41. 新・男はつらいよ
下の皆さんの意見とほとんど同じ。100万円といったらそんな大金に思えないのだけど、ハワイ旅行が一人20万、初任給が3万かあ。生まれる前はそんな時代もあったのね。近所にばれないように、家の中でこっそり暮らすという喜劇が面白い。でも、ヒロインとの関わりが今回はあっさりしすぎていたような気もする。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-20 11:15:00) |
42. 男はつらいよ フーテンの寅
監督が変わっても、寅さんはあまり変わらないと思った。ラストのほう、フーテンの末路である悲惨な男に、寅さんが語りかける場面が印象に残る。今回のヒロインは当時38歳だとか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-15 20:51:54) |
43. 狼たちの午後
社会派映画として見るべき映画というものがある。例えば「カッコーの巣の上で」「スモーク」「タクシー・ドライバー」「パリ、テキサス」等々。この「狼たちの午後」も、死ぬまでに一度は見たい映画としての価値を持つだろう。驚異といえるほどの俳優たちの名演技。一瞬たりとも目が離せない展開。結末の分からない人間ドラマ。 残念ながら、個人的にもっとオプティミスティックでエンターテインメント性に富む映画が好みなのでこの点数だが、すべてが一級品の作品といえるのは間違いない。 印象的だったのは、ソニーと女性の会話。ずっと自分中心に話しつづける妻、愛情の裏返しなのか、どこか押しつけがましい母親・・・。ソニーの苦悩を受けとめるべき女性たちが、逆にソニーに重荷を課していたのではないか。 銀行強盗犯が間抜けだという意見が多いが、ソニーは決して間抜けな男ではなかったと思う。観客の見守る前で自分の主張を通し、多くの人間を味方につけることは容易なことではない。 それだけの人間的魅力を持ちながら、社会からのけ者にさせてきたものはなんだったのか。彼の背後にあるものを必死に探そうとしたが、明確な答えは見えなかった。あれから、ソニーはどうなったのだろう。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2005-08-09 21:43:08) |
44. エースをねらえ!
漫画未見だが、近年あったテレビドラマで開眼した。今作は、主人公岡ひろみと友人愛川マキのやりとりが面白い。師弟愛、藤堂との愛、などの魅力もあるが、友情もまた青春なり。昔の女学生ってこんな会話してたのね、、、という意外な発見(驚きというべきか)がある。コーチのしごきに憤るマキ、ひろみへ「あったまにきた」と電話をするマキ、マキへ送るひろみからの微笑ましい手紙・・・。いかん、マキの声が頭から離れない(笑)。あれから25年。日本の女性は変わった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-01 19:18:59) |
45. 木靴の樹
見つづけているのがつらかった。まるで貧しく厳しい農村生活を体験させられているような気分。自分には名作といわれている理由がわからない。映画とは楽しむために見るものと思っているので、もともと不向きな作品だったのだろうか。結婚式のシーンにしたって、少しも笑わない花嫁と花婿。ちっとも幸せそうに見えない。おまけにラストの後味が悪い。最後までいつ面白くなるかと期待していたが、期待を裏切られた気分。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-07-19 11:08:54) |
46. 少林寺三十六房
いやー、面白い!今までのカンフーアクション映画の中で一番の出来。 ブルース・リーやジャッキー・チェンを見てきましたが、こんなにワクワクして先が見たくなったのは初めて。 少林寺の修行がこの映画の最大の魅力。三十六房というのは、修行を行う房の数。第一房がいちばん簡単だと思ったら、第三十五房から始まる。それぞれの房は、一見簡単そうに見えて、それをマスターするのは至難の技。それを陰の根性で次々に突破していく痛快さがたまらない。それを乗り越えて、在家に下って勧善懲悪を為すというのも痛快極まりない。実際にこんな修行があったのか、とても気になる。 というわけで、9点に近い8点を献上。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-05 23:05:08) |
47. ブルース・リー/死亡遊戯
前半は少しひどい出来です。相手の組織といい、どろどろしたストーリーといい、痛快なアクションが封じ込められたアクション映画は緊迫感がありません。しかし、後半からラストシーンへ至るところ、特に塔内でのシーンは、ほぼ完璧。これぞブルースリーの面目躍如で、魅力が存分に楽しめます。子供の頃、この映画をみた直後にヌンチャクらしきものを振り回すなど(笑)、そうとう影響を受けまくった覚えがあります。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-05 10:00:14) |
48. グッバイガール
恋の発育不全である女と冴えない謎男のラブストーリー。残念ながら私は感動できませんでした。後半に期待したのですが、それもロマンティックな演出のディナーが目を引いたぐらいで、最後まで主人公の女性にはいらいらさせられっぱなし。ラストの曲はとてもいいのですが、電話での会話は意味が分かりません。こんな私はまだ大人になりきれていないのでは?と少し心配になりました。 [地上波(字幕)] 5点(2005-04-16 23:33:33) |
49. タクシードライバー(1976)
【鮫島】さんと同意見です。現代社会の闇に生きる男の狂気を描きたかったのでしょうが、みていて気分が悪くなる映画は好きではありません。しかし、バーナード・ハーマンのジャジーで郷愁を誘う音楽といい、名作の香りが漂ってくる作品です。自分が10代のころに見ていれば、多大な影響を受けたかもしれません。 4点(2005-03-23 11:59:39) |
50. 出逢い
一言でいえば「大人の映画」です。初めの数十分は主人公が情けなくてフラストレーションが溜まりますが、いったん逃避行に出てしまえば一気に開放されていきます。結末がどうなるか予測できないのも、この映画の魅力。皆さんと同じ6点を献上します。 6点(2005-03-23 11:54:15) |
51. カッコーの巣の上で
重い映画ですが、やはり名作でしょう。個人的にこういった重苦しいジャンルは苦手なのですが、そこはジャック・ニコルソンをはじめとする俳優たちの名演技とユーモアを利かせた脚本によって随分助けられています。精神病院が舞台ですが、そこだけに当てはまらない風刺の描写がこの作品を名作たらしめている理由でしょう。時間を置いてまた見たい映画です。(VIDEO、字幕スーパー) 7点(2004-12-08 17:05:26) |
52. ルパン三世(1978)
可もなく不可もなくという点数。出来としてはいいのだけれど、ドキドキワクワク感を感じない点が残念。「カリオストロの城」にも遠く及ばない。 5点(2004-10-23 09:13:02) |
53. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
点数高すぎ。期待しすぎたのが良くなかった。ストーリーが陳腐すぎて、特に前半の部分などアクションがあまり無く、ゆるすぎて眠くなる。後半はブルース・リーの怪鳥音が冴えるが、肝心のアクションも、やはりリアリティに欠ける分マイナス。画面が古いし。日本人役の人「オマエガ、タンロン、カ!?」ってヘンな日本語何度も繰り返すなっての。ヌンチャクのシーンも「燃えよドラゴン」のほうが好き。最後のコロシアムでの死闘も、思ったより好みではなかった。 5点(2004-07-13 08:23:02) |
54. 砂の器
これは、まず間違いなく、日本映画の名作といえる。人間ドラマとして、とても見ごたえのある作品だった。友人に「泣ける」と勧められたが、確かに号泣する人がいても不思議ではない。これが30年も前の映画とは。ただ、下の人が書いているように、「順風満帆」を「まんぽ」といっていたのには「えっ」と絶句してしまった。誰かチェック出来なかったのか。。。 8点(2004-06-27 14:30:52) |
55. 人間の証明
皆さんがおっしゃる通り、重厚な人間ドラマではなく、大味なサスペンスの範疇に収まっていました。それに相当画面が古臭く、演技についても時代を感じてしまいます。何度も言っているように、銃で人を殺す映画は好きではないので、それを差し引いて3点献上。 3点(2004-06-18 17:04:59) |
56. アルカトラズからの脱出
《ネタバレ》 全体的な印象としては67【あまね】さんや57【SARA】さんと同じく、余分な贅肉を落とした地味な映画ながら、スリリングなサスペンスを味わえる作品。特に中終盤は、ドキドキの連続。看守がフランクの頭を触るところなんかは「やめろ~」って叫びたくなっちまう。 ただ、脱出後の爽快感に欠けるところや画面が暗いところなどがマイナス点か。 印象的だったのは、ところどころに登場する菊の花。キクを踏み潰してどれだけ自由を奪っても、心の中の菊(=自由)まで奪うことはできないということだろう。 (2019.12追記 どうしてもショーシャンクと比べてしまうのだが、こちらの看守や他の囚人たちはいたって自然でGOOD。いちおうホモ的な話も出てくるが、凄惨なことにはならずで良い。大きく違うのは脱獄してからのエピソードがまったく描かれておらず、カタルシスに程遠いこと。指を切断したり、ネズミを飼ってた男が急に倒れたり、一人は行き遅れたりと意味不明なシーンがかなりあるのがマイナス点。ただ脱獄のスリリングさを味わう映画。7点→6点へダウン) [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-05-17 11:07:38) |
57. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 巨大サメが漁師を飲み込むところなど、かなりリアルなパニック娯楽映画。ズンズンズン・・・という効果音が恐怖心を掻き立てるスピルバーグの傑作、といいたいところだが。193【poppo】さんの仰る通り、パニックかつサスペンスフルな前半はいいとして、海洋アクションの後半はいただけない。3人の男の、傲慢で独り善がりな態度はどうしたことか。彼らを見ているだけで頭に来るのは私だけなのか。いがみ合わず、お互いに協調していれば船が沈むことは無かった。エンディング、仲間が無残に殺されたというのに、何が「アッハッハ」だ。台無しになっている。 5点(2004-05-14 00:16:46) |
58. 天国から来たチャンピオン
《ネタバレ》 2017.5に再見。というか、投稿するまで見ていたことを忘れていたんですが(笑)。 まあ良い映画です。コメディーとあるだけあって毒のない笑いがアクセントになっていて面白い。 中盤から終盤にかけてシリアスになっていき、ややだれもするのですが、ラストシーンでやられましたね。 自分の存在が消えるとき、それはつまりは死ということですが、それは記憶の消滅ということなんですね。 ひとり残ったQBに、ジョーだと思い込んで話しかけるがつれない態度をとられる。 それはジョーが消えてしまったということを意味しています。 観るものをそんな悲しい気持ちにさせておいて、ラストシーンは演出が上手すぎる。 「あなた、QBね?」永遠の名セリフではないですか。これだけで1点プラス。 私自身が立ち直るきっかけを作ってくれた貴重な映画です。 ゆっくり心を込めて観たい映画です。 ■オリジナルの投稿 期待しすぎたのが良くなかったのか。展開についていけないこともあったし、どうしても古臭さを感じた。 それでも、切ないストーリーには共感できるものがあった。ラストともども、雰囲気はよい。 何回も見ると味が出てくる作品なのかもしれない。 惜しむらくは、私がアメフトに疎くてついていけない話題だったこと。アメフトがお好きな人は特におすすめです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-05-13 15:52:50) |
59. 続・猿の惑星
ここで言われているほどひどい作品ではないと思った。54番の方が言われているように、低予算等さまざまな事情を考慮してみると、わりと良く出来た作品なのかもしれない。37番の方の意見も頷けるところがある。なかなか言葉を発しない女人間が「テイラー!」と言うところなども名シーン。あいかわらず最後までドキドキして見ることが出来るし、ここぞというところでカメラが顔にゆっくりと向かっていくところがいいんだな、また。ただ、名作である「猿の惑星」の続編であることを考慮すると、かなりのパワーダウンである点は否めない。 6点(2004-05-03 11:05:53) |
60. エイリアン
生理的に合わない。どうしても気持ち悪くなってしまう。それに2と比べてもストーリーに矛盾を感じてしまった。 3点(2004-04-03 19:43:42) |