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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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341.  フィフス・エレメント
まあ、確かに「良い映画」ではない。陳腐な世界観、科学的考証無視のSF要素、幼稚なストーリー、狙いすぎてハズしまくっているギャグ、テンポの悪い展開etc.etc。生真面目に見ていると褒めるところは見当たらない。  でも、不思議とあまり悪い印象を感じない。何の偶然か必然かは分からないが、たまに理屈を抜きにして、その世界の「空気感」のようなものを感じる作品があるが、まさにそういうタイプ(?)の映画。  PS.人類の存亡よりも、クリス・タッカーの目玉が飛び出さないか心配しつつ見ていた。
5点(2004-11-12 21:12:51)(笑:1票)
342.  CUBE IQ
この邦題をつけた人間をこそCUBEに放り込んでやりたい。   しかし、「悪いのは邦題をつけた人間で、この映画は悪くないんです」とは口が裂けても言えない、この映画も同罪。
1点(2004-11-09 18:18:10)(笑:1票)
343.  ケイティ 《ネタバレ》 
は~、面白いサスペンスってなかなか無いもんだなあ…。  愚痴から入ってしまいましたが、そんな程度の駄作サスペンス。あまりにも凡庸な展開とオチに閉口。他の作品のレビューでも散々書いてきましたが(笑)、今はもう観客の目が肥えてしまっていて、サスペンスやミステリーには、今まで以上に「工夫」や「オリジナリティ」が求められているんですから、こんなありきたりなオチを持ってこないで欲しいんですよねえ。まして「主人公が犯人オチ」なんて、ほとんどの観客の予測範囲にデフォルトで入っているものであって、いかにして意外性を出せるかに、この手のジャンルの価値はかかっている訳です。つまり「怪しくなさそうな人物=犯人」という展開は、超えるべき初期設定でしかなく、「主人公が犯人でした~」で、安心しているようではダメなんですよ、監督さん。いや、もちろんそれでも良いんですが、問題はいかに良い意味で「観客を騙せるか」なんです。こんな誰でも見当がつくような展開ではダメですよ~。  「サプライズ」ありきのジャンルだけに、後になるほど作るのが難しくなるのも分かりますが、もう少し、独自の工夫をしてもらわないと。
2点(2004-11-09 17:57:35)(良:1票)
344.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 
古典的名作群に対する敬意は払うとしても、やはりミステリーやサスペンスといったジャンルは、マジック(手品)やTVゲームと同じで、アイデアと技術に支えられている部分が大きいので、ごく一部の例外を除き、どうしても古典よりは、色々な技術革新による表現の多様化、過去のアイデアの改案と取捨選択などを経て作られた新しい作品の方がより面白いと言わざるを得ない。  特に今作は「現実の皮肉」というテーマを描くために、ミステリーやサスペンスとしてのリアリティを犠牲にしているような、粗いご都合主義が目につく。完全犯罪を目指している割には、ロープを忘れていったり、硝煙反応を無視していたりと、思いっきり致命的なミスを連発。その上、犯行時刻の前後に、人目につく行きつけのカフェで、真っ昼間に不倫相手と待ち合わせをするなど、ちょっとあり得ないようなマヌケな行動の数々に、序盤から呆れてしまう。  また、車を盗んだあげく、人殺しまでしてしまうアホカップルなど、起こる事件のすべてが「トラブルのためのトラブル」でしかなく、そこが製作者の狙いだと分かっていても、そのあまりに無理のある行動の数々に最後まで感情移入できず終い。  些細な偶然の積み重ねが現実というものを作り上げ、それゆえ現実は脆いのだとするテーマは分かるものの、こうした登場人物全員のやる事のアホさ加減に、その説得力も薄れ気味。
[ビデオ(字幕)] 5点(2004-11-09 17:15:05)
345.  ほしのこえ 《ネタバレ》 
ほぼ「トップをねらえ!」の後半w。独自の着想はゼロ。特に基本的な舞台設定と演出全般は完全に模倣。いくらなんでもパクりすぎ。こういう元ネタの影響モロ分かりの劣化コピーを恥ずかしげも無くやってしまう感覚が、「オタク的」と酷評をされてしまう最大の原因だということをもう少し認識してもらいたい。ただ、ひとりでこれだけのものを作ったという事は十分スゴい(これをどこかのスタジオが集団作業で作ったのなら間違いなく駄作だけど)。ちゃんとしたスタッフと資金に恵まれれば、大化けする可能性はある。その点は正当に評価すべき。  今作はどちらかと言えば、SFアクションではなく、宇宙という広大な世界にお互いの仲を遮られてしまう少年少女の「遠距離恋愛ドラマ」がメイン。相対論的効果により、「もう同じ時間を生きることは出来ない」という切ない演出は、普通の単純な恋愛ドラマでは出せないだけに、よりドラマチックなものにしやすいという利点がある。短編である分、余計な説明や人間描写は省略し、始めからその辺のテーマを中心に持ってきている割り切った作り方は正解。  近未来の舞台や宇宙人との戦闘は、それを引き立てるための素材でしかないわけだから、その辺の突っ込みはヤボ。セーラー服での戦闘も同じ。リアリティよりロマンでしょ。「宇宙でセーラー服」なんてトンデモ設定だからこそ、戦いにファンタジーとロマンとノスタルジーが同時発生するんじゃないかな(笑)。  
[映画館(字幕)] 6点(2004-11-09 16:30:10)(良:1票)
346.  ウェイキング・ライフ 《ネタバレ》 
なるほど、あのアニメと実写の中間のような表現は、主人公が辿る生と死の「境界の世界」の象徴であり、またそれは、この作品や見ている我々の世界にも及ぶ、「認知の揺らぎ」について考察させるために機能しているらしい。  ただ内容的には、ほとんど哲学や心理学の入門書に書いてある程度のことで、この手の「答えの出そうで出ない命題」に対する無責任な問いかけにしかなっていない。  この手の作品を見るくらいなら、普通に「宇宙論」「量子力学」「生物進化論」の本などを読んだ方が、よほど「存在」や「生命」について深く考察することが出来ると思う。   普段あまりこういうことに関心の無い人にとっては、矢継ぎ早に繰り出される抽象的で衒学的な問い掛けの数々を消化していくことは難しいだろうし、また逆に普段から色々と考えている人にとっては、今さら考えさせられるほど斬新な質問や考察もない。という感じで、せっかく作ったのに伝えるべき手段とターゲットを見失っている作品。
[ビデオ(字幕)] 4点(2004-11-06 15:56:57)
347.  13デイズ
当時の大統領がブッシュだったら、「19XX年、世界は核の炎に包まれた!」ってなコトになってたかも。武器の進化がもたらした偽りの平和と「戦争の変質」が歴史の必然だったとしても、やはり、それは強大な帝国主義国家の我欲と傲慢による自業自得の結果でもあるわけで、キューバ危機を回避した冷静な対処を手放しで褒める事は私にはとうてい出来ません。ただ、「戦争」や「国家」のあり方を学ぶきっかけとするにはいい作品かも。
5点(2004-11-06 15:26:11)
348.  リクルート 《ネタバレ》 
「ゲーム」や「スクリーム」のような、「ひっくり返してナンボ系」。CIAだの、スパイだの、ウィルスだのは、そのための「材料」程度の扱い。それゆえに、ひとり一人のキャラ描写は弱いし、全体的にリアリティに欠けているのは残念。  ただ、そもそも始めから「観客」に対して、「虚実・真贋の判定」を迷わせる事を目的に作られている作品なので、「ドンデン返しが多過ぎて、何が真実か分からない」というような突っ込みは的外れ。その代わり、余計な寄り道も無く、手馴れたテンポの良い作りになっていて、最後まで飽きずに見ていられる。少なくとも娯楽作品としては見て損の無いレベル。   そういう意味でも、8点以上を付けるほどの傑作ではないが、3点以下を付けるほどの駄作でもない。まさにここの平均点辺りが最も妥当なところ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-11-06 15:03:23)(良:1票)
349.  着信アリ 《ネタバレ》 
確かに、後になるほど映画や小説はオリジナリティを出すことが難しくなっていくものです。特にこの手のジャンルはアイデアや演出パターンが出尽くしているし、良くも悪くも「リング」と「呪怨」の完成度が高かった分、邦画ホラーの「雛形」として基本みたいになっているのが現状です。これらの作品が有名になりすぎたのも、それに拍車をかけています。  しかし、それは後続が「工夫をしなくてもいい」と言う意味ではありません。  この作品の安易さは、恐らく放送作家特有の、「作品の質より視聴者の最大公約数的な認知(すなわち一般ウケ)ありき」の発想からくるものでしょう。「とりあえず邦画ホラー流行りだから、うちも作っとけ」と言うような厚顔無恥な開き直りの集大成にしか見えません。その場さえ良ければ、今後の信用を失うことなどおかまいなし。  そんな発想だから、「リング」や「呪怨」に対するリスペクトなどあろうはずもなく、設定から演出、ストーリー展開に至るまで、終始「パクリ」のオンパレードで、独自の着想や工夫などひとつも見られません。  基本となる携帯電話やメールにまつわる「都市伝説」自体もあまりにも陳腐だし(そこだけとっても「リング」のような工夫がない)、出演者の演技も「キャーキャー」うるさいだけ。
1点(2004-10-31 12:11:43)
350.  ハリウッド的殺人事件 《ネタバレ》 
期待ハズレもいいところ。こんなもの、コメディでもなけりゃ、サスペンスでもない。何から何まで中途半端で、何がやりたいのか、何が見せたいのか分からない中途半端な駄作の典型。最初、まともな推理サスペンスかと思って、途中まで真面目に見ていた自分が憐れ。この作品にサスペンスを期待する方が悪いという意見もあるようだけど、こんなタイトルを付けられたら、そりゃ何かしら謎解き要素があるかと期待しちゃうでしょ。「タイトルに偽りあり」だよ、ったく。  ミステリアスな謎の提示や雰囲気作りなど端っから頭に無い、導入のラッパー射殺事件、その後のダラダラした捜査とヘタクソな編集によるまとまりの無い展開、中途半端なお笑い要素、中途半端なカーアクション、どうでもいい事件の真相…。ほめるところが見当たらない。唯一、「ハリウッド的殺人事件」という自虐的なタイトルが的を射ているのみ。  とにかく個人的に嫌いなのはやっている事が「中途半端」という点。サスペンスにしてもコメディにしても、やるなら徹底してくれ。  面白い作品はジャンル問わず、やりたい事が伝わるし、一見、お手軽な作りに見えても、ちゃんと手を抜いていない事が分かるもの。この作品からはそういう「真剣さ」がまったく伝わってこない。
[ビデオ(字幕)] 1点(2004-10-30 08:04:19)
351.  グシャノビンヅメ 《ネタバレ》 
新進気鋭の大学生監督が手がけたというSFサスペンスホラー。紹介記事によると「オーヴァージャンル・ムービー」だとか。確かに色々な要素がごった煮で、若い人が必ずやってしまうであろう過剰な表現に満ち満ちている。はっきり言えば「世にも奇妙な物語」かな(笑)。  まあ、これが試写か何かでタダで見れるものだったら何も文句は無いけど、「金を取る商品」として見た場合、残念ながら評価は出来ない。  世界観にしても、キャラ設定にしても、ストーリー展開にしても、過去にある様々な既存の作品の「部分的模倣」と「ツギハギ」がほとんどで、オリジナリティは皆無。基本的に監督さんが今まで見た漫画やアニメ、映画などから得た知識と刺激のみで作ったという印象。  近未来の管理社会と奇妙な世紀末的世界観、必然性皆無の女子高生の主人公、危険な死刑囚と怪しげな住人、エレベーターでの密室劇、心を読む超能力者、バイオテロetc.etc...。  サスペンスやホラー、SFによく見られるギミックを足して鍋に放り込んでごった煮にしたような内容は底が浅く、各要素も繋がりに欠けているし、監督が何にインスパイアされたかという出典の見当もすぐについてしまう。結局「オーバージャンル」などと評されてしまっている地点で、作品としての方向性や世界観が定まっていない事の証拠。  要するに既存の作品の設定をあちこちから持ってきているだけのシロモノ。作品としてパロディ以上のものを構築しようと言う意欲や独創性が感じられないのが最大の欠点。
[DVD(邦画)] 3点(2004-10-27 02:28:23)
352.  インプット 記憶<TVM> 《ネタバレ》 
サスペンスアクション。飛行機事故に遭い、妻と子供を失った主人公ケイン。しかし、彼はその記憶が誰かによって作られたものだと知り、真の記憶を求めて奔走する。  ---と言うありがちなプロット。感想としては、監督さんの、何かしら工夫をしようという努力の跡は見られるものの、過去作品からの部分的な模倣や孫引きが多く、結果として、サスペンスとしてもアクションとしても中途半端なものになってしまっている。  結局、サスペンスにおける「記憶喪失もの」って事になると、どうしたって「その失われた記憶の真相は?」という点に焦点が絞られる訳で、そこら辺の「どんでん返し」は、今の目の肥えた観客にとっては「基本」であって、越えるべき「前提」でしかないんですよね。  そこを単に「記憶は作られたものでした!」というところで安心してしまっていてはダメでしょう。ただ、「人は記憶によって作られる」というテーマには優しさを感じて良かったです。
4点(2004-10-27 01:52:35)
353.  MUSA-武士-
ある程度、この時代の中国の歴史を知った上で見ないと、全体の展開が分かりにくい。特に今作は「使節団」の話なので、その地点での各国の関係性を理解していないと、お互いが「何を目的に」「何をやっているの」かすら分からないかも知れない。その辺の説明不足が不親切。  ただ、そんな歴史のうねりの中で必死に生きていく人間の盛衰の物語には心打たれるものがある。長い歴史の中においては、たったひとつのエピソードでしかなくても、その時代を生きた者たちの物語を確かに感じた。   とは言うものの、やはり全体的に見るとあまり質の高い作品とは言えず、本物の歴史を一部「間借り」しているからこそ出ている重厚さであり、ストーリー的にはごく平凡。もう少し、途中の展開をテンポアップして欲しかった。
5点(2004-10-24 18:30:37)(良:1票)
354.  タイムライン 《ネタバレ》 
<原作未読・映画版のみの評価>  タイムトラベルもの特有の「歴史を変えてはいけない」というタイムパラドックスに対する考察が適当で突っ込み所が満載。その整合性の無さからくるストーリー上の矛盾点、ご都合主義的な展開があまりに多く、娯楽作品として見ようにも作りが粗雑すぎて楽しめない。タイムパラドックスの矛盾を出来る限り調律する気が無いのなら、始めからこの手の題材を扱うべきじゃない。  とにかく露骨な「設定のための設定」が多く(すぐに戻らせないために、持ち込み禁止の爆発物を現代に戻った途端に爆発させて、タイムマシンを破壊したりとか)、始めに「オチありき」の出来レースのような脚本に興醒め。序盤の発掘現場の石棺や壁画のシーンで、その後の展開の見当もついてしまう。  SFアドベンチャーとしてもワクワクするものが無いし、恋愛ドラマとしても中途半端。恋愛要素もお互いが心を通わすようなイベントも無いし、過去に残る際の葛藤もまるで無し。そこまでふたりが惹かれる必然性に欠けるので、感動の押し付けが白々しいだけ。  その他の登場人物も無駄に多く、ただ過去に行ってあたふた逃げ回っているだけで、ストーリー上の存在意義が薄い。  「娯楽作品として楽しませる」ということは「お手軽に作ればいい」という意味ではない。 
[ビデオ(字幕)] 3点(2004-10-24 17:43:32)
355.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
サスペンスを下敷きにしての、韓国の複雑な歴史と民族性に対する内部批判がテーマなのだろうか。韓国社会の持つ「暗部の象徴」としての警察に焦点を当てるにしても、あまりにも刑事のやる事なす事がドラスティックに無能すぎる(笑)。過剰演出すぎて、ほとんどギャグにしか見えない。上司に「暴力は止めろ!」って何度も言われているのに、次の瞬間、テーブルに手をついて容疑者に飛び蹴りを入れる刑事には爆笑。また銭湯でチ○毛の生えていない人間を探したりする刑事とか、どこまで真面目にやっているのか理解に苦しむ。  韓国社会の実情がどうであれ、個人的にはあくまで「サスペンスミステリー」として見ていたので、【ネフェルピトー】さんの仰るように、露骨な証拠捏造や自白強要、異常なまでの差別意識、どつき漫才並の即効暴力など、まったく真実を追究する気も知性も無い刑事たちのやり方に呆れるばかり。そりゃ、あんな捜査してたんじゃ、捕まるものも捕まらないわ。犯人逮捕への執念や捜査への情熱と、やっていることの無能さがアンバランス。  主人公の刑事が少しはまともながら、「感情的」という国民性はそのままで、途中までは冷静沈着で論理的な捜査を進めておきながら、DNA鑑定が違うと分かった途端、容疑者を射殺しようとしたり、あまりにも無茶苦茶。犯人である事がはっきりしていても、証拠不十分で逮捕できないから腹を立てているのとは次元が違う事に注意。もともと容疑者と考えられる根拠と言えば、ラジオ番組に送られた「リクエスト葉書」くらいなのに、真実そっちのけであそこまで思い込んでしまうという点では、韓国人の「感情過多で冷静な判断や検証が出来ない」という国民性はよく出ているのかも知れない。  そう言う意味で、監督自身が自国を思うあまり、痛烈な韓国批判を意図した作品なのだとしたら、それなりに成功している。隣国でありながらここまで民族性が違うということを認識するにはいい作品かも。   PS.「ハイパーオリンピック」で定規技を使っているところが笑えた。
4点(2004-10-22 16:18:52)(良:3票)
356.  デッドロック(2002) 《ネタバレ》 
なんか古臭いし、薄っぺらい話だな~。足塚茂道が大昔に描いた拳闘漫画にこんなのあったぞ(by.「まんが道」)。  ふたりのキャラ設定も取ってつけたように安直。  致命的なのは最大の見せ場であるボクシングシーンのつまらなさ。ヘビー級ボクサーのパンチをあんなに何発も喰らって立てるかっつーの。リアルさと熱血(笑)のバランスが中途半端。  マフィアの絡みも中途半端だし、刑務所内でのドラマも中途半端。ラストも尻切れ。盛り上がりもないまま、ダラダラ終了といった印象。  立場は違えど、チャンプとして勝ち続けなければならない者同士にしか分からない共感とか友情とか、それでも戦わなければならない葛藤とか、色々と「やるべきお約束」ってのがあるはずなんだけどなあ。
2点(2004-10-17 14:22:39)
357.  キリング・ミー・ソフトリー
まあ、こんなエロシーンで脚本の粗や単調さをごまかすような、志の低い作品に期待しても始まらない。  当然のようにエロもサスペンスも何もかもが中途半端。エロシーンでいちいちテンポが悪くなるのがウザすぎる。サスペンスやミステリーと言うジャンルにおいて、エロシーンで時間を稼いでいる作品ほど腹立たしいものは無い。ちゃんと謎解きや犯人探しというシナリオメインで勝負してくれ。  エロにしても、サスペンスにしてもやるならとことんやれ!やれないなら、どれかひとつに特化すべし! エロで客寄せしようと思うからこんな中途半端な内容になる。無理に良いとこ探しなんかやる価値も無い駄作。
[ビデオ(字幕)] 1点(2004-10-17 14:04:37)
358.  バニラ・スカイ 《ネタバレ》 
期待しなかったのが良かったのか、それほど悪くはないですよ。内容的には、非っ常によくあるパターンですが、作りは丁寧だし、展開も分かりやすい。まあ、「世にも奇妙な物語」の二時間版とでも思えば良いでしょう(以前に似たのが何作もあったような)。  ただ問題点は、全体的にダラダラしている事と、前半までで、すでに現実の出来事ではあり得ないような展開を見せることがマイナス。  この手の「夢オチ(もしくはバーチャルリアリティオチ)」は、現実と非現実の「バランスの取り方」こそが肝であって、あまり非現実的な演出に傾くと、すぐにオチがバレてしまう危険性があります。そこのバランスが悪い。  また、本当に「死んでから」冷凍保存されてもダメでしょう(笑)。脳が死んだら「夢」も見れませんよ。  ただ、ラストのビルの屋上のシーンは素晴らしい。白日でも黄昏でもない、まさに夢幻のごとき境界の世界を象徴するかのようなバニラの空を背景に、「甘き死の眠りの中で、虚構の夢を見続けるか」、それとも、「現実に目覚め、真実の生を生きるか」の二択を迫られる場面は見る者の胸を打つ。  惜しいのは、空へ飛び出す決心をして走り出しながら、また立ち止まって振り返るところが明らかに蛇足。「ネコになってまた会おう」と、現在はもういない彼女の幻影に語りかけるところで、すべての決心はついているはず。そのまま虚構の世界を振り返らずに飛び出して欲しかった。
6点(2004-10-14 13:11:04)
359.  女と女と井戸の中 《ネタバレ》 
何がメインテーマなのかが分かりにくい。人間関係の説明不足もあって、余計にそう感じてしまう。特にキャサリンの人間性が分からず終い。  最初から金目当てだった訳でも無さそうだし、何を考えてヘスターと付き合っていたのか。仲が破綻するきっかけとなった車の事故を利用して、金だけ頂いてさっさとトンズラしたって話にしかなってない。  まあ、昔堅気の中年女性のヘスターと、今時の若い女性であるキャサリンの心のすれ違いを通して、人生の皮肉や現実の残酷さを描きたかったのかも知れないけど、もう少しマシな見せ方があったのではないだろうか。ひょっとして、あの露骨な青い画面は、「井戸の中の水の冷たさ」と「現実世界の人間の冷たさ」の象徴だったとか。  他にも何を表しているのかよく分からないシーンも多い(井戸に死体を放り込んだ後のキャサリンの奇妙な行動とか、ラスト間際のヘスターの夢の中で、彼女の三つ編みが床まで伸びていて、そこへキャサリンが「黄色の毛糸の帽子」を被って入ってくるシーンとか)。心理学的に深読みしようと思えば色々と出来るけど、残念ながらそこまで計算して作り込まれている脚本とは思えない。  中途半端にサスペンスっぽく演出するくらいなら、最初からふたりの人間性に焦点を絞ったドラマ仕立てにして欲しかった。ヘスター役の女優さんの演技力に敬意を表して、+1点。
[ビデオ(字幕)] 5点(2004-10-12 13:22:40)
360.  ドン・ファン(1970)
「ファウスト」の前身である「ドン・ファン」。あの操り人形たちは完全に命を持っちゃってます。確実です。本物の人間に見つめられるよりも視線に力を感じます。まさにシュヴァンクマイエルマジック。
8点(2004-10-11 01:45:23)
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1627.26%
2647.49%
312514.64%
416319.09%
514516.98%
6829.60%
7758.78%
8495.74%
9303.51%
10121.41%

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