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K&Kさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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701.  昼下りの情事 《ネタバレ》 
~Love in the Afternoon~情事ではなく『午後の恋』くらい可愛らしいタイトルでも良いかもしれない。 でも『午後の愛』じゃないと思う。身体の関係を持たずにエンディングまで行けばお洒落に感じただろうけど、プレイボーイなら最初のベッドでアリアンヌがどのくらい遊んでるか解っただろうに… X氏の「お゛お゛お゛お゛ぉ」って悔しいため息が可哀想だけど可笑しい。あとアリアンヌがパンチ一発で金庫開けるの可愛かった。 一番印象的だったのは4人の楽団。キャスター付きワゴンで無言のおかわり催促なんて、あーもうトモダチじゃん。 19歳の女学生が大富豪に一目惚れするんだけど、やはり年齢差が不自然で素直に入り込めない。フラナガンは何歳なのか?60近くに見えるが…何とも痛ましい。 精一杯背伸びをするアリアンヌ。自分の胸くらいの高さのチェロを持ち歩き、高級品だからって夏場に毛皮のコートを着るような娘だから、初老のフラナガンにも恋ができるのか? 劇場で再会した時、遠くの後ろ姿で気がつくアリアンヌに対し、フラナガンは目の前でも気が付かなかった。彼にとって彼女の印象はそんなくらいだったんだろう。 資料の山のフラナガンと紙切れ一枚のアリアンヌ。ホテルからチェロを持って帰るお父さんが何故か切ない。 最後笑顔で見送るお父さん。『フラナガンとアリアンヌは結婚した』の後『彼女はニューヨークで終身刑になるだろう』だって。 お父さんの調査ではフラナガンは女が本気になると逃げる。今さら彼の浮気癖は治らないだろう。X氏やパリのホテルの4万室がそうであるように、一途なアリアンヌはそのうちフラナガンを撃ち殺して終身刑になるだろう。それまではお幸せに。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-26 00:36:19)
702.  ノッティングヒルの恋人 《ネタバレ》 
~Notting Hill~主人公の住む街の名。高級住宅地だそうで、白金とか成城みたいな感じかな?違うかな? 世界的な映画スターがたまたま自分の店にやってきて、その後たまたま再会してジュースを掛けてしまい、家に招いたらついてきて、帰り際に突然キスされた…誰もが夢見る『宝くじに当たったらどうしよう?』と同じくらい、考えるだけ無駄な奇跡が起きてしまったウィリアムの物語。突然のキスに十分な説明やリアリティが無いのは、コレはあくまで男の願望だからだろうか?「なんか…ワカンネーけどキスされるんだよ。何でって?ワカンネーよ」男にとって夢なんだから、クドクド理由がないのがかえって良かった。 そこからは映画女優と一般男性の、普通の恋愛として見られる。 いい人なのに三枚目に描かれるウィリアム。家族や友人を大事にする性格が、ハンサムだけど嫌味がなくて好感が持てる。 一方マスコミに囲まれたアナがあまりにヒステリックでびっくりした。 ダイアナ妃の悲劇から2年後の作品。過去のヌード撮影をほじくり返されて追われる様子は、有名人のスキャンダルや暴露が過激になっていた当時の時代背景が伺える。この映画のメッセージかな。 宇宙SFのクルーや潜水艦の艦長役とか、そんな配役なのにオスカーを取るアナ。有名人の彼氏がいて、ヒステリーであんな一方的な振り方をして、本心じゃないにせよ“過去の人”発言を聞かれてて、それでも追いかけてきてくれる理想の男。アナの願望かな?色々あっても最後は自分を見てくれないと。世の中そんな都合よく行くわけがないけど、これは全ての働く女性の夢。 OPがシャルル・アズナブールの「忘れじのおもかげ」で、EDがエルヴィス・コステロの「Shi」なのは、いつか聞いた夢物語、そんなの他人事だったのが、いつのまにか自分に起きた物語になった…なんて使い分けかな?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-16 11:47:36)
703.  グエムル/漢江の怪物 《ネタバレ》 
韓国映画は初めて観る。 のどかな公園からの怪物出現。真っ昼間に出し惜しみなく全身を曝け出して暴れる怪物。逃げるガンドゥと暴れる怪物を追うカメラワークは臨場感があって凄く良い。 人が吹っ飛び血も飛び散るが、怪物はドタドタとドンくさく、ある意味コメディタッチだから被害がどんなものか解らなかった。合同葬儀の時にかなりの人が死んでた事が理解できた。 娘の救出作戦までテンポ良く進む。ナムジュ可愛いなぁ。コメディだと思ってみてたから、弾の数え間違い→お父さんの呆れ顔に、思わず吹き出してしまったけど、次の瞬間…家族のムードメーカーのお父さんが命を落とすシーンから、この映画の空気が変わる。 口から人骨をバラバラ吐き出す怪物からは、最初に抱いたユーモラスさは感じなくなった。そして最後助からないヒョンソ。 家族もヒョンソも、あれだけ助けるため、生きる為に頑張る姿を描いてたのに、何だろう、前半凄く面白いのに。 意外な展開と言えばそうかも知れないけど…店で美味い刺身を食べてたら、お店の人にウスターソースを掛けられた気分? 冒頭の仕事中寝てるガンドゥを起こした女の子と、ヒョンソと間違って手を引いた女の子は同じ子かなぁ?どうでしょう?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-13 02:52:01)
704.  エアフォース・ワン 《ネタバレ》 
9.11テロより前に作られた、エアフォースワンのハイジャックという前代未聞のテロ映画。 自ら武器を手に戦う若めの大統領。テーマソングも、バラエティ番組とかで大統領やホワイトハウスが出る時によく聞く。ID4とダイハードを足したような作品。娯楽アクション映画で見所も多く退屈しないんだけど、再視聴は少なめ。今回で2回目くらい。 視聴回数の少なさを自己分析すると“娯楽”映画と呼ぶには非戦闘員が死に過ぎるからだと思う。 銃撃戦の映画だから、逃げて撃たれる人が出るのは見ていられるが、本作のように無抵抗な人質の処刑は見ていて気分のいいものではない。非常なテロリストのリアリティを出すためなのかもしれないが、後味悪く感じてしまい、爽快感が削がれてしまう。 命懸けで大統領を守る警護官や職員達、自らを盾にするF-15パイロット、墜落する飛行機で大統領に脱出を促す少佐とか、合衆国と大統領に対するプロフェッショナル精神を感じるが、当の大統領は、彼らがまさに命を落としながら作った貴重な脱出ルートを無駄にし、娘を人質に取られてテロに屈するような人。これでは、彼のために死んだ職員が浮かばれない。 ラストのコールサインのくだりはカッコイイ。奇跡の救出劇に盛り上がるのも良い。普段顔を合わせる人が沢山死んだことに、今後どう向き合っていくのかも見せてほしかった。 ハリソン・フォードの男らしさ、大統領の唯一無二感は伝わったけど、主人公ジェームズ・マーシャル大統領の魅力は伝わりにくかった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-01 00:22:38)
705.  ホワイト・ラブ 《ネタバレ》 
百恵友和共演10作目…なんだって。  百恵ちゃんは当時二十歳だそうだから、今では考えられないスピードで何作も映画を作ってたのが伺える。  この映画の百恵ちゃんは、Vネックの胸元が眩しい衣装が多く、雰囲気も大人っぽい。友和も部屋着はホットパンツで露出多め。でも当時のアイドルって、結構ホットパンツ履いてたっけな。  人のスカート焦がしといて、健、もうちょっと申し訳なさを出すべきじゃないか?と思うが、こう言う時代だったのかな。  付き合いだしてからのブランコ(バー)の2人の会話はとっても良い雰囲気で、自然な感じも出てて、健と忍と言うより、友和と百恵の会話って感じで良いね。  2人が喧嘩してから、お母さんが健をお節介で家に上げてからの、あの気まずい空気感が良い。  友和VS岩城滉一も気になる一戦だけど、百恵ちゃんVSゴキブリが可愛くて良かった。  舞台はスペインへ海外ロケ。飛行機と列車は一部特撮。…必要性は解らないけど。  最後なんだアレ?  牛追い祭りのシーンはどう見ても百恵ちゃんには見えない。長髪の小柄でずんぐりムックリな男にしか…  スケベ親父に襲われ、好きな人と別れ、望まない子を産んでしまい、人生を賭けたフラメンコでもトップスターに成れてない多恵子…『恵み多い子』と書いて多恵子。  想い人の彼女が突然現れ、想い人も出てきて、そして唐突な死。あんな間抜けな最後で悲しめと言われても…  スペインロケだからって無理矢理入れた牛追い祭りと、話をまとめる為に用意された多恵子の死。作品としては変になってるけど、インパクトは強い。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-25 23:40:22)
706.  ボディガード(1992) 《ネタバレ》 
ひたすら、ケビンの格好良さに見惚れる為の映画。  同時にホイットニーの歌唱力全開な映画だけど、そっちのイメージは彼女の急逝から付け加えられた印象があり、やはり公開当時はケビンの『俺カッコいいぜ』映画だったように思う。  劇中、レイチェルがフランクに惚れる(正しくはお互いに惹かれ合う)が、そのプロセス描写が薄味で急展開な感じがしてしまう。  でも当時を思い出せば、飛ぶ鳥を落とす格好良さのケビン様、「何で惚れたかって?俺の他の映画見てないのかい?」とでも言わんばかりに、クドクドとした理由など不要です。  …ただレイチェル、ポートマンとも簡単にチュッチュ始めるし、有名人で一児の母にしては、緩いというか安っぽさを感じてしまう。いつも近くにいるトニーがそんな彼女に一途な理由が分からない。  みなさんご指摘の通り、依頼主と簡単に寝てしまうフランクにプロ意識は感じられない。そんでヤルことヤったら「こんなんじゃ君を守れない」とかそれらしいこと言って捨てる。…無いわこの人。  そこからホイットニーはワガママ全開になるが、あんな仕打ちを受けたら誰だってプライドボロボロになると思う。悪いのはフランク。  最後、そんなに意外でも無い犯人が正体を現すが、彼は犯行前にフランクにすぐバレる嘘をつく。もし犯行が成功した場合、彼はどうやって逃げるつもりだったんだろう?  そして空港での別れ。ベタだけどグッと来るものがある。  先代依頼主を守るシーンから映画が始まり、次の依頼主を護衛する地味なシーンで終わる構成はとても良い。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-25 23:11:57)(笑:1票)
707.  男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 《ネタバレ》 
シリーズ47作目。カメラマンと(の)人妻の出会いと恋という、当時ブームになった『マディソン郡の橋』(イーストウッドの映画版公開の前だから小説版)からインスパイアされた作品。45作目の『髪結いの亭主』といい、流行りものを寅さん世界に落とし込む作風の一つですね。  ゲストは牧瀬里穂で、お父さんは郵便局長。過去にも『郵便局がスポンサーなんだな』って回はありましたが、今回は大々的でした。この映画の公開当時、牧瀬里穂は郵便局のイメージキャラクターでしたね。当時私は大きい郵便局で、年賀状を仕分ける短期アルバイトをしていました。そして記念品(お年玉?)として牧瀬里穂のテレホンカードを貰いました。同年代で貰ったって人、結構居るんじゃないかなぁ?そして映画の最後の方で、牧瀬演じる菜穂が郵便局の緑の制服を着て出てくるのは、ちょっと嬉しいサービスショットでした。当時を思い出して懐かしくなりましたよ。  今回も満男の恋が描かれますが、“3M”の一角を占めるトップアイドル菜穂とボンヤリした満男では、いくら映画だとしても不釣り合いに感じます。“国民的美少女”の泉とお調子者の満男は、同じ部活という繋がりがあったにせよ、それでもやっぱり不釣り合いで、振り返ると前作の亜矢くらいが、一番バランスが良かったんじゃないでしょうか?  寅がほとんど動けないのと、それでも工夫して撮ろうという配慮が伝わってきます。寅が騒動を起こす場面は、カメラの回ってないところで起きて、人づてに語られる手法です。仕方ないとは言え、スッキリ出来ないのも事実です。 それでも鉛筆売りの勝負は寅さんが満男に教えられる、世の中の生き抜き方って感じで良かったな。 満男以外の主要メンバーの高齢化も目立ち、笑えるところも多いとは言えず、コメディに分類して良いのかとても悩ましいところ。残り一作なのが解っているから付いて行けるけど、リアルタイムには観る側も辛かったと思います。寅さんメンバーの、年に一度の安否確認の意味合いが強い作品でした。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-04-04 01:47:06)(良:2票)
708.  男はつらいよ 寅次郎の休日 《ネタバレ》 
シリーズの43作目。寅さんは本作から年1回、お正月のみの上映になったそう。渥美さんの体調不良のためで、映像を観る限りでは、まだまだ元気そうに観えます。もう完全に満男と泉の恋物語で、寅は脇役になってます。シリーズ初の、前作からの明確な続き話となっていて、寅率を薄めて満男率を高めた結果が本作です。前作『ぼくの伯父さん』からは作品内の世代交代として、上手にバトンタッチが出来ていたと感じましたが、本作から感じたのは足止め感でした。  作品内の世代交代(寅→満男)を狙う反面、本作が、古いファン向けなのか、新しい客層向けなのか、どちらの層に向けた作品かが、中途半端に思えました。作品の中心は若者の恋だけど、いつもの寅さんを観に来た古いファンはあまり興味ないと思うし、新しい層はオープニングの夢に古臭さを感じたことでしょう。 前作から1年も経っていて、あの若さでどっち付かずの交際が続いていて、二人の仲は相変わらず表面上の付き合いに感じるし、以前満男が感じてた「汚さ」もどこかに消え去った感じがして、なんか引き伸ばされてる感じです。 引き伸ばしと言うと、車窓の景色とかお祭りの山車とか、風景映像が普段より多めに感じられたのも、ドラマが少なく感じた要因の一つかもしれません。  ダブルマドンナも前作と同じ顔というのも工夫が感じられません。せっかく宮崎美子が出ているのに、完全に脇役なのも残念。前作の戸川純と同じポジションだったのかな。体調的に寅の恋をじっくり描くのが厳しかったにせよ、礼子と寅の距離を縮める手段として、寝台車でも旅館でもお酒を入れて触れ合わせるのは、あまり褒められた筋書きとは思えません。礼子はスナックのママなので、仕事の延長にも観えてしまいます。 博とさくらが、たった1作で付き合って結婚して子供を産んだ事を考えると、全然進んでない満男の恋と、寅とスナックのママとの触れ合い。この時の制作陣は『男はつらいよ』というシリーズの延命を意識しすぎていたのかもしれません。 本シリーズは、渥美さんの人生そのものだと思うから、続けることはもちろんですが、一つの作品を大切に創ることも大事な事だと思います。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-02-26 13:34:40)
709.  男はつらいよ 寅次郎心の旅路 《ネタバレ》 
シリーズ41作目。覚えてます。当時のウィーンの市長さんが男はつらいよを気に入って、映画が実現したって、ワイドショーか何かで観ましたよ。「寅さんとウィーン?合わないよなぁ~」なんて思ったっけ。 当時は内心『山田監督、市長のリップサービスを真に受けちゃったよ』なんて思ってしまいました。実際どうだったんでしょうね? 案外その逆で、ツィルク市長が外貨獲得、ウィーン観光に映画撮影のロケ誘致を日本に売り込むために、男はつらいよに目を付けたんじゃないでしょうか? ツィルク市長『日本の映画?あまり知らないね。ゴジラ?でもウィーン壊される良くないね。座頭市?時代が昔すぎるね。寅さん?寅さんって何?アーハン?面白い顔の男があちこち旅して、美人と恋してフラれるコメディ映画?ソレダ!!ちょっと機内で勉強しておくネ!』…ウィーン(オーストリア)にはバブル真っ盛りの日本は、金の卵だったんじゃないでしょうか?なんて勝手な憶測です。  意外なカタチで実現した寅さん初海外。もう少しスペシャル感を出しても良かったと思いますが、どうにも地味です。寅はバスで移動して、観光地をちょっぴり歩くくらいで、ほぼホテルやおばさんの家の中。気持ちも絵面もあまり動きがありません。 マドンナ枠はまた竹下景子。なんどめだ竹下景子。どうにも、山田監督の竹下景子推しが鼻に付いてしまう。海外ロケだからって、くるまやメンバーは置き去りにするのに、お気に入りの竹下景子を引っ張り出すのかって思うと、どうなんでしょう?今回のマドンナは、金髪で目がパチクリした、いかにもなオーストリア美人を期待してしまいました。  本作の舞台がウィーンである必要性が、あまりに希薄でした。以前の作品では、ブルドックソースとかスズキのスクーターとか、スポンサーには気を使って撮ってたのに。一番美味かったのが鮭茶漬けだったり、観光地で大した思い出がなかったり。全然オーストリアをヨイショしない。ウィーンに撮影に行ったら『あれ?ほんとに来たの?』みたいな塩対応だったのかなぁ?そもそも撮影期間がそう長くなかったのかなぁ?渥美さんの体調の問題もあったのかなぁ?だから、チャッチャ・パッパと撮っちゃったのかなぁ? 海外スペシャル感を出そうとして、力みすぎて空回りするくらいのほうが、良かったかもしれないなぁ…
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-02-07 23:00:57)
710.  男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 《ネタバレ》 
シリーズ40作目。邦画が眼中に無かった当時から「…なんじゃこのタイトル?」って思ってました。サラダ記念日って全然覚えてないけど、当時流行ったんでしょうね?私が産まれる前からやっていた寅さんと、流行りモノのコラボに、何か居心地の悪さを感じた記憶があります。 シリーズ50作のタイトルを並べて、観てない人に『変だと思うタイトルは?』ってアンケート取ったら、きっと本作か『寅次郎頑張れ!』のどっちかが1位になると思います。  どうしたんでしょうか?この頃の寅さん。新規開拓に余念が無いのか、ずいぶんと必死さを感じてしまいます。この必死さは、最近で言えば、大御所演歌歌手が、若者にウケてるアニメ主題歌を熱唱しているのを観てしまったような。自分がどの立場で聴けば良いのか戸惑ってしまう、そんな居心地の悪さ。ずっと寅さんを観てきたファンも困ったことでしょう。そして俵万智のファンは…どれだけ観に行ったんでしょうね? 作中の早大生・原田由紀ちゃんが、俵万智の事だったと、後になって気が付きました。 サラダ記念日もそうですが、ドラマとの繋がりを意識して三田佳子に女医さん役をやらせたっぽいこと。長渕・志穂美回もそうでしたね。でもそんな事しないでも、マンネリでも良いから手堅く創るか、創るのをお休みしてもいいのにって、思ってしまうのが私の結論です。  今回のマドンナは老婆=中込キクエと言えるかもしれません。寅さんと良い出会いをして、悲しい別れをしました。ワットくんの話が出てきたのは懐かしかったです。(あ、ワットくんの回は私が変なタイトルだと思う頑張れ!の回だ) 最後、満男の疑問に寅が答えるってパターンが、今後定着してくるんでしょうか? 今回、説明もなく『とらや』が『くるまや』になってたのにびっくり。あとあけみが出なくなって、今後は三平ちゃんがレギュラー化するそうで、ちょっと残念。あけみ良いキャラだったのになぁ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-01-28 22:18:33)
711.  カンニング・モンキー/天中拳 《ネタバレ》 
“Half a Loaf of Kung Fu(一招半式闖江湖)”『カンフー半分でも無いよりマシ(半人前の世渡り)』でしょうかね? テレビのロードショーでジャッキー映画がバンバン流れて、学校で流行ってた時期に公開された作品です。 親に連れて行ってもらって観てきた友達が羨ましかったぁ。  当時テレビで観たんですが、普通に面白かった印象。「ジャッキーがー、拳法の秘伝書をー、カンニングしながら闘うのがー、面白かったです!」って子供みたいな感想で、あまり印象に残ってないのが正直なところ。どんな内容だったっけ? 今回観たのはレンタル版DVDで吹替無し。冒頭、演舞というかコントをするジャッキー。それがすごく長っっがい。意味の分からないコントが5分もだよ、何だこれ?なんかシュール。子供だったら飽きてしまうな。 主人公ゴン。出てくる度に前髪パッツンのオカッパだったり、センター分けだったり、ボサボサだったり、マユに掛かるほどの毛量だったりと前髪が安定しない。ラスボスがカツラだったのもあるし、もしかしたら当時の香港でカツラ・ネタが流行ってたのかもしれない。 登場人物がたくさんで覚えきれない。って思うけど、結構上手に処理されてて、「あれ?あの人どうしたっけ?」ってことが少ない。何かデッカイ事してくれそうな、銀魂の神楽みたいなオレンジ髪男もアッサリ負けたっけ。 師匠の弟子(ゴンから観て兄弟子ポジション?)のディーン・セキが結構活躍してるのも珍しい気がする。  だけど敵も味方もこんなに沢山出した意味は解らない。この時期のジャッキーはシリアス路線からコメディ路線に舵を切りたかったそうで、「俺に共鳴してくれるカンフー俳優仲間が、こんなにいるんだぜ」ってアピールするための映画だったのかも? 妄想だけどジャッキー派の地固めの第一歩で、そのためロー・ウェイが面白くなくて公開を遅らせた…として考えると、少し興味深い。 う~ん、これは吹き替えで観てナンボな作品かもねぇ~ア~イマ カンニンマンキーャ ハッピ カンニンマンキー♪
[地上波(邦画)] 4点(2024-01-13 12:56:27)
712.  あげまん 《ネタバレ》 
お葬式からマルサ2まで、後世に残る名作&日本映画師に残る大ヒット・大ブームを連発していた伊丹十三監督&宮本信子主演の、超期待作『あげまん』。ちょっと照れくさいタイトルもインパクトが大きくて、もうね、公開前から『今回は伊丹十三が監督だし、絶対面白いに違いない』って、日本中が期待していた作品。だった。公開されると、あれれ?イマイチ盛り上がってないぞ?と。観た人の感想も『うぅ~~ん…』って感じ。 期待が高すぎたために期待外れ感が強く、また前年の伊丹印の『スイートホーム』と本作の2連続の不発で、伊丹映画ブームは一気に落ち着いた印象。  当時45歳の宮本信子。彼女が中学生(声は若いけど宮本信子だよな?)から大人までを演じているのが無理がある。もちろん魅力的な女優さんだけど、男をメロメロにする芸者さんにはとうてい観えない。タンポポであれ亮子であれ、普通のおばさんが、ちょっとした仕草や丁寧な描写で、徐々に女性としても魅力的に観えてくるのが伊丹映画の面白さだったけど、本作のナヨコは最初から観る側が『ナヨコは魅力的な女性なんだな』って思いながら観ないといけない。  そして肝心なナヨコ=あげまんの部分。男にどう幸運をもたらすのか、そしてそれがどんな類の幸運なのかが、観てても全っっ然わからない。最初の夫・多聞院が坊さん世界でどう出世したのかがサッパリわからない。結婚して3年(65歳の若さ)で死んでしまうのも、いくら出世したって、良いんだか悪いんだか… 主水は浮気も続けるし、出世のためにアッサリとナヨコを捨てて元サヤに戻るし、主人公としての魅力が… 主水が支店長になって、最初の挨拶でビシッと決めたのは格好良かった。ここから映画も面白くなっていくのかと思ったら、業績アップは文字で説明のみ。具体的にどう成績が上がって、ナヨコがどう影響を与えたのか、相変わらず描かれない。長編映画のデキの悪い編集ダイジェスト版を観てる気分。
[地上波(邦画)] 4点(2024-01-08 13:26:55)
713.  男はつらいよ 寅次郎恋愛塾 《ネタバレ》 
シリーズ35作目。ポヨンポヨワァ~~ン♪ビインヨヨョ~~ン♪何なんでしょうね?『ここ笑うところですヨ!』とでも言いたいんだろうか、アホみたいな効果音がとても目立つ一作です。男はつらいよは、そういう安直な笑いに逃げず、ちょっとした間とか、テンポの良さとかで、じんわりと笑えてくる作風だと思っていたので、この効果音攻撃は結構ツラいです。  タイトルがもう『恋愛塾』と来たから、寅は恋をしないだろうってことで、マドンナ若菜と民夫の恋の行方を見守るんだけど、民夫が若菜に惚れたのはわかり易い程わかる。けど若菜が民夫のどこが良かったのかイマイチわからない。寅が仮病のドタキャンで二人をくっつけるのがキッカケにはなってるけど、このデートがあってもなくても、今回も上手くいく恋愛模様。寅必要なかったじゃん。  若菜の部屋で眠ってしまった民夫への、「終わりだよ!!」寅の当たりのキツさ。「惚れた女の部屋で居眠りするなんてな!」ここ、あじさいの恋とかでタヌキ寝入りしてた寅が『どの口が言う』って笑うところなのか、最後「死ぬんだよ!」で終わらせるところが、笑いとして厳しいものになってる。 山奥で睡眠薬?で服毒自殺を笑いに結びつけるのは強引に思えるし、最後のリフトで捜索・発見からの若菜の告白も、何もあんな場所でなくても…って感じ。 以前失恋からのガス自殺でとらやを吹き飛ばした『頑張れ!』事もあったし、ぬいぐるみの熊『夜霧にむせぶ』なんてのもあったけど、馬鹿馬鹿しさでは群を抜いている一作かも?
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-01-01 17:45:28)
714.  風立ちぬ(1976) 《ネタバレ》 
百恵ちゃんと三浦友和の共演4作目。前作『絶唱』と同じく、死に別れる運命の若い男女の物語。 原作小説からのアレンジとしては達郎も徴兵されて戦争に行くというところ。お互いに相手を思いながら、自分の死についても向き合うという環境だけど、この設定が上手に活かされたかどうか。 出征のとき、電話で節子の父に、周りに聞こえないよう受話器を抑えて、生きて帰ることを約束する達郎。一方で節子の訃報を聞き逃した達郎への優しい嘘。当時は戦場には死にに行くもの。たった今、娘を亡くし、婿になるはずの達郎も、帰るあてのない戦場に行く父の辛さ。  このタイトルから、どうしても宮崎駿の映画と比較したくなってしまうけど、観たの公開時だったから、忘れてること多いしなぁ。改めて観てからにしよう。でもどちらも太平洋戦争期に時代設定をアレンジしているね。  百恵ちゃんと言えば『赤いシリーズ』の印象が強く、本作も結核という病が2人を引き裂くところなんか、想像したまんまだ。 不治の病モノは当時の流行りだったかもしれないけど、日本の文学をアイドル主演で映画化し、若者にはとっつきにくい文化を、親しみやすく継承する試みとしてはアリだとも思う。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-10-24 01:14:04)
715.  男はつらいよ 翔んでる寅次郎 《ネタバレ》 
シリーズ23作目。マドンナが桃井かおりと来たら、どうしてもハンカチを連想してしまうし、2作前の武田鉄矢が出た『寅次郎わが道をゆく』を連想してしまう。もうね、1作挟んで武田→桃井ってキャストだけ決まってて創ったような、ゲスト人気でお客さん呼ぼうって、何とも安易な考えで創ったんじゃないか?って不安がよぎる。  当たらずとも遠からず。舞台は北海道。桃井演じるひとみが人生を見つめ直す一人旅。やすやすと男の車に乗ってしまい、襲われる始末。助けに入るのは健さんでなく寅さん。ここまでするなら、いっそ寅とひとみの北海道から柴又までのロードムービーで一本創ってしまうのも、セルフパロディで面白かったかも?そうするととらや一家がほとんど出てこなくなるけど。 ウエディングドレスで結婚式を飛び出して…画的なインパクトは凄いけど、それだけで終わってしまったような。 布施明もマドンナの相手役としてはどっちつかずな使い方で、何が良くてひとみと結婚したのか、何が良くなくてひとみは飛び出したのか、パンクな若者の行動を、浪花節な寅さんワールドがとりあえず相性は別にして包みこんでしまった感じ。 『布施明だし、歌でも歌うんだろうか?』と思ったら、思ったとおり歌ってたわ。観客の期待するものを観せるのも映画かもしれないけど、そのまんま過ぎる気がしたわ。  いつになく穏やかな寅の帰省は良かった。でもせっかく良い感じの家族団らんをぶち壊す満男の三重丸の作文は、なんか無理やりトラブルをねじ込んできた印象。源を折檻する御前様もちょっと違和感。 タコ社長のお見合い話は面白かったけど…あと当時の丸駒温泉は観られて良かったけど…シリーズ50作もあれば、こういう回もあるんでしょう。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-10-24 00:23:27)
716.  ガール・ネクスト・ドア 《ネタバレ》 
“The Girl Next Door”『隣の家の女の子』。“24 -TWENTY FOUR-”のキム・バウアーの子が主演と聞いたら観たくなる気持ちも解る日本劇場未公開作品。 モテない主人公の隣にスゲー可愛い子が引っ越してきた!でもってやることが破天荒!って、かなりありがちなスタート。それは良いとして、ダニエルがマシューを好きになる理由がイマイチよく解らない。個人的にはここをもっと、納得出来る理由を用意してほしかった。  実はAV女優!?良いね、マシューの価値観を根底からひっくり返す展開は面白いと思う。でもだからって即モーテルは生徒会長マシュー君の決断としては短絡的だし、過去を忘れてマシューと向き合おうとしてたダニエルったって、そもそもマシューの何に惹かれたのかが解らなくて… どう観ても悪者なケリー登場。物語はどんどん進んでいきます。もう“Next Door”である必要も無くなってます。何でしょう、CMで興味を持って観だしたドラマが、実は全然思ってたのとは違うくて、毎週どっちに向かって進んでるんだか、よく解らなくなるドラマを、ダイジェストで観てる感覚です。  マシューとダニエルの恋の行方より、ドラッグでヘロヘロ状態のスピーチと、盗まれた25,000ドルをどう穴埋めするかの話が中心になってしまい、ますますマシューの何に惹かれたのかが解らなくなります。これ設定が幼馴染なら解るよ?昔から隣りに住んでたとか。でもダニエルのセンセーショナルな登場と、急激な恋愛関係の割に、後半“友情の3脚関係”に持っていくのは、ちょっと強引な方向転換な気がしました。だからリムジンで二人が初めて結ばれても、どうにも気持ちは盛り上がりませんでした。  エリシャ・カスバートは“24”のキム役をやる前『こどもおもしろメカニック』って教育番組のレポーターをしてたそうです。 そんなキャリアの彼女が“性教育”ビデオを作る映画に出るなんて、ちょっと面白そうだけど、彼女ビデオには出てないんだよな…
[DVD(字幕)] 4点(2023-10-16 23:59:47)
717.  男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく 《ネタバレ》 
シリーズ21作目。遂にUFOやっちゃったよおい。スター・ウォーズに未知との遭遇(あと猿の惑星も入ってたな)の時代。劇中2回も出てきたけどピンク・レディーのUFOが流行ってたとき。ウチにもシングルレコードあったわ。良くも悪くも悪ふざけ全開。寅さんの帽子型UFOと来た。テレビの砂嵐と臨時ニュース観て、インデペンデンス・デイがこの時代のプロットで創られてたことを地味に再認識。  前作から続き、当時の人気タレントをゲストに迎え、寅さんワールドで惚れた腫れたする本作。初期作品とは明らかに作風が変わってきたことを実感する。 武田鉄矢が出てくると、なんか寅さんって感じがしなくなる不思議。キャラが黄色いハンカチの欽也のまんま。そりゃ面白いけど、映画のアイデアとしては安直かなぁ。この留吉がほぼほぼ本筋に絡んでこない。隅っこで何かチョロチョロしてるなぁって感じ。 マドンナの奈々子がさくらの同級生。1作目でさくらが寅の事を覚えてなかったのに、奈々子が寅を覚えてたって設定。過去作のマドンナの名前を列挙するくらいしっかり尊重してる作品だけに、もう少し矛盾なく出来ただろうに…と思ってしまう。 そして奈々子もとらやにやって来て、急に泣き出したりと住人お構いなしにぶちまけて、もうこんな時間!と勝手にさっさと帰ってしまう。この落ち着きのないマドンナ設定、コレで正解だったんだろうか。雨の中のキスにも違和感。  松竹歌劇団…というものがあったのか。歌劇団って宝塚歌劇団だけじゃなかったんだ。SKDが帝国華撃団(サクラ大戦)のモトネタだったのか。勉強になるわ。 歌劇のシーンが結構長い。寅と留吉が歌劇をじーっと観てるシーンが続くのは、シリーズ的にはちょっと違和感を感じてしまう。映画の中で歌劇の魅力を伝えようって意図だろう。劇団員なんかも本物の歌劇スターなんだろう。坂東鶴八郎一座とは華やかさが違う。 ただ、SKDの魅力。木の実ナナのワイルドさ。武田鉄矢の勢い。それらを“男はつらいよ”で受け入れる。そのミキシングが、どうにも上手く絡まってるようには思えない。それぞれがそれぞれで、散らかったまま一つの作品にしてしまったかのよう。 ただ一番残念だったのは、タコ社長の「なにか面白ぇことないかなぁ、寅さんまだフラレねぇかなぁ」のセリフ。梅太郎、腹ん中でそんな腹黒いこと楽しみに思ってたのか?うっかり者だけど良い人だと思っていたのに…
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-10-10 23:08:06)
718.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
“War of the Worlds”『世界(同士)の戦争』。地球世界VS火星世界の戦争。みたいな意味のようです。火星人が地球に攻めてくる古典SFをベースとした、1953年の同名映画のリメイク作品ってポジションです。 久しぶりのスピルバーグ版宇宙人映画だけど戦争描写は息が詰まるほどリアルで迫力があるので、この大昔のシナリオがどのように現代ナイズされるのか、結構ワクワクしていました。でも当時、なんかイマイチ不完全燃焼だったって評価が多かった気がする。  日常世界に現れたトライポッドの恐怖と迫力は見事でした。恐怖の中、どこからともなく人々が集まり、アテにならない噂話を広めていく様子は、突然災害に巻き込まれた不安感の表現としてリアルで見事。一方で炎の中からメラメラと迫りくるトライポッドの巨体表現はSF映画の真骨頂。流石スピルバーグです。 灰になって弾け飛ぶ人。川を流れる大量の死体。住宅街に墜落しているジャンボジェット機。炎を吹いて走っていく電車。火だるまで引き返してくる軍用車両。単純な爆発で終わりでなく、奴らに何をされてこうなってるのか?って考え込んでしまう被害状況がスピルバーグらしい。 高速を激走するフェリエ一家の車をグルグル取り巻くカメラワーク。日本のアニメのように、ダコタの見開いた大っきい目から引いていくカメラなんか、結構印象に残るけど、一番は窓に張り付くピーナッツバターパン。  本作初見以降に'53年版も観てる。内容ほぼ忘れてるけど。確か大筋はほぼ変わりないんだけど、リメイクで家族の物語を入れてきたのが大きな変化だったかな。主人公たちは一般的なアメリカ市民になってる。だけど何だろう、なんかスッキリしない。 現代ナイズされた映像に対し、ストーリーが古いままだからだろうか?あれだけ高度な宇宙人(火星人とは言われてないんだよな)が、'53年版同様、細菌でアッサリ全滅するからだろうか?  ①期待した展開にならない。ダメ親父のレイは最初巨大なクレーンを操縦している。これ観て真っ先に『レイがこんな巨大クレーンを操作して、トライポッド倒すんじゃないかな?』なんて思ったけど、全然そんな風にはならず。 ②宇宙人の攻撃に一貫性がない。見境なしに灰にしたかと思えば、丁寧に捕獲して血吸ったり、トライポッドの中に飲み込んだり。じゃあ川を流れてた着衣無傷の大量の死体は何だったの? ③動かないハズの車。奪い合いになるほど貴重な動く車なのに、フェリーには大量に動きそうな車が積んである謎。ってかそもそもフェリーはどうして動けるんだ?軍のジープやヘリも普通に動いてる。戦闘機も飛んでる。コイル交換したからか?でも墜落したジャンボジェットはそもそもどうやって飛んでたんだ? ④無敵のトライポッド手榴弾で大爆発。主人公らしい大活躍!なのに、特に持ち上げることなく淡々と流された感じ。その後勝手に倒れてたり軍の反撃で倒されるトライポッド。いまいち盛り上がらない気が… ⑤冗長な小屋の話。'53年のやつにも同じようなのがあったと思うけど、小屋の一件が無駄に長い。CG技術でスケールの大きな話に生まれ変わったのに、急にレトロなホラー映画みたいになってしまう。リメイクで再現する必要があったのか謎。 ⑥家族揃って無事再会すればハッピーエンド?先に帰ってるロビー。どこでレイを追い抜いたんだ?でも服がボロボロだから戻ってきたばっかりなのかな…あんま興味湧かないけど。家族の物語にしたのに、子供たちは奥さん引き取るし、再婚相手が無事で居るから、子供たちとの絆が深まったところで、この先どう持っていくのか?ってところで終わった。 宇宙戦争の現代版リメイクと言うなら、細菌をコンピューターウイルスに作り替えた、インデペンデンス・デイの方がよっぽど弾けてたかな。
[DVD(字幕)] 4点(2023-10-01 23:09:51)
719.  汚れた英雄(1982) 《ネタバレ》 
あまり良い映画じゃない…とは聞いていたけど、バイクレースのシーンは思いっきり合格点な格好良さです。ローズマリー・バトラーの主題歌がまた映画に合ってて、懐かしくて格好いいんだわ。 ストレートを3台並んで並走するシーンなんて、どうやって撮ったんだろう?って思ったら命がけで撮っていてビックリ。車載カメラと思わしき映像や、コーナーを攻めるバイクを正面からアップで捉えた映像なんて、素晴らしいじゃないですか。レースシーンのこだわりは、まさに和製2輪版グラン・プリ。  ハリウッド俳優並みの二枚目・草刈正雄のおケツをたっぷり堪能できるこの映画、彼の脇を固めるのか、奥田瑛二と浅野温子が演じる緒方夫婦。見せ場は少ないけど、まだ売出し中の2人が観られたのは、ちょっと嬉しい。 木の実ナナ。この当時もう彼女の存在は知ってましたよ。子供の私から観て、クワッとした髪型の、性格が強そうな大人の…女性。まさか脱いでるとは思わなんだ。ウチのママンよりは数歳若いけど、この映画の彼女のあの使い方が正しいのかどうか、どうにもこうにも良く解らない。うぅ~~ん… え、レベッカ・ホールデン?ナイトライダーのエイプリルだよ凄い!!これは嬉しくも懐かしかったわ。あと黒部進(ウルトラマン)と団時朗(帰ってきたウルトラマン)がどこかに出てたんだ?どこだよ見逃した。  さて、バイクの映像は凄い格好いいんだけど、冒頭から15分以上も淡々とレースシーンが続くから、正直飽きてしまう。 北野はすでに巨万の富を手に入れていて、プール付きの豪邸に住んで、優雅な日常を送っている。いくら国内最高峰の2輪レーサーとはいえ、あそこまでの暮らしを手に入れるのは難しいだろうに、金持ち女にくっついて援助してもらって、今の北野があるんだろう。 こんな、ハングリーさを向けるべき方向を間違ってる人が、最終レースでもあんな結果になってしまう。あんな序盤飛ばしすぎても、あんなアクシデントがあっても、結果はあぁなるんだよ。人生ってなんだろうね? そして最後のテロップ。え?あ、あぁそうなんだ…って感想にしかならないよ。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-06-22 23:37:09)
720.  バラ色の選択 《ネタバレ》 
“For Love or Money”ん~…単純に『愛か金(成功)か』で、良いのかなぁ?単純だなぁ。 マイケル・J・フォックスがニューヨークを舞台に、ちょこまかと駆け回るコメディ。邦題からも、あのヒット作の路線でもう一発。って香りがします。  当時コンシェルジュが日本でどれだけ浸透していたか分からないけど、バタバタしながらもダグはコンシェルジュとして有能。ホテルのスタッフも個性的で楽しいし、いい職場だなぁって思ってしまう。ダグが天職に就いてるモンだから、あの映画のように『不遇な立場からの一発逆転劇』感は薄い。 ガブリエル・アンウォーは可愛いけど、アンディはどう考えても騙されてる女って役なので、有能なダグがアンディの顔以外のどこにあれだけ惚れたのかが、イマイチ伝わってこない。 終盤のダグとアンディの口論が、イヤミっぽいダグとアホっぽいアンディって感じで、「あーこの2人合わないわ」って思ってしまいました。  ハノーバーの契約チラつかせながらの無理強いに加え、ダグとアンディがくっつくのが本当に幸せか?って疑問が湧いて、適度にストレスが溜まっていくんだけど、最後の10分くらいにバタバタっと終わるので、あまりスカッと爽快感は感じられない。ハノーバーとアンディは都合よく自滅。それも歌のせいって、ハノーバーが失言してなければ関係続いてたんだろう。だから、マイケルがあの手この手で追いかけるのも、見た目は楽しいけどそんなに重要じゃないんだよね。ケチなウェグマンさんがあんな感じな役どころなのは、お約束の安心感があるけど、それにしても唐突な感じ。  “Not For Love or Money”で『あり得ない』って意味だそう。 その“Not”を外して『あり得ない。事もない』ってタイトル訳だとどうでしょうかね?唐突感も少しは薄まる?
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-05-14 14:06:31)
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