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果月さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  普通の人々 《ネタバレ》 
まだ、若い時に一度見ましたが再度観賞。普通の人々の心理をさりげない演出で見事に映し出していた良作であると気づきました。かなり繊細な映画ですので、その繊細さを理解できるかどうかでこの映画の評価が決まると思います。現在、職場でこの映画の母親そっくりの人がいるので、次男のイライラがとてもよく理解出来ました。特に退部のシーンで母親と言い合いになる場面。「母さんが怒るのは人が自分より先に知っていたから」どうして退部したのか次男に理由を聞きもしない。フレンチトーストを捨てる場面といい、この母親は他人の気持ちなど考えたことがないのではないでしょうか?「人から私が幸せに見えるか」ばかり気にしている。だから溺愛していた長男が亡くなった悲しみも表せない。父親曰く「君は弱い人」だと言いましたが、私は「哀れな人」と思いました。次男が母親を抱擁するシーンですが、ラストやセラピストとも抱擁との違いを比べずにはいられません。この母親はわが子を抱きしめてやることも出来ないのです。そして、彼女自身もそんな自分に気づいたのでしょう。だから、何も言わずに去っていった。去っていくだけの理性があったのがせめてもの救い。離れて暮らすほうがお互いの為、なんて家族としては悲しいですね。
[地上波(字幕)] 8点(2017-12-03 15:12:10)
22.  ジュラシック・ワールド
これ、映画館に観に行ったんですよね~子供の頃から恐竜が大好きで(ジュラシックパークは本当に嬉しかった) パニック映画になる筈だから、スクリーンで恐竜の迫力を味わいたい、と思いまして;正解でした;ストーリーには期待していませんでしたのでまあ納得していました。でもね~地上波放送で再観賞して思いました「登場人物がバカじゃないパニック映画って作れないのかね~?;」と;
[映画館(吹替)] 6点(2017-08-06 23:09:13)
23.  フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 《ネタバレ》 
話題になっている小説、というので小説を読んでから観賞したのが良かったのか、私的には好印象。性癖の話が出てきますが、「性」に悩んだことがある人なら、結構、ぐっとくる映画なんではないでしょうか? ここまで極端でなくとも、普通の恋人同士でも「好きなんだけど性の相性が…」と悩む人もいるでしょう。「性」は「性格」と同じくらい大切だし。 「性」の不一致を普通の女の子がどう乗り越えるのか?その問題を普通に正面きって描いてみせたのは画期的だったかもしれません。 まあ、イケメン男のハーレークインっぷりは笑えましたが、内容がハードなのでソフトにする要素と考えれば許容範囲か?; 一方アナちゃんは可愛くていいですね~ちょっとあかぬけてないところが無防備っぽくていい。 処女だった彼女ですが、性に真剣に目覚めていく様は「少女→女」になっていく過程を見ているようで、応援したくなりました(契約交渉のシーンとか「フレーフレーアナちゃん」)でも、まだ「男を手玉に取る大人の女」にはほど遠い、といった感じが初々しくて良かったざんす(私しゃオヤジか;)
[DVD(字幕)] 7点(2016-12-19 22:45:09)(笑:1票)
24.  オール・ユー・ニード・イズ・キル
「ギタイ」は「もののけ姫」のタタリ神からヒント得たっぽい。原作は日本のライトノベルらしいし…(日本好き?;)
[地上波(吹替)] 4点(2016-09-02 23:41:44)
25.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
話的にはよくあるSFストーリーでしたが、脚本の妙と映像と音楽の美しさは素晴らしかったです。「静」なカメラワークは個人的に好みで、最近、動きすぎな画面にうんざり気味だったので嬉しかったです。元カメラマンだったスタンリー・キューブリックを思い出させました。 もしかしたら「カメラマン」的な仕事や勉強をしたことがある人なのかも。 人類存続の他に「男女の三角関係」がからんできますが、なんで最近のSF映画は「愛」をいれないと気が済まないんでしょうか~ 万人の共感が得やすいのかもしれませんが、そこから脱出しないと「マンネリ感」からの脱出は無理な気がします。 「エイリアン」「アンドロメダ」「2001年宇宙の旅」のような容赦ないSF映画がまた観てみたいな~と思いました。
[地上波(吹替)] 7点(2016-08-27 22:34:10)
26.  エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事 《ネタバレ》 
サブタイトルのとおり、不倫の二人は最後まで関係を持ちません。そこが古典的というか現代では失われてしまった「奥深さ」でしょうか。 でも、やっぱり上流階級に生まれた人は最後までその階級から出られないというか出ようとしないんですよね。 上流階級の「決して本音を言わない優しい冷酷さ」は怖すぎ…; 最初からその上流階級の人望を「得られなかった」男性は離婚と再婚を果たした。 一方、その階級の人々から愛されていたニューランドは最後まで自分の心のままの人生を生きられなかった。 その対比がさりげなく描かれていましたが、結構、監督が言いたかったところってそこかもな~と思いました(ちょっと前に流行った本「嫌われる勇気」ってやつ?) さすがスコセッシ監督と思わせる美しい背景やセット、映像の色使いのセンスは素晴らしかった。 俳優さんで素晴らしかったのはなんといってもウィノラ・ライダー。 皆さんご指摘の通り、ミシェルは好きな女優さんですが、この役にはイマイチでしたか?; 「異端」の雰囲気はあったけど、それにふさわしい行動がなかったような気がします。 ケイト・ブランシェットみたいな女優さんがよかったのでは? 最後に「会わない」選択をしたのもニューランドならでは。やっぱり「枠」から出れないんですよね。 ほっとしたような淋しいような気がしましたが、この映画の結末にはふさわしい、と納得はしました。 良質な映画だけど、もう、ひとひねり欲しかったかな~と言ったところ。
[地上波(字幕)] 6点(2016-06-04 14:56:02)(良:1票)
27.  リンカーン
一見、地味な映画ですが中身はすごい人間ドラマでした。「人種差別」といういまだに解決出来ていない問題を真っ向から立ち向かった人々の軌跡を描いている。この時代「差別は間違っている」と堂々と言う事にどれだけに勇気が必要だったか。ましてや国会で取り上げるなど、本当に命がけの行為です。 観賞するにあたっては、ある程度の予備知識は必要とされる大人の映画。 まず、米国で一番傷になっている戦争は第二次世界大戦ではなく南北戦争なのです。生活している場が戦場になったのですから。 どれだけ奴隷が冷遇されていたか知るには「ルーツ」というドラマがお勧めです。 大統領という巨大な権力を持ったとして元は一人の人間。リンカーンの孤独と苦悩がひしひしと伝わってくるようでした。 しかし、なんといってもトミー・リー・ジョーンズの存在感がすごい。 「私はこの修正案を通すためならどんなにののしられようと構わん」 卑怯者と言われようがいくらでも泥をかぶってやる。これが本当の信念と覚悟ってやつですね。 自らのプライドを優先する人はただの見栄っぱりのお子ちゃまです。 派手な戦闘シーンやアクションなどをウリにしたチープな映画があふれかえる昨今、こういった良質の映画がもっと作られて欲しいな~と思います。
[地上波(字幕)] 8点(2016-04-16 21:54:00)
28.  悪の教典 《ネタバレ》 
ある程度予想していたが、予想を超える内容のないスプラッタ映画で非常につまらんかった… 原作はどうなのか知らないが中途半端な脚本である。 「ハスミン」の心理と過去ははっきり見せるかバッサリ切るかどっちかにして! あの程度で「クラス全員」皆殺しに切り替えるって…無理があるだろう…;計画性があるのかないのかどっちかにして! 生徒も他の教師の描き方も中途半端。どう使いたいんだ?はっきりして! 自分としては、「ハスミン」と彼の異常性に気づき始める生徒と教師の心理攻防をもっと描くべきだったと思う。 そこを重点的にすれば、もっと深みがでたかもしれない。 アメリカの猟奇殺人の相棒部分は蛇足だったと思う。 原作にある程度忠実にしようとして、くだらない脚本になることが多々ある。この映画もその部類かもしれしれない。 そう考えると、昔「え?原作と全然違うじゃん?;」という映画があったが、「映画として撮る」ことに重点を置いた改変だったのだろう。 今の「優れた脚本の不足」は深刻になりつつあるようだ。 あ、本編の最後に「サイコキラーだから裁けない」などという台詞があったが、電車で教師を自殺にみせかけ殺害していたり(刑事に話をしているのですぐにばれるだろう)遺書まで残している点で「計画性」があるということだから、「精神異常」は認められないだろう。 そういう点でもこの映画の「浅さ」が感じられて非常に白けた…
[DVD(邦画)] 2点(2015-09-21 01:31:53)
29.  マリーゴールド・ホテルで会いましょう 《ネタバレ》 
「時間がないと価値観が変わる」とは某映画の台詞ですが、この映画にもそれが感じられました。英国からマリーゴールドホテルに来た人々は、みんなそれぞれこれまで自分が捧げてきた人生に「裏切られた」「偽り」と感じているように思いました。 自分も親を失ったり、長患いの友人が逝ったり、身体の無理が利かなくなってきたり、といろいろと「人生の終わり」が見えてくる歳になったので、身につまされる映画でした。 旦那がこっそり作っていた借金で何もかも失ってしまった妻と旦那に失望している妻の対比。娘が成功して失ったお金が戻ってくると分かったら、あっさり夫を置いていく姿には笑った。結局あんたが執着してたのは「伴侶」じゃなくて「金」かい~(笑) ホテルオーナーの若いカップルが初々しくて微笑ましい。女優さん超綺麗でびっくり!あんないい女逃がしたら一生後悔するぞ~ 映像は色彩に満ちているが決してケバケバしくはない。どこか上品でそこがファンタジックでもあります。 現実的には英国から発展途上国のインドで晩年を迎える彼らの姿を「惨め」とか「負け組」なんて言う声も大きそう。が、幸せとか充実感なんて本人しか分からないものだし、本人が感じて決めるものでしょ。 インドに死にに来た判事は誰からも尊敬される地位も人柄ももっていたけど「牢にいたのは私だった」と言っていた。最後に解き放たれたのは救いでした。 「本当に強いものは変化できるものだ」とはダーウィンの言葉だったかな。 人生にもそれが当てはまるかもね~ 自分の人生は他人の価値観ではなく自分の価値観で生きないとね。それには勇気がいるけれど、その勇気を少し分けてくれる映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-05 16:29:20)
30.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
期待していなかったので度胆をぬかれました。近年稀にみる素晴らしい作品です。エンターテイメント性はないから本当に「アニメ」という媒体を通して人々に「伝えたい」という情熱だけで制作されたのだろう。「利益の為の映画」が山のように作り出される昨今、奇跡のような作品。これは完全に「大人のアニメーション」。「13歳で結婚、14歳で出産。恋はまだ知らない」という言葉に代表されるような女性差別の世界の現状を実感していたり、ある程度の人生経験がないと胸に迫るものが少ないないかもしれない。少し大人になると知るのです。自分が心が壊れるような悲劇を経験したとしても、空は青く、四季は巡り、桜は咲き、地球は回る。自分の悲劇に共感するように空が赤く染まることはない。変わる事なくそこにあり、私たちを包み込む(故郷のように)だからこそ、また立ち上げれる。「なんてことはない」のだと。かぐや姫の愛した人の情熱とそれを包みこむ自然の美しさを今の人間はどうしているのか?女性の物語、というだけでなく、蕾のまま枯れる桜が出現し、500年以上分解されない毒を作り出して垂れ流す現代に問いかけてみる事が必要かもしれない。 捨丸ですが赤ちゃんが「父ちゃん」と言っているだけで父のいない親戚の子がそう呼んでいるだけかも? かと言って捨丸といっしょになって幸せになれたとは思えない。竹の子は誰のものにもなりたくない筈と思う。月の衣をまとった途端「忘れる」のは原作にも書かれているようで。何百年も前から「忘却」の意味は変わらないのですね。
[地上波(邦画)] 8点(2015-03-14 01:21:40)(良:1票)
31.  ミシシッピー・バーニング
大人になって人種差別問題を勉強するようになってから見たので、かなり感情移入できました。 差別主義者にNoという事がどれだけ勇気がいるか今なら分かります。 勘違いしてはいけないのは「白人を殺すのは白人である」という事。 私は日本人だから日本の社会に対して責任がある。日本の差別にNoと言った時、攻撃してくるのは日本人です(だから勇気がいるのです) 差別主義者を増長させているのは「大勢の普通の白人」。「私達は公平です(黒人は)彼らにふさわしい扱いです」となんの疑いもなく言う人々。 「日本はいつも正しい」と盲目的に信じている大勢の「普通の日本人」の姿にそれがダブります(私もかつてそうだったから分かります) イギリス人の女性が日本人留学生と話した時「自国の歴史に対して無知すぎる」事に呆れたそうです。「ドイツ人でナチスの蛮行を知らない者などいないのに」。 そう、この映画に描かれている白人は東アジアにおける今の日本人の姿と同じなのです(ロバを毒殺した父親のように、他のアジア国が日本の上をいくのが許せない)それを理解して観なければ、この映画の真のメッセージは汲み取れないでしょう。 ジーン・ハックマンの存在感に負けないデフォーはすごい、と思いました。…顔のせいだけではないよね…(←失礼;)
[地上波(字幕)] 8点(2014-06-07 19:47:23)
32.  ライムライト 《ネタバレ》 
私自身「老い」を感じる今だからこそ共感できる事が多々あり、チャップリンの優しさと崇高さに涙しました。私が一番泣いたのはラストではなく、テリーがプリマと認められるオーデションの場面。 「君は真の芸術家だ」テリーの才能に感動して座ったままのカルベロ。彼の周りからライトが消えていくせつなさ。カルベロ自身がはっきりと自分はプリマ・テリーの為にならない存在だと分かった場面ではなかろうか(この映画の舞台クオリティは非常に高い。バレエのシーンなど、本当のバレエ演目としても通用するレベルである) 最後にお酒の力を借りて舞台を成功させるカルベロ。しかし、その代償は「死」である。 酒の力を借りれば笑わせる事が出来る、と証明したかったのかもしれない。 最後まで彼は舞台芸人だったのだ。 私はカルベロとチャンプリンの命がけで芸術を貫いたところが重なってみえた。 チャンプリンの様々な思いが詰まっているこの作品は、私にとって「愛しい作品」です。
[地上波(字幕)] 9点(2014-04-14 00:02:57)
33.  トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2 《ネタバレ》 
ガラガラの映画館で観てきましたよ;(半分やけくそ;)見続けてきたんだからしっかり最後も見届けねば;私としては「あっぱれ!」と言いたくなる終わり方でしたね。この映画の言いたかった事は「平和」だと思うんですよ。一度、壮絶なバトルを繰り広げますと「憎しみの連鎖」が生まれ、簡単に終われなくなるんです(現実世界を見てみればお分かりでしょう?)ある程度納得しないまでも「どこかで引く」駆け引きが大切なんです。「気に入らないやつは全員ぶっ殺せ!」なんてガキ理論です(ガキの映画が多くて困る)非現実でありながら、現実への警鐘を私はみた。要するに某歌手の歌「愛は戦争より大きい」なんですね。ラブラブストーリーにふさわしい幕切れだったと思います。個人的はベラがヴァンパイアになった時点でテンション落ちたんだけどね~「違う種族が惹かれあう~」ってとこが乙女心(おい;)をくすぐったのよね~なので、初めてマイナス1点です。
[映画館(字幕)] 6点(2014-03-23 16:54:34)
34.  追憶(1973) 《ネタバレ》 
長い間こんな良い映画を見逃していたのかと悔しい気もするが、「赤狩り」や「迫害と偏見」の意味が分かる年頃になってから鑑賞して良かったとも思う。 「赤狩り」はまさしくナチスの「ユダヤ迫害」にも似た言論闘争と人権迫害の嵐で、チャップリンでさえ「米国追放」(「ローマの休日」の脚本家が偽名を使った話は有名) 命や生活を賭ける程の主義をもたないハベルの言動は、その時代の大多数の人間の姿だったろう。 しかしケイティは無視できない。今では彼女のような勇気ある者が正しかったと分かっているが、当時は非難と罵倒を浴びた。 ハベルもそれが分かっている。「妥協しろ」というが「君は間違ってる」とは言わない。本心は変わって欲しくもない。だから苦しい。 美人ではないが才気と魅力にあふれたケイティはまさにバーブルにぴったり。 ハベルの再婚した妻は美人だが魅力なし;(美人は三日で飽きるぞ~) 「大衆受け」しか考えない今では作れない良質な映画。何よりハベルを演じる男優さんがいないのではないだろうか? 下手な男優が演じると「高給生活にしがみついて良心と妻娘を捨てた上流階級の軽々男」になりかねない; 遅ればせながら、レッドフォードが顔だけでなく「品」のある役者だったのだと気付いた。
[地上波(字幕)] 8点(2014-03-23 16:39:10)(良:1票)
35.  パラダイス・キス 《ネタバレ》 
画像はとにかく美しい。色使いも画面の映り具合もどの場面もポストカードになるような美しさ。これは「ファション雑誌」映画だね。写真は美しいが毎月、毎週、発売されて消費されて心に何も残らない。北川ちゃんも向井君も好きだが、この時はまだ演技が下手だったんだな~さすがに写真の写り具合は玄人だが、動きが良くない。卒業ショーでのウォーキングが下手なので、拍手喝采は苦笑いでした;(優勝した子のフォーキングはさすがだった)脚本というか台詞がよくないんだよな~原作は少女マンガだそうですが、台詞をそのまま使っているのでしょうか?映画にするなら映画なりの方向性があってしかるべきだと思うのですが…少女漫画は嫌いではないが、幼稚なのはご勘弁; まあ、可愛い話ではあるのでけなす気にはなれないが、褒めるところは「画像が綺麗」ぐらいかな~;(映画でなくてもいいじゃん;)
[地上波(邦画)] 4点(2013-06-02 17:12:16)
36.  ナイロビの蜂 《ネタバレ》 
映画の内容は現実の容赦の無さを痛切に描いていて苦しかった。テッサが少しうさんくさいのは夫のジャスティンが感じている不安そのものなのだろう。最後に「君が理解できた」とは彼女が自分を愛していたと確信したのだろう。人を無力化させるのは「適度な脅し」である「過度な迫害」「口封じの殺し」は時として逆効果。「死」は人を変えるからだ。現にジャスティンはテッサの死で変わった(テッサの行動が過激になったのは死産から)彼の最後は「真実を公表する為」だろう。ジャスティンは「自分の死」で手紙に説得力を持たせたのだ。真実でないならジャスティンを殺す必要はないからだ。私は「死を美化するのは絶対にいけない」と思っている(特攻美化なんか最悪)が、その人自身が自分の意志で選ぶなら「命を賭けるに値する事」があるかもしれない、とも思う。人に命なんて軽くて安くて嫌になる…しかし「意味がある」と思わせてくれる映画でした。しかしですね…酔った…;ハンディカメラ多様はお願いだから少なくして;三半器官弱いのよ~;
[地上波(吹替)] 7点(2013-05-04 23:30:33)
37.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
子供がいない自分はどうしても希和子に感情移入してしまう。結婚して子供を産んだ(元)友人から思いっきり見下し目線で見られた事があるから余計;(あなたは結婚も子供も持ってないわよね~みたいな) 結婚も出来ない(不倫男は最初から責任とる気なし)子供も持てない希和子の絶望が分かる気がする。マロンちゃんの「これからも一人なんだ」という孤独も。 薫といられた4年間はすべてを引き換えにしていい程幸せな時間だったに違いない。それは誰かの犠牲を伴っているものだから、当然彼女は罰を受ける。それは刑に服する事ではなく「もう薫に会えない」という事ではないだろうか? 実母の不安定さは「罪悪感」からきている気もする。「あの時、車に乗せていたら…」 エリナ自身も実母を苦しめている自分に罪悪感を覚える。 最後のシーンでは「誰も自分を責めなくていいのだ」と言っているように思える。そのことに気づかせてくれるのが「赤ちゃん」だったのではないか。その事に未来への希望を感じるのです。 希和子の再会シーンはなくてよいと思う。あったら安っぽくなったと思うから。
[地上波(邦画)] 7点(2013-04-27 17:22:23)(良:1票)
38.  ライジング・ドラゴン
子供の頃から魅せてくれたジャッキーも60歳なのか~映画での動きをみる限り「まだまだイケるのでは?」と思わせてくれます。でも怪我は痛いもんね; 元美術学生の私としてはいろいろ考える部分がありました。「鑑定番組」がヒットしてから芸術番組でレポーターが必ず「お幾らですか?」聞くようになって「嫌だな~その芸術の背景とかこめられた想いをもっと多くの人に知ってもらいたいのに~」と思うんです。 ジャッキーの映画ってどこか「優しさ」があると思う。笑いがあって、初めはいがみあってた者同士が最後は分かりあう。その「優しさ」が世界中の多くの人達に愛される理由なのかな~と思います。 とは言うものの今回、映画館まで足を運んだのはサンウさん目当ててでありました;ごめんねジャッキー。好きなのは本当だから;
[映画館(字幕)] 7点(2013-04-14 16:45:14)
39.  ツーリスト 《ネタバレ》 
この映画に足りないのはセンスだべ;ストーリーは期待してないからせめて二大大物俳優を活かした「おしゃれな会話」とか。「昼下がりの情事」の音楽隊みたく「まぬけな子分」とか。変なこだわりをもった「マニアな敵」とか。しゃれっ気満載にして欲しかった。それでこそ美しいベニスの背景やゴージャスな世界が生きてくるというもの。このところのハリウッド映画の脚本は劣化がひどすぎる(ストライキ起こされた時のやつか?)ジョニーもジュリーも好きですが、キャストは才能ある新人さんにした方が良かったかな。いかに美女とはいえジュリーはピンチに見えんのよ;胸の谷間からナイフだしてブスッと敵をやっつけそうなんだもんよ;
[地上波(吹替)] 5点(2013-04-14 16:28:28)
40.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
この名作を観る機会をやっと得ました。期待を裏切らない素晴らしい映画。1957年の作品だから当時の科学捜査のないお粗末さや、差別社会が反映されているのも緊張感に拍車がかかります。陪審員は「裁く」のではなく「判断」するだけ。それを忘れてはならない。脚本の出来、カメラワーク、役者の演技力、名作たる理由は他の方が書いていらっしゃるのであまり言う必要はないでしょう。なのでちょこっと違う視点を。 ●「8」は欧米では不吉なナンバー●「判定を途中で変えた」ヤンキーズ男に怒った彼はおそらくユダヤ人(おそらくナチの迫害から逃げてきた)●DAN鑑定が確立された時、事件を調べなおしてみたら、約100件もの無罪が判明した(死刑囚あり)だから今の捜査ではいかに「現場を荒らさずに確実な証拠を回収できるか」が大きな鍵らしい。 
[地上波(字幕)] 9点(2013-04-14 00:26:51)
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