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wayfarerさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 35
性別 男性
ホームページ https://wayfarer2.hatenadiary.jp/

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21.  Fukushima 50
人物描写がとてもシンプル。激情にまかせて怒鳴ってばかりですし、政府や本社を悪役一辺倒に、イチエフの現場の人たちを英雄として美化して描き過ぎに思いました。事故の描写も断片的で何が起こってるのか分かりづらい。この作品は、歴史上も類を見ない大事故を正しく伝えようという客観的な視点が不足していて、原発事故や「フクシマ50」と呼ばれた人たちを後世に伝える映画には成り得ないと私は思います。残念な気持ちが残りました。  追記; 当時、私は関東にいて、テレビ画面越しに津波やイチエフの状況を見ていましたが、度重なる余震や、頻繁に鳴る緊急地震速報に心が乱される中、「ただちに影響は無い」と繰り返す政府の発表に安心など出来ず、極度の不安の中でネットで情報を漁ったことを覚えています。イチエフの現場にいた方々が直面していた現実は想像を絶しますし、自分と同じただの会社員に過ぎない彼らが、国のために自らを犠牲にせざるを得ない(かもしれない)状況に置かれた理不尽さを思うと申し訳なさで言葉もありません。それだけに美談として単純化して描いているこの作品には違和感を覚えます。
[映画館(邦画)] 5点(2020-06-14 02:22:45)(良:1票)
22.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 
率直に面白いです。盲目という題材を非常に上手に使った超一級のスリラー。この映画は凄い。傑作だと思います。ストーリーは、夫が空港で見知らぬ女性から預かった人形に実はヘロインが隠されており、夫の留守時、悪人らが盲目の夫人(オードリー)が住むアパートに人形を探しに来るというもの。悪人らはオードリーが盲目であることをいいことに、オードリーの前でお互いに合図をしながら、一人は夫の友人役を演じてオードリーの信頼を得、もう一人は刑事役を演じてオードリーの不安を煽っていく。そうしてオードリーを翻弄し追い詰め、人形のありかを吐き出させようとします。しかし彼らの発する音を敏感に感じ取っていたオードリーは、刑事が偽物であることに気づき、自分の身に迫っている危険を察知して絶叫する・・。そんな感じです。オードリーが盲目なので、悪人らとオードリーが面と向かって駆け引きをするのが不思議な感じですし、ネタバレ過ぎるのであまり書きませんが、映画史にも珍しい真っ暗な画面は見事です。色々と凄い映画です。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-05-31 19:26:27)(良:1票)
23.  恐怖の報酬(1953)
率直に面白いと思いました。ウィリアム・フリードキン監督のリメイク版も傑作だと思っていますが、オリジナルのこの作品も相当怖いです。 ストーリーは、南米の油田で発生した火災を爆風で消火するために、大量のニトロをトラックの荷台に載せ、命懸けで悪路を運搬する男達を描いたサスペンスです。 緊張感が半端無い。危なっかしくて見ていられず、思わず画面から目をそらしたくなります。とても1952年の映画とは思えない凄いサスペンス作品だと思います。傑作。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-05-31 08:20:53)
24.  幕末太陽傳 《ネタバレ》 
古典落語の「居残り佐平次」をベースに、幕末の品川遊郭に通う男達と女郎らが繰り出す様々なエピソードを描く群像劇です。  フランキー堺が演じる主人公の佐平次は、胸の病に良いからと品川遊郭に繰り出し、金が無いのに派手に遊び、あげく物置部屋に叩き込まれ「居残り」(誰かが金を持ってくるまで遊女屋に軟禁される)の身となります。  ところが佐平次は、持ち前の機転と調子の良さで、遊女屋で次々と起こる揉め事を解決し、いつの間にやら主人や女郎から頼られ、ちゃっかりと祝儀まで貰う存在に。こんなしたたかで図々しい男を、フランキー堺が憎たらしさたっぷりに演じており、それがこの映画の見所だと思います。  高杉晋作を演じる石原裕次郎との絡みもありますが、役者としての格や存在感は、フランキー堺が圧倒しています。  他にも、お歯黒べったり、ニンマリとした笑顔が特徴的な女郎を、左幸子がさすがの存在感で演じています。南田洋子が演じる女郎との取っ組み合いの喧嘩のシーンは、臨場感たっぷりで、砂ぼこりの匂いが画面から漂ってくるかのようです。  この映画は、役者達がみな生き生きとそれぞれの役を演じており、昔の映画とは思えない程、熱気が充満しています。そこが傑作と言われる理由なのでしょう。魅力のある映画だと思います。  残念なのは、昔の日本映画に多いのですが、音声が非常に聞き取りづらいところです。何を言っているか分からないので、ストーリーの細部が掴めません。字幕が欲しいところです。
[DVD(邦画)] 8点(2020-01-19 19:08:07)
25.  ふたりの女 《ネタバレ》 
ソフィア・ローレンが、夫を亡くし、13歳の娘と二人で生きる若い母親を演じています。第二次世界大戦中、母娘は空襲が激しいローマから故郷の田舎の村に疎開します。この映画の大部分は、母娘が、疎開先で再開した昔の仲間達とともに、貧しくとも陽気に逞しく生きる様子が描かれています。ドイツ軍を恐れる生活ではあるものの、戦時中の暗さをあまり感じさせません。ソフィア・ローレンの美しさも際立っています。  映画の終盤、ローマに戻る途中に立ち寄った廃墟の教会で、母娘はモロッコ兵の集団に輪姦されます。それまでが、疎開先で生きる戦時中の人々の連帯や逞しさを描いていただけに、唐突なこの悲惨な事件は落差が激しく、まるで別の映画を取って付けたかのような不自然さを感じました。また、数十人の集団に輪姦されたら死んだり大怪我してもおかしくありませんが、身体のダメージはさほどでも無さそうで、この点もリアルさを感じさせませんでした。  個人的には、終盤の輪姦のエピソードは無くても良かったように思います。他の部分はとても良かったですし、ソフィア・ローレンの演技も良かったです。このため6点としました。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-01-05 12:53:27)
26.  わが谷は緑なりき 《ネタバレ》 
19世紀のイギリスのウェールズの炭鉱の村が舞台。時代の変化に伴って、家族が離れ離れになり、人心も変わっていき、そして美しく緑色だった「谷」は、炭鉱のボタで黒く覆われていく。しかし、主人公にとっては、少年時代に愛する家族や村人たちと過ごした「谷」は、今も思い出の中で緑色に輝いている・・。そんな話です。良作だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2019-11-26 01:57:54)(良:1票)
27.  映画ドラえもん のび太の月面探査記 《ネタバレ》 
ストーリーが複雑で大人でも分かりづらい映画だと思いました。「定説」と「異説」の世界がパラレルワールドのように並行して存在し、両方の世界が代わる代わる表に出てくるわけですが、ちょっと私には付いていけませんでした。もともと、のび太が「月にはウサギが住んでいる」(異説)ことを実証するために「異説クラブメンバーズバッヂ」を使って「異説」の世界を作り出すわけですが、月には実際にウサギに似たルカたちが千年以上も住んでいたのですから、結果的にそんなことをするまでもありませんでした。ですので、「異説」と「定説」を作品に持ち込む必然性や説得力を感じることが出来ませんでした(のび太たちが何もしなくても、月にウサギ(に似たエスパル)がいた)。無駄に話を複雑にしているだけで、ワクワク感に繋がっているとは思えませんでした。脚本を担当した方の苦心は伝わってきましたが、例えば「かぐや星で今もエスパルの存在が定説として信じられている(実際は、映画に登場するかぐや星人はほぼ全員がエスパルの存在を信じていない)」とか、あちこちに無理があると思いました。禁句かもしれませんが、「藤子F先生ならすんなり受け入れられるストーリーを作ってくれたんだろうなあ」と思いました。
[映画館(邦画)] 3点(2019-11-25 23:44:41)
28.  無法松の一生(1943) 《ネタバレ》 
どうしても三船敏郎版と比べてしまいますが、私はやっぱり阪東妻三郎版が好きです。  三船敏郎は、誰もが愛する映画ならではキャラクター(松五郎)を完璧に演じていましたが、一方で「現実にはこんな人間はいないだろう」と思わせる面がありました。  阪妻の無法松は「昔はこんな人もいたのかもしれない」と思わされる、「人間」が画面の中に存在していました。ぼんぼんが連れてきた学校の先生を、祇園祭りに案内する松五郎の嬉しそうな表情が忘れられません。  それはそうと、松五郎が吉岡夫人に自身の葛藤(恋情)を叫ぶように伝える雪のシーンが国の検閲でカットされてしまったのが余りにも残念です。あのシーンがあると無いとでは、人間を描いた作品としての深みが全然違うと思います。  なんて勿体無いことをしてくれたんだろうと恨めしく思います。
[DVD(邦画)] 9点(2019-11-25 21:48:50)
29.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
ディカプリオが殺されるぐらいまでは、リアルな人間ドラマで、かつ張り詰めた緊迫感が良くて「さすがタランティーノ監督」と思ったのですが・・。その後の銃撃戦は、ジャンゴが超人過ぎて「さすがにあり得ない。マンガか?」と思いました。トマトを潰したかのような過剰な血のりも嘘くささを助長していて私は受け入れられませんでした。本当に、途中まではイーストウッドの「許されざる者」のような殺伐とした乾いたリアリティがあっただけに残念です。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2019-11-25 21:20:38)
30.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】
最高に面白かったです。フリードキン監督と言えば「エクソシスト」だと思っていましたが、この作品も「エクソシスト」と甲乙付け難い傑作だと思います。見ないで死んだらもったいない!
[DVD(字幕)] 10点(2019-11-25 21:09:57)(良:1票)
31.  泥棒成金 《ネタバレ》 
結構辛いコメントが多い作品ですが、私はそこそこ楽しめました。この映画は、おそらく本格的なサスペンス要素を求めるのでは無く、舞台のニースの美しさ、グレース・ケリーなど豪華なキャスト、そしてコメディタッチかつ男女関係に重点を置いた演出など、全体的に贅沢で艶やかな雰囲気や、軽妙なノリを楽しむ映画なのかもしれない、と私は思いました。軽い気分で見た方がむしろ楽しめると思いました。  ストーリー的には多少矛盾も感じましたが、あまり難しいことを言わない方がいいのかな?とも思いました。 (と言いつつ書きますが↓。完全にネタバレです。)  ○「あれ??」と思ったところ【ネタバレ】  ・往年の宝石泥棒である主人公(ケーリー・グラント)に興味津々で盛んに誘惑するにも関わらず、母親の宝石が盗まれたと知った途端に掌を返したかのように主人公を責め立てるグレース・ケリー。主人公が数々の事件の犯人だと確信していた筈では? ・保険屋はなぜ主人公に協力したのか。保険金の支払いという被害を被っており利害が一致するとはいえ、昔の仲間からすらも疑われている主人公を本当に信用するだろうか? ・なぜ「あの人」は主人公を陥れようとしているにも関わらず、保険屋という協力者を紹介したのか。  その他、強引に事件を終結させようとする警察や、主人公に送られる「メモ」も合点がいかないものでした。  とはいえ、上述のように贅沢な雰囲気が楽しめるこの映画が、私は好きです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-11-25 20:46:22)
32.  THEM ゼム(2006)
これって実話なんだそうですね。こういう悲惨な事件をホラー仕立てで映画化するのはどうかと思います。しかもドリフのコントかと思うような演出(ドアが突然バタンと開く→観客驚く)。エクソシストのフリードキン監督が選んだホラー13作に含まれていたから期待していたのですが。残念。
[DVD(字幕)] 3点(2008-11-15 23:45:53)
33.  隠し砦の三悪人
登場人物達の生身の存在感に驚かされた。生きている人間がまさにそこにいるという感じ。アクションシーンも迫力があって目を見張った。画面から汗や泥が跳ねてきそうとでも言うか。「上手く言えないがなんかこれすごい・・」と思いながら見た。半世紀前の作品だなんて信じられない。ストーリーはやや強引だったけど、純粋な娯楽作品だしまあいいのかな?
[DVD(邦画)] 7点(2008-07-23 00:09:32)
34.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 
海の真ん中に置き去りにされ、ギラつく太陽、脱水症状、体の冷え、海の揺れでの酔い、疲労と、身体的な不快さもリアルに伝わってきました。そして鮫がウヨウヨと・・。実話がベースになっていると聞いて何とも言えない思いです。むしろそんな最悪の状況で、一晩以上なんとか耐え続けた主人公がとても強い人間に思えました。私だったら夜が迫ってくるに連れて参ってしまうと思います。夜明かしなんてとてもじゃありませんが出来ません。最後の行動は、人間がついに心が負けてしまった時に取る行動なのでしょう。とにかくリアルな傑作だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2008-07-21 21:37:02)
35.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 
「悪魔憑きかそれとも精神病か?」という難しいテーマで裁判が争われるわけですが、あくまで客観的な中立の視点で描かれており、法廷モノとしてとても見応えがありました。でも裁判以外のシーンがただのオカルトと化していたのが残念。少女の身に起こる超常現象は、悪魔憑き現象なのかもしれないし病気の発作なのかもしれないわけですが、この映画では明らかに前者寄り。法廷シーンでの中立視点はどこに行ってしまったのかと思うほど、ショッキング映像でもって観客の恐怖を煽りまくろうとしていましたね。「怖い映像だけど、病気の発作だとしたらギャーギャー怖がっちゃいけないし・・」と複雑な思いでした。せっかく興味深いテーマなのですから安易にオカルトに走らないで欲しかったです。というわけで4点。
[DVD(字幕)] 4点(2008-07-21 20:50:01)
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