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はち-ご=さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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21.  映画 けいおん! 《ネタバレ》 
妻投稿(原作未読、アニメは映画が終わった後で見始めた。さらに私は中卒で「女子高生」なるものも未経験)■「冷たい熱帯魚」やら「闇の子供たち」やら「シティ・オブ・ゴッド」を見て映画と人生、「人間の闇」を知った気になっている私。見事に撃沈されました。こういう「何も起こらない」「ほのぼの日常描写」って「オタク向け」だとか「現実逃避」だとかって言われるんだろうけど、よく見るとどうして彼女たちがここまで仲がいいのかがわかります。それはお互いに思いやりがあって下らないことで他者を軽蔑しなくて、とにかく人間としての器が大きいから、映画としては多分つまらない部類に入るストーリー展開でみんなここまで一生懸命で楽しそうにしていて、だから実際見ている自分も楽しくなるんじゃないかと思いました(故に映画の中でクレヨンしんちゃん映画みたいに「非日常」が起こっても彼女たちは乗り越えていけると思う、それだけ素晴らしい女子高生だと思うので、第2作は劇しん原恵一版みたいなバージョン強求)。■ラストの後輩の女の子に歌う歌は、うちでみんなで育てている今5歳の女の子の結婚式で流れようものなら涙がナイヤガラすると思う歌でした。海外旅行、自分たちが学園と言う世界から消滅しないといけないとき、後輩に対して、というよりたった一人残される妹みたいな存在に何をしてやれるか。これって日常的ながらも10代の女の子にとっては滅茶苦茶重大な問題じゃないですか(*^_^*)ストーリーを突飛にすれば映画が面白くなると言って設定負けしている映画が多い中、この映画はちゃんと冒険、冒険に対する独特のキャラの独特の態度、友情、感動は全部良質で、全部しっかり観客に届けている。だから余計に第2作は劇しんちゃんみたいな恐慌状態の中で、彼女たちのきずなを再確認できる映画を見たい。
[映画館(邦画)] 8点(2011-12-05 23:08:14)(良:5票)
22.  小さき勇者たち ガメラ 《ネタバレ》 
妻投稿■冒頭の京都っぽい音楽と夜と炎とガメラVSギャオスの組み合わせは、皆さんがおっしゃられているように平成ガメラ三部作、特にその第三作目のテイストのそれであり、ガメラの自爆シーンは三部作の後日談、丸投げの収束、そして終了という意味が込められていると思います。■そして今回ガメラ誕生シーンから始めたのは(実は子供ガメラが出てきたのはこの映画が初めて)2つの理由があると思います。 ①平成ガメラ三部作とこの作品の「断絶」の過程を怪獣ファン向けに提示する為(これってすごく丁寧だと思います)。 ②ガメラと敵怪獣の死闘を政府、自衛隊、超能力少女の視点からではなく、映画の客層である子供たちの視点から「友達」「ヒーロー」というキーワードで捉える原点回帰には、どうしても必要だった。・・・・■金子監督のガメラ3みたいに「ガメラ」みたいなシリーズ概念をぶっ壊して映画を作るのって、そんなに難しくないのですが、その「ぶっ壊された概念を再構築する」映画って、本当はめちゃくちゃ難しいと思います。この映画は「今までのを無かったことにする」という手段を使う(21世紀ゴジラが醜悪なくらいそれをやりまくっていた)のではなくて真正面から挑み、次のガメラ作品への責任をしっかり果たす映画作りを目指したのだと思います。その手段において、主人公の家の隣の窓にかわいい女の子(しかも夏帆)の部屋を配置した事や、怪獣の大きさを敢えて小さめに設定して、等身大の住宅地で戦わせるシーンを挿入したことはグッド。ただ子供のリレーはもう少し他にやり方はなかったのかとは思います(昭和のガメラは「子供」を使いながらも子供という概念をスピリチュアルと同一視せず、それなりの勇気と叡智を持って戦わせていた)。■でもこの映画を見てガメラの続編を見たくなりました。ありがとう。
[DVD(邦画)] 7点(2011-11-28 12:33:36)(良:2票)
23.  ツイスター 《ネタバレ》 
妻投稿■アメリカで毎年多くの死者を出している竜巻を題材にした映画…といっても実は竜巻の面積当たりの発生率は日本(の平野部)もアメリカも大差はなくて、日本では毎年何十例どこかで発生し、特急電車を脱線させたり家を吹き飛ばしたりして多数の死者を出している災害でもあるんです(劇中のF2とかF5とかのF、つまりフジタ・スケールは日本人竜巻研究者の藤田哲也シカゴ大学先生の頭文字)。確かに、劇中描写は高頻度すぎる気はするけど、江戸川コナンや杉下右京、マクレーンだって高頻度で事件に巻き込まれているんだから無問題。■それよりこうした竜巻災害に対し、ハリウッドお得意の「ありえないくらいの巨大な竜巻が発生し、主人公カップル以外皆殺しになって云々」というような代物ではなく、「現実に存在する脅威に対し、人間はどう立ち向かうのか」という事に重点を置いた、濃厚ではないけど重厚ではある映画だと思います。実は私一回だけ竜巻を目撃したことがある(あと愛耕運機をありえないところにまで持って行かれた)のですが、その時の湿っぽい空気や天気の不安定な変化から、竜巻の渦に巻き込まれて吸い上げられるというよりは周辺の空気に引き上げられて持ち上げられるような破壊のシークエンス、データに観測されているのに目に見えないという緊張感などが物凄いリアルだったと思い、同時にこれってパニック映画というより技術者の映画なんだなと思いました。■実はドロシーのアイデアってオクラホマ大学研究チームががちでやっているものをネタにしているんですよね。恐慌状態になっていた主人公のフィアンセが単純な馬鹿で嫌な女ではなかったり、メグおばさんを助けるシーンで、竜巻予報を3分前から15分前にするというそれだけのことがいかに難しくて重要なことかをうまく描くことで、登場人物がなぜ危険にぶつかっていかないといけないかがストレートにぶつかってくる、良質な映画だと思いました。
[ビデオ(字幕)] 9点(2011-11-21 20:17:33)(良:1票)
24.  ちづる 《ネタバレ》 
妻投稿■「相手のありのままを見つめる」という事はどういう事なんだろう。この映画で20歳の知的障碍者で見た目は美人女子大生で仕草もかわいいちづるはお母さんのお金を盗む。愛する人がそういう事をしたとき、私はどうすればいいんだろう。そりゃ、インターネットで知的障碍者が犯罪を犯したニュースを見たとき、私なんか「こいつ牢屋に閉じ込めるべきだ」(罪を犯した知的障碍者に対する同じ知的障碍者からの目線は、自分が犯罪者とひとくくりにされてしまう分、健常者の世論以上に厳しい)と言うだろう。でも、この映画はそういうある種インターネットユーザー的な簡単な「断罪」とは別の方向に作品を持っていこうとする。■映画でお金を盗んでお母さんとバトルするちづるがカメラに向かって話しかけるシーン。これによって、作品はマイケル・ムーアのドキュメンタリーにあるような「カメラがただそこに存在しているだけ」というものではなく、「カメラを通じて観客がそのコミュニケーション世界に存在する」映画なのだという事に私は気づかされた。そのうえで「相手と向き合うという事はどういう事なのか」という一生答えの出ない命題に悶々と観客に突き合わせるコンセプトは、画面の前で観客が安穏とできない分、かなり怖いことなのかもしれない。■そして多分、「人と向き合う」という事はどういう事か」監督も明確な答えを出していない。しかし、ちづるを「障碍者」「かわいい20歳の女の子」という記号で受け取る(監督の自省にも受け取れる)という事をまずやめてみよう…という意志は感じさせる。人間を何かでひとくくりにすることは複雑な社会では仕方がないのかもしれないし、それに「盗み」が関わるならむしろ記号化はしなければいけないと思う。しかし、「記号化こそ真理」というような世の中は爬虫類の世界だ。そういう考えが蔓延している昨今、この映画はスパイスとして十分な効能を持っていると思う。
[映画館(邦画)] 8点(2011-11-16 02:53:02)(良:1票)
25.  ドラえもん のび太と竜の騎士 《ネタバレ》 
妻投稿■ドラえもん映画では唯一明確な悪役の出てこない映画。前作が傑作だったために地味な印象がありますが、私はこの映画大好きです。だって、スネ夫が遭遇した、洞窟の中に空や谷があって、そこに逆光状態でオルニトミムス系統の恐竜が大量に走っているという構図(「ジュラシックパーク」でラプトルが知的残虐ぶりを発揮する前の映画ですよ、これは)は、当時出版された絵本「押入れの冒険」の地下高速道路に通じるようなシュールなアドベンチャープロローグなんですから。■さらに、宇宙、恐竜時代、海底、アフリカ、ロボット戦争、絵本の中の世界とこれまでの映画でやっておきながら、さらに新しい冒険フロンティアを開拓し、しかもテイストをワンパターンにしないストーリー展開(今回は最後まで恐竜人の目的がわからないという、ある意味明確な悪役が出てくるより厄介で硬派な冒険です)。彗星衝突説をほとんど世界で初めて冒険映画のネタにするというドラえもんたちに負けないスタッフの冒険ぶり。飢えて死ぬ運命にある恐竜たちを地下空間に避難させるという恐竜好きにはたまらないラスト。何より恐竜のSFは「ティラノサウルスとトリケラトプスが暴れまわる」だけではないという事を提示した作品基本コンセプト。私の中ではこの「竜の騎士」はドラえもん個人傑作選の右翼の一つです。■でも多”奈”川鉄橋を走る小田急5000形が3つ扉だったのは残念。あの鉄橋そういえば今は架け替えられて、複々線化されためちゃくちゃ高層橋になってます(笑)
[ビデオ(邦画)] 9点(2011-11-14 11:17:57)
26.  シルミド/SILMIDO 《ネタバレ》 
妻投稿■企業のセクハラや大学アメフト部暴行事件って、こういうノリの延長だったんだなーという再確認が最初の感想。根性論って行き過ぎると、弱者への暴力に対する抑制が利かなくなるんだよねえ。火山高の先生が軍服来て船の上でマシンガン乱射している時点で魁男塾的ノリを想像していたんだけど、後半は現在皆さんが利用している仁川国際空港‐ソウル間のAlex=広域空港地下鉄の車窓から見える島でこういうことがあったんだという事実に愕然とさせられました。■この映画の登場人物に同情すべき点は見当たらない。みんな犯罪者だし、劇中でやっていることも殺人、強姦、民間人の人質を取っての籠城。神の目視点でモルモットを見るように映画を見ることはできても、登場人物に感情移入して映画を見ることはできないし、そういう映画でもないと思う。■・・・・なんだけど、誰もやりたくないことを誰かに強要するときに「お前らは同情する価値もない人間だから、騙して酷いことをやらせても、殺してしまってもいいんだよ」と言ってしまう行為…この”悍ましさ”はしっかりと受け取ることができた。史実では登場人物は死刑囚でもなく、農村から騙されて連れてこられた(今の福島原発みたいだね)人であるという事実を敢えて捻じ曲げ、登場人物に過度に感情移入しないようにしたのも、上記の悍ましさを描き出すことにこの映画を特化させた結果なんじゃないかと思う。■今の世間でも弱者や無抵抗の人間に酷いことをしても、謝る前に「こいつはこれこれこうだから価値のない人間なんだ」と吹聴する奴とか、「こうやって逞しくしてやっているんだ」って言う奴いるよね。この映画はこういう社会を、前半の魁男塾から後半のバス自爆まで、一貫して皮肉っている。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-29 12:18:50)
27.  悪魔を見た 《ネタバレ》 
妻投稿■この映画を見て「私の心の中にも悪魔が潜んでいる」と感じるのは無理だと思う。仮に私が殺されたとしても、みんなで育てているチビが殺されたとしても、私の旦那は加害者への復讐に走らず、自分は何ができるかを考えて、残された人、それがいないなら社会福祉のために身をささげるだろう(ただし私の命を守るために他に方法がないなら、6人くらい殺しそうな一面はある)。殺人被害者家族や暴力被害者当人の方々も、その多くが憎悪に苛まれつつも、他者の権利を尊重する原則を固持し、激しい無力感の中で社会的義務を果たしていかなければいけないのが現実だ。犯罪被害者家族の気持ちの側に立って(・・たような気になって)加害者への死刑を連呼する人たちも、被害者家族が復讐のために社会に反逆したら、たちまち非難に転じるに違いない。■犯罪被害者家族が犯人を殺したいと思うことは、悪魔に魅入られているということなのだろうか。極自然な事なんじゃないのか。そして「悪魔に魅入られる」というキーワードの下に、犯人を憎むことと、周囲を巻き込んで犠牲にして復讐する事を同一リンクで扱っていいのだろうか。両者には大きな断絶があるはずで、その断絶とは何か、何と戦わないといけないかが提示されていることが、こういう種類の映画の価値だと思うが、この映画はそこを素通りし、さも「犯人に殺意を持つことが既に悪魔に魅入られている」という描き方をしている。■「私の心の中の悪魔の発露」はもっと思いもよらないところにあると思うんだけどなあ(特に「多数派」になったときは注意すべき)。
[インターネット(字幕)] 5点(2011-09-23 03:17:38)(良:1票)
28.  007/黄金銃を持つ男 《ネタバレ》 
妻投稿■007に突っ込むのって野暮だけど、スカラマンガ君、顔もわからない相手なのになんで乳首が3つあるとわかるんだろう。
[レーザーディスク(字幕)] 7点(2011-09-18 12:38:10)
29.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
妻投稿■嫌われ松子の一生、不幸な女の一生。これをどう楽しく肯定するかが作品の味噌なんだろうけど…。よーく見たら、この松子という人、不幸な女という以前に他人を不幸にしまくっている(挙句に殺しちゃったりしている)。それも「自分が愛されたい」が為にだ。これって単なる「依存」だよね。私は依存自体は悪いことではないと思うけど、愛というものは「依存」だけでは続かないわけでありまして(-_-;)。■私の中にも当然松子的なあるわけで、多分女なら誰だってもっていて、それとうまく付き合い制御し、悩むのが人生だというのはわかるんだけど、そのダメな部分を肯定すること=人生を肯定することっていうのはちと監督違うんじゃないかと私は思う。■この映画、松子を主人公にしていると思うけど、こういう誰でも持っている、どう制御するか悩む部分をグロテスク(だと私は思う)な色彩で面白おかしく描くのなら、別に私も松子(デラックスの方)も麻原彰晃も、とにかく誰でも主人公に出来るわけで、でもそれって世間から前衛的と評価される事なのかという疑問は生じます。「ダメなところを肯定する」だけで一人の人間を描く最近の傾向には、その人をモルモットみたいに見ているような、冷たい感じがして嫌です。
[DVD(邦画)] 5点(2011-09-17 01:20:44)
30.  マッドマックス 《ネタバレ》 
妻投稿■2と違い核戦争は起こっていないが、終末観はいろんな意味で1の方が強い気がする(車暴走させて大喜びしている親父と警官双方)。こういう指摘は野暮なんだろうけど、「核戦争後に街が荒廃したら秩序がなくなり暴力の巣窟になる」という設定は、広島や長崎や福島の人を見る限り嘘っぱちに見える(無秩序なのは国だけだろ!)。むしろ秩序がある中での暴力や暴走こそ、等身大の破滅というか、そういうのを感じさせるんだよねえ。■この映画、等身大の破滅という点では、物凄い容赦ない。糸鋸を渡すシーンなんて、ああ、もう主人公は完全に壊れたなって感じ。パニッシャーなんてもんではなく、秩序がある中でそれと別離させられた主人公が、罰という概念すら感じさせずボンとやっちゃうところは、「モロ破滅」。私のマッドマックス・ザ・ベストです。わーい。
[DVD(吹替)] 8点(2011-09-17 00:33:11)(良:1票)
31.  めがね 《ネタバレ》 
妻投稿■この映画、私にはだめだ(-_-;)。いや、何も起こらない緩い展開は嫌いじゃないんですよ。むしろ、何かを起こすことばかり躍起になっている映画しか評価されない最近の風潮が結構嫌だし、○○でないから幸せではないという線引きが行われる風潮もいや。■でもこの映画「人間に必要なものはほんの少しで、あとは流しておけば幸せになれる」というメッセージなんです。でもその「ほんの少し」を手に入れるために、人間は命以外の全部を犠牲にするくらいの努力が必要な世の中になっているわけでして。これ、気を付けないと、踏みにじられている人や自分を犠牲にしている人を「商業資本主義の中で贅沢を求めた結果の自己責任」と決めつけるような、カルト宗教がやっている、すげーギロチンスティックな陶酔に走りかねないと思います。■いや、私の周りにも登場人物的なキャラは大量にいますよ。でも彼らは人権を蹂躙されても踏みにじられてもサバイバーとして生きる自己完結力と、自分の生存方法が万人に適応されるなんて思っていない謙虚さがあります。「何も起こらない映画」の名作って、そういう事実を踏まえたうえでどうするか…という提示をさりげなくしていますが、この映画はそれがないです。■でも風景や室内のカメラワーク(3メートル離れたところから撮る構図)が現実の人間の視線とリンクしていて、世界観の構築はさすがだなと思いました。
[DVD(邦画)] 5点(2011-09-05 16:01:15)(良:1票)
32.  犯人に告ぐ 《ネタバレ》 
妻投稿■原作未読…というより私の頭で処理できる小説の長さは少年探偵やズッコケ三人組が限界なんです(-_-;)。映画だって見ながらメモを取らないと構成忘れちゃうし(-_-;)。■さて、代休でバイトが早くに上がったので図書館で借りていたDVDを鑑賞。で、この映画の製作者、観客のストーリー予想である「妻に死なれた髭の刑事が、数年後若いボンボン刑事と最初反目しながらも、力を合わせて児童殺害犯人を追いかけるんだけど、その犯人が主人公の子供を誘拐して、2人で力を合わせて捕まえてみれば、数年前に子供を殺された父親だった」という王道展開を裏切り続ければ、サスペンスに求められる「先の読めなさ」「二転三転」を達成できると考えていたんじゃないだろうか。確かに、私も何回か「このボンボン悪いなあ」とか「奥さん生きているよー」とか「息子誘拐したのは犯人だと思ったあ」と言ったミスリードはあったんだけど、その感想は「へえー」「そーだったんだー、へー」というトリビアルな反応しかできなかった(友達が大病抱えていた縁で、奥さんが生きていたのは気分的にうれしかったけど)。なんていうか、ミスリードってのを「単にミステリーの王道を裏切る」事と混同しているだけに見えるんだよね。■ラスト目がかっと見開いたのって、「足柄のおじちゃん刑事の台詞が真犯人にしか知りえないものだった」というオチなのかとも思ったけど、そのままエンドールになっちゃうし。とにかく面白くない。
[DVD(邦画)] 5点(2011-09-05 15:34:19)
33.  ドラえもん のび太とブリキの迷宮 《ネタバレ》 
妻投稿■ドラえもんの映画って、どうやって毎回違った「夢」と「異世界」と「不気味さ」「メッセージ」を提供してくれるんでしょうねえ。不気味さの種類も「なんでいちいち鍵をかけるのか」「なんで誰もいないのか」という小さなところから、ドラえもんの拷問、地下の恐怖の迷宮と繋がっている。夢の世界と同居するこういうさりげない不気味さが、私は大好きなんです。■今回のメッセージは「ロボットの反乱」「自分の力で何かをできる人間にならないといけない」というのが想定されていますが、そのほかに「考えること」をめんどくさがって他人(ナポギストラー)任せにすると、いつの間にか社会がとんでもないことになっているぞ」というメッセージもあると思います。今現に人間に電気を奉仕すべき福島の原発を、人間は制御できず暴走を許してしまっています。これ、政府と東京電力が責められていますが、原発のこういう危険性を予測した人はたくさんいたのに、無関心だった社会や私たちに責任はないんでしょうかね~。ナポギストラーを見ていると、人間の安全保障って、どう守るか自分で考えないと本当に守られない気がします。
[ビデオ(邦画)] 8点(2011-09-05 01:50:30)
34.  ドラえもん のび太と夢幻三剣士 《ネタバレ》 
妻投稿■養護学校時代の読み聞かせ、たまにOGとして私が今やっているんだけど、私が生徒として聞いていたときには、ワクワクとガクガクする冒険談をしてくれる大人って、トリフォーみたいな立ち位置なんですよね。夢の提供者として、恐怖の仕掛け人として活躍する正体不明の大人。子供に媚びたり教育的になるのではなくて、正体不明な存在として自分たちの住世界にふらっとやってきて、消えてしまうみたいな。■私が子供のころ、その頭では、小学校の特殊学級と職員室をつなぐ給油室とか、養護学校の電気室とかに、夢と恐怖の仕掛け人が異世界から出入りする空間が確実にあって、その向こうでは絵本に出てきた展開されているものと信じていました。■さらにこの映画は、だれもが体験する「殺されそうになる夢を見て飛び起きる」という夢がなぜ発生するのかという点まで説明しちゃっている。こうした小さいころに現実世界とは別に並行して存在した別世界、異世界を具体化することが、この映画の目的だったんだと思います。■これって、「夢の世界」を子供に媚びた世界、教育する世界と勘違いしている後世のアニメファンタジーへの風刺にもなってますよねえ。「夢の世界」=TDランド的「理想の世界」じゃない…。ただ私たちの頭と世界の片隅にさりげなく存在しているものだと思います。
[ビデオ(邦画)] 9点(2011-09-05 01:20:57)
35.  カーズ2 《ネタバレ》 
妻投稿■ピクサーの映画の続編ものって1より2の方が面白いですよね。理由は、第1に、1作目で出たメッセージ性を2作目でひっくり返すような諸刃の剣的な演出を平気でやる事(トイ・ストーリーラストの○○な展開は、こうした作業を繰り返したせいで、集大成にふさわしい切ない場面に完成されたと思う)。第2に、1作目で提示された世界観を、2作目ではその4倍くらいに広げてしまうということだと思う。「世界観を一から作ること」を映画作品の魅力として謳うピクサーにとって、続編作品など眉唾のはずなんだけど、ピクサー続編作品の第1作目からの世界の広がり方は、第1作目の世界観の提示よりも衝撃だったりするので侮れない。■さて、この映画において、車たちの世界の広がりはまさに衝撃の一言。車たちの世界では日本はどうなっているのか、とか、イギリスの王制度はどうなっているのか(日本のシーンで天皇陛下が車化されて出てきたら、私は大爆笑していたと思う)といった疑問に、建築構造分野や生活文化、日常分野(日本語トイレ)に至るまで完全に答えている。これってたぶんミニカー好きな男の子たちにとってはすごいことだよ。■一方でメーターとマックイーンの関係を主軸にした友情物語は、前作のメッセージ性を否定するまでには至っておらず、若干物足りない気もする。でも旦那やルームメイトが大喜びしていた映画だ。ピクサークオリティの素晴らしさを見ても、私は8点以下はつけられない。
[映画館(吹替)] 8点(2011-08-31 02:51:07)
36.  マッドマックス2 《ネタバレ》 
妻投稿■前半の演出が秀逸。ヘルメッドとお皿でガソリンを受け止め、それでも受け取れないガソリンは布に浸らせて掬い取るという場面は、この世界で主人公が何をしたいのかを観客にわからせる見事な演出だし、そんなメルの遠方で敵役のバイクが来るのか来ないのか微妙なところで、メルがその方向をひたすら気にするシーンは、臨場感という点では完成された演出だと思う。■カーチェイスのシーンも最高。普通カーチェイスって車や路面電車やアーケードや急斜面のバラックなんかがあると引き立つのだが、この映画は平面勝負。しかもマシーンだけで勝負している直球勝負だ。その直球さが、社会人の概念がなくなった暴力直球主義の世界観とクロスして、映像美というよりも空気美として、冴えに冴えまくっていると思う。■なんだけど、そのあとの展開は「文明崩壊後の混沌」という点においては何か違うような気がする。いや、もちろんジェイソンみたいなお面をつけたやつとか、モヒカン野郎とかは面白いんですけど、そいつらの闊歩する背景が豪州の砂漠だけというのが勿体ない。変な火星人が火星で暴れているようにも解釈できる。やっぱりカーチェイス以外の人類破滅後の物語の舞台は文明の廃墟に限ると思う。背景が文明の廃墟になるだけで、文明秩序社会と文明崩壊後の暴力の世界に継続性が生まれ、北斗の拳の雑魚キャラ似の連中に心地のいい「狂気」が宿るんじゃないかと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2011-08-31 02:06:39)
37.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》 
妻投稿■ご愁傷様としか言えない内容。眼鏡のお父さんも、村田みたいな人間が近づいてきたら奥さんを犯されたり娘さんが危害に遭いそうな事ぐらい予測はできると思うんだけど。それが出来ずに村田の言いなりになったのは、たぶんお父さん人間以前に動物としてすでに死んでいるということだと思います。「人生は痛いんだよー」と言っていますが、誰も守らずに痛みから逃げた人が説教しても娘には伝わらなくて当然だと思います。■ちなみにこういう現実事件や虐殺を題材にした映画で、暴力が動物的本能や狂気によって発生するような描かれ方をするパターンは多いのですが、大概残虐で死者数の多い事件ほど、大勢に支持された「高潔」な精神、理性的、論理的な思考のもとで発生するものだと思います。だって動物は人間ほど同種同士で殺しあわないもん。縄張り争いにしたって動物は本能的に致命的な殺し合いを回避していますし。一方で、村田さんの営業話術や指導法は社会に必要とされる技術だと思うし、殺人や死体解体、部下の奥さんに手を出して部下を拘束するやり方にしたって社会を有利に生きる上では何も間違ってはいない。■つまりこの映画の人間たちは自分達を抑制する「動物的本能」を置いて行って、「社会的関係」の名において頭を「理性的」に働かせた結果こうなっちゃった、実は物凄い「人間らしい」存在としてこの映画で描かれていると思います。映画のメッセージは「人間は進化によって暴力から離れたんじゃない、近づいたのだ」という当たり前のこと。そして受動能動問わず「人間・理性・社会(および宗教)」というキーワードだけで殺人や暴力から解離出来ると考えている現代人への警告。だけど問題を考える上では動物的本能だけでは当然不十分で理性も社会も、そしてなにより自立能力が必要なんだよね。■だが、そう考えると私はこの映画の点数を下げてしまう。だって園子温がこの映画で描きたい物は無法同士の殺人と言う一面のある埼玉愛犬家殺人よりも、市井の従業員や子供を含む家族同士でヒエラルキーを作らせて殺し合わせた北九州と尼崎の事件の方にあると思う。だが園はそれをモチーフにしなかった。これ彼の逃げ道じゃないだろうか。おかげで私は劇中「こんな状態になったら逃げるわ」と思ってしまった。これはこの映画の致命的な失敗。そんな園監督が人間の猟奇性を炙り出した問題監督と予告編でもてはやされるのも変だと思う。
[映画館(邦画)] 4点(2011-08-23 15:13:38)(良:2票)
38.  ヒトラーの贋札 《ネタバレ》 
妻投稿■ホロコーストの映画って、虐殺被害者は聖人君子みたいな人ばかりで、生き残れた喜びと生き残れなかった悲惨さを対極に画くことが多い。これって、歴史修正の中で被害者(の人として許される範疇の世俗)に物凄いバッシングが来たり、被害者自身が「お前は実はこんなズルで生き残ったんじゃないか」と生き残ったことに罪悪感を感じるように強要されたり、そうやって結局虐殺を容認した社会やそこに生きる人の想像力の足りなさが無罪放免になる仕組みになったりして、とても危険だと思います。■この映画は、というよりこの原作者で実際に収容所に入って贋札を作った方は、「私のことを厭らしい俗物と非難してくれてもかまわない」「かわいそうだと思ってくれなくてもかまわない」「贋札作りという理的行為を行った人間として糾弾してくれても構わない」というスタンスです。その代わりに見た人に対し、「私たちはこの状況で正義を取れるか、それとも安全のために強いものに気に入られるよう頑張るか」というジレンマを感じてほしかったんだと思います。ホロコーストは一般大衆が賛成した大虐殺。それを許した歴史を持つ人間は、実はヒトラーに洗脳されて何が正しいのかわからなかったのだけではなく、正しいものを封殺した主人公のような俗人的部分があったんだと思います。だから、終戦記念日の黙祷時間に、こういうジレンマが自分の体にあることを感じてほしいと、この映画は訴えているんじゃないかと思います。生き残ったものがカジノで喜びではなく孤独を感じるシーンは、その象徴だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-14 10:41:42)
39.  絞死刑 《ネタバレ》 
妻投稿■加害者の身勝手な妄想(自分が不幸であるのが強姦殺人の事由という論理)には全く賛同出来ず、ラストは「こいつ死ねよ」と思ってしまった。でもその「こいつ死ねよ」という感情が実行されてしまうのが死刑制度なわけであって・・・。■この映画は殺人被害者遺族の感情を持ち出してはいない。遺族だったら殺人者は残虐な方法でぶっ殺されてほしいと考えるのは至極当然だ。遺族の方の世界からは平常も正常も奪われてしまっているのだから・・・。だがそうではなくて、この映画は私みたいに「こいつ死ねよ」という感情を持っている一般市民自身に作られた映画なのだ。■私はある女性に対する誘拐殺人犯が友人の協力で作ったブログを見たことがあって、犯人の身勝手な論理に吐き気がした。死ねばいいと思った。でも、犯人に対して「死ね」というような私みたいな一般市民の何百のコメントを見ていると、その感情やコメントは正しいし当然だし、間違っていないのだが、少なくとも怖いと感じた。■映画ではそうした私たちの「死ね」という感情を滑稽に描ききっている。その形として「死刑執行後に記憶喪失になった人間を誰もが『死ね』というような人間に戻して死刑にする」というコンセプトはよく考えたなあと思う。このコンセプトは遺族の方からすればどうでもいい次元だが、私たちごときには考えさせられてしまう問題である。遺族の方の報復感情が当然だからといって、私たちが「死ね」というのは、死刑を運用するのは正しいのだろうか。被害者遺族と一緒に「殺せ」を連呼すること「だけ」が、「唯一」の被害者への殺人行為を憎む手段なら、人間は終わりだ。■この映画の問いが直ちに「死刑廃止すべき」に繋がるのなら、「遺族自身に報復を押し付けるべき」という考えになっちゃうから、一概には言えないんだけど、でも身内を殺されたこともない日本人が、自らの残虐性に無頓着なまま死刑を支持しているのではという一種の風刺が、この映画には確実にあると思う。
[レーザーディスク(邦画)] 9点(2011-07-09 16:29:46)
40.  八仙飯店之人肉饅頭 《ネタバレ》 
妻投稿■この映画残虐な映画というイメージがあるけど、女性に対する拉致監禁、恐怖を味合わせた上での殺害、死体損壊はショッカーの方がたくさんやっている。でもその被害者の命乞いや将来を断ち切られる絶望、家族の悲しみは、仮面ライダーではスルーで、後は平成版では特にイケメンの主人公によるチャラ日常が展開される。この映画では残虐な暴力、殺人シーンがあるだけで、話の展開は基本的に仮面ライダーと一緒なのだ。ライダーとかの冒頭でよく生きたまま毒ガスとかで骸骨にされるモブの女の子もよっぽど痛かったんじゃないかと思うし、元民間人の怪人を殺戮するライダーのノリはこの映画の警察官を連想させる。■映画の残虐シーンだけど、私はヤギ解体した事があって、シメル時にヤギって「殺さないで殺さないで」と言うように泣くんですよね。知り合いの話だと牛や豚も古いやり方で〆ていた時代は同じだったみたいです。やっぱり人間だけじゃなくて、動物も痛いとか怖いとか死にたくないという感情はあるんですね。私たちはそれを肉まんやすき焼きや牛丼にしているわけです。■今回はたまたまそれが人間になっただけ。うーん、こういう映画を見て「命の重さ」という教材を見た気になっている私って・・・アセ(←ただし、これは映画の感想です。現実の殺人事件に関しては深い憤りを覚えます)。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-07-09 11:45:41)
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