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ひのとさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 814
性別 女性

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621.  ラン・ローラ・ラン
冒頭のシーンでの掴みは素晴らしい。哲学を平易にお洒落に語る。ドイツというのは基本的に小難しくて理屈っぽく、勤勉なイメージが昔から一般的にある。これはそういうドイツ流哲学を新しい時流に乗せ、極めて現代的で斬新な映像表現でライトに見せた、新世代のドイツ映画だと思う。ほんのちょっとのタイムラグで未来は変わる。映画を貫く1つのメッセージ。走れ、ローラ!走れ!彼女はジャーマンテクノに乗って、ただひたすらに疾走する。彼女のその赤い髪はなんてかっこいいことか。ただやはり、いくら斬新で面白い演出をしても、何度もの繰り返しはちょっとくどい。退屈させまいとする試みは随所で伝わるものの、中だるみする感はどうしても否めない。もともと深みを追及した作品ではなく、表層的なお洒落感で魅せるタイプの作品なので、その表層的なものがトーンダウンして来たらちょっときつい。好きな映画だけれど、その点は微妙。それに根本的な問題として、あんな男、私だったら助けない。てゆうか付き合わない。
9点(2003-12-26 16:16:36)(良:1票)
622.  トレインスポッティング 《ネタバレ》 
取り立てて触れられることはあまりないけれど、イギリスというのは基本的に差別の国だ。先進国で、世界で指折りの発達した国でありながらもやはり、根深い階級制度が社会の根底にある国なのだ。現在でも。極端に言ってしまうと、労働者階級の子供は労働者階級。ペンキ屋の子供はペンキ屋。そこから抜け出すにはよっぽどサッカーが上手くないとな、というような。そういう社会的閉塞感を若者たちはよく理解っている。いつの時代もそういう空気を1番敏感に感じ取るのは若者たちだ。社会を内包するこの閉塞感から抜け出したくても出来ないことを予め達観し、慢性的な諦念を抱いてしまっている。この映画は、そんな若者の諦観を見事に描いた秀作だと思う。へろへろで、めちゃめちゃな、陽気で悲惨な青春。《いつかは何とかしなくちゃな、でも多分10年後もこのまま》的に。ラスト、閉塞性の中でのそれなりの精一杯の選択。しかし観客が感じとるのはノー・フューチャー。この映画が日本の若者に受けたというのは、イギリス社会のそんな閉塞感と、日本のそれがシンクロしたからではないかと思う。何にせよ、「ありえねーよ!」的どんでん返しハッピーエンドを得意とするアメリカ映画のような欺瞞性は感じない。そういうところは実にイギリス映画らしい。人生の辛酸を訳の分からない欺瞞とごまかしのオブラートで包まず、直接的に真摯にありのままに描いている。人生なんてこんなもん、人生なんてクソまみれさ、と。
9点(2003-12-25 22:20:41)(良:1票)
623.  マイケル 《ネタバレ》 
出っ腹の汚いトラボルタが、だるそ~に階段をのっそり降りて来た時は笑った。チープな作りの羽がまた、笑いを誘います。結構こういうの好き。何かと笑った。「世界一」の小ネタとか、何かイイ。可愛い。アイオワって確かになぜか不思議な物語の舞台として多用されますよね。とにもかくにもあの彼女、バツ4決定。
7点(2003-12-25 21:28:38)
624.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 
クライム・ロード・ムービーだと疑いもせず観た。余計な情報を何一つ頭に入れずに観て、本っ当に良かったと思う。あんな異質な映画体験をしたのはこの映画だけだ。本当にびっくりした。「はいよ、監督交代!イエイッ」というような、通常なら有り得ないレベルの前半と後半の格差(笑)。そして後半の出鱈目っぷりと、あのテンションを保ち続けたまま最後まで突っ走るスタミナ。素晴らしい。タラの野郎、好き放題で滅茶苦茶な脚本書きやがって…。このあたりでもうすでに、vol.1と2で全く違った様相を見せる「キル・ビル」に通ずるものが垣間見える。そういう意味でこの映画はキル・ビルvol.0、もしくはエピソード0なのかも知れない。この映画は好きだし、貴重な映画体験をさせてくれたということで10点あげてしまいたくなるけれど、基本的にこの映画はタランティーノの完全な趣味映画なので、心を鬼にして点を減らします。それにしても、「ドリームキャッチャー」や「ジーパーズ・クリーパーズ」も、この系統なのだろうか…。でも、あっちは情報を仕入れてから観たから衝撃は感じなかったのだよな…残念だった。
8点(2003-12-25 21:12:37)
625.  紅の豚
「自分の作品は全て子供の為に作っている」と断言する宮崎駿監督のある意味失敗作。なぜならこの映画に対しては、子供からではなく中高年の男性からのファンレターが殺到したらしいから(笑)。「男のロマンをよくぞ描いてくれた!ありがとう!」というような、団塊世代のおっさんたちの熱烈な手紙が大量に(笑)。そういう訳で監督にとってこの映画は、「アレ、僕ひょっとして失敗しちゃったかなムービー」に当たる。宮崎監督は豚が大好き。「なぜ豚が好きなのか?」その質問に監督はこんな趣旨の回答をした。「強欲で汚いけど、どこか憎めない。人間にそっくり。だから僕は豚が好き」。この監督、どの映画にも豚(もしくは猪)を出すものね。豚と人間は同じ。なるほど、確かにこの映画は文字通りそうだ。
7点(2003-12-25 20:13:04)
626.  リトル・ヴォイス 《ネタバレ》 
ハリウッド映画的なストーリー運びを想像して観た方はかなり肩透かしをくらうと思う(つまりリトル・ヴォイスが歌手として成功して、みんなと上手くいって、大スターになる、というような)。しかしこれは立派なイギリス映画。現実なんてこんなもんさ、というリアリティ。最初と比べて別に何も得ていないけれど、何だか最初よりはいいかな、こんなものよね、というリアリティ。閉塞性の中でのそれなりの幸せ。実にイギリス的な人生の機微。
5点(2003-12-24 20:43:09)
627.  ドラキュラ(1992)
中学生の頃に友人数人とこの映画を観て、ゲイリー・オールドマンの髪型に「前葉体!前葉体!」と爆笑していた。出る度に「また出た!前葉体出た!ハートおやじ、もういいよ!」と腹がよじれるほど笑った。何があんなにおかしかったのだろう。若いっていいね。前葉体…懐かしいな。そんな名称憶えても生きて行く上で特に何の役にも立たない。
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-24 20:26:47)(笑:3票)
628.  ウィズアウト・ユー
恋愛っていうのはアレですね。結局は2人の自作自演で世界が完結しちゃってるイタいものですよね。傍から見たら滑稽なものですよ。分かってないのは渦中の2人のみ。そんな滑稽なものをシリアスにやらざるを得ない人の弱さというか、愚かしさというか、業というか。馬鹿ですねえ。こういう作品を見るにつけそう思う。男と女ってのは凡庸で馬鹿なことを延々とやり続けるんでしょう。未来永劫。何も学ばずに。いつまで経ってもこんな凡庸なラブストーリーがちゃんと商業ラインに乗って配給されるんですからね。
5点(2003-12-24 20:13:16)
629.  恋する惑星
スタイリッシュで独特の雰囲気がある。中国返還前の香港の、不安を孕んだどっちつかずの浮遊感が、それを意識する訳でもなく作品全体から滲み出ている。この時期の香港だからこそ出せた雰囲気。タランティーノはこの映画をひどく気に入り、欧米での公開の為に奔走した。なるほど、確かにこの作品は、映画が本当に好きな人に好かれる映画だという感じがする。玄人、もしくは感覚で映画を捉えられる人に。
7点(2003-12-24 19:57:45)
630.  クリフハンガー
主人公の有り得ない不死身っぷりには唖然としました。いや、どう考えても滅茶苦茶やん!死人の数も異常で、爽快さもなくただただ人が無意味に死んで行く。登場人物の9割は死んだ気がする。別に死ぬ必要もない人までどんどん死んで行く。それが不愉快でした。撮影が大変だったことは認めるけれど、私はこの作品は駄目でした。
2点(2003-12-24 19:28:43)
631.  シー・デビル(1989)
小学生の時になぜか居間で一家団欒で観た。鑑賞中も鑑賞後も、誰も何も一言も言葉を発さなかった。あまりにもつまらなく、早く終われーい、早く終われーい、とただひたすら念じ続けた映画(家族みんなそう思っていただろうに、なぜか誰も観るのをやめようとしなかった。そして誰も感想を口にしなかった)。面白くなかった、それ以上の感想が出ません(笑)。あくまで小学生当時の感想ですが。今観たらまた観想は違って来るのかも知れません。
2点(2003-12-24 13:57:45)(笑:1票)
632.  13日の金曜日(1980)
タイトルが有名過ぎるので、観てなくても観た気になってしまいます。いや、きちんと観ましたけどね。観たけどさ…。別に特筆すべきものもないな、と。とりあえずホラー映画においていちゃいちゃするティーンエイジャーのカップルは殺される、というお約束を生み出してくれた映画ではある。
5点(2003-12-24 13:43:45)
633.  フェイス/オフ
「表皮だけ取っ替えてどうにかなる問題じゃないだろ、骨格と体型が全然違うじゃねえかよ、だいたい普通は拒絶反応だって当然のように出るだろうよ、ぴんぴんしてあんな大仰なアクションできねーよーぅ」なんてことを言わずに割り切ってこの映画を純粋にエンターテイメントとして鑑賞するだけの度量が私にはありません(笑)。割り切れる方は賢く映画を楽しんでいると思います。私はそういう所融通が利かないもんで、随分損していると自分でも思います。
4点(2003-12-24 13:26:31)
634.  悦楽共犯者
私が「ヤン・シュヴァンクマイエル」の名前を知ったのはこの作品。雑誌で作中のワンカットの写真を観ただけでやばい位に心魅かれた。タイトルも私の心にクリーンヒットしてしまった。観れば分かるけれど、これ程適切なタイトルはない。大衆映画では絶対にお目にかかれない独自世界、“戦闘的シュールレアリスト”ヤン・シュヴァンクマイエルの描く深遠で哲学的な変態世界。好みは分かれるだろうけれど、他の何にも似ていないこの独自世界、1度観てみて損はないと思います。
9点(2003-12-23 22:12:49)
635.  乙女の祈り 《ネタバレ》 
女性というものはもともと暴力性を内に向けがちな生き物で、その内向する暴力が最大級まで増幅され、そのベクトルがいきなり外に向いた時の恐ろしさは言わずもがな。耐え続けた挙句に切れた女性は本当に怖い。この映画の2人はしかも未成年で、ある部分においては非常に幼稚。未成年の、まだ未発達で未分化な精神性が暴力性と結び付き、狂気として発露していく様子を、この映画は大変に巧みに表現している。キワモノ映画というなかれ、この映画は思春期の少女の破綻していく精神性を丹念に描いた秀作です。それにしてもラストシーンには、「ああ、母親っていうのは、本当に救われない生き物なのだな…」と相当ブルーになってはしまいますね。
9点(2003-12-23 21:47:00)
636.  ゴースト・ドッグ
監督の意図がどうも分からない。主人公の貫く「武士道」が実際のそれとかなりズレているのは狙いなのか、本当に勘違いしているのか、それが微妙。日本文化の精神性をきちんと正確に把握できるアメリカ人などいやしないし、語られても当惑する。この映画の印象は「アメリカのフィルターを通って適当にアレンジ解釈された武士道」という感じ。でもだからこそ映画自体から、何とも言えず微妙で、おそらく熱烈なファンの方の心をくすぐるような、ジャームッシュ流の空気を醸し出していることは確かなのだけれど。
6点(2003-12-23 21:13:19)
637.  DOOR
小学生の頃TVで観た記憶がある。当時は相当トラウマになった。何が怖いって、男が避妊具を開けるシーン。いや、ほんとに。なぜか子供心に、他のどのシーンよりも恐ろしかったのですよ。トラウマになる程怖がらせてくれたので、逆評価で2点。あんまり触れたくない映画なのであんまり点あげたくない(でも今観たら、そんなでもないんだろうな…)。「ストーカー」という言葉が市民権を得ていなかった頃のストーカーの話。
2点(2003-12-23 20:46:31)
638.  シャンヌのパリ、そしてアメリカ
印象的には普通の家族ドラマでしたね。別に文句を言うところもないけれど、取り立てて褒めるところもない。普通の出来です。それにしてもこの頃のリリー・ソビエスキーは、見る度にでかくなっていってました。
5点(2003-12-23 20:28:28)
639.  ミザリー
こういう人間、本当にいますよ。本当に始末に負えないヤバイ人というのは、普段は普通のテンションで常人ヅラして生きてるのに、突然に全く何の前触れもなくアレな感じになるんですよ。そして本人はそのおかしさを自分で分かっていないんですね。いましたよ。本当にいますよ。しかも結構うようよと。とにかく気を付けましょう。こういう人間に一旦深く関わってしまったら大変です。この作家の話は他人事ではないかも知れないですよ。
5点(2003-12-23 17:59:29)
640.  フック
わくわくしたいのに、出来ない。そんな困った作品。久しぶりに観直したら10代後半のグウィネス・パルトローが若き日のウェンディ役で出ているのに気付いた。何だか本当に今のウェンディ役のマギー・スミスと同一人物に見えた。ひょっとしてあの2人の顔立ち、似てる?この映画の主人公として自分を使わなかった、ということでマイケル・ジャクソンがスピルバーグに呪いを掛けたというエピソードには10点献上しても良い。でもいかんせん、繰り広げられるのは壮大なコント。作り手側が楽しんでいる程に観客が楽しめるかどうかはかなり微妙。私としては、まあ、こんなもんだろうな、という感じで5点。
5点(2003-12-23 17:37:27)
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