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コメント数 1963
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361.  宮本武蔵 一乗寺の決斗
このシリーズ、全部レベルが高くて面白いけどその中でも特にこの4作目が最も素晴らしい!宮本武蔵シリーズ中、最高傑作はこれだと自信を持って言うことが出来ます。素晴らしいシーンが山ほどある中でもこの作品のタイトルにもなっている一乗寺の泥だらけの畑の中を這いずり回る殺陣のシーンは時代劇史上に名を残す壮絶なシーンだ!中村錦之助の俳優としての地位を決定付けたこの素晴らしいシリーズ、その中でも一際、輝いて見える作品だと思います。
[ビデオ(字幕)] 9点(2007-01-05 22:01:46)
362.  明治侠客伝 三代目襲名
ちょっと微妙だなあ!確かに加藤泰監督らしい映像美も見せてくれているし、殴り込みのシーンも迫力を感じることは出来る。更にどの人物にしてもきちんと描ききっている。鶴田浩二他、役者の演技は素晴らしいと思う。ただ期待していたほどの作品ではなかった。私にとっては普通に楽しめた程度の出来です。亡くなった親分の後を継いで三代目を名乗る鶴田浩二と藤純子の関係がもっと泣けるかと思ったけど思ったほど泣けない。何故か自分にもよく解りません。面白いことは面白いが不満も残る。それと藤純子に関しては良いことは良いが、やっぱり「緋牡丹シリーズ」のお竜さんの方が魅力的なのと、それともう一つ、一番最初に藤純子が出ている任侠映画で観たのがマキノ雅弘監督の映画であって、「昭和残侠伝死んで貰います」や同じく「昭和残侠伝血染めの唐獅子」の藤純子に比べるとどうしても見劣りしてしまう。この作品を一番最初に観ていたらきっと評価も違うのかもしれない。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-05 19:52:58)
363.  にっぽん泥棒物語 《ネタバレ》 
三國連太郎の演じる主人公は、泥棒上がりの前科者である。その前科者の三國連太郎の泥棒時代のエピソードとそこに関わる人達、また泥棒からは足を洗ってはいるものの、世間の眼はとても冷たい。かつてまだ泥棒時代だったある日、列車の脱線事故を目撃したことで、警察に色々と聞かれたりもする。あること、無いこと色々言われても、家族を思う者として耐える三國連太郎の主人公の姿に心を打たれる。そんな三國連太郎の裁判シーンでの笑えること。伊藤雄之助の警部に対し、嘘の証言を迫られたことを述べるシーン、それを見つめる妻、佐久間良子の表情も切ない。更にこの作品、元泥棒だった三國連太郎演じる主人公が警察の尋問に対して、思い切り笑える皮肉を沢山言うのだが、これがまた物凄く笑える。警察にあなたは泥棒する時は縄は用意しないのですか?という質問に対し、泥棒は縄など用意はしません。何故ならお縄になるなどと、言っては裁判を見に来ている客を爆笑の渦へと巻き込み、このシーンは私も大爆笑してしまった。更に凄いのが警察は嘘を言わせようとしている。嘘は泥棒の始まりではと言うようなことを言う。元泥棒による警察に対する皮肉いっぱいの凄い作品を観た気がする。法廷シーンでの三國連太郎の演技は本当に凄い。やはりこの人、ただ者ではないとこの作品を観て改めて感じた。三國連太郎=すーさんとばかり決め付けてはいけないし、そう思っている方に特にお勧めしたい。これまた間違いなく俳優、三國連太郎の代表作の一つだと言えるでしょう!
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-12-10 16:12:31)(良:2票)
364.  昭和残侠伝
そういやこのシリーズの一番最初のまだ観てなかったて訳で借りてきた。で、確かに高倉健も池部良もかっこ良い。けど、作品の方はというと何かいまひとつな出来としか思えない。だからといってつまらないわけでもないのだが、どうしても一番最初に観たのがマキノ雅弘監督によるシリーズ最高傑作の呼び声が高い。自分でもそう思っている。未だあれを超える任侠映画とは出会ってない。「昭和残侠伝・死んで貰います」であって、あの衝撃が今でもあるからどうしたって、点数は低くなってしまう。全体的にまとまり過ぎているという意見があるけど、私もそう思うし、それとこの作品、高倉健と池部良以外の人達の描き方がいまひとつです。まずまず楽しめるけど、何かこう観終わって、「うりゃあ~!おう~!」みたいな感じにはなれなかったのが残念です。
[DVD(邦画)] 6点(2006-12-03 08:35:59)
365.  日本侠客伝 斬り込み 《ネタバレ》 
今回でこのシリーズ観るのは四本目だけど、今回はいつもと違った展開、何と今回は高倉健演じるやくざな男に一人息子がいるという今までとは違う内容!冒頭からいきなり殴り込みのシーンで始まり、最後もお約束通り殴り込みで締める。それだけなら何も変わらないのでは?と思うかもしれないけど、違います。マキノ雅弘監督はこの作品では初めてだと思う試みをしています。それは義理と人情、やくざの世界にいる男は最後は必ず捕まってしまうものの、今度だけは一度は捕まるけど、最後は捕まらない。高倉健と藤純子の最後の二人のツーショット、笑顔が素晴らしい。これは今まで私の映画を見て、応援してくれている人へのプレゼントのように感じる清々しい終り方!そこまでの流れの中でも主役だけでなく脇を固める俳優陣、一人、一人をきちんと描いているから全くダレルことなどない。マキノ雅弘監督の演出の上手さによって、一人、一人の人間性、例えば金子信雄と長門裕之の二人の子分についてもとても爽やかで気持ちが良い。金子信雄の最初の登場シーンで見せる健さんとのやりとり、卑怯な手を使う悪い奴らを許すことなど出来ないとばかりに寝返り、健さん達の見方となる長門裕之とその仲間達、とにかく義理に厚く、人情に弱いそんな男達の人間模様を描いているからマキノ雅弘監督作品とこのシリーズを初めとするこの頃の東映任侠映画って人気シリーズとして何本も撮られ、そして、どれもが大ヒットとなったのだと私はこの作品を観て益々感じました。いずれにせよ、マキノ雅弘流、任侠映画的な熱くて熱くて盛り上がるそんな作品です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-12-02 09:13:44)
366.  コレクター(1965) 《ネタバレ》 
うん!これは凄い!単なるサスペンスホラーなんかじゃない何か凄みというものを感じられずにはいられない。まずは冒頭の蝶を追いかける主人公の姿と雨の中、びしょ濡れになりながら笑顔で横たわる姿に思わず共感してしまった。この映画の主人公の取っている行動、それは人間の持っている欲望の全てであり、底にあるのは人として、愛されたい気持ちというものの心理状態を鋭く描いているように感じる。大金を手にした事で会社を辞めた主人公は、誰からも愛されずにいるという思いでいる中で一人の女性を白昼堂々誘拐し、監禁し、そして、監禁した女性を自分の思いのままに操ろうとした挙句に殺してしまうのだが、本当は殺すつもりなどなかったに違いない。私はそう思います。そんな主人公の苦しみを緊張感を持ってじわりじわりと追い詰めて描くウィリアム・ワイラー監督の素晴らしい演出とそんな演出に見事に応えてみせた二人の俳優の名演技が物凄い緊張感を持って最後まで一瞬たりとも眼が離せない凄さ、ここでもワイラー監督お得意の階段を使っての縦の構図の素晴らしい演出が見ることが出来ます。一つだけ例に出すと監禁された女が風呂に入っている所を男が強引に引きずりだして、縛るとそこにお隣の家に住んでいる一人の男がやって来て、その時の階段の上、二階から流れ出す風呂の水、この時の主人公のびくびくした態度、表情、自分が今、している犯罪への意識についての怯えている姿、犯罪がばれやしないかという事に対する恐怖が見事に描かれています。これは完全なる心理劇であって、単なるサイコスリラーなんかじゃありません。主人公が監禁した女性を蝶と同じく扱うという恐ろしさ、ピカソの絵をやぶり捨てる時の恐ろしいほどの迫力といい、本当に恐い。人間の哀しさのようなものがこのシーンを見てもよく解るし、それとこの作品、常に視線は主人公の視線として捕らえているのも素晴らしいです。監禁した女性を殺してしまったた主人公は最後に二人目となる次の相手を探すラストも車の中から見ているその場面も主人公側から見た視線であって、とにかくどのシーンにしても主人公側に立って捉えていて惹き付けられます。これまた間違いなくウィリアム・ワイラー監督による人間の心理といものを見事に描きだした傑作間違いなしの1本です。
[DVD(字幕)] 9点(2006-11-12 21:58:14)(良:1票)
367.  緋牡丹博徒 鉄火場列伝
これはちょっと驚き!何がって?いつにも増してこんなにもかっこ良い待田京介、それもほとんど剣を振るわずに男の中の男と言えるかっこ良さ、かなり新鮮!そして、相変わらずお竜さん(藤純子)は美しいし、かっこ良い。このシリーズ全部に言えるんだけど、このシリーズの成功はイチにも二にも矢野竜子演じる藤純子の燐とした美しさとその上品さ、言葉使いまでもが本当に上品で、単なる任侠ものとは明らかに違います。そんなお竜さんを見事に演じている藤純子あってのこのシリーズだと思います。この作品の中でも本当に上品でしかも美しくて、強い女を見事に演じています。更にこのシリーズ全般に言えることの一つとして、やはり脇を固める俳優陣の素晴らしさ、それを描ききっている監督の手腕、今回で言うならみんな良いけど、特に鶴田浩二が良い。鶴田浩二と娘との親子の絆のような物語に私は同じ監督の撮った「関の与太っぺ」を思い出しました。娘の名前が「おかよ」←漢字が分らない。て「お小夜」みたいだなあ!てね。そうそう、それと丹波哲郎の本当に良いとこどりみたいなものと最後の方の祭のシーンなど、盛り上がりと同時に哀愁めいたものを感じた。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-07 21:55:15)
368.  緋牡丹博徒 二代目襲名
どうやら観る順番、大きく間違ってるみたいだ。しかし、それよりも何よりもまたしてもお竜さんのかっこ良さと美しさに惚れた。本当に23歳なのか?あんな23歳はおそろく今は存在しないだろう!そんなお竜さんをはじめとする仲間達と敵対するやくざ達との抗争をこれまたエネルギッシュに描いていて面白い。主役の藤純子は勿論のこと、脇を固める俳優陣の凄さ、演技から身体全体を伝わる熱いもの、観ていて本当に面白い。中でもやっぱり高倉健が良い。まるで「昭和残侠伝シリーズ」の花田秀次郎でも見ているようなかっこ良さ、そして、ラストの決闘シーンでの迫力ある演技といい、本当にかっこ良い。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-05 13:42:35)
369.  日本侠客伝
うん!なるほど、これがこのシリーズの最初の作品か!どうも観ている順番、滅茶苦茶だけど、そんなことはこの際、どうでも良いと思うし、それはそうと、マキノ雅弘監督の任侠ものに多く出ているいつもの常連達に加えて、中村錦之助も加わるというただでさえ豪華な顔ぶれが、より豪華になって良いのだが、どうにもこうにもこの作品の中の中村錦之助の人物像の描かれ方が気になって仕方がない。ゲスト扱いみたいな扱われ方と影の薄さが気になる。やはり中村錦之助は脇を固める俳優ではなく、主役を張る人間だと改めて思った。そして、高倉健にしても登場の仕方が何かいつもと違って、ワクワク感がない。そんな中でもマキノ雅弘監督らしい脇役の描き方の上手さなどは相変わらず上手いし、色々と見所はあるけど何か吹っ切れず、マキノ雅弘監督作品に流れる熱い感じというのもやや薄く感じた。それなりに楽しめたけどマキノ雅弘監督作品としては物足りないです。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-10-29 21:44:56)
370.  素晴らしい風船旅行
何だか最近、寝不足気味で身体全体、とてもだるい。そんな時こそこういう映画を観るに限るなあ!「赤い風船」と同じ監督さんの映画だけあって、心温かい雰囲気が十分に伝わってまいります。気球に乗って空を飛ぶ少年、その描き方にしてもいかにもフランス映画て感じの温かさです。フランス映画、特に昔のフランス映画を観ていると、何だか癒されます。癒し系の映画を求めている人、普段、仕事とかで疲れきっている多くの社会人にオススメのこれもまた味わい深い1本です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-28 23:26:42)
371.  秋日和
小津監督によるこれはパロディ映画と言える作品!「晩春」の父と娘の関係を母と娘に設定を変え、「晩春」に比べるとコミカルではあるけど、出来としては「晩春」の方が断然、上です。小津監督らしいフレーズの面白さ、構図の素晴らしさ、味わい深さも見られるけど、母と娘ではやはり父と娘に比べるとどうしても盛り上がりに欠ける。原節子と司葉子の人間としての美しさ、感情的な心を上手く表現しているのともう一人、何と言っても岡田茉莉子が良かった。それとこの作品の中でも佐分利信が男達の中でも一際、目立ってる。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-10-22 18:54:22)
372.  昼顔(1967) 《ネタバレ》 
これはやばい!何と言うエロチックな作品だ!この作品はとにかくカトリーヌ・ドヌーブですよ。もう最初からしてやばいぐらいのエロさです。並木道を一台の馬車が通り抜ける。男達と女、いきなり林の中に連れ込まれる。この時のカトリーヌ・ドヌーブを映し出す足、何たるいやらしさ、そして、男達がカトリヌー・ドヌーブを木に縛り付ける。うわあ~何?何?て思っていたら何とこれがまた夢とは、何と言う妄想!この妄想の世界がこの後の何か不思議で怪しい感じのどこまでが夢で、どこからどこまでが現実なのか?この映画はそんな妄想的なシーンを徹底して描いておいて、観る者に人間の欲望とは何か?てことを深く考えさせる。夢で始まり、その観ていた夢と同じことがこれから起きるのか?というような所で終りとなる。全てが何とも言えない怪しげな作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2006-10-15 18:14:22)
373.  反撥
怖い!恐ろしいです。この映画!何が怖いって?既に何人かの方が書かれていますが、オープニングからして、本当に怖いです。カトリーヌ・ドヌーブのあのドアップの眼、それがまず怖い。そして、始まってからも、薄暗い画面の中でのカトリーヌ・ドヌーブの眼、無表情、それを映し出すカメラワーク、次第に壊れていくカトリーヌ・ドヌーブの演技の凄さと恐ろしさ、薄暗い画面の中で、鳴り響く時計の音、更にいきなり鳴り出す電話のベルの音、何もかもが本当に怖くて、怖くてびびりました。カトリーヌ・ドヌーブが家の外にいる時以外はほとんど音楽なしの中で、しかも、あの暗闇のような世界とでも言うのか?とにかく画面構成からして、本当に怖いです。無表情のカトリーヌ・ドヌーブの片方の眼だけをドアップで撮るという何とも恐ろしい撮り方、物語そのものよりもこうした取り方一つ一つが観ていて本当に怖かった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-10-10 21:42:09)
374.  まぼろしの市街戦 《ネタバレ》 
凄い!凄すぎる。なんという発想の面白さ、ユニークさ、そしてまた狂気に満ち溢れた世界!これはもう、傑作を通り越して大傑作としか言えないぐらいの本当に物凄い映画です。第一次世界大戦下のパリの小さな村が舞台となっているこの映画、ドイツ軍の仕掛けた時限爆弾を撤去するまでのその物語の運び方、斬新且つユーモアいっぱいの人達による何とも魅力的なこの世界、たまらなく大好きです。人間の狂気、戦争の狂気をここまでして、徹底的に描きながらも、重苦しさをまるで感じることなく描いている所が本当に凄いし、好感が持てる。精神病院の患者達がチェスをしたり、トランプをしたりしている姿など正しく人間の持っている狂気とでも言うか、バカな一面を見事に表しているし、人間らしさとは何か?ということをシニカルな笑いで描いているこの素晴らしさ、観ていて本当に楽しかった。そして、またこの映画、どの登場人物にしても本当に魅力的で、特にもう命が残り3分しかないと言って時計台に登って回る王様の姿など観ていて楽しくて仕方がない。そんな楽しい風景を時計台の下から見守る人達の温かさ、素晴らしい笑顔、どれをとっても素晴らしいの一言に尽きる。ヒロインのビジョルドの綱渡りのシーンも映画ならではの素晴らしさ、これほどまでにユニークなストーリーと個性的な人達を素晴らしく描いている戦争映画なんてないと思うぐらいの素晴らしさ、映像の美しさ、音楽の素晴らしさも相成って見事なまでの大傑作になっているこの映画、文句なしの満点!本当に一人でも多くの方に観て欲しい素晴らしい映画です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-10-09 20:02:02)(良:1票)
375.  大菩薩峠(1966)
内田吐夢監督のとは違った雰囲気で、あれはあれで面白いけど、この岡本喜八監督版の方は凄い殺気が漲っている。机竜之介役の仲代達矢の眼が怖かった。最後はちょっとやり過ぎなんじゃないかと思うぐらいとにかく斬る。斬って、斬って、とにかく恐ろしいぐらいです。出来ることならもう少し血の見せ方を工夫して欲しい気もした。あれはいくら何でもやり過ぎでしょ!それでも今の時代劇よりは圧倒的に良い(俳優も脚本も)
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-09-18 19:24:07)
376.  続・サラリーマン清水港
昨日に引き続き観たこの続編となる作品、昨日観た最初のよりも面白かったなあ!相変わらず、三木のり平のいい加減さが抜群です。「社長」シリーズでのいつものお馴染みのメンバーの勢揃いの中にあって、三木のり平の可笑しさは群を抜いている。話としては相変わらず森繁久彌の社長の女好きと部下達の悪戦苦闘による戦いという話で、それにしても全ての部下や酒に「次郎長」ものに関係した名前を付ける森繁久彌の社長のセンスはどうかな?個人的に「次郎長」ものは好きなので(特にマキノ雅弘監督による東宝版が好き)、さほど苦にはならないけどね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-12 22:16:35)
377.  サラリーマン清水港 《ネタバレ》 
マキノ雅弘監督が撮った事で有名なあの「次郎長三国志」シリーズの中のひとつ「次郎長清水港」を現代の大手酒造会社を舞台に置き換えてのパロディ!「次郎長三国志」シリーズに出てくるメンバーが見られるのは嬉しくも思うし、懐かしく感じる。所々で流れてくる次郎長・森の石松の音楽も良いし、またパロディものとして観ればさほど苦にもならないし、また「社長シリーズ」でお馴染みのメンバーが観れるのも嬉しい。相変わらず三木のり平が笑わせてくれる。フランキー堺の変な中国人風なキャラクターも面白い。ただ残念なことにこの二人、特に三木のり平の出番が途中からなくなり、その変から面白さ、笑えるシーンが急に減ってしまったのが残念でならない。作品としては完全なパロディものなので、元のネタを知らないとついていくのに苦労すると思う。元のネタを知ってると少しは楽しめる程度の内容です。まあ、なんだかんだとケチをつけたくなるものの、嫌いなタイプの作品ではないので、少し甘いとは思うが、そこそこ楽しめたのでこの点数です。 それにしても、「社長」シリーズ以上にこの作品の中の久慈あさみはやけにふけて見えるなあ!あの「次郎長三国志」シリーズでの投げ節のお仲さんとはえらい違いだ!
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-09-11 21:56:19)
378.  おかしな二人
う~ん?確かにジャック・レモンとウォルター・マッソーのコンビによる会話、演技も面白いとは思うけど、期待しすぎたせいか?思っていたほど笑えはしなかった。ジャック・レモンはトニー・カーティスとのコンビでの方が私は好きです。作品としてはまずまず楽しめる出来だとは思うので、観て損はないとは思いました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-10 20:15:01)
379.  日本侠客伝 雷門の血斗
マキノ雅弘監督によるこのシリーズ、今回で観るのは二本目だけど、個人的には前に借りて来て観た「関東編」の方が良かったし、好きだなあ!何て言うのかなあ?相変わらず高倉健はかっこ良いし、一つ一つの台詞から表情まで決まってるし、それはそれで良いのだが、脇を固める俳優陣も悪くはないと思うし、むしろ良いと思うぐらいなのだが、殴り込みのシーンへの持っていき方がいまひとつぱっとしない気がした。それと気になって仕方がないのが、藤純子です。相変わらず美しく撮られているのだけど、あまりにも泣き過ぎ、泣かせ過ぎなんじゃないのかな?とマキノ雅弘監督作品は大体が標準レベルより上だと言えるし、そう考えてしまうと、マキノ雅弘監督作品としては雑な面も見られて弱い気がする。期待が高すぎるのかもしれないけど、これはこれで一本の映画として観ればそれなりに楽しめるけど、やっぱり物足りない。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-09-03 18:29:17)
380.  社長忍法帖
これもまた三木のり平の面白さがよく現れていて気軽に楽しめるので、良い。三木のり平のいい加減さと、お調子の良さ、そんな三木のり平の部下を持って頭が痛いだろう、社長の森繁久彌の演技とそこに関わってくる人達のあたふたした演技、やりとりなど、面白い。こういった軽いノリの喜劇がもっともっと沢山、観たいと思うし、撮られることを願いたい。
[DVD(邦画)] 7点(2006-08-30 22:45:09)
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