641. 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
ネタバレ まず、ストーリーとか以前に、ちゃんと意味通るような映画にしてください。 なぜ、最強ライダーを決めると世界を救えるの? なぜ、ディケイドにやられた歴代ライダーが、彼を助けに来るの? まあ、その辺は『ノリ』でいったとしても。 大体、半年間、子供たちに応援させた『仮面ライダーディケイド』が、ショッカーの首領って、子供たちに対する裏切りじゃないの? しかも、内紛に敗れたとたんに、自分勝手に捨て去った仲間を頼るなんて、そんな事を子供たちに教えたいのか? 死神博士だった、爺さんは、何事もなかったように、主人公たちと旅を続けるのは、何の説明もないの?悪いことしても、罪を償わなくて良いって子供たちに言いたいのか? サイテーです。 それでも、久しぶりにモモタロスに会えたので、1点献上。 【追記】その後、他作品でたくさん、モモタロスに会えたので、一点返してもらいます。【其の二】 地獄大使と死神博士を間違えて、3年も気付かないとは…。我ながら、人に意見できる立場じゃないですな。 [映画館(邦画)] 0点(2009-08-31 06:14:42)(良:1票) |
642. オペラ座の怪人(2004)
ネタバレ ああ、この音楽を何度聴いて、四季版の芝居を何度見たでしょう。また新たなファントムを楽しむことが出来るなんて、本当に幸せなことです。 オリジナル(この場合はウエバー版のということですが)にかなり忠実で、基本的な「オペラ座の怪人」の解釈も踏襲していますし、若干省略された部分もありますが、楽曲もほとんど収録されています。 ただ、ファントムが絶対的な優位に立っている(頭脳的にも力的にも)という部分がちょっと違っていて、墓場の決闘でラウルに負けそうになったのには、びっくり。また、仮面をはずしたときの顔が、意外と「見れる」ので彼の人生を歪めた悲惨さというようなものが、納得しづらい気がする。 あと、最後の映画オリジナルのシーンのための映画上の必要があるためだと思うが、時々視点が現在に戻るのは、要らないんじゃないかな。現在のラウルの話は、最初と最後だけで充分意味は通ると思うのですが…。 【劇団四季吹き替え版を観て追記】ちゃんと歌える歌詞で、観れるミュージカル映画。なかなか素晴らしい。ミュージカル映画の字幕を見て、いつも思う事は、これがそのまま歌えない事。ミュージカルにおいて、「歌える」というのは、重要なことだ。欧米のミュージカルでは、オーディエンスは既に親しまれている劇中の歌を口ずさみながら、劇場にやって来るとも言われているほど。一粒で二度おいしい映画。こういう企画は、どんどん他にもやって欲しい。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-24 06:50:04) |
643. パソコンウォーズ ISAMI
このタイトルになる前の「ISAMI」だけのときに見ましたが、低予算でもうまく撮影すれば、ちゃんと近未来っぽい画面が作れるんだと感心しました。ストーリーは単純なヒーローものですが、最後の決戦を終えた後の爽快感がいいです! 7点(2004-08-12 09:53:00) |
644. アラン・ドロンのゾロ
十数年前に原作を読んだ。 小説としては、それなりに面白かったが、正直アレをそのまま映画にしても、退屈なだけだろう。このような単純な勧善懲悪、痛快な活劇に仕上げたのは、大正解。真っ青な空、逆巻く砂塵。権力の上層にいる卑劣な悪党。間抜けなお笑い担当の太っちょ。圧政に苦しむ民。圧倒的に強く、ひたすらカッコイイ正義の味方。悪党のものにされそうな美女。15分に及ぶ手に汗握る最後の決戦。何もかもが、この活劇を盛り上げている。 特に私の好きなのは、ゾロの初登場時、神父を開放した時に発するセリフ「子供たちには正義を見せます」というもの。子供というものの存在を軽んじていない精神が、嬉しい。 また、ラテンの軽快で陽気なテーマ音楽も良いが、市場で男が爪弾くギターの美しいメロディも捨てがたい。三十数年前のこの映画音楽を私は未だに、WALKMANで聴くことがあるほどだ。 [DVD(邦画)] 9点(2004-08-11 10:11:00)(良:1票) |
645. 明日に向って撃て!
ネタバレ 子供の頃、初めてテレビ放送で見た時ほど、主人公の二人を称賛できないのは彼らの素性が強盗で、大人となった今は当時ほど純粋に彼らを英雄視出来ないからかもしれない。 それでも、彼らが進んで人を殺していない事、逃走中にみせる二人の会話・軽口などからその友情を好ましく感じている事などによって、なかなか憎めない。 だから、ボリビア軍の銃弾の雨に飛び出すラストシーンは、彼らの「明日」を信じてあげたくなるのだ。 そうだ、このタイトルが素晴らしいのは、これが彼らに向けた声援だからなのだろう。ボクら観るものの気持ちの代弁なのだから。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2004-08-11 09:48:59) |
646. あしたのジョー(1980)
ネタバレ TVシリーズの再編集ものですが、TVシリーズにあった「汗臭さ」がすっかり消えうせ、まったく違うあしたのジョーになってしまった。これは、おそらくこの映画の直後に放映された、新TVシリーズ「あしたのジョー2」への違和感無くつなげるための映画だったんでしょう。 4点(2004-08-11 09:43:48) |
647. サンダーバード(2004)
ネタバレ 面白さの質としては、スパイキッズみたいな線ですね。私は割りとそういうの好きなので、楽しめましたが、こういう科学技術(といっても航空力学なんか無視の技術ですが)をベースにした世界に、魔法使いなんかそぐわない気がするけどなぁ・・・各サンダーバードの新デザインは悪くないですね。 6点(2004-08-08 08:42:33) |
648. スチームボーイ STEAM BOY
ネタバレ ぜんぜん感動しないですね。蒸気機関をパラダイムとする世界の「画期的な技術」(おそらく原子力級の?)の使い道が、城を飛ばすことって、陳腐すぎるじゃないですか。いや、マジで千年女王とか思い出しちゃいましたが・・・見ている間中、「ああ、あんな事しちゃ国際問題になるなぁ。補償額は何兆円になっちゃうんだろう?いや、戦争になっちゃうかも・・」なんて事ばっかり、考えちゃいました。 4点(2004-07-24 08:27:45) |