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41.  戦場のメリークリスマス
国同士は敵対関係だし、捕虜と看守役の兵士という関係では、お互い分かり合うことはほとんど不可能かもしれない。けど、どういう立場にあってもクリスマスは誰の頭上にも平等に訪れるんだから全く不可能というわけではない、と思いたいです。自分の属する国家や置かれた立場を超えて、通じ合える何かが在るかもしれないし、そうあって欲しいと思います。それは何か解らないけど、ひょっとしたら「クリスマス」というイベントかもしれない。 「ロレンス!メリークリスマス。メリークリスマス、ミスターロレンス…」ですね、相手の立場が捕虜であろうと、看守であろうとクリスマスには何の違いもないです。ロレンスとハラ軍曹の対立しながらも、通じ合うようになる関係は良いですねー、人同士の分かり合える可能性を感じさせてくれます。号泣ではなく目頭が熱くなりました。全体として良い映画だけど、残念なのはヨノイとジャックの同性愛的関係がよく解らないとこかな、これが減点材料です。そして、教授が担当した音楽は言うまでもなく最高です! 
8点(2004-06-30 00:10:54)
42.  死刑台のエレベーター(1958)
サスペンスと言えばだいたい真実に導いてくれる探偵役がいて、観客は探偵役と一緒に事件の解決に向かっていくので、安心して事の成り行きを見守り、必ず明かされる真実の重さみたいなのを感じるのが一般的だと思う。ところがこの映画はまったく逆!真実は解ってるのに登場人物の誰も近づけず、むしろ遠ざかりまったく別の物語を創ってしまう。最後には真実に到達するわけだけど、別の物語ができる切っ掛けが些細な事なら、真実が明らかになる切っ掛けも頼りないものです。別の物語を創造していく過程がやや作為的?な印象もあるけど、真実と言われるものがいかに頼りなく出来ているのかが伝わってくる映画でした。 映画全体としては、事件が思わぬ方向に転がっていくあたりからはテンポも良くていいけど、前半はダルイです…フランス映画にありがちですけどね。
8点(2004-06-27 15:18:13)(良:1票)
43.  八日目
こういう映画は批判しにくいけど、どうにも好きになれません。原因はジョルジュを好きになれなかった、つまりこの映画の障害者の描き方が好きになれなかったということでしょうか。ジョルジュは様々な問題を起こし、それを障害者の純粋、素直という面を前に打ち出すことで、その行為を許容するように観客に要求しているようで、どうにも受け付けませんでした。障害者は確かに社会的弱者で一般人とは異なる特別な存在だけど、その障害者を持ち上げ、美化して描くのは好きになれません。巧く言葉にできないけど、相手を貶めるのとは違う形の逆差別を感じます。さらにアリーとの関係では、障害者という社会で生活できない者と健常者という社会で生活している者の価値観が転倒しています。例えばラストでアリーはホームレスのようになっており、映画はそれを肯定的に捉えているあたりです。アリー自身も価値観の転倒を受け容れてますが、その原因は妻との不仲と自分が子供にも拒否されたことです。しかし映画では、なんで妻と不仲になったのかよく解らず、アリーに共感できません。もう少しアリーの方も描いて欲しかったです。これも、この映画を好きになれない原因になっていると思います。つまらないわけじゃないけど、合わない映画でした。
3点(2004-06-06 12:09:23)(良:2票)
44.  エド・ウッド 《ネタバレ》 
ベラが大ダコと格闘するシーンはせつないですね…仕事だから、そしてエドが好きだからこそやったんだろう。そんなベラのために彼の退院後、嘘の撮影をするエド、そういう繊細で優しい一面を持ってるのもエドの魅力ですね。けどそのフィルムを映画に利用して勝手なナレーションを付けてしまうあたりは、いかにもエド・ウッド!映画バカです。ベラもそんなエドが好きだったに違いない。エドの映画バカぶりと情熱、周囲の人達(特にベラ)との友情に泣き笑いでした。才能は無いが、どこまでも前向きで諦めることを知らないエド、そのエドに魅せられた人達、愛すべきバカの物語です。こういうの大好き!
10点(2004-05-23 22:24:02)(良:2票)
45.  散歩する惑星
ストーリーが無いに等しい映画で、なにが面白いの?と聴かれると困るんですが、あえて言えば、この監督と価値観が近いということでしょうか。登場人物のほとんどが苦悩を抱えた、憐れむべき人達です。しかし最近の社会はというと、競争して打ち勝て、合理化しろ、この映画では「安く仕入れて、高く売れ」で、イエス像まで商売道具になってしまう。けど、人間はそれだけでは生きていけない、それ以外の何かが必要なんだと思う。例えば映画でも言ってる「詩」なんかもそのひとつでしょう。そういったものが登場人物達には必要で、おそらく自分にも必要なんだと思う。競争、商売、お金、それ以外にも重要なものがある!このことを直線的に描くと、どこか偽善的になったり、説教っぽくなったりしてしまう。そこで、ちょっと(かなりか?)ぼやかして描く。言いたい事がある、けど、はっきり言えない又は言わない、この辺りが良いですねー。けど、ストーリーはどうにも…だったので点数はこんなもんです。
6点(2004-05-22 21:30:44)
46.  グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 
社会主義が崩壊し資本主義に圧倒されていく流れの中では、社会主義に対する風当たりが厳しくなるのは仕方が無い。しかし、社会主義の全てが間違っているわけではないし、その中でそこそこ幸せに生活していた人達がいたわけです。そういった人達にとって変革は必ずしも良いものではなかった。仕事は失うし、かつての労働者の英雄はタクシー運転手になってるし…社会の中でしか人は生きられないが、社会は個人の思いとは関係なく回転し、流れていくようで哀しかったです。けど、映画全体はコメディということもあって、それほど湿っぽくありません。また、西でも東でも禁止されている散骨をするシーンは、西だ、東だ、資本主義だ、社会主義だ、そんなことより大事なことがあると訴えているようで、救われました。
7点(2004-05-09 14:22:33)
47.  過去のない男 《ネタバレ》 
発見した自分の過去に、もう戻る場所が無いとは残酷です…生きてきた自分はなんだったんだ?と疑問を持たずにはいられません。けど未来にはかすかな希望が持てる、過去は大事だけど、過去のみで生きてるわけじゃないんですよね。人生はいつでもやりなおせる、やりなおしができないと思うのはひょっとしたら過去に縛られすぎてるせいかもしれません。いつもながら、カウリスマキ監督の人間に対する眼差しはやさしく暖かい。 
7点(2004-05-05 17:07:48)
48.  ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 《ネタバレ》 
二人のキレっぷりがいい!キレると言うと暴力的なものを連想するけど、そうじゃない。キレてるけど爽やかでせつないんです。このあたりがハリウッドとの違いかな。それに何と言っても微妙なズレがいい!殺し屋は言葉を間違うし、追跡するパトカーは信号で止まるし…そして死をテーマにしているのにどこか軽い、最後にしたいことが女二人を抱きたいって、オイオイお前…な感じなんだけど、この軽さが死を背景にしているせいか、なんか切ない…泣き笑いです。とにかく良い映画でした。
10点(2004-05-04 15:14:19)(笑:1票)
49.  カラマリ・ユニオン 《ネタバレ》 
人生の幸福を意味するんじゃないかと思える約束の地「エイラ」を目指すも、同じようなところをグルグル回り続ける男達。フランクと声を掛けられるが知らないと応える男、エイラに行く女性の車に乗れるのは1人だけで仲間はだめだという女性に対して、サングラスをはずし乗り込む男、ボートに乗れるのは1人だと言って争った後に2人でボートに乗ってる男達などなど…なんとも切ないです。このせつなさを前面に打ち出してしまうとクドイ映画になってしまうんですが、それをワルぶってる男達の背後に隠し、微かに感じられるようにしている個々のエピソードはいいですねー。好きなのはラストの2人でボートに乗ってる男達です。個々のエピソードはいいけど、ストーリー全体としては纏まりがなく、観ていてダルイ印象を受けたしまうのが欠点かな。
6点(2004-03-21 11:39:03)
50.  罪と罰(1983)
映画全体に漂う寂寥感はいいですねー、ラヒカイネンの孤独感も伝わってきます。けど、なにかパンチ力不足…原作(ドストの作品は全てそうだけど)では登場人物のほとんどが発狂したかのようにベラベラと喋りまくる!独りでも気狂いのように独白する!読み手もその毒気で熱病に冒されたようになりながら読んでいく。このあたりの勢いや破壊力は魅力のひとつなんですが、映画では失われてます。独白やベラベラ喋るのは映画では難しいのは解るんですが、それに代わるなにか(例えば音楽とか)も無いのが原因かも、何かもうひとつ工夫が欲しかった… そして主人公の犯罪哲学(人間は凡人と非凡人に別けられる、非凡人は法律を犯す権利を持っている)は聴きたかったです、映画の終盤でエヴァとの会話があったけど、なんか物足りない。 全体として「牙を抜かれた罪と罰」という印象で、もっと毒気や破壊力みたいなのが欲しかったです。  映画は映画、原作は原作なのはわかってるんですが、原作もドストも好きなせいか、どうしても比較しちゃいますね。 
[映画館(字幕)] 5点(2004-03-14 11:13:59)
51.  ノスタルジア 《ネタバレ》 
睡魔に襲われながらも、つまらないわけではないという不思議な映画。狂人ドメニコになぜか惹かれ、ラストで殉教者として英雄的に死ぬはずが、音楽の変調のため一変、狂人として滑稽に死んでいったドメニコの姿に虚無感を感じずにはいられません。ただ、その後の蝋燭を持って温泉を渡る主人公の姿に虚無感は消えないまでも、微かな希望を持つ事が出来たのが救いです。 ノスタルジア、個人的にはかつて神を信じていた時代に対するノスタルジアを映画から感じました。
6点(2004-03-07 20:38:20)
52.  二十日鼠と人間(1992) 《ネタバレ》 
ジョージにとってレニーは重荷だったことは間違いない、前半でもそんなことを言っていたし。けど、だからこそジョージにはレニーが必要だったように思います。日々無意味とも思える労働の中でレニーが居たからこそジョージは「こいつのために、俺は必要なんだ」と思えたし、頑張れたんじゃないだろうか。レニー以外の仲間とは気軽に楽しく付き合えるけど、彼らは別にジョージである必要はなく誰でもいいわけで、ジョージは日々楽しくても何か空虚感、虚無感みたいなものを感じるはずです。一方レニーは一緒にいて楽しいわけでもなく、重荷だけど、ジョージなしでは生きていけない、そんなレニーだからこそジョージの空虚感を埋めてくれる存在だったんだと思います。このへんは複雑ですね、大切だけど重荷、重荷だから捨てたいと思うけど、捨てるのは寂しいみたいな…このあたりのジョージの心情はうまく描けていると思います。 そういうレニーを失うはめになり、自ら引き金を引くジョージの姿は痛ましかった…うまく文章にはできませんが、印象に残るシーンでした。 
9点(2003-11-03 21:32:53)(良:2票)
53.  ダンサー・イン・ザ・ダーク
このやりきれない気持ちをどこに持っていったらいいのやら、残された人達(観客も含めて)はどうしたらいいの。彼女はあのようにしか生きられない、どうしようもないです。私は裁判のときに全部喋ってしまう類なので共感はできないけど、セルマを何とかしてあげたいと思いました。けど自分の近くにも彼女のような人がいても、私は気が付いてあげることもできないかもしれません、情けない話ですけど。ドキュメンタリータッチのカメラワークは批判も多いけど、セルマという一人の女性の人生を見せられている感じがして好きです、悲しさ、せつなさも倍増です。
9点(2002-07-15 06:28:46)
54.  英雄の条件
ベトナムとアメリカという視点で見ると???となるけど、国の為に戦った1軍人と国家という視点で見ていたので、国を思う彼の純粋さに素直に感動できました。この映画は戦争賛美やアメリカ万歳といよりは、国家というものの傲慢さを描いた印象でした。軍人は国の為に戦うが、国家のために犠牲になるのが当然というわけではないでしょう。
8点(2002-07-15 01:26:58)
55.  海の上のピアニスト
この映画は評価が高いので、この採点はちょっと気が引けますが。陸の世界を知らないのに、それを恐れて踏み出せない、踏み出す勇気のない主人公には共感できたし、感動する流れではあるけど、あまりにも非現実的で物語にのめり込めなかったので、結局感動出来ませんでした。むしろ、主人公を救えないことに無力感を感じるトランペットを吹く友人に胸が痛くなりました。いろいろ言ってますけど音楽は最高ですね。
4点(2002-07-15 00:59:12)
56.  ストレイト・ストーリー
D.リンチ監督というのは意外。兄に会いにいくまでの道のり=人生という印象を受けました。嵐あり、激しい下り坂あり、助けてくれる人あり、騙そうとする人あり…そしてラストへ。音楽も良かったし高得点といきたいんですが、あまりにも淡々としすぎているので。過剰に感動させようというのもダメなんですけどね、映画は難しいです。
6点(2002-07-14 01:10:19)
57.  ボディ・バンク
役に立たない人間は殺害しても構わない。「海と毒薬」でも似たようなことが描かれていて、違う!という感想を持っていました。主人公も同じことを思っていたのに…医学の倫理問題と人間の持つエゴイズムがよく出ている秀作です。前半はかなりつまらなかったので、見ているのがちょっとシンドイ、それが減点材料か?
8点(2002-07-12 05:54:32)
58.  パール・ハーバー
多くの人が言っている事に、私も同意。アメリカは正義!アメリカは正しい!アメリカ万歳!という内容で、これだから米国は戦争するんだと痛感しました。それと製作者は映画の歴史をもっと勉強すべきだと思う、映画は製作者の意図とは別に娯楽であると同時にプロパガンの役割を担うということを解ってない。ラブストーリーとしては三角関係を描いてるだけで特別見るべきものもなかった、日本の連続ドラマと同じレベル。
3点(2002-07-12 05:37:30)
59.  愛する(1997)
感動させてやろうという雰囲気が全体に出ている、いやらしい作品。ハンセン病患者を隔離するという必要悪としての反人間的行為を、「恋愛」「感傷」「恋人の死」みたいなもので薄めて、中途半端にしてしまった。ハンセン病を題材にするなら、他のみなさん同様もっと掘り下げて、ハンセン病のみにスポットをあてるべきだと思う。あと酒井美紀の演技はクサかった…特にベットシーンは演技してますというのが画面に出ていて、見ていて失笑もの。
3点(2002-05-02 00:45:21)
60.  海と毒薬
人としての良心はどこにあるのか、しかし極限の状態になるとそういうことも考えられなくなるみたい、人間て怖い…。そして成田三喜夫は不気味かつ怖すぎ、彼の存在がこの映画を一段と暗い雰囲気にしてます。これ以後ちょっとネタばれ。映像面では「ガーゼ!」「ガーゼ!」と連呼する手術シーンは、かなりリアルです。これは映像ならではの迫力で、原作はここまでではなっかたです。
9点(2002-05-02 00:17:53)
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