41. アメリカン・ビューティー
「この国はあなたが思うほど悪くなってないよ」というリベラル派からのメッセージだったのかな、って気がする。911以降のアメリカでは絶対に作りえない映画。(以下ネタバレ)ついでにマジでお答えしますが、撃ったのは大佐です。 9点(2003-07-22 22:08:00) |
42. ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう
発射の瞬間を待つ精子たちのなかになぜかひとり紛れこんでしまった黒人の精子がキョロキョロしながら「なんでオレがここにいんの?」笑い過ぎて腸捻転おこすかと思った。 9点(2003-07-13 23:48:39)(笑:2票) |
43. ひとりぼっちの青春
(ネタバレ?)フラッシュフォワード、つまり未来の映像の断片ですね、それらが絶妙なタイミングで挿入されていて、観客のテンションを持続させることに成功している。最近だとメリル・ストリープの「母の眠り」でもほぼ同じ手法が用いられていたのだけれど、うっかりこの映画を観てしまっていたせいで、なるほど、レニーが思い余ってメリル母ちゃん殺しちゃったんだな、なんてあらかじめ決めつけてしまい、ラストで思いっきり肩透かしを食ってしまった。こういう弊害もあるんだなぁ・・・。 9点(2003-07-12 05:28:55) |
44. 國民の創生
「お勉強」のつもりで観たら、意外や意外、面白かった。ついでにKKKを賛美しているとは感じなかったけどなー。おれには、所詮世の中なんてこんなもんでしょ、っていう諦念が伝わってきた。 9点(2003-07-09 22:33:17) |
45. チャンス(1979)
ピーター・セラーズの神髄はバカ映画にこそあると思うのですが、代表作を挙げるとなると、やはりこの作品ということになります。寓話的で難解っちゃ難解なんだけど、なんともいえない雰囲気があってね。 9点(2003-07-07 02:07:38) |
46. 仁義なき戦い
「あんたはしょせん、ワシらが担いでる御輿やないの。御輿が勝手に歩けるんだったら歩いてみぃや、あぁ? なぁおやっさん、喧嘩はなぁんぼゼニがあっても勝てんので!」もうかなり前に観たきりだけど、松方弘樹のこの台詞は何故か憶えてる。 9点(2003-06-28 06:13:43) |
47. めぐりあう時間たち
「ダロウェイ夫人」を読んでいないとちとツライかも。読むのが面倒くさかったら、まぁまぁの出来だけどヴァネッサ・レッドグレーヴが主演した映画のほうでもいいや、とにかく予習は必要。ていうか、観とかなきゃいけないっていう種類の映画じゃないし、今現在ハッピーな人がわざわざ観にいく必要はないでしょう。というわけで、今あんまりハッピーじゃない人&神経症気味の人限定でお薦め。ただフィリップ・グラスの音楽は説明過剰。うるさい。 9点(2003-06-24 01:11:26) |
48. ハスラー
両手広げて「ハウキャナイルース?」真似したくなる、あの仕種。 9点(2003-06-23 23:47:07) |
49. ニュー・シネマ・パラダイス
完全版は蛇足。観てない人は「絶対に」観ないように! 9点(2003-06-21 14:33:22) |
50. アメリ
女性向け映画みたいな扱い受けてたんでだいぶ経ってから場末の(三軒茶屋ね)映画館で拾ったんだけど、なんだよ、ばりばりジュネじゃないよ。全然日和ってないじゃん。 9点(2003-06-17 00:08:44) |
51. メリーに首ったけ
「人生は祭りだ」っていうのが実はこの映画のモチーフなんじゃないかって気がするんだけど。エンディングもそんな感じでしょ? ま、下品で耐えられないとおっしゃる方がいらっしゃるのは承知しておりますが、数え切れないほどのグラビアページを糊付けしたかつての少年にはこの程度の下ネタなど、まったく気にならないのです。 9点(2003-06-08 22:40:17) |
52. 江分利満氏の優雅な生活
これ去年、“新”文芸座で観たんですよ。場内大爆笑でね。あんなスカッとした笑いがとれる邦画ってそうはないですよ。日本一ハリウッド的な資質を持った映画監督だと思います、岡本喜八さんて。 9点(2003-06-02 22:34:50) |
53. 書を捨てよ町へ出よう
ストーリーとはなーんの関係もない映像がいきなり挿入されたりして、もうなにからなにまでムチャクチャな映画なんですけどね。画面全体に漲るこのエナジーは一体なんなんだ!って。見所は沢山ありますよー。チ○ポをかたどったサンドバッグを道端に吊るして、警官に咎められてるところを隠し撮りしたのとか、リニューアルする前の文芸座なんかも今となっては懐かしいところでしょう。毛皮のマリーに扮した美輪明宏が出てきたり、それから伝説の女流作家鈴木いづみも出ています。たしか主人公の少年に乳を押しつけてる女医さんが彼女じゃなかったかな。「フツーじゃつまんねぇんだよなー」派の映画ファンなら必見です。 9点(2003-06-02 22:23:59) |
54. 飢餓海峡
なんといっても左幸子。雇ってもらった女郎屋で大泣きするシーンにはこっちまで鼻の奥がツーンとなってくる。今のテレビ女優にはあんな芝居できないだろうなぁ・・・。左幸子が引っ込んだ後半部分、ちょっとダレてくるのでマイナス一点。それにあの刑事役は健さんじゃなくてもいいしね。伴淳は素晴らしい。 9点(2003-06-01 18:54:12) |
55. 2001年宇宙の旅
ハルってのはつまり、“神”なんだと思うんですよ。そもそも人間がデッチあげたものなのに、いつしかそいつに支配されてしまっているという皮肉な図式。だからボーマン船長は「神殺し」を実行した末、「超人化」したんだ、と・・・そんな風にも解釈できるんじゃないですかね? 9点(2003-06-01 18:19:50) |
56. 女王陛下の007
おお、高評価! 嬉しい♪ 8点(2003-08-29 23:23:59) |
57. サンライズ
とにかく「うわー。金かかってんなー」という印象。セットもモノホンの建築物としか思えない。とにかく豪華絢爛・贅沢三昧。だから「あんなド田舎にチンチン電車が走ってくるか!」などというつまらないツッコミは入れないように。 8点(2003-08-29 19:54:57) |
58. サイコ(1960)
主役だった筈のスターが劇中突然殺されるという展開に当時の観客は度肝を抜かれたわけですが、残念なことに現代の観客はジャネット・リーがバスルームで殺されることをあらかじめ知ってしまっているので、当時の観客が受けたようなショックは感じないわけです。で、「スクリーム」のドリュー・バリモアの惨殺シーンごときでビックリしているわけです。ヒッチ先生ごめんなさい m(__)m ・・・余談ですが、大学受験の時、解答用紙がまだ四分の一も余ってる状態で「あと10分です」の声がかかり、焦りに焦りまくっていたら突然脳内ステレオでこの映画のオープニングテーマが流れ出したということがありました。とうとう解答用紙は埋まらず、浪人生活に突入しましたけどね(泣) 8点(2003-08-29 19:25:26)(笑:1票) |
59. 女は女である
唯一楽しく観られたゴダール作品。これなら許す。 8点(2003-08-29 17:48:48) |
60. 足にさわった女(1952)
越路吹雪が素晴らしい。日本にもこんなすげえコメディエンヌがいたんだなー、と感動。オネエ言葉の山村聡もウケました。 8点(2003-08-24 14:13:06) |