Menu
 > レビュワー
 > チョッパー さんの口コミ一覧。2ページ目
チョッパーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 62
性別 男性
ホームページ http://ameblo.jp/choppersunafukin
自己紹介 映画大好きおじさんです。特にSF・推理ものが得意。見て来た映画でポイントを見つけたものを少しづつ書いていきます。レビューを読むのも書くのも大好きです。それにしてもみなさんの映画への熱い情熱が伝わってきますね。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  Mr.インクレディブル
私が知っているピクサーの中では文句なく№1!ストーリー物は話自体の面白さもさることながら、なんといってもキャラの力が大きいと思っている。ストーリーを生かすも殺すもキャラ次第。で本作、ディズニーにしては正統派キャラがおらず、どれも個性際立つ曲者揃い。そのくせみんな憎めない。このキャラ造形が素晴らしい。個人的にはエドナとフロゾンがツボだがインクレディブル一家もお見事。このキャラで話作れば面白くない訳ないが、秀逸なストーリーにキャラの個性を存分に練り込んだ脚本、加えてその見せ方を心得た演出。吹き替えもディスニーものの中では最も成功していると思う程のハマリ具合。007ばりのお洒落な音楽がさらに花を添える。ぜひとも続編を期待したい最右翼。
[DVD(吹替)] 9点(2009-05-25 15:40:00)(良:2票)
22.  ファインディング・ニモ
以来、室井滋を見ると「あ、ドリー!」と思ってしまう。まさにサブ・キャラ賞もの。
[DVD(吹替)] 7点(2009-05-25 15:18:00)
23.  ピンク・フロイド/ザ・ウォール
なんの予備知識もなく普通のストーリー映画を期待すると間違いなく途中で耐え切れず画面に物を投げつけ布団をかぶって寝てしまうであろう。まずはアルバムを訳詩を見ながら聴いて一通り流れを理解した上で、アルバムの「イメージ・ビデオ」もしくはPVとして見る事が肝要。そうするとアラ不思議。見え方が全然違ってくるはず。ボブ・ゲルドフの熱演とジェラルド・スカーフのシュールなアニメ。ほとんどがアルバムとは少し違うヴァージョンの素晴らしい曲の数々とアルバム未収録曲。それにピッタリ来るなんとも言えないシュールな画。これだけで個人的には十分である。ただし万人にはとてもお薦め出来ないのでこの点数。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-05-25 13:59:42)
24.  バグズ・ライフ
ピクサーの中では比較的人気、評価共高くない本作。でも個人的には初めて見たピクサーでありオールCGアニメだったので画の衝撃とともに心に残っている。何回か見ると詰めの甘さが所々見受けられるがそれでもよく出来たお話である。あの問題のラストシーンもとても盛り上がって見所になってるしね。それにしてもピクサーは「トイストーリー」以外は続編を作らない。続編にばかり頼る本家ディズニーに対するアンチテーゼか?でも個人的にはこれを含め続編が見たいピクサーが結構あるけどね。
[ビデオ(吹替)] 7点(2009-05-14 16:23:23)
25.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
宮崎アニメは「カリシロ」「ラピュタ」「トトロ」と見て感激しながらついに伝説のこれにたどりつく。が・・・ファンの方には申し訳ないがさっぱり良さがわからなかった。期待し過ぎたのかもしれないが少なくとも自分の感性にはまったく合わなかった。大昔に1回見たきりなので記憶も曖昧だが、まずナウシカがあまりにいい子過ぎてイライラした事、あとあの虫が気持悪くて正視出来なかった事、この2点がかなり悪い印象として残っている。私の中で宮崎駿が終わった瞬間でもあった。この後も宮崎アニメはそれなりに見ているが、かなり懐疑的な目線で見るようになってしまい、もう先の3作ほどの感動を味わう事はなかった。世間で圧倒的評価を得ている本作を理解不能だった自分自身がうらめしい・・・
[地上波(邦画)] 1点(2009-05-11 11:36:50)
26.  ナイル殺人事件(1978) 《ネタバレ》 
中学1年の時TVで見て、そのトリックの素晴らしさにめちゃめちゃ衝撃を受け、翌日学校で友人にしゃべりまくったのを覚えている。今初見ならそうでもなかったかもしれないが、なんせ当時ただのガキンチョだった私には十分過ぎた。それからビデオに撮って何回も見たが、何回見てもあの頃の衝撃が甦る私にとっては貴重な映画。特にポアロの謎解き場面はいつもわくわくさせられる。私にとってはピーター・ユスチノフこそがポアロである。彼のポアロものはその後すべて見たがすべて素晴らしかった。ちなみにこれには後の「ミス・マープル」アンジェラ・ランズベリーが頭打ち抜かれる役で出演。他にもオリビア・ハッセーやミア・ファローも・・・贅沢ですね。
[地上波(吹替)] 10点(2009-04-09 17:14:50)(良:1票)
27.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 
好むと好まざるとに関わらず「アニメファン」を自称する向きはぜひ押さえておかねばならないアニメ史に残る最重要作のひとつ。うる星のキャラを使った押井ワールド全開、というのが定説だが、公開から四半世紀もたった今となってはそんな事はどうでもよく、むしろ未だに色褪せないこの全編に渡って繰広げられるシュールリアリズムを理屈抜きで楽しみましょう。みどころは多くの方が語っておられるので今更言う事もないが、個人的にツボなのは温泉マークとサクラ先生が喫茶店で語り合うあのシーン。普段セリフの少ない温泉の言い回しや回転する見せ方、途中で水を入れて去っていくウエイターの後ろ姿等これは歴史に残る名シーンといえるでしょう。唯一のマイナスはラムちゃんがあまりにも純情可憐に描かれ過ぎている事。原作を良く知る身としては「これはちょっと・・」と思わずにはいられない・・・
[映画館(邦画)] 9点(2009-04-09 16:54:40)(良:2票)
28.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 
「ガリレオ」の文字がどこにもない事からもわかるように、これはドラマ「ガリレオ」の続編ではありません。「ガリレオ」と同じキャラが登場しますがまったく別物と考えた方が良いでしょう。あのライトでコミカルな感じも、湯川が突然ひらめてところかまわず数式を書き出す名物シーンも、多くの人が期待したであろう湯川と薫の「その後」なんてのもありません。あるのは堤真一と松雪泰子による重厚な人間ドラマです。この二人が圧倒的でグイグイ引き込まれて行き、もう「ガリレオ」という言葉などどうでもよくなります。ただ、あれだけひっぱた割りにラストがあっさりし過ぎていたのと、ダンカンがどうにも浮きまくっていた事、無関係のホームレスを巻き込む辺りはもう一工夫して欲しかった事や石神の靖子に対する思いと何故自殺までしようとしていたのかという部分が消化不良だった点がマイナスという事で。それにしても最後の最後でとってつけたようなドラマのテーマ曲はいらなかったかも・・・
[DVD(邦画)] 7点(2009-04-09 16:18:56)
29.  ルパン三世(1978) 《ネタバレ》 
日本アニメ史上不朽の名作「カリシロ」に唯一対抗出来るルパンものがこれ。どっちが本物のルパンかとかどっちが面白いかとかは個人の判断主観による。ただ言えるのは同じキャラものでありながら、これ程までに対照的でありながら、この2作品は四半世紀以上に渡って常に比較対象論議の的となって来た偉大な作品であるという事。なにしろこれ以降のルパン作品はほとんど話題にならないし、なっても批判ばかりなのはこの初期2作品が偉大過ぎるからである事は明白。老若男女が楽しめる究極のエンターテイメントである「カリシロ」と見る人を選ぶアダルティでハードボイルドな本作。まったく違ったルパンを楽しめ、且つ完成度の高いこの2作品。お薦め度を加味して点数に差をつけたが、私の中ではどちらも10点!どちらも大好きである。名セリフ「実際クラシックだよ、お前ってヤツァ」、「長ぇ事モンローとハンフリー・ボガードのファンだったが、今日限りデェ!」、なんともアンニュイな「ルパン音頭」等おおよそ「カリシロ」には似合わないエッセンスがここに詰まってる。そして極めつけはやっぱりラストの2人3脚。言葉では言い表せない。ただニヤニヤするしかない。
[映画館(邦画)] 9点(2009-04-02 17:08:45)(良:1票)
30.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》 
たぶんルブランの「ルパン対ホームズ」へのオマージュ的意味合いがこの企画にはあったのだろう。栗貫ルパンはとっくに見捨てているがルパンもコナンも大好きだった私はなんの期待もせず見たのがよかったのだろう。まあまあという印象を受けた。多くのファンが期待したであろう「両雄の火花散る知恵比べ」という危ない橋を渡らずに「コナンの事件にたまたまルパンが絡んだ」という無難な手法は納得させられた。また平次や哀ちゃん、少年探偵団等の二次的キャラが無駄に登場しないのも好感が持てた(黒の組織が実はルパンと・・なんて悪夢的な事になってたらどうしようかと思った)。しかし肝心のストーリーや演出はやはりむつかしかったのだろう。途中まではダルかったし蘭そっくりの王女様という「王子とコジキ」的な設定もなんだかなという感じ(個人的に蘭は全然好きなキャラではないのでクドく感じた)。これだけ濃いキャラを平等に動かすのもちょっとムリだったみたいだし・・・とはいえ、ルパンが本格的に登場してからはさすがにシマってたしラスト何分かはなかなか見応えあったかなと思う。特にコナンの声にルパンが合わせる件等は少し意表を突かれた感じでよかった。細かい事を言い出すとキリがないが(オープニングはもう少しカッコよくならなかったのかな)、どう作っても非難轟々必至のこの企画を作り切った勇気に私も敬意を表します。まあ一種のお祭りという事で・・・(この分だとありそうな第2弾はもう少しハードボイルド且つお洒落に決めて欲しいけど)
[地上波(邦画)] 5点(2009-03-31 20:28:15)
31.  鳥(1963)
子供の頃に初めてTVで見て、鳥も怖かったけどあのラストの方が衝撃でしたね。「え?これで終わり?」これこそがこの作品最大のキーポイントである事に気づくのに時間がかかりました。あと、私の中では邦題大賞です。今なら間違いなくただの「ザ・バード」になっていたでしょう。それがたった一文字、漢字で「鳥」。凄いインパクト!一度聞いたら絶対忘れないですね。このセンスが一番怖いかも・・・
[地上波(吹替)] 7点(2009-03-07 23:16:11)(良:1票)
32.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
これはスゴイ。子供と一緒に映画館に来るであろうその親にも楽しめるような題材を、しかもメインターゲットである子供にもわかるように練り上げられ、かつ独特のギャグもストーリーの邪魔する事なく、むしろそれをさらにわかりやすくするスパイスとして散りばめられ、しんちゃんワールドをまったく壊すことなくこれ程の作品にした脚本と演出に脱帽です。しんちゃんは人を選ぶ作品なので万人にお薦めか?という判断からこの点数ですが自分の中では文句なく10点です。説教臭いお涙頂戴の単なる「冒険モノ」になってしまったドラえもん映画版(それはそれでひとつの方法でしょうが)に比べしんちゃんスタッフ、ブラボー!
[地上波(邦画)] 8点(2009-02-21 14:56:24)(良:1票)
33.  映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝
ドラえもんの映画版は受け付けない。ドラえもんは身近な日常がひみつ道具(この言い方も好きではない。別にひみつちゃうし)によって非日常へ変わって行くのがミソなのだ。故に起承転結のハッキリしたテンポのいい短編こそがドラの真骨頂である。子供がドラえもんの見れるトシになったので付き合って見たのだがやはり受け付けない。ドラえもんにはこんな大風呂敷の冒険は似合わない。ノビタはアホボンだからこそ親近感がわくのであって、こんなに英雄をきどらなくていい。5人がベタベタし過ぎ。あくまでも「近所の同級生」なのだ。・・・とは言え、これはあくまでも子供映画であり、私がどうこう言おうが子供の「あー面白かった」という言葉には勝てないのでこの点数で。(あ、でも声は大山時代よりずっとよかったです。特にしずかちゃん)
[地上波(邦画)] 7点(2009-02-21 14:29:20)
34.  ダイ・ハード
アクションもいいけど、私はここに出てくるキャラが大好きだ。どれも個性がしっかり書き分けられている。中でもハンスと黒人3人(警官、運転手、技師)は最高やな。「メリー・クリスマス!」「あったりめぇよ」等の粋なセリフ満載。単純にかっこええ!
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-06 02:42:14)
35.  犬神家の一族(1976) 《ネタバレ》 
金田一作品の良さは、犯人探しやトリック推理というミステリー部と、殺人の動機やその背景から来るメロドラマ部の織り込み方の妙にある。そして、作者が描きたかったのはだぶん後者の方であろう。一度見たら忘れられない稀代のインパクトを持つキャラ「スケキヨ」、そのマスクを使った入れ替えトリックのもう一人の「スケキヨ」青沼静馬の背景とスケキヨとの絶妙な関係、犯人の知らない所で起こる事後共犯、哀れな姿となった息子に財産を相続させようとする母の盲目的な親子愛、そしてこの悲劇の大元は結局戦争なのだという所まで描き切り、これらを巧みな伏線でひとつに紡がれて行くストーリーと、この時代の雰囲気をまさまさと伝える陰影を含んだ画面。さらに加えて脇を固める多数の濃いキャラとそれらを演じるこれ以上は望めない俳優陣の演技。この作品が「日本ミステリー映画の金字塔」と云われる所以は単なるミステリーで終わらない様々な要素を含んだ奥の深さにある。そういった所に注目して今一度見直して見てはいかがでしょう? それにしても一瞬だけ映し出されるあの湖から出る2本足のシーンのさりげなさと美しさ、そして怖さは見事としかいいようがない。
[ビデオ(邦画)] 10点(2009-01-02 02:57:44)(良:1票)
36.  獄門島(1977) 《ネタバレ》 
大好きな石坂金田一5部作の中でも個人的にこれは最下位にランクされる。まず主要俳優陣の演技がイマイチ印象に残らない。特に佐分利はいつにも増して何言ってるのかわからない。大原麗子や司葉子もどうも無難過ぎる気がするし。またストーリー的には殺人の動機が弱すぎると思う。もともと金田一モノはトリックや推理云々より殺人の背景にある、いわばメロドラマ部に重きがおかれており、そういう意味ではあの程度の動機では見ている方は殺人に対して納得出来ない。犯人が単なる殺人鬼に思えてしまい、肝心のドラマ部が破綻してしまうのだ。つまりミステリー部もドラマ部も、そして演技部も弱く結果作品全体として弱くなっている。金田一が575の並びのカラスを見て「俳句だ!」と気が付く部分も「なんだかな~」という感じだし。そして最大の欠点はタイトルバックに流れるあの「ボヨヨ~ン」。なんだあれ?「犬神」の「さあこれから一体なにが起こるんだろう」と見ている者を作品の世界に引き込むタイトルバックとBGMに比べ、なんという情けなさ。思わずズッコケル。このぼんやりした雰囲気を最初に印象付けてしまった為、結果的に最後までぼんやりした印象を引きずってしまう。まあ、救いと言えば相変わらず素晴らしい草笛光子(残念ながら出番が少ない)とこれまた相変わらず印象的な殺人描写位か。
[地上波(邦画)] 5点(2009-01-01 15:58:45)
37.  犬神家の一族(2006) 《ネタバレ》 
リメイクはオリジナルを超えられない、というのが定説である。しかしリメイクの中でも「お、これは?」と感じる部分があり、そういう部分にリメイク製作者の意地を見る事がある。この作品にはそれがない。というかこれには「オリジナルを超えてやる」という意図はまったくないのだろう。オリジナルは角川事務所第一作であり、なんとしても成功させねばならないという緊張感が画面いっぱいに溢れていた。しかしここにあるのは「リスペクト」ではなく「ノスタルジー」、つまり「同窓会」的なノリ。だから緊張感等は皆無。旧作出演者はそれでもいいだろうが、「仕事として」それに付き合わされた他の共演者達はどういう思いだったのだろうか?特に犬神3姉妹を演じた御大3女優は自らの株を下げる為にこれに出演したとしか思えない。最も残念だったのが松子婦人最後のセリフの演技。彼女が最後の最後に命がけで振り絞った最も大事なセリフがあんなにあっさりしてていいのか?ここをどう表現してくれるのか、高峰三枝子とどういう違いを出してくれるのかと期待していたのに、名優富司純子の名が泣くなと思った。 有名所ばかりが出ているこの作品は「あ、あの人がこの役をやってる。」という学芸会的な楽しみ方しかないのだろうか・・・
[地上波(邦画)] 3点(2008-12-31 22:25:52)(良:2票)
38.  恋空
お金というものは大きな動きや流れがあって経済効果が出る。そういう意味で1点献上。は?映画の内容?なんかありましたっけ?ただ今のヤングが喜びそうな刺激物をダンゴにして適当に繋げただけでしょ。あ、けどエンタテイメントって元々そういうもんでしたっけ?嫁ハンが必死で見てたの見ると、女の人にはなにか感じるものがあるのかなと。横で見ていたおじさんの私は何故かイライラして仕方なかったのですが・・・(そもそもオッサンがこんなもの見るな!という声が聞こえて来そうですね はい すいません)
[地上波(邦画)] 1点(2008-12-31 21:38:44)
39.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 《ネタバレ》 
他のシリーズ作品と違い、これはシリーズ化は想定されていなかった。ストーリとしては一作目で完結されており、続編のPart2,3はビジネスとして作られたアナザー・ピースとして捕らえるのが正解。さすがに3作目ともなると同じ事ばかりやっている訳にもいかず、舞台を西部劇にしたりドクのラブストーリーを入れたり様々なバリエーションを加えているが、これまでのような冴えがイマイチ見受けられない。特にこの作品中一番のセールスポイントになるハズのドクの相手役がキャラ設定的にも演技的にもどうも弱く、あまり印象に残らない。ここをもっとうまく演出していれば前2作にもまったくひけをとらない作品になったのではないかと思うと本当に惜しく、そこがマイナス1。とはいえ、それ以外の部分はさすがに完璧で、前2作で構築された人間関係をうまく使ったヒューマンドラマ色(特にマーティとドク)を強く打ち出しているのはさすが完結編。ラストの機関車には賛否両論あるようだが、私はこのやり過ぎ大団円は、作品の象徴であるデロリアンの最後を含め、この極上娯楽エンターテイメントのラストにこれ以外ないのではないかとさえ思え、おもわず「ブラボー!」と叫んでしまうのである。こんなに素晴らしい奇跡の3部作をありがとう!
[DVD(字幕)] 9点(2008-12-31 18:44:31)
40.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 《ネタバレ》 
怪我の功名。ある意味前作ではマイケルより重要な役所だったジョージ役のクリスピン・グローバーがどういう訳かこの続編出演を拒否。しかしこれを逆手に取ってこんなにイカした脚本を書き上げたゼメキス&ゲイルコンビに拍手!特にビフを徹底的にワル役に徹しさせた事が大きい。タイムパラドックスが前作より少しややこしく、前作を未見の人にはキツイものがあるかも知れないが、舞台を変に他の時代にせず前作と同じ時代とシチュエーションにしてあるので前作を見た人には非常に馴染み易い作りになっている。他のシリーズ作品と違いシリーズ化を前提としておらずビジネスとして作った続編、しかも前作主要俳優が2名も出演しないというハンデを見事にクリアして余りある奇跡の続編。なんと20年も前の映画なんだよね・・・
[DVD(字幕)] 10点(2008-12-31 17:42:11)
000.00%
123.23%
200.00%
346.45%
411.61%
5711.29%
6812.90%
71422.58%
869.68%
9711.29%
101320.97%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS