741. 恋しくて(1987)
「大混乱」ハワード・ドゥイッチ監督作ということで鑑賞。主人公はワッツでしたね。分かりきってる強がりが痛々しいと言うか甘酸っぱいと言うか。青春恋愛ものの良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-03-21 00:56:11) |
742. ノックは無用
《ネタバレ》 アン・バンクロフト映画デビュー作ということで鑑賞。21歳のお姿は、恐れながら、妙に老けていて尚且つ垢抜けていなくて微妙でした。しかし、心底ビックリした主演リチャード・ウィドマークの相手役として見劣りしない存在感は流石であります。本作でのウィドマークは至極イイ人で身構えていたのに肩透かし。思ってもいなかったコワイ系の話でしたが、マリリン・モンローの一本調子な演技に怖さ半減白けました。まさかの共演お宝映像に「ありがたや~」の7点 [DVD(字幕)] 7点(2022-03-09 01:47:34) |
743. 大混乱
アネット・ベニング映画デビュー作と言うことで鑑賞。可も無し不可も無しの薄い存在感でありました。横山たかし・ひろしのようなダン・エイクロイド、ジョン・キャンディ。ドタバタ模様に笑わされ、ちょっぴりホロリとさせられ、頭とお尻が禿げた巨漢熊のド迫力に驚かされ。なかなかに楽しませて貰えた作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-03-08 16:29:38) |
744. 賭場荒し
7人の男女がモンテカルロカジノ大金庫から400万㌦盗み出すお話。長年に亘って計画を練ったエドワード・G・ロビンソン、実働部隊リーダーのロッド・スタイガー。思わぬ展開から明らかになった二人の因縁にホロリと。警備の緩さに「ん?」となったものの、なかなか手の込んだ作戦にハラハラさせられました。「なんじゃそりゃ!」な結末に苦笑いでありました。 [映画館(字幕)] 7点(2022-02-27 21:37:40) |
745. サイレント・ムービー
《ネタバレ》 お話自体は実に他愛なく、ヒットを当て込んで大スターを集めるという脚本軽視の姿勢が本作そのもの。ドタバタコメディはマルクス三兄弟やチャップリンのインパクトには及ばないもののライザ・ミネリ編での爆笑を始めとして大いに笑わせて貰えました。(監督特有の生理的に汚いネタはドン引きでしたが)最大のセールスポイントである出演大スター76年当時の瑞々しい姿にウットリ。監督夫人アン・バンクロフトの心の底から楽しんでいるような姿はお宝映像。 「眉間にシワ寄せんと、パーッと! 明るく 陽気に いきましょ~」テンション上がる快作です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-02-26 11:23:44) |
746. リトル・ニキータ
《ネタバレ》 シドニー・ポワチエ目当ての鑑賞。クレジットのリチャード・ベンジャミン、リバー・フェニックス、リチャード・ジェンキンス、ボー・ゴールドマンに「へぇ」連発乱れ打ち。MIPはリチャード・ジェンキンス。スリーパーだって恋をして結婚して妻子を守り愛する姿に映画の絵空事でないものを感じました。シドニー・ポワチエの眼力はさすがの存在感&安定感ですが、パンイチでのベッドシーンはカットでよかったですね。尺に対して詰め込み過ぎたエピソードがツッコミどころ満載なのですが白けるところなく惹き込まれた、不思議な佳作です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-02-18 15:29:06) |
747. ハウス・オブ・グッチ
アル・パチーノ出演尚且つジェレミー・アイアンズ共演と来た日にゃ行かなきゃ。迷いましたが、行かずに後悔するのなら行って後悔したほうがマシかと言うことで駆けつけました。 ビヤ樽のようなお腹に「食べ過ぎですか?運動不足ですか?」目がテンになりましたが、兄弟の役柄での2ショットに「ありがたやありがたや」 更に咆吼シーンでの地鳴りのようなド迫力に「アル様~」 又、アイアンズの抱擁シーンでの開かれた手に「素敵~」 年甲斐もなくコーフン状態。大満足! 義理、人情、恩義の概念がゼロのお家の恥部が描かれているのですが、監督を始めとするキャスト・スタッフが超大物揃いと言うことで宣伝効果にもなるとグッチ側は映画化を了承したのでしょうか。お話的には「そういう事があったのですね」以上の感慨無く。 レディ・ガガのオスカー獲るかもしれないと感じた怪演ぶりも記憶に留まりそうです。 [映画館(字幕)] 7点(2022-02-09 01:45:03)(良:1票) |
748. スペードの女王
お目当て無し、予備知識ゼロでの鑑賞。 トップクレジットのアントン・ウォルブルックに「へぇ」「当たりかも」でしたが、抑揚無い辛気くさい姿に「ダメだこりゃ」のリタイア寸前に。しかしながら、伯爵夫人との対峙シーンから結末まで、昔よく思った「ガマンガマンここから面白くなる」が当てはまる、演出演技共に画面に釘付けとなった絶品ぶり。空に羽ばたいて行く鳥達の姿が粋でありました。 トータルで当たりと言える作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-02-06 19:06:29) |
749. 星の国から来た仲間
ドナルド・プレザンス、レイ・ミランド、エディ・アルバート共演というところだけでの鑑賞。再生してのディズニー作品に「どういう事???・・・」混乱しましたが、子供にも安心して見せられるファンタジーをまぶした勧善懲悪ものでまずまず楽しめました。件の三名は名優の名に恥じない存在感で作品の格を高めております。中でもプレザンスの物静かであっても感情が窺える語り口はいつも通りに惚れ惚れさせらる名人芸。掘り出し物な良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2022-01-04 15:06:34) |
750. かもめ食堂
フィンランドの食堂らしくイッタラ製テーブルウェアがふんだんに見られてウットリ。お高いけれど少~しずつ揃えていきたいと思った次第。食堂の雰囲気にピッタリとマッチした小林聡美の孤高のサムライで且つ人情も持ち合わせているかのような振る舞いが絶品でした。先日の「おにぎり騒動」を聞き及ぶにつけ、本作から潤いや許容を感じるところです。良作。 ガッチャマンの歌は3番まで覚えている私は善人なんですかね? [インターネット(邦画)] 7点(2022-01-03 19:59:33) |
751. 霧の夜の戦慄(1947)
製作も兼ねたジェームズ・メイソンが一人二役にて実生活の妻であるパメラ相手に犯罪者の心理に迫る作品。意欲作なのでしょうが、屈折・妖気を感じられなく、突き抜けたシーンもなく、何故そうなるのかな結末と併せて盛り上がりに欠けるものでした。 しか~しながら、 手フェチ且つ声フェチな私。38歳若きメイソンの velvet voice をた~っぷり聴かせてもらえて耳福であります。 こいつぁ春から縁起がいいわい [DVD(字幕)] 7点(2022-01-01 20:05:01)(良:1票) |
752. 肉体の盛装
京都を舞台にした芸者の「金の切れ目が縁の切れ目」な生き様が描かれています。男の恨み節に対して「こっちは大事な体を提供してまっせ」に説得力があった佐久間良子。この手の役どころは若尾文子の右に出る者無しが覆る絶品さでありました。市役所勤めの妹役が藤純子。真逆なキャスティングでも違和感無いのは流石名女優。トーンダウンの結末にずっこけましたがまずまずの良作です。 いつも通り鑑賞後に観た予告編がネタバレ全開でびっくりしました。こんなのダメでしょう。 [DVD(邦画)] 7点(2021-12-31 02:14:49)(良:1票) |
753. 破れ太鼓
オープニングの「・・・ドンドンドドンドンドドドン・・・」の歌声にヘンなのを借りたかもと不安に。森雅之さんが長男役(10歳ほどしか違わないのに!)でもう一つ影が薄いのにも盛り上がりません。しかし、良く出来たホームドラマで弱った暴君にかける次男の言葉に泣かされました。木下恵介、小林正樹コンビによる小品にして豪華俳優陣(あのバイオリン弾きのオトーチャンが滝沢修さんだったとは10000へぇ)が魅せる名作で、鑑賞後は「ドンドドン」が味わい深いものとなっていました。 [DVD(邦画)] 7点(2021-12-29 23:13:33) |
754. 相続人(1973)
スーツ姿がビシッと決まったジャン=ポール・ベルモンドの立ち居振る舞いに惚れ惚れ。先代父親の死因に迫る展開が雑で曖昧で興に乗れず仕舞い。音楽に聞き覚えがあり、過去に観ていたのかもしれません。 [映画館(字幕)] 7点(2021-12-27 23:47:14) |
755. 狙撃
冒頭での狙撃シーンに2点、岸田森の屈折ぶりに1点、お目当て森雅之さんの目だけは笑っていない微笑に4点。 加山雄三の持ち味(失礼)棒な台詞回しに苦笑するも寡黙な人物が幸いして観るに堪えるものでした。ただ、浅丘ルリ子との絡みは邦画史に残る珍シーンを始めとするグダグダな演出で開いた口がふさがらないものでした。製作者の独り善がりというか思い入れを感じる記憶に留まりそうな珍作です。 [DVD(邦画)] 7点(2021-12-25 04:22:25) |
756. 少佐と少女
《ネタバレ》 ジンジャー・ロジャース31歳がもうすぐ12歳の少女を演じるのも大概なのに少佐が最後まで少女だと信じているなんて! 嘘くさい話を白けることなく観られたのは、脳天気、もとい、爽やかレイ・ミランドのなせる技でしょうか。ハリウッド監督デビュー作にしてワイルダー節炸裂の台詞、演出は流石巨匠。ヴェロニカ・レイク軍団には大笑いでありました。 シャルル・ボワイエをチクリと刺していましたが、シャルル・ボワイエの意見で脚本を勝手に書き換えられた怒りから監督に転向したというのに100へぇであります。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-21 04:44:59) |
757. ネバーセイ・ネバーアゲイン
意外と楽しめました。ソフトバンク会長が浮かんだクラウス・マリア・ブランダウアーの味のある悪役ぶりが目を惹きました。ローワン・アトキンソン出演に100へぇ。ビーンを思わせる怪演にクスクス笑いが止まらなかったところです。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-06 03:21:01) |
758. 女王陛下の007
初見。雪崩シーンを筆頭にスキー追跡シーン、テレサ奪還突入シーンの超ド迫力、並びに、呆然状態のラストシーンにスパイ活劇として秀作。ジョージ・レーゼンビーに矜持を持って粋で洗練されたボンド像が見られないのがマイナス。序盤のモタついた展開も白けるところ。ホロリとなったマネペニーの涙以降の結末にシリーズ異色作として記憶に留まる評価に迷う作品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-11-30 12:22:59) |
759. レッド・ノーティス
ルパン三世のような、名探偵コナン世紀末の魔術師のような。 騙したつもりがチョイと騙された展開は舞台と主演三人の華やかさに大いに惹き込まれました。父親云々身の上話は余計だったかなぁ。三人のスケジュールを何とかやり繰りして続編を作って欲しいと願って止みません。 スカッと爽快! 芯から楽しめた快作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-11-29 15:16:57) |
760. ムクドリ
「悲しみは半分、喜びは二倍」絆のあり方を思わされました。ムクドリを絡ませた展開はお見事。獣医さんとカウンセラーの存在が今一つ中途半端だったのが惜しいところです。見応えある良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-11-29 02:33:29) |