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ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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41.  ハロウィン KILLS 《ネタバレ》 
前作最後にローリー宅の地下の罠にかかったマイケル。閉じ込められ炎上までしてどうやって生還したのかなと思っていたら防火シャッターのようなトコから出てきて笑いました。罠に保険かけといたら駄目でしょローリー。 途中まではかつてのスプラッター映画を思わせる作りで良い感じではあったんですけど病院に舞台が移ってからは集団心理からくる狂った正義のグダグダが長くて飽きた。社会風刺的なネタなんかいらないのになと思いました。それのせいもあってかマイケルが人間を超越したような存在になっていて「あー、ソッチ方面に行っちゃうのか」というオチになってるので残念だったな。まあ『ジェイソンの命日』のような妙な物体が出ないだけマシだったが、辛うじて人間だったマイケルが集団に取り囲まれフルボッコされた上にトドメを食らっても数秒後には何もなかったように動き出して皆殺しは酷かった。文字通り恐怖が実体化した伝説上の存在になってしまったなブギーマン。そんな人が抗えない存在になったマイケルがカレンを殺したのも意味不明すぎたしガッカリした。いつの間にか三部作になったようですがどう終わるのかな。
[映画館(字幕)] 4点(2021-11-01 21:11:08)
42.  死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 《ネタバレ》 
すっかり死霊館ユニバースになっていますが実在の心霊研究家エドとロレインのウォーレン夫妻がメインの『死霊館』としては三作目。呪われた屋敷が舞台だった前二作を監督したジェームズ・ワンは控えめながらもオカルトのキモを抑えた良作シリーズを構築しましたが、『ラ・ヨローナ』のマイケル・チャベスに託された今作は悪魔憑依を理由に無罪を主張した事件をベースにしていて警察と協力したりスリラー要素もあり過去最高レベルのパワフルさを見せるロレインなど派手な展開もありで新鮮味がありました。ツボは抑えつつも演出面ではだいぶエンタメが強くなった印象もあるのでシリーズを追ってきたファンでも好き嫌いありそうな気がします。 首謀者であり黒魔術で悪魔召喚を謀っていた元神父の娘は細身で黒装束な出立ちの貫禄ある強敵魔女でしたが、生きている狡猾な人間が相手というのは新たなパターンで恐ろしかったです。毎度思いますが実際の事件ではどうなってたんだろうな。 被害者を救おうとする献身さやお互いを気遣い支え合う夫婦愛。薬のくだりも見え見えでしたがジーンと来ました。パトリック・ウィルソンとベラ・ファーミガはハマり役だし、良い感じで年齢を重ねてきて包容力が増してるし安心感がありますね。これからも楽しみなシリーズ。
[映画館(字幕)] 7点(2021-10-03 22:30:58)(良:1票)
43.  スパイラル:ソウ オールリセット 《ネタバレ》 
ソウ風味のなにかを観せられた感じ。刑事モノの定番であるバディで動いてたし、その場をなんとかやり過ごしても結局は死ぬしかないようなジグソウを思わせるだけのゲームもどき。決まった結末へ向かっているだけだしセブンっぽいですね。 悪徳警官を告発したため孤立している主人公ジークの新人バディのウィリアム。ジークの父親で元署長が刑事への志望動機と語ったり、その親父が独自の調査をしているらしく単独で建物に入っていったまま音信不通に。そして、署内でウィリアムがジークの携帯を借りたトコでピンときましたが、彼の入れ墨の入った皮膚が届き、向かった現場では皮膚が剥がされて殺されていたトコで「あー、コイツに確定だな」と思いました。 まあ役者も展開もそれなりで悪くはないのですが『ソウ』と言われると疑問符しかつきませんね。最後にはあの音楽とともに種明かしがフラッシュバックされますが、私的な復讐なだけで不正警官やそれを知りつつ見逃した警官への生存できる詐欺のゲーム風の死刑(私刑)執行だし、犯人はバレバレでカタルシスも無いしでテンション下がったままでした。社会風刺風だし『ソウ』を名乗らなかったらそこそこイケた気がします。
[映画館(字幕)] 4点(2021-09-16 22:49:07)
44.  シャン・チー/テン・リングスの伝説 《ネタバレ》 
ポスターや予告で「主役が若いキンペーにしか見えないな」と思ってましたが本編を観てもそんな感じでしたね。好青年ぽくはあるものの朴訥としていて表情が乏しくて華がなく、逆に立ち居振る舞いに華まみれのアジアを代表するスターのトニー・レオンに食われまくっていて存在感が薄かったです。トニー・レオンは過去でも現代でも凛々しくてカッコ良かったですね。 ショーンという名前でホテルマンとして普通に暮らすシャン・チー。能力が封印でもされているのかと思ったら冒頭のバス内であっさり戦い出すし素性も語るし、テン・リングスという伝説の武器を使ったアクションも凄いと思うところはなかったな。中国武術はしなやかで流れるように舞い戦うので美しいんですけどね。同じく腕輪を使った『カンフーハッスル』の仕立て屋のおっちゃんの方が殺陣も演出も上手かったし見ごたえがあったなと思ってたら、部屋にポスターが飾ってありましたけど意識してたのかな。 終盤で親父に負けて水中で謎の覚醒をして竜に乗ったとこは『日本昔ばなし』の歌が脳内で流れましたけど、テン・リングスの能力表現がイマイチだし本人もあまり強いとは思えなかったし魅力がなかったなシャン・チー。それを補うためか親友ケイティは喜怒哀楽に愛嬌があって面白かったけど。まあ今後に期待かな。 途中でMCUファンにサービスとばかりにウォンや偽マンダリンが出てきますけど、まさかの偽マンダリンを持ってくるセンスは良かったですね。
[映画館(字幕)] 4点(2021-09-08 22:25:58)
45.  オールド 《ネタバレ》 
バカンスでやって来たリゾートホテルでの夫婦の会話、病を抱えた宿泊客とそれをアピールするかのように尋ね記憶していく息子、そして急速に老いていく人里離れた不思議なビーチに訪れた人々を望遠で観察している人物。そこら辺から大体ピンと来ると思いますが、格安バケーションで釣り上げて謎のビーチに連れ込んで臨床試験を繰り返し利益を上げている製薬会社の実態が暴かれるお話。そこかしこに伏線めいたモノを散りばめめつつ、決定的なモノは映さないカメラワークなどシャマランらしさを見せますが、終盤に判明する製薬会社の研究施設や顛末などは明確に描きすぎていて面白みがなくなった感じ。そこら辺は濁したり、余韻を残しお客に想像させるシャマランらしくなかったかな、と。様々な人生経験をしてきた大人たちがどうにもならない早さで迫る老いに対し恐怖し壊れたり達観した状態になったり、成長した体になった子供に接したり親の老いを見守る子どもたちの図式は良かったし考えさせられたけど、年齢とともに知能が上がっても教育をほぼ受けてない6歳児の知識の無さはどうにもならないと思いますけどね。なぜか知識も語彙も行動力もある立派な大人でしたけど、そうするなら子供らしい発想で切り抜けたりもうちょっと伏線を張ったり一捻り欲しかった気がするな。 不思議なビーチは死んだ細胞だから髪も爪も伸びないという解釈の割りに死体は風化していったり、もと来た道を戻ったり脱出しようとすると気絶したりとご都合主義も多かったけど、そういうモノと思って観てたので途中までは面白かったです。
[映画館(字幕)] 6点(2021-09-01 22:17:54)(良:1票)
46.  ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 《ネタバレ》 
冒頭の「俺はできる男」感を出してるマイケル・ルーカー演じるサバント(サングラス姿だと晩年の内田裕也そっくり)。減刑との引き換えに参加した彼の所属チームの登場から退場までの流れが最高すぎて期待感がドンドン増して行きましたが、同じ材料でも調理する人が変わるとこんなに違うのかという出来でしたね。その噛ませチームが全滅後に主役チームが出てきますが、それなりのクズっぷりもあり個性的でもありでキャラクターそれぞれに魅力があった。特にジョン・シナ演じるピースメイカーは最高でした(vsリック・フラッグは名勝負だった)し、ねずみを操るラットキャッチャー2と相棒セバスチャンはスゴく可愛かった。影が薄くなりそうな気配があったハーレイもさすがの無双っぷりで持っていくし、最後にはパイロ人そっくりな着ぐるみ感バリバリの怪獣スターロまで出てくるし楽しめました。中途半端に真面目ぶった作りだった2016年版とは大違いで面白かったです。演出と構成力の上手さはさすがジェームズ・ガンだなと思いました。 ただまあ、トロマ出身で『スリザー』を撮ったガンらしい容赦のない描写もあるので、耐性の無い方だとちょっとキツいかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 7点(2021-08-30 21:47:53)
47.  竜とそばかすの姫 《ネタバレ》 
だいぶ前に特報を観ただけで記憶から消えており、冒頭の説明で「また仮想現実の世界か」と思いましたが、その世界Uに堂々と現れるベル(中村佳穂)の歌姫っぷりは圧巻で「millennium parade」という音楽家集団との楽曲はどれもパワーがあった。歌が持っている力は凄いなと改めて思いました。 そのベルの正体は田舎に住む朴訥な女子高生すず。幼い頃から歌うのが大好きだった彼女は母親の事故の後から心を閉ざし気味になり人前でうまく歌えなくなってしまった。その彼女をUの世界に誘ってくれたプロデューサーで親友ヒロちゃん、幼馴染しのぶ、みんなの人気者ルカちゃん、一人カヌー部カミシン、すずを優しく見守る合唱隊のお姉様方と現実パートは良さ気な雰囲気が抜群にあった。しかし、タイトルの竜が登場しベルが追い求めだす辺りから微妙な気配になりましたね。Uの世界を荒らしまくる竜と自警団とのバトルは顔見せと状況説明として良いとして、隠れ家に入った後は『美女と野獣』の焼き直しにしか見えないシーンが多いし、すずがなぜ竜に拘るのかも分からなかったな。その竜の正体や現状を知り現実でも救いに向かうトコや顛末など全てが希薄で中途半端にしか見えず、盛り込みすぎて収集つかなくなってしまった感じ。普通にトラウマで歌えなくなった少女が自分を取り戻すまでの青春物語で良かったのにな。自分の正体を探られるのを嫌がってるのに竜を探るし、終盤はブレてしのぶに持っていかれてしまうがすずを理解し見守り背中を押す役回りはヒロちゃんに任せた方がまとまった気がするし、取って付けたような児童虐待ネタは薄っぺらいし色々と残念。『おおかみこどもの雨と雪』以降、細田は一人で脚本を担当してますが補佐や手直しをしてくれる人と組んだ方が良いと思う。 シンガーソングライターが本業で声優初挑戦だったというすず/ベル役の中村佳穂、ヒロちゃん役の幾田りらはとても上手かった。ボーカルをやってるだけあって勘が良いのでしょうかね。「有名人を使わず声優を」とよく言われてますがこういう達者な人もいるから難しいトコですね。
[映画館(邦画)] 6点(2021-07-21 21:02:14)(良:1票)
48.  ブラック・ウィドウ 《ネタバレ》 
配信ドラマは一切見ておらず予告編は去年映画館で観たきりで一切情報を入れずに鑑賞。マーベル・スタジオのロゴが出るOPは「ついに帰ってきたな」とテンションが上りました。 95年オハイオを舞台にした冒頭の逃亡劇で父アレクセイのキャップ並の能力に「おおっ!」と思ったところから一気に引き込まれました。それから21年後が本作の舞台。ソコヴィア協定で仲間同士が対立したシビルウォー後の逃亡生活中に暗殺者に襲われ、妹がまだ生きていて殺害したはずの指導者ドレイコフとかつて在籍していたレッドルームの健在ぶりを知り、因縁にケリをつけるためにオハイオで3年年間一緒に過ごした家族との再会を決断する、という流れ。 その家族の父アレクセイはキャプテン・アメリカの対抗馬でロシアのスーパー・ソルジャー、母メリーナはナターシャの前世代のウィドウでもある科学者、妹エレーナは現役ウィドウという構成でしたが全員キャラが立ってて面白かったですね。特に妹エレーナ役のフローレンス・ピューは家族が大好きで実は甘えたい末娘していて良かったです。ナターシャとの相性もバッチリで決めポーズのイジリなど掛け合いが可愛らしくて微笑ましくもっと観ていたいなと思いました。ナターシャ亡き後、彼女を据えるんでしょうけど楽しみなキャラが誕生しました。 家族が立ち向かう相手ドレイコフはレッドルームというスパイ養成組織を支配し、幼い少女を集めマインド・コントロールと戦闘や諜報活動の訓練で女暗殺者ウィドウとして育成。彼女たちを使い世界を裏から操ろうとするオッサンでしたが女性を支配し意のままに操るというとハーヴェイ・ワインスタインを思い起こさせますね。なかなか攻めた脚本でした。そのゲスい巨悪を家族と共に倒し、自身と同じ命運を辿りそうだった多くのウィドウたちを解放したワケですが良く出来てたと思います。たった3年間の偽装家族だったとはいえ多感な少女時代の記憶は鮮明に残っていて、21年ぶりに再会しても違和感なく溶け込め表情も穏やかになっていたナターシャ。家族の愛に触れたコトにより『エンドゲーム』でのあの決断がより一層深みを増した感じ。
[映画館(字幕)] 7点(2021-07-17 23:13:06)
49.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
ゴジラ相手なのでコングはある程度の機動性で勝負と思ってましたが、ゴジラも妙に俊敏だし簡単に吹っ飛ぶし軽く見えたのが残念かな。ワニガメ+ミズオオトカゲみたいでどうもこの造形と動きは好きになれない。 重厚な巨大生物感を感じたのはvs米軍のトコですね。尻尾の一撃で破壊される戦艦など「コレが観たかったんだよ」というワクワク感がありました。でも映像の進化でいろいろ作られてきたハリウッド怪獣モノも飽きが来たというか目が肥えたというか「結局は見せ方次第だよな」とつくづく思いましたね。地球の真ん中まで到達する熱線がメカゴジラにはあっさり撃ち負けたり、首根っこ押さえつけられて引きずり回されたり、コング待ちとはいえやたらゴジラがボッコボコにされてるのはどうかと思いました。歴代最強レベルの強さのメカゴジラに圧倒されて危うくムートーと同じ末路の上、コング復活からツープラトン攻撃を見せてくれるかと思えばちょっと腕に組み付いたくらいだしお礼参りも出来ず美味しい所はすべてコングに持っていかれた感じ。まあOPからして「あー、主役はコングなんだな」とは思いましたけどね。コレくらいの予算で日本の監督やスタッフで作ったらどうなっただろうな。あと、いなくても何の問題もなさそうな小栗旬は不憫な役と扱いでしたわ。英語頑張ってください。
[映画館(字幕)] 4点(2021-07-07 00:01:21)
50.  モータルコンバット(2021) 《ネタバレ》 
元のゲーム版は初期をちょっとやったくらいです。実写映像を取り込んでいて目を引きましたが操作性やグロ具合で日本ではあまりウケませんでしたね。 アジア風味が強いので映画はどうなることかと思ってましたが浅野忠信が目を光らせて出てきた時は笑いました。大物のライデン役をやらせてもらってますが割とハマってましたね。まあ全てはOPを飾り、最後には復活を遂げ復讐を果たした真田広之が貫禄のアクションで持っていきましたが、この二人を起用したのは正解だったと思います。モータルコンバットのファンの方にはまずまずだったのではないでしょうか。 ただまあ固有名詞がやたらと出てくるし、敵味方それなりの数が出てくる割に駆け足気味なので世界観を含め分かりづらかった気がしますね。110分と今どきコンパクト気味な時間だし、シリーズ化を狙うならもうちょっと丁寧に作っても良かったような。
[映画館(字幕)] 6点(2021-06-23 02:41:16)
51.  ザ・スイッチ 《ネタバレ》 
入れ替わりというのはよくあるネタではありますが地味な女子高生(ミリー)と中年殺人鬼(ブッチャー)はアイデアが良いですね。その殺人鬼と入れ替わってしまうミリー役のキャスリン・ニュートンがとても可愛らしかったです。中が殺人鬼ブッチャーになってからは下ろしていた髪をオールバックにして化粧をし、赤い革ジャンでビシッとキメる強そうな女性にガラッと変わり、妖しい色気を醸し出していて女性の二面性を見たような気になりました。ブッチャー側もなにも言わないジェイソンばりの殺人鬼が中がミリーになった途端に仕草や動きが女性になっていてビジュアル的にも面白かったです。後者はいま色々と話題になることが多いジェンダーにも通ずる設定でしたね。そこら辺を上手くコメディに昇華させ(弱ったアリクイは吹きました)、ホラー部分は80年代スラッシャームービーに捧げたような作りが組み合わされていて悪くなかったです。 ただ、殺人鬼が中に入った状態のミリーが行った殺人はちょっと引っかかりましたね。イジメっ子とイヤミな教師は殺されるほどのヒドい描写は無かったし、作りがホラー・コメディですし主人公の外見のままで殺人はして欲しくなかったな。オッサンの体と違い非力な女子高生なので反撃にあうという描写もあったので、そういうオチや誰かが来て未遂に終わるという方が良かったのになと思いました。
[映画館(字幕)] 6点(2021-04-13 19:00:02)
52.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》 
概ね旧劇場版からさらに踏み込んだ補完版という感じでしたが、こういう落とし方が無難でしたかね。シンは贖罪と救済の内容になっていますが、自らを肯定したシンジと拒絶した理由を語ったミサトや内面を掘り下げたゲンドウとのシーンは何だかんだグッと来ましたね。エヴァの呪縛から解き放たれ大人になったシンジとマリが手を繋いで駆け出して行ったとこでウルウルきましたわ。鬱になったシンジくん(庵野)は「君がどこにいても必ず迎えに行くからね」と言い切る強いマリ(モヨたん)に救済されて立ち直り立派な大人になったなと。宇多田ヒカルの『One Last Kiss』もハマっていて清々しいラストでした。『Beautiful World』の別バージョンもかかりますが全てを見終わって歌詞を考えると一層良く思えましたね。 「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン」とシンジが言ってましたがエヴァからの卒業でもあり別れの言葉なんでしょう。震災や鬱がなければどんな物語になったんだろうとも思いますが、庵野の心象風景を描いたシリーズでしたねエヴァ。長い間お疲れさまでした。
[映画館(邦画)] 8点(2021-03-08 23:36:43)
53.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》 
代償と引き換えにどんな願いも叶える石ドリーム・ストーン。その力を用いて世界を牛耳ろうとするマックスとダイアナに憧れる引っ込み思案な新任学芸員バーバラは面白く出来そうな要素があるのに中途半端な扱いのまま終わった感じ。「ダイアナになりたい」と願ったのに最後チーターになってるのもよく分からなかったが、石の裏にいる邪悪な神とでも対決するのかと思えばそんなコトも無く、悪役だけどそこまで悪くなく二人が相手では盛り上がりに欠けた。舞台が1984年でしたがスーパーマンⅢ(1983年)のようなどこかのんびりした雰囲気を感じる緩さがあり、願いの代償で弱体化するモノの悲壮感もない。少しの間でも願いが叶い、平和な時代で愛を確かめ合う二人の姿は良かったけども、その代償の重さを知らしめるためだけに復活させられたようなスティーブは不憫な役回りだった気がする。最後は世界中の人々へのダイアナの呼びかけにより収束しますけど、伝説の戦士アステリアが着ていたというゴールドアーマーも装着シーンがないしアクションに面白みもないのでグッとくるコトも無く盛り上がらなかったな。ヒーロー映画というか最後の訴えかけがテーマなんだろうけど、このご時世なのでスカッと爽快なのが観たかったな。 『バットマンvsスーパーマン』でバットマンの大ピンチに颯爽と登場し全て持って行ったワンダーウーマン。その時に流れたテーマ曲も今作は低音がキツすぎてカッコ良くなかったな。まあ相変わらず登場すると場が華やぐガル・ガドットの魅力だけで成り立っている映画になってますね。
[映画館(字幕)] 5点(2020-12-18 21:44:59)(良:1票)
54.  ソニック・ザ・ムービー 《ネタバレ》 
生粋のセガ派です。ソニックもメガドライブ『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』からの付き合いです。冒頭の歴代ゲーム映像からのデカい『SEGA』のロゴには感慨深いものがありました。以前映画化された『ハウス・オブ・ザ・デッド(2003)』は寒気しかしませんでしたし、今回のソニックも映画化にあたりとんでもないデザインを発表された時はどうしようかと思いましたがファンの声を受け止めデザイン変更し、それなりになって戻ってきた姿を見て安堵しましたね。 吹き替えの人選に関していろいろと言う方もいますが、山寺キャリーはハイテンションでさすがの安定感だったし、新ソニックの中川大志も自由でヤンチャで茶目っ気のあるソニックにハマっていて全く違和感を感じず楽しめました。 今回はソニック始まりの物語的で憎めない悪役で宿敵Dr.エッグマン誕生の物語ともいえるし、小ネタもあるのでゲームファンも見て損はないかなと思います。アメリカでは『GENESIS(日本名メガドライブ)』のおかげで大人気のソニックですが『名探偵ピカチュウ』を超えるくらい大ヒットするだけあって、笑える珍道中ありホロっとするシーンありで家族そろって笑顔になれる一本になってましたね。続編があるようなので〇〇〇〇ソニックはその時にでも見せてくれたらいいな。
[映画館(吹替)] 7点(2020-12-06 21:32:25)(良:1票)
55.  TENET テネット 《ネタバレ》 
時間を遡れる技術を使い世界を破滅させようとしている武器商人に挑む名もなき男と相棒ニールの物語。時間を進む者と逆行する者が同じ時間軸で奮闘する映像は面白みもありましたが、むかしドリフで見た気もしたなと思いました(まあコッチはただの逆再生だけですけど)。途中で出てくる科学者の言う通り「考えるな、感じろ」の精神で観ましたけど、冒頭のオペラ劇場での作戦など何かあるような凄さを見せつつも何もなかった感じ。スパイアクション映画に時間逆行ネタなど物理学のややこしい設定を組み合わせてるだけですが、流される音楽が映像にマッチしていて緊迫感があり凄いモノを観せられている気はしましたね。 結局、時間を逆行しても未来は変わらずタイムパラドックスも起きない真っすぐな世界。その時が来たら見たとおりに過去に介入することになりますが、全て上手くいくのが分かってるにしろ卵が先か鶏が先かみたいな考え出したら止まらないモノがありますね。「考えるな、感じろ」で鑑賞しましょう。
[映画館(字幕)] 6点(2020-10-03 20:24:22)
56.  ランボー/ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 
前作『最後の戦場(原題:Rambo)』は現実に起きている軍事独裁政権に迫害されている地域が舞台。メッセージ性を強く出しつつ長い旅路の果てについに我が家へと帰ることができ、シリーズの最後に良かったなと思ってたんですが、まさか10年以上経ってから続編を作るとは思いませんでしたね。 予告編を見たら我が家に仕掛けを施していたので暴徒に目をつけられた人を助けて巻き込まれる系?とか考えてたら、はるか斜め上のお話でドン引きでしたわ。一緒に暮らしている古い友人の孫娘が父を探しにメキシコまで行くとショボい人身売買カルテルに拉致され、それを知ったジョンは単身奪還に向かう。飲み屋で一味の男に目をつけるが、その様子を見ている女性には気が付かないジョン。男を締め上げアジトまで案内させ様子をうかがって回るが、監視に気が付かず逆にそれを察知されているジョン。何か策でもあるのか?と思わせるような素振りで屋上まで一味を集め、どうするんだろう?と思ったら普通にフルボッコにされたとこで「あー、やっぱりもうダメだコレ」と見切りをつけました。孫娘もあまりにも酷い末路だし、こんな脚本でよく『ランボー』として作る気になったなスタローン。作りも敵も展開も全てが安っぽく、無駄にグロい描写で誤魔化すだけのベタベタなB級以下の作りでランボーでやる必然を感じませんでしたね。
[映画館(字幕)] 1点(2020-06-30 19:11:27)(良:1票)
57.  ミッドサマー 《ネタバレ》 
いろいろと勿体ぶってるだけでやたら冗長に感じましたね。コレが面白い感じに見えるのは、ただ単に白夜の太陽の元に美しい花々が咲き乱れた北欧で民族衣装に身を包みアーミッシュのような暮らしをしている小奇麗な白人がやっている夏至の祭りが舞台で珍しいってだけで、さんざん見飽きた系の未開の地の部族がやっているような血肉を捧げる怪しげな儀式と中身は何ら変わりないな、と。手始めに冬を迎えたジジババが飛び降りて己の命を捧げてましたが一人目が成功し現代社会から誘い出された来訪者が慄いてるトコで、二人目は臆したのか足から落ち失敗し村人が止めを刺すってのも村の異常性を強調するのに見え見えすぎた。その後の流れも「そうなるだろうな」的に思えてなんかノレませんでしたね。最後、生贄の予定だった主人公は勝ち抜いて様々なモノから解放され、憑き物が落ちたような笑顔を浮かべ異常な村で女王になっていましたが、数多く飾られた歴代女王の写真を見た感じだと次の人たち来たら終わりなんだろうなと思いました。
[映画館(字幕)] 4点(2020-03-09 21:00:52)(良:1票)
58.  スケアリーストーリーズ 怖い本 《ネタバレ》 
原作未読。幽霊屋敷で見つけた本を持ち帰るとひとりでに物語が書き綴られ、主人公として名を刻まれた者は現実として恐ろしい結末を迎えてしまう、というお話。児童文学が原作でレイティングGだけあってグロはいっさいなく、それほど怖くもないので苦手な人や子供でも安心して観るコトが出来ると思います。逆に慣れている人にはいろいろと物足りない気がしますね。原作は短編集で独立していたお話をピックアップし、ひとつのストーリーにまとめたそうですが、いじめっ子の案山子の話は振りもあるので良いのですが、他は「なぜこの子にこの化け物なんだろ?」的な疑問が浮かぶし落ちもイマイチな感じでした。怪奇ファンで作家志望の内向的なメガネっ子主人公ステラ役ゾーイ・コレッティはキュートで雰囲気があるので今後ブレイクするような気がしないでもないですね。
[映画館(字幕)] 5点(2020-02-29 00:49:55)
59.  犬鳴村 《ネタバレ》 
犬鳴村は都市伝説としていろいろな話を聞いたことがありますが、それらにどっかで聞いたことのある心霊ネタを付け加えて膨らませた感じですね。 犬鳴村に肝試しに入った地元名士の森田家長男とその彼女が祟りに触れたことから霊感のある妹が忌まわしい過去を解き明かしていくという流れ。その祟りに触れた彼女は不気味な童唄を歌いながら徘徊し小便を垂れ流したり壊れてしまい最後には無残な最期を遂げる。ここまでは田舎の血塗られた嫌な土地を感じさせ良かったんですが、主要キャストが出揃ってからは急にキャラが変わったり怪異が起きる条件やターゲットになる対象がよくわからなかったりで微妙でしたね。戦後で差別されてた犬食いの村にしろダム建設のために電力会社の連中が襲って殺し村ごとダムの底とかいう荒業も微妙だし、その村の血筋が森田家でなのはいいとしても獣姦みたいなのはいらなかったな。お化けが映写機を使って村の歴史を紹介したり「なんだこれは」という演出が多かった。トンネル内にあふれかえってる亡者をバックに犬憑きの少女が妙なダンスを長々としていてクドかったし、逃げるのに必死なはずの末弟の小学生がそれらをフラッシュライトで順番にライトアップしていたりどうしようかと思いました。そういう思いついた怪異現象を乱雑に入れてるだけで面白くなかったです。犬神の呪詛を使う村なのか食ってた犬に呪われてるのか中途半端だしもっとネタを絞ってシンプルに作った方がスッキリしたと思います。ただまあ主演の三吉彩花は雰囲気があって良い感じでしたし、他のキャストも悪くなかったですね。前作の『こどもつかい』よりはだいぶマシだと思います。
[映画館(邦画)] 4点(2020-02-12 00:03:08)
60.  ペット・セメタリー(2019) 《ネタバレ》 
原作未読。原題『ペット・セマタリー(Pet Sematary=ペット霊園)』で霊園の本当の綴りは『Cemetery』。作品内でも説明されるように子供らしい綴り間違いを表してるワケですがこういう表現は日本だと難しいですね。英語圏以外ではどういうタイトルにしてるんだろう。 1989年版をリメイクした今回はだいぶストーリーを変えていて、ただのひねりのないホラーになっているのでオリジナルの方がはるかに良い出来だと思いました。事故で担ぎ込まれ主人公の前で亡くなりその都度忠告に現れるとぼけた感じで気の良い霊パスコーや隣の家の物知りおじいちゃんジャド(ジョン・リスゴー久々に見ました)関係なんかはだいぶ希薄になってるし、主人公一家の家族愛やその後に迫られる様々な選択やそれへの葛藤もグッとくるものは無かったです。そもそも事故死するのを姉にしていてるのは大失敗ですね。未見の方もいると思うので詳しく書きませんがオリジナルを見てみることをお勧めします(と、書いたところでオリジナルの私のレビューを見たら手抜き一言で点数も7点だったのは我ながらびっくりしましたw)。
[映画館(字幕)] 4点(2020-01-20 19:43:01)(笑:1票) (良:1票)
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