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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 549
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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41.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
​夢を追う人々にとって現実は過酷な上に残酷だ。最初の主人公二人の情熱は正直イタい。だけどその迸るエネルギーは何物にも変えられない。しかし情熱だけじゃどうしようもない事だらけだ。その道に行けても思った道とは違ったりもする。でもそこで折り合いを合わせ大人にならないとただの夢想家になってしまう。 なにもかも都合良くなんて行かない。 だから夢を追う者二人の別れは切ない。ラストはベタな映画的大人な別れだが。それでもラストの回想が泣ける。そうはならない、現実的ではない書割で想像された幸せがとても切ない。 にしてもミュージカルシーンは凄いですね、最初から長回しのオンパレード、驚異のダンスとカメラワークにはびっくりだ。ただちょっとカメラが動きすぎな感じはある。 そして二人の心が通じ合う高台でのダンスシーンも凄まじい!これが俳優の力ですね! 季節が秋になるにつれて若干映画の長さを感じ始めるが、そこからオーディションのシーン。彼女の魂の叫びっ!泣かせてくれるじゃないですか! 往年の映画の雰囲気を踏襲し、更にその上を目指した素晴らしい作品です。そこからあのラストへ畳み掛けるのですから本当にたまらないですよ!!! セッション以降どうなるかわからなかったデイミアン・チャゼル監督ですが、この恐ろしいまでの才能には驚かされるばかりです。
[映画館(字幕)] 8点(2017-03-02 15:57:25)
42.  オーバー・ザ・トップ 《ネタバレ》 
なんだかよくわかんないけど涙がボロボロ出る。 すれ違ったままだった親子がお互いを助け合い、絆を深めていく物語。ベタじゃないか。すげえベタな話かもしれないが、逆にそれが心に響く。 荒削りだが清い心持つ父が一度は世間の偏見から失った親子の時間を、死に際の妻がやり直すチャンスを授けてくれた。そして本当の家族をマイクもホークも手に入れていくのだ。 ホークの行動は結構荒削りだが…いや、やりすぎなところもある。おぉいっ!子供にトラック運転なんて危ないよ!ちょっと!そのぶつかり方間違ってたらマイク死ぬよ!いやいや、突っ込んで良い分けないだろ!…とまぁそんなオーバーな演出によるツッコミ所もありつつも親子の愛が成せるものなのかもしれない。やりすぎだが。 見所はなんてったって腕相撲。その熱気、照りつける肉体、ドアップで力む顔。すげえ顔!!これが本当に息が出来ない。見ているだけなのにドキドキし、こちらも息が荒くなる。ラストの試合なんて画面に向かって俺も「行けホーク!!やれ!!!」と涙を流しながら応援していた…いや、わかってるんですよ?映画の流れ的にそりゃ勝ちますよ。わかってます。でも応援したくなっちゃうんですよ。もうよくわからない涙が止まらないんですよ。 とにかくこの親子がこの先の未来がどうであれ、離ればなれになる事は無いという今をとても嬉しく感じるのです。いい映画でした。
[DVD(吹替)] 8点(2017-02-13 00:17:53)(良:3票)
43.  はじまりのうた 《ネタバレ》 
​楽しもう! 心に穴が空いた同士なにかがお互いを引きつけたのか、そこからはじまる楽しいアルバム作り。そりゃ嫌なコトだってあった、今だって気にしてる。でも音楽を聴けば世界は輝き、照らし出す。 二人の成長が音楽が撮影がとにかく観ているこちらも楽しくさせてくれます、そして優しく背中を押してくれる気がする。 仲間たちと一緒に楽しい音楽。決して世の中甘くない、だけどなんとかなるはずだ。どうか彼らに幸あれ。
[インターネット(吹替)] 8点(2017-02-01 01:40:10)(良:1票)
44.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 
​一番その世界から離れていそうな人がふとした瞬間から世の中の不条理や理不尽に嫌でも向き合わなきゃいけなくなる。 前半まるでなにか明るいバリアに守られているような気がするが、そんなものは無い。ただただ「ふとした瞬間」どうしようもない理不尽がやってくるのだ。 その残酷さが、その後に残った間がとにかく心に刺さる。 それでも毎日は続く。泣いてばかりもいけないし、落ち込んでもいられない。 とにかく笑って生きていかなきゃいけない。生きていかなきゃいけないのだ。
[映画館(字幕)] 8点(2017-01-20 18:17:00)
45.  ロボコップ3 《ネタバレ》 
昔の悲哀も吹っ飛んでロボコップもそれなりに頑張っている。街をイケナイ方法で更地にする奴らにゃお仕置きが必要だ! 2もアレな気がしたけど1の印象からも更に離れた、爆発アクションな偏差値の低い痛快娯楽作になっています。いやもう最高ですよ。 なんとも間の抜けた日本描写といい、思った以上に弱い日本製ターミネーターといい、どんどん壊れていくピンクアメ車でのカーチェイスといい、もうわざとやってるとしか思えないふざけた描写が多くてたまりません。しかもみんな後先考えないで行動する奴らばっかりでてくるのもいいですね、デトロイトの未来は最悪です。 名シーンとしては傭兵軍団が警察を仲間に出来なかった代わりにヤク中モヒカンのヤバい奴らを引き入れるところですね。 絶対役に立たないような気がするんですけど。演じている人たちは凄い楽しそうでとても羨ましいです。 市街での最終戦も空飛ぶロボコップ登場で即解決するのも清々しい、あそこまで憎らしかったオムニ社もあっさり潰れてしまうのには笑いました。 まぁとにかく面白い箇所を上げたらきりがない作品ですがテンポはロボコップの歩みとは大違いにとてつもなく良く飽きずにサクサク見れるのでとにかく楽しいです。 最後はロボコップになぜかお辞儀!ありがとうマーフィ!!!そしてお前はロボコップと呼べ!!!!
[インターネット(吹替)] 8点(2017-01-20 09:33:36)
46.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
​結末は知っている。 だけどこんな壮絶な物語があった事は知らなかった。 背負う影のある者たちの希望を託す物語はとにかく凄まじい。 今までとは毛色の違うダークな雰囲気は暗い映像と共に少し違うスターウォーズ世界を見せてくれる。序盤の映像の暗さには若干くたびれましたが集まる仲間たちの魅力も相まってアクセルはどんどん踏み込まれていきます。 特にドニー・イェンの殺陣は最高ですね!ジェダイじゃなくても強い奴は強い! 終盤の戦闘はXウイングもタイファイターもAT-ATその他お馴染み兵器たちの大盤振る舞いには「そう!これ!これが!これが見たかったんだよ!わかってるじゃねぇか!」というもう堪らぬドッグファイト、地上戦をこれでもかと見せてくれるのでもう鳥肌立ちっぱなしです。あぁこの歳まで生きてて良かった!!! 確かに次々と倒れていく仲間たちの壮絶な死は悲しく辛いです。結果はわかってはいるのですがやはり悲しいです。 ですが紡がれる物語へのラストは希望に満ちた気持ちで観終える事ができました。 EP7と8の間に外伝として作られた本作ですが、決して正史に負けない素晴らしい出来の一本です。
[映画館(字幕)] 8点(2016-12-16 20:57:41)(良:2票)
47.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
​うわー!ゴジラだーっ!えっ!?なんだコイツ!? えっえっ!うお!あーっ!怖っ!怖っ! …。…。(中略)…。頑張れ政府…。 自衛隊やれ!効かないと思うが撃て!頑張れ! ダメか!でも撃て!撃て!わーーーーっ!!!!なんだそれっ!!!!あーーーーーっ!!!!あーーーーーっ!!!! ...と、そんな具合に緩急ついたモキュメンタリチックで専門的な言葉が飛び交い無知な僕にゃ「なんだかよくわからんが、凄いリアリティがあるぞ!」と思わせるドラマシーン。コレでもかとぶち込んでくる読ませる気のないテロップ。捲し立てるような台詞の嵐。いいじゃないですか! そして被害を受ける街並みは、あの時自分たちに起きていたあの震災がまた起きているかのような絶望感をフラッシュバックさせる現実的な恐ろしさです。 そんでもってゴジラの初期形態の死んだ魚のような目ではっていく、あの不気味さは恐怖以外の何物でもない!気持ち悪い!それが良い! 自衛隊の攻撃もカッコいいですね。とにかく持てるだけの火力を総動員しまくってる感が気持ち良いです!そしてその応酬はB-2爆撃機が3機も撃墜!痛快!ゴジラ強い!とにかく強い!無限に強い!往年のテーマとエヴァっぽいテーマと共にテンポ良く日本に対する核攻撃の危機の緊張感を底上げしてくれます。 そして日本人の最後の反撃は…爆笑ですね!いや、これが日本人の意地なのか!?新幹線や山手線をぶっ飛ばし、高層ビルで下敷きにさせる作戦には恐れ入りました。もうこちらのテンションも最高潮!こっちもゴジラにゃ負けんぞ! シリアスなプロモーションで不安と期待、両方あった本作でしたが、もう今は痛快な娯楽作的仕上がりに大満足です。 庵野監督、樋口監督good job!
[映画館(邦画)] 8点(2016-07-29 19:05:22)(良:1票)
48.  ザ・ドライバー 《ネタバレ》 
カッコいいっ!!!!ライアン・オニール!もうなんだそのカッコ良さ!クール!ハードボイルド!惚れちゃう!嫉妬しちゃう! 銃を向けられても表情は変えず、いつだってドラテクは天賦の才能!罠だとわかっていても突き進み、勝負に負けない!付いてくるイザベル・アジャーニもあぁ、美しい…。 ギリギリな刑事とのギリギリの攻防、チンピラ達との一触即発の決闘。そして迫力のカーチェイス。 男のロマンがたった90分にギッシリ詰まりに詰まった濃厚なハードボイルド"男"映画でした…。
[DVD(吹替)] 8点(2016-05-31 21:15:31)
49.  アイアンマン3 《ネタバレ》 
なんて痛快なんだろう。今まで余裕綽々で嫌みな社長が身も心も大ピンチ。 1も2も見たけど正直社長はキャラクター的にあまり好きではないし、出まくるアクションフィギュアの波に「もういいだろアイアンマンは…。」と思って、本作も全く期待せずアベンジャーズ2のために見たのだが…謝ります、すいません。超面白かったです。 想像以上のサスペンス的展開とギャグの絡みがバランスとてつもなく良く、しかも次々と見せ場が用意されているので時間も忘れて映画に見入ってしまった。 敵のあの手この手と、次から次へとカードを出してくる展開は緊迫感を続けてくれますね。本当にアメリカ大ピンチ。 いつも通りの活躍がほとんど出来ないポンコツアイアンマン42号とほぼ生身で、敵に立ち向かったり、逃げたりする社長はカッコいいというより、面白い。 発明少年との子供レベルの掛け合いや、ファンとの遭遇、テロリストのボスの正体だったりとギャグもたっぷりあり全く飽きません。 しかも他のヒーロー達と、違って社長の生身はただの中年だから。結構ドキドキの味わえるバトルが面白いです。しかも今回の敵はかなり強敵。アイアンマンがポンコツなのか、敵が強いのかわかりませんが、とにかく接戦の激闘。たまりません。 そしてラストのアイアンマン軍団の登場、漫画ですね。いいですね。最高です。 そんでもって脱いでは着て脱いでは着ての大バトル。アイアンマンの大安売りも良い所です。もっとやれ! 「あぁ…映画館で見たかった…。」と、心から思う映画でした。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2016-04-18 22:46:37)(良:1票)
50.  インサイド・ヘッド 《ネタバレ》 
とても良く出来ている。この感情世界は大人には痛いほど伝わる事ばかり。 人々には感情があり、その感情が記憶を作り、残し、蓄積して行く。そして無意識に忘れ、成長して行く。 そんな事をピクサーはアニメにしてしまった。アイディアからしてもう凄い。そしてそれをこんな面白く映像化出来る事も。まぁ「なんで?」って思う所もあるけどさ。 夢の工場や、怖いモノを閉じ込めておく部屋、想像力の部屋など、ビジュアルがとにかく見ていてとても楽しいし、自分にもあったと思える事ばかりでとても親近感がわく。 でもやっぱり小さい頃、心の友達だったビンボンが消えてしまうのはとても切ない。悲しいけど、それが成長するという事なのだ。 なんだかんだ喜びと悲しみの「不在と冒険」もライリーの成長過程で必要なモノであり、ラストに出て来た感情が混ざり合った球体がその成長の証である。 ただ喜びと悲しみのお互いが必要な存在であるという事があまり説明されなかったのが残念な所。わかるんだけど難しいよね。 ビジュアルは子供向けに作ってあるようで、中身は大人の方が楽しめる作品になっていると思います。 ラスト、インターフェースが取り替えられて「思春期」のアラームが設置されているのを見ると、これから先もこの連中は大変でしょうね。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2016-04-08 22:42:29)
51.  殺し屋ハリー/華麗なる挑戦 《ネタバレ》 
奴はハリー、殺し屋ハリー。その髪型と眼鏡が目印、クールな殺し屋さ。 彼に舞い込んだ殺しの依頼。ニューヨークでのギャングの抗争。しかし一筋縄では行かない、なんてったって宿敵、爪のマーヴィンが敵方にはいるそうじゃないか。 どうするハリー。やれるかハリー。ここにハリーの華麗なる挑戦が始まる。 リキテンスタイン風の洒落たオープニングから始まり、川底の愉快な墓場。そしてウィットでヌルいナレーション。口笛にのせてのカーチェイス。 70年代の雰囲気たっぷりな007カジノロワイヤル(クレイグじゃない方)を彷彿とさせるポップでユルい雰囲気に飲まれ「これは俺好みだ!」と叫んでしまった。 もちろん美女に宿敵、そしてクールなハリー。007の殺し屋版といったらそれまでだけど、そこは英国に仕えるスパイと、アウトローな殺し屋とじゃちょっと戦う相手が違う。こっちは単なる雇われの身。どこかボンドに無い危険なオーラがハリーの魅力。眼鏡を外した眼光は正真正銘「殺しの目」って奴さ。 後半の展開はテンションの高い前半に比べるとだいぶシリアスになっちゃったのが残念な所。爆弾解除シーンは凄いドキドキしますけどね。 爪のマーヴィンがまったく義手のガジェットを活用しないのはちょい残念。アッサリやられちゃうのもちょい残念。 敵ギャングのボスも意外な結末、裏切りの女は許されない。そりゃココは極道の世界。当たり前。 エピローグの刺客を目で追い払うハリーには痺れちゃいますね。 求めていた殺し屋がココにいた!って感じで嬉しかったです。ありがとうハリー。
[DVD(吹替)] 8点(2016-04-01 23:53:41)
52.  ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌 《ネタバレ》 
作った連中の頭がおかしい映画です。ジョン・ウーの神髄ココにあり…なのかなぁ…。 話はまぁ…この際どうでもいいです。とにかく全てはハリウッドもびっくりな超ガンアクションのためにあるような映画です。 序盤のレストランでの銃撃戦から、倉庫の単身で乗り込む銃撃戦、そしてラストの病院での敵味方入り交じる大規模な銃撃戦。たっぷりチョウ・ユンファの無双ガンアクションをお腹いっぱいに…いや、吐くまで楽しめます。 ラストはもう主人公二人が、わんこ蕎麦の如く湧いて出てくるヤクザを殺しに殺しまくり、もうとにかく敵も見方も無限に出て来て、戦争でもないのに大量に死にまくります。ラストは大爆発。とにかくそこに感傷の余地はなく怒濤の勢いを見せつけられます。アホです。ここまで来るともうギャグです。 相変わらず主人公達はエラく丈夫に出来ていてビックリしますが、もうツッコミが追いつきません。 今までいろんな派手なハリウッド映画を観てきましたが、なにか一つの到達点に達したような…そんな映画でした。参りました。 にしても敵の殺し屋がカッコ良かったですね。アジアのダニー・トレホって感じで好きです。
[DVD(吹替)] 8点(2016-02-24 06:55:16)
53.  ブック・オブ・ライフ 〜マノロの数奇な冒険〜 《ネタバレ》 
​メキシコの死生観と美しく楽しいアニメーションが魅力の本作。 神様二人によるギャンブルにより仲の良い三人の運命は数奇なモノになって行く。 オモチャのようなキャラデザとメキシコの乾いた雰囲気とデザインが美しいく、女の子は可愛く、テンポもスッキリとあの世とこの世を渡った冒険は見ていてとても新鮮です。 特にメキシコでいう所の天国「思い出の国」はとても美しく、泣けてくる。 そして最後のバトルはとても熱い、まさかの御先祖様勢揃い。そして皆が主人公を助け、塔の上へすくいあげて行く行くシーンは最高です。 日本では劇場未公開だったけど、こんなに楽しく泣けるアニメは久しぶりに見ました。
[DVD(吹替)] 8点(2016-01-28 19:23:21)
54.  ムトゥ/踊るマハラジャ 《ネタバレ》 
​僕のインド映画はこれで三本目。そして今回も主役はスーパースターのラジ二さん。これでもかとばかりにアクション、コメディ、ラブロマンス、サスペンスと詰め込みまくりな、ボリュームたっぷり2時間46分。ムトゥーっ! まぁその中の2時間ちょっとは、ほぼラブコメです、はい。しかも長い割に内容はとてつもなくユルいし、登場人物は皆わかりやすく単純、なので見ていてなんというか…飽きてきます。しかし!唐突に展開が変わったりするので油断できません。 見せ場はあらゆるところに用意されており、躍動感なくSEがド派手なアクションシーンに、衣装がこれでもかと変わる絢爛な歌とダンスシーン。それに馬車チェイスが熱いですが、落馬した人が心配でなりません。 それにもうエキストラの数がケタ違いです。見えないところまで人がいます。それにムトゥの腰布を振る仕草は僕が小学生なら間違いなく真似していたでしょう。 そしてアレだけこじれていた問題がラスト10分で急速に全部解決なのも最高です。どう見ても尺のバランスがおかしいです。最高です。「目で見る極楽浄土」というキャッチコピーはよくわかりませんが、数年に一度見るインド映画は癒されます。やっぱり今まで見てきた映画の常識はインドの前には無力です。 それにしてもこの当時でラジ二さんは45歳…凄すぎる。
[DVD(字幕)] 8点(2016-01-08 20:04:12)(良:1票)
55.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
見る前は暗号解読ミステリーなのかな?とかそんな感じにお気楽に見られる作品だと思って体を楽にして見ていたら全く想像と違う物語だった。まさかこんな事が起きていたとは。 極秘の任務によって、そして時代によって翻弄されてしまった、しかし幾万の人間を救った天才の悲しき物語だ。 彼に降りかかるいくつもの悲劇が見てる僕も胸が苦しくなり、やるせない思いがこちらにも伝わってくる。 異端と呼ばれ、普通の人間に虐げられてきた人間によって今の僕、そして社会があるのだと思い知らされます
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-12-27 16:42:13)
56.  007/スペクター 《ネタバレ》 
消してきたモノも、失ってきたモノも決して無くなることはない。 ついに正真正銘の黒幕「スペクター」の登場だ。 ボンドが倒し、失った者たち全ての元凶。そしてMI6の存続の危機。と、最高のお膳立て。そして長い戦いが始まる。 失い過ぎた男の戦いは壮絶だ。半分意地で動いてるようにも見えるメキシコでのMに託された仕事。全力で守ると決めた女を助けるため雪山での飛行機と車のチェイス。そして最後の砦に選ばれたロンドンの朽ち果てたMI6(なんてニクい舞台!)での救出劇。ボンドの行動はまるで過去を清算するように危機をクリアしていく。 それにどのアクションも見応えアリで素晴らしい。又ボンドを執拗に追う男もその屈強さがとても魅力的に見える。あの列車の対決は「ロシアより〜」っぽさも出しつつ派手で見ていてこっちも焦るハラハラする対決シーンだ。冒頭のヘリのシーンのドキドキはハンパじゃない。 しかも本作の雰囲気はスペクターという組織に「いつもどこかで見られている」ようなヒリヒリした嫌な緊張感があるのもたまらない。 今回はボンドカー(秘密装備が笑える)や腕時計などのアイテムも登場、ガンバレルも冒頭に登場するのも往年のファンには嬉しい。勿論ブロフェルドもいつもの傷に、猫ちゃんも登場する。特に猫は登場するか不安だっただけにとても嬉しかった。 それに今回は新MもQもマネーペニー、タナーの活躍も随所にあり、やはり人気だったのかQの出番がやたら増えたのも面白い。でもまぁCはショボかったですね。 二時間半と長い本編の割にくたびれることも無く、逆にブロフェルドとの対決が一回で終わってしまう事に一抹の寂しさは感じるものの今回も最後まで楽しませていただきました。 最後、スワンと共にMI6を去るボンド。どこか「女王陛下」のラストを思い出させるも、軽快なメインテーマと共にエンドクレジットに入る。 ダニエルボンドの役目は終わったのだ。 作品中スパイ不要説が取り沙汰される中、次のボンドはどのような活躍を見せてくれるのだろうか。
[映画館(字幕)] 8点(2015-12-09 21:19:07)
57.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
濃い、とにかく濃い。 ダニエルボンドの写真を初めて見た僕の拒否反応は凄かった。「あんなんボンドじゃないやい!」もちろん当時は見なかった。その後DVDで見た僕はひどく後悔する事になる、もちろんとても面白かったんだから! にしても本作の密度は今回改めて見たが凄い。パルクールなチェイスから、空港での攻防、そしてポーカー勝負にベネチアでの死闘。これだけでも相当派手で見応えバッチリだが、その間にもヴェスパーとボンドとの悲しいラブあり、解毒あり、階段での格闘ありと、とにかく詰め込みまくり。ただ全くそれが気にならないくらい静か動を上手にブレンドして進行し、見ていてグイグイ引き込まれるんだから堪らない。 無骨なダニエルボンドの荒いアクションもなんとも危なっかしく見ていてハラハラするし、それでいて人間味の溢れる表情と一点を見る青い目がとてもクールだ。 それに今回の一番の悪役ルシッフルもなかなかイイ悪役っぷりで、ポーカー戦での彼はとてつもなくカッコ良い。まぁ情けない面がちょい多いけどね。 Qも秘密兵器も無ければ、ユーモアも少ない本作だけれど、これもまた新しい007の形だったのだと改めて思う一作だ。
[DVD(吹替)] 8点(2015-11-18 12:23:24)
58.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 
本作の70年代後期のF1について僕はラウダの名前しか知らなかった。ジェームズ・ハントの事なんて全然知らなかった。 しかしその当時行われていたF1は今とは考えられないほどに熱く、ドラマチックで、恐ろしい戦いが行われていた。 安全性よりスピードを重視し、死の確率20%の中で行われる死闘。何が起こるかなんて絶対にわからないあのレースの中で彼らは走る。 生き方が全く逆のハントとラウダ。彼らはお互いを認め合いながらも自分の生き方を決して曲げない。 最終戦の二人の選択が印象的だ。ラウダは取れるかもしれない優勝を諦め、ハントは死ぬかもしれないレースを走りきった。 曲げられないプライドが、彼らの生き様がグランプリを終えるごとにひしひしと伝わってくる。 彼ら二人のワールドチャンピオンはお互い認め合い、だからこそ本気でぶつかり合って来たのだ。 この映画はその熱き戦いを、これでもかという美しい映像と、見た事も無いアングルのF1と緊張感溢れる音楽で、本当に過去あった事0を僕らに教えてくれる。 F1に一度でも熱くなった者なら見なければならない至高の一作だ。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-11-01 00:58:48)
59.  デモリションマン 《ネタバレ》 
いやぁ、楽しかったぁ。 冒頭の96年は何かの冗談かというくらいの荒廃っぷりに爆笑。パトカーはハマーを使う時代とは恐れ入った。そんな中叫びながら敵の基地に潜入するスタローン。もうこの時点でこの作品が僕好みの映画だということがわかりました。 そして未来世界へ。思った以上にちゃんとSFしてるんでビックリ、しかも極端な二分社会はHGウェルズの「タイムマシン」のオマージュと来た。でも緊張感は皆無、だってツッコミ所満載なんだもん。半分コメディのような仕上がりなのもこの作品の楽しい所だ。 そんな超潔癖社会にスタローンはヘタヘタ、まったくどうやって貝殻で尻を拭くのやら。でもその未来設定は作り込まれているし、美術もかなり凝っている。今でもなかなかセンスフルな未来を体験出来るし、ピザハットは最強だ。パトカーや車などほとんどこの映画のためにデザインされて作られた者ばかりで見ていて飽きない。 途中から三つどもえの展開になったりとストーリーもテンポ良く進み、超殺人鬼スナイプスのイカれた所業もなかなかだ。ただスタローンと戦うとどうしても弱そうに見えちゃったのが残念かな。 それとサンドラ・ブロックは終始お茶目で可愛いのがたまらんかったね。 総じてアクションとSFが相見え、それでいて飽きない未来設定をふんだんに盛り込んだ素晴らしい作品です。最高!
[DVD(吹替)] 8点(2015-09-25 01:06:53)
60.  ガタカ 《ネタバレ》 
遺伝子が劣等、不適正者というだけで差別されて来たヴィンセント。夢は宇宙に行く事だった。 だけど誰よりも努力しても不適正者というだけで認めてもらえない近未来。不適正者と言うだけで犯罪者扱いされる近未来。 彼のした事は不正。しかし彼の能力は紛れもなく彼の物だった。 そしてヴィンセントの夢ために自分の名前と遺伝子を差し出すジェローム、彼もまた完璧に生まれたばかりに事故で全てを失ってしまった男。 その男同士の友情かなんなのか彼らの持ちつ持たれつの二人のジェロームの生活はどこか切ない。一人は夢に向かって歩き、一人は夢を捨てた。 最後、一人は宇宙へ旅立ち。一人は焼却炉に入る。彼が唯一のジェロームになるために。そのために彼は最後に身をも捧げたのだ。 美しい構図と美術、柔かな音楽そして張りつめた緊張感がありながらも、希望を胸に夢へと向かう男の切ない物語でした。
[DVD(吹替)] 8点(2015-09-16 17:10:47)
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