461. ぼくと、ぼくらの夏
大ヒット曲メドレーのオンパレードで、ミステリーをからめた爽やかな学園ドラマといいたいところだが、テキ屋の娘と刑事の息子という設定は不要かと。とくに和久井映見はふつうの女の子でかまわないとおもう。事件の行方も中途半端で、おすすめできず。 [地上波(邦画)] 3点(2008-07-07 12:52:19) |
462. 会社にしたい!
ネタバレ ドタバタC級映画です。フツーの会社にしたいと願う社長が頑張るんだけど、結局最後までフツーにならないというオチまでついて、なんだかバタバタしているうちに終わっちゃったという映画です。おすすめはしませんが、ヒマな人はどうぞ。 [ビデオ(邦画)] 3点(2008-06-03 15:07:39) |
463. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ネタバレ 前作より撮影や美術などはグレードアップしているのかもしれませんが、原作で読んだときのタイムスリップの違和感もかなり残り、最後の締め方もいまいちでした。ディメンターのせいなのか、全体的に暗いイメージの作品のように感じました。 [ビデオ(吹替)] 4点(2008-06-01 20:12:46) |
464. やかまし村の春・夏・秋・冬
ネタバレ 前回同様あいかわらず、この世界観に嵌ることはできず、見るのに長時間を要しました。面白いかと問われれば、面白くないと答えるしかないです。でも、美しい風景や子供に癒される人がたくさんいても不思議ではない作品でした。子供の演技はおおむね自然だが、笑い顔に少し演技が入るところもこの映画だからこそ許されるのでしょう。 [ビデオ(字幕)] 4点(2008-06-01 20:06:30) |
465. 機関車先生(2004)
ネタバレ 【ぐるぐる】さんや【sayzin】さんが下で書いているように、「良いお話」ではあるのですが、ところどころ疑問がある作品で、細部の脚本をもっと丁寧に描いていれば評価が高かっただろうに、と思わせます。でも、香川県丸亀市の本島の小学校から見る海の風景は、私の子供時代の原風景ととても似ていましたし、少女が化粧をしてもらうシーンもなぜか心に残りました。結局ラブストーリーがなかったのは意外でした。全体的に子供向けの作品でしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-06-01 10:17:03) |
466. マスク(1984)
一人の青年が障害を負った人生を、暗くせずに淡々と描いており、それでいて深いものを観るものに感じさせてくれる映画。ヤクに溺れる母親や投げやりな主人公のシーンなどつらいシーンもありましたが、これが人生なんですね。アメリカじゃ新年を迎えてすぐに「蛍の光」を歌うのは驚き。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-28 11:13:36) |
467. AIKI/アイキ
丁寧に描かれていて後味も悪くない映画です。とくに前半の主人公が障害者となってやりきれない思いをかかえこんで堕落するところから、再生していく様がしっかりと描かれていて好感を持てました。ラストで本当の師匠やこの映画の主人公のモデルの方が登場したのもよかったです。ただ、【sayzin】さんが言われるように、サマ子の扱い方が特別すぎた感が否めません。もっと普通の存在で良かったんじゃないですかね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-27 19:12:06) |
468. 残菊物語(1939)
全編を通して哀しい物語。「雨月物語」や「山椒大夫」に通ずる、日本人というか人間の本質を捉えた映画だというのに、後期の作品群に比べて冗長で、緊張感のなさが感じられるのはどうしたことか。“1シーン1カット”という撮影方法や“長回し”シーンに圧倒されることもなく、セリフの聞き取れなさにイライラしながら見た。歌舞伎のシーンだけでも字幕があったらまだ良かった。お徳を理想の女性像としてとらえてしまった人は可哀想だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-04-07 12:41:39)(良:1票) |
469. 恋愛小説家
いいですね、素直になりきれない大人の恋愛。癖のある登場人物を見事に演じきった俳優たちが見事です。さすがにアカデミー賞主演賞を受賞しただけのことはあります。ゲイの画家と愛犬バーデルがアクセントとなって、気軽に見られるのも魅力です。7点に近い6点。 [ビデオ(吹替)] 6点(2008-04-04 10:28:18) |
470. 突入せよ! あさま山荘事件
事件を知っていることが前提?犯人側の行動がほとんど描かれておらず、警察内部のごたごたを延々と見せられて正直退屈した。ただ、全体として豪華なキャストと重厚な作りは評価できる。 [ビデオ(邦画)] 5点(2008-04-04 10:24:35) |
471. 山椒大夫
安寿と厨子王の物語ですね。原作読んだときとまったく同じ評価点数です。そのときは激しい人生の物語にただただ圧倒され、その日以降少しずつ思い出しながらいろいろと考えを巡らした覚えがあります。溝口監督の手によって映像化されたわけですが、人生の根源を見据えるストーリーといい、喜怒哀楽の表現といい、まったく遜色ありません。安寿を演じた香川京子さん、下にも同じ意見がありましたが、とても清楚な印象で好感が持てました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-04-02 20:39:40) |
472. 雨月物語
ネタバレ 二組の夫婦の顛末と女幽霊の存在感がものすごい。とくに幽霊になった女たち、見た目が絶世の美女だった姫君の妖艶さ、理想の良妻賢母だった宮木の、じつは亡くなっていたという現実の恐ろしさ。立身出世や快楽を夢見る男の性。登場人物たちの熱演もさることながら、ストーリーの意外性も相俟って傑作と言われるだけのことはある。人間の本質をかいまみせられる。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-04-02 12:25:43) |
473. ウォレスとグルミット、危機一髪!
ネタバレ じつにうまくできたアニメです。プルプルくんのキャラから始まって、サスペンス調でハラハラドキドキ、奇想天外なアクションシーンまで見所満載。前作の出来をさらに越えているといって良いでしょう。吹き替えの欽ちゃんの声がまた味が出て良いです。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2008-03-29 20:17:14) |
474. きらきらひかる
雰囲気は悪くないですが、ストーリーがいまいち。3人のキャラは合っているだけに惜しいですね。結婚はいろいろな形があるんだなと勉強になりました。最後は?。 [ビデオ(邦画)] 4点(2008-03-28 21:57:27) |
475. ビバリーヒルズ・コップ
拳銃だの麻薬だの殺しだのといったジャンルが苦手な自分も楽しめた。なんといっても主人公アクセルのユーモアのきいた話術が見物。いったん喋り出したら止まらない、見ているこちらも引き込まれること間違いなし。お上品なビバリーヒルズの警官たちとのやりとりも、最後まで気が効いている。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-03-26 11:42:43) |
476. ミセス・ダウト
ネタバレ さすがに「ホームアローン」をヒットさせたクリス・コロンバス作品だけあって、面白い! ロビンウイリアムズの慌てぶりとユーモアにお腹を抱えて笑えるシーン続出。これぞコメディ。 でも、法廷でシリアスな判決が出て来たりして、最後に大ハッピーエンドになることを期待していた自分としては少しがっかりした。子供向けを狙ったのなら、もっとあまあまなストーリーにして良かったのでは?「ホームアローン」と違って、多少大人向け? (2023.7再評価 6点→7点) やっぱり温かいユーモアあふれる映画が好きなんだなと再認識。 ちょっとバタバタしすぎてはいるが、要所で笑いを誘う仕掛けが満載。 いやこれだけ面白くて子どもを愛する父親なんてザラにいないぞ。妻ミランダの下している選択がとても共感できない。けど、アメリカじゃこういう風景が日常茶飯事なんだろう。 大人びた長女リディアを演じているリサ・ジェイカブが東洋人ぽくってとても魅力的なんだけど、もう女優業引退してんだな。 同じような題材で「ファミリーゲーム」https://www.jtnews.jp/cgi-bin/dict.cgi?KANA_TBL_NO=53があるけど、こっちの方は再婚候補の男性が性根が卑しい存在でなく、最後まで良い奴に描かれているのも印象的だった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-03-17 11:03:22) |
477. Lie lie Lie
ネタバレ 豊川悦司の話のテンポが良い。というか、良すぎてしゃべりまくって引いた。豊川を含む主役3人のキャラは現実味がないほどアクが濃く、話自体もリアリティーがなく、盛り上がりも笑えるシーンもない。「クロサギ」のようなだましあいを期待していたのに、バイオレンスちっくな出来でがっかり。【あにやん】さんが書いているように、がちゃがちゃと余計なエピソードがあって途中で退屈してしまった。中盤で豊川悦司が女に追い回されるシーンがその典型。ボニーピンクの音楽が合っていたので+1点。 [ビデオ(邦画)] 4点(2008-03-17 10:56:57) |
478. 一杯のかけそば
心があったまる少し良い話、っちゃそれまで。オイルショックだとか昭和的な匂いのプンプンする時代を背景に、一杯のかけそばをめぐるエピソードは単調。渡瀬恒彦と市毛良江演じる蕎麦屋の夫婦がいい味だしているが、「文部省選定」にただただ納得の一作。どうしても泣きたい人はどうぞ。 [ビデオ(邦画)] 5点(2008-03-16 10:38:12) |
479. 天使のくれた時間
ネタバレ 仕事人間と家庭人間の対比をうまく描けていると思うけど、どちらも両極端だ。あれだけ成功している人間は少ないし、あれほど家庭に恵まれた生活もそうざらにない。ただ、将来を考えると・・・という主人公のいったりきたりのストーリーで、もう少し時間軸を長くしたりと工夫がほしかった。おなじタイムラビリンスものでは「恋はデジャ・ヴ」のほうが圧倒的に優れている。主人公の心の変化も分かりやすい。この映画のラストシーンには少し不満。 [ビデオ(吹替)] 6点(2008-03-01 13:26:55) |
480. カルメン純情す
これ、ドタバタしている割には話はけっこう深刻。カルメンたちの陽気さや軍国主義の女史の滑稽さにコメディーチックに作っているが、不倫だの戦争だのシングルマザーの悲壮だの見ていてどうもすっきりこなかった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-02-22 11:18:36) |