61. ジョゼと虎と魚たち(2003)
原作読んでないんだけど、脚本が良かったなぁ。リアルすぎる女たらしのにいちゃんにやられました。ただし映画としては、池脇も上野も出てくるたびに、「何か違う」感があっていらいらさせられます。つまぶきクンは、これまで僕が見た中では一番ましでした(ほめるほどではないけど)。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-27 23:09:03) |
62. 大統領の理髪師
前半は三谷映画くさいのりで楽しめた。後半は暗い時代に入り、笑いも減ってつらかったが、上手にしめられていた。 [地上波(字幕)] 7点(2007-04-13 22:41:57) |
63. ゼブラーマン
三池さんのいつもの妙な小動物(?)はあんまり笑えない。仮面ライダーみたいな悪の秘密結社路線を踏襲してもらったほうがよかったんじゃないかな。ゼブラーマンが超常的能力を発揮するにいたる契機も説得力が足りない。とはいえ渡部篤郎など、配役陣の演技力でそれらは十分補われていた。 [地上波(邦画)] 7点(2007-01-26 10:48:25) |
64. リード・マイ・リップス
かなり変な話で想像もつかない展開が楽しめます。監察官のくだりは確かに唐突でよくわかりませんでした。カットしすぎたんじゃないかな。 [地上波(字幕)] 7点(2006-11-21 23:15:37) |
65. ミート・ザ・ペアレンツ
ちょっとやりすぎ感はあるけれど、ラストに向けての直接対決にはほろっとさせられました。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-17 13:52:52) |
66. SAYURI
エキゾチック・ジャパン、という感じですね。どちらかというと、僕らには中華風に見えるけれど、その中国のイメージさえ、映画からきてるところも大きいから、こうなると何が本当だかさっぱり。にしても直前に、MHK新日本風土記「鴨川」で、舞妓さんを見た直後だったから、違いが際立った。京都らしい、はんなりとした強さとか色気というものは、アメリカ人には理解できないのかなぁ。僕はそれにあこがれて京都に行ったんだけど。 とはいえ、これはこれで美しかったし、都おどりも、あののっぺりした照明はやめて、もうちょっとめりはりのきいた演出を考えてもいいのではないかなぁと思った。本当に伝統というなら、かつては灯明をともしていたのだろうし、明るい照明は何をやっても伝統とはかけ離れてしまうのだから、それならこういうあり方もありなのではないかなぁと。 [地上波(字幕)] 6点(2013-08-06 22:15:16) |
67. 舞台よりすてきな生活
細かいギャグは今一つ笑えない。自分の子どもが他人になついて、自分をおいて成長していってしまうのを悲しく思う母親も世の中には確かにいるかもしれない。だけれど、わざわざそういう人の話を聞きたくもなかったし、たぶん自分だったら、どちらの立場でも、子どもの成長に出会えただけでうれしいし、誰かが自分の子どもをこんなにも伸ばしてくれたら、うれしくなって、友達になりたくなると思う。でもそういう葛藤はよく描けていると思った。 [地上波(字幕)] 6点(2013-03-26 01:04:09) |
68. ジュリー&ジュリア
冒頭、白黒テレビの中でのジュリアの料理シーンに、ジュリーが「adorable(可愛い人ね)」とコメントするところがあって、アメリカにも、かわいいおばあちゃんいるじゃんっていうことを発見してしまった。そう、まさにアメリカ版かわいいおばあちゃんなんだろう。NHKの大河ドラマの主役になりそうな人だ。でかくて、負けず嫌いで、とても明るい。あけっぴろげで、細かい駆け引きとはしなさそうで、うれしいときにはいっぱい笑い、悲しいときにも思いっきり泣く。そしていつもきれいにしている。良い友人に囲まれ、とりわけ素敵なだんなさんに愛され・つくされ、幸せいっぱい。 こういうイメージがアメリカのかわいいおばあちゃんなんだなって、よくわかった。 かわいいおばあちゃんが世界共通、時空を超えて普遍的なのか、それとも、日本とアメリカの共通性なのか、あるいは現代日本と現代アメリカの共通性なのか。 ただし、僕にはメリルはあんまり魅力的にはうつらなかった。演技がおおげさすぎるように思って。 後からジュリア本人の料理番組をYOUTUBEで見てみた(やまほどあった)。うん、やっぱりメリルの演技はわざとらしい感じだなぁ。笑いすぎる。 ジュリア本人は(少なくともその番組のなかでは)あんまり笑わない。 彼女は、素朴で不器用でおおざっぱなところが愛されてたんだろうと思う。たぶん、「洗練されたフランス料理」というイメージとのギャップが良かったんだろうなぁ。NHKの「きょうの料理」で、やはり日本の家庭にフランス料理を広めた帝国ホテルのシェフ村上信夫のキャラと重なる感じ。 その番組ではオムレツを作ってたんだけどできあがったオムレツを「もしだれも見てなければこうして手で直しちゃっても構いません」みたいなことをやってる。もちろん誰も見てないどころか数百万の人が見ているような番組のなかなのだが。youtubeのコメントにも「clumsy(不器用)」で「lovely(かわいい)」というコメントが。なるほどね。 [地上波(字幕)] 6点(2012-04-10 21:22:11) |
69. ホリデイ
驚くような展開はありませんが楽しく見られました。 [地上波(字幕)] 6点(2011-02-28 23:09:26) |
70. パリ、恋人たちの2日間
笑えるところはたくさんあったけれど、はじめから最後までテンションが上がりっぱなしで、話にアップダウンがないのはちょっと。少々シニカルにすぎるかな。次回作は、もう少しこなれることを期待したい。 [地上波(字幕)] 6点(2011-02-18 22:18:25) |
71. スティーブン・キング/ドランのキャデラック
演技の質は悪くないです。原作は未読ですが、キングらしい雰囲気は伝わってきます。ただ、最後の場面は少々長すぎ、あの展開なら15分ははしょっても良さそうだなと思いました。 [地上波(字幕)] 6点(2011-01-29 23:09:03) |
72. キャプテン アブ・ラーイド
珍しいジョルダンの映画だが、良くも悪くもカルチャーギャップは感じない。監督は豊かな階層の出身で、アメリカに留学して映画作りを学んだというから、基本に忠実なわかりやすい作品になっている。ヒロインはモデルさんのようで、多少演技はかたいが、重要な役を振られているこどもたちは、それぞれの役割をしっかり演じている。クレーンを使いながらとられる、高台に位置するアパートの屋上からの風景も、やはり基本に忠実という感じだが、とても美しい。この映画を見た後、ジョルダンの旅行記をネットで探して読んでみたが、暖かい人情味のあふれる国のようだ。ぜひ行ってみたいなと感じた。 [地上波(字幕)] 6点(2011-01-21 09:22:25) |
73. マスター・アンド・コマンダー
いちばん印象に残ったのは船長と船医とのあいだのかけあいで、あとはそれをリアルに描くための舞台装置、という印象です。荒くれ船員と士官の対立をうまくおさめる船長の苦労とか、ガラパゴス諸島におとずれたセミプロ博物学者のワクワク感とかに感情移入できるような人なら楽しめるかな。そういう意味で、ガラパゴスについたあたりからが、楽しかったです。エンディングも粋でよし。 [地上波(字幕)] 6点(2010-02-14 01:10:48) |
74. ブロークン・フラワーズ
《ネタバレ》 最後までそこそこ楽しくは見られたけれど、やっぱり「えっそれで終わりなの」とは思いました。ビルの役柄も、いかにもという感じで、驚きはないかなぁ。 [地上波(字幕)] 6点(2010-01-17 22:09:23) |
75. 鉄コン筋クリート
映像はすばらしい。でもそれだけといっちゃ、それだけかなぁ。 ピュアな心の男の子と、悪い大人、そしてその間に立つ青少年の葛藤という設定は、思春期の子には訴えるのだろうけれど、それにしてももう少し何とかならなかったのか。それでも蒼井優のシロは素晴らしかったのに、特に後半、クロの心の声の演技はひどすぎで、映像のリアリティを台無しにしていた。やっぱり声優はプロにまかせるべきでは? 話題性だけで、タレントを起用するのはやめにしてほしい。 [地上波(邦画)] 6点(2009-08-08 21:07:48) |
76. UDON
皆さん厳しい評価ですが、僕はそこそこ楽しく見られました。あのうどんブームを、映画にするならこのくらいのストーリーにしかならないのでは。実際に麺通団の「恐るべきさぬきうどん」を読み、高速を飛ばしてうどんを食べに行った者としては、そのブームを振り返る楽しさはあった。個人的にはそれ以外の部分は余計といえば余計だが、それでも一般の映画として成り立たせるためにはあのくらいのストーリーのつけたしは必要だったのかなと思ってました。でもここでの評価からすると、あれじゃあ一般の映画として成り立ってなかったということかなぁ。それならもっと低予算で、少数のうどんマニアだけが喜ぶような内容にしたほうがよかったのかもしれませんね。 [地上波(邦画)] 6点(2008-05-25 01:34:27) |
77. 容疑者 室井慎次
先に「交渉人」を見ていたからかもしれないが、そこそこ楽しく見られた。確かに地味ではあるが、室井さんのキャラを楽しむストーリとしては、こんなものだろう。もっともこれを映画館でお金を出して見るかと言われると、つらいかもしれない。 [地上波(邦画)] 6点(2008-05-25 01:13:10) |
78. ラヴェンダーの咲く庭で
《ネタバレ》 うーん、ここまで若者たちを礼儀知らずで恩知らずの自己チューとして描かなくても、十分ストーリーは成り立つだろうと思うんだけどどうだろう。あれだけお世話になっていながら最後に黙って出て行っちゃうのは、日本人としては全くありえないように思える。コンサートに出演するなら、切符の一つも送ってやれなかったのか。「若者=無作法」「芸術家=非常識」とかいうステレオタイプを強調しすぎていて、かえって非現実的でありえない気がする。イギリス人からすればさらに「外国人=マナーを共有しえない人々」ということなのかも? 「こんな若者を黙って許しちゃえる私たちって、なんて寛容な大人なんだろう」って感情移入しながら見るんだろうか。 [地上波(字幕)] 6点(2007-12-15 23:50:42) |
79. かもめ食堂
妻の友人に薦められて見たのだが、「いかにも」なつくりの割には意外に退屈しなかった。でも同じような雰囲気でも、葛藤があり考えさせられるような映画のほうが好き。うわっつらの優しさという印象がある。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-27 23:00:41) |
80. 天使の肌
「いかにもフランス映画」らしい雰囲気のストーリーと映像なのに、テンポの良さが多少ちぐはぐで、面白みを出しています。 [地上波(字幕)] 6点(2007-03-22 13:04:20) |