Menu
 > レビュワー
 > envy さんの口コミ一覧。13ページ目
envyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1281
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
>> カレンダー表示
>> 通常表示
241.  恋のロンドン狂騒曲 《ネタバレ》 
インチキ占い師にハマるお母さんに始終イライラさせられてしまいました。 サリーとロイ+母親の言い合いはあんまり面白くない。 婚約破棄、結婚式とりやめとなり両家揃って修羅場と化す、ここはもっと観たかったです。 退屈はしないんですが、ファンタジックな部分も粋な笑いも無く、意外性とか予想外の展開も乏しくてあんまり盛り上がらなかったのが正直な感想です。 昏睡状態は実は・・・ていうのが分かった時にこれはもしかしたら。。。と思ったんですがそれはなくナオミ・ワッツのブチ切れシーンで終わってしまいました。 ここからがみんな人生の次のステージの始まりで、笑い話じゃすまなくなっていくんじゃなかろうか、などと想像はできます。 本作は序章のような感じでこの先が観たい、知りたいと思ってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-21 14:56:08)
242.  ボルベール/帰郷 《ネタバレ》 
ペネロペ・クルスは特に好きなわけでもないんですが、スペインやヨーロッパの映画に出ている彼女はハリウッド物とはまるで別人のようにエネルギッシュで、全身から生活臭も出ているし少々下品でもあるんですよね。当然ハリウッド映画より魅力的だし存在感は半端ないですね。年齢とともに確実に大迫力のスペイン女優の中心となった感じです。  母娘3代、重い過去やら罪を背負って生きている、生きていくわけですがこれ見よがしな悲壮感がないのが良いです。 強烈な色彩とユーモアで「女はかくも強し、男なんて全く叶わないよ」というものを語っていて、それはそれでわかるんですが、なんか罪の意識が無さすぎなのがちょっと気になる。特に10代の娘、パウラ。10代でそれってかなり先行きが不安だと現実的に考えてしまいました。もう少し苦悩があってもいいんじゃないか?ラテン系ではアリなんですかね。 でも何かに悩んでいる時、生き辛さを感じてる時などに観ると力が湧く女性はいると思います。 アルモドバル監督の作品は得意とは言えないんですがこの作品は面白く観られました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-16 14:54:17)
243.  13デイズ 《ネタバレ》 
最近「パークランド」を観たんですが、ちょうどスターチャンネルで「13デイズ」を放送してまして、ケネディの側近ケネス・オドネルを演じてるのはケヴィン・コスナーだったはずだと思い再見しました。そしたらなぜか初見時とは全く違って長い映画なんですが、飽きることも退屈することもなくすっかり見入ってしまった。なので書き直しです。 やはり映画はその時の状況や環境で感想も変わってくる場合があるんですよね。15年ほど前の私には退屈だったのよね。  多少の脚色はあってもアメリカの視点からではあってもキューバ危機、つまり核戦争を阻止したのは事実であり、ケネディと優秀な側近たち、好戦的な統合参謀のやり取りなどかなり真剣に見てしまいました。 アメリカという国は敵がいることで成り立っているというところがあるようで、敵とみなしたらとにかくぶっ潰す、戦争をしたい人がいるわけですね。問答無用で空爆って開戦てことですし。 この1年後にケネディ大統領は暗殺されてしまった、どうしてこの人が・・・という疑問が抑えられなくなるんです、私。 そして弟のロバートも大統領を目指した途端に暗殺されてしまった。陰謀説が出てもおかしくないわね。 で、ケヴィン・コスナーなんですがこの頃って主演作品がぱっとしないというか落ち目になってた頃だったと思う、この作品で久しぶりに本領発揮という感じだったと記憶してます、コスナーはやっぱりアメリカの良心、正義といった具合の役柄が合ってる。国防長官もかなり良かったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-14 21:53:20)
244.  パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 《ネタバレ》 
JFKモノですが実録フィルム、ドキュメンタリーのような感じ。ずっと緊張感があって派手さはないけど印象に残る映画でした。様々な立場であの日、あの時事件に関わった人々が時間の経過に従って同時進行していく。 今までの映画では語られなかった人々や事柄が描かれていて興味深いです。 ザプルーダーフィルムの銃撃の瞬間は眼鏡に映った映像で、しっかり見せないところに事件の謎や陰謀説を言いたいわけじゃないというのが伝わったように感じました。大統領の棺を飛行機に運び、その際ついてしまった棺の汚れを上着の袖でこすって、きれいにしようとしてるとこにウルっとしてしまった。  12人?16人?事件の重要証人が次々と亡くなってたり、「魔法の銃弾」とかいろいろ言われていて、 今も「ケネディ・真実」なんていうのを見るとソワソワする。 今となっては「誰がやったのか」より「なぜ、暗殺されたのか」これが知りたいですねぇ。50年以上経っても、アメリカ人じゃなくても気になる。 トム・ハンクスとビル・パクストンが制作なんですね、パクストンは故人となってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-13 15:15:53)
245.  トランス(2013) 《ネタバレ》 
ジェームズ・マカヴォイは主役が犯罪者とか汚れ役でも基本誠実でヒーロー的っていうのはないのかな?メンタルに問題アリで破滅するっていうのを立て続けに観たんでそんなふうに思いました。 でもそれがよく似合ってるし、どことなく哀愁を感じるし涙目になる表情も魅力的です。  催眠術でそこまでできるんですかね、赤い車の女の子が可哀想過ぎです。 スピーディで映像も良く、こっちも徐々に絵画の行方とサイモンの正体が知りたくてしょうがなくなってきてしまった。 ノセられたって感じです。「ストロベリー」にふっと「アフガニスタン・バナナスタン」を思い出したり。 ジェームズ・マカヴォイも良かったですけど、普段はまったく感じないのになぜかヴァンサン・カッセルが色っぽくてかっこよかったです。「ストロベリー」にはわかる人にはわかるネタがあるのかしら? ちょっとゴチャゴチャしてるとこはあるけど退屈はしないしラストはホワンと収まるし面白い映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-11 14:05:41)
246.  ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 《ネタバレ》 
先にリメイクのほうを観たんですが、オリジナルに忠実だったんですねぇ。 こっちは北欧ならではの会話が面白いの。バナナがあるから食うには困らないとか、会話の他にもタランティーノを彷彿とさせるところがありますね。 苦労知らずの二代目ボスの浅はかさで理不尽に息子を殺されてしまった二人の父親っていうのは辛いんですが、ボスを裏切るその理由が何か可笑し悲しいものがあり、ここがいちばん予想外の展開でした。うん、面白い映画です。 それにしても見事なノルウェーの雪景色、寒いし税金は高いらしいけどなかなか豊かな国のようだ。 セルビア人に言わせれば刑務所も居心地がいいらしい。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-05 01:27:39)(良:1票)
247.  ゲット・アウト 《ネタバレ》 
人種差別がテーマの映画らしい。でも「何かがおかしい」というキャッチコピーに惹かれました ふむ、言い得て妙だと思う。とにかく予備知識は最最小限で観るべしな映画です。 ほんと、これから観てみようと思う方は読まない方がいいです。     黒人クリスには、どういう経緯でそうなったのかはわからないけれど白人のアッパーな家庭の彼女がいる。 彼女の家族にはそこはかとない違和感を感じるんですが、使用人の黒人二人はもっとおかしい。白人ばかりのパーティの招待客の中の黒人男性が「GET OUT」と叫び、黒人メイドのジョージーナが穏やかに微笑みながら涙を流すそれらの意味がまだここでは全くわからなかったです。 昔ながらの白人至上主義組織とは違う差別主義者たち。表向きはリベラル、しかし黒人の身体能力や音楽性に憧れや嫉妬を通り越して略奪するという白人組織、タチが悪すぎ怖すぎです。この発想がすごい、クリスがカメラマンであることにも意味がある。脚本でアカデミー賞も納得です。 監督はコメディ出身なんですね、ラストの二人の会話と表情、雰囲気は確かにコメディですね。 素晴らしいラストシーンでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-03 14:49:51)
248.  ジゴロ・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 
ジョン・タトゥーロが監督でウディ・アレンと共演とはちょっとうれしくなりますね。 タトゥーロってセンスいいんですねぇ。 う~~ん見覚えあるしもしかして・・・と思ったらやはりリーヴ・シュライバーでした、かなり太ったのね。 シュライバーも「僕の大事なコレクション」で脚本と監督を手掛けている。 粋なセンスを持った映画人が集結した粋な映画でした。ニューヨーク、ブルックリンの街の景観と音楽も素敵です。 フィオラバンテのキャラがかっこよすぎるのよ。でもタトゥーロが演じることで嫌味にならないし、わざとらしさもなくなる。 アレンとの会話も楽しい。ミック・ジャガーの言われよう(笑) 好きなタイプのコメディです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-01 14:18:41)
249.  フィルス 《ネタバレ》 
ひとりの刑事が破滅していく姿をきわどくスタイリッシュに描こうとした品性に欠け過ぎてるブラックコメディ。そんな映画でした。 最初はハチャメチャ刑事のブラックだけどホンワカもありのコメディなのかと思っていたら、徐々に人格障害を患っているんじゃないかと感じられ、過去や現在の状況が明かされていく。でもそれがかなり笑えない現実なんです、それを上手くブラックコメディにできなかったと思います。ていうかコメディにする必要があったんですかねぇ。 途中で挫折しなかった理由はキャストです。まず主演のジェームズ・マカヴォイ、キレた演技が良いです。今さらだけどほんとにラッセル・クロウに似てる。 「リトル・ダンサー」のビリーと父さんまでいるし。キャストの顔ぶれを見るのが実に楽しかったです。 フィルス。。。不潔、堕落、卑猥、、、俗語で警察の意味もあるらしい。まさにそういう映画でした。 コレ、もっと違う撮り方してたらかなりいい映画になったんじゃないかと思えまして、それが残念。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-04-28 18:03:09)
250.  刑事グラハム/凍りついた欲望 《ネタバレ》 
「レッド・ドラゴン」にはオリジナルがあるっていうのは知ってましたが、特に観たいとは思わなかった。でも監督がマイケル・マンと知れば一度は観ておこうかなと。 ’86年当時に観てればかなり印象に残ったと思う、怖さはないけどレクター博士の存在が当時ならかなり新鮮だったと思います。 ダラハイドも不気味なんだけど怖くないし、チルトン先生はいい人だし、グレアム捜査官がいちばん危ない雰囲気なんですよね。事件の背景とか性質よりグレアム捜査官を描いてる感じ。 ダラハイドについては、虐待されてできあがったモンスターとしてもレイフ・ファインズは何をどうしたってイイ男なので、女に相手にされないというのは説得力に欠けるんです。その点こちらは見た目からして納得だし、リーバが盲目である意味も生きてくると思う。 何がといったら音楽にいちばん古臭さを感じてしまいました。映画にとって音楽の役割ってほんと重要なんですね。 ところで「グレアム」って発音してるのが英語力無しの私でもわかるのになんで「グラハム」になっちゃったの? それにFBIは「Special Agent」でしょ。今も「刑事グラハム」のままの邦題ってどうなのか・・・
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-27 15:40:34)
251.  THE GUILTY ギルティ(2018) 《ネタバレ》 
一時期、オペレーターの仕事をしていました。相手が見えない状態でこちらに必要な情報を聞き出さなければいけない。 こちらが質問して相手にこたえてもらうわけなんですが、不用意なひと言や語尾ひとつで途端に警戒、怒り、揚げ足取りへと繋がるし、わざと変なことを言ってからかってくる人、お説教始める人もいる。相手の言うことを一語一句聞き逃せないので、聞き取りにくかったことを聞き返すと機嫌が悪くなる人が多い。鬼の首取ったみたいなクレーマーも多く離職率も高いです。 警察官の場合は平身低頭になる必要はないけど事件や事故の上、相手は興奮状態なのでなだめながら落ち着かせて必要なことを聞き出さないといけない、一刻の猶予もない場合もあるし冷静さと、主観より客観なんだろうな。  本題に入る前のアスガーの受け答えはかなり慣れてて場数を踏んでる人なのかなと感じるんですが、実は現場の刑事で何か問題を起こしたらしい。翌日には裁判所に行く予定で相棒も証言するらしい。オペレーターの仕事は裁判済むまでとりあえずそこで電話を受けてろってことでした。それで緊急指令室の密室劇なのにタイトルが「ギルティ」という意味がわかった。 アスガーと幼い女の子とのやりとりで「赤ちゃんの弟がいる」というとこで私は一気に胸騒ぎがしたんですけど、アスガーはそうじゃなかったみたいだ。 見えない相手とのやり取りでアスガーは先入観と主観優先で、さらに犠牲者を出すところだった。 自転車で転んで足を怪我したという女性も実際は頭を打ってる可能性だってあるわけです、でもアスガーは酔ってると決めつけ「後にしろ」と、かなりまともに助けを求めてる女性を切っちゃう。本題ではないけどこの女性のことも気になる。とにかく真実が辛すぎるんですが、ラストまで緊張しっぱなしの90分でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-04-22 23:11:19)
252.  赤いアモーレ 《ネタバレ》 
カトリックで人口中絶も許されない(今は幾分緩やかになったのかな?)という一面もあるけど、陽気でポジティブで濃厚接触は日常の事という印象の強いイタリア人。 それにしてもティモーテオ、最初からイタリアのことを娼婦と思っただろうし、実際娼婦相手に隙間を埋めてる人なんですけど、このおっさんどうなのよ。 外科医になり才色兼備な奥さんがいて豪邸に住んでるけど、もともとは貧しい家庭に育っていて、「三つ子の魂百までも」といいますか、セレブな生活に馴染めないでいるのかしらね。 とことん堕ちるとこまで堕ちたという感じなんですが、これね奥さんのエルサが偉いっ!!あの状況で浮気してるに違いないとか、自分より好きになったであろう女の影を感じない奥さんがこの世にいるとは思えないのね。不安いっぱいの表情、でも何も言わないの、凄いよこの奥さん。旦那は娘が死にかけてやっとイタリアと決別できたんですね、そして娘の彼氏が上流のおぼっちゃんではないことに安心するんです。こういう話、好きな人はかなり感情移入して観ることになると思います。 私は、今から16年ほど前のペネロペ・クルス、顎とか口元とか現在と随分違うなあと思いながら観てた。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-04-20 16:19:37)
253.  イカとクジラ 《ネタバレ》 
家族崩壊、機能不全家族ですかね。 そこまでの才能があるわけでも完璧でもないのに他者を2流扱いし、息子たちや奥さんには完璧を求める父親。その完璧は完全に自分にとって都合の良い完璧だ。テニスもピンポンも奥さんと子供相手に微笑ましくないムキさを出す。 見ているうちにリチャード・ギアが父親を演じた「綴り字のシーズン」を思い出した、あっちもカタチは違うけど母親と長男が大変な事になる。 こっちの母親はそんな亭主に嫌気がさし次から次へと浮気をしているし、息子たちもあれこれ問題を起こす。 ところでアメリカ人だからってここまで子供相手に自分の性体験を赤裸々に話す親ってやはり非常識になるんじゃないか? なんでこの家族はここまで性に拘るのか、秘めやかであることも必要じゃないか? タブーになるような性の話を例え子供相手でも隠さずハキハキ言うのがカッコイイ、インテリだと思っているんだろうか?? 兄は理解してるようで、わかっているようでそうじゃないんですよね。父親に認められたいがために背伸びしてるだけに見える。セラピーを受けるシーンは印象的です、長男は小さい頃のことを思い出し何かに気付く。イカとクジラを見るために博物館に行くんですが、父親の影響下から解放に向かうんじゃないかとちょっと安心。 次男もいろいろやらかすんですが、家族で食事中に鼻にナッツを入れる行為でかなりストレスを持ってる子だとわかる。 まだ幼いのでわかりやすいし、自分の気持ちにも素直で母親を求めるわけです、もっと正直なのが猫で連れていかれるのを拒否して逃げる。 私は女なので女目線で言わせてもらえば、たまに料理を作るくらいでハンバーガーとカツレツを作ったくらいで何を言っているのかと。奥さんはここで大笑いするんですよね、私も笑えた。料理をすれば問題ないと本気で思ってるみたいだ、復縁を拒否されて浮気したそっちの方が悪いとキレる。修復は無理でしょう。 この映画が言いたいこと、表現したいことはわかるんですがもっと明確だといいなと感じました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-18 15:17:10)
254.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 
オープニングにパリの街並みが次々と映し出されるのはいいけど、映画としては異例の長さでして 「おや?」となるんですが、すぐに神経質で辛辣でごちゃごちゃした会話が始まる。 真夜中のパリでタイムスリップ、ロマンチックです。 1920年代のパリというと狂騒のパリ、アールデコ。モボ、モガなんていう言葉もこの時代ですよね。 よくは知らなくても名前は知ってる、ナニした人か知ってるというアーティストや作家がワンサカ出てきちゃって 作家はみんなパリに渡ったアメリカ人で、ウディ・アレンの憧れの時代なんだろうなというのがよくわかる。 エイドリアン・ブロディのダリと神経質そうなルイス・ブニュエルが良かったな。 自信満々にあれこれ解説するアメリカ人旅行客のことを「知識人ぶった男」と言うのは元スーパーモデルのカーラ・ブルーニなんですけど、この当時って大統領夫人だったんじゃ?フランスはこういうのOKなんですねぇ。 マリオン・コティヤールに初々しいレア・セドゥ、レイチェル・マクアダムスもキュートです。 アレンの女優選びは相変わらずソツがないですな、流石です。すごくたのしい映画でした、にやにやニタニタしながら観てた。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-04-13 18:15:44)(良:1票)
255.  ブロードウェイと銃弾 《ネタバレ》 
この作品、ずっと以前に録画したビデオもあったけど観ずに処分してしまった。そして5年前にHDD録画したままになっていた。そして本日やっと観ました。もう滅茶苦茶面白い、面白過ぎてひとりで観ながら声出して笑ってしまった。 キャストもそしてそれぞれのキャラも誰もかれも濃くて可笑しい、アップになることがあまりなくて声で誰かわかったのがジェニファー・ティリーとハーヴェイ・ファイアスタインだった。ジョー・ヴィテレッリはやはりギャングだ、ギャング役以外で出ている映画ってあるんだろうか。ジョン・キューザックはあたふたする役柄が似合う。 とにかくチャズ・パルミンテリ演じるギャングの用心棒チーチの存在、こんな展開になるとはまったく予想していなかったので話が進んでいけばいくほど面白くなっていく。 チーチの自分の美しい芝居への拘り具合は邪魔な女優を葬り、死に際にまでラストのセリフを修正しろと言い残す。 天才的アーティストってチーチみたいな人なのかもしれない。デヴィッドはエレンと故郷に帰って結婚することを選ぶ。 成功を夢見てブロードウェイに集まる自称アーティストをアレンは数多く見てきたんだろうな、アレン自身に投影されてる部分もあるのかしら。「アーティストとは」それが面白可笑しく描かれていると思います、傑作です。 とにかく「アーティスト」なんです「Don't Speak」も忘れちゃいけないですね。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2020-04-13 00:04:26)(良:1票)
256.  トゥ・ヘル
ニコラス・ケイジという人はかなりぶっ飛んだ人らしい、かなりの浪費家だし変人とも言われる。 来日時にパチンコにハマり、パチンコCMにも出てしまった、あのCMを見た時は目を疑ったわよ。 コッポラファミリーのひとりだけど、全くそういうものを感じない。ミュージシャンで身を立てようとしていたジョニー・デップの資質を見抜き俳優へ誘ったのもケイジだ、プロデューサーとしての才能もあるようだ。 そして支離滅裂のしっちゃかめっちゃかな映画にも度々主演して怪演を見せてくれるのです。コメディに出れば必死さの中の可笑しさと困ったような下がり眉でホロリとさせる情感を醸し出す、どう考えても低レベルと感じる映画でも決して手抜きはしない、いつも全力で演じているのがわかる。 なので本作もまあ、いいとしようと思いました。アンジェロ・バダラメンティのあの独特の曲とケイジのTシャツとブリーフ姿に、そして「ボーン・アイデンティティー」の頃と殆ど変わらないフランカ・ポテンテに敬意です。 希望としてはここらでニコラス・ケイジならではのホンワカしたヒューマン・コメディ、犯罪コメディが観たいなあ。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-04-11 15:44:11)
257.  恋人はゴースト 《ネタバレ》 
邦題のタイトルがゴーストになってるからどっちかが完全に死んでる状態なのかと思い鑑賞しました。 ところで原題の「Just like heaven」ザ・キュアーなんですよね、曲もしっかり使われてるし、なんかうれしくなりました。 まさに王道なロマンチックコメディー、きちんとホロリとするとこもあり、脳死に対する問題提起もさりげなくしてる。 本屋の霊能者がいい感じで絡んでくるんですよね。いい感じのファンタジーでロマコメになってると思います。 ただ私、リース・ウィザースプーンもマーク・ラファロもあんまり好みのタイプじゃないんで印象としては弱いかな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-09 17:09:12)
258.  スノーマン 雪闇の殺人鬼 《ネタバレ》 
「スノー・ロワイヤル」に続き、また雪まみれの映画を観ました。 とにかくキャストにスタッフ、そして舞台は北欧ノルウェーでサスペンス。 原作はシリーズ物らしいし、否が応でも期待は高まる。しかし・・・ う~~ん、非常に残念過ぎる映画でした。素晴らしいのはノルウェーの雪景色です。 ひとことでいうと中途半端の極みといいますか、とにかく時系列、キャラ設定、人間関係、事件の背景、犯人の存在と動機・・・何もかもにぶつ切り感があって、どう繋げればいいのか、どう納得しとけばいいのか観てるこっちが困るという具合なんですよ。 結局レベッカ・ファーガソンはどうなったのよ、彼女は執念の捜査をしてたんだからラストになんかあってもいいのでは? そしてJ・K・シモンズなんですが何のためにいるのかわかんないくらいです。主人公アル中刑事のファスベンダーの元妻役シャルロット・ゲンズブールが被害者女性よりも何よりもいちばんうざったい女と感じてしまうんですよね。 俳優たちは素晴らしいんですよ、個性的で旬な俳優を一度に観られるとこはいいんです。けれどヴァル・キルマーにだけはショックを禁じ得ない。そのかわり思いがけずジェームズ・ダーシーが!! 彼はTVシリーズの「ポワロ」「ミス・マープル」でわりとクセのある役どころで出てまして、非常にセクシーでずっと密かに注目しているのです。恐るべし英国俳優「アナザー・カントリー」から美形が途切れない。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-04-02 17:36:01)
259.  LIFE!(2013) 《ネタバレ》 
センチメンタルな映画だなと感じました。ベン・スティラーの映画は決して多くは観てないんですが、おセンチな部分て必ずあるように思います。ライフ誌の表紙に載るってことはステータスのひとつだったと思うし、それが廃刊になるっていうのは一部のアメリカ人には寂しいことだろうな。 ライフ誌でネガを管理してる妄想癖のあるウォルターが1枚のネガのために写真家を追い、世界へ飛び出す。 妄想からリアルへ、しかしどれもリアルとは言えないんですよね。映画ならではの世界旅行なんです。 ここがちょっとね、「ああ、映画の世界だな」なんです。 そして結局ネガはそこかいっていうオチなんだけど、これをどう捉えていいのか困ったところです。 25番のネガに誰が何が写っているのか、みかんケーキでだいたい見当ついちゃったんだけどね。 でもストーリーやスタンスは好きですよ、データ保存ではなく1枚のネガっていうのがなんかいい。 妄想癖のあるシャイなウォルターの表情とかベン・スティラーはやっぱり上手いですね、特に間が素晴らしい。絶妙だと思います。シャーリー・マクレーンはこれでもかってくらい控え目でこれもちょっと意外でした。 グリーンランドでカラオケで歌ってるのがヒューマン・リーグだったのがいちばん可笑しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-02 15:02:55)(良:1票)
260.  カイロの紫のバラ 《ネタバレ》 
この作品が公開された頃、私は20代。巷では大絶賛だったのをおぼえています。 その何年か前に「アニー・ホール」がアカデミー賞授賞式を賑わせていたけれどその頃は10代、ちっとも面白いと思わなかったです。ダイアン・キートンは素敵でしたが。 そして「華麗なるギャツビー」からミア・ファローの何がいいのかさっぱりわからなかった私は本作に対しても全く興味がなかった。 ところが年月が経ち、中年と言われる年齢になってからウディ・アレンの映画が面白いと感じるようになったんですよね、 ミア・ファローに関しては考えは変わらずなんですが。 映画が好きでそこに癒しを求めるのはいい、しかし仕事にまったく集中しないでミスばかり、働かず暴力も振るう旦那ときっぱり別れることもできないセシリア。このキャラ設定が苦いですね、ダメ女です。 スクリーンから飛び出してきた時にどう収めるつもりなんだろうと興味が一気に沸く。 皮肉なハリウッド批判もありで、ラストでセシリアは泣きながら映画を観はじめ、いつもと変わらずひと時の夢の世界に浸る。 トムだけじゃなくギルも登場させ、夢と現実を見せつける。ファンタジーを用いながらも、とても苦い内容なんですよね。 こういう見せ方が違和感なくできるっていうのがウディ・アレンの凄いところだと思います。 「カイロの紫のバラ」このタイトルも素敵です。「アニー・ホール」も今観たら感想が変わるかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-04-01 16:36:35)
0120.94%
1201.56%
2362.81%
3453.51%
4796.17%
515712.26%
623718.50%
731624.67%
821716.94%
91058.20%
10574.45%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS