Menu
 > レビュワー
 > envy さんの口コミ一覧。28ページ目
envyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1281
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465
>> カレンダー表示
>> 通常表示
541.  スリー・リバーズ
昨夜遅くにたまたま観ました。ブルース主演の本作があったことを初めて知りました。 こんなダメダメハリウッド映画は久しぶりに観ました、まったく情けない映画です。 「ダイ・ハード」でブレイクしてから「パルプフィクション」まで、なんか迷走していたかのようなブルース、これはそんなころの作品なのですね。 誰が犯人でもおかしくないような警官一族、トム・サイズモアは完全にあて馬だったのね。マイケル・マドセンみたいな、いるだけで怖いという悪人顔だ。 意表をついたつもりのいきなりの犯人登場シーンも、はぁ?あんたが「犯人です」って出てこられても困るんだけどと思いっきりシラケてしまった。 とにかく最低の脚本なんだと思うけど、これで映画つくっちゃうんだからやっぱりハリウッドってすごいわね。ラズベリー賞を意識してつくったとか?
[CS・衛星(字幕)] 1点(2010-04-21 13:05:43)
542.  テス
3回くらい観てる。テスの運命をそのまま受け入れることしかできなく、ただ「かわいそう」としか思えなかった昔。しかしこの年になってやっと自分なりの感想が言えるようになりました。 これは昼下がりのTVドラマ「奥様劇場」みたいな壮大なメロドラマだと思う。映像の素晴らしさはその比ではなく、それだけで叙情詩みたいな風情を醸し出すことは確か。 当時ポランスキーは肉体関係のあったナスターシャ・キンスキーを映画の中ではあるけれどこれでもかと打ちのめした、後にはエマニュエル・セニエにも同じことをした。よってポランスキーは筋金入りのドSなんだと確信した次第です。それに応えた彼女たちもまた筋金入りのドMなんでしょう。 時代とか宗教色もあるにはあるけど、そんなもの人間のというか、この世の全ての有機生命体の本能、欲望の前ではなんの効力もありません、法律だってそうです。もう、わけわかんない、極限状態という状況においてなのかもしれないけどね。 物理的なフェミニズムにはまったく興味ありません、男も女と同じように家事育児しろなんて思いませんが、これこそひたすら男目線で女の生涯を描いた映画といっていいと思う。 ポランスキー作品を全て観てるわけじゃないです、特に最近の作品は未見ですが、私が観た限り、ポランスキーの作品でいたって正常な精神状態で制作した、娯楽として観られるといえる映画は「フランティック」ではないかと今になって感じる次第です
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-20 21:12:52)
543.  サイコ(1960)
何回観たかわかりません、でも放送してると終わりかけでもついつい観ちゃいます。 初見は子供だった頃、でも「シャイニング」みたいに怖くないんです。今でも怖いっていう感情は湧かないです、怖いというより興味深い(ちなみに「シャイニング」はオープニングあたりのホテルの厨房からして既にゾ~っとして怖くて怖くて未だに観れません) 子供だった頃はああなった原因がイマイチよくわからなかったです、現実に有り得ないと感じたのかもしれない。 今観ると感じることは、とても知的な映画でありながら、ノーマンは勿論だけど、マリオン姉妹とか探偵とか職質するおまわりさんとか、なんだか粘着でしつっこい人たちがいっぱい出てきて胸苦しさを感じる。しかしあの姉妹は強引で一刻ですなあ(笑) カメラワークとかライティングがいいですね、ベイツモーテルの事務所は鳥でいっぱいだ、剥製とはいえ今にも襲いかかってきそうです。半世紀も前に既にこういった題材のサスペンスがあることがもうすごい。 しかし人間っていうのはどういう生き物なんでしょうかね、余計なものを持ちすぎだと思ってしまう今日この頃です。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-04-18 00:11:59)
544.  赤い航路 《ネタバレ》 
これは衛星で何度か放送された時にチラッと何度か観たことはあった。初めて全編通して観ました。 なんかやたらエッチなシーンはあったけど、全然官能的じゃないしエロティシズムなんて感じなかったです、むしろコメディみたいだった。私がおかしいのかもしれません。愛情と憎悪は表裏一体ってことはわかるんですけど、ラスト近くは映画が破たんしてます。ポランスキーは子供時代から悲惨な経験してるしやっぱり情緒不安定な人なのかもしれない。ロリコンみたいだけど、子供には心が許せる人なのかな?ここでもインド人の女の子が癒しの存在みたいに登場してるし。 女の私でもミミは理解不能です、いわゆる不思議ちゃん?不思議ちゃんは苦手です、近づかないほうがいいですね。 誰がいちばん怖い強いってフィオナでしょ、ラストについに示した存在感。夫がミミに惹かれてるなんてことは最初から察知してるんです、女二人のあの緊迫のダンスシーンはどうよ、どこがといわれればこのシーンがいちばんエロい。 あれはある意味フィオナの宣戦布告と私は感じました。そしたら直後にオスカーとミミの決着がついた。 ナイジェルとフィオナ、家に帰れば依然となんら変わらない日常を送ると思います。 それはそうと前に観た時は思わなかったけど、今回はエマニュエル・セニエが最初からデヴィ夫人に見えてしかたなかったです。あと、あの当時流行っていた曲がいっぱい使われてて懐かしかったです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-16 01:34:52)
545.  恐怖のメロディ 《ネタバレ》 
初見は小学生だったかもしれない。この度20数年ぶりに真面目に再見しました。 イブリンは今まで観た女ストーカーの中で群を抜いてる、何がって怖さよりもねっとりイライラの鬱陶しさ、小賢しさ。ナイフ持って襲いかかる時のあのわけわかんない叫び声はもうホラーです。とにかくその後のストーカー女の原型となったようなイブリン、凄かったですね。 ヤバイ、怖いって思ってるのになんだかんだと相手のペースに巻き込まれ完全に拒絶しないデイヴにもイライラ。警察にも協力的じゃないし危機感もイマイチ薄いし。 これといって対策もとらずにいたらますます相手は暴走。で、最後の最後にやっとげんこつでぶん殴った。たった一発でケリがついちゃった、男の腕力には女はかないません。 ついに敵をぶん殴ったイーストウッド、よくぞここまで我慢したなんてラストシーンで思ったのでした。 まったく初監督とは思えない、安心して観ていられるし今でも充分面白い。バーでの会話、家政婦さんのキャラとかちょこっと出てくる脇役がいい。 ただトビーとの森の中のイチャイチャシーンは長すぎるし、まるで学園青春モノの初体験ラブシーンみたいで辛かったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-12 20:29:10)
546.  半落ち 《ネタバレ》 
だから邦画はあまり観る気になれない。原作はもちろん読んでいません。あくまでも映画を観ての感想ですが、焦点は妻の殺害、その動機とそこへいきつくまでの経緯。これじゃないんですか? アルツハイマー、臓器移植、警察と検察のウダウダ、事件を追うマスコミ、おまけに犯人は現職警察官ときた。このようにあれもこれも都合良くとってつけたように絡ませて、肝心の妻殺しについての犯人である夫の葛藤とか本音があやふやになってしまっていると感じる。もっともっと複雑であるはずです。 「息子を二度亡くしてしまう」とか「魂をなくしたら命は・・・」だったかな、こういう何か観念的な言葉で誤魔化された感じです。 自首するまでの二日間のことを頑なに語らない、だからよけいに気になるわけで私も興味津々だからラストまで観たのに・・・おもいっきり肩すかしです。 ラストシーンも「はい、ここで泣いてください」な押し付けがましさ。しかし最も興ざめしたのはいきなりのあのエンディングの曲ですね、恐ろしく合ってませんでした。 「半落ち」の意味も検索しました・・・映画自体が半落ちです。
[地上波(邦画)] 2点(2010-04-11 23:26:53)(良:1票)
547.  アイズ ワイド シャット
かなり前に途中まで観てつまらなくてやめた、ちょっと前にCSで何回も放送された時になんとか観られました。 ・・・正直びっくりしました。ええ、内容とかテーマの他愛の無さにです。ウィリアムって男はなに??今でいうところの草食系か??? いや~まさかキューブリックという人が夫婦間の再構築に興味があるとは思いませんでした。 こんなどうということない誰でもおぼえのあるようなことを、70歳にもなってなんでここまで面倒なことして表現しようとするのか、そのわけがわからない。結婚して10年過ぎたあたりから、私は結婚制度そのものが(特に一夫一婦制)人間にとって合ってるとは思えなくなってきているのでそう感じたのかも。 本作を観て思ったんですけど、キューブリックはエロスのない人ですね。キューブリックにとっての「ファック」ってなによ?罵り言葉としてのほうがその意味合いが強いんじゃないかとも思ってしまった。 確かに映像はきれいですね、ニューヨーク?そうは見えなかったなぁヨーロッパの街みたいだった。 印象的だったのはニコール・キッドマンの何か淡々とした冷めた演技でした。 あと、トムとニコールはこの後に離婚した、出来すぎだし・・・
[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-04-09 17:34:48)
548.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
理不尽すぎて何がなんだかわからないような話です。けれどこれに匹敵する話は今も昔も世界中どこにでもあるはずで、そういう人の世を見続けてきたイーストウッドが「こんな酷い目にあい、それでも希望を持って気丈に生きた母親」と今さらストレートに描くとは思えない。オープニングの寒々とした緊張感、これから何をどんなふうに見せられるのかドキドキした。 息子との短いやりとりのほんの2~3のシーンでクリスティンへの違和感を持った、特に息子を学校へ送り届け電車に戻ったクリスティンは一度も息子を振り返らない、有り得ない。そして彼女は息子が消えた後もいつも真っ赤な口紅を付けている、有り得ない。 クリスティンの人物描写のこの厳しさ、その他の大人たちも厳しい目で描かれる、この大人たちの子供への対応は大人げなく、高慢で横暴で自分の都合のみ。偽息子へのクリスティンのそれも例外ではありません。 子供の心情を優先しようとする大人がひとりもいない。死刑執行を間近で見物し、事務的にメモをとっている人までいる、死刑制度そのものより異常と感じるし、そこには瞬きもせず一部始終を凝視するクリスティンがいる。 子供たちがなぜこんな理不尽で残酷な事件に巻き込まれなければならないのか、イーストウッドの子供たちへの愛と心痛な想いがヒシヒシと伝わる。 理不尽な世の中と大人たちの中で子供たちは不安を抱え怯えながらも純粋で健気だ、子供たちのセリフがズシリとくる。 後半、状況が好転し始めた時にクリスティンが学校の前を通りかかる、この時は見えなくなるまで学校を見つめるクリスティン、かけがえのないモノを無くしてから気づくことの大きさは計り知れない。最後までクリスティンに同情するような描き方はされない。観終わった後、印象に残ったのは犯人の従兄という少年の話をきちんと聞いた刑事とクリスティンの職場の上司、ハリスさんでした。 これは昔々こんな酷いことがあったけど正義が勝ったという単純なものではありません、こうなる前に何をもっても、全てを犠牲にしてでもせめて我が子は守り抜けというメッセージを感じます、これは私が子持ちだからかもしれません。 テーマの奥深さ、描き方の公平さ厳しさ、けれどラストには漫然ではない根拠のある希望、可能性があり救われる。イーストウッドのすごさを改めて感じました、パーフェクトな映画だと思う。
[DVD(字幕)] 10点(2010-04-04 12:36:59)(良:2票)
549.  DISCO ディスコ
フランス人がこんな映画を作るなんて!!世界に誇る食文化、モードを持ち、シックな大人の国でありながら、音楽と映画ではアメリカ、イギリスにはかなわないことを遂にというかやっと認めたかのような映画でした。 「サタデーナイトフィーバー」「フル・モンティ」「リトルダンサー」・・・これらのパロディ、そういえば「アビーロード」も出てきたなぁ。 ボニーMの「サニー」から始まりアースの「セプテンバー」で締めるなんて!涙モノでした。もうね、ダンスはへったくそなんですよ、ココがまた良い。 唯一クレーンの運転手してる人はなんとかリズム感あった、この人がいちばんマシでした。個人的に私のタイプでもあります。 ジェラール・ドパルデューのヘンテコ振りもいいし、エマニュエル・ベアールも今までよくあった美しすぎる繊細なヒロインというよりちょっとドナルドダックな口元の普通の人って感じ、ヘアメイクの功績って凄いわね。 やっぱり30代までは人生の前半なんですよ、先を見据える後ろを振り返るってあんまりしないんじゃないかな、ところが40代になるとそれまでとは確実に違ってくるんです、後悔というより、先が見えてきちゃって慌てちゃうんです。このまま老けこんで老人になるわけにはいかないなんて思っちゃうわけです、悪あがきと言われようとね。 彼ら3人が40代の設定っていうのがなんかリアルなんだなぁ。  もう、なんでもいいや。立て続けに2回観た、今3回目観ながら追加投稿してます。 どれもこれもどのシーンを観ても爆笑と涙なのです。こんなフランス映画初めて観た、いや~世の中ホント何が起きるか分からない。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-30 11:22:20)
550.  母の眠り 《ネタバレ》 
こんな重い内容だとは思っていませんでした。娘が母を理解し家族の再生でめでたしめでたしなんて単純なものじゃないですね、専業主婦万歳でもありません。 誕生日パーティで一家が揃うシーンは何かぎこちなく噛み合ってなくて観ていてソワソワ落ち着かない、「こりゃ期待はずれだったかな?」と思ったけど進むうちに気が付いたらすっかりまとまっていた。あのぎこちなさは演技、演出だったのか、そうなら凄い。 見せ場はやっぱり死期が迫った母親が娘に諭すシーンかな、でも私が印象に残ったセリフは「無い物ねだりはダメ、今あるものを愛しなさい」じゃなかったです。 「譲歩よ~」コレでした。優秀ではあるけれど「私が私が」と視野は狭いし余裕も許容もない娘、このお母さんは家族に対して見るべきところはしっかり見ている、見逃していないんですね。 夫と娘と息子の全てを受け入れ、見返りは求めず自ら去って行ったひとりの女性の人生かな。この母親の存在、生き方を家族が受け入れるのは無くしてからなんですよね、こんなものなのかな、ちょっと虚しかったりするなぁ。 メリル・ストリープ、ウィリアム・ハートにレネーちゃん、それぞれ存在感あって良かったと思います。浮気ははたしてあったのか、なかったのか・・・それを最後まではっきりさせない、暴くことなく終わらせたとこに品性を感じました。良作だと思います。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-25 02:56:15)(良:1票)
551.  ドリームガールズ(2006)
これミュージカルだとは観るまで知りませんでした。検索してみたらなるほどやっぱりブロードウェイの映画化だったんですね。 とにかく黒人のダイナミックでパワフルなソウルを聴く映画でした。いったいどういう声帯してるんだろ、とにかく凄いのひとことです。 きらびやかなステージシーンは最高、ここは劇場で観たかったです。ただ心情を歌い上げるシーンは歌いっぷりはいいんだけど、ちょっとしつこく感じてしまいました、重いんです。全身全霊、全力過ぎてちょっと疲れる。引きとかタメっていうのかな、陽があれば陰もあるわけで、その陰がないから平坦で奥行きが感じられなかったです。 あと楽曲の殆どがなんていうか、ちょっと違う気がするんですけど・・・個人的な好みなんですけどね。日本式に言ったら演歌入っちゃってる感じ?ひとくちにR&B、ソウルといっても色々ですね。 ところでC.C役の俳優さん、ハンサムだわ~これも検索しましたキース・ロビンソンというのね、しっかり覚えました。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-19 14:27:59)
552.  ファクトリー・ガール
別に・・・ふーん、そうですかって感じでした。 えっと、私ギリギリアメリカでいうところのジェネレーションX世代なので60年代のことは知らないです、ただあの年代ってミュージシャンやらアーティストやら前衛的な有名どころとその仲間は軒並み酒とドラッグに溺れ、なんかやたら死んだらしいというのは知っている。これもそんな話のひとつにすぎないような気がする。チェルシーホテルってジャニス・ジョプリンが死んだ場所じゃなかったかしら。 やっぱりアンディ・ウォーホルもボブ・ディランもそれぞれ非凡な才能と実力と野心があり、それにみあった位置に君臨したわけで、イーディはそんな彼らの取り巻きのひとりにすぎなかったのかもしれない。調子いい時だけの友人、仲間っていう空虚な人間関係ね、まさに中身のないスープの缶だ。珍しいはなしじゃないです。 ただイーディの場合、生い立ちとか背景がマスコミが好み大衆の興味をそそるものだったのかもね。 ウォーホルって昔ソニーだったかな?日本のCMにも登場したんじゃなかったかなあ、だから私、知らない間におぼえた人なんだと思う。 でもつけまつげってほんっとに顔変わるね~ガイ・ピアースの化けっぷりも面白かったです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-03-16 13:01:47)
553.  リアリティ・バイツ
劇場公開された頃からこの映画のことは知っていた、子育て真っ最中だった私は衛星で放送された時にビデオに録画し、家族が寝静まった深夜にワクワクしながら観賞し始めた。ウィノナが大好きだったからです。 ・・・自分なんて殆どないと言っていい子育ての現実に日々挫けそうになりながらなんとかふんばっている私にはまったく受け付けませんでした。途中で観るのやめました。 そしてあれから10数年、最後まで観るには観た。頭でっかちの自己中、厄介なめんどくさい女のあーだこーだを見せられ、嘘くさいほど理解ある男との恋愛成就でラストかいっ! 何がリアリティ・バイツなのよ、確かにいつの時代もどこにでもこういう実績も経験もないのに口だけは達者なお手上げ女は必ずいた、そこはリアリティだ。 若い頃、私にとって40代以上の人はどう逆立ちしたって太刀打ちできない完璧な大人でした、しかし今自分がその年代になってわかる、人はよほどのことがない限り基本変わりません。主人公リレイナも若いからではなくこの性質はまず変わらないでしょう。 しかしベン・スティラーにもこのような過去があったんですね。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2010-03-15 01:27:49)
554.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 
男っぽいラッセル・クロウに期待して観賞、裏切られませんでした。もう最高! クリスチャン・ベールもいつのまにこんなイイ役者になったの?イメージ変わりました。 丁寧な状況、背景説明がないからオープニングあたりはいったい何がどうなのよ?って感じだったけれど話が進むうちにきっちり見えてくる。 優等生と悪ガキが反発、対立しながらも共感していき、同じ目的に向かって突き進む、そんな感じでしょうか。二人で列車まで駆け抜けるあのシーンには鳥肌が立ちました。  ベン・ウェイド、なんて魅力的な男なんでしょう。ラッセル・クロウはこういう役を演じると魅力爆発です。 登場人物の中でいちばん人間味を感じる人物だったベン・ウェイド。逮捕されたきっかけは女っていうのがいいじゃいですか、しかも絵が上手なのよ。ダンの息子も奥さんもあっという間に彼に惹かれる。誰もかれも多かれ少なかれベン・ウェイドに魅了されちゃうんです。 この映画、何が誰が善か悪かは問題にしてないんですね、酒場ではやけに気が利いたチャーリーですが、こいつこそなんにもわかっちゃいない大馬鹿野郎でした。 滅茶苦茶かっこいい映画が観られました、満足です。
[DVD(字幕)] 9点(2010-03-14 17:35:14)
555.  スカーフェイス 《ネタバレ》 
いつもタイミングが合わず途中からとか途中までしか観てなかったけど今回きっちり観られました。デ・パルマにしては「よっ!デ・パルマ!!」と感じる部分が薄い作品ですね。 この手の映画を観ると最近よく思うんですけど、ギャングも一般社会も基本は変わらないですね。 勢いにのって強引に力づくで登りつめ、そしてほんのちょっとのほころびから一気に堕ちてゆく、あの死にざまが象徴してる。 富は得ても権力と信用は得られない、だから確かな人脈もない。どんな世界でも最後はその人の人柄なんだなぁ。ただ、子どもを巻き添えにできないというあの描写は意外だったですね、あの展開は必要だったのかどうか、なんだかそれまでの流れというかスタイルが崩れた気がしました。 そして観終わった後、なぜかジェイク・ラモッタを思い出したり。 かっこよさはなく品性のかけらもない、下品な人ばっかり出てくる映画です。でも映画としてはアツくて良い映画だと思う。「カリートの道」を観る前にこっちを観るべきでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-10 11:30:33)(良:1票)
556.  パフューム/ある人殺しの物語
まずびっくりしたのがダスティン・ホフマンが登場したということです。神出鬼没とはこのことです。 濃厚な動物性の香りのする香水を好む欧米人、あの香水がどんな匂いなのかわからないけどたぶん日本人の私が嗅いだらオエー、げーっとなると思われました。 ひねりも面白みもないブラックなファンタジーでしょうか。あれだけ一心不乱に女の体臭を集めまくったわりにはかなり期待はずれなオチ、ラストでした。 犯人像を語るアラン・リックマンには期待できそうだったのにそれも裏切られたし。 結局何のために鋭すぎる嗅覚を持って生まれてきたのか、そこんとこがあやふやなままだったように感じます。 毎日お風呂に入る習慣がなく、その体臭を香水で誤魔化すという文化を持つフランス人への皮肉みたいな話でした。 夜中にコソっと観るタイプの映画だと思うし、実際その環境で観ましたが夜更かししないで寝たほうがよかったです。 
[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-02-27 13:16:40)
557.  それでも恋するバルセロナ
アレン作品にしてはシニカルさは無いに等しい。しかし出てくる女4人のキャラです、しっかりきっちりと描き、生きているんです。その4人のキャスティングも見事。パトリシア・クラークソンまでも・・・ここがいちばんヤラレタと感じたとこです、他の三人は予想通りというか期待通りだったからね。ナレーションで状況説明するというスタイルの映画はシニカルコメディによく見られるけどコミカルさが出ていいと思います、個人的にはアレン本人のあの独特の語り口で聞きたかったですね。 ウディ・アレンの女を見る目、理解力は凄いですね。彼こそ真のフェミニストなのかもしれない。 男と女のその関係に明確な理由や状況、環境など関係ないですね。あえて言えば、経済的余裕でしょうか。これがあるかないかが現実的には大きいかもね。ここに出てくる人たちはその心配は全く無さそうな方々です。 ラストの空港でゲートに向かって歩くヴィッキーとクリスティーナの表情がいいですね、なんか仏頂面して歩いてた。 「恋するバルセロナ」ではなく「それでも」が付いている邦題もなかなか良いです、「それでも」には人それぞれいろんな意味がありそうです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-22 13:51:13)
558.  コールガール(1971)
これ若い頃に2~3回は観てます、なぜか民放の洋画番組で忘れたころになると放送されてたと思う。その頃とはやっぱり感じるものが違いました。珍しくもなければあっと驚くどんでん返しもないのですけど、どうしてこんなに惹き込まれちゃうんでしょう。 渋いけど怖い、その怖さっていうのはハラハラドキドキの単純なサスペンスの怖さじゃないのですけどね。 ジェーン・フォンダがボロボロ泣くシーンのあの涙の理由はいったいなんなのか・・・これって今でも充分通用する題材、内容だと思います。 でも何回観ても夜の市場で買い物するシーンはキュンとするなぁやっぱり。好きです、あのシーン。ドナルド・サザーランドの無表情さもいい。そしてジェーン・フォンダのニーハイブーツ姿は必見ですな。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-02-18 13:12:22)
559.  アリゾナ・ドリーム
ジョニー主演だというのに未見でした、なんとなく肌に合わない気がしたし確か同じころ「ギルバート・グレイプ」があってそっちが無茶苦茶良かったから本作は忘れてしまったかもね。 どのシーンも背景やセットはかなり良いですし、20年ほど前のジョニーはほんとに美しい。しかし内容が支離滅裂といいますかはっきりいって「無」でしょ、最初から最後まで全く盛り上がることもコーフンすることもなく淡々と映像全体をぼーっと眺めて終わる映画も私にとっては珍しいことです。残念な内容でした。 この監督さんの他の作品は観たことないのですけど、元々アメリカとアメリカ人をバカにしてるのかな?そんなことも感じてしまいました。 ただアメリカ物で好きなものが「レイジング・ブル」「北北西に進路をとれ」であり、ボニーとCWでありジェリー・ルイスであるわけなのかしら。 無駄にリキんでいるようでもあり、嫌味すら感じる映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2010-02-16 10:27:41)
560.  トゥルー・クライム(1999)
私やっぱりイーストウッドの映画って好きです。 これって人種とか死刑制度とか扱っているけど完璧な人間ドラマ、二組の夫婦の対比が焦点のような感じ、大作でも秀作でもないんですけどね。 黒人一家は全てを取り戻し、エベレットは無くした。無実の男が黒人である必要があるのかどうかとも思ったけど、でもこれがイーストウッドなんだなぁ、彼らしい作品ですね。顔に刻まれたシワが人生を物語るといったらこの人ですね、アメリカ人だけどわびさびを感じる人です。 ただ申し訳ないんだけど、ダイアン・ヴェノーラの主人公の奥さん役って魅力ないですね、いつも邪魔に感じちゃうわ。おもちゃ屋のルーシー・リューがなんか可愛かった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-10 14:15:20)(良:1票)
0120.94%
1201.56%
2362.81%
3453.51%
4796.17%
515712.26%
623718.50%
731624.67%
821716.94%
91058.20%
10574.45%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS