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41.  オペラ座の怪人(2004)
アタシとっても好きよ、こういう映画。 怪人があまりにかわいそうでむちゃくちゃ泣いちゃったし、映像もキレイで衣装や美術も最高よ。 確かにちょっと『ムーランルージュ』調ではあるけど…冒頭、オークションに出品された古いシャンデリアが吊り上げられると同時に、オペラ座が1800年代後半のきらびやかな状態に戻って、あの有名な音楽が響いて…ってとこでアタシはすでに全身鳥肌だったわ。 そっからはホントあっという間の2時間で、最後は大泣きよ。 何年もヒットし続けるミュージカルはやっぱり違うわねえ。 ストーリーは大人向け悲劇仕立ての「美女と野獣」って感じかしら? 実際ジャン・コクトー監督の『美女と野獣』を思わせるシーン(壁から突き出た男の腕が燭台を持ってるとことか)もあったし。 それにしても…怪人がかわいそうでかわいそうで…世間ってホント残酷ね。 そこへきてクリスティーヌの「ほんとに歪んでるのは顔じゃなくてアンタの心」発言でしょ? そりゃないんじゃないの!?ひどすぎるわよー!ってなもんで…ツラの皮たった一枚が人とちょっと違うってだけなのにね。 なんだかせつないわ。 …もちろん方向性はズレてはいたんだけど、なにがあってもずーっとクリスティーヌを想い続けた怪人…来世はきっといいことあるわよ、頑張って!!ってな気分にさせられたわ。
[試写会(字幕)] 8点(2004-12-17 00:26:36)(良:2票)
42.  アウトブレイク
アタシ、この映画見たことあったわ…。 しかも映画館で。 はじめてだと思ってワクワクしながら見たアタシって…ボケてんのかしら?? アタシはモターバ熱より痴呆症に要注意ね。 と冗談はこれくらいにして…公開当時アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大してたせいもあって、妙な緊張感を持って見た覚えがあるわ。 しかもやけにタイムリーだったんで余計に怖かったのよね。 映画としての出来は…アタシはいいと思うわ。 最後までハラハラドキドキしたし、キャストも豪華だし。 後半にかけて、いかにもアメリカンなヒーローものに成り下がったのが気に入らないって人も多いみたいだけど、アタシはそんなに気にならなかったわ。 きっとダスティン・ホフマンがヒーローには程遠い顔立ちなせいね(褒め言葉よ)。 それにしても…ウイルスって本当に怖いわね。 最近はSARSとかあったから、アタシたち一般人にとっても身近な問題になりつつあるし。 でもやっぱり一番怖いのは、そのウイルスを細菌兵器にしようとして、モターバウイルスの原型に有効な血清が出来ていたにもかかわらずその存在を隠して、挙句の果てに爆弾で市民を皆殺しにしようとした軍隊(=人間)よね。 地球上のあらゆる生き物の中で人間が最も危険で有害だってのは…ちょっとへこむわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-11-06 17:34:45)(良:1票)
43.  ルパン三世(1978)
久々に見たけどおもしろかったわ。 これって1978年の映画なのねえ。 まだアタシは赤ちゃんだったわ。 この映画のよさはやっぱり奇想天外なストーリーと強烈な悪役、そしてエッチなルパンかしら? ストーリーの整合性とか現実味なんておかまいなしな感じで、制約が多すぎてこじんまりしちゃってる最近のアニメ映画よりよっぽどいいわ。 ルパンも不二子ちゃんもオトナな感じでステキだし「ルパン音頭」も最高…これこそがアタシにとってのルパン三世なのよー。 この雰囲気、ずっと守ってほしいわー。
[地上波(字幕)] 8点(2004-10-22 23:34:04)
44.  美女と野獣(1946)
すごくステキ! ホントに美しいことこの上ないわね。 お話自体はとっても有名なこの作品、第二次世界大戦直後の1946年にここまで忠実かつゴージャスに映像化できたのね。 もちろん映像技術は今の感覚から言うと子供の遊びみたいなもんなんでしょうけど、それを補ってあまりあるすばらしいアイデアの数々、ステキだわー。 ジャン・コクトーったら、ホントに才能豊かで美的センスの鋭い「天才」なのね。 ベル役の女の子もお人形さんのような美しさだし、ジャン・マレーはちょっぴり強面だけど、あれだけ白タイツが似合う人もそうはいないわよ。 あー、ホントに絵本の世界そのままで、まさに夢見心地の二時間だったわー。 
[地上波(字幕)] 8点(2004-08-26 20:51:52)
45.  クリスマスに雪はふるの?
なんて男なの!!!!! サイッテーね!! ほんと憎らしいわ。 こんな男、さっさと見限って夜逃げでもなんでもすればいいのに。 って言いたいところだけど、フランスの田舎ってほんとなんにもないじゃない? 野垂れ死にしても一年ぐらい発見してもらえなそうな、ほんとに淋しいところがいくらでもあるから、おいそれとあの男から離れられないんでしょうね。 しかも母親は孤児だからおそらくしっかりした教育も受けてないだろうし、第一7人の子供を抱えて暮らしていくなんて、女手ひとつでできることじゃないわ。 そこにつけこんで好き放題してるあの男が、それにつけても本っ当に憎たらしいわ。 あんなヤツはどうせロクな死に方しないわよっ! …最後のささやかな奇跡はほんとにステキだったわ。 彼女はきっと一生あの日の雪に感謝するわよね。 …あー、また泣けてきちゃったわ。 愛情あふれるステキなお母さんと7人の子供たちが、これから先もたくましく生き抜いていくことを心から祈るわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-06-12 20:53:29)
46.  マルチニックの少年
あらいやだ。 三人目のレビュワーの方に…って、アタシは超主観的な、いわゆる「感想文」しか書けないから四人目の方にお願いしてちょうだいな。 ってことで、感想なんだけど…とってもよかったわ。 泣きまくっちゃったわ、アタシ。 でもこういう人種差別問題を扱った映画にありがちな、ただひたすら重ーい感じな作品になり下がることなく、なんだかうまく言えないけど、こう…希望のある映画に仕上がってたと思うわ。 人種差別だけじゃなく、子供が大人になっていく姿とか(あの女の子なんてエライおしゃまになってたものね)、おばあちゃんの愛情とか、そういうことも丁寧に描かれてたせいかしら? …ジョゼにはどんな困難にも負けずに、しなやかに生き抜いてほしい!とアタシは心から思ったわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-05-28 21:02:02)
47.  ドラミちゃん ミニドラSOS!!!
アタシこのお話、小さい頃とっても好きだったんだけど、大人になって見ても十分面白かったわ。 とってもよくまとまってるし、なにより夢のある未来世界の描写がほんとにステキ。 ピンチのノビスケたちを尻目にひたすらはしゃぎ続けるミニドラもとってもカワイイし、頭がよくてカワイイけど生真面目で融通が利かないっていうドラミちゃんの性格もよく表されてたと思うわ。 大人になったのび太・しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫もそれぞれよかったし。 海底牧場のシーンの絵もほんとにキレイだったわ。 …2011年まであと7年しかないけど…こんなステキな未来になってたらいいわね。
[地上波(字幕)] 8点(2004-05-16 14:56:17)
48.  夜の河
すばらしかったわ。 なにがすばらしいってやっぱり山本富士子よ。 女の揺れ動く心を見事に演じ切ってて…演技だと思えないほど「舟木きわ」そのものだったわ。 京都の老舗の染物屋の娘らしい、たおやかでありながら芯の強い自立した女性を、嫌味なく控え目に、でもしっかりと表現してたわ。 そして着物姿のうつくしいこと! 立ち居振る舞いやなにげない動き(首の傾げ方ひとつとっても)がほんとに美しくって…なめらかな京言葉とあいまってほんとにステキだったわ。 やっぱり日本の伝統的な美はすばらしいわね。 アタシもお着物を日常的に着るような生活がしたいわー。
[地上波(字幕)] 8点(2004-05-10 08:21:45)
49.  華やかな女豹 《ネタバレ》 
とってもよかったわー。 話自体もよくまとまってておもしろいんだけど、この映画の魅力はやっぱり少女漫画のヒロインのようなルリ子の美しさと艶やかなファッション!よね。 仏ヴォーグ誌専属のヘアデザイナーっていうスゴイ肩書きの杏子=ルリ子が次々と見せるお洒落な服とコロコロ変わる髪型…ほんとステキ。 彼女のカッコ見てるだけでも十分楽しめるわ。 松原智恵子もとってもカワイイし。 大人のオンナなルリ子と清純で可憐な智恵子…二人の魅力が存分に発揮されてる感じね。 …ほんのちょっとだけどミコたんやピーターの姿も拝めるし、アタシはとっても楽しんじゃったわ。
[地上波(邦画)] 8点(2004-04-28 16:43:51)
50.  訴訟 《ネタバレ》 
とってもよかったわ。 いつでも弱者の味方として正義を守ろうと弁護士として精力的に働く父親(そのため家庭はおろそかになりがち)と、主任弁護士にのし上がろうと空回り気味な娘(母を泣かしてきた父親に反発)。 どっちもアタシの好きなタイプの人間ではないので、最初はどうかなーと思ってたんだけど、ジーン・ハックマンとメアリー・エリザベス・マストラントニオ(長い名前ね)のスバラシイ演技でのめり込みました。 マギーは弁護士としての仕事を通して、父親がこれまでなにに奮闘してきたのかを感じ取り(だからこそ最後に正義を選んだんだと思うの)、ジェドは常に自分と娘との仲介役を果たしてくれていた妻の死によって、はじめて娘との関係を本気で反省する機会を得たんじゃないかしら。 思春期の女の子が父親に対して覚える生理的な嫌悪感とはまた違うこういう反発って、どっちかっていうと父と息子の間に多いような気がするんだけど、マギーみたいに野心あふれる娘だとこれもそう不自然じゃないわね。 ところで、そもそもアメリカって親子が弁護士として法廷で戦うことがありうるの? 公正な裁判の障害になりそうな気がするんだけど…なんだかすごい国ね。 って日本でも可能だったりして。
[地上波(字幕)] 8点(2004-04-18 21:07:17)
51.  ぼくは怖くない 《ネタバレ》 
なんだかよかったわー。 心臓止まるかと思うほどビックリしたとこが二ヶ所あったわ。 思わずビクッてなっちゃったわよ。ホホ。 制作者側が観客に伝えようとしてることとはズレてるかもしれないけど、アタシはこの映画を見て、人の信用を失うことがなにより怖いってことを痛感したわ。 息子の信用を失う(ミケーレの両親)、友達の信用を失う(サルヴァトーレ)、世間の信用を失う(誘拐に関わった人みんな)…。 信用って一度失ってしまうと、どんなに頑張ってもそう簡単には回復できないもの。 (もちろん映画の彼らは失いかけただけだから大丈夫だろうけど。) そして人を疑わなければいけない側もとっても不幸よね。 ミケーレも、自分の両親がまさか…って相当ショックだったと思うわ。 大人になっちゃうと人を簡単に信用しないからどうってことないかもだけど、子供の頃って親を疑おうなんて絶対に思わないものね。 こうして人を疑うことを覚えていくのが「大人になる」ってことだとしたら…大人になるってつまらないことね。 なんだか切ないわ。 ところで、イタリアにも蚊取線香とか「だるまさんが転んだ」とかあるのね。 ちょっとだけ親近感覚えちゃったわ。
[映画館(字幕)] 8点(2004-04-18 10:31:15)(良:2票)
52.  女王フアナ 《ネタバレ》 
とってもよかったわー。 なにがすごいって実際こんなドラマチックな女王がこの世に存在してたってのがすごいわよね。 その史実を(もちろんフィクションも加えつつだろうけど)見事に再現してあって…のめりこんじゃったわ。 赤を基調とした衣裳の色合いもフアナの「情熱」をよく表してたし、役者さんたちの演技もとってもよかったわ。 特にフアナ役の女の子のすばらしかったこと! アタシずっとフアナにはあんまり感情移入できなくて「愛情もここまで強いと怖いわねー」ぐらいにしか思ってなかったんだけど、この女優さんの迫真の演技のおかげでフェリペが病に倒れるあたりからフアナがぐっとかわいくなって、なんだか抱きしめてあげたいぐらいだったわ。 狂女フアナ…まさに愛に生きたオンナね。 ステキだわ。
[映画館(字幕)] 8点(2004-04-17 08:34:16)
53.  地獄の逃避行 《ネタバレ》 
アタシけっこう好きよ、こういう映画。 いいか悪いかで言ったらあんなにバンバン人殺していいわきゃないんだけど、アタシは不思議とキットの行動に恐れや嫌悪感を抱くこともなく、ホリーがそうだったように映画中ずーっとほぼ無感覚だったわ。 なんか麻痺してるっていうか上の空っていうか…。 なんで彼らが次々に人を殺したり、到底うまくいくはずのない逃避行をしたりしたのか…なんてのはこの際愚問よね。 説明がつかないからこそ妙な現実味があるんだろうし。 そして、彼らが起こした恐ろしい犯罪なんてなんだかどうでもいい感じ(実際映画の中の警察官とかもまるで気にしてないし)のほんと淡々とした結末…ひたすらシュールだわ。 それにしても若き日のマーチン・シーン、かわいいわー。 アタシ、彼のあの独特なキャラクターは憎めない犯罪者を表現するのにとっても貢献してると思うの。 そしてシシー・スペイセク…あの心ここにあらずな表情…すごすぎだわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-04-13 20:58:00)
54.  ウディ・アレンの重罪と軽罪 《ネタバレ》 
おもしろかったわ。 アタシ、今までウディ・アレンの作品ってなんとなく敬遠してたんだけど、ほかも見たくなったわ。 映画って二時間前後にストーリーをおさめなきゃいけないから、ある程度「こいつはいいヤツ、こいつは悪いヤツ」ってキャラクターをはっきりさせなきゃいけないところがあると思うんだけど、その点ウディは同じ人がいい人にも悪い人にもなりうるっていう真理をうまく描いてて…やっぱりすごいのね。 現実社会に完璧な善人とか完璧な悪人なんていないものね。 内容もすごく達観した「自分のしたことがいいことか悪いことかくらい自分で決めろ」的な突き放しがあって、とってもアタシ好みだわ。 良心の呵責に苛まれ続けるならそれもよし、自分の犯した罪を忘れられるならそれもまたよし…冷めてるようだけどそれが現実よね。 ところで…うまく浮気相手をなだめることができないんなら、最初から浮気なんてしないことよ!って…アタシいろんな映画のレビューで何度も言ってる気がするわ、これ。 ホホ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-04-06 19:53:41)
55.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 
おもしろかったわ。 なんだかほのぼのしちゃった。 趣味を持つってステキなことね。 アタシももう少し年をとったら、社交ダンスやってみようかしら? ところで草刈民代を酷評してる人が多いみたいだけど…アタシはけっこうよかったと思うわ。 まあそもそも役者じゃない彼女にアタシが演技力を期待してなかったせいかもしれないけど(なにげに毒吐いてるかしら?)、ずーっと氷のような冷たさだった彼女が、杉山さんたちにダンスを教えるようになってはじめて見せた笑顔にはドキッてしちゃったわ、アタシ。 それにさすがバレリーナ。 指先にいたるまで全身の動きが美しくてたおやかで…バレエと社交ダンスって全然ちがうもののはずなのに、草刈民代が社交ダンスを踊ってるとほんとにコンクールで賞とれそうなのがスゴイと思ったわ。 他の役者さんもそれぞれ個性が出ててステキだったし。 幸せなんだけどなにか足りないような…って日常に空虚感を感じ始めたら、やっぱり社交ダンス!かしら?
[地上波(邦画)] 8点(2004-03-10 20:22:24)(良:2票)
56.  サラフィナ! 《ネタバレ》 
泣いちゃったわ、アタシ。 それも何回も。 悲しくなっちゃうことはわかってたんだけど…それでも見ててつらかったわ。 実際にこんなことがほんのつい最近までこの地球上で起きてたなんて…。 でも結局日本の部落問題もインドのカースト制度もこのアパルトヘイトも、本質はみんな同じなのよね。 人間は弱いから自分より下位な者を見出すことで安心しようとするのよ。 もちろんそれは「人よりも立派になりたい」とか「人よりも賢くなりたい」とか、いい方向に働けばそれは向上心で、人類の発展に大いに必要なものなんだろうけど。 自分たちより下の階層を意図的に作って、それによって優越感を得ようなんて…人って弱いわね。 でも他の人との比較によってではなく、自分の姿だけを見つめて自信を持って誇り高く生きるって、実は相当強くないとできないことなんでしょうね。 アタシは自信ないわ、はっきり言って。 でも、完璧には無理でも努力することはできるし、きっと一人一人の小さな努力がこういう悲劇を退けてくれるのよね。 そう信じないと救いがないし。 アタシも頑張らなきゃだわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-03-06 09:55:16)(良:2票)
57.  素晴らしき休日(1938) 《ネタバレ》 
よかったわー。 お金は人生を楽しむための単なる手段と考える「自由人」 VS お金自体が人生の目標だと信じてる「金の亡者」(ちょっと言いすぎかしら?) …ジュリアと結婚しなくてよかったわねって感じ。 あの女はプライドが高くて、金がないと生きていけない女よ。 あんなのは金持ちのキザでイヤな男と結婚すればいいのよっ!なーんて。 それにしてもキャサリン・ヘップバーンの(いい意味での)変わった女ぶりはステキだったわ。 パパがなんか口実を見つけて部屋を出ろっつってんのにしれーっと居座るとこなんて最高だったわ。 そして後半の心の葛藤…。 ほんとに素晴らしい女優さんね。 もう一人よかったのがみなさんおっしゃってる弟のネッド。 お金のために生きるなんてバカらしいと思いつつも、ジョニーやリンダのように自由に生きる勇気もなくて…っていう普通の人代表みたいなところがほんとよかったわ。 繊細すぎてお酒に逃げちゃうあたりも母性本能をくすぐるし。 とにかく最初から最後まで心から楽しめたわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-02-21 20:16:13)
58.  8人の女たち 《ネタバレ》 
えっと…この映画は推理物でもミュージカルでもないと思うわ、アタシ。 推理物ならあのありきたりなオチは許されないだろうし、ミュージカルならあの歌と踊りはちょっと…ねえ? でもアタシはこの映画大好きよ。 ストーリーの要点は「誰にも言えない女の秘密」ってことなんだろうけど、その秘密が暴露されていくにつれて不思議なことに彼女たちがより魅力的になっていくの。 それは8人のすばらしい女優さんたちの演技のおかげであり、彼女たちの学芸会のようなカワイイ歌と踊りのおかげであり、キッチュでオシャレな色使いのおかげであり…。 この映画はアガサ・クリスティ的な謎解きを小バカにしつつ(言葉は悪いけど)フランス的なテイストを加えた上で「推理なんてどうでもいいわー。アタシたちはやっぱり愛だの恋だのってのが一番好きよ!」って公言してはばからないような、なんかシニカルな雰囲気が漂っててステキ。 1900年代前半の、まだ「映画の力」にしっかりとは気づいてない人々が作る、舞台劇をそのまま録画したかのような映画をあえて真似てるみたいな、一つのセットの中で繰り広げられる展開も、いい意味での安っぽさがあってカワイイわ。 それにしても…彼女たちの秘密を知って自殺するこの男は、アタシは情けないと思うわ。 この程度のことを笑ってすませられない男が、あんなにたくさんの女と浮気するなっての。 ホホ。 …実はアタシ、最初は7点にしようかと思ってたんだけど、「8人の女たち」に敬意を表して8点よ。
[DVD(字幕)] 8点(2004-02-17 22:12:53)(良:2票)
59.  クリビアにおまかせ! 《ネタバレ》 
アタシすごく好きよ、こういう映画。 なんか、ほんとの悪人は一人もいなくて、とってもハッピーで。 衣装もかわいいし歌も踊りもステキ。 アタシ、引っ込み思案なイェットのアヤシイ動きとか、すごくツボだったんだけど。 盗み癖のあるヘリットのブリーフ姿(キャー)もかわいかったし、エルトン・ジョンみたいなワウターにも笑ったわ。 でも…一時間でいいかもね。 オランダ本国ではもともとTVドラマだったらしいけど、それぐらいの扱いのほうがいいのかも、と思ったわ。 でもとにかく、まったく頭を使わずにアホみたいに笑って見ていられて、しかも見終わったら幸せで優しい気持ちになれる映画なんて最近なかなかないし、アタシはとっても好きでした。
[映画館(字幕)] 8点(2004-02-14 17:32:30)
60.  ウェディング・バンケット 《ネタバレ》 
とっても切なかったわ。 こんな親子愛の描き方もあるのね。 言ってみればウェイトンは両親を「だます」わけだけど、それは年老いた両親に自分が同性愛者であるという事実をつきつけることによって苦悩を与えたくないがため、息子の結婚を楽しみにしてる両親を喜ばせるため…でも結局それが大切な恋人であるサイモンも、結婚相手のウェイウェイも、そして一番悲しませたくなかった両親までも巻き込んじゃって…。 ウェイトンに罪があるわけじゃないのに、ゲイだってだけでこんなにやるせない悩みを抱えなきゃいけないなんて…ほんと切ないわ。 でもウェイトンのお父さんは立派だったわね。 「息子は一時的に病気なんだ、サイモンが息子をたぶらかしてるんだ」って信じようとする母親に比べて(もちろんこの母親も優しいステキな人なのよ。 アタシはむしろこれが、あの世代の人の普通の反応だと思うの。)、サイモンに「息子をよろしく」って言えるこの父親は本当に立派よね。 心の中でさまざまな葛藤があったはずなのに、息子の幸せを第一に考えてこんなことが言えるって…ほんとにすばらしい親子愛だと思うわ。 とにかくこの映画では、みんなとっても良心的でいい人なのにもかかわらず、同性愛者だってだけでこんなに悩まなきゃいけないってのが、見てる側からしてもつらいわ。 それにしても、結婚できない彼らゲイの人々のほうが、自由に結婚できるストレートの人たちよりも、結婚するということについて真剣に思い悩んでるような気がして…これってなんだか皮肉よね。 なんだかほんとやるせなかったわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-02-05 22:34:47)(良:1票)
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