21. ストリートファイター(1994)
《ネタバレ》 2021年10月5日更新 ストリート・ファイターの映画化、と考えると設定尾が違ってたり、再現度がイマイチだったりと散々なのですが、これがヴァンダムの映画、としてみれば十分面白い作品ではないでしょうか。 もちろん、2D格闘ゲームの代名詞の作品を名乗っていながら主人公がリュウじゃない!とか、ゲームでお馴染みの技とか全然出てねーじゃねーか!とか、サガット小っさ!とか、ダルシムいつの間にスキンヘッドになってるん?とかキャミィ仲間違うだろとかザンギエフお前は祖国の英雄じゃないのかい!とかまあ延々と突っ込めるのですけど、というかもはやストリート・ファイターじゃなくてよくね?なんですが、ヴァンダム演じるガイルがなかなか決まっていたのと故・ラウル・ジュリアのバイソン(ベガ)もなかなかしっくりきていて個人的には好きな作品です。 というかストリート・ファイター自体ストーリーなんてあってないようなものなのでこんな頭の悪いような物語でも全然OK。名前や主人公が違うのも諸々の事情だそうでそう思うと全てがどうでも良くなってきます(笑) とにかく「なんも考えないで映画観たい!」というときにはもってこなのではないでしょうか? [地上波(吹替)] 7点(2021-10-05 01:03:47) |
22. ユニバーサル・ソルジャー
《ネタバレ》 一時期、というか一昔前の洋画劇場では狂ったように?何度も放映してたような気がしますが、なんだかんだ通してちゃんと観たのは今回がはじめて。 ようやく「こんな話だったのね」という感じでした。 25年経ってるけどその間死体?はずっと冷凍保存されてたん?とか、3回目の出動って言ってるけどずっとそれまで保管してたん?とか結構いろんなことが気になるのですが、まあいいってこと。ヴァンダムの感情を押し殺したような演技やラングレンの狂った軍曹役などはなかなか観ていて面白かったです。 ただ、アクション映画、と考えると、途中のカーチェイスや食堂での乱闘はあれど、ちょっと全体的に盛り上がりに欠ける点、せっかく空手が得意なラングレンとヴァンダムなのにラストバトル以外あまり戦う場面が少ない、というところでは、ちょっと残念かな、という感じです。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-29 01:20:06) |
23. ティックス
《ネタバレ》 マリファナ栽培用のステロイドを浴びたせいでマダニが巨大化!そんなバカな!?という設定ですがこれがなかなか面白い作品です。 対峙するのは一癖も二癖もある悪ガキ集団+引率能力企画力皆無のキャンプ指導員。 巨大化したマダニの造形がとにかくグロテスク。そしてワラワラと襲ってくる感じは虫唾が走るほど。 そして大ボスともいうべき人間大の巨大ダニ登場はザ・フライを彷彿とさせるグロテスクさ。 俺たちのユズナことドロドロの帝王ブライアン・ユズナが製作総指揮なので、そのグロテスクさは折り紙付きです。 虫が苦手な人は見ないが吉笑笑 [ビデオ(字幕)] 7点(2021-09-19 11:28:45) |
24. マチルダ(1996)
《ネタバレ》 ※2021年8月24日更新 とっても笑えるコメディ。実は高校の時、これのノベライズ版(原作の方ではない)を英語の授業で読んだのが知ったきっかけ、なのですが、とにかくマチルダが可愛い。そして大人たちの良い加減さ(笑) 両親はマトモに描くと完全に虐待なのですが、それを嫌味な笑いにするギリギリのラインですし、校長に至ってはもはや「んなわけねーだろw」といいうレベル。 ある意味、怖い先生をコメディ風に脚色し、さらに「子どもから見たらこんな感じ」をうまく表現しているのではないでしょうか。 聡明なマチルダですが、時々年相応の無邪気な笑顔を見せてくれ、変にませすぎていない点も面白く観られるポイントでした。 [地上波(吹替)] 7点(2021-08-24 23:13:49) |
25. 新・死霊のえじき
《ネタバレ》 これは以前から気になっていた作品。 新とついているがもちろん死霊のえじきとは全く関係がない。ゾンビというか吸血鬼のお話。しかしやってることはほぼゾンビ。 8ミリビデオ撮りなのでまあ観づらいわピントは合っていないわで散々なのだけど、それを差し引いてもかなりの情熱。後半の怒涛の人体崩壊描写はなかなか見もの。 もちろんアマチュアに毛が生えたようなものなのだけど、商品化されるだけあってそこらへんの作品よりはよっぽど完成度が高い。 映画館で上映されてたらど顰蹙かもしれないけど、それでも予算がしっかり取れれば機材等もっとしっかりとしたものに変えてセルフリメイク、なんてのもありなのでは、なんてことを思う。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-08 16:49:44) |
26. SLAM DUNK スラムダンク 吠えろバスケットマン魂!!花道と流川の熱き夏
《ネタバレ》 今のところ4作品あるスラムダンクの映画版の中ではこれが一番面白かった気がします。 今回は流川がキー、ぶっきらぼうで不器用だけど、互いに本気でぶつかるためにあえて憎まれ口を叩く姿は好きです(笑) プレイヤーとしてではなく、マネージャーとして全国制覇の夢を掲げるというラストも、安易ではありますが、清々しい終わりで良かったです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-08-01 20:33:35) |
27. SLAM DUNK スラムダンク 湖北最大の危機!燃えろ桜木花道
《ネタバレ》 やっぱり敵側の設定の無理矢理感というか、とってつけ感がものすごく感じられてしまいました。 時間も短いせいか、湘北のプレイに感化されて敵側もだんだんと変わってきた、というのがいまいち伝わりづらいというか、もう少し長く描いて欲しかったのが正直なところ。 ですが、試合終われば今日の友、といった感じで互いにまた試合で再開を誓うラストはなかなか良かったと思います(映画版に限って言えば)。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-01 20:30:43) |
28. SLAM DUNK スラムダンク
《ネタバレ》 なるほどそこからネタを持って来たのね(笑)という感じです。 ですが正直、本編のキャラクターがみんな個性的というかしっかりと「キャラクター」が確率しているのに対して映画版のためかどうしても取ってつけた感が感じられてしまいました。 それとそんな理由で女の子ぶつなよ、って自分も思いました。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-08-01 20:26:50) |
29. 地獄先生ぬ~べ~ 恐怖の夏休み!!妖しの海の伝説!
《ネタバレ》 今回のヒロインに関してはちょっと好みではありません(笑) ですが、妖怪の持つ宿命とそれを断ち切る絆、最後の「転生」を思わせる描写など、ちょっとウルっときてしまったので今回はこの点で。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-08-01 20:20:31) |
30. 地獄先生ぬ~べ~ 午前0時ぬ~べ~死す!
《ネタバレ》 今回の妖怪は心の闇が作り出したピエロ、ということで冒頭の部屋のシーンからやけに暗いシーンが多く、ちょっとホラー度は高い感じがしました。ガチに殺しにくるあたりも、今のアニメじゃ考えられないような気がしますがそこがいいところ。 最後のエンドロールでしっかりと友達の輪に入れて、大団円という感じで終わるので最後までハラハラドキドキ、最後は爽快という感じで楽しめました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-08-01 20:18:33) |
31. 地獄先生ぬ~べ~
《ネタバレ》 ドンピシャな世代で、手袋をつければ「鬼の手」ごっこをしたものとしてはそれだけで最低でも5点の価値はあります。 映画版オリジナルのキャラクターの性格がやたら弱気でちょっと気になりますが、添えれでも最後はその弱さを克服するし、主要メンバーもしっかりと彼女を守るために立ち上がりこの手のジュブナイルものとしても面白かったです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-01 20:15:46) |
32. セブン
《ネタバレ》 ※2021年7月31日訂正 この作品以降、今作を模倣するような作品が多くなったことと、猟奇殺人ものでありながらある意味で芸術作品にまで昇華させている点で、フィンチャーという監督はやはり只者ではないんだな、と言うことを痛感します。 冒頭から陰鬱に降り続ける雨、暗い室内、人びと、それに対してラストでは一気に空が晴れ、しかし決して「晴れやかなもの」ではない。 殺人描写に関しても、内容はとてもえげつなく、自分も観返すのを少しためらうレベル。しかし実際の描写といいうのはほぼ皆無で、断片的に映るか証拠写真程度。でもそれが返って想像力を掻き立て、被害者の壮絶な最後を想像させてしまうのですごいです。 ミルズとサマセットの対比についても、老練なベテラン刑事と血気盛んな若手の対比が随所に盛り込まれ、結果それがラストに活きているという仕掛け。それなので彼の行為もより「説得力を増す」ものだと思います。 今ではこうした作品も多くなりましたが、やはり時間が経っても異彩を放つ作品です。 [地上波(吹替)] 8点(2021-07-31 14:54:18) |
33. エイリアン3
《ネタバレ》 世の中ではシリーズ中1番の駄作とか散々ボロクソに叩かれてる作品ですが、個人的にはこれが1番好きな作品。冒頭で2の時の生存者はリプリー以外全滅しているが、それが、この悪夢は終わりではないという伏線になり、まるで世紀末のような退廃とした雰囲気を漂わせているフィオリ―161に、さらに絶望というやり場の無い空気がプラスされ、一層恐怖心を増幅してくれる。結末としては、スラコ号最後の生き残りであるリプリーもエイリアンに寄生されていることがわかり、自ら溶鉱炉に身を投げる(この時点でスラコ号のクルーは全滅)のだが、そこには、自分の運命を受け入れたリプリーの強い意志が感じられ、はかないながらとても美しいシーンだと思う。それに、ズルズルと駄作を連発するようなエンディングではなく(しかしながら4が作られてしまったが…)真にすっきりした終わり方をしていると思う。思えば、この作品からホラーを大量に見まくるようになった。 [ビデオ(吹替)] 9点(2021-07-30 19:22:04) |
34. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
この映画は単発、しかお3から見るということは絶対にしちゃいけない。123と順番に見てこそ真に面白いんだから。俺的には3が一番お気に入り。でもそれは他の2作がつまらないんじゃなくて、西部開拓時代という世界観が好きだから。123揃ってSF映画の最高傑作!ドクとマーティーのコンビよ、永遠に!! [DVD(吹替)] 9点(2021-07-30 19:20:33) |
35. プリンス・オブ・エジプト
《ネタバレ》 ※2021年7月30日追記 他の方もおっしゃっている通り「十戒」ならば、できれば石板を授かったあと40年彷徨うくだりも描いて欲しかったのが正直なところです。 この題材に初めて触れる方なら適度な長さとテンポで観やすいとは思いますが、やっぱり個人的にモーゼの描かれ方に違和感。 そしてエジプトを去る理由弱くね?とか、最後ラメセスが追っかけてくるの唐突すぎね?とか色々と気になってしまう点がありました。 ただ、ヘブライ人が歌いながら歩く場面や、本家十戒が霞むレベルの海の割れる迫力はやはり観ていてすごいな、と思いました。 おそらく、自分が「十戒」がオールタイム・ベストでなければ、もう少し楽しめたと思います。 あと、観返すまで自分もこれディズニー作品だと思っていました、、、 そう言うレベルではディズニー作品と比べても全然褐色はないと思います。 [地上波(吹替)] 5点(2021-07-30 18:54:33) |
36. アラジン(1992)
《ネタバレ》 ※2021年7月30日追記 2019年版の実写映画の方もすごく良くできていますが、やはりこうした題材はアニメーションだからこその荒唐無稽さが楽しいわけで、その点やはり本作は改めて観返してみてもテンポの良い演出と楽曲で圧巻の楽しさ。 現代風にアレンジはされていますがコロコロ変わる展開や場面場面の臨場感と疾走感のあるカメラワークとスコアで終始飽きさせない作り。 正直絵柄の好みはありますが、それ差し引いても楽しい映画でした。 [ビデオ(吹替)] 8点(2021-07-30 18:47:05) |
37. ボディ・ターゲット
《ネタバレ》 ボディ・ターゲットってなんだよって思わずツッコミ入れたくなってしまいます。原題結構格好いいのに(笑) ヴァン・ダムの役柄はこれまで景観だとか軍人だとかキック・ボクサーだとか、とにかく拳で語る役柄が多かった気がしますが、今回はちょっと影のある主人公。アクションもありますが、母子との親交を交えたちょっと感動系のストーリーで見せる感じで、たまにはこういうのも悪くないのかな、と思いました。 ラストのくだりなどもなかなか余韻の残る終わり方ですし、結構好きな部類です。 ただ、いい意味でのむさ苦しさがほぼないのと、格闘戦についてはもう少し映えるもの(ハイキックだったりスピンキックだったり)があればなぁというのが正直なところでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-22 16:50:15) |
38. ゾンビ2001 ザ・バトルロワイヤル
《ネタバレ》 まず90年が製作年なのにゾンビ2001っていうタイトルにするあたり勝負を諦めてる感じです。 と言うのはこの作品に限ったことではないのですが、みんな大好き(?)ドイツの3大鬼畜監督の1人、アンドレアス・シュナースの初期ゾンビ映画。 もうストーリーや設定なんてヘロヘロで、演出とかカメラワークなんてどんなに控えめに言ってもそこらへんの学生さんの方がよっぽど良いもの撮るよな、と言う出来です。 ではこの作品の見どころは?と聞かれればそのゴア描写。 クオリティはまあ置いておくとしてとにかく全編にわたって吹き飛ぶ首と手と血飛沫と内臓のオンパレード。ストーリーや演出などを犠牲にしてゴア描写にステータス全振りしたようなこの潔さは好感が持てます。 アナログのビデオ撮り作品のため、チープさは目立ってしまいますが、個人的にホラー映画はこうしたチープな方が雰囲気でるし特殊効果の拙さもカバーできると思うので良いと思います。 まともに観るととても観られた代物ではないのですが、そもそもこの監督の作品をストーリーだ演出だなんて視点で観る人は皆無だと思うので、諸々込めて5点くらいが妥当かと思います。 もちろんゴア描写の量と情熱に関して言えばは10点満点です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2021-07-20 02:46:01) |
39. ゴジラVSモスラ
《ネタバレ》 冒頭のなんちゃってインディ・ジョーンズな展開は賛否あるようですが個人的にはアリ。娯楽映画としてつかみはOKといった感じ。 特撮もまた素晴らしく、ゴジラをはじめ怪獣の皆様が町中を闊歩してビル群をなぎ倒していく様は見応え充分。 モスラも成体はなかなか愛嬌があった可愛い、バトラもまた格好いい。 ゴジラがただのお邪魔虫みたいな描かれ方はまあいいんですが、ラスト、バトラ諸共海へドボンはなかなかひどいんでない?というのはちょっと気になりました。 そもそも分かり合えたなら1万2千年前に分かり合えよ、と、少し釈然としない気持ちになったので今回は5点で。 [ビデオ(邦画)] 5点(2021-07-05 01:14:19) |
40. イレイザー(1996)
《ネタバレ》 シュワちゃんお得意のタフガイエージェント大活躍の巻。 前半はどちらかというと証人保護プログラムという設定上ほかの作品よりは少しおとなしめ?といった印象を受けますが中盤から一気にシュワちゃん節がさく裂してきます。 基本的に脳筋映画なのでドンパチありきで話は進んでいくのですが、二重スパイ疑惑や武器製造会社の潜入からのデータ操作などといったスパイ映画のような展開もあるので少しは頭も使う作り。 しかし最後はやっぱり力業。レールガン二挺で暴れまわる姿はこれぞ筋肉超人といったところでしょうか。 ラストも、悪は裁かれず、と思わせておいてのあの決着のつけ方もなかなかすがすがしいものがあって好きです。 全体的に面白い作品ではあるのですが、ほかの作品よりちょっとインパクトに欠ける感じがするので、今回は6点ということで。 余談ですが、あの緑のライトを当てて物体を透視するスコープのついたレールガンがどうしても、某FPSゲームのファーサイトという武器とかぶって仕方ありません。こっちのほうが早いんですけど(あと形状全然違いますけど)。 [地上波(吹替)] 6点(2021-06-21 19:46:09) |