21. 戦国自衛隊
本当に彼らに何をさせたかったんだろう。自衛隊が戦国時代にタイムスリップ。この面白そうな粗筋に抱いていた“期待”全てを見事に裏切られた。自分たちが戦国時代にタイムスリップしたという事実をすんなり受け入れてしまう自衛隊の諸君。突如出現した、最新鋭の戦闘機に特に驚くことも無く戦いを挑んでいく武士たち。何かが違うんだよね。鑑賞後わけは分からないながらも「歴史は残酷」というしんみりした気分にはなったけど、それ以上に感じた脱力感も凄まじかった。 [DVD(字幕)] 4点(2005-10-07 21:55:42) |
22. ピラニア(1978)
ジョーズの亜流の中ではマシだけど、ダレどころおが多くて個人的にはあまりノレなかった。肝心のピラニアがちーとも怖くなくて…オッカナイ面して集団で近寄って来られても、やることがプルルルルと妙な音出しながら振動するのみじゃな…。研究所をうろつくイーマみたいなモンスターが予定通り巨大化してくれれば2点追加したかも…とはいえそうなると「ピラニア」というタイトルが意味を成さなくなるか…。 [DVD(字幕)] 4点(2005-06-18 02:07:04) |
23. 原始人100万年
『恐竜百万年』から特撮とエロを取り上げて劣化させたような映画。具体的にいうとエロさは残ってるけど、ラクェル・ウェルチみたいな華になるような女優がいないのでこちら目当ての人もキツいと思われる。クライマックスの全身白塗りの原住民との集団バトルが唯一盛り上がったもののそこに至るまでの退屈さといったらしょうがなかった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-03-10 17:32:49) |
24. 魔の火山湖・甦えった巨大生物の恐怖
ソッチ系の書籍で存在を知って以来、ずっと見たかった映画のひとつ。殆ど詐欺に近いような邦題でソフト化されているのを知った当初は少々複雑ではありましたが、ありがたく鑑賞させていただくことに。…が、いざ鑑賞してみると陸に上がっては人を襲い、陸に上がっては人を襲い~の一定の流れを単調に繰り返してばかりの極めて貧相な作りでガックシ…。如何にも何かが潜んでいそうな暗くジメ~とした湖面のオープニングやもったりしたストップ・モーションアニメは私の好みにフィットするところではあるのですがね。せめて主役の恐竜が面白い動きを見せてくれていたらちょっとは記憶に残る映画になったかも。クライマックスのパワーショベルとの対決はふと『最後の海底巨獣』を思い出してしまいましたけれども、あちらのティラノサウルスがショベルを避ける仕草を見せてくれたのに対して、こっちは為す術も無くやられるだけだもんなぁ。。 [ビデオ(字幕)] 3点(2009-12-16 23:54:07) |
25. 吸血のデアボリカ
ジェス・フランコが珍しくマトモに演出したことで知られる『吸血鬼ドラキュラ』の映画化。山場の無いダラダラとしたストーリーは退屈でケレンミもないままに成り行き的に事件が解決してしまいます。彼の他の作品は全てが未見だけど、この作品見る限りだと演出力はあってないようなもんなのかねぇ。クラウス・キンスキーのレンフィールドなんて面白そうな配役も病院でただうじうじしているだけで役者の無駄遣い。ミステリアスタッチの音楽は好み。 [インターネット(字幕)] 3点(2009-11-14 21:53:19) |
26. 燃えよジャッキー拳
ジャッキー・チェンの主演デビュー作で初々しく、ブサイクなジャッキーが拝める。話は陰惨だけどそこそこにコミカルさがあり、カンフーも間延びしていてあまり面白いとはいえませんが頑張ってる方かな。特にサルを真似て猿拳を敵に喰らわすなどのユニークなアクションシークエンスは後に確立するコミカル路線の原点とも言える。面白いかどうか別としてこれはこれで貴重。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-02-14 18:59:19) |
27. ドラゴン・ファイター
ジャッキーが悪役で出てるけど、大役ではなく麻薬組織の用心棒…ってかただのチンピラ。変なホクロ付けて、なかなか憎たらしい悪役を演じています。ストーリーはタクシー運転手が麻薬組織の悪事の証拠を握る女性をタクシーに乗せたため、組織から狙われるようになってしまうというもの。前作『ファイティング・マスター』に比べると、まだマシだけど、やっぱり全体的に淡白で見せ場に乏しいのは如何ともし難い。『カンフーハッスル』で豚小屋砦の女将を演じているユン・チウの若き日の姿が拝めるんだけど、この頃は美人だったんだね彼女。途中でタクシー運転手たちがポルノ映画や麻薬を手厳しく批判するという意味ありげなシーンがあるんだけど、何のために入れたのかよくわからなかった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2004-12-12 01:44:13) |
28. ファイティング・マスター
ジャッキー初めて準主役という大役を務めた記念すべき作品だけど彼が出ている映画の中でも“ダントツのカス”みたいな存在かも。日中戦争中、日本人の横暴な仕打ちに我慢が出来なくなった戯劇団が将校をボコボコにしたので命を狙われる羽目になるという内容だけどその日本軍の横暴さときたら凄まじく醜く酷いのなんの…。老人を血反吐吐くまで甚振るわ、女性強姦しようしたら反抗されたので「バキヤロー!!」言いながらハサミで刺し殺したりとやりすぎなぐらいの傍若無人ぶり。この調子で善人が殺され続け、最後は大サービスとばかりに日本軍による戯劇団のメンバー、女子供かまわずの大虐殺(刃物で体を刻む、子供を地面に叩きつけて思いっきり踏み潰む、小さな子を崖に投げて衝突死といちいち不快度指数高い殺し方をする)。とうとうキレた主人公との直接対決になだれ込むけど、アクションがしょぼいのでカタルシスは全くなし。肝心のジャッキーは主人公の弟役での出演だけど、大した活躍を見せることなく中盤刃物で刺されアッサリ死亡と彼目当てでこの作品に飛びついた方は胸に穴が開いたような気分にさせられる。ある程度覚悟して借りたけど、想像以上につまらない上に不愉快な映画だった。 [ビデオ(字幕)] 1点(2004-11-26 22:32:10)(良:1票) |