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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 549
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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241.  エアポート2015 《ネタバレ》 
​謎の乱気流の向こうは1940年ドイツ上空。 アイデア一発勝負とはまさにこの事。あらすじでコレでもかとワクワクさせてくれますが、やっぱりこのタイトルといい、雰囲気といい、アサイラム印という事といい、安っぽさは拭えません。まぁそこもある種の『売り』であり『うま味』ではあるのですが。 このトンでも状況に立たされた非武装旅客機(当たり前だ!)が戦地上空を切り抜ける方法は結構荒っぽい。襲ってくるナチスのジェットエンジン戦闘機(???)に対して取る方法は現代の英知レーダーと旅客機のスペック、そしてベテラン機長のテクニック。でもめっちゃ撃たれてますけどね。 そのせいで窓ガラスも割れたりしているけど、添乗員は「窓が割れただけです」と冷静だったり、ドアをあけて落下傘でレーダーを落としたりと『本当にそれで大丈夫なのか?』と思わせる描写の連続です。そこからの落下傘回収時の銃撃戦の緊迫感の無さは逆にさすがという感じです。 乗客の個性も歴史学者や軍人、「ヒトラーを殺して英雄になってやるぜ!」と謎の強行手段に出る奴などいろいろ出てくるのも面白いですね。まぁ結構アッサリしていてもっと色々あってもよかったと思います。が、最後の空に投げ出される乗客二人の取って付けた感はたまりませんね。言及も何もされないところも後腐れ無い感じで最高です。 第二次大戦でありながらパラレルワールドという設定にし、歴史の違いやナチスジェット戦闘機の登場などの描写にはとてもワクワクしました。 最後の乗客である白いおじいちゃんの正体もちょっと「?」が残りますが好きですよ。 ツッコミ所は多いのですが、なんだかんだで緊迫感のある展開で最後まで飽きずに楽しんで見る事ができました。面白かったです。
[インターネット(吹替)] 6点(2017-08-23 11:31:11)
242.  スパイダーマン:ホームカミング 《ネタバレ》 
​蜘蛛少年飛ぶ鳥を落とす勢いで空回り。 シビルウォーにやって来たアイツは周りのヒーロー達を驚かせるくらいのガキっぷり。 そしてヒーローに憧れる半人前が進むヒーローへの道のりは想像以上に空回り。 それでもあまりイライラせずに微笑ましく見えるのは、ユーモアとの匙加減の妙に尽きますね。低い建物ばかりの所では自慢の糸も役に立たずに全力疾走したり、悪人を尋問しても上手くいかなかったりと小気味の良いギャグが気持ち良いです。相棒の友達も良い清涼剤になっていてナイスです。 そして敵役であるマイケル・キートン鳥男はカッコ良いしどこか憎めない、しかもスタークよりも大人な男。間違った道に進んでいるが大切なものを守るためにドライに生きている。曲げざる得なかった大人と真っ直ぐ生きる少年というの二人の対比も非常に良かったですね。倒した後のマイケルキートンの観念しながらも、清々しい顔だったのが印象に残ります。 にしても今回はスターク側怠慢っぷりが凄かったですね。放任っぷりにも程があるだろう!ピーターも学校やイベントを抜け出しすぎなのも気になりました。 総じて完成度の高さはが保障され、ハードルが上がる一方のシリーズですが、今回もなんのその、フレッシュなスパイダーマンを満喫できる素晴らしい作品でした。
[映画館(吹替)] 7点(2017-08-22 17:18:01)(良:1票)
243.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 《ネタバレ》 
典道の夏が終わる。 一晩の夢か現実か、彼の思いが走らせる妄想か。 このミステリアスな女の子と二人っきり、典道のソワソワした感じはたまりませんね。 山崎裕太と奥菜恵が全く同じ学年には見えないが、まぁそういう事は気にしない。 最後の祭りのシーンはどちらに繋がっているのだろうか。彼に花火はどう見えたのだろうか。 彼のどうしようもなく花火を見上げる顔が印象深いです。 ちなみに俺は丸いと思う。
[インターネット(邦画)] 7点(2017-08-22 02:55:32)
244.  皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ 《ネタバレ》 
スーパーパワーを手に入れたら…金!金は欲しい!あと女も欲しい!それに好物ヨーグルト! …でもそんなに世の中単純じゃないし上手く行かない。世の中は醜い。血は黒い。 力を得ても主人公エンツォはすぐには変わらない。使命も無ければ、夢も無い。だけど酷な運命で出会った女性アレッシアと鋼鉄ジーグというアニメが彼をだんだん変えて行く。 内容はシンプルだけど、そのリアルなどん詰まりの男からのヒーローへの転身は切ない。 燃え上がる車に向かってもカッコいいフォームで速くは走れない…ただただ全力疾走。泣かせます。 そしてもう一人の力を持ってしまった男、ジンガロの狂気は映画が進むにつれエスカレートして行く様が素晴らしい。ケレンのある格好で目的のためなら手段を選ばぬ悪っ!そしてその目的もだんだん「目立ちたい」というイカれた方向に行くのも凄い。お前がジークブリーカーするんかい! アクションもカンフーなどは無い「喧嘩アクション」だが、パワーの凄さとリアリティを持った動きがなんとも迫力があります。BGMが無いのもまた新しいですね。 ラストのオチもニヤリとしながらも応援したくなる素晴らしい映画でした。 にしてもイタリアのジーグの歌詞はやたらシブいですね。
[映画館(字幕)] 7点(2017-08-17 21:14:38)
245.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
​お前は誰だ! あんなに人が入ったのだから勿論見る時のハードルは自然に厳しく高くなる。 でもそんなのは全く関係無いね!そこにあるのはジュブナイルスペクタクルSFラブファンタジー! CMとかで知ってた入れ替わりの日常は面白く、そしてまさかの彗星の展開にビックリ。 そして終盤の美しさと大爆発に大興奮。ラストのハッピーエンドも気持ちが良いですね。 入れ替わりのルールなどがわからず何故瀧くんが選ばれたのとかはわかりませんが、まぁ細かいことはいっか!清々しいくらい面白かったぜ!
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-08-10 01:57:31)
246.  カーズ クロスロード 《ネタバレ》 
​一つの時代が終わる。 カーズ2のような気軽に見れる作品かと思いきやデカいボディブローを決められる作品でした。 新マシン達よってマックイーンのレーサーとして足場は崩れていく。彼も見た目ではわからないがカーズ1からもう11年も経っているのだ。選手生活としては長いもの。老いとは違うマシンそのモノのスペックが彼を苦しませる。 しかし応援してくれる町の連中にも応えたいマックイーンは出場を決意する。しかし不穏な影は常にある雰囲気。そしてその力の衰えが露見されていく描写はとても現実的だ。それを認めたくない俺たちが今まで見てきたマックイーンの表情も痛ましい。 そして大会のあるフロリダのまでの道中はヌルいギャグはともかく「8の字デストラクションダービー」は最高だ。 あの闇鍋の如きデスバトルは興奮冷めやまぬシーンでしたね。 それにこの映像の泥や液体の凄さ!もう来るところまで来てしまったかのような映像の美麗さに恐れおののきます!凄すぎるってもんじゃないぞ! アメリカの美しい自然がこれでもかと映し出され、全部作り物というのが信じられないレベルの映像には非常に驚きました。 そしてオーバル型のレース描写も細かく、セーフティーカーの登場やピットレーンは60km制限などしっかりした作りが嬉しいです。 まぁちょっと気になったのはクルーズの見た目があまり速そうに見えないのと、マックイーンに憧れた世代という描写はあるが細かい事がわからないおかげで、次世代マシンと同等に走れるという説得力があまり無いのがちょっと気になりました。 まさかの世代交代というテーマを持った本作は寂しくもあるけれど新しい世代に希望を託したくなる感動の一本です。やっぱりピクサーは凄すぎる。
[映画館(吹替)] 7点(2017-08-10 01:55:58)(良:1票)
247.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 
​実写化乱造時代と言ってもおかしくない昨今の邦画事情。節操なく売れ線の漫画を実写化していくやり方はクオリティの落差もあってか映画化されても原作ファンには嬉しくない仕上がりになってしまうこともしばしばだ。そして遂に僕の好きなジョジョまでもこの時代の流れには逆らえず実写化された。 もちろんアクの強いキャラクターに、濃い世界観など日本が舞台の4部でさえ実写化するに至るにはかなりハードルの高い作品。 それを知った上で飛び越えようとした本作は一言で悪いと言うにはちょっと複雑な仕上がりの一本だった。 主線は原作漫画の軸にアンジェロ、形兆と戦っていく。そこにその時点では本来登場しない山岸由花子なども登場するなど映画オリジナルの展開が加わっている。街並みはオールスペインロケだが看板や標識などが日本と同じだけでちょっと変わった日本の街っぽく見えてしまうから不思議で。雰囲気もあっている。  しかし前半の1時間は苦痛だった。 スタンドなどの能力などには説明に時間はさかず、お爺ちゃんとのシーンが漫画よりも多いせいか随分と助長に見える。 山崎賢人演じる仗助もあまり喋らないのに、やたらキレるシーンばかりでただの危ない奴に見えるし。小松菜奈の由花子もめちゃ可愛いけどタメもなく最初から異常な奴っぷりを見せられるとなんとも複雑。承太郎にしてはクールというより伊勢谷がただやる気の無い演技をしているように見えてしまった。というかやっぱり伊勢谷に承太郎は無理があるような…。 そして壊して治すスタンド能力の見せ方も壊れたものが次のカットで治っているという、とても安っぽい作りでかなり残念。そもそもスタンドの出番が少ない上にあまりビジュアルをハッキリ見せてくれないの上、速いアクションシーンなどはなにが起こっているのか非常に分かりにくい。 アンジェロとの戦いになってもテンション低めのリアリズムを意識した(?)漫画には無い自然(?)な会話とジョジョの濃い世界とのミスマッチ具合がただただ苦痛なコスプレ劇に見えてしまう残念っぷりだった。そんなお陰でゲス野郎アンジェロを倒してもハイな性格じゃないせいか全くスカッとしなかった。  「こんな感じで残り一時間やるのか…」と気持ちがグラつくかなりキツい前半だったが、形兆との戦いに入る後半からガラッと作品の作りその物が変わる。 前半の自然(?)な会話や助長なシーンが無くなり、やたら漫画に近いスタンド説明台詞や例え話などを原作漫画のようにノリノリで各キャラクターが喋り出す。 億安の演技に至ってはもろにアニメの高木渉譲りだ。そしてテンションは徐々に上がって行きバッドカンパニー戦はかなり気合の入った迫力の仕上がりで、原作、アニメ以上にバッドカンパニーの見た目の面白さが光っていてビックリ。コレだよ!こういうのが見たかったんだよ! こうして虹村父の写真を治すシーンでやっとクレイジーダイヤモンドらしいゆるやかに元の形に戻って行くシーンが登場する。コレだよ!なんで承太郎の帽子のシーンでやらなかったんだ! そしてお出ましレッドホットチ…えっ!?と予想外のシアーハートアタックの登場にビックリ。むかで屋の主人よろしく形兆の口に入って爆死させるとは! おかげで電線に死体は残らず、消し飛んでしまったのが残念ですが、逆に次章が楽しみになりました。 そんなこんなで後半は迫力のアクションに予想外の展開など、軌道修正が入ったのかなんなのかわかりませんが、ここまで前半と後半でテンションに温度差のある作品は珍しいですね。  本作は細かい所に文句を言えばきりがないし、決して手放しに素晴らしいと言える作品ではないが、後半の盛り上がりや杜王町の雰囲気など楽しめる要素もあったので、評判に左右されず公開初日真っ先に見に行って良かったなと思える内容でした。 この調子で二章も見に行きたいと思います。さて誰が岸部露伴を演じるのか、誰が吉良吉影を演じるのか。怖いながらも楽しみです。
[映画館(邦画)] 5点(2017-08-04 16:43:23)
248.  狂い咲きサンダーロード 《ネタバレ》 
スーパーアウトロー!それが俺だ!俺を縛る全てをぶっ殺してやる! 一体なぜそこまでするのか、一体彼をそこまでさせる理由はなんなのか。 理由は語られないが主人公の一貫した反骨精神は凄まじい。もうリスクとかそういう事は一切考えていない。 その時その時を全身全霊を賭けて全力で生きている。その炎は仲間や手足を失おうと消える事は無い。 どこまでもどこまでも滾る力が彼を命を燃やし超高速で走らせるのだ…それがカッコいいかは置いといてその異常性はかなり極まっている。 研ぎすまされた暴力、麻薬、同性愛の右翼に銃を片手に持った警察に武器を売る小学生と煮詰まったカオスがチャンポンされ、 ラスト漆黒のバトルライダーが全員まとめて皆殺し、そして彼はブレーキを握らずに走り去る。 今見ると、なぜ主人公に武器の密売人達が協力したのかよくわからなかったり、暴力描写も今よりはマイルドだったりしますが、 強烈なネーミングや泉谷しげるの音楽など刹那的な感覚がつめ込められた凄い映画でした。
[DVD(邦画)] 7点(2017-08-02 09:44:53)
249.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 
リアルに切り込めヒトラー! 現状のドイツ、そして世界の問題を過去からやって来たあのヒトラーが斬る…そんなコメディ…コメディなのか?一部シミュレーションドキュメンタリのような様相もある本作。 最初はわけのわからないオッサンだった、ヒトラー。茶化して茶化して茶化してこちらも笑えてくるが、テレビに出た瞬間彼のブレ無い姿勢からにじみ出る凄味と狂気は面白いです。特に現代を知って行くヒトラーも面白い。インターネットやらテレビやらで驚くシーンはこういうタイムスリップもので良くあるシーンだがやっぱり面白い。それに副局長のネット動画などでおなじみの「最期の12日間」のパロディには笑ってしまいました。あれってあちらでも人気なんですね。 だけどそのカリスマ性の強さでどんどんメディアを虜にして行くヒトラーにはだんだんと恐怖を覚えます。いや、笑えない。 そしてもう一人の主人公ザヴァツキは冴えない男だったがヒトラー出会い成長するが、本当のヒトラーだったと知った時、自分の恋人(ユダヤ人)を守るため走り出す。彼の行動もまたヒトラーというカリスマによって成長したと思うと結末は非常に皮肉な運命である。 それでもまぁ終盤になって初めてユダヤネタが出たときインターネットすら知ったヒトラーがあのような事を言うのは若干違和感があります。 オチはこの先この世界がどうなっていくのかヒトラーが見つめるという終わり方をする。 笑えるが笑えない、面白いがそう簡単に片付けられない複雑な映画でした。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-08-01 23:22:22)(良:2票)
250.  MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 《ネタバレ》 
​ヤク中で破天荒な男はトランペットを持つ時だけ聖人となり、音楽を作る時だけ天才となる。 そんな「ジャズの帝王」の堕落の日々と復帰するまでを描いた作品。しかしまぁ「ホンマかいな」と思わせるギャング映画のようなドンパチに麻薬のやりとり、あの音楽からは想像出来ないマイルスの世界が本作では描かれる。天才ゆえの苦しみと孤独、悲しみ。 まぁ天才が主人公映画では他人とコミュニケーションが取れず孤独になって行くのはよくあるテーマだけど、終盤ここまで堕ちたかと思わせて、若手の奏者に素早く的確にアドバイスをいれるさっきまで同じ人物とは思えない別人のような姿が描かれる。こんなにギャップをハッキリ描かれるとどうしようもない切なさが襲ってきました。 ただ何故最後現代に飛んでしまうのかだけはよくわかりませんでしたけど。 マイルスを演じる監督、軽薄に見えるオビワンもなかなか良いですし、その年代の雰囲気も伝わるミニマルな雰囲気はありつつも良質な音楽映画でした。
[DVD(吹替)] 6点(2017-08-01 20:18:11)
251.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》 
​よくも思い出の詰まった我が家を壊したな!? 一度踏み入れてしまった殺し屋の世界はジョン・ウィックを執拗なまでに彼を引き戻す、皮肉な因果は彼を更なる巨大な組織と対峙させる。 今回の相手はマフィアなんてチャチな連中じゃない、世界の殺し屋達を牛耳る連中だ。殺しのプロとジョン・ウィックvs大量の殺し屋達の連戦ノンストップデスマッチはハイテンションでとにかく痛快。武器を仕立てる所からもうカッコいいぜ! ジョンの十八番GUNFUに痺れ、車に跳ねられてもへこたれない笑えるほど超頑丈な身体に憧れ(3回は跳ねられる)、魅せるは鉛筆殺法。遺憾なくジョンの技の数々に見惚れます。今回も圧倒的に強い。強すぎる。 そして脇を飾る変な殺し屋達にもご注目。Ms.バイオリンに力士マン、手話レディ(勝手に命名)など個性豊かな連中とのクールで熱い死闘はたまらないものばかりだ。 それを彩る街並みもどこも美しく、洗練されたところばかりなのが気持ちが良い。にしても終盤の鏡だらけの部屋での戦いはもろ「燃えよドラゴン」で笑ってしまいました。 不器用で悲しき殺し屋の自由を求めた復讐劇は、ギャグとしか思えない超アクションと変な連中のおかげでいい塩梅のバランスになっています。 掟を破り追放となったジョン、彼の走る先に彼の求める幸福はあるのだろうか…チャプター3が楽しみです。
[映画館(字幕)] 6点(2017-07-29 12:17:17)
252.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 
​酔うっ! 長台詞に超長回し、現実か妄想かもわからない世界。どんどんプレッシャーとストレスに押し潰されていく様がとにかく鬼気迫り。それはマジで自分の目の前で起こっているようにも見える。 ヒーロー映画を皮肉ったメタ的な台詞や演出、難解なラストなど映像的にもストーリー的にも飽きさせない作品でした。 …ただまぁこんなに褒められていると「何故?」と思ってしまうところはあるのも事実。正直テンポは良くないし、ギャグなのかなんなのかわからないシーンはめちゃくちゃ多い。にしても音楽めちゃくちゃカッコいいですね。コレだけで映画館で見たかったと思わせる力があります。
[DVD(吹替)] 6点(2017-07-27 01:58:32)
253.  ベイマックス 《ネタバレ》 
​これマーベルコミック原作なんですね。 日本ではそこも伏せた形でプロモーションされるとは恐れ入りました。癒しロボット路線はある意味あっているような、違うような。 とにかく映像とテンポは当然の如く面白く、ワクワクとさせてくれます。 特に日本でロスのような街並みは見ごたえたっぷりですね。あの街の作り込みには恐れ入ります。 そして違和感のあった序盤の闇ロボバトルや犯人を殺そうとする行き過ぎた行動などディズニーらしくない主人公の意外な行動は、その後メイキングという種明かし(本来隠してないんだけど)でマーベル原作って言われたらそりゃ納得です。 にしても理系の友達連中が行きなりパワースーツを付けただけで強くなるのはちょっと飛ばしすぎな気がしますね。 全体的にスピードが速くタメの少ないアッサリとした作りですが、それでも濃く楽しめる面白い作品でした。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-07-21 01:04:58)
254.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
​想像以上のスピードで進化を遂げる地球外生命体はパワーと知性を持ったスゴイ奴。 そんな奴を相手にする人間達のデスマッチは思った以上に人間やられっぱなし。あいつにゃ弱点も無いし隔離するしか無い!あわよくば宇宙空間へ放り出そう! 奴の姿は養分となる肉や水といったお食事で大きくなっていく。最初は小さくてピラピラだった奴も話が進んでいくにつれて奇想天外な姿に…はならず、クラゲとイカを合体させたような意外性の無い姿に。普通すぎるっ!性能は『もちろんご覧の通り』と言わんばかりの攻撃しかしないのでやっぱり意外性もなにも無い。 そんな奴でも大層恐ろしい展開で惨たらしくヒューマン達を餌食にしていくに違いない…と思ったら宇宙生物のクセにレーティングを気にしているのか驚くくらいマイルドに殺していく。おかげで恐ろしさも半減、みんな静かにリタイアしていく。コラッ!真田を当たり前のように殴るな! 後半は奴の位置がリアルタイムでわかってしまうという緊張感もクソも皆無な展開になり、おかげで最後の最後にある絶望感も微妙な感じに。 宇宙ステーションを舞台にしているせいかゼログラビティの雰囲気を持ったモンスターパニックものでしたが惜しい点ばかりが目立つ作品でした。
[映画館(字幕)] 4点(2017-07-15 01:12:59)
255.  学校の怪談3 《ネタバレ》 
これが金子式学校の怪談! 第三弾は旧校舎ではなく現校舎、そして自分たちの街…。 古い校舎も怖いが、やっぱり現校舎もなにか言い知れない恐怖って言うものはあるもんで、 いつもは人が沢山いる学校も人がいなくなると不気味に広い空間が結構怖かったりする。先生が隙間とかになにかいるような気がするのもそんな感じだろう。 監督が金子修介に変わった事で雰囲気はガラリと変化。皆勤賞のテケテケの登場はいいのだが、ちょっとホラー演出に気合が入りすぎている気がしなくもない。 特に両親や警察が襲ってくるシーンは現実で一番信頼している大人たちが偽物で、刃物を持って追っかけてくるなんて考えるだけでも恐ろしい。なにかトラウマでも植え付ける気なのか。塾の講師は最初から嫌な大人で怖いが、さらに恐ろしくなるというギミックも相当恐怖だ。グギッ!グギィッ! ただやっぱり1や2に比べるとそこまで個性的で有名な妖怪が出てこないのが残念。コピー紙の巨人とかなかなか良いんですけどね。 そして子供たちはというと、これが前2作に比べるとド直球にラブラブな連中が2組もいてなかなかに微笑ましい。そして義理の兄弟となる弟と妹との信頼の形成もなかなか良かった。特に兄と弟との信頼は最後の最後結ばれて本当に良かったと感じるものです。 鏡の世界ということで文字が反転しているだけでも十分異世界な演出がされているのもさすがです。 ただ幽霊であるタイチと妖怪たちとの関係が言葉だけでしか説明されなかったのはちょっと勿体ないような気がしなくもない。 ラストは転校。最後どこか切ない気持ちにさせられながらも気持ちよく終わるのも本シリーズの良いところですね。 やっぱりこのシリーズはいいなぁ。
[DVD(邦画)] 6点(2017-07-12 03:13:17)
256.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 
女子高生たちがやってきたおばちゃまのお屋敷は人食い屋敷! とにかく不思議な構成となんでもありな演出、見てる側を飽きさせない謎の小ネタに奇抜な特撮と合成。そしてシュールすぎて逆に怖いホラー演出。 次から次へ怒濤のようにやってくる現実なのか夢なのかわからない展開がとにかくワクワクします。 ホラー映画としてみたらユルいし、コメディとしてみたらシュールすぎる。でもその独特な雰囲気がとにかく面白い。 見所はやはりピアノに飲まれるシーン。怖い!やたらグロい!というか狂ってるよこの映画! そして作品のテンションがMAXに達する家が水没していくシーンも素晴らしいですね。どんどん屋敷が本性を見せて行く展開がたまりません。 水没したガリのメガネを蚊取り線香のブタがかけているというシーンはくだらなすぎて最高です。 そしてこのユルいホラーで特撮な作りは後の「学校の怪談」シリーズにだいぶ影響を与えてますね。 一貫したシュールな世界観とホラー表現がとにかく不思議な一本ですね。
[DVD(邦画)] 6点(2017-07-12 00:31:19)
257.  トーマス・クラウン・アフェアー 《ネタバレ》 
驚異の二つの顔を持つ男とそれを追う敏腕保険会社の女!その死闘!見ないわけにはいかない! 悪逆非道なピアース・ブロスナンの罠から君は脱出できるのか!? …とかそんな展開を予想していたから?いや裏切られても良いのだが、こんなタル〜い展開が続くとは…。 お互いの懐を探り合う駆け引きがあるのかと思いきや、会ってはイチャイチャ、会ってはイチャイチャ、たまに喧嘩といった具合でなんともラブストーリーな作り。 ミステリーとラブストーリーの融合なのでしょうがラブに偏りすぎてミステリーのテンポ的にはとても悪くなっています。 結局最後まで愛し合っているのか探り合っているのかわからない二人になんとも辟易。 ピアース・ブロスナンもカッコいいオッサン役なのでしょうかつかみ所が無さ過ぎて一体なにがしたいのかわからなかったです。 でも終盤絵画を返還するシーンのマグリットのオマージュは面白かったです。音楽も軽くオシャレでいいんですよね。
[インターネット(吹替)] 4点(2017-07-08 12:17:34)
258.  おじいちゃんはデブゴン 《ネタバレ》 
おじいちゃんだけどデブゴン!認知症だけどデブゴン!老いには勝てないデブゴン! ご近所の娘さんは母は出て行き、父はろくでなし。でも近所のデブゴンおじいちゃんだけには心を開いてくれる。 そんなろくでなしの父親が引き起こした自業自得な災難が回り回ってやってくる事になろうとは…って回ってこないぞ。 開始すぐさま少女がさらわれてコマンドーばりに大暴れするのかと思いきや、どちらかというと過去の悲劇に捕われた老人が、認知症で記憶が消えて行く中今度こそ守るべきものを守り過去から解放されていくというお話でした。少女との交流のシーンが多く、アクションシーンはたまにあってもすぐに終わってしまう…いつになったらデブゴンは大暴れするのか…。 それは最後20分頃に突然起こる。正直ここのシーンだけに全エネルギーを使ったような作品でした。カット割りが激しくて見るのは疲れますが十分サモハンの強さが迸ります。特にロシア三人組を一人ずつやっつけていくシーンはイカしますね!迫力あります! そう、これも少女のため、彼女はこの地下カジノに捕われているのだ…って違うんかい!!!! まさかボケ老人の勘違いがマフィアを撲滅してしまうとは…って友達の家に泊まるなら連絡の一つくらい入れなさい! にしてもサモハン監督、今回はかなり音楽の使い方がケレン味があって面白かったです。ロシア人が出るたびにズーン!ズーン!と流れるところが特に。 最後のシーンはちょっと切なく、でもハッピーエンドで気持ちよく終われました。エンドロールに出てくる人たちの顛末は別に必要ないと思いますが。 正直作りは粗いですが、老いたデブゴンが頑張る姿に勇気が出る一本です。
[映画館(字幕)] 5点(2017-07-06 22:01:31)(良:2票)
259.  花戦さ 《ネタバレ》 
​よくもやってくれたな豊臣秀吉!こうなったら花戦さだ!フラワーウォーズ開戦だ! まぁそんなテンションの作品ではないのですが、なかなか変わったモチーフの時代劇。 登場する花の美しさはやはり凄いのは当然と言えば当然なのですが良いモノですね。 今回の野村萬斎は笑いと悲しみを併せ持つ様相はまるでジムキャリーのよう。佐藤浩市演じる利休もオーラがありました。二人のかかわり合いは非常に見ていて気持ちよかったです。主人公の茶会でのアイディアも面白いです。 ですがちょっと間延びするシーンも多く、二時間がちょっと長く感じます。特に蓮とのシーンが後半になるまで意味がよくわからないシーンなのが辛いです。 主人公の顔を忘れやすい欠点も後半はあまり意味の無いものになってしまっていたのが残念。 にしても後半の主人公への追い込み方が凄いですね、あんなに殺すのは利休一人かと思っていたのでびっくり。問答無用に殺しまくりですな。 最後、豊臣秀吉との対決ですが、枝が折れるシーンは信長を召喚したような気がして良かったのですが、回想なども多くちょっとクドく感じてしまいました。利休の言葉を行った後、茶碗まで出すのはちょっとやり過ぎな感じもしますね。 ラストなぜか蓮だけ生きているというシーンもなんだか取って付けたような救済要素のような感じがして正直悩まされます。 花のシーンは素晴らしいのですが、どうしても大筋のストーリーのバランスが悪いように思える作品でした。 ちなみに佐々木蔵之介の前田利家はカッコ良かったです。ヒゲがステキ。
[映画館(邦画)] 5点(2017-07-05 23:43:38)(良:1票)
260.  ヴィデオドローム 《ネタバレ》 
奴こそ新人類ビデオ人間!俺はビデオデッキだぜ!サムライドリーム!!! う〜んシュールで独特な世界。結局洗脳された男が復讐するまでという内容なんだろうけれど、ストーリーはよくわからず。 でもビジュアル的には銃と手が一体化したり、テレビに鞭を打ったりとシュールながら特撮が面白かったです。 にしてもコンピューターではなく視覚オンリーであるビデオ(しかもβ!)という着眼点や、そしてデジタルと肉体の一体化というところになにかSF的なものを感じますね。 ただ僕にはちょっとよくわからないオチでした。
[インターネット(字幕)] 5点(2017-07-01 18:24:12)
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