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なにわ君さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2036
性別 男性
自己紹介 ●採点基準
10→おもろい(なんらかの感情が揺さぶられた場合も)
7→ややおもろい(おもろくない事はないんやけど、もうちょい)
5→普通(可もなく不可もなく)
3→今一歩(微妙に退屈)
0→退屈(途中眠たくなったりして最後まで観るのがしんどい)
評価は観たときの体調、年齢、精神状態、その他モロモロに影響されまくってます。独自の映画論なんてなくいきあたりばったりのてきとーさで映画を観ます。すんません。なお社会人ですが精神年齢はかなり子供です。好きなジャンルはホラー、サスペンス、SF

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341.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
よーやく、この映画が観れました。だって4時間近くあるんやもん。観るのにそれなりの覚悟がいるやん。でも、体感時間はそんなに長く感じませんでした。つまり、それなりに楽しめました。ざっくり言えば、主役が愛のために、ヒロインを悪の組織から救い出すって映画。パンチラ盗撮と愛と勃起がつまった王道エンターテイナー作品。まずメインで登場するキャラが面白い。神父の父に愛されたくて、罪をわざと犯して、父のもとで懺悔を繰り返し、たどりついたのが、パンチラ盗撮とゆう主役のユウ。しかも、ただの盗撮じゃなくて、アクションパンチラ盗撮。そして、父に性的虐待を受けて、男に暴力をふりまくる女性となってしまったヒロイン、ヨーコ。で、同様に父に性的虐待を受けて、悪魔のような女性になってしまったラスボス、コイケ。この3人、演じる役者がはまり役で、前半はぐいぐい映画の世界に引き込まれていきます。だって、カンフーアクションで華麗に舞って、パンチラ撮って、みんなですごく真剣。バカとしか言いようがないけど、なんか面白い。満島ひかりが若くて、なんかめちゃ魅力的に見えるヨーコ登場で、いよいよ本格的にストーリーが動き出す。後半は、やっぱ長いんで、ちょこっとしんどくなったんだけど、クライマックスでまたまた盛り返し、最後はちょっとグッときてしまいました。
[DVD(邦画)] 7点(2016-11-15 23:34:04)
342.  川の底からこんにちは 《ネタバレ》 
満島ひかりさんは僕的にはそんなに女性的魅力は感じないんですが、でも、彼女の嫌な感じキャラは天下一品とゆーか、なんだかもう目が離せないってゆーか、僕はとてもひきつけられてしまいます。そんな嫌な感じな彼女の魅力全開のこの作品、とても面白かったです。卑屈で投げやりなのに開き直って駆け出すクライマックスはかっこよくて燃えました。全てがしょーがない、しょーがないっしょ、中の下なんで、でもしょーがないから頑張るしかない、ってゆうこの人生観、すごくささったとゆーか、このダメモト感からの、開き直った頑張り感、負の感じをそのまま攻撃に変える感じがなんかカッコよく思えてゾクゾクしてしまいました。投げやりでも、色々抱え込んで、また、周りの色んな事はちゃんと理解してて、でもそれを表に出してグダグダやるのもわかり過ぎてるが故にバカらしくて、だからこそ、父の愛情を感じとれた時に、投げやりでありつつも彼女の中で何かが変わって、そーゆうのもビンビン伝わってきました。コミカルな部分では、おばちゃん連中のだいたいそーだけど大丈夫って感じが笑けました。主役キャラがかなりクセのある感じなので、好き嫌いは分かれると思います。
[DVD(邦画)] 7点(2016-11-14 23:16:12)(良:1票)
343.  その日のまえに 《ネタバレ》 
大林監督の作品は人によっては全くノレなかったりするほど、クセが凄すぎます。普通の映画文法は完全無視。リアリティー?なにそれ?状態とでもいいましょうか、とにかく、ヤバい。ナンチャンの演技っぷりに輪をかけて、セリフとか、僕は普通ならもう見てらんないんだけど、なぜか、映画に引き込まれていく自分がいて、気がつきゃ、涙ポロリ。突然始まる喫茶店での攻防戦、あまりのキテレツさに思わずゾクッとしてしまう「出発進行」の青年。なんの前触れもなく割り込んでくる昔の浜辺での奇抜なドラマ。次は何が飛び出すのか全く予想できないのです。でも後半はしっかり、こちらの心を動かしてきます。永作の表現で、ナンチャンのヘンテコさも、なんだか受け入れられて、鑑賞後の感覚は独特でした。悲しいんだけど、どこか心が安らぐような、そんな感じ。ここ立て続けに大林作品を3本観ましたが、どれもこれも死に関して描いてて、なんか色々考えちゃいました。
[DVD(邦画)] 7点(2016-11-13 21:52:41)
344.  ルーム 《ネタバレ》 
僕には同じくらいの息子がいるので、前半はもう観るのが辛くて、まるで息とめて映画見てるみたいで、正直、DVDを何回か止めて、ひと呼吸置いて観たりしました。それくらい、子供への感情移入が半端なかったです。ただ、子供が外へ出て初めて世界の空を観た瞬間、子供の不安と驚きが直に伝わってきて、なんかよくわからん感動がきて、ゾクゾク震えました。後半は落ち着いて観れたんですけど、それでも二つ目の課題、この境遇で、どう社会にて適応していくかをドキドキしながら観てました。最後の部屋に訪れるくだり、子供が世界へ一歩前に進んだことで、もう二度と後戻りはできない、その切なさと勇気感とゆーか覚悟感に、成長することへの残酷さと素晴らしさを同時に味わった気分になりました。ちなみに、涙は映画見てる間、最初から最後まで止まりませんでした。それにしても子供って、適応能力が凄いですね。
[DVD(字幕)] 10点(2016-11-11 11:18:08)
345.  ばしゃ馬さんとビッグマウス 《ネタバレ》 
夢を追いかける2人の脚本家を描いた青春コメディー。最初の方は、ちょっとノれんかったです。ばしゃ馬さんは、がんばってるけど理屈が多くて痛い感じだし、ビックマウスの方はほんま薄っぺらな口だけ男っぽい感じで。ただ、観てるうちにドンドン映画にのめり込み、この二人がドンドン魅力的になっていき、クライマックスにはなんか高揚感に包まれ、鑑賞後は、久しぶりにドラマらしい、いいドラマを観たなーって感じで清々しい気分。僕は昔から夢らしい夢なんてもたず、バンドやるぞーとか、税理士になるぞーとか、表面的な思いつきの夢を一時的にもつくらいで、夢なんて語る人間ではないんですが、それゆえに最初にビックマウスのキャラを観たときは、あー、こんな感じ、わかるわーってなって、なんか同族嫌悪で、観てるのが辛くて、それが最初の方でノれんかった理由かな。このキャラはもちろん、そんなキャラではなく夢もちゃんとしてるってのが後半わかっていくんだけど。あと、そんな夢に苦しめられた事のない僕でも、所々にある描写が、ほんとアルアルな感じで、リアリティーがあって、そのへんも面白かったなー。テーブルにぶつかる店員さんとか、どなるおばさんとか、みんなで盛り上がってる横に会話に全く入らない人がいたり、背景描写も日常でよくある感じだし、テンション高めで挨拶したら向こうが自分の事を覚えてなかったり、なぐさめからのオスになる元彼とか、嫌な気持ちになってるのに、そんな感じじゃないですよって振舞ったり、見に覚えるのある細かい描写てんこ盛りで、それ観てるのなんか楽しい。
[DVD(邦画)] 7点(2016-11-10 12:17:59)
346.  ぼくのエリ/200歳の少女 《ネタバレ》 
ハリウッドで「モールス」とゆう映画でリメイクされた異色の吸血鬼映画。僕はどちらも観たけど、少しだけ改変はあるが、概ね、同じ感じ。雰囲気は淡々としてて静か、そしてその静かな中にギョっとするエグい描写がある。どちらかといえば「モールス」の方がちょっとわかりやすく派手に出来ており、例えばイジメ描写などは結構、相手の少年像を含めてドギツ目に描かれている。後、主役の少年はのちに、エリのオヤジ役の男みたいになるかもってゆう暗示はハリウッドの方がよりハッキリと描かれてる。ただ、酸をかぶった後の顔はこちらの方がドギツイし、少年の親父像や母親とのちょっとした交流などの細やかな描写は、こちらのほうがちゃんと描かれていて、登場人物などの実在感はこちらの方が大きいかもしれない。で、こちらの方の映画のラストはどーとでもとれる様に出来てはいるのだが(原作とは違い監督はそーゆうふうに撮ったらしい)、僕は少年がやがてあのオヤジのような存在になるのではとらえた。そう考えると、とっても後味の悪い余韻を引きずる欝映画となり、またあのオヤジ役の人の人生を考えるととっても怖い。そして、そこが面白い。
[DVD(字幕)] 7点(2016-11-09 17:22:52)
347.  野のなななのか
一人の老人が死んで家族が集まり49日までを描いた映画が、この、おのののかじゃなくて、野のなななのかです。いやー、まいった。序盤から、まったくセリフが頭に入ってこない。日本語しゃべってんのに。自分の言語野がいかれてしまったんじゃないかと不安になってしまったぜ。膨大な情報量の会話、いちいち入るテロップ、過剰な寄りなど、奇しくもシンゴジラに似た演出をとってるのだけど、何を観てるのかうまく説明できない。なのに、この3時間近い映画、退屈感はほとんどない所が、ある意味、凄いとゆーか、意味わかんね。不自然すぎる演出や反戦のメッセージ性、陳腐なセリフの羅列など、普通なら、リアリティーなし、偽善、左翼的とか思うところも、無理やり一週回らせて、いや、そーゆう嫌いなところも理解したうえで、こちらの思考を、それ以上の許容範囲にさせてくれる、全部含めてなんか観てられる。つじつまは全然あってないけど、後半は結構、衝撃的な真実が明かされ、意味のわかんなかった伏線もそれなりに回収されるんだけど、それでもわけわかんない。でも高揚感に包まれてしまう。それにしてもカメラ寄るなー。すげー寄る。寄って寄って寄りまくりだなー。
[DVD(邦画)] 7点(2016-11-08 12:45:08)
348.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
僕は基本的に恋愛映画にそんな惹かれず、映画を表面でしか観ないのですが、評判いいので、この映画を観てみたら、やっぱり、少々退屈で、あんま楽しめず、でもそのままじゃ悔しいので、この映画に関して、なんで評判がいいのか、ちょっと調べてみました。すると、なにやら、原作者パトリシア・ハイスミス自身も同性愛者で、元になった小説「キャロル」は自分の実体験を元に書いた自伝的な小説みたいである。で、映画化するのに11年もかかったらしい。パトリシア・ハイスミスは「太陽がいっぱい」などの原作者で、もともと密かに同性愛を含む作品が多かったらしい。当時は、同性愛に関しては道徳的にタブーとされてた時代であり、「キャロル」に関しては作者名を伏せて発表し、それを告白したのが、なんと1990年。それまで発表できなかった事に、時代背景と世間の偏見と自身の葛藤で色々大変だった事がうかがえる。面白いのは彼女がカタツムリの観察を趣味としていたこと。カタツムリは一般的には雌雄同体である。同性を愛し、それを告白できない苦悩の生活の中、カタツムリを観察する彼女の姿を想像すると、人間的にすごく興味が湧いてくる。で、彼女の写真を見てみた。すると彼女の若い頃は、どことなくこの映画のテレーズ・ベリベットに似ていて、年老いてからは、どことなくキャロル・エアードに似ている。なんだかこの映画はパトリシア・ハイスミスそのものを描いてるような気がしてきた。映画の中の夫との話し合いの場で、キャロルが自分の事を隠さないよう発言するくだりは、原作の「キャロル」の作者を公表する彼女の姿にダブって見える。この映画は雰囲気から1950年代に非常にこだわった作りになっている。僕はこの映画がなぜ評価が高いのかちょっとだけわかったような気がしました。
[DVD(字幕)] 5点(2016-11-07 15:03:45)
349.  もらとりあむタマ子
家でウダウダしているプー太郎の女性とお父さんの何気ない1年を描いた映画。派手なことはなく地味、変わった色と形の扇風機だなーとか、野菜ばっか食って、あれは青汁か?とか、細かい部分の描写に思わず目がいってしまうほど地味目で特に何も起こらないけど、その何気なさや空気感が好きってゆう人には、恐らく、ずっと観てられる映画かもしんない。細かい描写も丁寧に感じました。前田敦子が演じるタマ子がとても自然なぐーたら感でそれでいて、仕草の一つ一つが普通なんだけど、なんか魅力的。あと、手下的な男子学生が登場するだけで面白く、タマ子とのやりとりはさすがに笑ってしまいました。ただ、ほんま淡々とふつうの生活を描いているので、全体的に面白いかと言えば、派手目な映画好きな僕には、微妙でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2016-11-06 17:45:13)
350.  アメリカン・ティーン
アメリカの5人の学生のドキュメント映画。ドキュメントと言っても、それは完全にとは思えない箇所がいくつかあり、そこはやらせ的な演出があるかもしんないです。そーでなきゃ、あの場面どーやって撮ったの?って感じにはなっちゃいます。途中に学生のインタビューがあったりして、ドキュメント色は強いけど、ドラマ的な展開が色々あり、普通の学生青春ドラマとしても十分観れる感じにはなっています。登場する5人の学生はいわゆる学園ヒエラルキー、スポーツ花形(ジョック)、女王(クイーン・ビー)、オタク(ギーク)、変わった人(フリークあるいはフローター)などからの代表者たちで、それぞれの立場でも悩みがあり、それがドラマ性を生み出しています。面白いのはヒエラルキーと言っても、オタクと言われるギークのキャラが、彼女を作るために他人との交流にかなり積極的だし、しかも、それがうまくいってたり、さらにジョックスの彼に彼女が全くいなかったりします。学生と言っても多種多様だし、ヒエラルキーの分類自体意味がないのかもしれませんが。全体としては退屈ではないですが、特に面白いと感じるわけでもなく、微妙でした。
[DVD(字幕)] 5点(2016-11-06 16:34:43)
351.  この空の花 長岡花火物語 《ネタバレ》 
全くこの映画の事前情報は知らずに鑑賞。序盤からの圧倒的な情報量の多さとそのスピード感に面喰いましたが、どんなワンダーランドへ連れて行ってくれるのかとなんだかワクワクしていると、次から次へと繰り出されるぶっ飛び演出で、今、自分が何を観てるのか、ドキュメントなのか、フィクションなのか、舞台なのかよくわかんない状態にされ、そして無理やり心をこじ開けられ、気づけば中盤から、よくわかんないけど涙がとまんない感じでした。映画観てて鼻水があんなに出るとは。口に入ってきちゃったし。メッセージ性は確かに大きいです。だから賛否両論はあると思います。でも、そんなの関係ないっす。あんな無茶苦茶な表現で描いた戦時下のシーンなんて、初めて観ました。だけど、だからこそ、なんかしんないけど、観てるこちらにすごく迫ってきて、長いけど、混乱しちゃうけど、全く退屈じゃなかったです。なぜに一輪車?、勇気凛々って・・、高嶋政宏のズラっぷりからの「この雨痛いなー」ってセリフとかの、細かいヘンテコさもすごく印象に残っちゃいまいた。こーゆう映画を撮れる監督、日本にいてよかったなー。
[DVD(邦画)] 10点(2016-11-06 00:34:30)
352.  WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ 《ネタバレ》 
一人のチャラチャラした青年が山奥の村の生活を通じて成長するとゆう映画。ある意味、ルーキーが色々経験するとゆう新兵モノでもあり、さらに長澤まさみとの恋愛青春モノの要素もちょっとあり、ノホホンと楽しんで観られるとてもよく出来た娯楽作品でした。林業とゆう普段あまり知らない仕事の内容とか、村での生活の独特さとか、へー、そうなんだと新鮮さを感じる部分も多く、笑いどころも所々にあって、退屈さはほとんど感じませんでした。巨大な大木を切る様や、最後の祭りの模様(巨大すぎるチンチンのジェットコースター)などには、スペクタクル感もあって、映画としての迫力も良かったです。キャラとしては先輩キャラの伊藤英明がかなりのはまり役で、遠くから走って車に乗り込むシーンはスゴスギ。木を切るシーンも実際に役者が木を切っている部分をちゃんと描いてて、実在感を感じます。挨拶を何回もゆうとか、エンドクレジット後のチラシとか、おにぎりの伏線の回収とか、なるほどーと感心する箇所も多く、なんかニンマリしてしまいます。鑑賞後は、楽しい映画を観たなーって感じでまたまたニンマリ。
[インターネット(字幕)] 7点(2016-11-05 17:32:25)
353.  その街のこども 劇場版 《ネタバレ》 
二人の男女が神戸の街を歩き続けるだけの展開なのに、全く退屈じゃないどころか、涙がポロポロ。自然でリアルな会話にこんなに惹きつけられるなんて。それが実際に起こった出来事や場所と融合して、自分もそこにいるような感覚にさせてくれる。だからドンドン映画の中に引き込まれていく感じでした。今じゃ、日本のどこにでも大地震がいつきてもおかしくない状況で、次は自分の番かもとゆう覚悟と不安の中で、日々の暮らしを平凡に続けている毎日ですが、そんな中で僕たちは人のちょっとしたふれあいや少しの優しさに、なんとなくの心の安定をとりつつ生きていて、でもそれってとても重要なことなんだと映画を鑑賞後感じました。最初は嫌な二人だったけど、最後はこの二人に暖かい人間味を感じれた所も良かったです。
[DVD(邦画)] 10点(2016-11-05 00:49:59)
354.  エグザイル/絆 《ネタバレ》 
ジョニー・トー監督の作品の中ではノレないほうでした。なぜイマイチかはよくわかんないですけど、主人公たちの過去の関係性があまり描写されないので、お互いに銃撃、その後、銃撃しあった者たちで仲良く食事ってゆう序盤の展開に、オイテケボリになってしまったからかも。金玉を治療する医者とともに治療しながらボスが移動するギャグ的展開とか、シニカルな笑いがあったり、最後の全員でダンスを踊ってるよーな凄まじい銃撃戦とか、面白い箇所もいくつかあるんですが、なんか全体的に淡々としてるように感じて、ちょっと退屈に感じてしまいました。ジャレあったりしてるんですけど、なんか皆が昔から仲のいい奴らたちって感じがあんまりしなかったんですよねー。
[DVD(字幕)] 5点(2016-11-04 11:54:45)(良:1票)
355.  クリーピー 偽りの隣人 《ネタバレ》 
この映画を観てると昔読んだ本「消された一家、北九州連続監禁殺人事件」を思い出してとても怖かったです。だから香川照之が竹内結子とか少女とかを洗脳する手口がちゃんと描かれていなくても、全く違和感なく犯人のおぞましさに身震いしてしまいました。実際にあった北九州の事件では、洗脳手口がもっとおぞましく、あれをそのまま表現したら、エグすぎて恐らくは観てられないでしょうね。次々と赤の他人の家族を取り込み、お互いに殺し合いをさせ、しかもその被害者の中には警察官もいたのにも関わらず、少女が脱走して事件が発覚するまでは誰も気づかない。そんな映画みたいな嘘のような非現実的な事が、現実にあったんです。「消された一家」とゆう本は僕が読んだ本の中ではベスト級に怖くて気持ちの悪いものでした。読んでて吐き気に襲われたのは初めてです。その犯人である松永は、本から想像するしかないですが、僕は香川照之演ずる西野に、それに近いイメージを感じました。ただ物語としては黒沢清監督らしいデフォルメがほどこされていて、しかも描きたい所だけを描いているので、なんで?って部分も多いかもしれません。面白かったのはサイコパスの洗脳はサイコパスには効かないってゆう所かな。冒頭から高倉もどっかおかしい感じがしてましたので、もしやとは思っていたんですけどね。とにかく香川照之の不気味な演技を堪能しました。
[インターネット(字幕)] 10点(2016-11-02 16:13:16)
356.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
南北戦争前の奴隷黒人があたり前のアメリカ南部を舞台に、ドイツ人と黒人のコンビの賞金稼ぎを描いた、一種のバディもの、そして血しぶきがブチャーと飛び散るマカロニウェスタンもの。突然出てくるドイツ人のヘンテコな馬車、そして奇妙なやりとりからの瞬殺の銃撃で、いきなり映画の世界にのめり込まされ、あとは、どこを切り取っても、かっこーいーのオンパレードで、気が付きゃ終盤、悪い奴らをボッコボコにするカタルシスとともにスカッとして終わり。「イングロリアスバスターズ」ではユダヤ人が、そして今作では黒人の観客が大喜びしそうな、歴史的に虐げられてきた者たちへ捧げるシリーズとでも言いましょうか、とにかく、最後は銃撃バンバンで、こっちのテンションはウヒョ――――ってなって、大満足でした。古いけど新しい所とか、奇妙な会話劇からの激しいアクション、エゲツナイ所は徹底的などタランティーノらしさも存分に味わえました。長いけど。
[DVD(字幕)] 10点(2016-11-02 01:38:19)
357.  ブルーバレンタイン 《ネタバレ》 
あるカップルの結婚までの話と、その後の倦怠期の話を同時並行で生々しく描いた映画。生々しいので観る人によっては、かなりくる感じで、僕も後半は胸がぎゅーっときたです。男は家族で仲良く暮らせればそれでよく、上昇志向が全くなく、ちょっと生活がダラダラしてる。この感じ、僕も同じなのでよくわかります。で、女は上昇志向が強いため、最初は楽しい旦那って思っていますが、ドンドンだらしないって思ってしまい、最終的には生理的に無理になってしまいます。こーなると、女性は子供の事とか過去の楽しい思い出より、冷酷に自分優先になってしまいます。よく男性はロマンチスト、女性は現実的と言いますが、結婚式の誓いである「病める時も」ってゆーやつ、女性は簡単にやぶってしまえる。でも、僕は女性の人生はすごく大変だと思えます。生理はあるし、子供を産むときは大変だし。だから現実的でもしょーがないって感じちゃいます。だからこの映画の女性が生理的に無理って感じて、本当にごめんって涙をながしていうくだりも、なんか同情しちゃって、ってゆーか夫婦じゃないけど、こーゆう事、僕も経験してるから、男と女どちらにも共感しちゃって、さらに子供の視点も加わるから、余計、胸がぎゅーってなりました。とにかく色々語りたくなる映画であります。
[DVD(字幕)] 7点(2016-11-01 09:21:38)
358.  ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 《ネタバレ》 
しょーじき、最初は表面的にしか映画を観ない、しかも派手な映画好きな僕には退屈で中々映画に集中できませんでした。ちょっとボケた感じで、あまりしゃべらないおじーちゃんと、あまりパッとしないその息子とかの日常を淡々と描いてて。舞台も、世間では、退屈と称されているネブラスカだし。ところが、40分あたりから、なんだか、主人公のおじーちゃんの家族にのめり込まされていき、最後の方で、おじーちゃんが運転するトラックを息子が隠れて見上げるシーンで涙がジワジワ~。えーおっちゃんである息子が、まるで小さい子がお父さんを尊敬の眼差しで見上げるようにおじーちゃんを見てる、そんな表現にジワジワ~。僕自身、おとーさんはもう亡くなってるんだけど、僕の知らいないおとーさんってのは、沢山あって、おとーさんの古い知り合いに話を聴いたり写真なんかで、へー、おとーさんてそーゆう所があったんだと、たまに感心することがあって、本当のところ、僕はおとーさんの何を知っていたのかなーって思うところがあって、そーゆう事、この映画を観ているとドンドン思い出しました。でも、僕は、この映画の息子のように、おとーさんにちゃんと孝行できてなかったなーって後悔もしたりして。おとーさんって考えてみれば不思議な存在です。いやおかーさんもそう。一番身近なのに、知ってるようで知らない事がいっぱい。そして、その知らない一面を知ったとき、なんとも言えない誇りに思えるような恥ずかしいような不思議な気分になれる。そんな僕ももうおとーさんですけど、息子はどんな感じで僕を観てるのかなー。とにかく、地味ですけど、家族っていーなーって思えるいい映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-31 16:43:55)
359.  ドラッグ・ウォー 毒戦 《ネタバレ》 
僕の中では中国の警察ってのはめちゃくちゃ怖くてヤバイってイメージがあって、それと同じくらい犯罪組織も無茶をやりそーで怖いってイメージがあって、つまり上も下もヤバイって感じなんだけど、この映画は、そんな中国が舞台の警察VS麻薬犯罪組織を描いたもの。この映画では、やっぱ中国の警察は怖くて、だからこそ強くて頼りがいがある感じで、ちゃんと描かれていて、もうのっけから、麻薬犯罪組織がすぐに潰されそうでして、なんか麻薬の精製工場を取り仕切ってる耳が聞こえない聾唖の兄弟が出てくるんだけど、こいつらなんて、ヘラヘラヘコヘコしてて、こんなん、すぐに工場が強制捜査されて終わりだろうって感じで、見てたら、強制捜査時に、兵隊みたいな中国の警察が突入したら、そんな聾唖の兄弟が突然豹変し、銃をものすごいかっこいいポーズでバンバン撃ち始め、めちゃくちゃ強いの。大量の中国警察がドンドン死んじゃうの。あんなヘコヘコしてた奴らが、警察の弾には一つも当たらず、めちゃくちゃ強い、このギャップ。ギャップに女性は弱いってゆーけど、僕もギャップにはシビレルアコガレルー。聾唖の兄弟、めちゃ魅力的やん。他にもこの映画では、面白いアイデアが色々あって、主人公の一人である麻薬の犯罪者の男が警察に捕まり、病院でちょっとしたスキに逃げるシーンがあるんだけど、あんな所に隠れる犯人初めて見たわ。あと、もう一人の主役である刑事の親玉が犯罪組織に近づくために暗黒街の人間に化けるんだけど、麻薬を買う方と売る方どちらにも化けるってのも他の映画ではあんま見ない。しかも、正体をごまかすために麻薬をやっちゃうんだけど、それを抜く方法が凄まじかったなー。麻薬組織のボスが本当は7人いて、7人で一つのボスになりすましてるってのも漫画みたいな設定で面白い。でも、この映画の本当の凄さは、クライマックスの銃撃戦。バスから麻薬犯がすでに倒れて重症の女性刑事をバンバン撃つのもすごいし、強そうだった中国の刑事たちがバンバン死んでいくのも凄い。そして主役の犯罪者の男のクズっぷりが、それに輪をかけて凄い。あんな状態から、普通、主役ともあろうもんが、降参して生き延びようとするかね。
[DVD(字幕)] 10点(2016-10-28 15:22:35)
360.  セデック・バレ 第二部 虹の橋 《ネタバレ》 
第一部では若干のめり込み度が薄かったんですが、第二部は、いやー、長いけど、しっかりのめり込めました。もちろんそれは、第一部で部族の文化やキャラなどをじっくり描いてるからでありまして、第二部ではなんかいつのまにか、部族にもちゃんと感情移入できていて、最後までしっかり堪能できました。他にも、第二部は第一部に比べてかなり派手で凄惨でして、はっきり言って、第二部は完全に部族対日本人の戦争映画です。その戦争風景も、結構、迫力があり、ゲリラ戦をする部族と物量で迫る日本軍との戦いを色々な視点からテンポよく描いております。でも、それだけじゃなく、自決したり、わが子を殺したりと、僕は第一部より、こちらの方が観るのが辛くなる凄まじさを感じました。名もなき日本兵が死にゆく時に炎が舞う空を見上げて、きれいだとつぶやいたり、日本の司令官に最後はいいセリフを言わせたり、こちらでも部族と日本人、両者のどちらかに善悪をつけぬように、かなり気を使った描き方がされていて、それゆえに、日本人の僕としては、観てるとき、自分の立ち位置をどーすればいいのか、主役側だし覚悟とか強さとか痛快さで部族を応援しちゃうんだけど、次々部族に殺されていく日本兵を観てると日本軍の反撃をちょっと期待しちゃってる自分もいて、あー、居心地が悪いなー。でもそれも含め、文化の衝突とゆーものをしっかり目の当たりにした感はありました。主役である部族の頭目は素人だそうですが、全然、そんな風には見えない、てゆーか本物の部族にしか見えない実在感もお見事だと思います。ただ、鑑賞後はもうお腹いっぱいで映画を観た満足感とゆーより疲労感の方が多く、そして、各キャラに思い入れしつつも、意外にも感動とか泣いたりとか心に迫るとかドキドキとかなくて感情面が平常のままだったのは、ちょっと残念かな
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-27 01:46:58)
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