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グングニルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 234
性別 男性
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41.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
ストーリーには勢いがあり、テンポよく、展開も面白い!だが、矛盾の多さと出演者の心理描写の薄さが気になって映画に集中できなかったのが残念。矛盾に関しては、タイムパラドックスについて特にひっかかった。私は、決してオツムのいい方ではないので、難しいことはよくわからない。私の考え方自体間違っているのかもしれませんが、過去があって未来があるのが通常の考え方だと思う。前半でダグがクレアの家に訪問した形跡などの伏線から、この映画ではパラレルワールドという概念を前提にしていないと考えられる。つまり、現在と未来は1つだけ存在すると(映画の中でも、そういった内容の会話がある)。しかし、そう考えるとこの話は未来があっての過去になってしまい、明らかな矛盾が生じる。百歩譲って、強引に解釈すると何度も同じ過去を繰り返して、ようやく今回犯罪を食い止めることが出来たということか(僕等が見た現在のダグは、もう何度か繰り返されているので、血まみれのガーゼなどがあっても一応の解釈はつく)。そして、心理描写に関して、ダグが一応の事件の解決の後に危険を犯して過去に戻る理由がよくわからない。「犯罪が起きる前に犯罪者を捕まえたい」とは言っていたが、そこまでの危険を犯してまで、行く理由がどうにもよくわからない。クレアが綺麗な人だったから?惹かれたから?極端な話、小汚いオッサンだったら助けに行ったのかw?どうにもピンとこない。クレアも自分が被害者になってボロボロのはずなのに、船に飛び乗ったり勇敢に犯罪に立ち向かう。数時間前まで拘束されて殺されかけてたら、普通はそんな行動はできないと思う。その辺りの感情移入ができなかった点が惜しい。
[DVD(字幕)] 6点(2007-08-29 20:59:59)
42.  交渉人(1998) 《ネタバレ》 
スリリングな展開で最後まで飽きないで観られる作品。ただ、「ジョンQ」と同じで感情移入できなかった点がどうしてもマイナス。自分の無実を証明するために、人質を取って立て篭もる。結果として、(ニルバウムは意図的に殺されたとして)ダニーは誰も殺していないのだが、あくまでそれは結果論。たくさんの死人が出る可能性は少なからずあるはずだし、世の中に与える影響も大きい。そのあまりにも強引で自分勝手な展開が、個人的に好みではない。あと、途中まで警官のスコットを殺したと思わせぶりに展開しているが、100%殺していないのがバレバレ。そこで殺したら、結局務所行きなんだから。そんな中途半端な前フリもいらなかった。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-18 18:47:01)
43.  ホット・チック 《ネタバレ》 
可もなく、不可もなく…って感じですかね。男性が観るより、女性が観た方が楽しめるかもしれない。アンナ・ファリスがヤバイくらい可愛かったのと、音楽(Jimmy Eat World、simple planなど)が個人的に好みだったので、4点献上です。
[DVD(字幕)] 4点(2007-07-29 17:45:05)
44.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 
観ていて「アメリカンビューティー」を思い出しました(特にラストシーン)。この後、デレクはどうしたのでしょうか…。それを考えるととても強い虚無感に襲われる。「怒りは君を幸せにしたか?」という先生の言葉がとても印象的です。刑務所に入る前は、僕の知らない人でしたが、出てきたら僕の知っているE・ノートンに戻っていましたw
[DVD(字幕)] 8点(2007-07-17 20:25:42)
45.  レッド・ドラゴン(2002) 《ネタバレ》 
一見、上手くまとめてあるように見えるが、実際は中身が薄い作品に感じる。物語の中心に置いているダラハイド。心の葛藤や信念、愛情など様々な感情を描いてはいるが、最終的にはレクターのかませ犬にしかなっていない。レクターありきのダラハイドでは、やはり弱い。では、そのレクターはどうかと言えば、前2作に比べて決して存在感があったとは言えない。それでは、主人公のグレアムはと言えば…レクターに「自分と似ている」とまで言わせた想像力や発想、そのバックグラウンドがあまり描かれていない。つまり、全体として中途半端な印象が拭えないのだ。「ハンニバル」を観た時は、あまりいい印象を持たなかったが、この作品と比べると「ハンニバル」の方が焦点がハッキリしていて、言いたいことはわかりやすかった。パワーもあった。実際には今作の方が一般ウケはいいだろうし、普通に面白いとは思うが、不満が残る作品でもあった。「羊たちの~」の続き物として、期待はしない方がいいかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2007-07-14 18:58:58)
46.  -less [レス] 《ネタバレ》 
この話を、単なるマリオンの悪夢、妄想、あるいは怪談だと思って観てはいけない。全ての話は現実とリンクしている。それは、現実に存在する「マーコット」や「白い服の女性」、「黒い年代物の車」、そして「父親のメモ」などが証明している。マリオンが知らないであろう事実(父親の不倫であったり、死んでしまった子供の名前など)が多数出てくるが、それら全て事実として存在することに間違いない。そう考えると、死んでいった者たちは、白い服の女性に実際に殺されたのだと思う。もちろん、直接的に殺したわけではないだろうが、精神の世界で白い服の女性による『生きるための適性検査』を受けたと考えられる。そして、生き残ったのはマリオンとその子供だけだったということか。マリオンの彼氏は、マリオンが別れたがっていたため、息子はヤクに手を出したため、母親は人生に疲れ自殺願望があったため、死んでいった。そして、父親は最後まで生きる権利を持っていたが、マリオンを殴ったことによりその権利を失った…。事故現場に残された、父親のメモは彼の本心であったろうが、その気持ちが白い服の女性に届かなかったことがむなしい。
[DVD(字幕)] 6点(2007-07-13 19:23:48)
47.  タイヨウのうた
よく言えば丁寧に作られた映画、悪く言えばテンポの悪い映画だと思う。トントンと話が進むのではなく、一つ一つのエピソードをゆったりと描いていく。そして、セリフを少なめにして、表情や映像で出演者の心理・気持ちを観客に委ねている。この辺りは、好みが分かれるのではないだろうか。少し気になったのは、孝治が薫のことを好きになるまでのエピソードが、あまりにも少なく弱い点。踏み切りで変な出会いをし、その後バス停で少しだけの会話。そして、横浜でのライブ。彼女の歌声や人間性に惹かれていったとしても、その数回で病気の女の子を彼女にして、愛していこうと決心できるのだろうか。あれだけ冷たくあしらわれて、彼女のために好きなサーフィンもやめて、バイトしようとまで思えるか。そこの部分をもうちょっと丁寧に描いてくれたら、感情移入しやすかった。ストーリーとしての出来は、おおむねYUIの歌が響いているだけ気がして、内容としての感動は今一歩。目頭が熱くなったのは、YUIの歌が流れている部分がほほとんど。薫の病状の進行具合、肌の感じなどに関しても、あまりにも簡略化されすぎていて、綺麗なままあっさりと終わっていてリアリティに欠ける。青春映画として、ドロドロと汚い部分を出したくなかったのかもしれないが…。普通にいい映画だとは思うのだが、消化不良の感は否めない。
[DVD(邦画)] 6点(2007-06-24 17:59:02)
48.  ホステル 《ネタバレ》 
どうも他の方のレビューを観てると、レンタル版では随分と修正されているようですね(レンタル版の方は、あまりグロくないという人が多い気がして。その人それぞれの感覚なので、実際はどうだかわからないですが)。ちなみに、僕は無修正版のセル版を観ました。正直、むちゃくちゃグロかった。グロさは「ソウ」シリーズ以上かと。なので、本当に楽しみたい方(?)は、無修正版を観るのをお薦めします。実際、「ホステル」嘔吐(オート)バック・キャンペーンってのがあったらしいですから、スゴイ(上映から46分以内に退場すれば全額返金)!内容ですが、登場人物たちは最初ゆる~い感じで、女に溺れ天国を味わうと一変、恐怖のどんぞこに落とされる。このギャップが恐怖心を増大させる意味でよかった。そして、主人公だと思わせていたジョッシュを序盤で殺し、軽い感じの脇役かと思われたパクストンをメインに変える手法もビックリした。どうも、狙ってそういう作りにしたようですね。ただ、序盤で軽く適当な感じだった彼が、あそこまでカッコいいヒーローに変わるものか…という違和感はあった。以前、女の子を見殺しにした彼の贖罪というのが、一つのメインテーマのようですね。6点という点数について、本当はもっと面白かった気がするのだが、ストーリー以上にグロさが印象に残ってしまい、どうにも評価が付けにくい映画だった。
[DVD(字幕)] 6点(2007-06-18 01:08:04)(良:1票)
49.  小説家を見つけたら 《ネタバレ》 
「グッド・ウィル・ハンティング」よりも「セント・オブ・ウーマン」との似すぎているところが残念。観る順番が違えば、また受け取り方も違うとは思うのだが…教壇で熱弁するシーンはさすがにかぶりまくる。しかも、読んでる途中で端折られているし。どうせなら省略しない方がいい。そちらのほうが、観ているこちらにも文章の感動が伝わるし、更に深みがある内容になると思う(もちろん、その内容が大切だが)。その点では「セント・オブ~」の方が観ている者に感動が伝わるし、作りが丁寧だと思う。まぁ、小説の内容で感動させるというのは、難しいとは思うのでいた仕方ないとも思う。ただ、淡々と話が進み、派手な演出はないストーリーながら、退屈せずに最後まで観れたので、構成がキチンとなされておりバランスがいい映画ということだろう。観て損はしない映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2007-06-14 19:14:54)
50.  ドリーマーズ 《ネタバレ》 
徴兵を逃れ夢を追いかけてフランスに来たマシュー。デモで戦いたいが現実逃避し、負け犬扱いされるテオ。テオと一つになりたいが、その現実から逃れようとするイザベル。三者の夢・幻想は様々な形で交差していくが、結局、テオはフランスのことしか考えていなく、イザベルはテオのことしか見ていなかった。二人は幻想から逃れることなく、革命へと向かう。映画としては、かなり深いモノを持っており見ごたえもあるのだが、あまり自分には合わなかったかもしれない。「君ら二人は、同じ人間を二人に分けた」という表現は「ヘドウィグ」のトミーとかぶり、「ヘドウィグ」ファンとしては嬉しかった。また、「僕は酔っ払いで 君は美しい 朝には僕はしらふでも 君はまだ美しい」というマシューのセリフ…ちょっと感心した。いつの日か、自分もこんな言葉を言ってみたいものであるw
[DVD(字幕)] 5点(2007-06-12 18:44:10)
51.  父親たちの星条旗 《ネタバレ》 
日本側から見ても、アメリカ側から見ても、言える事はただ一つ。所詮戦争というものは、国のお偉いさんたちの都合で作られ、現場の人間のことなんてほとんど考えていないという現実。英雄なんて正当化するためだけに作り出された虚構なんだということ。必要な時は持ち上げ、利用し、不要になれば切り捨てる。しかし、前線で戦っていた者達は国のためではなく、仲間のために戦っていたとある。ココに関しては、国のため、天皇のため…と(大多数が)戦っていたであろう日本とは異なるのだと感じた。そんなアメリカ兵から見たら、「天皇万歳」と自害する日本兵は正にクレイジーに見えたに違いない。映画の内容に関しては「硫黄島~」が硫黄島での戦闘までを、「父親たち~」は戦争後に焦点を置いている。どちらが優れている、面白いかというのは個人によって異なると思うが、今作はあまりにもわかりにくい人物設定である。ストーリーも時間軸をズラしフラッシュバックすることにより、より複雑になっている。感情移入もしにくい。その点に関しては「硫黄島~」の方が好ましい作りになっていると感じた。
[DVD(字幕)] 6点(2007-06-10 18:39:08)
52.  硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 
狂っている。集団心理とは恐ろしい。全ては国のため、天皇のため。周り全てがそう思っていると、それが正しいことであると信じ込んでしまう。逆に正常な状態だと普通の言動・行動が間違いに感じてしまう。西中佐がアメリカ兵を助ける。清水が犬を助ける。こういった当たり前の行動が観ている我々でさえ「そんなことしていいのか?」と思えてしまうのだから、実際にそういう時代に生まれていたら正気を保つことは難しかったのかもしれない。戦争とは、いかに無意味で残酷なものか。アクションや戦闘シーンを多用せず、心理的な部分の描写が多いのも意義深い。気になった点は、セリフが聞き取りにくいこと。これはどうにかならなかったのか。そして、もう一点、二宮のしゃべり方。どうも現代っ子っぽいしゃべり方が耳につき、違和感を感じる。栗林中将と話している時はそうでもないのだが、一人でしゃべっている時や同位の者と話している時がなんとも…。実際、その時代で生きていたわけではないが、「~しやがった」とか「はぁ!?」など言い回しが気になった。演技自体は悪くないと感じたので、もったいないかと。で、ちなみに伊藤中尉は何がしたかったのか。結局、一番の死ぬのが怖かったのは、西郷でも清水でもなく彼だったのかもしれない…。
[DVD(字幕)] 7点(2007-06-09 18:48:23)
53.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
よく言えば、サスペンスとラブストーリーとドラマを一つにまとめた作品。悪く言うと焦点があわず中途半端な作品。半世紀も昔の作品なので仕方がないが、安っぽいセット、現実感のない合成、飛び降り自殺したシーンの安さと言ったらコントかと思うくらい。当時としてはどうだったのかはわからないが、今観た限りではリアリティがほとんどない。テンポもあまりよくなく、ラストも正直…「う~ん」って感じでした。皆さん、評価が高いようなので気が引けますが…残念ながら、僕には合わなかったようです。
[DVD(字幕)] 4点(2007-06-07 20:27:54)
54.  カンパニー・マン 《ネタバレ》 
<<鬼ネタバレあるので注意してくださいw>>面白かったんだけど、今一歩。金庫が出てくる前までは、スリルと緊迫感があり画面に釘付け。ただ、あの金庫のCGのショボさに、かなり引いてしまい、最後のオチもどこかで観た展開でトーンダウン↓「ゲーム」と「ユージュアルサスペクツ」を足して2で割ったような感じ。まぁ、観る順番が違ったら良かったのかもしれないけど。サリバン=ジャック=ルークスというオチは弱かったけど、恋人のために自ら潜入したというオチは悪くなかったです。
[DVD(字幕)] 7点(2007-06-02 19:16:58)
55.  アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》 
登場してくる人達に感情移入できるか、そこでこの映画の評価が分かれてくると思う。登場人物は、周りには滅多にいない変人達ばかりに見えるが、実際はそうではない。自分を偽り、表面だけハッピーに見せかけて成功を勝ち取ったかのように振舞う。あるいは、世間では変だと思われること(例えばゲイであること)を公にはしない。自分も含めて、そういった部分を持っている人は決して少数派ではないはずだ。奥さんに隣人、友人に不動産屋…彼らは本当のところでハッピーではない。単なる犠牲者に過ぎない。本当のハッピーを持っている人との表情の差は明らか。ゲイを公にしている男はとてもいい笑顔だ。全てを告白した後のアンジェラは、本当に綺麗に見えた。そして、最期を迎えたレスターは儚くも美しい表情をしている。出演者の好演もこの映画を素晴らしくしている。今作は下品な部分も確かにあるが、ストーリーから逸れた下品さではなく、きちんとしたバックグラウンドのある描写ばかりだ。今作の下品さばかり目に付いてしまう方は、もしかしたら偽りの登場人物たちのように、上品さや綺麗なモノを重視する偽りの仮面を付けているのかもしれない…
[DVD(字幕)] 8点(2007-06-01 18:43:03)(良:4票)
56.  グーニーズ
映画の出来だけを評価するのであれば、決して高い評価にはなりませんが、やはり夢のある映画はやはり価値があるものです。子供の頃、グーニーズを観たような観てないような…しっかり覚えてはいませんが、宝探しごっこをしたことは鮮明に覚えてます。近所の大きな公園で森の中の隠し通路を見つけて、そこを抜けたら気に囲まれた大きな空間があって自分だけの場所だ!!と大はしゃぎしました。そんなことを思い出させてくれた、貴重な映画。大人になると、そんなことでは感動もしないし、全て自分の常識と尺度で考えてしまい、宝の地図なんてあるわけない、と決め付けてしまう。仕方のないことだが、子供の頃にもった夢や信じることを忘れないためにも、こういった冒険心溢れる映画はなくなっていって欲しくないと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2007-05-30 18:19:09)
57.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 
ジュリアン・ムーアはよくやっていたと思う。前作が評価の高い作品だったので、プレッシャーもあったと思うが頑張っていた。それ以上に、メイスン役のゲイリー・オールドマンにいろんな意味で驚かされたが。ストーリーはいい具合に緊張感があり、飽きがこない。クラリス以外の人物がレクターを追い詰める…かも、と言った伏線も結論は見えていても面白い。ただ、メイスンに一時は追い詰められ、クラリスが助けに来なければレクターはやられていた…というのはちょっと残念。レクター=最強であって欲しいという願望を持つ観客は少なくない。ギブアンドテイクを謳っていたレクターが、最後にクラリスの手ではなく自分の手を切ったのは、助けてもらったことに対しての借りを返すためなのだろうか。それとも、愛なのか。
[DVD(字幕)] 7点(2007-05-28 18:52:53)(良:1票)
58.  ミュンヘン
面白いとか面白くないとか、そういった次元の映画ではない。平和ボケしてしまっている自分が、カッコつけて正義や平和、報復の愚かさなどを語るのは簡単だが、それは多分自己満足でしかないと思う。今、色々考えて感銘を受けていたとしても、数日経てばおそらく忘れているだろう。そこまでボケてしまっている自分は、本当に幸せに暮らしているのだな、と思う他ないのである。
[DVD(字幕)] 5点(2007-05-25 18:49:55)
59.  ミザリー 《ネタバレ》 
リアルな怖さとは、まさにこの映画のこと。狂った人間、犯罪者が出てくる映画は数多くあるが、ここまで身近にいそうで恐怖を感じる映画は少ないと思う。例えば、「羊たちの沈黙」のレクター、「セブン」のジョン・ドゥ、「SAW」のジグソウなどは、もう完全犯罪。頭良すぎ・理屈だらけで、怖さ以上にスゴさが押し出され遠い世界の話に感じる。「シャイニング」のジャックは霊的な何かにとりつかれて…みたいな感じで現実味が薄い。「サイコ」のノーマン・ベイツは、身近にいそうな変質者だが、被害者とのやりとりの描写は映画中にあまりなく、ジワジワくる恐怖はない(どちらかと言うと、ドキッとする怖さ)。アニーの怖さは、「命を助けて、色々世話してるのになんで感謝しないの?」という表現が表すように、自分のしていることが100%正しいと思っていること。作品を焼いたことも、足を折ったことも、全て正しい事だと本気で思っている。「人間の正義を超越した正義 私はその正義に従う」正に自分のしていることは正義だと思っている。普段はそれほど怖くなく、むしろ温厚ともとれる態度が逆に恐怖。よくニュースなどでとりあげられる「キレて殺した」という話は正にアニーと通づる。だから、怖いのだ。話し自体は難しくなく、展開も比較的読める。映画の評価のベクトルをどこに向けるかによって、点数は変わってくるとは思うが、「恐怖」という観点のみでこの映画を観たら、間違いなく10点だろう。
[DVD(字幕)] 9点(2007-05-19 18:41:26)
60.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 
高評価だったらどうしよう!?面白くないと思ったの俺だけ!?…とドキドキしながらレビューをみましたw沢山の宣伝や(おそらく)多額の制作費を使って、この内容では出演者も報われない。B級映画の一歩手前。B級を狙っていないだけに、ヒドイ内容に感じる。みえみえのギャグやスパロウのコミカルさで笑いをとろうったって中途半端。前半の謎の部族とのやりとりは見るに耐えない。捜し求めていた鍵は場所さえわかればサラッと手に入る。寝ている間に取るなんて、ひねりもクソもあったもんじゃない。で、命がけの賭けまでしといて、脱走は簡単にできてしまう(描写なし)。宝箱もあっけないほどサクッと見つかる。そこには海賊映画に然るべき、スリルやハラハラなんてものは一切存在しない。くだらないコントを組み込むなら、そういった細かい部分の描写を増やした方が、よっぽど完成度は高くなると思う。そして、スパロウを卑怯者と罵ったエリザベス。戻ってきて見直したと言いつつ、鎖でつなぐ。外道以外の何者でもない。スパロウのための映画なのに、最終的にエリザベスやノリントンに出し抜かれていちゃあ、ガッカリですよ。
[DVD(字幕)] 4点(2007-05-17 18:33:22)(良:1票)
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