361. フレンジー
《ネタバレ》 正統派サスペンスとして見応えがある。 やはりこの作品はラストシーンでしょう。無実の罪を着せられたブラニーは復讐に燃え、刑務所を脱獄する。すぐさまラスクのアパートに向かい、ベットで眠るラスクを殴り殺したのかと思いましたが、布団の中には全裸の女性の死体が・・・。そこに警部が突入してくるが、その後すぐにラスクが死体を入れる為の箱をもって入って来るのですから。この皮肉な演出がたまりません。 7点(2004-02-13 18:18:09) |
362. 鳥(1963)
正直言って意味が分からない作品です。主人公である都会の娘メラニーが悪者にされるシーンが有ったけど、メラニーが原因で鳥が異常発生したということなのだろうか? ラストもプツリと終わってしまったようで拍子抜けしたし・・・、もう一度見てみる必要が有るかも知れない。 特に印象に残ったのは、メアリーが部屋のなかで鳥に突かれて気絶してしまうシーン。非常にリアルで生々しく、「サイコ」のシャワー室での惨殺シーンと肩を並べるぐらいの迫力が有った。 5点(2004-02-13 18:17:23) |
363. リーサル・ウェポン4
久々の続編なのですが、出演者が変わることなく出来ているところが一番評価できる。役者が変わるということは致命傷ですから・・・。 最後の病院での記念撮影で「友人かい?」と聞かれて「家族で~す」と答えるシーンが有るように、本当にファミリー感を大切にした作品だと思います。黒人と白人が仲良くしている作品は大好きです。おそらく各俳優達も日頃から仲が良いのではないでしょうか。 6点(2004-02-13 18:16:27)(良:1票) |
364. リーサル・ウェポン3
最初の爆弾のシーンはマンネリがキツイですよ。時限爆弾のカウントダウンに、赤の導線か青の導線かの選択なんて古すぎる!しかし、今回は処理に失敗して爆発するので、ある意味斬新なのかな!? 今回も、リッグス・ロジャー・レオの掛け合いが面白いのですが、新キャラとしてコールという女性も登場します。確執から恋に変わる様子を描いた場面(リッグスとコールが撃たれた傷を競う)が印象深い。 キラーコップをめぐる銃撃戦や、大型セット(金は掛けてなさそう)の爆破アクションなど、迫力有るシーンもあるので結構楽しめます。 6点(2004-02-13 18:16:01) |
365. リーサル・ウェポン2/炎の約束
ロジャーが自宅のトイレで爆死しそうになるシーンが面白い。あと、おとぼけキャラのレオも今作から登場してコメディーの部分がパワーアップしました。 リッグスの恋人が殺されるというシリアスなシーンも有るし、迫力有るアクションや銃撃戦も健在。総合的なエンターテイメントとしてたっぷり楽しめます。ハリウッドちっくな部分は有るものの、難しいことを考えずに楽しみたい時には最適です。 7点(2004-02-13 18:15:36) |
366. リーサル・ウェポン
ダニー・グローバーとメル・ギブソンの掛け合いが楽しい、超人気シリーズの第一弾。 自殺志望者であるリッグスと、その破天荒な相棒に振り回されるロジャーの“人種を越えた友情”が心地よい。 アクション・カーチェイス・格闘・コメディーといった要素を上手く取り入れたエンターテイメントはハリウッドが得意とするところ。このシリーズはどの作品もハッピーエンドで終わるので“安心して見たい派”には持ってこいの映画です。 6点(2004-02-13 18:15:13) |
367. Dolls ドールズ(2002)
四季の移ろいを鮮やかな色彩感覚で見せる映像は非常に美しい。だが、NHKのハイビジョン大自然ドキュメンタリーを見てる訳ではないので、必要以上の長回しは止めて欲しい。例えば菅野美穂と西島秀俊のシーン。“景色に溶け込む2人”というコンセプトが有るのだろうけど、ダラダラとした演出とカメラワークは見ている側に対して感動を与える以前に眠気を与えている。 あと、映像に芸術性を加味したいというのは分かるのだが少々くどい部分が目に付く。特に菅野美穂の衣装などはくどい。演出的に賞狙いというのが見え見え。 俳優の演技も気になりました。まず菅野美穂、あのチョコチョコ歩きはなんですか? 大げさに演技をすれば良いと思っているのだろうが、逆にわざとらしさがにじみ出ている。 次に深田恭子、「この人はアイドル(素人)なので仕方ない」と言われればそれまでなのだが、まみむめマジカルビームの歌を含めて酷すぎる。 最後に松原智恵子、大御所なのに台詞が棒読みなのには驚いた。 問題のシナリオもイマイチですね。菅野美穂のエピソードは前に述べたとおり“くどい”。滑り落ちて崖の木に引っかかるというオチはギャグにしか見えない。 三橋達也のエピソードはストーリーが単純。というよりもマンネリ。しかも、やっぱり出ました“ヤクザ”・・・・、この監督ヤクザ好きですね。 深田恭子のエピソードも今ひとつ。サイコ感覚満載のストーカー版茶番劇といった感じ。 全体的な印象は、どこかで見たことのある恋愛物語をコンパクトに一つにまとめたという感じです。 2点(2004-02-13 18:13:36) |
368. ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間
摩訶不思議な人間模様と世界観で一斉を風靡した作品であったドラマシリーズの完結版。 とりあえず完結してます。が、それなら何故ドラマ内で完結させなかったのか・・・、何故映画にする必要が有ったのか・・・、そういった意味でも訳が分からない一品でした。 5点(2004-02-09 17:11:21) |
369. ツイン・ピークス〈TVM〉
ドラマ全体の感想を書きます。 この作品はアメリカのみならず日本でも一世を風靡した大型ドラマだが、広げすぎた大風呂敷を最後までもてあました感がある。何と言っても物語が“完結しない”というのは、見る側に対して失礼では無いだろうか・・・。 不思議な世界観を表現した映像は斬新で面白味が有るものの、監督の自分よがりなところが少々鼻につく。 5点(2004-02-09 17:05:31) |
370. ボルケーノ・インフェルノ<TVM>
非常にリーズナブルな作品でした。 2点(2004-02-09 16:57:53) |
371. ボルケーノ
何でもこなす万能な主人公・・・、ほんとハリウッドちっくな作品で、なにも考えずに見るにはもってこいといった感じです。火山岩が落ちてくる中、トミー・リー・ジョーンズは楽しそうに娘と戯れてましたね。 ただ、地下鉄のシーンはなかなか良かった。他は全然ダメ。 2点(2004-02-09 16:57:15) |
372. ダンテズ・ピーク
《ネタバレ》 天変地異もののアクションにしては地味な印象だけど、その分人間ドラマが描けていて良かったのではないfだろうか。山奥に住む母親と娘のすれ違う感情、祖母を思う子供達の奮闘、命を捨てて家族を救った祖母・・・と、以外に見せ場は多く有る。 幼稚くさいだけの「ボルケーノ」よりは良いのではないでしょうか。 6点(2004-02-09 16:56:34) |
373. ダイナソー
これは本当に面白くなかった。ファンタジーぽい物語なので、あえて恐竜はリアルに作ってないと思うのですが(本気で作ってたらゴメン)、それを差し引いて考えたとしても映像に難が有りました。かと言ってストーリーも“中の下”といった印象だし、一言でいうと“不甲斐ない作品”でした。 2点(2004-02-09 16:55:42) |
374. 13F
《ネタバレ》 サスペンスとSFが融合されたようなシナリオで、ラストには意外性の有るオチが用意されている。いろいろな要素を盛り込んだ作品ということで基本的には楽しめると思います。 「マトリックス」と同じように“世界はプログラミングされていた”という設定ですが、こちらの作品は比較的分かり易い内容になっています。プログラミングの階層が2段階有るというところが大きな特徴と言えるのではないでしょうか。 少し不満な点を2つあげます。まず1つ目は、役者が2役こなしているということ。バーチャルにアクセスされる人物が繋がっているということでの2役かと思うのですが、とりたてて同じ顔でないといけないということはないと思います。こういう只でさえややこしくなってくるような設定の映画の場合、2役というのは混乱の元となるので止めて頂きたい。 2つ目は、ラストの未来の描写が手抜きなところ。もっと「あっ」と驚くような“進歩した未来の世界”が見たかった。 6点(2004-02-09 16:54:35) |
375. ラストエンペラー
《ネタバレ》 波乱の人生とは正にこういうことを指すのだろう。 望んでもないのに皇帝にされていまう溥儀。何もかも誓約された生活を強いられます。最初は紫禁城を出たいと願いますが、自分の考えを主張することで次第に皇帝としてのやり甲斐を見つけます。しかし満州が日本に攻め込まれ、一行は城外に放り出されてしまいます。時代の波に翻弄され、行き場の定まらない溥儀の人生を克明に記録したノンフィクション大作。 果たして自分の人生は何だったのか? 菜園で働く溥儀の後ろ姿が印象に残る。 6点(2004-02-08 18:12:57) |
376. 失われた週末
《ネタバレ》 一番良かったのはヘレンが「私の恋敵はアルコールね」という洒落た台詞、なかなか言えませんよ。ワイルダーはこういうところが上手いんです。台詞に面白味が有るから、重いストーリーでも全く嫌になりません。 しかし、アルコール依存症って怖いですね。身内の献身的な思いやりもなかなか実を結びません。しかし、最後はヘレンの粘り勝ち。酒飲みドンは亡くなり作家としてのドンは息を吹き返した。 7点(2004-02-08 17:55:18)(良:1票) |
377. トレーニング デイ
デンゼル・ワシントンの印象があまりにいつもと違うので驚きました。 もし自分がジェイクの立場で、アロンソ(デンゼル・ワシントン)のようなパートナーと組まされたとしたら、すぐにでも配属替えを願い出る思う。会話は自分本位だし、麻薬は吸わせるし、捜査は荒っぽいし、気に入らなかったら銃を突きつけられるし、たまったもんじゃないですよ。 はたしてアロンソとは、危険に身をさらしてでも正義を守り通す好人物なのか、はたまた凶暴で悪質な警官なのか・・・、ミステリアスで難しい役どころを好演しているデンゼルが素晴らしい。 5点(2004-02-07 21:07:28) |
378. 6デイズ/7ナイツ
《ネタバレ》 ハリソン・フォード少し様子がおかしくなかったですか? あのフワフワした感じは演技なんでしょうか。薬やってるような感じに見えました。 アン・ヘッシュも不味かったですね。終始表情が硬くて喜怒哀楽の出し方が下手でした。吹き替えが最悪なので余計にダメに見えたということも有るかも知れませんが・・・。 作品自体も間抜けでしたよ。アホな描写が多すぎて細かいことまでは言いませんが、特に最悪だったのが最後の場面。悪党が大砲を真上に発射して、その弾丸が寸分のズレも無く自分の船に戻ってくるのですから・・・。コメディーとは言えアホらし過ぎるし、面白くも何ともない。本当に嫌になる。 3点(2004-02-07 20:46:03) |
379. 生きてこそ
さすがに映画として見ると単純で盛り上がりに欠けるのですが、これが本当に有った出来事というから凄い。墜落事故に遭い、雪山に孤立してしまった人達は最後の手段ということで人肉を食べなければならない状況になります。そのリアルな状況が上手く演出されているので「もし自分ならどうするか?」というように感情移入できました。 万策つきて窮地に追い込まれた彼えらは決死の山越えを敢行します。生きることへの望みを捨てない不屈の精神、生きることへの執念と願望、人肉を食べることもそうだが、人は生きることを辞めてはならないのです。「生きてこそ」という主題でも有るメッセージが強く表されています。 6点(2004-02-06 19:31:08) |
380. タンポポ
やはり黒田福美でしょう。小さい頃に家族で見てたので、あのシーンには驚きましたよ。ホントにやらしかった。 不味いラーメン屋を助けるために、ゴローを初めとするラーメン通の人々が奮闘して最後は見事に大繁盛店になるというアッサリ目のストーリーですが、その他のいろんなエピソードをオムニバスのような形で織り交ぜることにより作品に広がりが出来て面白味のある作品となっている。 最後にゴローが去っていくシーンはベタで少し笑ってしまいそうですが、なかなか味わいが有ったと思います。 5点(2004-02-06 19:05:54) |