301. GO(2001・行定勲監督作品)
《ネタバレ》 非常に爽やかな気分になりましたね。結構タブー的な扱いをされてる問題ですが、この作品で窪塚扮する主人公が叫ぶ言葉は非常に痛快です。「俺がそんな朝鮮人の魂なんか持ってたら20円で売ってやるよ おめえ買うか?」 [ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-21 22:21:42) |
302. グッバイ、レーニン!
東ドイツ市民から見たドイツ統一を描いた作品で非常に面白かったです。時代が新しく生まれ変わる際に捨て去らなければならないもの(価値観等)への郷愁が母親の姿を通して描かれており、すこし切なくなりました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-18 12:55:08) |
303. ボウリング・フォー・コロンバイン
《ネタバレ》 病めるアメリカ社会を見せてくれる作品ですね。銃弾がスーパーに売っている社会って・・・。何かが狂っていると思うのは私だけでしょうか。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 22:59:22) |
304. 華氏911
《ネタバレ》 我々が知っているようで実はあんまりわかっていない、アメリカ社会の現実を教えてくれる作品でした。まあ、ブッシュ批判に偏っているとは思いますが、そういう視点から今のアメリカを見ることがあまりない私にとっては非常に貴重な作品でした。もし、あの時ゴアが大統領になっていたらあのイラク戦争はあったんだろうか・・・・。 [映画館(字幕)] 8点(2006-04-16 22:55:01) |
305. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 最初は軽い気持ちでみていたのですが、だんだんと美しい映像と躍動するリズムに惹かれてあっという間にラストシーンまで見きってしまいました。 物語自体は、勧善懲悪・仇討ちと時代劇の王道なので非常にわかりやすいのですが、結構、こちらの想像を裏切ってくれるので飽きませんし、面白いです。 [地上波(邦画)] 8点(2006-04-16 22:49:33) |
306. スウィングガールズ
《ネタバレ》 ジャズに限らず音楽の力って凄いなとつくづく思いました。途中でスーパーの前で「Make Her Mine」(リーバイスのCMでおなじみの名曲です)を演奏するシーンや最後の音楽祭の演奏シーンなんかは本当に格好良かったですね。また、観たくなる映画でした。 [地上波(邦画)] 8点(2006-04-16 22:47:26) |
307. コーラス
《ネタバレ》 音楽って素晴らしい!そう思わせてくれる映画です。モランジュ少年(本当に美声です!)を初めとする少年達の合唱は素晴らしかったです。 それと、先生役のジェラール・ジュニョがいいですね。音楽家崩れのしがない中年教師が奮闘努力していく姿は非常に身近に感じられて親しみを覚えました。 ストーリーについては、非常に現実的です。特にコンクールに出て賞を取ったとかそういう結末ではありません。ただ、そういった予定調和的なハッピーエンドが無い分、静かな感動を呼び起こしてくれる作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-16 22:22:16) |
308. ミュンヘン
《ネタバレ》 非常に良く出来た作品です。スリリングな展開、アクションもハリウッド仕様でとても迫力がありました(爆発シーンは心臓が止まるかと思いました。)。 しかし、これが現実に起きた話を基に作られた作品であり、ここで描かれているパレスチナの問題はあまりにも惨たらしく、そして今なお殺し合いが続いている事を考えると、非常に恐怖を感じてしまいます。スピルバーグは自らの出自がユダヤ系であるにもかかわらず非常に中立的に描いており、逆にそれが双方が加害者であり被害者であり、また正義であり悪であるという救いようのない現実を浮き彫りにしています。 [映画館(字幕)] 8点(2006-04-16 22:10:41) |
309. ノー・マンズ・ランド(2001)
《ネタバレ》 非常に辛辣な作品です。かつて同じ国の中で共存していた民族同士が殺しあうことがいかに愚かで馬鹿馬鹿しい事であるかを描いています。また、ボスニア紛争に欧米諸国がいかに身勝手かつ無責任に関与していたか、そしてマスコミもいかにこの殺し合いを、一つのソフトとして無責任かつ興味本位で取り扱っていたかを皮肉っています。 見終わった後非常に苦々しい感情が残る作品です。ただ、ストーリーは非常に面白いですし、いろいろな事を考えさせてくれる良い映画だと思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-16 21:50:45) |
310. この素晴らしき世界
《ネタバレ》 非常に感動しました。正直、途中で「いくら生きるためとは言え、それは・・・・」と思うところもありましたが、それでもやはり生き抜くことが大事なんだと痛感しました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 21:49:11) |
311. es[エス](2001)
《ネタバレ》 恐ろしい作品でした。人間の嫌な部分を思いっきり見せてくれる作品です。正直見終わった後ちょっとダウナーな気分になりました。 見る前は、もっと実験を淡々と描き出すのかと思ってたんですが、想像以上にアクションシーンが多かったですね。ただ、正直このテーマをドキュメント風に淡々と描かれていたら、答えの見えない問題だけに、非常に嫌な気分だけ残っていたと思いますので、個人的には良かったです。(途中から完全に囚人役側に肩入れして見てたので、最後のアクションシーンは結構スカッとしました。)。 しかし、このテーマは考えてみると非常に難しいですね。自分が同様な立場になった時に、最後まで理性的に行動できるかというと自信がありませんし・・・・・・。 考えさせられる作品でした。 [DVD(吹替)] 8点(2006-04-16 21:37:01) |
312. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 とにかく、ジョゼ役の池脇千鶴が良かった。この作品の感想はこれに尽きます!なんというか、凄く強さを感じました。 まあ、主人公の男はしょうもない奴ですけど、実際ああいう状況になったら逃げてしまう気持ちもわからんでもないですね。 [DVD(邦画)] 8点(2006-04-16 21:35:20) |
313. ガール・ネクスト・ドア
まあ、アホな話ではありますが面白い作品でした。しかし、高校生っていうのは根本的には日本もアメリカも大差ないですね。(最後までどういう展開になるのかわからないので、予備知識は無しで見たほうが楽しめます。) QUEENとデビッド・ボウイの「アンダープレッシャー」やVERVE、WHOなどバックに流れる音楽が良かったですね。一番、「おっ」と思ったのはエコバニのキリング・ムーンでしたけど・・・・懐かしい・・・・。 [DVD(吹替)] 8点(2006-04-16 21:05:12) |
314. リリイ・シュシュのすべて
見終わったあと、厭世的な気分になりますね。中学生の日常生活に潜む救いようの無いダークな世界と、非常に透明感のある美しい映像と音楽がとてもマッチしていて惹きこまれていきます。 この作品の映像は、我々の中にある心象風景に非常に近い感じがしてとても心地良いですよね。特に最後のエンドロールのところは素晴らしいです。 [DVD(邦画)] 8点(2006-04-16 21:00:58) |
315. 東京フレンズ The Movie
あくまでも大塚愛を魅力的に映し出し、商品価値を高めることが目的なのでしょうから、その意味ではよくできた作品だと思います。脇を固めるキャスト陣も、当時のエイベックスの隆盛ぶりを感じさせる豪華さです。 [地上波(邦画)] 7点(2017-07-08 22:46:28) |
316. ブリジット・ジョーンズの日記
レニー・ゼルウィガーが絶妙な存在感を示していて楽しめました。 [地上波(吹替)] 7点(2016-11-06 09:19:44) |
317. 酒井家のしあわせ
《ネタバレ》 普通の地方都市を舞台とした家族ドラマとして良くできています。 この作品の一番の肝である「父が男と暮らすために家を出ていく」という設定が、ちょっと無理がある感じに仕上がっていたのが気になりましたが、無事収束させており、呉美保監督の力量が感じられました。 でも、やっぱり小さな子供たちにとっては、「父が重い病気にかかって死んでしまった」ことよりも「父が自分たち家族を捨てて男と暮らすために出て行った」方がマシだと考えてしまう心境が自分には理解できませんでした。 [DVD(邦画)] 7点(2015-09-26 11:21:46) |
318. なくもんか
《ネタバレ》 昭和の喜劇人を彷彿させる阿部サダヲの演技と、竹内結子の安定の演技、そして宮藤官九郎の人間の本質を笑いと小ネタのオブラートに包んだ脚本が揃い、楽しい作品でした。 ただ、沖縄で物語を無理やり収束させようとする後半はちょっと「うすら寒かった」ですね・・・・ まあ、家族関係なんて余所から見れば「うすら寒い」ものなんだ!でもそれでいいんだ! ってことなんでしょうかね。 ただ、40年継ぎ足して作ったソースが市販のものに負けてたり、いつもニコニコ良い人もどこかでストレスを解消しないとやってられないといったようなネタは面白かったです。 [地上波(邦画)] 7点(2015-09-26 10:02:42) |
319. 明日への遺言
《ネタバレ》 「米軍では、非人道的なことに対する報復が軍法で明確に容認されている。」この事実こそが、この作品を理解する大きな鍵となっています。 公正であるべき裁判が、当事者である戦勝国が敗戦国に対して行う矛盾。そしてその戦勝国では「非人道的」(人道的な戦争というものがあれば教えて欲しい)なことに対する報復が容認されている事実。しかも、戦勝国側の戦争犯罪については裁かれることはない理不尽・・・・・。 日本の戦争中の行為を肯定するつもりは毛頭ありませんが、この「正義の面を被った復讐行為」についても疑問を感じます。 そのような中で、岡田中将やフェザーストン弁護士のような「公正」さを求めた人物が日米両国に存在したことは非常に感銘深いですね。 [地上波(邦画)] 7点(2015-05-03 14:03:31) |
320. スリーピング・ディクショナリー
《ネタバレ》 単に良く出来た恋愛ドラマというだけでなく、帝国主義下の植民地経営の状況が描かれていることが興味深かったです。 [地上波(吹替)] 7点(2015-03-29 13:50:51) |