441. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 旧作も未見なので、今回初めてこの作品を観たわけですが、ストーリーというよりは佐清マスクや逆さ死体等次々出てくるインパクトのある映像が面白かったですね。やはり、日本映画を代表する一本であることは間違いないです。 [地上波(邦画)] 7点(2008-12-29 21:29:48) |
442. UDON
《ネタバレ》 讃岐うどんは大好きなので楽しく観ることができました。特に、「讃岐うどんブーム」がどのようにして起こり、収束していったかについて描いているのは興味深かったです(ブームと引き換えに失うものも多いんですね・・・・)。 しかしまあ、シンプルさと安さが自慢の讃岐うどんをテーマに扱っている割には、無駄な費用をかけているような・・・・。時間もちょっと長かったです。 [地上波(邦画)] 7点(2008-12-23 18:58:05) |
443. ミスター・ロンリー
《ネタバレ》 人生は神の奇跡や他人に頼るのではなく自分で切り開いていくものだというメッセージを感じましたね。特に、マリリン・モンロー(のそっくりさん)とスカイダイビングを成功させた尼僧たちの運命がそれを象徴しているように感じました。 モノマネ芸人だけの集団生活というのも中々シュールで面白かったです。 [DVD(吹替)] 7点(2008-11-19 17:57:49) |
444. バンガー・シスターズ
《ネタバレ》 ロックも半世紀近い歴史を重ねてきていることを思い知らされる作品でしたね。ゴールディ・ホーンの若々しさには驚かされました。 [DVD(吹替)] 7点(2008-11-16 23:48:59) |
445. 拍手する時に去れ
《ネタバレ》 とにかく、いろんな仕掛けがあったり、ユーモラスさとシリアスさを上手い具合に混在させたりとその観客を飽きさせない旺盛なサービス精神に拍手を送りたいです。 何というか、ストーリー(「ああそうなんだ」というのが正直な感想でした)を楽しむというよりは監督の技を楽しませていただいたという感じですね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-14 15:26:16) |
446. バトル・ロワイアル
《ネタバレ》 とにかく「あるクラスが一人になるまで殺しあう」という設定が非常に興味深かったです。また教師キタノの不気味さこそが、国家権力というものの真の姿を象徴しているように思えましたね。 [映画館(邦画)] 7点(2008-11-11 19:06:37) |
447. コントロール(2007)
《ネタバレ》 自殺という結末はわかっているだけに、そこに至るまでの道程を見ていくのは辛いものがありました。ただ、好きなバンドの話だけに、知ることができてよかったですが・・・・。 しかしこの映画、ジョイ・ディビジョンやニュー・オーダーを知らない人が見ても重苦しさを感じるだけではないでしょうかね。伝説のロッカーであるイアン・カーティスを一人の悩める若者として等身大に描いているところに意味があるわけですから。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-11 18:36:37) |
448. やわらかい手
《ネタバレ》 何というか、切ない物語でしたね・・・。まあ、コメディなので楽しく見ることはできましたけど、「金がどうしてもすぐに必要、でも雇ってくれるところなんてどこにもない」という状況は何ともやりきれませんね。結構地味な作品ではありますが、マリアンヌ・フェイスフルにミキ・マノイロヴィッチというなかなか凄いキャスティングが光ってました。 しかしまあ、日本の某分野での技術開発力(?)は大したものですね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-11 17:56:46) |
449. 櫻の園 -さくらのその- (2008)
《ネタバレ》 まあ、某大手芸能プロダクション製作ということで、所属タレント達を魅力的に映し出して商品価値を高めていくことが主たる目的の一つでしょうから中味が殆ど学芸会化してしまっているのは仕方ないんでしょうね・・・・・。正直、途中まではこの作品に「櫻の園」のタイトルをつけるのは詐欺ではないかと怒りすら感じながら観ていました。 しかしながら、この「オ○カープロモーション学芸会」が徐々に「櫻の園」とシンクロしていき、エンドロールが流れる頃にはすっかり新しい「櫻の園」として爽やかな感動を呼び起こしてくれるんですから、中原監督の手腕は大したものです(まあ、旧作に思い入れのある方だと拒否反応を起こす人もいると思いますけど)。 [映画館(邦画)] 7点(2008-11-11 17:55:39) |
450. 小さな恋のステップ
《ネタバレ》 まあ、韓国映画に良くある「突っ込みどころ」を寄せ集めてコメディにしている感じでとても面白かったですね(特に、ラブストーリーだと思ったらいきなり激しいアクションシーンが始まってしまう劇中映画には笑ってしまいました)。チャン・ジン監督の作品は今後も注目していきたいです。 [DVD(吹替)] 7点(2008-11-09 20:35:17) |
451. ファーストフード・ネイション
《ネタバレ》 最近では偽装やら薬物混入やら次から次へ出てくるもんで、それほど衝撃を感じなかったのはちょっと悲しかったです・・・・。 結局のところブルース・ウィルスが言うように「牛の糞がハンバーガーに混入してたって焼いてしまえば問題ない」的ないい加減さが金儲けと結びついてしまうのが問題なんですよね。そして、この作品はそういう問題をわかっていながら目先の金や生活のために見て見ぬふりをしてしまう我々現代社会に生きる人間の姿も風刺的に描いています。檻が壊され逃げることもできるのに全く動こうとしない食用牛たちの姿は非常に考えさせられました。 しかし、キャスティングが豪華でちょっとびっくりしました。 [DVD(吹替)] 7点(2008-10-18 20:30:26) |
452. 君のためなら千回でも
《ネタバレ》 現在、アフガン関連のニュースは新聞やテレビで日常的に流れていて何となく知ったような気になっていましたが、実はアフガニスタンという国やそこに住む人々について殆ど何もしらない事に気付かされましたね・・・・・。 この映画ではソビエトによる侵攻前後~タリバン支配下のアフガンの様子や民族問題、アメリカのアフガン社会等々描かれており非常に興味深い作品でした。まあ、映画的にはかなりアメリカナイズ(まあアメリカ映画なんで当たり前なんですが)されていてわかりやすいのは良いのですが、ちょっと物足りなさも感じてしまいましたね。 [DVD(吹替)] 7点(2008-10-18 20:00:25) |
453. バス174
《ネタバレ》 どんな理由があったとしても、関係の無い人々を巻き添えにしたバスジャック(しかも犠牲者を出している)は許されるものではないし、犯人に同情などすべきでは無いと思います。ただ、この事件を起こした犯人は決して「サンドロ」だけでは無いということを、このドキュメンタリーは教えてくれました。 人間は誰しも、プライドを持ちより良く生きたいという欲求とそれをかなえるための知能を持っている・・・こんな当たり前のことを忘れてしまっているもしくは知らない人間が多いような気がします。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-16 17:52:18) |
454. 天使(2005)
《ネタバレ》 ストーリー、映像、出演者等々全体的に悪くはないです。深田恭子の天使は、まあ狂言回しみたいなもので主役と言われると「?」という感じですが・・・(鳥人間とか言われてるしw)。 まあ、1800円払って映画館で鑑賞する気にはなりませんが、レンタルDVDやテレビで酒(観てると無性にジンライムが飲みたくなりました)を飲みながらボーっと観たりする分には結構楽しめる作品かもしれません。 [地上波(邦画)] 7点(2008-10-09 18:28:50) |
455. ターミナル
《ネタバレ》 てっきり、コスタ・ガヴラス作品のようなシリアスな社会派ドラマかと勝手に勘違いしていました。まさか、空港を舞台にした御伽噺のような脱力系ハートフルコメディだとは・・・・。でも、トム・ハンクスの「フォレスト・ガンプ」を髣髴とさせるトボけた演技にぐいぐい引っ張られて楽しい時間を過ごすことができました。こういう本当に悪い人間が出てこない作品は見ていて楽しいですね。ちょっと長いですけど。 [地上波(吹替)] 7点(2008-09-30 19:17:50)(良:1票) |
456. わが教え子、ヒトラー
《ネタバレ》 まあ、良し悪しは別としてヒトラーやナチスは映画業界の繁栄に大きく貢献していることは間違いありませんね。そして彼らの真実について多くの謎があればあるほど、彼らについての映画はこれからも作り続けられるでしょう。人間の心に潜む闇の部分を利用した彼らのような集団に2度と大きな権力を与えないために・・・・・。 この作品も、まさにその謎をコメディ化している作品で、なかなか面白かったです(やや荒唐無稽ではありますが)。 [映画館(字幕)] 7点(2008-09-29 19:12:37)(良:1票) |
457. そして、ひと粒のひかり
《ネタバレ》 シビアで危険な麻薬の密輸の様子が描かれていて興味深い作品でした。 「貧困から抜け出したい」「より良い生活がしたい」という人間誰しも持つであろう欲求を逆手に取るようなやり方は憎むべきものではありますが、では碌にチャンスも無い貧しい社会の中でどうやって生きていけばいいのか?非常に考えさせられますね・・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-24 19:29:21) |
458. グミ・チョコレート・パイン
《ネタバレ》 内容が馬鹿馬鹿しくたって、演劇人の作品っぽいクセのある作風(個人的にはあまり好きではありません)であったって、オオケンの原作をケラが監督し音楽を電気グルーブが担当しているんですから、あの1980年代中盤からのナゴムをリアルタイムで経験している人間にとってはたまらなく愛おしい作品です(主人公達とほぼ同世代なんで非常にシンクロする部分も多いんですよね・・・・・)。 かつてサブカル文系人間だった方は、懐かしさと共に過去の自分のしょうも無い考えや言動がフラッシュバックしてきたりする恐れがありますので覚悟して観て下さいねw [DVD(邦画)] 7点(2008-09-11 11:21:37)(良:1票) |
459. 1980(イチキューハチマル)
《ネタバレ》 1980年が舞台なんですが、当時の雰囲気をそのまま描いているという感じではないですね。あくまでも「80年代風」の映画です。ただ、東馬健の「根が演歌なのでどんなジャンル(テクノとかディスコミュージック)を歌っても結局演歌っぽくなってしまう」設定は当時の日本の若者(今もかな?)を象徴してるような気がしますね。 まあ、ストーリー的にはあまり印象に残るようなものはあまり無かった(映画が失敗した時の大騒ぎシーン位ですかね。あれは「台風クラブ」みたいでした・・・)のですが、主人公の3姉妹のキャスティングが抜群に素晴らしいので最後まで楽しく観ることができました。 [DVD(邦画)] 7点(2008-08-31 21:55:06) |
460. 迷子の警察音楽隊
《ネタバレ》 国同士が敵対していたとしても人間同士はわかり合えるんだというメッセージを感じさせる良作です。独特な間が時折ユーモラスでもあり、非常に地味なストーリー展開ではありますが退屈することはありませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2008-08-25 19:01:20) |