画の過ちとして、記憶の片隅にとどめておきましょう。 [地上波(邦画)] 1点(2003-10-25 14:36:36) |
2399. フェノミナン
トラヴォルタが悪いというわけではないけど、あまり彼に似合う役どころではなかったように思う。中途半端にファンタジックなストーリー展開もいまいち引き込まれず、全体的にチグハグな感じを拭えない。 [映画館(字幕)] 3点(2003-10-25 14:30:05) |
2400. 靴をなくした天使
観た後の印象は悪くはなかったけど、後に残るほどでもなかった。良い人を描いた良い話というのは、世間的にも印象に残らないものかもしれない。 [地上波(吹替)] 4点(2003-10-25 14:24:29) |