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441.  アイアンマン3 《ネタバレ》 
 私にとってのアイアンマンの魅力って、あり得そうな工業的技術によって実現する、バトルスーツヒーローという部分である。いわゆる超人でない、テクノロジーの物語だから良いのだ。  そういう世界に一番似合わないのは「怪物」だ。確かにバイオテクノロジーは科学技術だが、今の工業技術とアイアンマンの間の飛躍度合を、遥かに飛び越えたエクストリミスという技術は、魔法というかもはや「怪獣」に近い。  それがアメコミの敵役だと言われればそうなのかも知れないが、今までの(少なくとも映画版の)世界観とちょっと違ってて、私には残念に映る。   今回の物語の中心軸と思われる、トニー・スタークの心の話・「私がアイアンマンだ」に着地する話にはあまり興味をひかれなかった。彼がどんなにスーツを捨て、ナントカリアクターを取り外して自分を取り戻した気になっても、物語がそこに帰結するように出来ていない気がするのだ。  それに、どうせアベンジャーズ2でアイアンマン復活するんだろうし。   それにしても、一番手前に設定されている3D版字幕って、目が疲れるわ…。今度から2Dで見よう。
[映画館(字幕)] 5点(2013-05-12 02:56:47)(良:1票)
442.  相棒シリーズ X DAY 《ネタバレ》 
 今回の映画は、我らが「イタミン」の活躍を楽しむ映画である。間違っても権力者たちの陰謀や巨悪を暴くなんて期待してはいけないし、キャッチコピーの「何に挑むのか?」とか「何と戦っているんだ?」なんて事に答えがあったりしない。「その時、全てが終わる」なんてことも絶対にない。  「この国の人間は多少の事があっても、今日と同じような明日が訪れると思ってる」なんて言いながら、ものすごい取り付け騒ぎを描いたり、思わせぶりだが嘘くさい札束乱舞シーンなど、イロイロとチグハグ感もあるが、その時々にちょっとだけ風刺めいた事言えればOK!なのだ。  それが「相棒シリーズ」なのだ。ものすごい権力の暗部をかすりながら、結局はただの殺人事件。判明した巨悪には「ザンネ~ン!」なのだ。毎週ゝあるTV版でそこを突くのはさすがに酷だと思うが、劇場映画版でさえそうなのは、ちょっと残念な気がするのだが、最近やっとあきらめがついた。   そこさえ吹っ切れれば、今作はイタミンのカッコよさ炸裂の好作である。必然性の殆どない、数々のレギュラーメンバーの登場も「顔見れて良かった」と思えるような、シリーズファンに向けた映画なのだから。そういえば、杉下右京の要らなさ加減もかなりぶっちぎってたなあ。
[映画館(邦画)] 5点(2013-04-08 14:21:45)
443.  大奥絵巻 《ネタバレ》 
 大原麗子は確かに愚かだ。姉さんたちがよせと言うのに、きれいな着物が着たいなどと言い、勝手に大奥に入っちゃうのを見て、頭いいのに制服のためにアホ高校へ行く、と言っていた同級生を思い出した。女ってそういうもんなのかねえ。  それと、恋人が浮気をした時に、男はその恋人を憎むが女は浮気相手を憎む、という言葉をも思い出す。この人たちにとっては、家斉の意向なんて、関係ないのだな。 
[地上波(邦画)] 5点(2013-04-02 01:24:47)
444.  刑事物語3 潮騒の詩 《ネタバレ》 
 沢口靖子のデビュー作で、初々しい彼女を見られるのは、本作ならではの魅力ではある。しかし、だんだん話が面白くなくなってきている。  私にとっての刑事物語は、片山元という人への興味が一番なので、事件と彼の人生が交わるような話を期待していたのだが、本作では犯人を待ち伏せしている間に、女子高生と楽しく暮らしているだけにしか見えない。  そして、せっかく片山の母の境遇が明かされたのに、犯人の母親の件がただの通過点になってしまって、母と子の話が忘れ去られているのが残念。もっとも、この物語を母と子の話にしちゃうと、せっかくのシンデレラである沢口の存在が軽くなっちゃうか……。
[地上波(邦画)] 5点(2013-03-27 21:57:13)
445.  映画 ひみつのアッコちゃん(2012) 《ネタバレ》 
 ひみつのアッコちゃんと言うのは「なんにでもなれる」のがいいんであって、ただ「大人になれる」のとは違うと思うのだ。   しかし、この映画は「大人っていいなあ」から強引に、子供が大人を経験する物語に展開する。綾瀬はるか主演というのが決まっているから、しょうがないのかもしれないが、だったら『メルモちゃん』でもやればよかったのでは。そりゃあ、多少は他の人やシッポナになったりするけど、変身の面白さがほとんど出ていない。  というか、このプロットならテーマは鏡の精の言った「大人って何?」だろうが、アッコが経験する会社の話が、それに答えを出す或いはそれを導き出すほどのモノでない。いや、かなり陳腐な話で、今時あんな会社乗っ取りの話や、株主総会の逆転劇なんか、テレビドラマですらやらないであろう。  だから、最後の魔法でアッコが自分自身を選ぶシーンは、その前段階の話がちゃんと設計されていない為に「そこは『ラミパス』でいいんじゃない?」なんてツッコむ隙を与えてしまう。実際、見ていてそう思ったし、もっと言うと、戻れなくなっちゃったから自分に戻るではなくて、何にでももう一回の選択の中から、子供である自分を選んだという結末が見たかった。   最後にどうしても拭えなかった違和感について。魔法少女の変身時の呪文は、少年向けヒーローの技の叫びに匹敵するものだと思う。「ライダーキーック!」や「ブレストファイヤーッ!」のように。この部分のカッコ良さ、爽快感はかなり重要だ。アッコちゃんの変身は「○○になぁ~れ~!」であって、「○○にな~あれっ!」ではないと思うのだが、どうだろうか? 
[DVD(邦画)] 5点(2013-03-26 06:41:08)
446.  大魔神逆襲 《ネタバレ》 
 今回の物語の中心は、少年たちの冒険物語。正直、(少年役者たちに罪はないが)その一人が川に流されてゆくシーンの演技の拙さに引く。メインの視聴者層はやはり子供だと思うが、だからこそ、あからさまな自己犠牲によって、魔神が発動するのもどうかと思う。まあ、これは今だから言えることで、当時見ていたら、自己犠牲というものの胡散臭さには気付かなったと思うが。  それにしても今回は、煮えたぎる沼(?)の地獄谷とか、そのセットのしょぼさと相まって、あまりにもリアリティを失った。   ところで、この作品はどういう意味で逆襲なんだろうか?鷹を殺されたから?自身を木っ端みじんにされた前作を『逆襲』にして、農民と少年を苦しめている今作を『怒る』にしたほうが、名と体が合ってないだろうか?
[DVD(邦画)] 5点(2013-03-24 22:24:38)
447.  網走番外地 大雪原の対決 《ネタバレ》 
 物語の大元となる話が、ちゃんと刑務所内の事件にあって、ムショ内の描写も(オカマが多いのは閉口だが)しっかり描いている。  舞台も北海道で、そういう部分では『網走番外地』っぽい。我も我もと集まってくるムショ帰りの仲間というのも(あまり)無く、かなり物語を立て直した感がある。  鬼虎さんの登場にびっくりさせられるのは同じだが、今作ではそれも、あるカタルシスのための「タメ」で、ここまで来るとそういうのも楽しくなってくる。   しかし、ラスボスを倒すのが主人公でない、と言うのはちょっとどうなのか?とも思う。確かに健さんの当初の目的は白熊にあったとは言え。
[DVD(邦画)] 5点(2013-03-21 16:09:35)
448.  丹下左膳 濡れ燕一刀流 《ネタバレ》 
 苔猿の壺物語の続編的で微妙なパラレルワールド物語。  面白いんだけど、絶体絶命の危機からの脱出場面を省略しちゃったり、裏切者だった与吉を簡単に許しちゃったり、そもそも与吉が左膳らを助ける事にした心境とか、とにかく大雑把で雑。  でも、苔猿の壺の話よりは面白い。悪く言えばTV時代劇的ではあるけど。
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-03-15 02:45:40)
449.  犬神家の一族(2006) 《ネタバレ》 
 主役俳優と音楽、監督と基本的な演出が同じ映画でも、他の演者が違うだけで、かなり印象が変わる。   中でもすさまじい違和感を感じるのが、松嶋菜々子である。この人の眼力は只者ではない。旧作の島田陽子は絵に描いたような「日向を歩かない」感のある女だったが、松嶋の珠代はうっかりすると「知ってますわよ、お母様の出生の秘密くらい」なんて言いそうな強さを感じてしまう。   萎びた旅館のセットが妙にキレイだったり、三姉妹の着物が絢爛すぎたり、という物理的な事よりも、この珠代の強っぽさに代表されるような、人物の「現代感」が、本作にのめり込む心を阻害しているのだ。旧作の持っていた「大昔に、とんでもない金持ちゆえに、異常な金の亡者たちの家族が起こした話」という感じがしないのだ。   映画は時とし時代を超えたりするが、また時として時代から逃れられない事もあるのかも知れない。
[DVD(邦画)] 5点(2013-03-14 06:05:04)(良:2票)
450.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
 人種差別への批判を根底に持った、ウエスタン。と思っていたのだが、どうしても素直に頷けないのは、この映画がバイオレンスを娯楽として見せているという、基本姿勢だ。この監督は、そういう方面で特に評価が高いと聞いている。  派手な血しぶきを飛ばすな、とは言わない。しかし、これだけ見る者の破壊衝動を揺さぶっておいて、人種差別を声高に批判されても「そうですね」とは、言えないな。人間というのは、そんなに都合よくは、出来ていないものだ。特に、なーんにも悪いことしていない、採石会社の白人を殺したときには、本当に驚いた。
[映画館(字幕)] 5点(2013-03-11 05:10:03)(良:1票)
451.  網走番外地 南国の対決 《ネタバレ》 
 山田組での吉岡秀隆を見ると、いつもある種の不愉快を感じていた。映画という仕事の中で育てて貰っちゃってる「特別扱い」感だ。しかし、今回このシリーズで、しかもたった半年の間に(特に胸が)成長した大原麗子を見て、考えを少しだけ改めた。そういう成長を見るのも、楽しいものなのかもしれない。美少女は得だ。   さて、返還よりも6年も前の沖縄。事実上、アメリカだ。そんなところで大暴れしちゃうと、網走どころではない、トンでもない所へ収監されちゃうんじゃないかと心配になる。でも、日本の刑務所よりも、マシな暮らしができるかもしれない。   今作の始まりでの健さんは、普通のヤクザっぽくて、ちょっと引く。世話になった(であろう)組長の、不審な死の事より、組が自分を裏切っていることに憤っているように見えるのだ。そのからくりは当然、想像通りある訳だが、ちょと橘真一のキャラが揺らいだような不安感があった。  ま、最初だけだけど。 
[DVD(邦画)] 5点(2013-03-10 10:10:19)
452.  網走番外地 荒野の対決 《ネタバレ》 
 予告編で「西部劇」と断言しちゃってるくらい、西部劇である。北海道が、どこの西部なのかは判らないが。  それはさておき。   中々、それらしい西部劇だ。雄大な自然と北の果てという設定が、日本なのにちょっとだけ、無法の世界らしく見せている。もちろん舞台が日本だから、腰にリボルバーと言う訳にはいかない。狩猟用のライフルを持っているのが精いっぱいで、誰でもみんなが持っている、というものでないのが、物語上の抑制にもなっている。最後は結局、長ドスというのも、このシリーズらしい。   物語は、本家アメリカの西部劇にもありそうな、牧場主のイザコザの話。今作で虐められる役は、人間ではなく馬。イイモンの牧場の馬がたくさん殺されて、大原麗子がオイオイと可愛く泣くと、健さんも我々も怒り頂点。網走帰り連中が殴りこむわけだが、どうも「こちら側」が強すぎに見えるのが、難と言えば難。それと、ライバルと思われていた杉浦直樹が、結局こっち側というのも、イマイチの原因か。  しかし、最後さあ、健さん。「ヤツ」が撃つ前に、権田の首を叩き落としちまえば、ヤツの撃つ理由も無くなって、すっきり丸く収まったんじゃねえか?そうすれば健さんももう一回、網走に戻って(多分)次の作品につながるし。
[DVD(邦画)] 5点(2013-03-09 10:59:09)
453.  フライト 《ネタバレ》 
 とんでもない技術の持ち主で、人々の命を救ったことが明白なのに、とんでもないクズ野郎でたくさんの法規違反を犯していた男。さて、この人どうしたものか?という映画だと思っていた。   途中までは。   確か予告編では「英雄か犯罪者か?」的なこと言ってたし、ポスターにもそんな事が書かれていたはず。だけど、物語の主眼がだんだんと彼のアル中の話に移っていて、「罪には問われるけれど、正直に生きることに決めました!息子もそんな自分を認め始めてくれていますっ!」で終わられても、こっちはスッキリしない。  飲んでいたことを認めても、部品故障は明白な事実だし、他の誰でさえこの事故で機を着陸できた人は居ないのだから。  この大きなジレンマに対して、飲んでいたらダメ!って画一的な決めつけで終わっちゃうのが、残念だ。   結局自分は、こういう事が起こり、こういう人が現れた時の、周りの人たちのドラマを期待していたのだ。  ある意味、執拗に機長のアル中事情を描写する映画の視点が、彼がアルコールを呑んだのかどうか、しか問題にしていない調査委員会の対応と共に、その答えなのかもしてないが、そういう事じゃないんだよなあ。
[映画館(字幕)] 5点(2013-03-05 22:30:07)(良:1票)
454.  オレゴン魂 《ネタバレ》 
 『勇気ある追跡』のキャラクタを借りた続編的映画。しかし、コグバーンが無理やりついてくる女と犯罪者を追う、しかもその女が父を殺された被害者というのは、あまりにも同じで続というよりリメイク?と思ってしまう。  それでも今回は、危なっかしい小娘ではなく「中年というよりは少しいってる」婦人で、二人の大人のロマンスの香りが微笑ましい。   それにしても、無宗教日本人としては、あれだけのクリスチャンが人に向けて銃を撃つのは、ちょっと理解しにくい。というか、まあ便利に折り合いを付けるものだ、と感心する。西洋人はこういうセンスで、神の名において戦争ができるんだな。 
[DVD(字幕)] 5点(2013-02-28 06:33:27)
455.  続・網走番外地 《ネタバレ》 
 あの網走番外地の健さんが、務めを終えて出てきた後の話。宝石強盗の事件に巻き込まれての、活劇物語。なんか日活アクション映画みたいになってきて、これ以降見ようかどうしようか、迷うレベル。  それでも、主役の健さんは前作で、好感度高くキャラクタが確立していて、それは今作でも変わらず、見ていてついつい応援している。ここぞ、という時に出てくる鬼虎さんもカッコいい!決して面白い映画、と言う訳でもないんだけど、こうなるともう、テキの思う壺なんだろうなぁ。次は望郷編かあ。
[DVD(邦画)] 5点(2013-02-27 05:52:01)
456.  大空港 《ネタバレ》 
 『エアポート75』の方を先に見てしまったから、と言う訳でもないが、こちらはかなり地味。地味と言うよりは、物語の重きが、飛行機の命運のサスペンスよりは、登場人物たちのドラマにあるからだ、という。  「という」というのは、自分には、この人たちのドラマが面白くは感じられなかったからだ。   二組もいる不倫夫婦の物語だが、夫婦間の駆け引きや葛藤などの話は、通り一遍で、しかし不倫相手との話の中心は、飛行機トラブルの話だ。何か、話の中心がはぐらかされている感じ。地上組の不倫は要らなかったのではないか。  飛行機トラブルのサスペンスは、結構楽しめるが、意外なほど簡単に爆弾を爆発させちゃって、もっとドキドキさせてくれてもいいんじゃないか、と思うほどだ。客室の天井の破損も、あまり緊迫につながっていない。なにより判りにくいのは、滑走路をふさいで邪魔になっているという飛行機だ。邪魔になっている図を、映像的に引きで見せて欲しかった。  映像的といえば、破損して飛んでいる状態を見せるとかしないと、「意外に飛べるんだな、飛行機って」なんて、思ってしまった。   という訳で、この映画の中で一番面白いのは、無賃搭乗(しかも常習)のおばあさんのエピソードだ。
[DVD(字幕)] 5点(2013-02-21 23:24:14)
457.  網走番外地(1965) 《ネタバレ》 
 読んだ事ないので分からないのだが、原作がある物語に独自(?)の展開を付けたもの、だそうだ。  健さんの初期の代表作と言える一本で、期待が高まったが、思ったほど面白い映画ではなかった。   でも、さすが原作が獄中記だけあって、刑務所内の話はどれも面白い。犯歴や刑期の自慢話で虚勢を張る連中や、それを大逆転する大犯罪者の話。風呂の入り方などは、何かで読んだ記憶があるが、石鹸がぶら下げられたりしているのに、妙なリアリティと説得力があった。もうすぐ刑期を終えそうなのに、否応なく脱獄に巻き込まれていく状況も面白く、その先の展開にワクワクさせられた。   だが、脱走後の話は、面白くない。『手錠のままの脱獄』の劣化コピーとしか言いようがない。同じシチュエーションでも面白ければ許されると思うのだが、繋がれた相手が最後まで嫌なヤツで、かの作のような感動はない。…のだが、作り手は最後の健さんの行動で観客を泣かそうとしているらしい。ちょっとビックリ。  それに、権田(こいつの名前のテキトーさは何とかならなかったのか?)の大怪我の原因はもうちょっと丁寧に描写しないと、どう見ても危ないのは健さんの方なのに、「ええ!?」って思っちゃう。
[DVD(邦画)] 5点(2013-02-09 23:38:03)
458.  プロメテウス 《ネタバレ》 
 『2001年宇宙の旅』と同じコンセプトの様な話として、途中までとても面白そうな話だったんだけど、未確認生物が出てくるあたりでもう、ダメ。  あんな、はっきりしたエイリアンでなくたって、『アンドロメダ…』を見たらもっと慎重に行動しなきゃいけないくらいの事、分かろうものに…。少なくとも医者には。   というか、こうツッコまれた時点で、もうこの映画はダメだ。あんな連中が科学者だというのが、受け入れられない。そうなると次々とメッキがはがれてくる。例えば、50年生きた者として言うが、あと80年ほどであれだけの科学技術は得られない。旅の目的から考えて、古代語の翻訳機くらい持ってないのはヘン。地質学者は降り立ってすぐに、最低限あの山についた時点で何か調べるべきだろう。   それでも、地球人類のルーツとその創造者たちの話が、もっと面白く結末していれば、21世紀の『2001年』となったかもしれないのに…。いや、ならないか。 
[DVD(字幕)] 5点(2013-02-05 14:48:15)
459.  上海バンスキング(1988) 《ネタバレ》 
 見るまで、かつてレーザーディスクで発売されていた、舞台収録版かと思っていた。そういえば、昔、『ぴあ』で深作版とは違う、と解説されていた版があったのを思い出す。  冒頭導入部の舞台スタッフや、楽器演奏・歌唱の描写を見ると、彼らの舞台人としての矜持を見る思いだ。劇中の演奏も完璧にうまいわけではなく、それがリアルな「ライブ感」で好感度高し。その一方で、始まってすぐあたりのカメラの動かなさ、カットの具合を見て、映画として大丈夫なのか?と、ちょっと心配したが、杞憂だった。もともと物語に面白さがあるから、そんな事はすぐに気にならなくなる。   四朗のアヘン中毒の描写は、原作舞台でも厳しいシーンだが、この映画版は万人向けにソフト。同時に深作版で描かれたような、自虐的反戦部分も無いので、反戦というよりは厭戦。微妙な事ではあるが、主題をバンスキングから戦争へ持っていってしまうような事はない。  私には不思議な事だったが、マドンナと四朗の(かなり一方的ではあるが)、愛の物語として、受け入れられた。うまく言えないが、「セントルイス」でのシーンがあまり華やかでない為に、ジャズメンの主役感が薄いためなのではないか、と感じている。  また同時に、だからこそ、エンドクレジット以降にでも、あの終演後のミニコンサートのような部分を入れて欲しかったとも思う
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-02-03 22:42:25)
460.  臨場 劇場版 《ネタバレ》 
 この臨場というドラマは、検死によって「死者の人生を根こそぎ拾ってやる」というのが、主人公の信条で、映画だってそういったセンでなければ、劇場版でやる意味が無い。  今回、倉石のやったことは、死者の思いを拾ったというより、医療トリックを暴いただけで、臨場らしさがない。  死者の人生を拾うということは、その死者の生前の話になるはずだ。いや、確かに遺族の心の彷徨は描かれている。だが、倉石の拾うのは死んでいった者達の声のはずだ。  しかし、今回の事件は、見てくれ!と言わんばかりの、加害者をめぐる物語である。   しかたがないので、「根こそぎ拾う」のを一時置いといて考える。この事件の一番の重大ごとは、何と言ってもいい加減な鑑定医と弁護士、詐病を見抜けない精神科医、心神喪失を装う被告人だろう。こういう連中に、なんとか「正義の」審判を下して欲しい、と観るものは願う。例えばここに杉下右京がいたら、多少なりともそれを公にしようと画策するだろう。  しかし、このドラマの語り手は(主人公でさえ)、そんな事に関心がない。意図してそういう展開にして、問題提起するという場合もあるが、本作では本気で「そんな事より、人を殺すのはけしからん」というスタンスだ。   結局、倉石の、被害者の人生を拾う気持ちも見えず、陰に隠れた腐った権威にも目を向けず、直接の犯人にだけ興味のある、なんのための、これだけの大事件だったのか判らない、半端な映画になってしまった。  最後に見つけた看板?アレをもっと、検死結果と結び付けられた物語だったらね。  
[DVD(邦画)] 5点(2012-12-10 01:10:26)(良:3票)
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