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幻覚@蛇プニョさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 193
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/genkakuheavy
自己紹介 ◆乙女座のAB型
◆70年代オカルトブーム直撃世代にして、
 水曜&木曜スペシャルチルドレン(でもオカルト否定派)
◆マイケル・ジャクソンは永遠のスーパースター
◆桜庭・ホイス戦(PRIDE-GP)の興奮は死ぬまで忘れない
◆どんなクソ映画にも「ニヤリ」と出来る部分がある
◆レビュー内容も点数も、時々修正&変更しています

【近況】
アマプラとディズニープラスで“映画見放題”
なのに全然見れてないのはナゼ? (´·ω·`)ショボーン
そして見た映画の感想もツイッターで書いて終わってしまう!
蛇プニョ先生の映画感想が読めるのはツイッターだけ!(苦笑
そんな今日この頃でございます!(゚இωஇ゚)゚。

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21.  書を捨てよ町へ出よう 《ネタバレ》 
リバイバル上映で見た学生時代の俺に、あまりにも有名な冒頭のアジテーション「映画館の暗闇で、そうやって腰かけて待ってたって何もはじまらないよ。」が刺さった!あの時に映画館の暗闇で挑発された俺は…結局今でも座ったままです。内容は今見るとやっぱり多少は冗長だったりする部分はあるけれど、でも次々と「ハッ!」とする場面が現れて退屈はしません。とにかく【エヴァ感】【園子温感】が凄い!(もちろんコチラが偉大なるオリジン)。炸裂するビジュアルイメージの洪水にやられっぱなし!  ちなみに…映画を観ているうちに、主演の佐々木英明と寺山修二とがコチラの脳内で完全同化してしまうのも見事なのですが、最後のエンドロール(顔)で寺山修二が出てきた瞬間に「うわーッ!ホンモノだーッ!」と腰が抜けそうになり、コレは見事にヤラレました!
[インターネット(邦画)] 7点(2021-05-22 01:46:20)
22.  ガス人間第一号 《ネタバレ》 
うーん…。いい映画を観た感はあるんだけど、それは土屋嘉男と八千草薫がイイ芝居をしていたからで、ちょっと俺の思っていた【東宝科学怪人モノ】とは違ったんですよねぇ。と。文句を言いつつも、マッドサイエンティストに人体実験をされた結果【肉体の変容とともに精神も変容していった男の悲劇】というクローネンバーグ的ホラー悲劇を見れたのでヨシとします。  そして…八千草薫綺麗すぎワロス (;´Д`)ハァハァ
[インターネット(邦画)] 7点(2021-05-21 00:46:54)
23.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
小学6年生の頃…イトコのお姉ちゃんから借りた『オペラ座の夜』と『華麗なるレース』。それがクィーンとの出会いであり【ロック初体験】でした。それまでクラッシックばかり聴いてた俺にとっては奇跡的なロックへのソフトランディングだったと思います。  その後【宝島ロック野郎】となった俺の目に飛び込んできた『フレディマーキューリー、エイズを公表』の記事。そして訃報。  公開当時、大ヒットしているのはもちろん知っていたけど、なんとなく見そびれてしまっていて…  やっと見ました。泣きました。泣きました。泣きました。  他にいうことはありません。以上!  PS.何度も見ていたライブエイドの動画を見ると号泣するようになりました!(泣き笑い)
[インターネット(字幕)] 10点(2021-05-18 02:04:08)
24.  アメリカン・サイコ 《ネタバレ》 
思ってた以上にコメディでしたね。全盛期の『ごっつええ感じ』(番組終了直前の、笑い=狂気になっていた頃)に近いテイスト。【やり過ぎ感を笑う】ってカンジですね。  現実or妄想論争に俺もあえて言うとすれば、猫ATMとパトカー大爆発のシーンからは恐らく脳内世界。パトカーが爆発した時の「あれっ?」という顔が、夢の中で夢だと気付いた時の感覚を見事に表現しているように思います。  ポールのアパート(改装中)での大家の態度とラストの弁護士の態度、どちらも似ていて「どこかで見たような気がするなぁ~」と思っていたンですが、シュワちゃんの『トータルリコール』で「ここはあなたの夢の中なのです!」と脂汗をかきながら説得する医者のシーンに似ているんですね。だからポール殺害については二人が否定していることが嘘で、やっぱり現実だったのかと。まあ、その辺はあやふやのままのほうが、ベイトマンの絶望が深く感じられるかもですけどね。  ちなみに…ベイトマンのマル秘ノートが暴かれるシーンで「出た!伽椰子日記!」とニヤニヤしてしまった呪怨マニアは俺と飲みに行こうぜ!ドーシアを予約しておいたからさ!(虚言)
[インターネット(吹替)] 8点(2021-05-11 02:24:14)
25.  シンドバッド黄金の航海 《ネタバレ》 
シンドバッドが異常なポジティブシンキングなのが凄い。なんというか植木等の無責任シリーズに通じるモノがあります(笑)。一方の悪役、黒魔術師クーラは気の毒なオジサンというイメージですねぇ。苦悶の表情で魔術を使い、やることが【海図を奪うだけ】という場面では「いやいや、命の削り方間違えてるよッ!」とツッコミを入れざるを得ません(苦笑)。あと、島の原住民のコスプレ感や陰母神カーリの首をカクカクさせる動きなど、【エキゾチシズム】な部分には令和の今の感覚からすると若干のヒヤヒヤ感が…。  中盤でマルギアナが地下牢?に落とされてケンタウロスが出現するまでの部分、『ジェダイの帰還』での、ジャバの宮殿での怪物ランコアが出現するシーンで完全再現されてましたね。カーリの6本腕チャンバラはまるまるグリーヴァス将軍ですし、序盤の市場での騒動はエピソードⅣにおけるタトゥーウインでのドロイド捜索&『レイダース』でのマリオン誘拐シークエンスっぽくもありました。この辺の引用され具合はさすがってカンジ。  それにしても…ハリーハウゼン作品を見ていると何故だか夏休みの感覚が蘇ってきます(個人の感想です)。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-05-10 02:20:34)
26.  馬の骨 《ネタバレ》 
泣きました!!大泣きです!!(号泣)  映画序盤で描かれる若き日のバンド『馬の骨』のステージ。オッサンになってからの工事現場でのポンコツな仕事っぷり。どちらも本当に“しょーもない”のです。そんな50過ぎのオッサンが【挫折した地下アイドル】に出会い、彼女がシンガーとして歩み始める姿、そしてオッサンが一夜限りの『馬の骨』復活ライブへ!(ヘタレてステージから逃げた青春へのオトシマエ)ってのが大まかなあらすじなワケなんですが、復活ライブ当日、負け犬人生を過ごしてきたオッサンが逃げるのをヤメて【覚醒】して現れてから、俺の涙腺は決壊し涙があふれ出し続けたワケなのです!序盤で描かれた最低なステージが、実は壮大な前振りだったのがハッキリわかる復活ステージの神がかり!「六根清浄!六根清浄!ロックオン!」まるで『81/2』の大団円のフィナーレのように、いい人もイヤナヤツも映画の登場人物が全員笑顔でノリまくっているライブの神々しさ!画面のコチラでも俺も一緒に涙ダラダラ出しながらシャウトしてしまったワケなのです…。  オッサンは【シンガーソングライターのタマゴ】となった彼女に音楽の魂のバトンを渡し、【モヤモヤとした青春の後悔】から抜け出したンですね。ラストシーン、工事現場で精悍な顔つきで黙々とハンマーで杭を叩きつづける姿が実に…実にロックでした!ライブハウスのステージ上じゃなくても、どこでだって【ロックでいるコト】は可能なんですね…。以前『フィッシュストーリー』のレビューで書いた繰り返しになりますが【ロックのチカラを信じるすべての人に】見て欲しい映画です。
[インターネット(邦画)] 10点(2021-05-07 21:28:08)(良:1票)
27.  血を吸う薔薇 《ネタバレ》 
【血を吸うシリーズ】最終章。前2作が正調ゴシックホラーの雰囲気だったのが一転して、ずいぶんモダンホラーっぽくなったなぁと思ったのですが、『エクソシスト』を通過しての制作だったと知ればなるほどというカンジ。山本迪夫監督も『太陽にほえろ』を撮ったりした後の作品と聞けば、終盤がとんでもないバトルアクションだったのも分かる気がするのです。そして特筆すべきが今回、吸血鬼の岸田森に対するのが、黒沢年男と田中邦衛!ザ・ハングマン&黒板五郎!これにはさすがのドラキュラ岸田森も分が悪い!(なんのこっちゃ)  あと個人的にすごく気になったのが、やたらにビーチクが画面に出てきたコト。思わず「♪時には娼婦のように~」って口ずさんでしまいそうでした!まぁ、そういう時代感だったのかなぁ。  それと佐々木勝彦が演じていた、女子学生に蛇蝎のごとく嫌われている【ボードレール陰キャ野郎】は怖がらせようとしているのか笑わせようとしているのか謎すぎて最高でした!後半のバトルでは顔芸が炸裂!←おいおい(汗)  顔芸といえば、怪人枠(しつこい)二見忠男さんはシリーズ皆勤賞でしたね。序盤のワンポイントでしたが「出た出た!」と俺的にテンションあがりました!  ラスト「よっ!岸田屋!」と声掛けしたくなるような突然の歌舞伎感。それまでのワイルドなヴァンパイア芝居からの悲哀に満ちた最期には妙に合っていたような気もして。これはこれでアリでしょう。溶けてゆく表現もグロ美しくて良かったです。  と、いうワケで…ホラー好きとしての基礎教養【血を吸うシリーズ】、これにて履修終了!!!
[インターネット(邦画)] 7点(2021-05-05 14:44:36)(笑:1票)
28.  呪いの館 血を吸う眼 《ネタバレ》 
満を持しての岸田森登場!(拍手)全力で吸血鬼を演じきっていて素晴らしいです。んで、今回のお話は湖畔での恐怖を描くワケですが、どこか湖って不安をあおるナニかがありますよね…『13金』のクリスタルレイクとか。何度も繰り返される、壊れたドアの「ギー…バタン!」も不穏でヨイのです。異変を感じても信じてもらえず「私がオカシイのかしら…」と悩むヒロインもスリラーとしての味わいを深くしています。前作での怪演がグッドだった高品格も、最初は善人で登場しますが後半キッチリと怪人に(笑)。もう一人の怪人枠(笑)二見忠男も序盤でイイ味で登場で。  ちなみに…謎の外人のおじいさん。メイクが凄すぎて誰だか分からんなぁと思ったけど声を聞いた瞬間に大滝秀治とわかるのが草!
[インターネット(邦画)] 6点(2021-05-05 14:05:51)(良:1票)
29.  幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形 《ネタバレ》 
【血を吸う】シリーズの最初は岸田森さんじゃなかったんですね。その代り(?)に序盤は中村敦夫が活躍DEATH!その敦夫エピソードからの突然の場面展開に「えーっ!?」となるワケですが(笑)若き日の松尾嘉代がベリーキュートなので無問題。若き日のネジネジ中尾彬もアキラ芝居全開でイイカンジです。ちなみに、この作品は【吸血鬼モノ】ではなくて、ジャパニーズゴシックホラーというか『アッシャー家の崩壊』みたいなテイストですね。舞台が日本でも(横溝正史的アプローチとはまた別方向で)ちゃんと成立しています。ガソリンスタンドの訳知りのおじさんや、墓堀り人夫もナイス隠し味です。  そして事件の隠された真相が明らかになってからの、怒涛の無常感あふれるラスト!エンドロールで立ちつくす奥様は、これからどうなってしまうのだろう…と、一切の説明をはぶいた終わり方は案外キライじゃないのです。  ちなみに…高品格の演じた源蔵はホラーの登場人部としてはすごく正しいのだけど、令和の今見るとヒヤヒヤでした(苦笑)。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-05-01 15:04:54)
30.  電送人間 《ネタバレ》 
いやぁ1960年という制作年を考えると、かなりのサイバー感じゃないでしょうか!走査線がビビビッと走るタイトルバックも全然古さを感じなかったですねぇ。ちょっと『ビデオドローム』っぽいというか。まぁストーリーや展開にツッコミどころが満載ではありますが、ソレを現代の感覚でアレコレ言うのもフェアじゃない気がします(微笑)。とにかく、二枚目の鶴田浩二兄ィと東宝特撮無敵の安定感平田昭彦のツートップに加えて、チョイ役なのに異常な存在感の天本英世も最高だったりとコチラは大満足なのであります。それとミニチュアワークによる、走行中の列車が爆発するシーンも素晴らしかったですねぇ。  ちなみに中丸忠雄演じる須藤のキャラがクセが強い!電送怪人とかいう前にすでにサイコパス!あんな人が会社に訪れて意味不明にあんなニヤニヤしてたら通報ですって(苦笑)。そして女性営業部員を呼び出して、実はお泊り案件とか…ダメ。ゼッタイ!  それにしても、大本営キャバレーとか、凶器が銃剣とか、そもそもの事件の発端の軍事資金だとか…劇中のセリフにもありますが戦後まだ15年ほどの時代だったんですねぇ…。  そして余談ながら…電送人間がヒロインをお姫様ダッコしながら歩くシーンが『大アマゾンの半魚人』オマージュなのかが非常に気になります(笑)。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-04-25 02:10:21)
31.  魔女の宅急便(2014) 《ネタバレ》 
主演の小芝風花さん!見ているうちにドンドンとハマってしまうキュートな魅力が素晴らしい!彼女を主演にしたのは正解だったかもですね。ジブリ版とも違う、オリジナルの魅力あるキキだったと思います。  しかしながら、魔法とかファンタジー的世界観を日本に(厳密には日本とは言ってないケド)置き換えるのはやはり無理があるのかなぁ。中盤ちょっと展開がダル~ンとしちゃうのもあって、途中からは【画面の中から『呪怨』っぽいトコロを探す】という行為に夢中になってしまったダメな呪怨ファンな俺(苦笑)。  動物園の飼育員の新井浩文がDQN過ぎて今見ると色々ヤバかったり、浅野忠信が出てくると急に画面がビシッと締まるなぁとか、黒猫のジジのCGが不気味の谷なのは意図的なのか?とか、まぁなんだかんだで見どころはいっぱいでした(謎のまとめ)。  だけど…失意のキキが【飛ぶ意味】を見出したと同時に、覚醒したホウキとシンクロ率無限大(∞)になった場面でオジサンは涙腺大崩壊だったので、そんなに悪い後味ではナイのです。というワケで見ている途中では「コレはレビュー書かないパターンか…?」と思っていたけど、この点数で。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-04-22 15:21:00)
32.  触手 《ネタバレ》 
あれ?結構ヨカッタんだけどなぁ(苦笑)。かつてイザベル・アジャーニの『ポゼッション』で「もっと見せんかい!」と血の涙を流した身としては、今回の触手によるアンナコトやコンナコトをちゃんと見せてくれただけで結構満足しちゃったんですよねぇ~。その辺が触手マスター諸兄たちとは見解が分かれた部分なのですかねぇ…。  不安定な登場人物による不穏な人間関係、そして挟み込まれる不安感マシマシの風景。そんな映画全体のトーンが「あっ黒沢清っぽいなぁ~」と思って、俺的には【黒沢清の触手モノ】(笑)というカンジで面白かったです。それと…クレーターでの【集団アニマル〇EX】は度肝を抜かれました。あんなトンデモシーンを見れただけで最高っす!まぁ、ある意味では裏ギャグシーンだったような気もしますが…。  というワケで…なんとなく佐藤栞里ちゃん似のSimone Bucioタン、可愛すぎ微エロすぎワロス (;´Д`)ハァハァ
[インターネット(字幕)] 7点(2021-04-22 01:18:03)
33.  獄門島(1977) 《ネタバレ》 
【金田一モノ】って、子供の頃はテレビでは何度も放送していたはずですが『犬神家』以外は実はそれほど覚えていないのです。『獄門島』も確かに見たハズなのですが“釣鐘首チョンパ”しか記憶にない(苦笑)。んで、今回ウン十年ぶりに見て思ったのは「コレは歳食わないと分からないオトナのビターな味だったのだなぁ」とシミジミ。  謎解きの部分やら出てくる人物造形やらで現代の基準では地上波放送は不可能だろうなぁと思いながら、でもこれが【横溝正史の世界】なんだよなぁと思ったり。美しくも残酷な【見立て殺人】はこのシリーズの醍醐味、メインディッシュのひとつなワケで大変に素晴らしいのですが、これまた現在の地上波ではもう放送は難しいんでしょうねぇ…。それと劇中では完全にアレとして扱われている3人娘って、令和のイマドキのJK基準だと全然普通に思えてしまって、それもある意味コワイよなぁとか思ったりしました(苦笑)。  大原麗子の可憐さとはかなさと。 坂口良子の【おどろ情念世界】における一服の清涼剤感と。 三木のり平が詠む五七五の最後に付け足したい【ごはんですよ】  ちなみに…【電線のスズメ】は今からでもCGに差し換えるべきなのだろうか?いや、ほっこりするからあのままでOK!(微笑)
[インターネット(邦画)] 7点(2021-04-18 13:22:36)
34.  地獄(1960) 《ネタバレ》 
お噂はかねがねの伝説的映画。ヒアー!想像以上に狂っててスバラシイ!  詰襟学生服姿も初々しい天地茂が苦悩しながら寺山修二的な風景の中を歩き、ドグラマグラな世界で不幸のドン底に落ちてゆく!なかなか地獄に落ちないのも気にならないほど生者タイムが素晴らしいです。メフィスト的な存在である親友の田村がニヒルな死神フェイスで超クール!途中からはいろんなコトを超越してきて、もしや田村って『ファイトクラブ』的なアレなのか?と思うほど。そして天地茂が死んで地獄に落ちるワケですが(その直前の阿鼻叫喚シーンがメチャクチャすぎて最高!)その時点で、今まで出てきた登場人物がほぼ全員死亡しているというからタマラナイわけです。  地獄のシーンからは、イイ意味で【見世物映画】に突入するワケですが、この時代の表現とは思えないぐらいゴアっててビックリ。そして石井輝夫版の『地獄』って、けっこう忠実なオマージュだったのか…などと思ったり。まぁ地獄の様式美なのかもですが。  そして…三ツ矢歌子可憐すぎワロス(;´Д`)ハァハァ  ダブル歌子のラストシーンはデビット・リンチ風でもあって切なくてグッド!
[インターネット(邦画)] 9点(2021-04-17 14:30:56)
35.  妖星ゴラス 《ネタバレ》 
1962年の映画。まだアポロ11号も月に行ってはいない。だから野暮なツッコミはナシなのです。特撮場面が現代のCGによるそれよりもリアルさでは比較にならないのも当たり前。だけどミニチュアによるシーンには芸術的にすら思える美しさがありました。演出と演技もそのオーバーアクトさがビンテージ感すら感じて、個人的には味わい深かったです。でも政治家とマスコミの描写に時代差を全然感じなかったのは…それが普遍的なものだからなのか、それとも進歩していないからなのか…。  あと、俺が「アッ!」と思ったのは宇宙から地球を見る視点での【光る南極】の場面と、南極上空を戦闘機(ジェットビートル)が飛ぶシーンで背景に立ち並ぶピンク色の光の筋。ものすごい【エヴァ感】を感じてちょっと興奮しました(笑)。それと土星の輪がゴラスに吸い込まれていく場面はSFゴコロを刺激されて良かったです。  予備知識が無くて逆に良かったのが、後半で唐突に表れる巨大生物マグマのシーン。結構ビックリしました(笑)。取ってつけたような怪獣登場はオトナの事情だったのでしょうねぇ。そして人類の生き残りのために容赦なくブチ殺される…合掌。  しかし…地球にこの技術があったのならば、『ウルトラセブン』で地球に衝突しそうだったペガッサシティも生き残れたのに…と思うのでありました。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-04-14 01:58:17)(良:1票)
36.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 
(このひとつ前に書いた『シャイニング』のレビューからのつづき)  さて、これで基礎を押さえたので満を持して『あの作品』を見るのだ!  To be continued→→→  (画面の下からアバターの姿で飛び出しながら) 「ハイッ!とーゆーワケでぇ!『シャイニング』を見終わってすぐに『レディ・プレイヤー1』を見ましたヨ~!」  『キャビン』が【ホラー映画ファンに贈るホラー祭り】だったとすれば、『レディ・プレイヤー1』は【ポップカルチャーファン(ヲタク)に贈るポップカルチャー&80年代カルチャー祭り】でした!もう俺自身、自分の人生に間違いがなかったことをスピルバーグに認めてもらえたような気がして何度か謎の涙が出ました(笑)。  そして『シャイニング』のパート。扉を開けて【あのホール】がバーン!と目の前に広がった瞬間は笑いながら鳥肌が立ちました!どちらも初見の状態で連続で見るという奇跡的体験をするために…俺は今までこの2作品を見てなかったンだなぁ、とシミジミ。このパートは執念すら感じる作り込みが素晴らしかったです。  あと、映画の作劇法として仕方ないかもしれないけど、鍵を受け取ろうとしたら(&鍵を差そうとしたら)外からの妨害で上手くいかない…っていう場面は俺的には「いや、もうそういうのいいから!」ってカンジです(苦笑)。  オープニングで流れるヴァン・ヘイレンの『ジャンプ』からノンストップで最高が続くこの映画、俺が「あれっ?」となったのはラスト。アバターじゃなくて現実の彼女とイチャイチャするのはいい。だけど、ラストシーンは【アバターじゃない生身の体で、オアシス世界の中で抱き合う姿】だった方が、俺にはしっくりきたかナァ…。  ちなみに…「アナタは私のコトなんにも知らないでしょう?この姿は本当の私じゃナイの。コレは私の理想の女性の姿。アナタはそれに恋してるだけなのよ…。」今は亡き某アバター型ブラウザゲームで10年間女性として過ごしていた俺は、告白して来た人に同じセリフを言ったコトがありますよ…(火暴)。
[インターネット(吹替)] 9点(2021-04-10 13:18:04)(良:1票)
37.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
恥ずかしながらの初見。オープニングの空撮に「おお!これが『ブレードランナー』の!」などと感動するのを皮切りに「アチコチで見て知っている」場面がテンコ盛りでした。思っていたよりも淡々とした空気感で【静けさの中の怖さ】を描いた、Jホラー的手触りの作品という印象でした。赤を効果的に使った映画全体の【色味】は『シックスセンス』に似てるな、とも感じました。…ってゆーか、まぁ全部『シャイニング』の影響を受けているんでしょうね。やはり古典にして名作です。  ジャック・ニコルソンの顔芸は見事(笑)。基本的にブラックユーモアをベースにした芝居で(キューブリック節かも)見ていて飽きのこない面白さでした。また、この映画のアイコンともいえる双子姉妹が、意外にワンポイント起用だったのもビックリでした。 ちなみに…遠路はるばると駆けつけたコックさんは気の毒だったけど、雪上車を届ける大切な役割を果たしたワケですね。合掌…。  さて、これで基礎を押さえたので満を持して『あの作品』を見るのだ!  To be continued→→→
[インターネット(字幕)] 8点(2021-04-09 15:18:43)(良:1票)
38.  KARATE KILL/カラテ・キル 《ネタバレ》 
いやー!見る前にジャケ絵に覚えた不安感は完全にフキ飛ばされました。まさに【こんな映画を見たかった!】ってヤツです。ボトムズのキリコとケンシロウがフュージョンしたようなカラテ家の青年が、アメリカでさらわれた妹を助けるために【チャールズ・マンソン一家のような闇スナッフ映像配信組織】に殴り込みをかける!そして、それを手助けする片腕女ガンマンがこれまたカッコヨイ!殺人カラテも銃撃も刃物攻撃も、バイオレンスは容赦なく流血もゴアシーンも激しいですが、見せ方がしつこくないので苦手な方もギリ大丈夫かなぁと思います。  敵の組織が闇配信をしているので、カメラ視点の映像が多く出てきますが、フェイクドキュメンタリー伝統の【カメラ横倒し】が何度か出てきて思わずニヤリ。それ以外にも多くの【こういうジャンル映画】へのオマージュ的な要素が多く詰め込まれ、センスの良いサンプリングミュージックを聴いているような心地よさがありました。  見ていて一番感じたのはサービス精神。退屈なシーンがほぼ無く、どんなシーンにも見ている人を退屈させないように気を使っているのが感じられました。あ、それと【ππ的な意味】でもサービスは多いです(微笑)。  相棒の女ガンマンは『ストリート・オブ・ファイヤー』でのマッコイ(軍人お姉さん)を彷彿とさせ、バディ(相棒)ムービーとしてグッドなのですが、終盤に意外な形で【もう一人の相棒】が出てくるところでは「そうくるか!?でもいいゾ!!」とテンションが上がりました。いい意味でクセのあるキャラでしたからね(笑)。  というわけでまさに、「こういうのでいいんだよ!」な映画でしたので、文句なしにこの点数です。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-04-04 16:56:18)
39.  ドニー・ダーコ 《ネタバレ》 
久々にココロの隙間にピタッ!とハマる形のピースがきたなぁ~ってカンジです。『ビデオドローム』や『裸のランチ』のような主人公の日常に侵食してくる幻覚世界…と思って観ていると、次々と主人公の周囲に起きる不思議な符号(お告げ)が…。うん、コレは白石晃士監督の『オカルト』やシャマラン監督の『サイン』に近い手触りの映画だったのですね。そしてココロを病んでいる主人公の青年ドニーが、俺にはものすごくシンパシーを感じるキャラだったコトも嬉しい。中盤で、怪しげな自己啓発系セラピストに「アンタは偽キリストだ!」と、分かりみの深い挑発をする場面は俺も拍手喝采なワケなのです。  ちなみにこの映画は【難解系】と言われているようですが、俺はアレコレ考えなくても見たままの気持ちを味わえばイイように思うのです。理詰めで【この映画の回答】を出してしまうのも、なんだかもったいない気がするンですよね。最初から最後まで切ない顔をしていたドニーと一緒に【フワフワした不安】を感じていればヨシ。最後の最後にベッドの上で嬉しそうに微笑むドニーの笑顔に切なくなるのもまたヨシ…。ラストの【ドニーとはまだ会ってさえいない、ドニーの恋人】の切ないバイバイも、またイイですよね…。  というワケで…ずっと見たかった映画が、思っていた通りにドストライクだった喜びも含めて…点数は甘めです。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-03-30 15:13:50)(笑:1票) (良:1票)
40.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 
おれは面白かったぞ!ジョジョーッ!! というワケで。  【『ジョジョ』実写化】という【呪縛】が無ければ、もっとフツーに受け入れられた映画だったかもしれませんね。CGで処理された【スタンド】の表現も全然問題ナシ…というより逆にこれはもうバッチリでしょう。色々言われていたキャスティングも、岡田将生の形兆も良かったし、億泰が思ってた以上に億泰でビックリしたンですが、演じてたのが真剣佑だと分かってさらにビックリ(笑)ただし承太郎だけは…「違う、そうじゃない。」でしたねぇ。  アンジェロとの戦いも緊迫感があったし、クライマックスでの「バッド・カンパニー」戦は、原作を読んだ時にビンビンに感じた「もしも、おもちゃの兵隊が本気で戦争したら…」というワクワク感を見事に実写映像化していて、もうコレだけで大満足でした。  ちなみにロケ地を海外にしたのはイマイチ意味が分からなかったなぁ…。【いつもの見慣れた日本の景色】とは違う空気感を出したいという意図は分かりますが…それにしても、あまりにも外国すぎでした。建物や風景が出てくるたびに「いやいや、これは外国じゃん!」という意識がノイズとしてずっと残ってしまいました。もうちょい違う場所はなかったのでしょうか…。  とまぁ文句も言いましたが…  【第一章】のまま終わってしまった不運の作品なれど、俺は面白かったのでこの点数です!
[インターネット(邦画)] 8点(2021-03-30 03:21:36)
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