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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4669
性別 男性
年齢 41歳

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741.  ロスト・ボディ(2012) 《ネタバレ》 
スペイン産のサスペンス映画やホラー映画は 質の高いものが多いですね。本作も、 シナリオの完成度の高さに唸らされた次第です。 殺害したはずの嫁の死体がこつ然と消え、 周りでは不思議なことが次々と起こる。 嫁は実は死んでいないのでは。そして自分に 復讐しているのでは。主人公は翻弄される。 という風に、嫁陣営&主人公と恋人陣営という感じに 図式が出来るわけです。そこに警察が加わってくる。 この主人公も、浮気癖のある男ならついつい肩入れ してしまうようななり抜きなので、自分もすぐ彼に 感情移入してしまいました(笑)。 終盤には、恋人はお前の妄想なんだと刑事に告げられる。 あ~、最近よくあるタイプの妄想オチなのね、と思い 観ていると、なんと最後にもの凄いどんでん返しが。 これには唸らされましたね~。なるほどそうきたか、と。 こういうストーリーには、無理矢理すぎて話しが破綻して いたりするものも多いですが、本作は完全に つじつまが合ってます。 見事なまでの復讐劇。そして完全犯罪。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-28 23:01:39)(良:1票)
742.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
真っ赤な星二ビルの風景と真っ白な住人、ハリソンの戦闘機によって襲撃を受ける会議、宇宙空間を飛び、敵船にギリギリで侵入する3人、そしてエンタープライズ号の見事な船内など、どれも印象的で目に楽しい作品になってましたね。J・J・エイブラムスはやっぱり巧いなぁと。個人的には前作のほうが好きですが、カークとスポックの御涙頂戴シーンはぐっとくるものがあったし、これはこれで満足しております。ファン的に、カーンの役柄ってどうなんでしょう。ベネディクト・カンバーバッチの無表情さと低くて通る声質は、それなりに気に入りはしましたけど。コアを足で蹴って衝撃を与えシールドを復活させようとするシーンは、なんというかのび太ん家のテレビを思いだしてしまい、もうちょっと知的なやり方がなかったのかなぁと思いました。敵船が街に墜落するシーンはなかなかのスペクタクルでした。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-12 21:39:48)
743.  ウルヴァリン:SAMURAI 《ネタバレ》 
ヴィジュアル的にいいなと思うシーンがいくつかありましたね。まずは広大な矢志田家の屋敷。伝統的な日本風の家屋とモダンが融合した、とても素晴らしい建物でしたね。そこにある、矢志田氏が横たわっているピンベッド。なんでも、矢志田氏の意志が伝わりピンが自在に動くという設定のベッドだそうだが、寝心地悪そうとかそういうのはともかく、見た目に独創的。それから、シルバーサムライですかね。ウルヴァリン以外に出てくるミュータントは、派手さのない蛇女ぐらいでしたから、シルバーサムライの特異性が光っていたように思います。あとは、漁村でしょうか。ほんとどこにでもある漁村の風景という感じで、ああいう場所でハリウッド映画が撮影されたということ自体が新鮮に感じます。アクションは、新幹線の上で闘ってるシーンが一番よかったかなぁ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-10 20:45:54)(良:1票)
744.  シモンの空 《ネタバレ》 
なかなか良かったと思います。この家族すごく可哀想でしょう~?みたいな描き方じゃなく、淡々と描いているのが逆に良かったですね。変に感動的にさせようとするよりも、本当に一つの家族の日常をそのまま垣間みてるように感じ、それ故に共感と説得力を感じる。何が素晴らしいって、少年と母親の自然で見事な演技。まだ子供なのに、演技とは思えない、本当にその人そのものにしか見えないぐらい素晴らしかった。逃れられない貧しさ、置かれた境遇の不憫さ、ふがいなさ、そういうものが伝わってきますね~。喧嘩しちゃう時や、仲睦まじい時、その光景一つ一つが、手に取るように共感出来る。その気持ち、わかるよって、彼らに言ってあげたくなる。秀作です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-09 18:58:50)
745.  孤独な天使たち 《ネタバレ》 
ベルナルド・ベルトルッチ10年ぶりの新作ということで、これは見逃すわけにはいきませんでした。一人の少年が転がり込んできた異母姉と地下室で一週間過ごす、ただそれだけの話で実にあっさり、さっぱりした小作品なんですが、見終わってなんともいえない感覚が尾を引きます。若者への、いや人間そのものへの大いなる賛美を感じる。ロレンツォは若い頃のマルコム・マクダウェルみたいな顔してるし、姉もココリコの田中みたいな顔で決して美男美女ではないのですが、なんという自然で瑞々しい演技。彼らの熱演、そしてベルトルッチの演出力に拍手。やっぱり、一番の見せ場はデヴッド・ボウイの曲に乗せて踊るシーンでしょうかね。一週間の生活で、ちょっとだけ成長し前向きになったロレンツォの気持ちが、最後のストップモーションで表現されます。
[DVD(吹替)] 7点(2014-01-09 16:31:15)
746.  リアル 完全なる首長竜の日 《ネタバレ》 
全体の雰囲気は割と好みでしたねぇ。夢と現実があいまいな世界を、巧いこと映像化されていたと思います。序盤の車内からの風景が、完全に非現実的なわけですね。勘のいい人はここで先の展開を読めちゃうのかもしれませんけど、自分は鈍いので全然予想出来なかった。単純に、その独創的な表現に見入っておりました。死体の表現もそうですが、特にフィロソフィカルゾンビの能面みたいな顔が凄い不気味。意識下の向こう側は霧で何も見えないとか、そこを抜けると島の風景が広がるシーンとか、映像的に凄く良いです。ただ、途中の反転してからが物語的に魅力が低下してるといいますか、失速感は否めなかったですね。でも、首長竜のCGは邦画とは思えないぐらいレベル高かったですね~。とってもリアルで、ちゃんと怖さも出ていたと思います。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-01-07 21:50:06)
747.  アフターショック 《ネタバレ》 
凄く良く出来てると思うし面白かったんですけど、全く救いようのない作品です(笑)。最初のほうで快楽を楽しみ、ちょっと感じの悪いキャラの面々ではあったかもしれないけど、だからといって自業自得というには可哀想すぎる展開。特に、仲間思いの気持ちが次々と裏切られ、なおかつ人を助ける為にやったことで自分が瀕死の状態になったり死んじゃったりすることばかりなので、人の良心を逆なでするような内容。神父さんも死んじゃうし、あぁ、この世に神なんていないのよね~って気持ちになる。そんでもってあのゴロツキども、金だけとってどっかいきゃいいものを、赤の他人にあそこまでするもんかね。地震の映画ではあるけど、全体としてみると天災より天災に遭ってパニックになった人間や悪人のほうがよほど恐ろしいと思わされる。まぁとにかく、そういう不条理も含めて娯楽として楽しんでください、という、パニック映画に対するアンチテーゼ的なパニック映画、とでもいえる作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-07 20:22:23)(良:1票)
748.  マジック・マイク 《ネタバレ》 
ソダーバーグ作品ということで、 また変にアートっぽく仕上げてるのかなと思いきや、 映像的にも内容的にもすんなり見れる娯楽作品に 仕上がっておりました。 マジック・マイクとアダム、最初は正反対の二人が だんだんと入れ替わって行く様が面白い。 肉体美だけでなくショーも毎回凝っていて、あれなら 女性達も毎度頼んでみれるだろう、と思う。 それにチャニング・テイタムのダンスがキレキレ。 普通に素晴らしかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-07 01:01:19)
749.  許されざる者(2013) 《ネタバレ》 
アカデミー賞も受賞したハリウッドの名作を、邦画がリメイクするということで、その心意気は買いたいと思うんですね。実際に鑑賞してみると、物語の舞台をそのまま日本に置き換えてもさほど違和感がなくて驚き。なにより、未開拓の北海道の風景が素晴らしい。そして明治初期の建物も、たぶんセットなんでしょうけど良く出来てて見入りましたね~。明治初期はアイヌを和人と区別し、その文化や権利が迫害されてきた歴史がありますから、そういうのを今一度思い起こさせる内容にもなってます。演技的には、柄本明さんと柳楽優弥さんの熱演が特に印象的でした。特に、最初の頃と終盤で二人ともキャラが変わってくるわけですね。最初に十兵衛の家を訪れるときのしゅっとした金吾と、自分は嘘つきだと吐露し素を露わにする金吾。そして最初はやんちゃで強がっていた五郎と、もう人は殺したくないと泣きじゃくる五郎。その変化が見どころかなと。逆にマイナスだと感じた点は、佐藤浩市の役はもっとクールで冷徹なほうが良いような気がするので、少し喋りすぎかなと感じたのと、なつめの顔の傷がそれほどたいしたことなくてあまり可哀想でない点。主人公はどうやら女子供を殺したわけではないようなので、実は許される者なんじゃないかな?という気もして、お店の主人を最初に殺したのはそういう善人キャラを吹っ飛ばしたくて、後からつけたような気がしてしまうわけです。ヒーローなどいない、この世は勧善懲悪の世界ではなく、すべてはグレーである、というイーストウッドのテーマに忠実ではあったと思います。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-01-06 21:42:37)
750.  真夏の方程式 《ネタバレ》 
「容疑者Xの献身」ほど、ストーリー的にぐっとくる内容ではありませんでしたが、相変わらずよく練られた脚本だなと、その完成度はやはり感心するものがあります。大人達は、子供をかばうために色々と奔走するわけですが、結果としてそれは子供のためにならず、娘さんはずっと苦しみ続けていたんだと。その点が深いですね。涙を流しながら、育ての父と鏡越しに向かい合うシーンが一番の盛り上がりどころでしょうか。あの男の子には、事実を知ってひねくらずに、科学的思考を持つ優秀な大人になってほしいものです。個人的には、そういう犯罪絡みのシーンよりも、ペットボトルロケットを打ち上げて海中を見せてあげてるシーンが一番良かったです。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-30 22:08:24)(良:2票)
751.  最後の忠臣蔵 《ネタバレ》 
とても日本的なお話だと思いました。ただひたすら、忠義に仕える男の物語。武士の考え方、生き方というものが、よく理解出来ました。役所広司はさすがの演技でしたね。目の動き、充血した目、彼は目で表現する役者。そんな大物にたじろぐことなく、桜庭ななみちゃんも堂々と演じられていたと思います。可音は16歳。まだまだ若いし、孫左衛門が父親となって一人で育ててきたから、嫁に行き彼と離れて暮らすことを最初は拒んでいた。昔の人は結婚も早かったですもんね~。でも、自分は武士の子だから、ということで、考えを改めていく。あぁ、武士というのは、潔いということなんだなぁ。孫左衛門の最後の切腹もそうだ。現代的な観点で言えば、そこはやっぱり、これからはおじいちゃんとして可音とまた過ごせればいいのに、て思う。でも自分は、可音を密かに育て上げるという使命故に、たった一人生き延びていた。その役目が終わったから、潔く切腹する。人間だから、みんないろんな考えや葛藤を持って生きている。だけども、そこをデジタルにすぱっと道筋通す。それが武士。だからこそ武士は、いつも美しさと切なさを宿命的に併せ持ってる。それがよくわかる作品でした。
[地上波(邦画)] 7点(2013-12-29 16:38:22)
752.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 
スーパーマンがどのようにして誕生したのか、彼の故郷であるクリプトン星の風景、両親の思い、敵の思惑等、とてもわかりやすく説明されていて、見やすいアクション映画でした。生みの親のご両親もいい人っぽいのでその遺伝子もあるのかもしれませんが、やはりクラークを育てた、地球の育ての親が素晴らしくて、それで良心を育んだんだというのが大きい。父からは自己犠牲の精神を、母からはたっぷり愛情を感じて育った。だからこそ、地球のみんなを守りたいっていう気持ちが芽生えた。そういうのがきちんと描かれていて良かったです。アクションは、これまでのスーパーマンシリーズと比較するとその速度の速さが目を引きます。クリプトン星人は強大な力を持っている。だからこそ、凄まじい早さで飛び回ったり、闘ったりすることが出来る。地球人の目から見れば、まさに目にもとまらぬ早さ。そういう素早さの表現をこだわっていたように思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-12-27 19:52:08)(良:1票)
753.  恋人までの距離(ディスタンス) 《ネタバレ》 
列車で偶然出会って、話してみたら意気投合、一緒に下車してウィーンの町を散策。ちょっと知的な話を楽しみながら、いつのまにやら接吻する仲に。そして半年後に再会することを誓い、名残惜しい別れ。あぁ、なんというか、「行きずりの愛」の理想型だなという感じがします。本当最初から最後まで、この二人だけ、そしてお話してるだけなんですけど、その甘酸っぱさにこっちまでにやけてくる。演技も凄くナチュラルで、まるでドキュメンタリーでも見ているような感覚。こういうセリーヌみたいな女性、どこかにいないかな?日本のセリーヌさ~ん、見かけたらすぐに声かけますんで、僕の前に現れてくださ~い!(笑)
[地上波(字幕)] 7点(2013-12-24 14:02:44)
754.  クルードさんちのはじめての冒険 《ネタバレ》 
あまり期待はしてなかったんだけど、 これがどっこい、結構面白かったですね。 終始笑えましたし、特に原始人一家の ハチャメチャっぷりが観てて面白い。 原始時代をそのままリアルにアニメ化しても 映像的につまらないと判断したのか、 思い切って色彩豊かで、しかも巨大な架空の 生物がわんさか出てくる。おかげで目にも楽しい。 ストーリーは至ってシンプルで、外に出ず 新しいものを全て避けることで死なずに生きる お父さんと、新しい世界を求めて冒険する 知的なガイの二人の考えを軸に進む。 そしてお父さんは改心していくわけだけど、彼も 家族を守る為に保守的になっていたんだもんね。 その気持ちはわかる。 そんで良いなと思った展開は、お父さんが 自分を犠牲にしてもうこれまでかってところで 素晴らしい展開で助かるシーンですね。 みんな助かって、そしてみんな成長してる。 素直に面白かったと言える作品だと思います。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-12-23 11:39:09)
755.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
全編に渡って「カイジュウ」という単語が連発しているだけで、監督の怪獣に対する思いがひしひしと伝わってくるのですが、音声解説を聞いてみると本当に日本の怪獣が大好きなんだなと痛感致しました。監督さんは60年代の日本の特撮や怪獣ものを見て育ったそうで、特に「ゴジラ」や「ウルトラマン」、「マジンガーZ」なんかが大好きなんだとか。そしていろんな方々の実名をあげて、ずっと蘊蓄を語っておりました。本作の戦闘シーンは、海の中で闘ってるのが多いのですが、CGの波が実によく出来ていて、その波も実は「葛飾北斎」の波をモデルにしてるんだとか。当然のことながら、イェーガーと怪獣もまたCGなんですけど、CGって重量感の表現がなかなか難しいと思うんですね。でも本作はその重量感を出すことにこだわっていたらしく、それがきちんと見て取れた。個人的に好きなシーンは、船を引きずりながらそれをバットみたいに持って敵に喰らわすシーン、それから怪獣がウェーガーを足で掴んで空を飛び、ビルにぶつけながら高く上がってくシーン。やんちゃキャラの科学者と堅物キャラの科学者の対比とか、ハンニバル・チャウの金ブーツとスーツ姿とか、人物キャラも印象的。みんなそれぞれ最初はわだかまりや悩み、対立がありながらもそれが一つになることで人類を救っていくという、定番だけど安定した流れで終始楽しめました。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-12-20 00:25:14)
756.  インポッシブル 《ネタバレ》 
2004年のスマトラ島沖地震による大津波で被災し、生還した一家の真実の物語。まずなによりも、津波が押し寄せてきて、ルーカスとマリアが流れる濁流の中で必死にもがくシーン。とってもリアリティがありましたね~。なんというか、自分もその惨状を追体験しているような気分にさせられました。2度の津波に襲われ、そして水中で身体が様々なものにぶつかる。そういう状況で、家族5人が助かったのは本当に奇跡ですね。脚の怪我や、飲み込んだなにかを嘔吐するシーンなど、けっこう痛々しいシーンもきちんと描いていて、より恐ろしさが伝わってくる。ルーカスもヘンリーも良い演技でしたが、やっぱりマリア役のナオミ・ワッツに拍手ですね。女優魂が感じられる。ヘンリーが必死に探しまわり、ようやく再会するシーンも勿論感動的ではありますが、それよりもルーカスが周りの人たちのために名前を集めて呼びかけ、他人の家族を再会させてあげたり、「それじゃだめだ」と男性が電話を2度貸してくれるシーンとか、そういうエピソードがぐっときます。いつも近くにいてそのありがたさに気づきにくい家族の関係、そして人々の善意、そういうものを再認識出来る作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-06 22:19:39)(良:1票)
757.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 
先日、ポール・ウォーカー氏が事故死したというニュースを聞き、大変驚きました。そのニュースの後に本作を鑑賞すると、、、、なんだか普通に見れないですね。どうしても現実がちらついてしまって、カーアクションを純粋に楽しめない、、。はたして続編制作はどうなるんだろうか、、、。まぁとにかく、一本のアクション映画として見れば大変良く出来てます。シリーズの最初の頃のイメージを持っていた自分としては「あれ、こんな作風のシリーズだったっけ?」て思うぐらい、規模がド派手になってます。序盤のカーチェイス、そして中盤の戦車シーン、さすがはカーアクションを売りにしているシリーズだけあって素晴らしいスピード感とカット割り。車がまるで駒のように回転し中を舞う。終盤の旅客機シーンもなかなか。それでいて女性同士の肉弾戦も、その完成度には目を見張ります。話はたいしたことありませんが、アクションの出来映えは文句無しです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-12-06 20:56:17)
758.  リンカーン 《ネタバレ》 
巨匠であるスピルバーグ監督。これだけの地位を作り上げても尚、新しいことにチャレンジしようとする姿勢には頭が下がる。おそらく彼にとって本作は、かなりの挑戦だったのではないか。その作風たるや、彼のこれまでの作品とは真逆である。スピルバーグ監督は、言葉より映像で語る作風である。しかし本作は、映像より言葉で語ろうとする。全編音楽が鳴り響くはずの彼の映画が、本作では音楽無しの場面が圧倒的に多く、付随しても実に控えめだ。露出過多で人工的な映像美が多かったこれまでと比べ、映像は自然な美しさを目指している。そして内容もまたベクトルが逆である。スピルバーグがリンカーンを映画化すると聞いて、リンカーンの一大歴史劇を期待して鑑賞した人も多かろう。しかし、そんな内容ではない。いわゆる、「スペクタクル」な要素を意図的に避けており、名言すらも本人には言わせない。リンカーンといえば奴隷解放宣言が有名だが、それはいわばただの言葉であって、実質的に意味があるのはその後の第13条修正にある。人々は政治に、理想や勧善、崇高さを求める。しかしリアルな政治の世界は、もっと泥臭く地味なものである。奴隷解放を実現するためには、理想だけでなく、それがきちんと機能するよう明文化しなければ意味がない。支持取り付けのために、あらゆる手を使って奔走しなければならない。それは英雄リンカーンとて同じである。ただただリアルに、現実そのものを、まるで記録映画のごとく写し取りたかったのだろう。民主主義はとても時間がかかるシステムだが、無秩序ではないのだ、というメッセージもよく伝わってくる。抑揚のない展開が続く中、一人一人賛成と反対を言う採決のシーンは本作一番の見せ場だ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-11-19 23:12:37)
759.  ハングオーバー!!! 最後の反省会 《ネタバレ》 
前二作と比較すれば、確かにパワーダウン感は否めません。このシリーズ特有の、度を超えた下ネタ、そしてきわどい人種ネタのオンパレードだったのが、本作ではかなり控えめになっている。でも、愉快なノリはそのまま引き継がれていて、相変わらず笑かしてくれましたよ。キリンの首スパンでさっそく観客のハートをゲット。チャウの暴走と、アランの自己中。これが本作の両輪です。結婚してめでたしで終わるのは、ちょっと平凡過ぎるよ!と思っていたら、エンドロール中にいつもの「二日酔い」が。一日で出来るおっぱいってどんなお薬やねん(笑)。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-11-11 23:03:19)
760.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
世界観は結構好みでしたね~。荒涼とした地球の風景と、もの凄く未来的でハイセンスな乗り物やスカイタワーの対比。特に、一面が雲の上の世界にあるスカイタワーの風景がお気に入りです。舞台は2077年、人々が他の惑星に移り去り、人がほとんどいない地球。これがまた実にハードコアで、昔ながらのバリバリなSF設定ですね。だけど話が少し進むと、SFからラブストーリーに変化していく。そしてさらに自分の正体がわかることで、敵と味方が反転し、「自分の気持ちの通りに生きることで世界が救われる」という展開になっていく。いわば本当の自分を発見する物語になっていく。この進み方もなかなか巧いなと感じました。そしてラストには、自分とはまた別のクローンが嫁さんのところに行って、それでハッピーエンドになるっていう、これまたバリバリのハードコアSFに転結して終わる。内容的に、こういうSFらしいSFの超大作は久しく観てなかったのでそれだけでも嬉しい。後はなんといっても、「日の光の下のSF」であるという点が特筆すべきところ。近年、SFの舞台はどんよりした暗い舞台世界がお決まりだったので、青空の下、明るい光のSFというのを今やるとこれまた新鮮に感じる。それも気に入りましたね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-10-30 12:50:57)
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