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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3869
性別 男性
年齢 53歳

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241.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
ちょっと、狙いすぎかなあ、と。 そんなこと言って、狙って何が悪いのよ、と怒られそうですが。 サイモン・ペッグが、優秀過ぎるくらい優秀な警官、という無理のある設定に、銃を振りかざし彼の前に立ち塞がるジジババ軍団。というコレ、単なる「ネタ」であって、肝心のアクションシーンが細切れショットを寄せ集めたゴマカシになっちゃったのでは仕方がない。いや、結構ガンバってアクションをこなしている部分があるのも何となくワカルのですが。 ギャグも伏線も、作為が透けて見えて、ちとクドくもあるかなあ、と。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-04-12 22:42:24)
242.  岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇 《ネタバレ》 
前作はまだ「少年」愚連隊だったけど、今回は「愚連隊」そのもの。半グレならぬ、全グレ寸前。なにせ凶暴、凶悪、殴り殴られ、蹴り蹴られ、悶え苦しむ。普通なら何人も死んでそうだけど、幸いにも登場人物たちが不死身なもんで、なんとかなっている・・・というのが逆に布石になってるんですなあ。ケンカばかりで万年、傷だらけ、でも死なないヤツもいるかも知れないけれど、ホントに不死身の人間なんて、いやしない。 今回の主演は千原兄弟、ダウンタウン東京進出後の2丁目劇場では中心的な存在だったような印象があり、しかもかなり性格がワルいという噂(笑)、どうしてすぐにこういう噂が立つんでしょうねえ。その危険な香りが映画の中にもプンプンと漂っています。プンプンと。これも布石でしょうか(・・・コホン)。 暴力的でありなから、叙情的。意外に「静か」な映画でもあります。そこに被せられる、エレキギターの呻き。どうしようもなさ、のもたらす哀しみが、そこはかとなく。 哀しいからケンカに明け暮れるのか、ケンカに明け暮れるから哀しいのか。 どっちでもよろしい。 それはそうと、今改めて見ると、千原兄弟、やっぱり互いに似てる(似てた。事故前は。)んですねえ。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-11 23:18:56)
243.  レジェンド/光と闇の伝説
現実とは全く無縁の、お伽話の世界。隅から隅まで丸ごとファンタジー。浮世離れし過ぎかも知れないけれど、トム・クルーズにはこういうのが、結構、お似合いなんじゃないでしょうか。いや、この頃はまだ、もう少しマトモな人かと思ってたんですけどねえ。 王子様とお姫様、というには少々、トム・クルーズがただの小僧っぽく、またもう少し活劇的な要素があっても良かったのかな、と思ったりもするのですが、しかしファンタジーの世界を最後まで貫いてブレなかったのは、さすが。 炎や水といった、世界の根源を感じさせるイメージの数々。ユニコーンの描写も「馬の鼻面にツノ貼り付けただけやんけ」などと言うべからず、いや実際そうかもしれないけれど、幻想性を充分に感じさせます。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-04-10 22:38:25)(良:1票)
244.  マンディ 地獄のロード・ウォリアー
こりゃ、あかんわ。 どんなに安い作品であっても彼が出演すれば、なぜか「ニコラスケイジ映画」というジャンルとして一定の水準に達してしまう、そういうもんだと思ってたんですが、彼のニコラスケイジ魂をもってしても、どうにもならん場合もあるんだなあ。彼の出演を待っているボツ寸前の映画企画は世の中にゴマンとあるはず、その彼の貴重な時間をムダにした罪は、重いぞ。貴重かどうかは知らんが。 トリップしてます的なサイケ調の思わせぶりな映像が延々と続きますが、この路線で行くなら行くで、しっかり腹くくって、目を見張るような映像を作り上げて欲しい。スローモーションをいくら多用しようと、サエない映像はやはりサエなくって。 イメージビデオ撮るつもりなら、2時間も要らない。 ただ、炎にニコラス・ケイジは、よく似合う。気がする。さすが、ダテにゴーストライダー演じてないねえ。
[インターネット(字幕)] 2点(2022-04-10 22:14:47)
245.  七つの弾丸
冒頭から、一人の男が銀行強盗を企んでいるらしい様子が描かれます。 スタンドの光の中、拳銃の準備をする彼。並べられた七つの銃弾。この銃弾によって、何人かの人の命が奪われるかも知れない。犯人の男のこれまでの何十年かの人生が犯行によって大きな岐路を迎えるだけではなく、犯行で何人かの命が奪われれば、その人数分だけの何十年かの人生がそこで途絶えてしまう。 という訳で、決行の日に向かって、犯人の様子に加えて、後に犯行の犠牲となる人びとの姿や人となりが並行して描かれる、という、なかなか異色の映画。 例えばチャンバラ映画の中で主人公に斬られる「敵の手下ども」なんて、まさに斬られてナンボ、斬られるためだけに存在し、彼らの人生なんて映画の中では意味を持たない。映画の中で死ぬ「巻き添えを食う通行人」なんてのも、それに近くって、時には、残された者の涙くらいは描かれるとしても、大抵、本人の人生などそこには無い。それがお約束。 しかし実際の世界はそうではなく、事件の主役であろうと脇役であろうと、人それぞれが自分の人生においては主役であり、自分の物語を紡いでいる。それをちゃんと描いたらどうなるか? そんな作品です。 あとには虚しさしか残らない。そんな作品。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-10 12:53:59)
246.  暗殺者の家 《ネタバレ》 
この映画、原題は「知りすぎていた男」といって(笑)、要するに後のリメイク作は同じタイトルで作られた訳ですが、かなりの改変が行われています。キーワードとなる幾つかの設定は共通しているものの、殆ど別の映画、という印象。むしろ、リメイクでどこが再び採用されたか、なんてのも興味深いところ。 すぐに目につくのは、暗殺の直前に画面の右から左へ銃口が伸びてくる、あのシーンですかね。やはりアレは落とせない、と。一方で、暗殺の顛末をその瞬間には見せないのが、このオリジナル作。なるほど、そのテもあるワケですな。 この作品、リメイク作に比べるとかなり短く、尺にして3分の2に満たないコンパクトさ。まだサイレント映画の香りも残ってて、乱闘シーンにおける短いショットの積み重ねなど、コンサートシーンのクライマックスに劣らず印象的。 さらにはこの乱闘の騒動をオルガンの音でごまかそうとするあたりは、クライマックスに向けて我々に対し「音」に注目させようとする布石にもなってたり。 ラストは銃撃戦に発展し、この点に関しては、親子愛にスポットを当てたリメイク作よりも「大ごとに発展しちゃいました」というダイナミックさがあります。屋根の上という不安定さがもたらすスリル、そして伏線が効いたオチ。 子供を助けたい気持ちは父も母も同じ。という点は、オリジナルもリメイクも共通ですね!
[インターネット(字幕)] 9点(2022-04-10 12:21:54)
247.  網走番外地 南国の対決
「網走」に「南国」というミスマッチ感覚、これは要するに「行け!!南国アイスホッケー部」みたいなもんですかね。違うか。 今回の舞台は南国も南国、沖縄。北から南までを股にかけ、世間は狭いというか何というか。 だいぶギャング映画のテイストが入ってますが、日本刀振り回す任侠映画テイストもあり、さらには少年との交流、母子愛。これがまたエエ話なんです。 つまり、何でもアリのごった煮の世界。一種の治外法権。当時の沖縄が置かれた状況。とは何の関係もないと思うけど。 とにかくエエ話なんだから仕方がない。結構、シンミリさせられます。 と思ったら、終盤近く、例によってあのレジェンドが登場して爆笑を誘い(マジで笑った)、気持ちよくすべてをブチ壊しにしてくれます。素晴らしい。
[インターネット(邦画)] 8点(2022-04-09 00:12:36)
248.  でっかいでっかい野郎
冒頭、男がひっくり返っていて、死んでいるのかと驚く女性、平気な坊さん。しかし倒れていた男が身動きして生きていることがわかると、今度は坊さんの方が驚く、というツカミ。 でもでも、さらに驚くのは男の正体で、なんとヒゲゴジラ。じゃなくって、ヒゲモジャの渥美清。いややっぱりヒゲゴジラなんじゃないか、これは。 このあたりのシーンから、のどかな光景の下に広がる町が見えて、いいんですねえ。この映画、随所に「いい光景」が登場します。 ストーリーはもう、あるのやら無いのやらの行き当たりばったり、最後はホントに唐突に終わります。このテキトーさが、いいんです。 さしずめ、男はつらいよエピソード0。寅さんも柴又に帰ってくるまでの若き日の放浪時代は、こんな感じだったんじゃないかと。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-07 22:33:28)
249.  進め!ジャガーズ 敵前上陸
ポップアートというものの定義が「そう呼ばなきゃ他に呼びようがないもの」だとしたら、この作品など、まさにその通りの作品です。 テキトーでメチャクチャで、なんか、楽しい。何の臆面も無く「続なんとかのガンマン」とか「なんとかピエロ」とかのパロディが展開され、果てはスポンサー企業の宣伝まで。自由過ぎる。 しかしそのデタラメさの背景には「戦争」というものが垣間見えて、戦争さえ終わればこんなにアホらしくてクダラないことだってできるんだ、という、条件付きの自由だったりもして。まだ、戦後、なんです。 そういえば、いつまで「戦後」が続くのか、などと言われてきたけど、気が付いたらあまりそういうことも言われなくなってきて。気が付いたらすでに「戦後」は終わってしまってた、ということなんだろうか。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-06 22:27:12)
250.  ごろつき(1968)
健さんがキックボクサーを目指す、という、ちょいと異色の映画。だけど結局は、任侠映画以上に任侠映画らしい展開に。このクライマックスの殴り込みの激しさと言い、健さんが自作の主題歌を歌うシーンと言い、なんだか健さんのヤクザ映画総決算みたいですが、実際はこの作品の後もまだまだヤクザ映画路線は続きます。 弟分の役に、菅原文太。ですが持ち前の眼光の鋭さの割りに、イイ人っぽい役柄で、菅原文太でもいいのだけど、何となく川谷拓ボンで見てみたいタイプの役でもあります。 それにしても、作中でもホメられてますけれど、健さん、実にいいカラダしてます。最初はヘタクソなところから、次第にキックボクシングが上達してくるところまで、小気味よい動きを見せてくれます。が、試合のシーンはさすがにもう少し、スピード感が欲しかった、かな。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-05 22:41:11)
251.  EVA エヴァ(2011) 《ネタバレ》 
ロボット版のニューシネマパラダイス(完全版)、みたいな。 過去を振り切ろうとして、新たにロボットの開発をしようとしてるんだけど、結局は過去に囚われていて。というか、気が付いたら過去に絡め取られている。雪景色がこれまた、美しさを感じさせる一方で、そこには閉塞感みたいなものもあって。なんか、たまらんのです。 主人公と少女の関係は、親子のようでもあり、恋人同士のようでもあり、しかしそれは、「過去」そのもの。そしてその「過去」は、ただ記憶の中だけに、封印されざるを得ない、という切ないラスト。 たまらん、ねえ。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-04-04 22:34:05)
252.  ソウ2
一作目がワンシチュエーションものとして衝撃を与えてくれたのに対し、二作目はある程度続編らしい「似た雰囲気」を醸しだしつつも、若干の路線変更、あまり焦点を絞らずに小ネタで攻めてきた、という感じ。あれこれと登場人物たちを危機に巻き込めば、あとは物語が転がっていく。悪くないです。それに一応、大ネタも仕込んでいたりもして。 ただ、残酷シーンでショットを微細に切り刻んでチラ見せする、というのは、一つのやり方ではあるかもしれないけれど、いささかクドい。それに、回想シーンと言ってよいのか、過去がフラッシュバックされる場面も、だいぶやり過ぎ感があってこれもクドい。不必要に画面をゴチャゴチャさせたのが残念でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-04-03 22:41:21)
253.  イカリエ‐XB1
SFの「F」は、フィクションのFなのか、それともファンタジーのFなのか。しかしなるほど、科学で彩られた世界を突き詰めれば、機能美といったものをさらに飛び越えて、幻想味を帯びた不可思議の世界となっていく。それが「SF」というものの行き着く先なんでしようか。この作品も多分に幻想性を感じさせます。 電子音楽の使用だとか、ロボットの登場だとかは、先行作品として『禁断の惑星』を思い起こさせ、さらに本作からは『2001年宇宙の旅』への影響なども指摘されているのでしょうが、それよりもコレ、『エイリアン』への影響が大きそうな。 老朽化したノストロモの描写はさすが、『エイリアン』の独自性ですが、それでも宇宙船の中の光景に、本作の影響が見られそう(水のイメージまで!)。謎の宇宙船に遭遇し、内部に乗り込むとそこには死に絶えた遠い過去が封印されている。幸い、宇宙生物に襲われたりはしないものの、元の母船に戻ると早速、食事のシーンがあったりして。まるでコチラの作品の方が『エイリアン』をパクッたんじゃないかとすら思えてくる。んなアホな。 それにしてもこの作品、何に圧倒されるって、後半の孤独感というか寂寥感というか、異様な不安を感じさせられるんですよね。これは確かに、『2001年~』に通じるものかもしれないけれど、とにかく一体、この不安感はどこから来るものなのか。未来という「遠くの世界」に来てしまった不安であるのなら、まさにこれがSFの醍醐味、真骨頂と言えるのかも知れませぬ。 それにしても、フランス六人組のなかで、この時代まで名前を残すのがオネゲルだけだったとは(笑)。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-04-03 22:22:15)(良:1票)
254.  快傑黒頭巾(1958)
怪傑黒頭巾と言えば、主題歌はもちろん、つボイノリオ先生。じゃなかった、「快」傑黒頭巾。 爽やかな主題歌の中では、月光仮面同様、オジサン呼ばわりされてしまっている黒頭巾。正体は一体、誰なんでしょうね。って、この滑舌の悪いセリフ回しを聞けば、正体が大友柳太朗だという見当は、誰にでもつきそうなもんです。 さてこの、黒頭巾。見た感じ、鞍馬天狗と何が違うのかよくワカランが、声色を使い分けて敵を欺いたり、変装などもしてみたり、なかなか器用なところを見せてくれます。 この手の映画あるあるですが、クライマックスの舞台は妙な秘密基地みたいなところになって、時代背景を完全に無視した一種のオーパーツが登場して(時限爆弾!?)、ワケがわからないけれど勢いで乗りきってしまう。 ラストは端正な姿で登場し、流れるような刀さばきを見せる、大友柳太朗。これぞ、活劇。しかしこの髪型は、カッコいいと言っていいんだろうか。逆モヒカンという言葉が浮かんでしまった・・・。  以上、提供は、近藤無線でした。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-04-03 21:01:14)
255.  デッドボール
これはもう、作品自体が“デッドボール”な一本。って、それじゃあ出塁できちゃいますね。端的に、“アウト”です。はい。 まあ、最初のミッキー・カーチスのくだりを見た段階で、マトモな作品ではないことは明らかなのに、見る側もそこで見るのをやめず、作り手もそこで作るのをやめないんだから、これはもう一蓮托生、でしょう。いや、共犯というべきか。 野球ネタでスプラッター映画でっち上げよう、ということかと思ったら、もはやコレ、野球ですらない(笑)。一体、なにやってるんでしょうね。 これだけ無茶苦茶やっていながら、よく見ると実は結構、クオリティが高い、というのを期待してしまうのですが、残念ながら、高いとは言い難い。はつきり言えば、低い。これは残念。これでは単なる悪ノリになってしまう。憎めないんですけどね~。 それにしても星野真里、よくこの仕事を断らなかったと思う。彼女のおかげでこの作品が救われた部分も多々あると思う。その英断には拍手したいと思うのでした。
[インターネット(邦画)] 3点(2022-04-03 20:35:53)
256.  ルチオ・フルチの新デモンズ
いったいコレのどこがデモンズなんだ、などと今さら怒る人もいないでしょう、という、「邦題デモンズ」な一本。むしろ、ルチオ・フルチなら一つくらいデモンズ映画撮ってるでしょ、と、何となく納得してしまう。どこがどう「新」なのかは謎ですが。 ちなみに、そこそこ重要な役で登場するヒゲ面の刑事が、ルチオ・フルチに似てるなあ、と思ったら、やはり本人らしい。 何やらアヤシげな儀式でハリツケにされている女性、その眉間には謎のマークが描かれているのですが、それがクエスチョンマークに見えるもんで、つい「同感!」と思ってしまう。奇遇にも私の脳裏にも「?」が浮かび、皆さんの頭にも「?」が浮かんだはず。 で、現代の発掘調査へと時代は飛んで。そこから、次々に謎の死を遂げる登場人物たち。さっきから「謎の」という言葉ばかりを繰り返している私、これではサッパリ要領を得ないのですが、実際、見てても要領を得ないんだから仕方がない。だけど、風光明媚な風景に、因縁めいたオハナシ。なかなか悪くない雰囲気です。 次々に死を遂げる、とは言っても、のべつ幕なしに殺戮が繰り返される訳では無く、割と出し惜しみ、じゃなかった、抑制も効いてます。でもさすがはフルチ、やるときは派手に、残酷に、キワモノぶりを発揮してくれます。基調はオカルトテイストで、ときどき、スプラッター。 だけどやっぱりフルチ作品って、どんなに下品なコトやってても、どこか、品があるんですよね。言ってる事、矛盾してますけど。この作品など、だいぶ意味不明なオカルト路線になってる分、「なんちゃってアート系」な感じすら、してきませんか? え、股割きのどこがアートなんだって? またまた脳裏にクエスチョンマークが。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-04-03 20:20:27)
257.  ランダム・ハーツ 《ネタバレ》 
ハリソン・フォードって、スーパーヒーローみたいな役よりも、こういう武骨で不器用な役の方が似合います。そういう役なら、こうやって不器用なラブロマンスもよく似合う。 何せこの人、目付きが悪い。この目付きの悪さでムスッとしてると、何考えてるかよくわからない。不器用なオトナの不器用な恋愛。いやこれ、結果だけ見たら単なるスワッピングでしょ・・・などと言ってはイケナイ。言いたくてもグッとガマンする。 そしたら、始終コワい顔してたハリソン・フォードの表情が、ラストシーンで一気に和らぐ。それが、たまらないのです。いいなあ、と。 これは結構、当たり役だと思うのですが、どうでしょうか。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-04-03 17:24:18)
258.  SPL狼たちの処刑台
娘がタイで誘拐され、父親である香港の刑事が行方を追い求める。 節々で格闘アクションが展開されるのはいいんですが、それも細かいカットを積み重ねてキレのいいアクションを見せてくれるのはいいんですが、どうもそのカットがひたすらコマ切れ過ぎて、見てて次第に魅力が薄れてくる。印象として、カット割りでゴマかしてます、という感じ。主人公以外は結構、いい動きしてくれるんですけどねえ。トニー・ジャーの役どころなど、「動けるところを見せるため」以外には何も存在意義が無さそうな。そういう登場の仕方ってのも、悪くないけどねえ。 内容的には、何とも暗いオハナシ。ちょっと狙いすぎか。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-03-31 22:41:16)
259.  電光空手打ち
見ものの一つが冒頭のクレジットで、出演者が「高倉健(新人)」となってます。健さんデビュー作。誰にだって最初がある。 当然、健さん若い。髪型もお馴染みの健さん刈りではなく、やや長め。なかなかの色男。ヒョロッとした感じ。 舞台は沖縄、空手に邁進する健さんが、宿敵・山形勲に勝負を挑むも、手を合わせる前に気迫に圧倒され、弟子入りすることに。 収まらないのは、以前の仲間。というわけで、抗争に発展するのですが、何せ1時間ほどの作品、これで終わったのか?という微妙なラストで、やや中途半端。続きは次回のお楽しみ。という連続モノ。 空手の構えは何だかヘンなんですが、戦い自体はそれなりにキレがあって、悪くない。悪くはないけど、ちょっとマジメ過ぎるかな。とか言うのは、千葉真一あたりを基準に置いたマチガった見方かも知れないけれど。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-03-30 22:54:27)
260.  ギャング同盟 《ネタバレ》 
内田良平と佐藤慶が「いかにもギャングです」というイデタチで仲間を集めていて、そのあまりにギャングな格好が、どうにもダサいのですが、ギャングなんだから仕方がない(笑)。集められる仲間というのがこれまたサエない面々なんですが、サエなくてもそれなりに味がある、ので仕方がない。ダサかろうがサエなかろうが、いやむしろそれ故に、スタイリッシュな作品になってます。 で、彼らは何ゆえに仲間を集めているのかというと、その目的が、巨大組織(?)の会長の誘拐。武装して組織に乗り込み、派手に部下どもを殺しまくって、首尾良く誘拐に成功。ついでに誘拐してきたのが会長の娘。これがまた、よく見ると小悪魔的な美人ちゃん。しかしさらによく見るとそれは、若き日の三田佳子。ああ、歳月は残酷。って、大きなお世話。 とにもかくにも誘拐に成功し、身代金をせしめようとするが、そこからがうまくいかない。敵に囲まれ、絶体絶命。映画は籠城モノの様相に。 そしてクライマックス。ひたすら銃撃戦、これでもかと銃撃戦。クルマに積まれたダイナマイト(中盤に一度登場、そのシーンが格好いい)もさらに戦いに加わって、ド派手に盛り上げます。 何というか、低予算ならではの荒々しさ、みたいなものがありますね。これは。
[インターネット(邦画)] 8点(2022-03-29 22:30:30)
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