681. バック・イン・クライム 時空を超えた事件
ネタバレ この作品にSFを期待するとがっかりすると思う。 過去に戻って馬券を買うとか、誰でも考え付きそうな初歩的なことはしてるけど、タイムスリップしたことに何か重大な意味とかは無かった。 事件の真相もしょぼくて、わざわざSFの設定を使ってまで再捜査しなくちゃいけない理由は見当たらない。 それでも、ラブロマンスとして見たなら、そこそこ面白かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2016-01-28 00:28:31) |
682. カラスの親指
ネタバレ 詐欺の手口が強引過ぎて現実味がない。 そんな都合よく事が進むとは思えない。 どこか一ヶ所でも失敗したら全部水の泡のピタゴラスイッチ。 それでも、家族もどきの共同生活はちょっと楽しかった。 あと、猫が生きてたのは嬉しかったよ。 それから、指の話はなかなか興味深くて、実際にやってしまうね。 でも、お母さん指があっさりと赤ちゃん指にくっ付いてしまって、母子家庭が成立してしまいました。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-27 16:31:02)(笑:1票) |
683. イゴールの約束
事故なんだから仕方ないとは言え、心苦しい話だね。 イゴールは子供なりに約束を果たそうと頑張ったと思うよ。 あと、鶏を食うのかと思ったら占いに使うとか斬新だった。 [DVD(字幕)] 6点(2016-01-27 14:03:35) |
684. 少年と自転車
境遇には同情するけど、このクソガキにどう感情移入すればいいのかわからなかった。 内容の9割が不愉快、終盤でちょっと幸せなシーンもあったけど、すっきりとしたハッピーエンドという感じではなかった。 それでも、サマンサの無償の愛があれば、悪いようにはならないだろうという安心感はあった。 あと、ちょっと油断したら自転車を盗まれるシステムなのに何故鍵を掛けない? [DVD(字幕)] 5点(2016-01-26 13:45:21) |
685. ボビー・フィッシャーを探して
ネタバレ 最近ボビー・フィッシャーのドキュメンタリー番組を見たところだったので、チェスに人生を捧げるような鬱展開を危惧したけど、予想に反して爽やかなラストシーンに安心した。 前半はボビー・フィッシャーと同じ過ちに陥りそうで心配したけど、ジョシュはジョシュの道を見付けたようで良かったです。 [DVD(吹替)] 7点(2016-01-25 18:28:47) |
686. フリーダム・ライターズ
序盤はクラスの雰囲気が最悪で、ちょっと怖い。 アメリカだとこれくらいの荒れ具合は普通なのかなとか思って見てた。 正直言うと、こんなやつらに関わりたくないというのが第一印象。 でも、少しずつ変化が現れて、やっぱり子供なんだなぁって愛着が湧いてくる。 そういう演出にまんまと嵌ってしまったので、あとはクラスの一員になった気分で感情移入できました。 アンネ・フランクどころか、ホロコーストすら知らないような子たちがアンネの日記を読んだらどうなるのか、その反応はとても興味深かったです。 多少は脚色もされてるだろうけど、実話の破壊力は凄まじいね。 感動で涙するというよりは、いろいろと考えさせられる深味のある作品でした。 あと、どうでもいいことだけど、いつになったら盗んだバイクで走り出すんだろうと思ってたけど、そういう作品じゃなかった。 [DVD(吹替)] 8点(2016-01-24 13:49:06) |
687. ニシノユキヒコの恋と冒険
正直言って中身は無いに等しいけど、これだけいい女優を揃えられてしまうと低い点数は付けられない。 それぞれの可愛い仕草を見てるだけで幸せな気分になれる。 竹野内豊の嫌味の無いキャラも良かったと思う。 常時モテキ状態も納得のいい男でした。 あと、猫も可愛かった。 [DVD(邦画)] 7点(2016-01-22 18:09:46) |
688. マイ・バック・ページ
これは随分とマイルドな仕上がりの作品ですね。 当時の活動家を本物の思想犯ではなくて、偽物として描いてるのが印象的でした。 一連の事件を肯定的に描くような作品だったなら衝撃的だったろうけど、現代の価値観に準拠したまともな作品に感じました。 映像的には当時の雰囲気がよく再現されていて、哀愁の漂うラストシーンも良かったです。 忽那汐里の必要性がまったく感じられなかったのがちょっと残念でしたけどね。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-22 15:46:04) |
689. 悲しみが乾くまで
ネタバレ この作品は2つの葛藤によって構成されている。 まず1つは、死んだ親友の女房とやるか、やらないか。 もう1つは、クスリをやるか、やらないか。 結論としては、ハル・ベリーは我慢できても、ヘロインは我慢できない。 僕ならハル・ベリーですら我慢できないだろうから、絶対にクスリには手を出さないでおこうと思う。 登場人物がいい人だらけで、この環境で更生できないとしたらクズ過ぎる。 希望のあるラストシーンではあったけど、安易に更生しましたよって感じにはなってなくて説得力がありました。 [DVD(吹替)] 7点(2016-01-22 13:23:12) |
690. 山の郵便配達
ただ山道を歩いてるだけと言ったら失礼かも知れないけど、ほんとそれだけ。 中国の美しい風景の中で交わされる父と息子の会話がしみじみと心に沁みる。 あと、わんこもお利口さんで可愛い。 手紙が風で飛ばされたときのお父さんの俊敏さには驚かされました。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-18 17:09:52) |
691. スーパーサイズ・ミー
実験内容がちょっと極端なので、結果に関しては当たり前としか言い様が無いけど、様々な立場の意見を上手く編集して、飽きさせずに見せる工夫には感心した。 結果的に社会を動かす原動力になったようなので、価値のある実験だったのかも知れない。 なんだか無性にビッグマックが食べたくなっちゃったよ。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-18 12:36:56) |
692. 運命を分けたザイル
ネタバレ ジョーが骨折するまでは予想通りの展開。 ここから2人が協力して奇跡的な生還を果たすんでしょ?とか思ってたら、全然違ったので驚いた。 このシナリオを思い付いた脚本家は素人だな。 どう考えても生還は不可能だもの。 現実味が無さ過ぎる。 サイモ~ンって叫び声でちょっと泣きそうになった。 [DVD(字幕)] 6点(2016-01-18 10:49:05) |
693. オーシャンズ
動物ドキュメンタリー番組は大好きでよく見るんだけど、この作品はやや退屈だった。 生態に関する情報が欲しいのにナレーションはポエム状態。 ただ映像が垂れ流されてるだけと言っても過言ではない。 それでも、映像が圧倒的なので、眺めてるだけの暇潰しにちょうどいい。 [DVD(字幕)] 5点(2016-01-17 14:33:02) |
694. KT
ネタバレ なんだか事件そのものがしょぼい。 内輪でごたごたしてる感じで派手さが無い。 そもそも金大中が殺されないことを知ってるので、ハラハラドキドキもしない。 前半に出てきた女の子が可愛かったので、ラブストーリー的な側面もあるのかなと期待したけど、それも無し。 在日二世の葛藤みたいなのも描こうとしてたようだけど、それも中途半端に終わってしまった。 いい役者を揃えて、重厚感のある雰囲気は作り出せてただけに勿体無い作品でした。 [DVD(邦画)] 4点(2016-01-15 15:19:58) |
695. フォレスト・ガンプ/一期一会
ネタバレ 号泣するような感動作ではなかったけど、しみじみと見入ってしまいました。 名誉や経済的な成功が必ずしも幸せとは限らないというメッセージが込められているように感じます。 普通の人なら大喜びするようなことでも、フォレストにとってはどこか他人事。 でも、感情が無いというわけではなくて、価値観が少し違うだけなんでしょうね。 作中には実在の成功者も多数登場しますが、何れも不幸な最期を遂げるという皮肉な演出に笑っていいのか悩ましい感じでした。 ジェニーが夢を叶えたシーンも皮肉が効き過ぎていて切なかったです。 フォレストとは真逆の人生を歩んだジェニーだけど、母親になってからは明らかに幸せそうで素敵でした。 でも、そんな幸せも長くは続かないというところが、この作品のいじわるなところですね。 [DVD(吹替)] 7点(2016-01-15 11:11:46) |
696. クライング・ゲーム
ネタバレ 想像してたのと全然違う内容だったので驚いたけど、良い方に予想が裏切られたので得した気分です。 前半と後半で別作品のように雰囲気が変わってしまうけど、どちらも心が痛む切ない物語でした。 前半の友情物語はラストが想像出来てしまうだけに悲しくて仕方ありませんでした。 唯一の救いは自ら引き金を引かなかったことくらいで、結果的には悲劇でしかなかったですね。 後半のラブストーリーも捻りがあって、複雑な心境でした。 偏見というわけではないけど、男が好きな人、女が好きな人、どっちでも好きになれる人、それぞれの性というものがあるので、2人が恋愛感情で結ばれることはないような気がした。 それでも、良い関係を築くことが出来たようなので、ハッピーエンドと思うことにします。 [DVD(字幕)] 8点(2016-01-14 13:34:51) |
697. サカサマのパテマ
ネタバレ 設定は面白いと思うけど、話がつまんない。 よくあるパターンの悪役を登場させたり、異常な管理社会なんて用意しなくても、普通の世界にパテマが来るだけで、面白い出来事の目白押しになっただろうに。 本作はどこかで見たような典型的なシナリオ展開で、サカサマの魅力が半減してたように思う。 序盤はパテマたちが正常な構図で描かれていて、アイガに来た途端にサカサマになるというのも見所のはずだけど、実際にはタイトルでサカサマなのはネタバレしちゃってるし、アイガに来る前にもサカサマ演出を披露しちゃってるので驚きが無い。 徹底してサカサマであることを隠しておけば、2人の出会いのシーンはサプライズになったと思うんだけどね。 例えば、天空の城ラピュタのタイトルが飛行石のシータなんてタイトルだったら、2人の出会いのシーンにあれほどの感動は無かったと思うんだよ。 サカサマの状態で抱き合うという演出は妙にエロくて良かったけど、これもどこかで見たことあるような気がするね。 逆の重力の荷物を持ったりすることで無重力に近い状態も作り出せると思うんだけど、そういう発想は掟に反するのかな? 逆の食べ物を食べ続けることで体重が軽くなるという作用もありそうで、作品の内容よりもサカサマ設定のことを考える方が楽しい。 それから、2人の間に産まれた子がどっちに落ちるのかとても興味あります。 いい具合に混ざり合って浮くのかな? あと、この設定でパンチラ無しとかアホかと。 映像としてパンツを見せろとまでは言わないけど、スカートひらひらさせて、青少年をドキドキハラハラさせるくらいの演出は欲しかった。 [DVD(邦画)] 4点(2016-01-13 18:14:19) |
698. 僕たちの戦争<TVM>
ネタバレ コメディかと思って油断してたら、真面目な感動作だったので驚いた。 二役を見事に演じ分けた森山未來も素晴らしかったし、両ヒロインも魅力的でした。 上野樹里が妙にエロくて、今どきの軽い女かと思わせておいて、実は一途でいい女というギャップが良かった。 2人があそこまで惚れ込むのも納得。 内山理名の出番は少なかったけど、こちらもかなりのいい女でした。 玉鉄との後日談がとても気になります。 戦争の勝敗をちっちゃい問題と言い放った終盤の展開には思わず泣いてしまいそうでした。 ラストシーンの演出も上手くて、なんだか切なくて複雑な心境です。 但し、この作品は見方によっては戦争美化にも繋がりかねない危険性を孕んでる。 特攻が非人道的な行為であるということを強調する演出が随所に見られたけど、最終的に主人公は愛する人を守る為に特攻の道を選ぶというのだから、逆の立場から見ると酷い話である。 あの特攻で命を奪われたアメリカ兵の家族のことを思うと、手放しでは喜べない。 この作品が史実を映像化しただけのものなら、そういう不幸な出来事があったと納得するしかないけど、タイムスリップしてあの状況に置かれたんだから、なんとかして特攻しない道を選べなかったもんだろうかと心が痛む。 アメリカ人の青年がタイムスリップしてエノラ・ゲイに搭乗するという作品があったとして、やっぱりラストシーンでは原爆を投下してしまうんだろうか。 そんなことを考えさせられる深味のある作品でした。 [地上波(邦画)] 8点(2016-01-12 17:01:21) |
699. 江ノ島プリズム
ネタバレ これは惜しいな。 面白くなりそうな予感はプンプンしてたけど、終盤でやや失速してしまった印象。 虹の思い出からプリズムに繋ぐシナリオまでは素晴らしかったけど、なんでクライマックスの思い出が花火になっちゃうんだかなぁ。 最後までプリズム繋がりで纏めるか、最初から花火の思い出にしておいて、江ノ島花火にしちゃった方が納得出来たと思う。 あと、命の代償が記憶になっちゃうのもよくわからない。 命を助けたら、命を失うってことなら苦悩するだろうけど、記憶と引き換えに助けられるなら安いもんだと思える。 しかも、両方忘れちゃうんだから、実質の被害はゼロ。 こっちは覚えてるけど、相手からは忘れられるってことなら辛いけどね。 それでも、今日子ちゃんの記憶にだけは残ってたので、それだけは切なかった。 今日子ちゃんがメインの話だったなら、ラストは号泣だったと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-12 13:01:49)(良:1票) |
700. アタック・ザ・ブロック
これは意外と面白かった。 序盤は同情の余地のない自業自得と思ってたけど、彼らなりの正義感に感化されて、最終的には応援しちゃってたよ。 もちろん犯罪は良くないけど、その根底には社会的な背景があるんだな。 それぞれの家庭環境をさり気なく挿入して、同情の余地を作る演出が上手かったね。 細かいカット割りで臨場感もあったし、ハラハラドキドキさせられたよ。 まあ、今まで見てきたエイリアン映画の中では最弱のエイリアンだったけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-11 14:18:18) |