521. 私は二歳
当時の一般家庭の雰囲気、家庭的な雰囲気が出ていて、とてもよい。 最後まで飽きずに楽しむことができた。 しかしながら、子供は苦手だし、山本富士子のようなやかましいタイプの女性が苦手なので、観ている時、多少イライラもしたが。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-08-07 22:41:01) |
522. バンビ、ゴジラに会う
《ネタバレ》 オープニングクレジットからして、もう既にギャグ。 そして衝撃のラスト!は、ホラー。 でも冒頭は癒しのアニメ。 たった1分ちょっとなのに、インパクト大。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-06 07:27:41) |
523. コンドル(1939)
《ネタバレ》 ずっと続く色恋物語には退屈していたが、ラストの飛行は俄然、面白かった。 ラストの飛行で大活躍をしたリチャード・バーセルメスが、とにかくかっこよかった! [インターネット(字幕)] 5点(2021-08-05 21:51:27)(良:1票) |
524. 散り行く花
《ネタバレ》 父子家庭に育った少女は、ボクサーである父親からDVを受けている。 DVに耐えかねた少女は、ふらふらと家出をするが、ある店の前で気を失い倒れてしまう。 その店の店主は、オタクで内気な青年で、かねてからこの少女をかわいいと思っていた。 そこでのこの状況! 青年は、迷わず気を失った少女を、自室のベッドへと寝かせ、軟禁に成功する。 看病をしながらも、少女の手をさすったりなでたり、と青年は自らの欲望を果たす幸せな毎晩を送る。 青年は、あこがれの少女を前に、ロリコン魂が燃え盛り、さぞかし夢見心地な毎夜だったに違いない。 でもそれは長くは続かなかった。 父親に少女を軟禁していることがばれ、父親が青年の家を訪れる。 そして、父親は娘を自宅へ連れ戻す。 淫らな行為をされたと思った父親は怒りが爆発。 その怒りの矛先は、少女への暴力につながった。 父親の暴力により、少女は死に至る。 そこへ現れたオタクの青年。 父親を銃で撃ち殺してしまう。 衝動的な殺し方。 そして、その直後に、オタクの青年は自殺をしてしまう。 まあ、実際はもっと真面目な話なのだが、どうにも真面目すぎるし、テンポが遅く少々退屈してしまった。 もっとスピード感が欲しいところ。 ただし、青年の少女に対する純粋無垢な愛情は、この上なく美しく、サイレントながら輝きを放っていた。 D・W・グリフィス作品というとスケールの大きい大作をイメージするだけに、本作はどうも物足りなく感じてしまった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2021-08-05 21:47:36) |
525. まぶだち
《ネタバレ》 教師風情でやたらに威張り散らかしているジジイに終始イライラした。 非常に横柄かつ暴力的で、人を教育すべき人間とは思えない。 子供たちのことをクズだのなんだのとランクづけしているが、このジジイ教師こそが一番のクズだ。 [ビデオ(邦画)] 1点(2021-08-05 19:24:55) |
526. 虚栄は地獄
おそらく内田吐夢監督作品としては、視聴可能なものの中で一番古い作品なんじゃないでしょうか。 それだけでも観た価値はあったと思っています。 場所は、渋谷の「シネマヴェーラ」という映画館。 なんと、生まれて初めて生活弁を体験しちゃいました。 活弁士の方がとても美人でした。 着ている服も高そうでした。 本作は、コメディ映画で、15分たらずの短篇です。 特別面白くもありませんが、1925年という製作年からすれば、かなり良い方だと思います。 [映画館(邦画)] 5点(2021-08-05 04:39:16) |
527. 蒼い夏
《ネタバレ》 チャンネルNECOにて放映された作品。 映画的に評価すると、ダメダメなのだが、どうも単純に切って落とせない魅力がある。 それはメッセージ性の強さだろうか。 人を愛することの大切さ、重み、そんなメッセージがビシビシと伝わってくる。 「最愛の伴侶と、その娘のためなら何でもできる」。こんな感じのセリフが出てくる。これには心に沁みた。 ありきたりな言葉ではあるけれど、だけど、心に沁みた。 こういう素直な作品って、ここ最近の邦画にはない味で、そういう意味で、高く評価したい。 それにしても、チャンネルNECOって、こういう誰も観てなさそうな、誰も興味持たなそうな、それでいてキラリと光る部分をもった作品をたまにポツポツと放映してくれる変わりモンなチャンネルだなぁ、と感心したのだか、バカにしたのだか。 でも、どうなんだろ。 あの看護婦さん(今井陽子)、綺麗すぎやしないか? あれがブサイクな看護婦さんなら、信憑性があったんだろうけど、あそこまで綺麗でスタイルいいと、どうも光石研のヨコシマな気持ちを疑いたくなる。 大体、光石研が冴えないお父さんで、しかも良い人ってのがムリがある。 そういったリアリティが欠如しているキャスティングには非常な疑問を感じた。 映画的には欠点だらけの本作だが、だけど、愛すべき小品である。 そして、こんな作品を放映に踏み切ったチャンネルNECOも、欠点だらけだが愛すべきチャンネルである。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-08-05 04:38:17) |
528. 新宿酔いどれ番地 人斬り鉄
《ネタバレ》 新宿を舞台にした現代ヤクザの抗争劇ならば、私の大好きなパターンだが、ところがどっこい、舞台は新宿ではなく何故か福生市。 おいおい! 「新宿」ってサブタイトルに入っているのにほとんど新宿が出てこないじゃないか!! これはサギ同然だ。 そして目当ての一つであったミッキーこと成田三樹夫の出番が少ない! 冒頭でかっこよすぎのキメキメヤクザスーツを着たミッキーが出てくるものの、中盤以降はてんで音沙汰なし。 最後にやられ役で出てくる程度。 なんてこった。 冒頭のミッキーがかっこよかっただけに、事のほか残念で仕方ない。 ミッキーが主演で、新宿歌舞伎町を舞台に繰り広げられる現代ヤクザ劇が観たいんだが・・・ [ビデオ(邦画)] 6点(2021-08-05 04:34:20) |
529. 十字路
途中で登場する歯の抜けた汚いオヤジがいい! かなりの変態ぶりだ。 できればもっと触って欲しかった。 [映画館(邦画)] 5点(2021-08-05 04:30:02) |
530. 何故彼女等はそうなったか
本作での香川京子はとても魅力的である。 『おかあさん』そして『山椒大夫』の香川京子に次いで、魅力的な香川京子を堪能できた。 何より、スーツ姿の香川京子を拝めるのが良い。 そして、タイトスカートから伸びた麗しきふくらはぎと、綺麗なかかと。 モノクロ画像に彼女のふくらはぎが輝いて見える。 本作の見所は、こういったスーツ姿の香川京子と、そこから伸びるふくらはぎ、そして綺麗なかかとを堪能できるところだ(違います。) ところで、清水宏の作品って、どうも苦手だ。 あまりに真面目すぎる。 確かに本作は、恵まれない環境に育った女のコたちを、一般に理解させ、少しでも似た境遇にいる女のコたちを救おうという、社会的影響力・社会的使命をもった作品である。 ただしかし、映画的な面白さという点においてはどうだろうか。 そういう意味で、冗談抜きに香川京子の美脚を楽しむしか、私には観ようがなかったのだ。 まあおそらくこんな見方は間違えているでしょうね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-05 04:28:43)(笑:1票) |
531. 濡れた二人
《ネタバレ》 わぁー、なんで私がレビュー第一号なんだーーー 普通にビデオ出ているのに、もったいなーい! 、、といいつつ、私も今回やっと観たわけですが。 内容的には、情熱的メロドラマです。 都会の欲求不満な女性(若尾文子)と、熱いだけで子供な青年(北大路欣也)とのロマンスなのです。 若尾文子は二の腕のたるみが気になるものの、足もスラリと綺麗で、美白で、とても色っぽいです。 それに対し、北大路はドラえもんみたいで、全然かっこよくないです。 でも、このドラえもんの様な垢抜けない感じが、見事に役にハマっています。 さすがは増村保造監督という感じです。 それにしても、北大路のバイク運転技術はすごい! 私もバイク乗りですが、あの運転は見事だった。 さて、内容に話を戻します。 北大路の若い情熱が若尾文子に向けられます。 その情熱に若尾文子は吸い寄せられてしまいます。 外見とか世間体とか関係なく、ただただ「自分のことを好きと言ってくれる」ということに惹かれてしまうのです。 もし本当だとすれば、女性を口説くには、一にもニにも情熱ということになります。 いや、情熱が一番に決まってます! 情熱さえあれば、ドラえもん田舎男でも、洗練された大人の都会人女性を口説けるのですから! 決して傑作とは思えませんが、本作はとても味わいのある作品だと思いますね。 「好きだから会いたい」。 この言葉、非常に含蓄があります。 だけど、実際には厳しい現実社会が横たわっています。 現実社会と「好きだ」という感情とが、激しくぶつかり合い、そこにジレンマが生まれ、言葉では言い表すことのできない状況に男と女は巻き込まれる。 そういった様子が、映像的にとても巧く表現されています。 それを巧みに表現してみせた増村監督は、まさに職人監督だと思いました。 [ビデオ(邦画)] 8点(2021-08-05 04:27:25)(良:1票) |
532. DEATH NOTE デスノート the Last name
片瀬那奈の露出を見られたのが良かった。 それ以外、得られたものはなし。 [DVD(邦画)] 1点(2021-08-05 04:23:10) |
533. キートンの隣同志
《ネタバレ》 うわぁぁぁ・・・なんじゃコリャー! 人間って、こんなことできるんか?! 三人立ち車の上に、一番上のキートンが女性をお姫様だっこ。 これを観られただけでも満足。 [DVD(字幕)] 7点(2021-08-05 04:21:19) |
534. 花よりもなほ
是枝裕和監督による時代劇モノ。実は是枝裕和監督が大の苦手だったりもするので、本作は「浅野忠信の出演作つぶし」としてノルマ的に観た。やはり自分の肌にはそれほど合わなかった。ただ、映画全体がとても明るい感じで作られており、幸せ感に満ちているため、観た後の感じは悪くはなかったが。 [DVD(邦画)] 5点(2021-08-05 04:17:28) |
535. ウィーアーリトルゾンビーズ
《ネタバレ》 たまに訪れる幸せを感じるひととき、それを楽しみに生きている私としては、生きることを茶化しているような本作は好きになれない。 人生、大変な事や辛い事も多いけど、生きてりゃそのうちいい事あるさ!ってのと、全く逆をいく内容。 時折でてくるグロテスクな描写や、やかましい音楽も趣味に合わない。 [インターネット(邦画)] 0点(2021-08-04 00:24:06)(良:1票) |
536. 萌の朱雀
《ネタバレ》 面白いかといえば、面白くはないが、この作品はストーリー展開ではなく、穏やかな時間の流れや自然の雄大さ、そこに住む人々の静謐な暮らし等を堪能すべき作品ではないかと思われます。 それらの余韻を楽しみ、それにどっぷりと浸れば良いのだと思われますが、いかんせん面白くない! これは尾野真千子の初々しさをもってしても、如何ともし難かった。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-08-02 08:52:29) |
537. あん
《ネタバレ》 永瀬正敏が樹木希林から、あんの作り方を教えてもらい、そのおかげでお店が繁盛する話かと思いきや、後半は全く関係のない話へ。 新井薬師前駅の桜並木とか東村山市青葉町の全生園とか、馴染みのある場所が出てきたのは楽しかったけど、ハンセン病がらみの話は今更感が強く、しかも真面目すぎるし、樹木希林は死んでお涙頂戴だしで、退屈してしまった。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-08-01 18:05:36) |
538. かくも長き不在
なんというつまらなさ。 苦痛の100分だった。 もし本作が生まれて初めて観たフランス映画だったなら、二度とフランスを映画を観たいとは思わないでしょう。 なんでこんなに肌に合わないのか・・・と思案していたら、アラン・レネ監督の名を思い出した。 下の方のコメントを読んでびっくり。 やはり、この監督はアラン・レネ絡みだったのか。 フランス映画は数多く観ているけど、自分的にフランス映画ワースト5に入る程の退屈さだった。 [ビデオ(字幕)] 1点(2021-07-31 00:14:37)(良:1票) |
539. 乱れ雲
《ネタバレ》 文句なく傑作です。 あまりに濃密な2時間弱でした。 とにかく司葉子が綺麗。 そして脚を終始、出しすぎ! 細い腕にからまった腕時計も似合いすぎ。 スーツ姿も似合いすぎ。 元々美しい女優さんですが、司葉子をここまで美しく、清楚に、そしてはかなげに撮った成瀬巳喜男監督は凄いですね。 そして、素晴らしいのが、あの音楽。 哀しい旋律が耳から離れません。 たららららら~♪ うーん、メロドラマラスです。 これが成瀬監督の遺作というのだから驚きです。 最後の最後にこんな作品を撮った成瀬監督。 私はますます好きになりました。 成瀬監督の作品は、その鑑賞本数を重ねれば重ねるほど、好きになっていく不思議な魅力を持っていますね。 加山雄三が病床に臥しているときに、加山雄三は司葉子に「手を握ってくれませんか?」とせがみます。 司葉子は仕方なく手を握ります。 そしてすぐに手を放しました。 しかし、その後、今度は司葉子の方から手を握ります。 思わず握ってしまったのです。 このシーンには参りました。 非常に印象的なシーンですね。 司葉子の揺れ動く心情を、見事に描ききっていて見事です。 夫が亡くなった後、その夫を車でひき殺してしてしまった男を愛せるはずはない。 そういった理性と、目の前にいる男を好きになってしまったという女としての感情。 これがぶつかり合い、司葉子は苦しみます。 この葛藤の様子を、成瀬監督は見事に映し出しています。 これほどまでに、感情移入できる作品はそうはありません。 最後に別れた後、この二人はずっと苦しむのでしょうか。 再会はあるのでしょうか。 そんなことを観た後も考えてしまいました。 そういった余韻を残すラストは、素晴らしいの一言でした。 ところで、司葉子ですが、本作を観て更に好きになってしまいました。 自身の「お気に入り女優」に入れると共に、彼女の出演作をもっと観てみたいという気持ちになりました。 あ、そうそう! 本作で司葉子の名ゼリフがあります! 「ばはは~い!けろよ~ん!」 これです! これが聞きたいから、また観て見たい。 それだけのインパクトがありました。 あー、「ばはは~い!けろよ~ん!」ってやってる時の司葉子って、なんてキュートなんだ。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2021-07-31 00:13:08)(良:1票) |
540. へそくり社長
森繁久彌がふざけまくると思いきや、意外や根は真面目な役だった。 社長挨拶なんて真面目そのもの。 喜劇のイメージがあったので、とても意外だった。 後に加東大介が加わるこのシリーズだが、本作ではまだ出演しておらず、そこが少し物足りない。 しかし、その後のドル箱シリーズとなる第一作目とあって、なかなかの完成度。 そつなく楽しませる良作だった。 でもなぁ・・・ なんか仕事を思い出してしまうのがネックだ。 サラリーマン社会の辛さ哀しさも散りばめられているからだ。 それが良いと言えば良いのかもしれないが、どうも観ていて仕事を思い出してしまうなぁ。 [DVD(邦画)] 7点(2021-07-31 00:11:34) |