21. ドラえもん のび太とふしぎ風使い
《ネタバレ》 藤子プロのドラ映画の中でも、余りにも酷い一品。まず「台風の子供」という設定で1本作る事自体おかしい。藤子・F・不二雄の作るフィクションは大抵一般的に浸透している物(恐竜とか、晩年だとアラビアン・ナイトとか)がネタになっているから良いし、子供もハマるのであって、余りにも常識を逸脱している映画は、藤子先生だったら絶対作らない筈。風を使って暮らす民族なんて居るはず無い。それ以外にもまず、何かと四次元ポケットを無くさせたり、オチをタイムパトロールに依存するのは止めるべき。それと(他の老舗アニメ・例えば、サザエさんとかも言えるが)現在の子供に媚びているかの様な「駄洒落レベルのギャグ」を随所に入れるのは止したほうが良い。そんな事をしないと現在の子供は食い付いてくれない、と思っているのだろうか?子供だって「良い物は良い」位、判断出来る。ある意味子供をナメている、とも言える。もう一つ言うと(のび太のママに)カラのヤカンを火に掛けさせるな(フーコが入っているのは知らない訳ですよね?)。・・・まさか、このレベルまで落ちてしまうとは思わなかった。そろそろ外部のクリエイターを入れたらどうか?ドラ世代の。(地上波アニメだが)石森章太郎の「サイボーグ009」は成功したし、映画の完成度の点で言えば(同局の)「クレしん」だって、アレだけ高評価の物を作れる訳だし。「テレ朝の顔」が、アレじゃマズいだろう・・・ 1点(2003-12-25 21:01:46) |
22. インターステラ5555
映画・・・う~ん、映画かな?これ。劇場公開したから映画なんですけど・・・。単にDAFT PUNKのビデオ・クリップ(漫画家の松本零士に手掛けてもらい、1曲ごとのクリップにストーリーをつけ、さらに全てに関連性をつけ、1つのストーリーとしても魅せよう、と言う試み)十数曲分を1本に繋げただけなんで。他愛も無いストーリーだし、松本ファン・DAFTファンが観れば良いだけの作品。(両者のファンである自分にとっては)面白い物なんですけど、決して「映画」として「好き」な訳じゃないんで。「映画」としては「評価不能」なので、この点で。 5点(2003-12-23 21:53:09) |
23. めぐりあう時間たち
《ネタバレ》 家族がレンタルしたのを偶然何の前情報も無しに観ただけなので正直入っていけなかった。予習無しだと作品の方向性に全く気付かずにラスト20分の「3つのストーリー」の繋がり始める所まで進んでしまう。ストーリー・俳優・音楽の全てが良質で品性ある映画、と言う事位は勿論解る。とは言え「余りにも救いがなさ過ぎるなぁ」と思っていたら作中の「ダロウェイ夫人」って実在の小説なんですね。他の方が「読んでから観ないとキツイし理解し辛いと思う。要予習」とレビューしていたので、僕も後々再チャレンジしたいと思います。取り敢えず現時点での評価としては、この点。 5点(2003-12-23 16:36:39) |
24. アタック・ナンバーハーフ
出てくる人達はオカマですが、作品の作り方やストーリーの流れはベーシックで単純明快。特に取り立てて言うべき所は無いですが、普通に楽しめる娯楽作品。 7点(2003-12-22 00:50:06) |
25. NO FUTURE A SEX PISTOLS FILM
《ネタバレ》 マルコム側ではなく、ジョン・ライドン側の主張が真実だとすれば(多分そうなのだろうが)観る前に、ジョンの自伝を読んでから観た方が良いと思います。ごく周囲の人の話では「ジョンは実は紳士で誠実で凄くシャイな人」らしいですが、(ラストの)彼がシドの事を想って泣くシーンを観ると「まんざら嘘でも無さそう」と思いました。(PISTOLSの中で)シドの自虐的な如何にもパンクな所より、ジョンの野蛮なる知性に惹かれている人・また如何に彼らにまつわる話に(今まで)歪曲された部分が有ったか、真実知りたい方は必見(とは言え、マルコム側のファッション的な部分でのアプローチも当時功を奏したのも嘘ではない訳ですが)。エンディングには「サブミッション」が掛かるんですが、(彼らの曲の中では)それほど好きな方じゃなかったのに、これを観てから、最も好きな曲のうちの1つになってしまいました。 8点(2003-12-21 21:22:28)(良:1票) |
26. マトリックス リローデッド
前作の主要部分・見どころを少し水増ししただけの作品。核(コア、でしたっけ?)のシーンが解りづらかった。DVDで同じシーンを何回か見て、少しは解ったけど。あとは「結局オチはそれかよ!!」っていう感じ。(まだ観てないですが)次作との繋ぎ、という事で許せる作品。 6点(2003-12-21 19:56:26) |
27. ハルク
甘めの「5点」ですね。ストーリーやセリフ1つ1つのレベルが、日本の子供向け特撮モノ、SFモノ程度。半ばから面白くなりそうな気配も漂わせるが、そのまま再下降。最近のマーベルのアメコミ物の中では最も脚色している作品なんですけど(確か親父はオリジナル設定、それにハルクはあんなに飛んだりしない)かえって、それが良くないのかも。ま、元々原作が地味めな内容だから、ああするより仕方が無かったか。特に見所も無いが、全年齢対応映画だから、これで良いんでしょう、きっと。個人的に主演の男優がウィノナ・ライダーに顔が少し似てる気がした。 5点(2003-12-20 22:30:53) |