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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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701.  47RONIN
『ド○ゲナイ』でお馴染みSEKAI N○ ○WARIさんが『忠臣蔵』をモチーフにした新曲のMVですと言われたら、私は素直に信じたでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-03 21:25:21)
702.  幕が上がる 《ネタバレ》 
原作3回読了。劇場鑑賞4回。幸運なことに貴重な舞台も観劇させていただきました。その上で、映画版『幕が上がる』について考えてみます。夏菜子の横顔が印象的な劇場ポスターのイメージカラーは青です。文字通り青春の“青”であり、澄み渡る空の“青”でもあります。いや、あえて国立競技場の空の色と言いましょうか。「私たちは、舞台の上でならどこまでも行ける」本作を代表するキャッチコピーは、希望に溢れた、堂々たる青春宣言。でも、それ以上に重要なのがその後に続く言葉でした。「でも、どこにも辿り付けない」漠然とした不安が、絶望としてかたちを成した時、さおりは自らの立ち位置を悟ったのだと思います。いつまでも子供ではいられない。そして道標は、吉岡先生は、もう居ない。希望と絶望、その狭間で彼女たちが出した答えに、本作が伝えたいメッセージがありました。だからこそ、今、この瞬間を大切にしよう。目の前の課題に全力で取り組もう。それが宇宙の果てまで続く、私たちが進む道。これは、ももクロの生き様にも重ね合わせる事が出来ます。紅白出場も、国立競技場ライブも、目標だったけれど通過点。彼女らが目指すのは果て無き“笑顔の天下”です。徹底してシンクロする富士ヶ丘高校演劇部の生徒たちと、アイドル・ももクロ。これがアイドル映画最大の強みと知りました。劇中のキャラと、実在するアイドルグループのイメージが共鳴し合い、物語に深みを与えます。『Chai Maxx ZERO』『行く春来る春』『Link Link』『走れ! -Z ver.-』そして主題歌『青春賦』。劇中使用されたももクロの楽曲には、その全てに思いが込められていました。アイドル映画というジャンルを正直ナメていた自分が恥ずかしいです。極めて高度なエンターテイメントで間違いありません。映画版の結末は原作ファンを裏切り、県大会上演直後に設定されています。読点(、)は打っても、句点(。)は打たない。それがももクロ。そしてアイドル映画の美しさです。でも物語としては消化不良でしょうか。いえいえ、ご心配なく。「勝てる気しかしない」「楽しみ過ぎる」彼女らの力強い言葉と自信に満ちた表情は、これまでの地道な稽古と積み重ねてきた努力の証明。コンクールの行く末を十分に物語っています。みなまで語らぬ、映画の流儀でしょう。優れた原作と脚本、そして演者の個性を熟知した監督の手腕が結集された至高のアイドル映画『幕が上がる』。この映画を観て涙が出るのは、私たちが経験してきた青春の真実が其処に在るからです。小さな思い込みや勘違いの結晶が、多分『夢』と呼ばれるもの。それを丹念に重ねていく過程が青春であり、かけがえのない人生に違いないと思うのです。初めは単なる友達の付添の、平凡な少女が“その気になって”舞台演出家を目指すなんて、嘘から出た実(まこと)もいいところ。でも、これこそが人生の醍醐味です。素晴らしき人生讃歌。なんて素敵な映画なのでしょう。この映画に携わった全ての人に、そしてももクロファン(モノノフ)という立場でこの映画に出会えた幸運に、心から感謝します。 2018年1月15日、有安杏果さんのももクロからの卒業が発表されました。ファンとしてはまだ、現実を受け止めきれませんが、今言えるのは「8年間お疲れ様でした」。“奇跡の5人”杏果さん、ももクロにいてくれて本当にありがとうございました。幸せな時間でした。
[映画館(邦画)] 10点(2015-02-28 23:16:38)
703.  小さいおうち 《ネタバレ》 
いやー参りました。あやうく健史の三文芝居に、いやタキ婆さんと健史の絆の深さを見誤るところでした。健史は空気の読めない馬鹿者ではなかったのですね(以下妄想を含めた個人的解釈です。未見の方はご注意願います……)タキは何故奥様の手紙を板倉に届けなかったのでしょう?2人の不貞が明るみになり、家族が壊れてしまう事を恐れたからでしょうか?いいえ、違います。もし彼女がそう考えたのなら、手紙など始末してしまえばいいのです。送り主(奥様)も充て主(板倉)も死んでなお、誰も幸せにならない不貞の証拠など大事に取っておく必要はありません。にもかかわらず、タキは死後“不幸の手紙”を健史に託しました。その意図は何だったのでしょう。私はこう考えます。“この手紙を坊ちゃんに届けておくれ”。どうしてそんな惨い事を望んだのでしょうか。それは奥様に対する憎悪。夫がありながら愛しい人に手を出した性悪女。数十年の時を超えた奥様に対する復讐。それがタキの隠された本心であったと推測します。しかし自叙伝からは、そんな気持ちなど微塵も伝わってきません。それもそのはず。タキは本心を必死に隠し、自分に嘘をついて、生きて来たからです。(そんなタキの心を見抜いたからこそ、健史は彼女に自叙伝を書く事を勧めたのでしょう。そして「過去を美化するな」「事実をありのままに書け」と。タキの心を救うため)たった一通の手紙に、一人の女性の人生が縛られました。なんと哀れな事でしょう。ですから、健史はタキの真意を汲み取ったうえで、奥様への恨みを晴らす事に一役買ったものと考えます。しかし、ここで驚くべき事が起きました。坊ちゃんはタキを許したのです。「苦しまなくていいよ。小さな罪はとっくに許されているよ」と。母親を憎め、そして私(タキ)を恨め。そんな気持ちで持ち続けた不幸の手紙だったはずなのに、大きな心で許されるとは。憎しみを超えるのは、愛。慈しむ心。タキが坊ちゃんに注いだ愛情がこんな形で返ってくるとは。タキの魂はきっと救われたに違いありません。以上、私なりの解釈でした。もちろん、タキはもっと高潔な女性だったかもしれませんし、2人の仲を裂いた自戒の念ゆえ手紙を持ち続けたと考える方が自然かも。しかし、タキは泥臭く生々しい感情を内に秘めた“普通の女”であったと考える方が、このお話は沁みると思うのです。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-02-24 22:09:06)
704.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》 
洋上というナチュラルな監獄の中、何時殺されるとも知れない人質体験は、掛け値無しの“地獄”と言っていいでしょう。主人公は頭も良く精神力も人並み以上と見受けられましたが、それでも耐え切れるものではありません。もはや発狂寸前。運よく救出されたとしても、廃人は免れない流れ。ところが、エンディングでその後海上勤務へ復帰したとのアナウンスが。まさに、事実は小説よりも奇なり。それにしても、主人公救出直後の海軍女医の対応の冷酷なこと。相手を思い遣る気持ちなど微塵も感じられません。しかしその一方、船長を無事救い出したのも紛れもない海軍の能力。プロフェッショナルの厳しさと凄みを見せつけられました。日本では期待出来ない、してはいけない、それが我が国の選択ですが、考えさせられるものがありました。「こんなことしなくても稼げる」と諭す船長に「アメリカならな」と答える海賊の言葉にしてもそう。世界は広いです。様々な価値観があり、観点があり、正義と悪があります。そんな事を考える切欠になっただけでも、(私にとって)この映画には価値がありました。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2015-02-21 22:27:26)
705.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 
奇術師が主役のミステリーというよりは、映画そのものが奇術という感じ。見事なミスリードで結末には唸らされました。ただ意図的に物語から“余白”や“溜め”を排除しているため観客が事象を反芻する暇がなく、見終えても“煙に巻かれた”との印象が強いかもしれません。でもこれがイリュージョンの流儀。冷静に振り返ってしまうと「トリックの肝は全部メンタリストの催眠術じゃん。それが可能なら大統領に核ボタンを押させるのも簡単な話だな」なんて、気付かない方が幸せな粗まで見つかってしまいます。例えるならキングコング(芸人)の漫才のような雰囲気。息つく暇無いしゃべくりの技術は一級品だけれど、面白いかどうかは別問題。もちろん好みの問題ですが、好みついでに言わせて頂ければ、フォーホースメンの紅一点はもう少し美人度が高くても良いかなと。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2015-02-18 20:20:35)(良:1票)
706.  コロニー5
やっぱり、肉を食わないと力が出ないんだな。みつを(嘘)
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-15 22:49:33)(笑:1票)
707.  恐怖ノ黒鉄扉 《ネタバレ》 
一連の虐殺事件は、殺人鬼(人間)による犯行だったワケですが、本当に蜂を使った攻撃など可能なのか疑問です(一体どうやって仕込んだ?そもそも蜂ってあんなに凶暴?ヒトガタの染み作成方法は?)。もしかして犯人は『ノミのサーカス』も真っ青の超養蜂家で蜂を自由に操れると、それに毎日たっぷりローヤルゼリーを頂戴しているから、あんな体型なのかと。なら納得、ってなるか~い。それよりも、呪術的な力を持ち合わせていた(怨みのパワーで悪魔的な能力を獲得した)と考える方が、まだ腑に落ちます。やたら彼女に謎の紅茶を飲ませようとしていましたし(呪い?)、見た目も黒い呪術士ことA.T.ブッチャーみたいですし(失礼)。ナイフがお腹に刺さらなかったのも、魔術なのでしょう。冗談はさておいても、複数の新人監督による共作らしく、「オレ、こんな画を撮ってみたい」「私にいいアイデアがある」みたいなノリが窺え、作風に統一感はありません。脚本も然りで、多少の祖語や矛盾は仕方ないのかも。よくある設定、見た事ある筋書き、ただ言葉はスペイン語。そんな定番スプラッター(血飛沫少なめ)という理解でよろしいかと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2015-02-12 20:20:35)
708.  マニアック(2012) 《ネタバレ》 
警察でも、探偵でも、被害者でもなく、猟奇殺人犯の観点から描かれるクライムサスペンス。しかもカメラは主人公(つまり犯人)の一人称視点。珍しい切り口の意欲作ですし、評価したい気持ちは山々なのですが、イマイチ“乗れなかった”というのが正直な感想です。観客は殺人犯と同一化されるワケですが、ただ単に“視点を共有している”状態。自らが強制的に残虐行為をさせられているようで、苦痛でしかありませんでした。彼が何故猟奇殺人を繰り返すのか、その心情の共有にまで至らなければ折角の趣向が活きて来ない気がします。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-09 20:28:27)(良:1票)
709.  ヌイグルマーZ
まさに“サブカル中二病的大槻ケンヂの世界観+井口昇監督のエログロナンセンス”炸裂な一作。要するに“どうかしている”映画なのですが、大槻ケンヂ率いる『特撮』×中川翔子の主題歌挿入歌がとても良くて(元々『筋肉少女帯』は好きなのですが、最近はももクロの楽曲でNARASAKIさんにお世話になってます)最後まで楽しめました。ただ、最近ゾンビ映画ってちょっと多過ぎないですかね。素材としてお手軽なんでしょうか。少々食傷ぎみです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-07 08:55:58)
710.  闇金ウシジマくん Part2 《ネタバレ》 
ヤンキー愛沢に起因したトラブルと、ホストに貢いだ女の転落劇。原作未読(御免なさい立ち読みくらい)のため詳細は承知しませんが、単独では映画用エピソードとしては弱いので2つ纏めてボリュームを持たせた印象です。実は双方のお話は繋がっていました的な“上手い”仕掛けは無いものの、同時進行する性質の異なる2つのエピソードをバランス良く配した巧みな脚本術と感じました。今回、お見事だったのはメインゲストのキャラクター造形。門脇麦は純粋無垢で孤独な少女を好演しましたが、秀逸だったのは中尾明慶でしょう。馬鹿なオマケに極悪非道のクズ人間・愛沢は、本来嫌悪の対象でしかありません。彼がどんなに悲惨な目に会おうと知ったこっちゃないのです。ところが中尾演じる愛沢には、不思議な愛嬌がありました。中尾明慶個人が有する善人オーラとでも申しましょうか、これが極悪クズ設定のキャラと化学反応を起こしました。愛沢ならぬ“哀”沢とでも呼びたいようなトホホ感。彼のオトシマエに対して、多少なりとも同情を誘えた事で悲惨な結末に人情の味わいが加味されたと考えます。困窮者の弱みに付け込み法外な金利を貪る闇金と、違法と知りながら闇金を利用し堂々と「被害者」を名乗る債務者は、いわば持ちつ持たれつの共犯関係。貸す方が悪いのか借りる方が悪いのかって話です。双方とも犯罪者で間違いありませんが、社会のルールを破るのなら、その恩恵も放棄して欲しいとは思います。義務は果たさないのに、いざとなれば公権力やセーフティネットを頼る気満々の“善良な市民”ってのが、一番タチが悪い気がしますが。さて、闇金を利用するつもりが無い大多数の観客にとって『ウシジマくん』は、未知なるアナザーワールド。『スタートレック』感覚で、日常の隣にあるエグい世界を疑似体験してみるのも一興かと。悪趣味ですが、原作に比べれば相当にマイルドな劇場版第2作目でした。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-03 20:57:58)(良:2票)
711.  ルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜<TVM> 《ネタバレ》 
『カリオストロの城』だけでなく『ラピュタ』や『未来少年コナン』からの引用も確認できる、パロディジャンルの映画。これを“原点回帰”と呼ぶのは、ルパン3世ブランドに対する冒涜に他ならないと考えます。素人の自主製作でしたら評価もしますが、そうでないのなら“志が低い”と感じてしまいます。「あたしの足にキスをしなさい」からウィンクの流れには、鳥肌が立ちました。
[地上波(邦画)] 1点(2015-01-30 19:58:02)
712.  ジャッジ 裁かれる判事 《ネタバレ》 
法廷劇の要素よりハートウォーミングな家族愛を描いた印象が強いです。親を思う子の気持ち、子を思う親の気持ち。親は老い衰え、子もまた人の親となっても、基本の親子関係は変わりません。ただ、ただ、“父親に認めてもらいたい”主人公の心情が心に沁みました。『ビッグフィッシュ』もそうですが、父子関係を描いた作品には、どうにも弱い私です。事件の真相は結局闇の中でした。私個人の感覚ですと父親は“クロ”という気がしますが、被害者が正真正銘のクズ(母親も同類)であった事から、判決は妥当なものと感じました。晩年を獄中生活に費やしながらも最期の時を息子と過ごせた事は、判事にとって十分なご褒美でしょう。善悪・懲罰のバランス感覚が良い物語は安心して観ていられます(その分、物足りないと思ってしまう部分もありますが…)。長男役の役者さんは影のMVP。彼の演じた“挫折した田舎者のリアリズム”が物語の深みに繋がっていると感じます。
[映画館(字幕)] 7点(2015-01-27 20:59:21)
713.  人狼ゲーム 《ネタバレ》 
数多存在するB級(以下の)邦画シチュエーションスリラーと寸分違わぬパッケージ。正直全く期待していませんでした。ところがどうでしょう。これが見応え十分の力作だったのです。徹底的にBGMを排し、お化け屋敷的ドッキリに頼らぬ真摯なサスペンス演出。若手俳優のリアリティを担保した熱演。元ゲームの醍醐味をスポイルせず単純化し、敷居を低くしたルール設定。そして何より物語で魅せてくれました。主人公は“平和ボケの日本人”を体現する女子高生。観客もまた唯一カード(村人)が明かされた彼女の立場で、ゲームに強制参加させられる仕組みです。彼女の精神的な成長を主軸に置いた事で、キワモノホラーの中でドラマ性が際立ちました(彼女に多少イライラするくらいが、また丁度良い匙加減です)。また“実は主人公が人狼でした”なんてありきたりな、でも手軽に衝撃を与えられる結末をハナから放棄したことも評価します。ストーリーで勝負する決意の証ですから。プレイヤーの中に血縁者を配した仕掛けが値千金と考えます。家族愛が単なる“殺し合い”を超えた“騙しあい”に繋がりました。もしあなたが“人狼A”の立場なら、どのように葛藤し、どう行動するか、是非自分自身に置き換えてみてください。決着のつけ方にも美しさを感じます。“人狼B”の選択、いや生き様に胸を打たれました。最後の村人殺害に武器を使わなかったこと、そして決死の全力疾走。尊厳と覚悟の輝きが其処にはありました。これは掘り出し物。個人的には『口裂け女2』以来の衝撃です。まさに“人間の皮を被った狼”ならぬ“駄作の皮を被った佳作”であったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-01-24 21:29:39)(良:1票)
714.  ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック 《ネタバレ》 
BSなら『吉○類の酒場放浪記』が、CSなら『ゲームセンターCX』が、私の中で“やっているとつい観てしまう番組”の代表格となります。ほぼ下戸で、最後にやったTVゲームが初代『モンスターハンター』な私ですが、どちらも不思議と好きなんですよね。出演者が基本オッサン一人なのに成立している不思議な番組。これをこのまま映画化出来れば、それこそ奇跡だったのでしょうが、そうも行かなかった模様(そりゃそうだ)。で、『ゲームセンターCX』映画版ではいつもの有野の挑戦(ゲーム攻略)と並行して、挑戦ゲーム発売当時(つまり昭和の)とある少年の日常が描かれます。ファミコンカセット『マイティボンジャク』の貸し借りに端を発した少年の“一大事”は、何故か時空を超えて有野の挑戦とリンクしたりします。柔道なら“技あり”とまでは行かなくとも“有効”くらいは貰えそうな『世にも奇妙な物語』チックな脚本でした。郷愁にふけりなさい、さあ泣くがいい、みたいなノスタルジーの押し付けではなく、かつての子供=今の親父世代が当時をほんのり懐かしむのに丁度良いお話でした。映画としての評価は難しいですが、番組ファンなら十分楽しめると思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-21 18:26:30)
715.  呪怨 -終わりの始まり- 《ネタバレ》 
『呪怨』正当の系譜を継ぐ一作。タイトルからして“ビギニング”や“エピソードゼロ”に該当するのでしょうが、前にも同じような内容を観た気がするのは、『呪怨』シリーズが完全な様式重視作品である証と考えます。ストーリーは在って無いようなもの。呪われた家に関わった者は漏れなく死ぬ。白塗りの少年がちょこちょこ出てくれば、それで『呪怨』は成立します。この様式美が好きな人は問題なく楽しめるでしょうし、興味の無い方は観る必要が無い映画という認識で間違いないかと。最後に女優さんについて一言。佐々木希が予想外に良くてビックリしました。特にラストシーン。悲鳴を上げるでもなく、号泣するでもない“絶望”の表情が絶品でした。このワンシーンだけで本作の存在価値を認めたくなります。もう一人の看板女優トリンドルさんについては、全くもってロバでした。もちろん可愛いロバですよ。でもロバに見えて仕方ありませんでした。映し方の問題でしょうか。本作出演で、彼女に得は無かった気がします。
[DVD(邦画)] 6点(2015-01-19 18:55:02)
716.  映画 妖怪人間ベム
オリジナルアニメ(昭和43年放映)はもとより、実写ドラマ版も未見ですが、設定といい、キャラクターのビジュアルといい、物悲しいストーリーといい、今の時代むしろハイセンスな印象を受けます。実写化が成功しているかどうかは別にしても、埋もれていた秀作にスポットが当たるのは喜ばしい事だと思いました。闇夜に3人が飛び上がるシルエットは実に美しかったです。個人的な好みを言わせていただければ、ベムは新井浩文にお願いしたいです。
[地上波(邦画)] 5点(2015-01-15 21:20:45)
717.  名探偵コナン 戦慄の楽譜
伏線は沢山張られていますし、脚本の出来自体は悪くない気がします。でもミステリーの根幹を担うトリックや犯行動機がお粗末な印象でした。タイトルはダジャレでしょうか。
[地上波(邦画)] 4点(2015-01-12 18:52:21)
718.  ホワイトハウス・ダウン 《ネタバレ》 
エンターテイメント性重視というより、リアリティ排除な脚本。“懐中時計が弾丸を受け止めた”なんて、思わず何時の時代のギミックだよとツッコミたくなりますが、これは“ファンタジー宣言”と捉えるのが自然な気がします。つまりホワイトハウスがテロリストに占拠されることも、戦闘機のパイロットが自己判断で爆撃を中止するなんて甘い話も、ハナから“絶対に有り得ない”ということ。命を賭して和平協定を結ぼうとする大統領も、やっぱり現実には居ないのでしょう。意外と皮肉が効いているような。皆さんご指摘のように、“Foxドラマ『24』+『ダイハード』-ジャック・バウワーの凄味-ブルース・ウィリスの味わい+娘の旗振り”という理解で間違いないかと思います。面白かったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-09 20:28:18)(良:1票)
719.  あしたのジョー(2010)
矢吹丈は野良犬です。もちろん雑種の。鋭い目つきで唸る、今にも咬みつきそうな狂犬。これに山下のイメージがどうにも一致しません。例えるなら彼は、毛並みの良い血統書付きの猟犬だから。見事な筋肉も引き締まったボディも、所詮は飼い犬のそれ。あしたを約束されている飼い犬と、あしたを掴み取らなければ生きて行けない野犬とでは、放つ雰囲気が違うのは当然です。このミスマッチは如何ともし難いものがありました(なお、演技力や役作りの問題ではありませんので、非は山下にはありません。単純なキャスティングミスと考えます。)では誰なら適任だったかと考えてみたのですが、窪田正孝は如何でしょうか。柱となる主役がキマれば、多少(いや大いに)無茶な漫画・アニメの実写化でも、それなりにサマになったのではないかと思われます。
[地上波(邦画)] 4点(2015-01-06 19:57:00)(良:2票)
720.  サイレント・ハウス 《ネタバレ》 
ワンカット(カット割り無し)という奇抜な撮影手法がウリの映画ではありますが、撮影方法に対する賞賛は、実は作り手に対して失礼かもしれないと考えます。何故なら自分が監督なら「頑張ったで賞」なんて欲しくないから。物語を魅せる上で、最も効果的と思われる手法が、結果的にワンカット方式だったものと好意的に推測します(勿論、製作の費用対効果に優れている利点はあるのでしょうけど)。カットを割らない事で得られる“現在進行形”という手形は、極上の臨場感と途切れぬ緊迫感を観客にもたらしました。舞台を閉鎖された室内に限定したのも正解。緊張感の密度が増しました。サスペンスとして必要十分なストレスを感じる事ができたと思います。ただ一点、難を上げるとすれば、集中力を乱される描写が散見されたこと。主役の彼女、オッパイ大きすぎです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-03 20:25:59)
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