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61.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 
結局最後まで救いはないのね…。 マリオったらせっかく大金を手にしたんだから普通に帰ったらいいのに…。 ニトロ運搬でビクビクしてたから帰りくらい思いっきり蛇行運転してやれ!って気持ちもわかんなくはないけどさ…。 緊張と緩和が程よい感じで廻ってくる後半はまさにサスペンスって感じでとっても良かったんだけど、前半はもう少しコンパクトにまとめてあっても良かったかもしれないわね。 スペイン語・フランス語・英語が飛び交う荒んだ町のカオス感や、後にあまりの恐怖でどんどん臆病になっていくジョーの元は豪胆な気質を印象付けるにしても…やっぱりちょっと冗長よね。 緊張状態が長すぎると集中力が切れてくるから、ハラハラドキドキ系の映画はできれば2時間以内に収めてほしいのよね、アタシとしては。 やたら疲れるしさ。 でも全体としてはホント面白かったわー。 救いのないラストも結局はああまとめるのが一番納まりがいい気がするし、度胸のあるヤツが一番評価される的な男子特有の友情もステキだったし。 ロイ・シャイダー主演のリメイク版はどんな感じに仕上がってるのかしらね??
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-02 14:45:21)
62.  ルパン三世 バビロンの黄金伝説 《ネタバレ》 
なーんかイマイチだったわ。 ある意味ルパン映画の中では一番TV版のノリに近い感じで、とっても懐かしくはあったんだけど…あのノリで延々2時間やられるとけっこうツライわね…。 アタシ的には荒唐無稽なストーリーもハチャメチャな展開も全然許容範囲内なんだけど、変な顔の看板?でのバイクチェイスとか列車での銃撃シーンとか、とにかくやたら長い場面が多すぎじゃない?? 全体的にテンポが悪いっていうか。 …無駄を徹底的にそぎ落としたら案外おもしろい作品になってたような気もするんだけどねえ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-07-01 16:12:49)
63.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
とっても良かったわ。 特に何が起こるってわけでもないんだけど、女優3人のほのぼのした雰囲気だけで延々と見てられる感じ。 主人公サチエがとっても丁寧に毎日を生きてる姿がホント清々しいっていうか。 アタシもこういう人になりたいわー。 そしてなんといってももたいまさこ! もう彼女の存在自体がアタシ的にはツボで、出てくるたびに笑っちゃったわよ。 それから映画の中に出てくる食べ物の数々もホントに美味しそう! でもアタシは食べたい!ってより無性に料理したい!って気になったわ、なんか。 それこそサチエのように毎日穏やかな笑顔で体に良さそうなお料理を作りたいもんだわね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-30 18:05:30)
64.  初体験/リッジモント・ハイ 《ネタバレ》 
アタシは高校までアメリカだったもんで、なんだかとっても懐かしかったわー。 もちろんアタシの高校生活はここまでハチャメチャじゃなかったけど、アメリカ史の授業も生物の授業もとってたし、朝からマリファナ吸ってラリってる男子もホントにいたわよ。 ってことで案外リアリティを追求した作品っていうか。 ところで…ニコラス・ケイジなんか出てた?? アタシは全然わかんなかったわ…。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-28 13:55:09)
65.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
いやー、スッキリしたわ。 結婚離婚を繰り返して3人の子持ち、教養もなくガサツで口も悪い女エリン・ブロコビッチが、天職とも言うべき仕事を見つけて成功していく様子がホント痛快っていうか。 ジャンルは全然違うんだろうけど、アタシはこの映画を見て同じくジュリア・ロバーツ主演の『プリティ・ウーマン』を思い出したわ。 社会の底辺を這いつくばって生きてるようなオンナがどんどん成長して、しまいには自分を軽蔑してたような人たちを見返してしまうっていう気持ち良さはまさに庶民の味方って感じでホント痛快! 決定的な証拠と634人分の署名を突きつけてポッター&テレサのエリート弁護士コンビを唖然とさせるシーンなんて、『プリティ・ウーマン』で高級ブランドショップの店員に逆襲したシーンへのセルフオマージュなんじゃないかと思っちゃったくらいよ。 ところでエリンはジョージとその後も仲良く暮らしてるのかしらね?? 外見はパンチ効いてるけど、子供にも好かれててなかなかいい人じゃない! 大切にしなきゃダメよー。 なんつって。 あ、冒頭のウェイトレス(名札がジュリア!)がカメオ出演のエリン・ブロコビッチ本人なのねー。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-26 15:58:53)
66.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 
面白かったわ。 でも…どう考えても二人の幸せそうな写真は不倫の証拠にはなってもダンナ殺害の証拠にはならないわよね。 もうすでにジュリアンが全部自供しちゃってたんでしょうけど…。 「忘れ物して会社に慌てて戻ったらエレベーターに閉じ込められちゃったんです!」って言い張ればよかったのにねえ。 それにしてもあのバカップル! ヤツらさえいなければ今頃二人は幸せに…って違うか。 悪いことしたら必ずバレるってこと? うーん…イソップ物語じゃあるまいしフランス人がそんな教訓めいたことをわざわざ映画にするはずないわよね。 …服役後の自分の美貌の衰えを憂いながら「でも写真の二人はいつまでも一緒…」って虚ろな瞳で呟くジャンヌ・モローの強烈な存在感! 完全に狂っちゃってるわ。 …ってことでこの映画のテーマも結局はフランス人お得意の「愛の狂気」なんでしょうね、きっと。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-18 13:58:32)
67.  エディット・ピアフ~愛の讃歌~ 《ネタバレ》 
まずはマリオン・コティヤールの女優魂に脱帽! 美貌をかなぐり捨ててエディット・ピアフになりきった彼女の演技は見ごたえ十分!!でアカデミー賞も納得よね。 47歳で亡くなったフランスの国民的歌手のお話なわけだけど…こういう類稀な才能を持った人ってどうしてこうも不幸で破滅的な人生を歩むのかしらね? 53歳で亡くなった伝説のオペラ歌手マリア・カラスしかり、ついこの間48歳で亡くなったアメリカの歌姫ホイットニー・ヒューストンしかり。 音楽に限らずだけど、なにかの才能が傑出した「天才」ってのは、もれなくどこかが大きく欠けてるっていうか、私生活は必ず不幸っていうか…。 逆に言えばそれこそが「天才」の証なのかしら? 数々の不運・不幸に見舞われるエディット・ピアフの姿は本当に痛々しかったけど、それを昇華したからこそ彼女の歌は聞く人の胸にズッシリ響くんだろうしね…皮肉な話だけど。 …この映画を見てアタシはエディット・ピアフの歌をもっとちゃんと心して聞いてみようと思ったわ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-11 15:47:42)
68.  帰らざる河 《ネタバレ》 
アラ、案外評価低いのね。アタシはけっこう好きよ、こういう映画。ちゃんと女優してるマリリン・モンローがとってもステキで、アタシは終始ケイ目線だったわ。荒くれ男どもしかいないすさんだ町からどうしても抜け出したかったケイが、詐欺師のようなクズ男につい引っかかっちゃったのはまあ理解できなくもないし、その後の彼女の心情の変化もマリリンの演技でよく伝わってきたわ。助けてくれた父子から馬とライフルを盗む恋人ハリーの姿を見た時点でケイは気づいてたと思うのよね。ああ、この男はダメだなって。そっから先、彼女がハリーを擁護するのは、曲がりなりにもそれまで付き合ってきた人に対するわずかな情けと、自分の男を見る目の無さを認めたくないっていう意地だけ。結局クズ男は最後までクズのまま殺されちゃうわけだけど、問題はその後よ。そのまま父子とくっついても良さそうなもんなのに、結局自分は商売女でしかないってことを認めるかのように、ケイは赤いハイヒールを持って酒場に入って行く…ココが健気でねえ。彼女が酒場で歌う「帰らざる河で失った恋」は間違ってもクズ男のことじゃないわよ!口ベタだけど逞しくて心優しいマットに惚れてるのに「幸せな父子を私のような商売女が邪魔するわけにはいかない」ってことで泣く泣く諦めてるのよ。そこへマットが入ってきてケイを強引に攫っちゃうんだからキャー!!ってなもんで。見てるアタシまでキュンキュンしちゃったわ。…赤いハイヒールを捨てていったケイはきっと問題なくマット&マークと慎ましやかな家庭を築けるわね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-13 17:48:15)
69.  セブン 《ネタバレ》 
かなりヘヴィだったわ…。 7つの大罪をモチーフにしたこの映画、大食・強欲・怠惰・肉欲・高慢まではまあいいとして、嫉妬はミルズの家庭を羨んだジョン、憤怒は妻トレーシーを殺されて激高したミルズ…ってことは奥さんとお腹の中の赤ちゃんは完全に巻き添えってこと? …サマセットとミルズが犯人ジョンのアパートに乗り込んだあたりから、どうもジョンのミルズに対する深い憎悪が感じられるような気がするのよね。 完璧主義者ジョンは自分の計画を崩されたことにかなりの苛立ちを覚えて、その見せしめとしてミルズに究極の不幸を負わせた? あれだけ綿密な計画を実行してきたジョンだもの、本来はトレーシーのような大罪に関係ない人を殺す気はなかったはず。 7つの大罪に相当する7人を殺して終わる予定だったんじゃないかしら。 それがサマセットらの隠れ家発見によって計画変更を余儀なくされて、怒りの矛先は自分の感情をコントロールできない(=怒らせやすい)新米刑事ミルズに向けられた? 大体ジョンが本気でミルズの家庭を羨んだとは思えないし、後半は7つの大罪をどうにかコンプリートするための筋書き変更って感じだもの。 ってことはやっぱりミルズはジョンを撃つべきじゃなかったのよね。 ああいうタイプの精神異常者にとっては計画を台無しにされることこそが最大の屈辱なはず。 …後味はかなり悪いけど色々考えさせられたし、映画としてはとってもよくできてると思うわ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-10 16:05:17)
70.  めぐり逢い(1957) 《ネタバレ》 
とってもステキだったわー。 お互い恋人のいる身でありながら運命の人に出会ってしまって…っていう展開は思いっきりベタっちゃベタなんだけど、色男だけどちょっぴりお茶目なケイリー・グラントと、サバサバしてるけど圧倒的な気品と美貌を誇るデボラ・カーのおかげでとっても自然だったわ。 でも…交通事故に遭って待ち合わせに行けなかったってことは、やっぱりちゃんと伝えるべきだとアタシは思うのよね。 だって理由が分からないのって一番残酷じゃない?? 最後ニッキーが気づいてくれて本当に良かったわね。 それぞれの元恋人、ケンとロイスもとってもいい人たちだし…あのお二人にもちゃんと幸せになってほしいわ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-06 15:09:09)
71.  それでも恋するバルセロナ 《ネタバレ》 
これがウディ・アレンの映画だってことさえ知らなかったアタシ、ホントなんの気なしに見てみたんだけど…面白かったわー。 どこか満たされてないヴィッキーやクリスティーナにすんなり感情移入できちゃうのは、それはそれでどうなのかって気がしないでもないけど…なんか終始「わかるわー」みたいな。 一見気まぐれだけどホントは案外理性的で、自由奔放なアーティスト気質に憧れてるだけっぽいクリスティーナと、一見真面目で堅物だけど実はかなり情熱的なモノを秘めてるヴィッキー…どっちもモノホンの自由人マリア・エレーナの前ではトコトン中途半端で笑っちゃったわ。 けっこう生真面目なアメリカ人と骨の髄までラテン気質なスペイン人の対比は間違いなくステレオタイプなんだろうけど、なんとなく斜に構えたウディ・アレン特有の描写がこの映画ではけっこう心地よくって。 それにしても…現代版カルメンのような激情を演じ切ったペネロペ・クルスの美しさったら!! にしおかすみこみたいなスカーレット・ヨハンソン(なんか似てない?)が完全に霞んじゃって、なんだかちょっと気の毒だったわ。 ホホ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-05-01 21:39:21)
72.  ジャイアンツ 《ネタバレ》 
アメリカの中でも独特なテキサスという土地が歩んできた歴史を、女性の自立問題とかメキシコ人への差別問題なんかも絡めながらベネディクト一家の変遷を通して壮大に描いたこの映画、ちょっとアレコレ欲張りすぎな気がしないでもないけど、さすがに見応えのある超大作だったわ。 でもアタシが何気に一番新鮮に感じたのは、自立するにつれて思い通りにならなくなる子供たちに悩む普通の両親の姿を、大スターのロック・ハドソンとエリザベス・テイラーが老けメイクまでして見事に演じきってることかしら。 戸惑いながらも子供たちに新しい価値観や生き方を教えられる親の姿を、まさかこの美男美女2人が演じるとはねえ。 ってことで家族ドラマとしてもけっこうな良作だとアタシは思ったわ。 そしてジェームズ・ディーン! 石油で大儲けしても結局最後まで満たされなかったジェットの姿は、この映画が遺作となった彼自身とどことなく重なってなんだか切ないんだけど…どこか屈折したような、脆さを秘めた哀愁漂う役柄はやっぱり御手の物よね。 …勝手に複数形にしちゃった日本語タイトルはやっぱりちょっと残念…でも映画史に残る作品であることに変わりはないわね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-24 16:52:13)(良:1票)
73.  グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 《ネタバレ》 
当時フランスの高校生たちが大熱狂して社会現象にまでなったというこの映画だけど…アタシがあんまり入り込めなかったのはやっぱり年齢のせいかしら?? 夢とロマンに生きる海の男たち(ジャックとエンゾ)に惹かれつつもイマイチ理解しきれない女(ジョアンナ)がラストで一生懸命振り絞った一言「Go and see my love.」はとっても切なかったけど…結局ジョアンナは海という共通項で結ばれたジャックとエンゾの強い絆には勝てなかったってことなのかしら? 男の世界は女にはわからん!ってピシャリと言われたようで、アタシとしてはなんとも遣り切れないっていうか。 でもオンナが妊娠したって言ってるのに自殺するオトコってどうなの? しかもそんなエンディングの映画をアンヌ・パリローとの娘ジュリエットに捧げるリュック・ベッソンって…。 やっぱりフランス人って筋金入りの超個人主義なのね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-23 15:44:52)
74.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 
コレは文句ナシにジブリの最高傑作でしょー。 随分ぶりに見たけど年甲斐もなく思いっきり楽しんじゃったもの。 今まで何度も見てるからセリフまで暗記しそうな勢いなのに、見るたびに泣いて笑ってワクワクできるって…ホント奇跡的な作品だと思うわ。 王道だけどよく練られたストーリー、登場人物の魅力的かつ個性的なキャラ設定、独創的な世界観とそれを完璧に表現しきった美術…どれをとっても満点よ! 戦争の愚かさとか自然と共存することの大切さとか、伝えたいメッセージはしっかり込められてるのに、後の宮崎作品のような説教臭さは全然なくってちゃんとした冒険活劇として成り立ってる…そのバランス感覚がホント素晴らしいの。 …名言(?)が多いこの映画だけど、アタシが割に重宝してるのがドーラの「40秒で支度しな!」。 朝とか急いでる時になーんか思い出しちゃうのよね。
[地上波(邦画)] 9点(2012-04-21 21:27:54)
75.  ベスト・フレンズ・ウェディング 《ネタバレ》 
最低なオンナね!! 他人のパソコンから偽メール送信、元カレを解雇に追いやって結婚を台無しにしてやろう!なんて…完全に犯罪行為でしょ。 ジュリアンは元恋人のマイケルが結婚するって聞いてただ単に勿体なくなっただけ。 大して遊んでなかったオモチャでも他の子供にあげることになった途端に惜しく感じちゃうってのと基本的には同じよ。 それなのに勘違いしちゃって、アノ手コノ手を使って結婚式をブチ壊してやろうとする彼女の姿は痛々しい上にホント最低、完全にアウトよ! でも!!なぜか彼女の気持ちもわからなくもない気がしてきちゃうのは…やっぱりジュリア・ロバーツのコケティッシュな魅力と演技のおかげなんでしょうね。 おちゃらけてる割に妙に達観したトコのあるゲイのジョージも、底抜けに素直で明るいキムも、真面目で優しそうなマイケルもみんないい味出してくれてるから、ともすればイタイ最低オンナの笑えない映画になってしまいそうなお話も後味サワヤカに終われてる気がするわ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-19 17:50:02)
76.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 
変人ロレンスの愛すべきキャラクター!果てしなく広がる砂漠の美しい映像に壮大な音楽!!と序盤はかなりワクワクしたんだけど…後半はけっこうヘヴィだったわね。 アラブ人を引連れて教祖サマみたいになったかと思いきやイキナリ凹みまくったりと精神的にヤバそうなロレンスを、メディアは戦場の英雄に仕立て上げ、古狸どもは政治のためにトコトン利用して…当の本人は失意のうちにアラビアを去った途端に事故死とは…。 結局アラブの人々もイギリスの三枚舌外交に振り回されただけで、現在に至るまであの辺は紛争が絶えないわけだし…ホント戦争って不毛ね。 ところでこの映画、俳優陣がメチャクチャ豪華よねー。 生粋のイギリス人なのに見事にアラブ人になりきったアレック・ギネスを筆頭に、ホントはメキシコ人なのにギリシャ人になったりアラブ人になったりと大忙しのアンソニー・クイン、さすがに衣裳がピッタリお似合いなエジプト人オマー・シャリフ…そんな中、飄々とした雰囲気にガラス細工のような脆さを秘めたピーター・オトゥールの存在感はやっぱりキラリと光るものがあったわ。 …美しい映像と音楽に俳優陣の迫真の演技がサスガ!の超大作デシタ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-08 18:51:28)
77.  愛という名の疑惑 《ネタバレ》 
久しぶりに見たけどアタシはかなり楽しんだわよ。 その当時はまだラブコメ専門セクシー金髪美女ってイメージだったキム・ベイシンガーが女優開眼か!?ってかなりの衝撃だったのよー。 アタシも面会室でイキナリ喚きはじめるキム姐さんにドキドキしたのを覚えてるわ。 火サスっぽいと評判のストーリーも、アイザックにダンベルの軸を触らせてちゃんと指紋とってたり、灯台までの道でガクンってなるところも終盤につながってたりで、案外よくまとまってると思うんだけど…そこが逆に片平なぎさ臭を醸し出してるのかしら? ただ!精神科医が患者の姉とデキちゃったり、フロイトの夢判断に気づかなかったりってのは…どうなのかしらね? 少なくともアイザックが優秀とはとても思えないわ。 …実は一番精神的にヤバそうなシスコンのダイアナを演じたユマ・サーマンも爬虫類っぽい妖しい眼力でステキだったし、当時39歳のキム姐さんの驚異的な美貌も楽しめたんで…アタシは大満足よ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-05 14:29:55)
78.  グリーン・カード 《ネタバレ》 
かなり前に見たときはそうも思わなかったんだけど、今回再見してみて上品ぶってる割にエゴの塊みたいなブロンティのイヤなオンナっぷりにビックリ! こんなに最低なオンナだったっけ!?みたいな。 でも…そんな堅物オンナが人生を謳歌してるジョージに触発されて少しずつ可愛げのある女性に変わっていく過程がステキ! 温室付マンションのためだけに偽装結婚した植物オンナが最後には「温室なんかどうでもいい!」って言い切っちゃうんだから…フランス男の手練手管はスゴイわねー。なんちゃって。 それにしてもブロンティはフィルなんか選ばなくて良かったわね。 好きで活動してるくせに自分は立派だと勘違いしてるああいうナルシスト系はタチ悪いわよ。 PETAとかシーシェパードとかさ。 話がそれちゃったけど…今度こそブロンティとジョージがうまくいくといいわね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-04 15:51:35)(良:1票)
79.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
日本語なのに字幕がほしいと思ったのはアタシだけ?? まあしばらくしたら耳が慣れてきたけど。 ストーリーは予想以上に面白くって引き込まれちゃったわ。 羅生門のシーンで「サッパリわからん」とか「こんな不思議な話は聞いたことない」とか、えらくハードルあげるから心配になっちゃったけど…確かに不可解な話よね。 同じ出来事を語っても人間は自分の都合のいいように脚色したり嘘ついたりするからねえ。 しかもそれが無意識だったりするからタチが悪いっていうか。 まあでもオトコの嘘はタカが知れてるけど、オンナの嘘はえげつないわよー。 京マチ子の嘘なんて、あの麻呂みたいな眉毛もあいまって不気味以外のナニモノでもないわ。 不気味さで言えば巫女もキョーレツだったけど。 …賛否両論のエンディングからするとこの映画のテーマは「性善説・性悪説」なんでしょうけど、戦後まもなく作られた純日本産の法廷モノとして見るとこれまたけっこう感慨深いっていうか…貴重な映画よね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-03-31 16:12:25)
80.  ネットワーク 《ネタバレ》 
視聴率至上主義のテレビ業界の「狂気」を描いたこの映画だけど…コレが1976年の作品だってことにアタシはビックリ! 現代の放送業界のモラル低下?崩壊?をこんな大昔に予見してたなんてねえ。 見終わって最初のアタシの感想は「なんでマックスはいい歳こいてダイアナみたいな嫌なオンナにうつつ抜かしちゃうワケ??」だったんだけど…現代テレビ業界の妖しき化身ダイアナに古き良きテレビ時代を支えてきた報道マンのマックスが翻弄される様子は、テレビ業界そのものの移り変わりを暗示してるのかなと。 低視聴率番組をアッという間に人気No.1にしてみせた美しき敏腕女性プロデューサーにある種の敬意と愛情を感じつつも、人の感情やモラルを忘れて視聴率だけに一喜一憂するその姿に違和感を覚えるマックスは、商業主義に突っ走る現代のテレビ業界に羨望しつつも危機感を覚える昔のテレビ業界人の姿っぽいっていうか。 …結局ラストには視聴率のために暗殺までしちゃうダイアナたち…どこまでエスカレートするのかと思うと空恐ろしいわね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-30 20:21:23)(良:1票)
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