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ペリエさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  過去のない男 《ネタバレ》 
発見した自分の過去に、もう戻る場所が無いとは残酷です…生きてきた自分はなんだったんだ?と疑問を持たずにはいられません。けど未来にはかすかな希望が持てる、過去は大事だけど、過去のみで生きてるわけじゃないんですよね。人生はいつでもやりなおせる、やりなおしができないと思うのはひょっとしたら過去に縛られすぎてるせいかもしれません。いつもながら、カウリスマキ監督の人間に対する眼差しはやさしく暖かい。 
7点(2004-05-05 17:07:48)
42.  うなぎ
純粋な気持は常に正しい行動に結びつくわけではなく、恐るべき凶器(狂気?)にもなる。しかし、それは同時に人を引き付け、本人もそれによって救われることもある。「純粋な気持」を正しいとは言えないが正しいと信じたい、そんなことを感じさせてくれる映画でした。それにしても妻を殺害するシーンは怖かった…
7点(2002-04-20 20:40:09)
43.  柘榴坂の仇討 《ネタバレ》 
雰囲気・音楽ともに良く、昨今の邦画には少なくなった重厚な仕上がりになっています。ミサンガに関しては散々ツッコまれているようなので割愛するとしてどうにもラストが残念でなりません。この映画の肝は仇討の旅の果てに見つけ出した仇討の相手を切らない、それは何故か??ここにあると思いますが、その場面の描き方イマイチで残念でなりません。 十兵衛が新時代に適応してこの世の春を謳歌していたら金吾はどうしただろう?おそらく斬り捨てた後に 切腹して武士の矜持を貫くという流れになったでしょう、よくある時代劇でもあります。しかし、現れた仇討相手は自分と同じく13年の間時間が止まっているような人物だった。斬らなかったのは、主君直弼の言葉ではなく、相手も自分と同じような苦しい13年間を過ごしており、それが分かったため、仇討する必要がなくなっただけではないだろうか? 金吾にとって、切腹する、仇討をする、仇討相手を許す、どれも桜田門で主君直弼を守れなかった自分という人間をどう正当化するかの方法の違いではないかと。切腹は責任を取ることで、仇討は苦しみを相手に与えることで、許すのは、すでに相手が同じだけの苦しみを受けたと分かったからではと思うのです。直弼の言葉や考え方は、後付でしかないのではと。 金吾という人物が桜田門の事件から、そして自分というものから、正面から向かい合っていないような印象を与え、それが不完全燃焼な感情を呼び起こさせてしまうので、ラストは、私にとってはどうしてもイマイチでした。
[DVD(邦画)] 6点(2015-08-24 01:54:45)(良:1票)
44.  疑惑の影(1943)
この世は醜く、家に住んでるのはブタだという極めて悲観的な闇の世界に転落していった叔父と、そういう叔父と出会ったことで光ある世界に戻ってきた姪は双子のように通じ合うと言っていように、この二人は非常に似てます。 姪のチャーリーが憧れ、叔父のチャーリーが惑わされた豪奢な世界は、一瞬だけ画面に映り消えていく舞踏会の映像のように不安定で脆いもろだと感じます。それよりむしろ、退屈に見えても安定した家庭の方が心が落ち着き、チャーリーの父とその友人のように完全犯罪を想像しながら無駄話をしていたいと思うのでした。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-05-06 14:44:57)
45.  散歩する惑星
ストーリーが無いに等しい映画で、なにが面白いの?と聴かれると困るんですが、あえて言えば、この監督と価値観が近いということでしょうか。登場人物のほとんどが苦悩を抱えた、憐れむべき人達です。しかし最近の社会はというと、競争して打ち勝て、合理化しろ、この映画では「安く仕入れて、高く売れ」で、イエス像まで商売道具になってしまう。けど、人間はそれだけでは生きていけない、それ以外の何かが必要なんだと思う。例えば映画でも言ってる「詩」なんかもそのひとつでしょう。そういったものが登場人物達には必要で、おそらく自分にも必要なんだと思う。競争、商売、お金、それ以外にも重要なものがある!このことを直線的に描くと、どこか偽善的になったり、説教っぽくなったりしてしまう。そこで、ちょっと(かなりか?)ぼやかして描く。言いたい事がある、けど、はっきり言えない又は言わない、この辺りが良いですねー。けど、ストーリーはどうにも…だったので点数はこんなもんです。
6点(2004-05-22 21:30:44)
46.  カラマリ・ユニオン 《ネタバレ》 
人生の幸福を意味するんじゃないかと思える約束の地「エイラ」を目指すも、同じようなところをグルグル回り続ける男達。フランクと声を掛けられるが知らないと応える男、エイラに行く女性の車に乗れるのは1人だけで仲間はだめだという女性に対して、サングラスをはずし乗り込む男、ボートに乗れるのは1人だと言って争った後に2人でボートに乗ってる男達などなど…なんとも切ないです。このせつなさを前面に打ち出してしまうとクドイ映画になってしまうんですが、それをワルぶってる男達の背後に隠し、微かに感じられるようにしている個々のエピソードはいいですねー。好きなのはラストの2人でボートに乗ってる男達です。個々のエピソードはいいけど、ストーリー全体としては纏まりがなく、観ていてダルイ印象を受けたしまうのが欠点かな。
6点(2004-03-21 11:39:03)
47.  ノスタルジア 《ネタバレ》 
睡魔に襲われながらも、つまらないわけではないという不思議な映画。狂人ドメニコになぜか惹かれ、ラストで殉教者として英雄的に死ぬはずが、音楽の変調のため一変、狂人として滑稽に死んでいったドメニコの姿に虚無感を感じずにはいられません。ただ、その後の蝋燭を持って温泉を渡る主人公の姿に虚無感は消えないまでも、微かな希望を持つ事が出来たのが救いです。 ノスタルジア、個人的にはかつて神を信じていた時代に対するノスタルジアを映画から感じました。
6点(2004-03-07 20:38:20)
48.  ストレイト・ストーリー
D.リンチ監督というのは意外。兄に会いにいくまでの道のり=人生という印象を受けました。嵐あり、激しい下り坂あり、助けてくれる人あり、騙そうとする人あり…そしてラストへ。音楽も良かったし高得点といきたいんですが、あまりにも淡々としすぎているので。過剰に感動させようというのもダメなんですけどね、映画は難しいです。
6点(2002-07-14 01:10:19)
49.  エレファント・マン
人間の尊厳について考えさせられ、メリックの「私は人間だ」という叫びには泣きました。ただ「イレイザーヘッド」など他のリンチ作品を見ると、リンチ監督自身が見世物小屋の主人で、自分がその小屋の観客なのか?みたいなことも思ってしまいました。こんな私はひねくれ者?
6点(2002-03-31 22:40:42)
50.  ハメット
内容や主人公の名前からして、監督がハードボイルド系のフィルムノワールを目指しているのは解るのですが、結果はイマイチでした。本作はビデオで観たせいか、画面全体が暗すぎて観づらい。ノワールな雰囲気を出したいのは解るけど、カラーで撮るならもう少し違ったやり方があると思う。それにこの系列の映画では必ず登場する「運命の女」、本作では東洋の神秘的な美女リンですが、彼女に魅力を感じなかったのも辛いものがありました。混沌としていて謎に満ちた場所としてのチャイナタウン、ハメットに背くように小説とは違う結末を迎える現実など、個人的には好みな作品のはずなんですが、欠点の方が目立ってしまいました。比較するのは間違いかもしれないけど、ハメットという名前を聞くと「マルタの鷹」を想像してしまいます。結果の方はというと、ハメット原作の「マルタの鷹」に遠く及びません。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-27 20:07:44)
51.  キー・ラーゴ
「マルタの鷹」の黄金コンビであるボギーとヒューストンで挑んだ本作だけに、期待したぶんだけショックもでかい・・・南の島という場所も映画全体を覆う勧善懲悪な設定もノワールな雰囲気のボギーと相容れないものがあるし、ローレン・バコールも都市でこそ映える美女で南の島では魅力半減の印象でした。その中で孤軍奮闘しているのがロッコ役のエドワード・G・ロビンソン。「飾窓の女」での中年紳士の役や「深夜の告白」での犯罪に抜群の嗅覚を持つ上司役とは打って変わって、本作ではギャングのボス役を演じてますが、これが圧巻です。ギャング役は俺の十八番だと言わんばかりの活躍で主役のボギーとバコールを完全に喰っちゃってます。本作はエドワード・G・ロビンソンの奮闘を評価して5点です。
[DVD(字幕)] 5点(2005-05-20 01:21:27)(良:1票)
52.  罪と罰(1983)
映画全体に漂う寂寥感はいいですねー、ラヒカイネンの孤独感も伝わってきます。けど、なにかパンチ力不足…原作(ドストの作品は全てそうだけど)では登場人物のほとんどが発狂したかのようにベラベラと喋りまくる!独りでも気狂いのように独白する!読み手もその毒気で熱病に冒されたようになりながら読んでいく。このあたりの勢いや破壊力は魅力のひとつなんですが、映画では失われてます。独白やベラベラ喋るのは映画では難しいのは解るんですが、それに代わるなにか(例えば音楽とか)も無いのが原因かも、何かもうひとつ工夫が欲しかった… そして主人公の犯罪哲学(人間は凡人と非凡人に別けられる、非凡人は法律を犯す権利を持っている)は聴きたかったです、映画の終盤でエヴァとの会話があったけど、なんか物足りない。 全体として「牙を抜かれた罪と罰」という印象で、もっと毒気や破壊力みたいなのが欲しかったです。  映画は映画、原作は原作なのはわかってるんですが、原作もドストも好きなせいか、どうしても比較しちゃいますね。 
[映画館(字幕)] 5点(2004-03-14 11:13:59)
53.  ソドムの市(1975)
まともには見れないシーンもかなりあった…キツイ。支配者というものの危険性、被支配者の無残さ、そんなものを表現するとあの映像になるみたい。権力の恐ろしさや、人間の内面にある残酷性を視覚化したとも言えるのかも。なんにしても見るときにはかなりの心構えが必要。
5点(2002-03-31 22:10:35)
54.  サムライ(1967)
「いぬ」に続きメルヴィル作品を観賞するのは2作目です。所々にハッとさせられるシーンがあるものの、ノワールな雰囲気を作り出すこと全力を傾けたせいか、ストーリー性は弱く、話のテンポが遅い・・・アラン・ドロンが、ほとんど喋らないのも陰鬱な雰囲気を出すためだと思うが、雰囲気が出るより物語の単調さ、淡白さを強調してしまっている気がする。それに、暗黒街を生き抜く殺し屋にしては、アラン・ドロンが漂わす甘さ、繊細さみたいなものに違和感ありでした。趣味の問題だと思うが、殺し屋はハードボイルドであってこそ殺し屋で、アラン・ドロンのような甘いソフトクリームには似合わない。ただ、アラン・ドロンはこの系列の映画に結構出演しているし、単にアラン・ドロンが苦手ってこと?
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-05-30 02:20:05)
55.  海の上のピアニスト
この映画は評価が高いので、この採点はちょっと気が引けますが。陸の世界を知らないのに、それを恐れて踏み出せない、踏み出す勇気のない主人公には共感できたし、感動する流れではあるけど、あまりにも非現実的で物語にのめり込めなかったので、結局感動出来ませんでした。むしろ、主人公を救えないことに無力感を感じるトランペットを吹く友人に胸が痛くなりました。いろいろ言ってますけど音楽は最高ですね。
4点(2002-07-15 00:59:12)
56.  パッション(2004)
イエスの「善性」を際立たせるためとはいえ、やり過ぎでは?というのが正直な印象。あれではサディストの兵士に虐められてるだけになってます。別にイエスでなくて、囚人でも捕まったスパイであっても、虐められる側に同情して見るので同じ印象を持つことでしょう。わざわざナザレのイエスを題材にするなら、相手(兵士など)を貶めてイエスの善性を強調するような手法は取って欲しくなかったです。キリスト教の国では当然知っていることかもしれないけど、イエスが何を訴えようとして人々を惹きつけ、ユダのように離れていき、何故大祭司達に罰せられねばならなかったのかなどを描かないと、イエスの全体像が見えず、映画としては失敗だと思います。個人的にはキリスト教・イエス像と言うと遠藤周作さんの影響が強いせいか、イエスが十字架の上で亡くなった後に起こる奇跡のようなシーンには抵抗がありました。このシーンを挿入したことで、隣人を愛せ、敵を愛せなど「愛」について語るわりには「神の愛」より「神の罰」の印象を強く受けてしまいました。それがアメリカの考えだと言われれば何となく理解できるんですが、個人的には、あまり好きになれません。
[DVD(字幕)] 3点(2005-05-02 14:35:39)
57.  ミスティック・リバー
「ミリオンダラー・ベイビー」を観たのを機会に再度鑑賞。この映画ほど観るたびに評価が変わる映画も少ない。1回目はデイブの悲惨さとジミーの妻の勝手ぶりだけが目に付き、2回目はアメリカ的正義を強要されているようで不快に感じ、3回目はミリオンダラー・ベイビーの後に観たためか、これまた評価が一変。これほどに「生きる」ことの罪の重さが圧し掛かってくる映画少ないと思うに至りました。生きることは決断の連続であり、それにより大きな罪を背負ってしまうことがある。誰かの責任という訳ではなく、神ではない人間が背負うには重過ぎる罪を背負って生きていくことをこの映画は痛切に描き出した、イーストウッドの力量には驚かされる。好きかと言えば好きではない映画だが、再鑑賞に耐える厚みを備えた傑作です。ただ、好きではないので点数は相変わらず低め。 
[DVD(字幕)] 3点(2004-10-02 23:55:38)
58.  八日目
こういう映画は批判しにくいけど、どうにも好きになれません。原因はジョルジュを好きになれなかった、つまりこの映画の障害者の描き方が好きになれなかったということでしょうか。ジョルジュは様々な問題を起こし、それを障害者の純粋、素直という面を前に打ち出すことで、その行為を許容するように観客に要求しているようで、どうにも受け付けませんでした。障害者は確かに社会的弱者で一般人とは異なる特別な存在だけど、その障害者を持ち上げ、美化して描くのは好きになれません。巧く言葉にできないけど、相手を貶めるのとは違う形の逆差別を感じます。さらにアリーとの関係では、障害者という社会で生活できない者と健常者という社会で生活している者の価値観が転倒しています。例えばラストでアリーはホームレスのようになっており、映画はそれを肯定的に捉えているあたりです。アリー自身も価値観の転倒を受け容れてますが、その原因は妻との不仲と自分が子供にも拒否されたことです。しかし映画では、なんで妻と不仲になったのかよく解らず、アリーに共感できません。もう少しアリーの方も描いて欲しかったです。これも、この映画を好きになれない原因になっていると思います。つまらないわけじゃないけど、合わない映画でした。
3点(2004-06-06 12:09:23)(良:2票)
59.  パール・ハーバー
多くの人が言っている事に、私も同意。アメリカは正義!アメリカは正しい!アメリカ万歳!という内容で、これだから米国は戦争するんだと痛感しました。それと製作者は映画の歴史をもっと勉強すべきだと思う、映画は製作者の意図とは別に娯楽であると同時にプロパガンの役割を担うということを解ってない。ラブストーリーとしては三角関係を描いてるだけで特別見るべきものもなかった、日本の連続ドラマと同じレベル。
3点(2002-07-12 05:37:30)
60.  愛する(1997)
感動させてやろうという雰囲気が全体に出ている、いやらしい作品。ハンセン病患者を隔離するという必要悪としての反人間的行為を、「恋愛」「感傷」「恋人の死」みたいなもので薄めて、中途半端にしてしまった。ハンセン病を題材にするなら、他のみなさん同様もっと掘り下げて、ハンセン病のみにスポットをあてるべきだと思う。あと酒井美紀の演技はクサかった…特にベットシーンは演技してますというのが画面に出ていて、見ていて失笑もの。
3点(2002-05-02 00:45:21)
000.00%
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