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ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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321.  一命 《ネタバレ》 
オリジナルは未見。 生活に困った浪人が裕福な大名家に押しかけ面倒を避けたい屋敷側から金品をせしめる狂言切腹が流行る時代。淡々とその切腹を願い出るいかにも貧乏浪人とした風情の半四郎。それを諭すように一人の若い侍の顛末を語る斎藤。回想を交え徐々に事実が明らかになっていく流れは巧かったし、美術や登場人物の凛とした所作の美しさも相まって見応えがあった。 武士の魂である刀を質に入れてでも助けたかった家族。それでもお金が足りず噂を聞き行った狂言切腹。それを、武士の建前を押し付け、無理やり竹光での切腹を強いる井伊家の虐めっ子トリオ。 流行りの狂言切腹に苦慮し仕官に抱えたり金品を与える、という行為を家臣の前では易々と受けられない名家の家老である斎藤の武士の面目を重んずる気持もわかるが、恥を承知で竹光の刀を差し妻子を助けてくれるように願いを乞う求女の願い、それを酌んでやらないのは何故だ?という半四郎の気持ちもそれぞれよく分かる。 武士としての面子や体制を重んずるならば、と虐めっ子トリオを峰打ちで倒し、髷を斬り、それを持参し斎藤に見せる半四郎。3人がかりでも打ち負かされ、おまけに武士の誇りでもある髷を斬られた虐めっ子トリオは己を恥じて逃げ隠れしているが、それはどうする気だ?という半四郎の問いが判明した辺りはゾクゾクとしましたよ。武士道がいかにまやかしで無駄なモノ、体勢を整えるだけのモノであるか、という内容ですかね。武士の見栄や建前を守る前に人間としてどうなのか。それを井伊家の人間に問うためにきた半四郎。ちょっと抵抗してはみたが、抜いた刀は竹光だったってのも良かったな。たんなる復讐劇に終わらないトコが素晴らしかった。
[映画館(邦画)] 8点(2011-10-21 22:11:16)
322.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 
続編、リメイク、前日譚。ハリウッドのネタ切れによる安易な企画はよくありますが、名作『猿の惑星』の前日譚である今作もその系統かなと思ってました。しかし、よく練られた脚本と細やかな演出により、非常に納得のいく前日譚になっています。人間側の主要人物も良かったですが、アンディ・サーキス+CGによる猿側のリーダーのシーザーの感情溢れる表情や行動が良かったですね。 アルツハイマーの新薬を与えたチンパンジーから生まれた子猿。その子猿は新薬の効果を受け継いでいて知能もどんどん発達。その新薬をアルツハイマーの父に投与すると劇的な効果が表れるが、数年後には抗体ができてしまい症状悪化。そのため強力な新薬を開発するが人間には副作用があった。その新薬に隣人のパイロットが感染したコトにより世界各国へ爆発的に広がっていき、人類が激減し衰退するという流れも悪くない。 保護施設に隔離されたシーザーは虐げられた生活に見切りをつけ、仲間を教育しつつ新薬で覚醒させ自由を得るための戦いに出る。施設でのシーザーの叫びはグッときたな。ゴールデン・ゲート・ブリッジの向こうに見える人類の街並み(文明)を見据えるシーザーの画も良かったわ。無益な殺生はせず、統率力と行動力があり慈悲に溢れているリーダー。今の日本にも欲しいトコですねぇ。
[映画館(字幕)] 8点(2011-10-07 21:25:59)(良:2票)
323.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 
どう見ても圧倒的な戦力を持ちながら、白兵戦までして地球の戦力レベルに合わせ真っ向勝負してくれる宇宙人さんは優しいなと。 でも本物の歴戦の軍人にしか見えないアーロン・エッカートのナンツ2等軍曹は背を見せ育てる寡黙タイプでカッコ良かったですね。独白シーンや一人ヘリからロープで降下すると次々にロープが下されて隊が一つにまとまるシーンや、最後は束の間の休息後すぐに無言で弾丸を詰めだす軍曹、それを見て隊のみんなも続いていくなんて辺りはグッときますね。「反撃だっ!」で終わるのも良いし、米軍万歳、海兵隊万歳な展開ながら燃える物があるのは事実だなぁ。女性兵士にミシェル・ロドリゲスが出てますが慣れたモノですね。現場の一小隊の目線で進むので人によってはこじんまりした印象を受けるかも知れませんが、緊張感、臨場感があり楽しめました。
[映画館(字幕)] 7点(2011-09-25 23:12:23)
324.  サンクタム 《ネタバレ》 
いたって普通な洞窟からの脱出劇。映像はクリアで臨場感があるし、リチャード・ロクスバーグが演じていた探検家は凄味があったし、お約束的な要素を持った仲間もいるのでそれなりに楽しめますが、いかんせん地味ですね。父親と息子の葛藤を含め人間模様もベタだし何か未知の生物や未知のモノが出るわけでもないし、聖域という意味のタイトルは大げさに思える。洞窟を探検する探検家にとって極限状態での心構えや思考は理解できるが、葛藤も少なく感情移入は難しかった。それなりの内容に対して、キャメロンの名を前面に押し出すなど過大な宣伝と煽りをしてるので、無駄に期待感を上げられてしまい肩透かしを食う人も多い気がするのが不憫だな。
[映画館(字幕)] 5点(2011-09-19 21:36:13)
325.  インシディアス 《ネタバレ》 
前半は夜中に警告音がけたたましく鳴り響き、恐る恐る見に行くと玄関のドアが開いていたり、窓の外に人(霊)が立っていたり、部屋の隅に子供(霊)がいたりって辺りは不気味で怖くて良かったけど、途中からテンポが悪い上に年代物の恐怖映画的なモノを狙ったのか、甲高いキンキンしたバイオリンのビビらせ音響がとても大きく多いため飽き飽きした。結構ホラーも観てきましたが、ここまで無駄に大きな音は初めてな気がする。幽体離脱がどうの悪魔がどうのと言い出してからは怖さも全くなく、終盤もお化けが総登場し、いつも通りのモンスター的な扱いでガッカリした。良いところもあるけどSAWで見せたようなキレのあるカットワークや演出は見られないですね。落ちもベタ以下。子供も憑依(乗っ取り)されてる描写があった方が納得いくようなパスタの食いっぷりだったけどどうなんだろうな。
[映画館(字幕)] 3点(2011-09-11 23:08:37)
326.  リセット(2010) 《ネタバレ》 
ルーク、ローズマリーなど映画好きなら「おっ!」と思う個所はあるけど、何かあると思わせるだけで何も無かったという印象。闇と光の関係性もご都合主義だし、バーの地下の通路も意味が分からない。「存在する」と連呼するとこからして、誰かと繋がっているという存在理由があの4人にあるのかと思ったりもしましたが、映写技師には無いし、その映写技師はなんで闇から帰ってこれたのだろう?リンゴがあったり最後に少年と少女が残った辺り宗教臭さを感じたな。大の大人が右往左往して結局は闇に飲み込まれていってるのに、光る靴にソーラーパワーの懐中電灯を装備して生き抜いている少女の逞しさには笑ったわ。 『ロアノーク島』の話は昔本で読んだ事がありますが、あの手の集団失踪話は昔は割とあったようで色々ありますね。事実なのか判りませんが、船だった村だったり軍隊だったり割と多いかな。まぁ最近も多いけど某国の人達が集団で疾走するから日本人としてはそっちの方が怖いなと。
[映画館(字幕)] 3点(2011-09-03 17:48:22)
327.  ピラニア 3D
全く観る気はなかったんですが口直しがしたくなり鑑賞。CGのピラニアは微妙だったけど、もう80年代イケイケ時代のようなエログロ馬鹿スプラッター風味で良いですね。本作の3Dに関してキャメロンが苦言を唱えてたらしいですが、確かにこの作品のエログロ3Dには第一人者として言いたくもなるのかなという気もしますが、自分の初監督作と比べて負けた、と思ったのかも? センスの良いゴアが得意なアジャらしく冒頭からカメラワークも演出も良いし、能天気な若者が数々の死のバリエーションを見せてくれるのでコレ系が好きな方なら間違いなく楽しめます。夏の終わりにちょうど良いんじゃないでしょうか。
[映画館(字幕)] 7点(2011-09-01 23:38:08)(良:1票)
328.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
アポロ計画を持ってきて、飛行士が裏じゃトランスフォーマーと遭遇していたという辺りはニヤニヤしてしまったんですが、前半の就活シーンや変な中国人のシーンが無駄としか思えないほど後半のダイジェストぶりが気になりましたね。人間側の奮闘も人類がオートボットと共に戦っているというのは良いけど、描写が断片的で連携が取れてるように見えづらく中途半端に見えたな。箱に目いっぱい詰め込もうとして、肝心のモノが収まらなかったというような印象。もうちょっと肉弾戦を観たかったと思うファンは多いでしょうね。 それからオプティマスの口の汚さと残虐さはどうなんだろうなぁ。人間でいえば生首刎ねたり、首を脊髄ごと引っこ抜いたり、内臓を引き摺り出したりなんだけどね。センチネルにはボッコボコにやられ情けを掛けられ命を拾ったくせに、瀕死の状態の自分を救ってくれ停戦を持ち出してきた命の恩人メガトロンを不意打ち虐殺でチャンチャンってのは虫が良すぎるというかギャグだったな。
[映画館(字幕)] 6点(2011-08-02 22:14:20)(良:1票)
329.  アリス・クリードの失踪 《ネタバレ》 
オープニングから拉致監禁するまでの無駄の無さ、登場人物3人で繰り広げられる終始漂う緊迫感はお見事だった。初監督作品だというブレイクソン監督の演出力、テンポの良いカット割り、監督自身が書いたという脚本はとても優れていたし将来有望としか言いようがない。タイトルの由来も最後に理解できたけど、二人組の犯人のいきなりの「ブッチュ~」には吹いたし、同性愛者+両刀使いにしたおかげで物語に深みも出ていたな。しかし、よくやったなぁ。私には無理ですわ。
[映画館(字幕)] 8点(2011-07-23 22:54:13)(良:1票)
330.  コクリコ坂から
原作未読。数多くある昭和の少女漫の中からなぜこの作品を選んだのか分りませんが雰囲気は悪くなく、学校も町も活気にあふれ人々がひたむきに真っ直ぐ力いっぱい生きている姿は美しかった。物が溢れ自堕落に生きる人が多くいる現代より、よっぽど魅力的な時代だな、と。この時代あたりの学生が団塊の世代と呼ばれる方々だったんでしょうけど、高度成長期や学生運動的な様子など感慨に浸れるかもしれませんね。ストーリー的には可もなく不可もなく、子供たちには難しいかな。 ジブリではファンタジーからしばらく離れるって発言がありましたがこの作品の成績次第では撤回するだろうなぁ。
[映画館(邦画)] 5点(2011-07-23 22:53:14)
331.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 《ネタバレ》 
原作未読。ついに最終章となったわけですが、やっぱこの監督は向いてなかったと思いますね。情報不足というか端折りすぎていて各シーンの余韻がない。シリーズを通して出ていたキャラもアッサリと死んでいくわりに、悲哀や悲壮感があまりないのは下手としか思えないし致命的。「これ入れときゃいいんだろ?」的で雑にしか映らないしブツ切りすぎて違和感があった。最後の戦いも迫力がなく盛り上がりに欠けたし、俺様の人もアッサリ逝くし強敵を倒し歓喜に沸くシーンもない。エンドロールも単調な音楽なだけで趣向を凝らすコトも無く終了。前回のpart1が148分で今回が130分。10年間積み上げてきた集大成がコレで原作ファンの人は満足できるんでしょうかね? スネイプの記憶の回想はシリーズを見てきた人にはグッときただろうし、シリーズに出てきた魔法のアイテムなどの名称が出てきたのはワクワクさせてくれたかな。まぁ良いトコもあっただけに残念な終わり。10年の歴史を加味してこの点数。
[映画館(字幕)] 5点(2011-07-15 23:22:02)
332.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
原作未読。巨人族の星での暴れっぷりや、地球に追放されてから「そんな物で…」と言いつつアッサリ2度も失神、拘束を解いて脱出かと思いきやバックしている車にぶつかってまたもや失神という3段落ちには吹きました。神に相応しい気品と風格を持ちつつ、陽気なアンちゃん風な親しみやすそうなチャーミングな笑顔ですっかりソーには魅了されましたね。王冠をかぶっているロキはオカマ漫画家の山咲トオルにしか見えなかったけど、脇のキャラも悪くなかったです。ソーの側近のような伝説の3戦士が弱いのと、宝物庫の番人で侵入した氷の巨人族を秒殺したデストロイヤーが地球に降り立ったら車や家を燃やしたり壊す程度で盛り上がりに欠けるのが難点ですが、ソーの復活シーンはカッコ良かった。ソーの父親のオーディン王をアンソニー・ホプキンスが重厚に演じているのも作品としての格を上げているかな。 しかしマーベル・コミックスのヒーローが集結する『アベンジャーズ』というのが作られるようですが、本作のソーは神だけあって次元が違いすぎる強さなんですがどうなるんでしょうかねぇ。
[映画館(字幕)] 7点(2011-07-02 22:07:58)
333.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
映画作りに熱中している少年グループは適材適所というかキャラが揃っていて、それぞれが「あ~いたいた、こんな奴」って見た目と性格をしてて微笑ましかったです。ただ作品としては中途半端にしか感じなかった。エイリアンは何年も閉じ込められ実験されて鬱憤が溜まっていたんだろうけど、人を襲って殺したり、さらって食べちゃってるような同情の余地なしな生物。主人公の少年はそんなエイリアンと心を通わせたのか笑顔で見送り、4か月前に事故で亡くした母親の形見をすんなり手放してしまうあたりのベタベタな演出は鼻についたな。『ET』+『スタンド・バイ・ミー』的なモノを狙ったんだろうけど、ほとんどの演出に唐突感があるので感動も感情移入するところもなく見事に肩透かし。スリーマイル島、先生の最後の言葉、事故現場に残されたフィルムケースだのと伏線も全くスルーしてるし、派手な爆破やVFXがなければ70年代の作品といわれても分らないかもしれない、深く考えたら負けのお気楽映画でした。前半の事故までの流れは良かったんだけどなぁ。 タイトルはコダックの8mmカメラ用のフィルム規格だそうで、それを使って色々と撮っていた人には感慨深かったのかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 3点(2011-06-27 22:05:34)
334.  さや侍 《ネタバレ》 
結局この人はコントありきで作ってるとしか思えない。主役の野見って人もテレビで使ってたらしいし、その人のキャラを利用してコントをしているだけ。テレビのダウンタウンや松本が好きな人にしか受け付けられないんじゃないかと思いますね。テレビなら内輪ウケというか収録しているスタッフや画面外の役者の笑い声に釣られて笑ったりテンションが上がるコトもあるかもしれない。でも映画じゃそうはいかないんだよな。まあ松本は嫌いじゃないので全作映画館で観てますが、発想は良いんだけど毎度おなじみな残念な作りと落ちでした。最後の「首が~戻った~。」と、娘役の子だけ抜群に良かったのが救いか。
[映画館(邦画)] 1点(2011-06-21 20:24:16)
335.  赤ずきん 《ネタバレ》 
誰でも知っている童話『赤ずきん』のエピソードを織り込みつつ、物語を発展(劣化?)させた本作ですが、雰囲気は良かったものの色々と強引に混ぜ合わせたんだなぁとしか思わなかったですね。人狼のくせに嫁の不貞に気づかず、嗅覚が鋭いはずなのに長女が自分の子と見抜けず、逆切れでその相手の男を殺し、嫁にはお仕置きで顔にひっかき傷、退治しようとした村人や神父+兵隊を殺しまくり、婆ちゃん煮込みスープを娘に食べさせるなど計画性の無さがうかがえます。都会に行きたかったのならとっとと話しかけて娘を連れて行けばいいのに、あれだけ親しくしていた村人を無駄に殺したりどんだけ遠回りしてんだよ、と思いました。もっとダークなものを期待してましたが、スノーホワイト+ウルフマンの簡易版って感じかな。赤いマントを羽織ったアマンダ・サイフリッドが映えてただけに惜しい。
[映画館(字幕)] 4点(2011-06-16 20:31:19)
336.  アジャストメント 《ネタバレ》 
原作未読。この世は運命を操作する人知の及ばない存在(運命調整局)が司っている、というどっかで観たコトのある内容。凄い力を持ちながら疲労で居眠りだの、彼女を追い求めている主人公の行動を完全スルーして再会させてしまったりするヌルイお仕事。普段からあんな過程じゃ、毎日調整で疲労もするし世の中もなかかなか良くならんわな。調整員は『終わりよければすべて良し』の帳尻人としか思えないが、それすら、『運命の書』とやらを書いた存在の掌ですらないのかも知れない、と考えられなくもない。まぁ強大な力を持った存在には、虫けら並でしかない人類の利用価値があるとも思えないけど、将来、アメリカ合衆国大統領になった主人公に何かをさせるのかな?と、早々に明かされてしまうズッコケ調整員との緊迫感の無いやり取りと追いかけっこや、しょうもないラブストーリーを見せられ、すっかり冷めた目でフォロー気味に想像力を働かせて見守っていた私でした。 操作されレールの敷かれた運命を受け入れず抗う主人公とそのオチを観る限り、『自分で運命を切り開け!』というベタなメッセージを鬱陶しく思う人も多いだろう。ひねた性格の私に言わせれば、「決められた運命に抗うコトや、その結果も、定められた運命の一部じゃないの?」と思ってしまうんですが、どうなんでしょうねぇ。低予算映画だからしょうがないにしても、マット・デイモン出演が勿体ないと思える作り。『どこでもドア巡り』だけ面白かったかな。
[映画館(字幕)] 3点(2011-05-27 21:01:08)
337.  パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 《ネタバレ》 
ジャックやバルボッサの魅力が全く失われていてますね。バルボッサが海軍に寝返った件や、【海賊が恐れる伝説の海賊】と異名だけは大物だった黒ひげとの確執も台詞がチョットあるだけで解りづらい。海軍側に良いキャラを作れなかったのか知らないが、続編ありきの改変はいただけない気がするな。そのキャラ改変の理由でもあった肝心の黒ひげもビジュアルは悪くないけど残虐さがあるわけでもなく、秘めた力があるわけでもなく案の定一作だけで消えるなど小物臭しかしなかった。黒ひげ+手下にゾンビ、元恋人の女海賊、儚げだが人を襲う人魚と面白そうな要素がありながら、これだけ中途半端で何処にも見所が無い当たり脚本がダメなんだろう。肝である生命の泉もなんてことないし、アクションが凄いわけでもなく、ストーリーが面白いわけでもなく、唯一の救いの飄々としながらも抜け目のないジャックの軽妙さも失われすっかり凡人化。他のキャラクターにも魅力がないので演出も悪いのと相まって退屈でしょうがなかった。仮にこれが一作目であれば続編はなかったでしょうな。女海賊の元にジャック人形が渡ったラストは次へ伏線としてどうでもいいけど、次作は相当しっかりした物を作らないとますます客は離れるだろう。
[映画館(字幕)] 2点(2011-05-24 20:27:55)(良:1票)
338.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 
老若男女誰もが知っているではあろう『白鳥の湖』をベースにした作品。「これでアカデミー賞が獲れるんだ」というのが率直な感想。 現実か?妄想か?という内容でホラーやサスペンス物でよくあるネタですね。本人が…影武者が…と物議をかもしたバレエのシーンは悪くないけど、全体的に映像がクリアじゃないのはカメラ機材の問題なのかな?それとも彼女の妄想を含めた演出なのか? 娘に恨みと妬みを持ち、自らの叶えられなかった夢を押し付け自己投影している母親に抑制され続けた初心な白鳥は、解放されたら黒鳥になり狂気に突き進んでしまった。彼女の内面の脆さを理解し見守ってあげる役目の母親がこれじゃな。支えてくれる人がいなかったニナは実力があるだけに不憫だった。ダンサーはそれほどどっちにも転べるくらい肉体的にも精神的にも過酷ではあるんだろうなぁ。まぁダンサーに限ったことじゃないですが主役を張るには強い心が必要だな、と。 しかし、ナタリー・ポートマンは大人の女性な顔つきになったな。逆にウィノナは老けたとしか思えなかった。
[映画館(字幕)] 5点(2011-05-11 20:42:00)(良:1票)
339.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
原作未読。オリジナル未見。快活で賢く、何者にも屈しない強い心を持ったマティを演じたヘイリー・スタインフェルドは『赤毛のアン』に合いそうだなと思った。相手をやり込め補償と馬を勝ち取るタフなネゴシエーターぶりは見事すぎてニヤニヤしましたよ。 『トゥルー・グリッド(真の勇気)』というタイトルならもっとカタルシスを与えられる様に撮れそうだな、とは思いましたが、控えめな演出が逆にリアルに感じられたかな。先住民であるインディアンの虐げられ具合や男尊女卑で男臭い世界は服装や街並みなど含め、古き良き西部劇らしかった。
[映画館(字幕)] 7点(2011-05-11 20:38:53)(良:1票)
340.  GANTZ:PERFECT ANSWER 《ネタバレ》 
原作既読。原作も行き着くトコまで行った感がありますが、終わって無い原作ありの物語をオリジナル展開でケリをつけるって、かなり難易度が高かったと思いますね。制作費の関係か判りませんが予想通りな出来で地下鉄や商店街で片が付く話に終わりスケールが小さすぎたし脚本がダメかな。玄野は付き合っているわけでもない多恵といつまでもグダグダしてるわ、良い人代表のおっちゃんが「点数を稼がなきゃ」などと言いつつ善悪に揺れ動いてしまうベタでセコイ人間臭いキャラになったりするわ、スーツ着用とはいえ散々戦って瀕死状態になっている玄野が至近距離からXガンを食らっても軽く吹っ飛んだだけだし、刺されたとはいえスーツを着た西が一撃で殺されたのに何度斬られても玄野に駆け寄って行く多恵のゾンビ並の生命力を見せつけられた時は「多恵もガンツ卒業組でスーツ着てるのか?」などと思ってしまうほどのご都合主義(どうせならそっちの方が良かったかも?)。最後は玄野が玉男になったはいいがガンツにデータの入ってない人間が復活するとかなんでもありでしたが、玄野が玉男をしていれば平穏無事な日々で終わるんだろうか?壊れたり養分吸い終わる時はどうするんだろう。 黒服のリーダーと女子高生は雰囲気もあったし、終盤にあった玄野+加藤vs偽加藤の剣術バトルはスピード感も見せ方もそこら辺の洋画より良かった。あと、川井憲次はいつも良い仕事するわ。
[映画館(邦画)] 3点(2011-05-11 20:38:07)
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