21. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 退屈だな~と思いながら耐えて観た。 が、最後まで観て、なにそれ? 支離滅裂だわ。 どこがラストシーンは口外禁止なんだ? 俺なら父ちゃんが社長をぶち殺したところで終わっとくね。 もっとも、前の家政婦が訪ねてきたとこから、支離滅裂だった。ひでえな。 ラストの息子による父ちゃん救出作戦も、なぜ誰も住んでいない前提なんだ? と、あんぐり。 こんなのによく賞をやったな(バカだ)。 完成度が高いとか、メッセージ性があると書いている人がいるが、 支離滅裂なのに完成度が高いはずがないし、メッセージは感じなかった。 というより、なにがメッセージだったんだ? かいもくわからねえ。 韓国映画でこれほどひどい映画を初めて観た。 物語上の矛盾が多すぎた。現実味のなさという点で壊滅的だった。 貧乏人は地下または半地下に住んでいる。金持ちは日の当たる場所に住んでいる。という対比そのものが陳腐に見えた。 紋切り型。 この紋切り型を最初に目にしたのはメトロポリスだった。 むしろメトロポリスがこの対比を描いた結果、再三利用されて紋切り型になったというべきであろう。 そして、メトロポリスには明確なメッセージがあった。 で、この映画のメッセージって、なんだったのだろうか? 問題提起はメッセージにはならない。 メッセージになるためには解決策の提示が必要だ。 その意味で、この映画にはメッセージが欠落している。 ダサい映画だった。 この監督の一番ダサかったところは、紋切り型をただ利用しさえすれば、なにかが表現できると思った点だ。 [DVD(吹替)] 2点(2022-06-04 03:09:35) |
22. 嘆きの天使(1930)
子供の頃に見た時には、一種恐怖を感じた。そして、堅物にはならないぞ、と心に決めた。 おそらくは主人公の年齢を既に超えている今。 甘美さを感じる。 落ちぶれたと言われ、世間から蔑まれたとしても、本当は俺もこうなりたかったのだ。 [地上波(字幕)] 8点(2022-04-25 03:59:19) |
23. ライオン・キング(2019)
冒頭から、なんだかものすごくムカつく始まり方! 手塚のパクリだという先入観があるからだろうか? 22分。歌が始まった。やっぱり耐え難いほどに腹立つ! 20220213 最後まで観た。腹立つ映画だった。 ほとんど汚らわしいレベル。 20220215 [DVD(吹替)] 0点(2022-02-16 07:46:24) |
24. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 俺には、アメリカン・ニュー・シネマの劣化コピーに見えた。 これを絶賛できるくらいなら、アメリカン・ニュー・シネマのほうももっと褒められていい気がする。 ところが、だ。 同じ人がアメリカン・ニュー・シネマについては酷評しているように見受けられる。 誰か、この違いを説明してほしい。 [DVD(字幕)] 2点(2022-01-25 21:25:36) |
25. 君に届け
《ネタバレ》 ラピュタで一番キャラが立っていたのは、ドーラだった。 誰が為に鐘は鳴る(映画版)で一番キャラが立っていたのは、ゲリラの女頭領だった。(ちなみに映画そのものはかなりつまらない) この映画で一番キャラが立っていたのは、くるみちゃんだった。 このくるみちゃんだが、完膚なきまでに敗ける。しかも、卑劣な策を弄しても、まだ敗けた。 そのことをくるみちゃんが、はっきりと理解する場面が描かれていた。(しかもここは二段重ねだ) 更に、映画はこのくるみちゃんに負け惜しみを言わせる。 ここはあれだ。サウンド・オブ・ミュージックで富豪の未亡人が失恋した時に、体面を保たせた場面を思い出させた。 野球少年は、自分が好きな女が失恋した時に、その場に居合わせた。立場上反応は出来ないのだが、彼女の痛みを感じ取る。だが、この場面は観客に、野球少年が自分がしているのが片想いであることを、そして相手が誰のことを好きだったのかを知っていたことを理解させる場面でもあった。 丁寧な映画だ。 そして、誰も悪者にしない。 前述のくるみちゃんも、ラスト前で、良い役がまわってくる。 おそらく原作ありじゃないかと思うが(原作なしのオリジナル脚本でここまで書けるやつは今の日本にはいない)、俺は丁寧に描かれてさえいれば、ただそれだけで評価する。 [DVD(邦画)] 8点(2021-12-18 06:50:05) |
26. カレの嘘と彼女のヒミツ
どうやら恋愛映画であるかのような売られ方をしたらしい。 そのため、この映画に恋愛を期待した人が低評価したのは、致し方ない。 20221030加筆 この二、三十年の間に作られた映画の中で最高傑作! これを観てコーフン出来ないなんて、はっきり言ってどうかしてる! 力石や印南に匹敵するバーバラ・キャンベル・ハイフン・ダン。 突き抜けた名セリフだって、目白押しじゃないか。 なぜ、この痛快さがわからないんだ? なによりも・・・、見事だった。 「これが私の最高傑作」 [DVD(字幕)] 10点(2021-12-16 04:34:53) |
27. 重力ピエロ
1時間32分。着想は悪くないんだが、このもってまわった小細工の羅列が腹立たしい。あらゆる意味で、無能だ。 久しぶりに不愉快極まりない映画を見た。 <- なんだ、既に言われてるじゃん! もうひとつ。 素材のわりにまったくかなしくない。驚異的だ、これを意味の喪失という。 軽妙なタッチや、家族愛はけっこうだが、 かなしくないなら、なぜ復讐(あるいは浄化)する必要があったのかね? まあ、イマドキの日本映画は無駄にニセモノの希望を提示しなければならないものらしい。 そして、だからこそ、今や日本映画は世界中から馬鹿にされているのだ。 [DVD(邦画)] 2点(2021-12-16 04:03:42) |
28. ハウルの動く城
時間を置いて、何度か観ているうちに、五回目くらいから、意外といい映画だったことに気付いた。 うん、これはかなりいいぞ! 見た目のバカっぽさにだまされてはいけない。 [DVD(邦画)] 8点(2021-07-11 03:42:53) |
29. 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~
定番の議題は、ミンメイ派か早瀬美沙派か。 私はもちろんミンメイ派。ちなみにテレビ版ではものすごく性悪だ。あくまでも映画版のミンメイが好き。早瀬美沙が男に受けるのはわかるが、ああいうのは好みじゃない。っていうか、むしろ腹立つ。 飯島真理さんの歌では「私の彼はパイロット」と「ゼロジー・ラブ」が好き。映画には登場しないが「セシールの雨傘」はいい曲だ。 書きながら思ったのだが、この映画にはマニア的ファンがついている! おおっ! そうか。ゲーセンのゲーム。これは数少ないエンディングまで行けるゲームだったわ。 [DVD(邦画)] 8点(2021-06-16 02:23:49) |
30. ツインズ・エフェクト
俺はこの映画でジャッキー・チェンが思いのほか芸達者なことを知った。ジャッキー・チェンの場面以外、観れたもんじゃなかったからだ。 [DVD(字幕)] 1点(2021-05-12 06:58:20) |
31. ビースト・ストーカー/証人
キーワードは、業、罪深い。 すべて日本人が忘れたことだ。 日本人は幸福になった。おかげで忘れてしまいたいことを忘れることができた。 だが、俺はこの救いのなさが好きだ。郷愁と言って差し支えない。 ラストで抒情になるのは見事である。号泣すべし。 [DVD(字幕)] 8点(2021-05-12 06:30:21) |
32. 悪霊のはらわた
アルバトロスが見つけてきた佳作。 既に十数回は観ているが、非常によくできている。 邦題が例によって、パクリであるかのような印象を与えるが、そういう脈絡のものではない。 なお、ゴア表現とかそういうものを理解しないので、そういう観点からの評価は出来ない。映画として、非常にこなれている。 2023/10/8追記。 上の人の書いていることが、なんだかものすごくズレている。特にズレているのが、この映画を「ゾンビもの」だと言っている点だ。 この後、初めて気づいたのだが、JTNewsのカテゴリ分けで、この映画は「ゾンビ映画」に分類されている。 JTNewsが見ずにカテゴリ分けする場合は考えられる。 しかし、上の人は見た上で、これを「ゾンビ映画」だと思っている。 ふーむ。どうやったら、これが「ゾンビもの」に見えるんだろうか? [DVD(字幕)] 8点(2021-05-06 03:38:35) |
33. そこのみにて光輝く
【火蛾】さんの俳句が良い。こういう表現ができるようになりたいもんだ。 映画に関しては、この20年来のお決まりで、ラストでは無理に希望を提示しなければならないようだ。 大衆は現実に耐えられなくなっている。 [DVD(邦画)] 6点(2021-04-19 02:00:02) |
34. ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
私の感想は、 ものすごく退屈で、あえりえないほどがっかりさせた 映画だったということです。 あ、違いますね。がんばって否定するほどの価値はなく、単に見て損した、取るに足らない映画でした。 別に0点でもよいのですが、私の場合、10点、9点、1点、0点は特別な場合に予約されていますんで、 2点、つまり映画としての最低点にしときました。 退屈な理由や、面白くないと感じた理由を説明するのはかなり難しいことです。 【フィンセント】さんのレビューが、自分が深堀できなかったことを説明してくれていました。 [DVD(字幕)] 2点(2018-03-26 04:52:08)(笑:2票) (良:1票) |
35. 戦場のメリークリスマス
おそらくこの映画について、今後の人生において言及することは二度となさそうなので、ここで言及しておく。 高校生の時に映画館で見た。おどろくほど退屈な映画だった。 まさに映画没落期を立証するようなくだらなさ。 二度と見たくない。ちなみに近所に図書館があって、DVDの貸し出しがある。それでも借りることはないだろう。 [映画館(字幕)] 2点(2018-03-19 03:35:22) |
36. 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間
かなりがっかりしました。まったく面白くありません。 [DVD(邦画)] 2点(2018-03-19 03:18:32) |
37. NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ
マジか? なぜ、こんなに評価が低いんだ? しかもレビュー数、少なっ!! めっちゃ面白かったんだけどな・・・。 マンガ的だけど、それも狙ってやってると思うし。 ここは重要だ。 ニッポンのマンガ+日本人監督。絶対に狙ってるぞ。 しかも、数少ない日本人監督のハリウッド・デビューじゃねーか! そこだけでも、もっと贔屓目に見てもいいと思うぞ。 つーか、これが俺の十数年ぶりのレビューなんだけど。 <- 他の人にとってはどうでもいいことだけど、自分にとってはかなり記念的なことなんで、わざわざ書いてみますた。 ところで この3年くらい、グロ系の映画にハマっていたので、この程度では全然グロさは感じません。というか、どこらへんがグロいんですかね? むしろ爽快なアクション映画にしか見えないんですが。 [DVD(字幕)] 7点(2018-03-19 02:52:58)(良:1票) |
38. キルミー・レイター
へたくそな映画である。気に入らないのは、音使いと、ストップモーションやらスローモーションやらの使い方。ホンは悪くない。そして、ヒロインが気に入ったので、5点か? 5点(2003-07-21 00:32:13)(良:1票) |
39. ガメラ 大怪獣空中決戦
へえ、そうなんだ。自衛隊が全面協力してたのね。それと、たしかにゴジラは評判悪いね(金儲けがしたかっただけなのねと言われている)。ところで、ガメラなのだが、例によって、ヒロイン(年上の方)は壮絶な美人である。そして、演技がへたくそである。しかし、それはヒロインの問題ではなく、うーん、演出の問題かなあ。2が洗練されているのに比べて、おそろしくへたくそなのである。科白回しも「それはちょっと、唐突だろう」と思わせる(酒場で飲んでいるシーンなど・・・他に何個所かあり)。もちろん上手いに越したことはないのだが、しかし、1の方が面白いと思うし、かつ好きなのである。映画(の作り手)に必要なのは・・・若さかな? ホントはそれだけじゃないが、若くてへたくそなのは、好もしい。ラストで用心棒(クロサワ)(違ってたらゴメン)になってしまうところが、「うーん、日本映画」って感じ。 5点(2003-05-13 04:51:52) |
40. ザ・ワン
なに? けっこう評判が良いジャン。予告編は、良かったんだけどなあ。予告編以後、まったくウワサもきかなかったが、見ればその理由は良く分かる。ところで、主人公は空中で力学に逆らった動きをしているが、アレはなに? ただし、個人的にはキライじゃない。 4点(2003-03-21 02:17:12) |