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Tolbieさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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401.  ジャンピング 《ネタバレ》 
 スゴイな、コレ。  アニメーションの原点であろう、動きの気持ちよさ、というようなものを感じる。浮遊感。空でくるくる回っちゃう飛び跳ね感。 アニメーションは、動いているもの、動いていることを楽しむものだが、その動きに観ている者を巻き込んでしまうのは見事。  只々ジャンプする、その視点だけで、作品になっちゃうスゴさ。もっと、色々なところへ跳ねてほしい、もっともっと観ていたくなる短編。  このアニメーションは、もちろん画面で描写されている、各場面を楽しむものだけど、同時にこの浮遊を「体感」するアニメーションだ。
[DVD(邦画)] 9点(2012-10-06 18:10:44)
402.  ある街角の物語 《ネタバレ》 
 音楽に乗せて動く、ポスターに描かれた人たちが愉快で面白かった街角。軍関係のポスターが現れ、壁中を席巻する様は、明らかに軍事批判なんだけど、戦争によって街はひどい事にはなったが、同時に様々な事が解決している。  女の子は、ぬいぐるみを取り戻せたし、街路樹は種を地に蒔くことができた。二人の音楽家のポスターも、添い遂げ二人の演奏をすることができた。  普通に考えれば、どんなに困っても煮詰まっても、戦争というのはすべてを破壊してしまう、という事なんだろうが、私は逆に考えてしまう。   ま、生き残った女の子と木々の新芽が、希望を感じさせるのだけは確かである。希望というのはいつでも、「これからの命」にあるものだ。
[DVD(邦画)] 7点(2012-10-06 18:10:19)
403.  現金に体を張れ 《ネタバレ》 
 この強盗のキモは、バーで騒ぎを起こして、警官を引きつけた隙に内部に入り込み、窓から金を放り投げて、仲間に渡す。たったこれだけだ。持ち込むのに苦労したでかい銃より、自動拳銃1丁もあれば充分だったはずだし、馬なんて殺す必要もない。  でも、見ている途中では、そんな事わからないので、着々と計画が進んでいるさまが、ドキドキ感を盛り上げる。ただし、各人の行動を描写する時に、時間が戻るのがちょっと違和感。悪妻の若いツバメ絡みの話とその描写を、もうちょっと見たい気がした。なんか、「あ、お前いたんだっけ」的な感じ。 
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-05 19:01:46)
404.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
旧作は未見。  触れた生き物に擬態できる宇宙生命体が、南極基地の人間を襲う。人間に擬態できるから、仲間を信用出来ないという、サスペンス。   でも、触れた生き物に擬態ってのが、ちょっと漫画的で、しかも細胞レベルで、相手に擬態って、リアリティに欠けるな。液体一滴で生きていて、それに食われちゃうっていうのに、それが分かる前の段階で、もうピチャピチャ、チャプチャプ、ランランランだもの。全員感染しててもおかしくない状態だったし。   とは言うものの、なかなかドキドキ・ハラハラさせてくれて、楽しめました。宇宙生物は、キモチワルくていいんだが、も少し見せ渋ったほうが、いいんじゃないだろうか。姿を見せちゃった後のETみたいで、ちょっと生きてる感に欠ける。
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-04 02:56:15)
405.  ネバダ・スミス 《ネタバレ》 
 両親を殺された、白人・インディアンの混血児の復讐譚。  3人の犯人のうち、2人目を倒した後で、神父だか牧師だかに救われ、復讐を諌められる。3人目の悪事に相乗りするかに見せて、その現場で復讐を果たそうとするが、この男だけ息の根を止めるに至らす、大怪我を負わせただけで、去ってしまう。   キリスト教徒的には、あるいは、現代的なモラリスト的には、いい結末なんだろうけど、この人はインディアンの女の善意と希望を踏み越え、土着の農業女の命の犠牲の上に、そこに至っているのだから、初志貫徹して欲しい気がする。   最後に出てきた、主人公に銃と復讐の手ほどきをした商人が、最後の最後になにか絡むのかと思ったが、残念。ここで出てくると、彼の別れ際の言葉「仲間と言えども信用するな」が、重要な伏線として、効いてくるのかと期待してしまうじゃないか。
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-03 23:21:54)(良:1票)
406.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
 ラジオ番組で、竹内香苗嬢がオススメしていたので鑑賞。  あちこち壊れてるし、みんなで押さないと動かないけど、それでもそれに乗って走らなきゃいけない。なるほど、あのポンコツワゴンは、この家族そのものなのか。  でも、乗ってる奴らは、乗っているにつれて、だんだんマトモになってきてるよ。   みんなで、舞台に上がって踊る場面より、帰るときにみんなでワゴンに乗り込むシーンに、何故かグッときた。
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-02 14:10:43)
407.  男はつらいよ 《ネタバレ》 
 モノクロから始まる導入部、公開時にリアルタイムで見た人たちは、当時の白黒のTV版を思い出しながら、見たのかなあ。   物語の始めこそ、状況説明的に描写が進むが、さくらのお見合いの席あたりの寅さんの「舌好調」ぶりは、今見るとイタイほど。見ているこちらが恥ずかしくなってきて、いたたまれない。当時はあれが、庶民感覚として受け入れられていたのだろう。  それにしても、志村喬、というか子を思う親の心は泣かせるなあ。寅さんじゃないけど、すっかり気持ち持ってかれる。  そして、寅さんの初フラれ。意外とあっさりしていて、ちょっと拍子抜けではある。   後に何十作と作られるシリーズの、ほぼ基本的な構造が、第一作目にして出来上がっていたことに驚いた。というより、何十作も見たくなるような、フォーマットを的確に作り上げたセンスに拍手、と言うべきか。
[地上波(邦画)] 8点(2012-10-01 10:08:55)(良:1票)
408.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 
 今まで、『ポセイドン・アドベンチャー』の二番煎じっぽいイメージで、敬遠していたのが大間違いの面白さだった。『ポセイドン~』のような、感動の名場面というのは無いけど、消防士と設計者二人の男の魅力がスゴイ!ビルに取り残された人のドラマとして、何組かの恋人たちが登場するが、そんなモノよりも、やはり、この二人の男のドラマだと感じさせる。  次第しだいに事故が明らかになり、大きくなっていって、最初の人々の考えの甘さも相まって、惨禍を大きくしてしまう様が、とてもドキドキするスリルになっている。  それと、いい加減な施工をした悪者が、結局天罰(というより蜘蛛の糸的な自滅)をうけるのもいいな。さらに自分的には、最後ネコが助かってよかった。   ところで、施工者だけのせいにしている様に見えるが、動作やフル定格のチェックなど、しないのもどうかと思う。私は昔、電気の先生に、定格を超えた電線は、線のすべてが一気に燃えるから(一本の線には、どこにも同じだけの電流が流れているから)気を付けろ、と言われたものだが、あんな恐ろしい手抜きがあるのだろうか…。
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 08:03:10)
409.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 
「死んでいったもののメッセージを受け取るのは、生きているものの義務です」 と看護婦は言う。 3組の死に別れのドラマの中で、そんなこと描こうとしたのかなと、色々と考えあぐねたが、どうも釈然としない。やっとその訳が分かった。  この事件で一番の被害者、一番救われなきゃいけない被害者が、放ったらかしだからだ。吉永くんである。   もちろん、去りゆく人の思いは大事にしたいし、そうやって人は少しずつ、進歩してきたのだし、これからもそうあるべきだろうけど。でも何だかんだ言っても、今生きている人が、一番だ。   そういう意味では、最後のシーン、あの後少年たちがどこへ向かったのか、非常に気になるし、問題だ。方角的には、七福神めぐりっぽいが、そんな事する前に、吉永くんのところへ、詫びに行くのが最優先だろ。東京駅は反対側だぞ。  また、刑事たちの活躍により、若き少女がカレシの思いを受け誤らなくてすんだのは、良かった。刑事が相手にしているのは死体だ、と看護婦は言うが、死体が持っていた思いを拾ってやるのも、生きているものの義務かもしれないよ。   それと、内容的には関係ないけど、「道」のスタート地点に、何で飛ぶものなんだろう?飛んじゃったら、道、関係無いじゃん。
[DVD(邦画)] 5点(2012-09-28 15:59:34)(良:2票)
410.  ウルトラマンサーガ 《ネタバレ》 
 何年か前のウルトラマンゼロの時の、パラレル宇宙の設定を使って、うまい事新たな世界を作っている。無限に新たな世界で物語を作ることができる、打ち出の小槌だ。そして、大勢の人を攫われたことにして、人のいないバトルフィールドを設定している。この新たな世界に、女の子だけの「地球防衛隊」を作り上げて、子供を守ろうとする気丈な少女たちを描いている。  どこかの映画で見たような感じの一人乗りのロボットで、彼女らが冒頭に展開する作戦が、後の伏線になっていて、その辺も見事。欲を言うと、最後もっとバランス崩して効果を持たせてあげたい。   物語の「諦めない心」とか「守りたい気持ち」的なことは、もう好きにやっていて、と言う感じ。実際の子供世代にどう響くのか、自分にはもう分からないけど、そういうもの無しのこの手の映画は、やっぱりどこか寒いから。   新マン世代として。ウルトラマンに勝った、唯一で最強の怪獣、ゼットンの新しい解釈は、なかなか良い。虫みたいだな、と思っていた幼生は、「そうだ、コイツ宇宙恐竜だったっけ」と思わせるカッコで、操っている奴と一つになった成体も(もう少し初代のテイスト残してもいいが)、全体としてはスタイリッシュでカッコイイ。でも、サーガのデザインは、どうなのかな?   今の日本の2大ヒーローの一方として、真面目に上手く直球勝負的に、作られていると思う。もう一方の等身大の人のように、変にひねってたり難解だったりセずに。
[DVD(邦画)] 6点(2012-09-28 08:23:18)
411.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》 
 時間を自由に移動できる、という発想とその描写に対して、行った先の世界の魅力が釣り合ってないのが残念。「良い世界ではない」という意味ではなくて。  未来に行って、大冒険をして帰ってきたが誰も信じない、という、この「大冒険」の部分の面白さと、信じてくれないというオチを見せたかったのだろうが、いかんせん、「未来に行く」という部分の魅力が大きすぎるのだと思う。花の開花の微速度撮影など、映像的時間操作をそのまま上手く、タイムマシンの動作として見せているのもさすが。  タイムマシン装置自体もうまく作ったものだ。あそこまで作ったら、キャスターくらい付けたかったろうが、定点という所がまた原初っぽくていい。最初の機械があの形なら、なるほどエメット・ブラウン博士が、自動車に組み込んだのも素直に頷ける、などと思うのも今となっては面白い。   それにしても、アメリカ映画の主人公は、異国の地でも戦場でも、宇宙の果てでも未来でも、必ず現地の女と恋に落ちるな。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-22 07:13:06)
412.  海底超特急 マリン・エクスプレス〈TVM〉 《ネタバレ》 
 30年前に見損なったテレビスペシャル・アニメーションを見れるとは!と、思ったら、普通にTSUTAYAにあるのか。  アメリカ西岸部と南太平洋の島々、そして東京を結ぶ、海底列車の中で巻き起こるサスペンス。…のはずが、途中から、ヘンなSFになっていて、時空を超えて太古の海洋帝国と宇宙人の戦いの物語に。  途中まで引っ張った世界観と、後半のそれが違い過ぎで、きつい。なんでも、手塚の構想では、ムー帝国と宇宙人の戦いのほうがメインだったそうだが、放送当時でさえ、ムー大陸の古代文明なんて古臭い話だった。  ああ、でも物語の着地点では、「愛が地球を救」わなきゃいけない事情があるのだから、難しいものだ。
[地上波(邦画)] 3点(2012-09-16 10:58:08)(良:1票)
413.  ぼくの孫悟空 《ネタバレ》 
 手塚の方も西遊記の方も、原作は読んだことがないので、どの辺が誰版の脚色なのかはサッパリ判らないが、普通に面白い。  私の世代で『西遊記』というと、堺正章主演の連続TVドラマがまず浮かぶ。連続ドラマだから、旅の途中の魔物との戦いがメインのドラマだった。しかし今作は、悟空の誕生から修行の後、力をつけて天界での大騒動を経て、三蔵と旅を始めるあたりまでを描いている。西遊記は戦いの旅の物語ではなく、孫悟空の成長物語なのだと、思わせてくれる。  ところでいくつか、わからないことがある。冒頭、悟空の生まれる時に、崑崙仙人が「我が片割れ」と言った事情、火の化物になった生まれたばかりの悟空を鎮めるアイリンが、光ったこと。何か回収しきれなかった伏線だったのだろうか?
[地上波(邦画)] 7点(2012-09-16 10:56:16)
414.  タイタンの逆襲(2012) 《ネタバレ》 
 これ、登場人物の多くは親兄弟、親戚といった範囲の争いだからな。なんだか、嫌になってくる話だ。こんな連中を、神と呼ばなきゃならん人間が、一番不幸であることは、間違いない。  で、戦い・殺し合い・戦い・殺し合い、ずーっとそんな話で、親・兄弟が殺しあう事のドラマなんか通り一遍。そんなの期待しちゃいけない。描く気もない。そういう映画。  まあ、薄々そうではないかと思っていたが、やっぱり騙される。わかっちゃいるけどやめられない私は、やっぱりタダの人間だ。
[DVD(字幕)] 4点(2012-09-09 15:49:28)
415.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 
 ダメだと思っていたもの、旧式で「使えない」と思っていたものが、そうではないことを証明する物語。   前半、というか大半は、イージス駆逐艦の話で、シリアスで四苦八苦の戦闘物語である。アメリカ映画によくある「SFXの力技で見せるパニックムービー、大した内容なし。」に見える。ご都合主義的な展開も多い。  しかし、ミズーリでの戦いは、非常に面白い。第二次大戦の頃の戦艦が、(宇宙船にするでもなく!)宇宙人と戦うってアイデアが、奇抜で良いし、単純に古いもの、ロートルでも役に立つって話も、この年になってみると嬉しい。登場時こそは重々しくカッコ良かった退役軍人たちも、艦を稼働する時にはアメリカ人らしいノリの良さで、楽しささえ感じてくる。そして、その戦いも旧式艦のハンデをカバーするような、奇抜な作戦が見事。何より何より、巨大戦艦が海上を航行する、その勇姿のカッコイイこと!  このミズーリの部分は、もうっとたくさん観たかった。もっと描く事もあったはず。前半子供に「戦艦と駆逐艦」について垂れた講釈と絡めて、もっとダメだと思っていたもの、「戦艦ミズーリ」をフィーチャーしても良かった。  ところで、「犠牲者が出るから手が出せない。こっちに来て副操縦席に座ってみろ」なんて言う司令官は、軍人としてどうなの?
[DVD(字幕)] 7点(2012-09-07 20:35:58)
416.  2012(2009) 《ネタバレ》 
 この映画に対する不満は、全てここに描かれる生き残り策への、倫理的な嫌悪感に尽きる。物語の中の行動に、文句を付けるのは野暮というか、神に文句を言うくらい無意味だと、最近思い始めてはいるが、それにしてもこれを作った人たちの倫理観が透けて見えるようで、反吐が出る。   私の感覚では、最後に「助かった!生きててよかった!メデタシメデタシ」とする物語では、その過程で重大な倫理欠如があったら、ダメだ。つまり、命のチャンスや権利をカネで買うという方法論は、NGだ。  腹いせのように人間の王の姫を誘惑して産ませた子に、戦いを押し付けて、最後メデタシメデタシとした『タイタンの戦い(2010)』を思い出す。  実際、自分は興奮冷めやらぬ「劇場鑑賞直後バイアス」がかかっているはずの時点ですでに、「ケッ、オレはあの船に乗れない組じゃねえか!」と思わずにはいられなかった。(今、Goolgle先生に教えてもらったら、一人あたり1027億円だそうだ)   つまり、誤解を恐れすに、この映画を一言で言うと、終わりよければ全てよし、である。…いいのか?
[DVD(字幕)] 4点(2012-09-05 01:26:35)
417.  白昼堂々 《ネタバレ》 
 男はつらいよの前年かあ。この頃の倍賞千恵子の美しさは尋常じゃないな。こんな人をよくもまあ、あの寅の妹にしたな、と妙な所に感心する。  面白そうと思った柱が3つ。  ・集団万引きのスリルと滑稽さ。 ・娘の将来と友情に板挟みになった男の生き方。 ・凄腕女スリとの契約結婚。   1つ目に関しては、まあまあ。スリル側より、オモシロ側が勝っているが、基本、喜劇だからな。でも最後の"作戦"は、もうちょっと緻密にスリリングな感じ、というか、水上バスのシーから続くシリアス感を期待していた。  2つ目に関しても、そこそこ。直前まで、断り続けていたのに、手を貸してしまった葛藤をもうちょっと。「人情」喜劇の大事な部分だと思う。  3つ目、契約結婚の後、ワタ勝の留守を預かるようになるまでの、二人の関係をもうちょっと見たかった。何か唐突な感じを受ける。  全体的には、面白いし、豪華な出演者を楽しめる。
[DVD(邦画)] 6点(2012-09-04 14:14:34)
418.  歓びを歌にのせて 《ネタバレ》 
 リリコおすすめの映画だというので観てみたが、ありがちな単館系の感動映画。それでも、ちょっと盛り上がりに欠ける感じ。  歌を歌うということに、"人の生き方"を絡めてくるようなタイプの、そういうコーラスを望んでいたわけではないだろうに、主人公は、そういう精神論から始めちゃう。映画もそうであろうとしているのか、物語はちょっとは彼らにも変化があるが、それほど劇的に変えたようには描かれない。  そんな彼らの、生き方としての歌を聴かせてくれると思った、最後のコンサートはクライマックスを期待させるが、タイトルの割にはそこでは実際の歌はなし。ここは歌でしょ!会場中の大ハーモニーってのはちょっと感動的ではあるが。…あ、原題には「歌」は入ってないのか。  しかし、最後にあそこで主人公が来れない展開は、悲しい。主人公は、自分の心因性の発作を知っていて、なお、コンクールに参加することを選んだのだろうが、そこの所の葛藤やら、決意やらがあまり見られないので、もう大丈夫なのかと思ってしった。でも、「あれ?やっぱりダメなの?」という感じで、ビックリさせられる。と同時に、「え?この人自身が変わる話じゃないの?」
[DVD(字幕)] 5点(2012-09-02 11:23:45)
419.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 
 ラジオ番組での、赤江珠緒嬢のオススメ作品なので鑑賞。  何だか啓発サークルっぽいものに対する嫌悪感、と同時にポジティブ志向・ポジティブシンキングに関する胡散臭さ、というようなものが思い起こされて、そういうものをヨシとする「オレ、ポジティブだろ?」的な風潮に、辟易している自分には、ほうら見ろ、とも、うんざり、とも言える物語。  確かに、無理やりな「イエス」によって巻き起こる騒動には、笑わせられるけど、その出処に、先述の通り不満を持っているので、中々素直に笑えない。多分これは、そういう事を考えずに、「笑えればいい」というだけで観る、ライトなラブコメ、という種類の映画なんだろう。  で、最後の古着寄付の件で、やっと「ポジティブ派」への皮肉になるのだけど、そこまで辿ってきて、それをやるのは、カール、アンタ結構イヤなヤツかも。
[DVD(字幕)] 4点(2012-08-30 09:19:39)
420.  ピカドン 《ネタバレ》 
 最初に観た時には、固まった。これは、商業映画でなかったために、わりと作られてから早いうちに、朝の情報番組で放送したのだ。  一度それを書いてから消した(!)という、トレス線の無い、絵本のようなやさしい絵柄の子どもや人々が、一転、ドロドロ溶けてゆく描写は、非常に恐ろしいものだった。  子供のあこがれや、おもちゃも、実はその延長(或いはその根が)に、恐ろしいものになりうるとでも言うようもに、子供の作った紙飛行機が、やがて黒い飛行機となって、現在の町の上を飛ぶというシーンも、示唆的で怖い。   LDの時代までは、販売されていたのだが、今は手に入れることが困難な映画であるが、公共図書館くらいには置いておいても良いのでは…と思ったら、大手動画サイトで見れるのか。うーむ。
[地上波(邦画)] 8点(2012-08-29 02:56:33)(良:1票)
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