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叫真さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 125

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41.  トゥルーマン・ショー
完全に人権やプライバシーを無視して、それを逆手に取った題材によるコメディは、一見すると、非常にブラックで、不謹慎極まりない映画になりがちだが、本作からは、あまりそのような印象は受けなかったので、映画としては、割と消化しているのかもしれない。そういう意味においては、オリジナルあふれる創造性は素直に褒めたい。ラストは少し、唐突でやりすぎの感も否めないが、コメディ要素と「我は何のために生きていたのか?」とメッセージを想起させる演出の組み合わせは、ある意味、知的であると言えよう。
7点(2003-05-19 19:24:53)
42.  チャンス!(1996)
ゴールドバーグが、凄いメイクで男装して、カティなる架空の人物に扮して活躍する、痛快社会派ドラマなのですが、これが結構面白い。2役を演じ分けるゴールドバーグの演技のうまさや、男性上位主義の社会を痛烈に批判したメッセージ性など、一筋縄ではいかない。何度観ても、爽快な気分にさせられる傑作です。
8点(2003-05-15 20:59:10)
43.  サイモン・バーチ
サイモンが、もう少し真面目なキャラクターだったら素直に感動できるんだけどね。スケベ丸出しな発言も多いから、何だか引いてしまう。障害者だから、どうこう言うのではなく健常者だったら、ただの変態少年と思える場面もあるからね。
2点(2003-05-15 20:28:03)
44.  スクリーム(1996)
「千と千尋」に出てくる「カオナシ」は明らかに、この作品からデザインを引用してるようだ。この作品は、もっと陰湿さを出せば、かなりいい作品になったのに、変に学園的設定が怖さを中途半端にしてる。ただ「犯人は誰だ?」的スリラー色濃い展開は、巧い。
5点(2003-05-15 06:13:33)
45.  チャイルド・プレイ(1988)
なぜ、ごく普通の犯罪人が(この映画では殺人鬼と一般に呼ばれているが)妙な宗教をやっていたのか、設定に少し無理があるようだ。ストーリーは、人形を使ったホラーの割りに、オカルト色が、かなり希薄なのも面白くない。とにかく、チャッキーが殺しまくる事だけに終始しすぎ。でも、シリーズ中では一番マシな方なので、最後まで見る事が出来た。
2点(2003-05-14 19:44:50)
46.  ベイビー・トーク
発想は買う。でも、いろいろな意味で、お下劣極まりない最低映画。下品な笑い以外、見せ場がないのは致命的・・・というより最初から、それだけが見せ場みたいですね。
0点(2003-05-14 07:14:11)
47.  ポルターガイスト(1982)
何かといわく付きのオカルト・ホラーなのだが、中盤までの「何かが起こっているぞ」という雰囲気が良い。ただ、終盤のちょっとハメをはずした「暴走しすぎ」な悪霊の騒ぎっぷりは、オカルトというより、「なんでモンスターパニック映画っぽくなるの?」と尋ねたくなる。最後まで、「暗くジットリと」陰湿な恐怖を維持して欲しかった。
5点(2003-05-14 07:06:59)
48.  メル・ブルックスの大脱走
本作は、ルビッチの傑作「生きるべきか死ぬべきか」の割と忠実なリメイクだと言われているが、恥ずかしいことに、このルビッチの作品は、まだ見たことない。ルビッチのもそうだし、この「大脱走」もそうなのだが、まだDVDがどちらも出てないし、当然ビデオなどもすべて廃盤。なかなかお目にかかれない。少なくとも、近くのレンタル店では置いていない。以前、本作をCSで見たことがあり、かなり面白かったのを覚えていて、やっとここ最近に、ある店で未開封新品ビデオを300円ワゴンセールをやっていて本作を奇跡的に発見。即効で購入した。再度、観てみると、やはり最高に面白い。第2次世界大戦におけるナチスを痛烈に皮肉ったコメディなのだが、全編に渡ってテンポが緩むことなく、次から次に飛び出す「化かし合い」が強烈な印象を残す。知性あふれる「笑い」と、その真裏を流れる「辛らつな皮肉」は、神がかり的な芸術を感じる。冒頭からミュージカル仕立ての舞台で始まり、最後もまた舞台で幕を下ろすアイディアも最高。また終盤にユダヤ人の人権を訴える名場面は「ベニスの商人」のセリフまで飛び出す。「生きるべきか死ぬべきか」も超絶的な完成度を誇っているらしいので、ぜひ観たい。
10点(2003-05-13 20:03:49)
49.  マトリックス
新機軸のCGとワイヤーアクションとの融合は度肝を抜くかも知れないが、どこか垢抜けないチープな空気が漂うのは、もともとの世界観からでしょうか?そんな場面で、そこまで時間かけて見せるかと思うほど大仰すぎる演出は見方によっては滑稽に見えます。何より、ストーリー進行がその辺によくある、SFサスペンスアクションと大して変わらないと思えるほど独自性に欠け、インパクトが弱い。CG以外、あまり心に残らないのは少し勿体無い。続編に期待。
3点(2003-05-13 06:12:34)
50.  パッチ・アダムス
コメディタッチながら、実に心を洗われる想いにさせる映画である。全編にちりばめられた「笑い」と「現代医学と医者のあるべき姿」を巧みに融合させながら、一気に語る。少し下品ともいえる「笑い」の場面も、そこまで毒々しさを感じさせないのは、主演のロビンの人徳なのかも知れないが、実話を基にしながら、単にお堅い「医者批判映画」に終わらないのは、製作者の巧手ぶりを、嫌と言うほど見せ付けられるからである。近年、稀に見るヒューマン・コメディの傑作。
9点(2003-05-13 06:01:01)
51.  ターミネーター2
CGを駆使して表現するという映画において、「アビス」から産み落とされた新時代CGのひとつの完成期を迎えた時期に、製作されたSFアクションの傑作。最近の映画に多く見受けられる、CGの使いすぎによる、無機質な雰囲気は、映画の歴史において、別の意味である種の「退化」を感じることも少なくないが、当時として驚異のCG技術を導入しながら、それに頼りすぎることなく、しっかりしたドラマ性とスリリングなアクション色のバランスを全編に渡って保ち続けるという、非常に優れた平衡感覚は賞賛に値する。こうした作り手と演じ手のがっちりとした堅固な創作意欲から生まれる「芸術」に対して、やはり、鑑賞者側の感動を呼ぶのは至極当然といえよう。
9点(2003-05-10 19:58:36)
52.  千と千尋の神隠し
ストーリーは、小汚い実社会とのリンクをベースにしてる。現代の子供の礼儀の無さ(車での乗車姿勢、挨拶、お礼、ドアのノック)、仕事をしなきゃ生きられないという人生の役割、それと対比させる形で見せる、大人の見苦しい姿(食い意地、物欲、乱痴気騒ぎなど)、また湯婆婆のセリフに登場する「そんなヒョロヒョロに何ができる」といった身体的理由による就職差別や新入りに一番汚い仕事を押し付ける貧弱な精神性の群衆による職場いじめなどは、暗に見せる現実的な社会問題への風刺、その他、ナウシカ時代から引きずる環境、自然問題も今回も登場する。結局、これまでのジブリの手法と何ら変わらないし、予定調和の強いラストもこれまた同じ。だが、そういった使い古されたメッセージを展開の流れにおいて、訴える場面のつなぎ目を優秀な脚本で、ごまかしながら完成させているので、ぎこちなさは皆無。単純にストーリーを追える。初期のジブリと違い、ここ最近は、展開において複雑化の傾向があるが、この作品は、奇妙な世界観ながら、まったく肩の凝らない映画に仕上がっている渾身の快作といえよう。
8点(2003-05-09 20:06:35)
53.  トゥルー・クライム(1999)
ストーリーの進行にイーストウッドのスケベっぷりは、邪魔でしょうがない。何か、意味あるの?でも、イーストウッドは凄く好きなんでしょうね、こういう演出。
2点(2003-05-07 19:49:22)(良:1票)
54.  リング(1998)
全体的に印象に残らない。日本のホラーは独自のドロっとした雰囲気があるらしいが、少なくとも、ここにはそれは無い。有名なお菊の怪談からパクったと言われても仕方ない、「井戸」と、「恨みから来る呪い」ネタをビデオテープという小道具を使って改良しただけ。これで恐怖を演出しようとする、あざとさが悲しい。
1点(2003-05-07 19:42:00)
55.  スコーピオン・キング
ハムナプトラファンにはあまり受けないでしょうが、格闘アクションファンには受けるかもしれませんね。暑苦しいほど、上半身裸の野郎たちが、たくさん入り乱れて闘います。どちらかというとB級映画ですね。あと、ハムナプトラの番外編という本作。よって当然、ハムナプトラネタ有ります。大量の虫(本作では人喰い蟻)、毒蛇、砂嵐など。でも、ストーリー上、重要な場面で使っているわけでは有りませんので、あまり印象には残りません。総じて、ハムナプトラと比べて、こじんまりとしていて派手さは無いですね。要所要所でB級らしさが堪能できます。背中に刺さった矢を抜いて、弓で射返す演出なんてB級映画が嫌いな人には失笑ものでしょうが、個人的には好きですね。暇なときにレンタルして気軽に観ましょう。
7点(2003-05-07 19:29:28)
56.  グーニーズ
当時は子供を中心に大ヒットしました。TVゲームにもなりました。そういう点で近年の「ハリポタ」現象に近いものがあったと思います。今見ると、やはり大人の視点に立って観てるのでしょうか? 当時の興奮は味わえませんでした。「インディージョーンズ子供版」というレッテルを貼る人には感心はしませんし、それなりに楽しめる内容だとは言えますが、自分にとっての時代の流れは、想像以上のものだったようです。
4点(2003-05-06 19:25:39)
57.  メイフィールドの怪人たち
できれば「やっぱりそうでしたか」というオチはやめて欲しかった。最後まで思い込みの暴走で通して欲しかった。でも、まあ、それなりにオリジナリティがあって面白かったよ。
6点(2003-05-05 20:09:42)
58.  ドライビング Miss デイジー
本当に凄く温かい作品ですよね。誰もが気難しい年寄りを相手にするのは難しいと感じますが、雇われ運転手演じるモーガン・フリーマンの豊かな表情としぐさから、次第に関係がほぐれていく展開を観てると、これから深刻化する「年寄りが年寄りを助ける」高齢化社会における真の意味での人間の接し方を教えられてるような気がします。どこまでもほのぼのとして地味ですが、これほど心に残る作品はそうはないですね。大好きな作品です。
10点(2003-05-04 20:35:41)
59.  ジュラシック・パーク
映画が新機軸のCGを本格的に導入し始めた時期の作品だけあって、初見の時は、そのインパクトはかなりものだった。だが、繰り返し見るうちに、なんだが、CGの実験作品だったような価値しか見出せなくなった。エンターティメント性はあるが深みがないし、子供騙しのように感じてしまう。案の上、シリーズ化され、ますます自虐的に陳腐になっていった。最近のスターウォーズの作品にも言えるが、時代が後押しするハイテクな技術ばかりが先行し、大切な手作り感という温かさを失いつつあるような気がする。個人的には、恐竜という地球の過去の生き物に果敢に挑戦しておきながら、白々しい生命感と躍動感に欠けた、無機質な空気しか漂っていない寂しさにため息が出た。
2点(2003-05-04 20:25:29)(良:2票)
60.  GODZILLA ゴジラ(1998)
ゴジラという概念を捨ててみるなら、まあジュラシック~よりはマシかなと思う。ゴジラという概念に縛られると、「松井秀喜をゴジラと呼ぶな」という人まで出てきそう・・・という冗談は抜きにして、もっと大人の冷静な目で見るべきかもね。ただ、乱発するいい加減なパニック映画ブームの便乗作品なのは事実。作品から、是が非でもという存在価値が感じられません。
4点(2003-05-04 20:08:11)
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