61. 弾丸を噛め
ネタバレ 西部劇において普段は気に留めないお馬さんが印象深かった。文句を言わずに走り続ける、或いは、力尽き崩れ落ちる人間並みの表情に。 ハックマンがそんな馬達に向ける心遣いに胸熱に。ジェームズ・コバーンも彼に負けず劣らぬ味わい深さ。 清涼剤のようなキャンディス・バーゲンでしたがフェードアウト模様の物足りなさが残念。 タイトルの意味に、確かに歯を食いしばる場面は生きてれば出くわすのが思い出されました。良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-29 22:19:17) |
62. 心の旅
ネタバレ トレーナーの「あの時怪我をしたからこそ、君を歩かせる事が出来た」に尽きるかと。 息が絶えるまで続く人生で何度でもいつからでも生まれ変われる事をハリソンさんが訥々と示してくれた心に残る秀作です。 [DVD(字幕)] 8点(2025-03-29 21:58:51) |
63. ムースポート
二期勤め上げた大統領が別荘所在地での町長選挙に出馬して町の配管工と対決する。類を見ない設定でロマンスも絡めた脚本はお見事。ハックマンは大統領役が板についていて、可笑しくも心地良いひとときでした。あらゆる役柄に全力投球した40年に亘る役者人生の最後を飾るに相応しい良作でした。 [DVD(字幕)] 8点(2025-03-27 14:23:18) |
64. バードケージ
ネタバレ トップクレジットのロビン・ウィリアムズにハックマンとどう絡むのだろうと興味津々。 序盤からウィリアムズとネイサン・レインが飛ばしまくっていて辟易したところにご登場。何時もながらの登場シーンの上手い演出。 両家ご対面からラストまでヘンに手に汗握りました。上院議員と妻と娘、ゲイカップルと息子、それぞれの価値観の違いと子を思う心は同じなのが表れていました。 良家3人の変身ぶりには笑わせてもらいました。メイクさんもう一踏ん張りしてもらいたかったですがハックマン女装はお宝映像でありました。マイク・ニコルズ監督(懐かしい)の良作。 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-25 21:21:57) |
65. ナイトムーブス
元NFL花形選手、現在はしがない探偵という役柄にはまっているハックマン。 家出娘デリー(メラニー・グリフィス デビュー作 100へぇ +1点)を探しあててからの展開がサッパリで退屈。 ラストの水上飛行機を操縦しているのは「アンタ誰?」ポカーン状態が続く結末でした。 [DVD(字幕)] 4点(2025-03-25 21:06:33) |
66. キャノンズ
ダン・エイクロイド推しの方には楽しめるのでしょうが、私は修正テープで消してしまいたいと心底思いました。 彼に合わせたかのような「アホくさ!」な陰謀話にも失笑。 素で呆れ果ててるようなハックマンの面持ちが何ともはや。 60歳ハックマン、赤いジャンパー(還暦祝いか、そんな訳ないか)での奮闘に点数を。 [DVD(字幕)] 2点(2025-03-24 18:56:58) |
67. トワイライト 葬られた過去
冒頭「あらまぁ、ポール・ニューマンやないの!」座り直しての鑑賞。 でしたが、いぶし銀な面々が揃っても脚本がダメだとこんなワケ分からんものが出来上がるのか、ガックリの極み。 73歳とは思えないニューマンのイケオジぶりにクラクラ。音も字幕も消して眺めるのには適した作品。 [DVD(字幕)] 4点(2025-03-24 18:47:40) |
68. 西部に賭ける女
アンソニー・クイン&ソフィア・ローレン 共にオレ様&ドヤ顔が封印された肩の凝らない役柄。薄味が過ぎた感もありますが起承転結楽しめた作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2025-03-23 15:45:22) |
69. ヤング・フランケンシュタイン
お目当てジーン・ハックマンを発見出来ずエンドロールで分かり観直して声で納得した次第。 メル・ブルックスらしい笑えない数々のギャグの中で唯一爆笑だったのが迫られて歌い出すマデリーン・カーンの頭のてっぺんから出てるかのような歌声。監督特有の生理的に汚いシーンが無く飽きずに完走出来た作品。 [DVD(字幕)] 6点(2025-03-23 15:34:09) |
70. 目撃(1997)
イーストウッドがお金出して監督して主役して。天下無敵であって娘に疎んじられても愛して守ってのお馴染みの役柄。「追いつめられて」をパクった・・もとい・・参考にしたと思われるお話はご都合主義満載、結末のやっつけ仕事が酷い。何時ものマゾ臭がなかったのがせめてもの救い。 ジーン・ハックマン、エド・ハリス、スコット・グレン、E G マーシャル 名優の面々が噛ませ犬 もとい 脇をしっかり固めてそれなりの格を保った作品になっています。 [DVD(字幕)] 3点(2025-03-23 14:53:30) |
71. ゲット・ショーティ
トラヴォルタのオレ様模様が鼻につく。映画小ネタにはクスリとさせられますが、話がごちゃついて集中できなかった。 顔を踏みつけられたハックマン、こんなの了承したのに驚くやら侘しいやら。 無理矢理感な結末にネタバレ禁止の作品に思えました。 [DVD(字幕)] 5点(2025-03-23 12:04:23) |
72. リプレイスメント
アメフトものとして王道の作り。大男同士の肉弾戦の迫力、この歳になってもやっぱりコーフンします。 パチーノのカリスマぶりには及ばないものの、ハックマンの存在感も流石。 一瞬「あ、朝青龍? そんな訳ないか」ビックリした力士の突進が印象深い。 キアヌ・リーブスのQBもサマになっていて爽やかぶりと併せて好印象。 最後まで楽しめた良作。 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-23 11:33:54) |
73. ザ・パッケージ / 暴かれた陰謀
最後まで飽きずに観れはしましたが、ジョーンズさんがもう少し絡んで欲しかったかな。 「あら~懐かしい」デニス・フランツ美味しい役どころでした。 核を持つ国が持たざる国を蹂躙し、不動産屋が尻馬に乗ってソロバン勘定で言いたい放題。頭に浮かんだ作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2025-03-23 11:15:07) |
74. チェンバー/凍った絆
空回り気味のクリス・オドネルと完全に空回りのフェイ・ダナウェイ。二人を支えるジーン・ハックマンの名演が作品も支えます。 演出だとしてもイベント会場化している群衆の熱狂ぶりに民度の低いお国柄を見ました。 [DVD(字幕)] 6点(2025-03-23 10:54:29) |
75. アンダー・サスピション
ネタバレ 名士でありながら性癖をさらされ、妻に見限られ、「決めつけデカ」に追いつめられ自白に至る。冤罪とはこうして作られるものなのか。 ジーン・ハックマン流石の演技力(+1点)ではありますが、単調な展開に興に乗れないまま迎えたやっつけ仕事にもほどがある結末に呆れ果てるところです。 [DVD(字幕)] 4点(2025-03-23 10:33:33) |
76. 追いつめられて(1987)
ケヴィン・コスナーがまぁまぁ奮闘していましたが、ウィル・パットンがMIPで大オチにも余韻残らず。 ペンタゴンが舞台であっても、三角関係・痴話喧嘩を思うと萎えてしまいます。 序盤のテンポの悪さにも閉口しました。 [DVD(字幕)] 5点(2025-03-23 02:57:39) |
77. ザリガニの鳴くところ
ネタバレ 「動物は生きる知恵は持っていても道徳心は持っていない」 描かれるカイアの一代記の中で、不遇な彼女を助けてくれた雑貨店夫妻に動物にはない人間の値打ちを見ます。 なので夫妻や老弁護士を結局裏切っていた結末に、湿地での動物としての生涯だったように思えました。 デヴィッド・ストラザーンの好演に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2025-03-23 02:33:36)(良:1票) |
78. フェラーリ
エンツォ・フェラーリの1957年試練の年 華麗なイメージがあったので私生活のグダグダぶりに驚くやら呆れるやら。 事故の悲惨すぎる描写にドン引き。ドライバーのみならず見物人も命懸けの公道レースだったのですね。 [DVD(字幕)] 5点(2025-03-13 23:58:40) |
79. フォールガイ
スタントマンの活躍が描かれた「ムッシュとマドモアゼル」のジャン=ポール・ベルモンドは自分で演じていましたが、大半のアクション作品にはスタントマンが欠かせません。キャノンロール(というらしいのですね)のシーンをはじめ「ひゃー、凄い!」シーンが満載で、スタントマン役のライアン・ゴズリングのスタントマンの方々に拍手。ロマンス及び悪巧みは他愛ないものでしたが、映画1本完成させるのが如何に大変かというのは興味深いものでした。 そして、I Was Made For Lovin You 及び Against All Odds(Take A Look At Me Now) いやぁ、懐かしい。 ナイスチョイスに+2点 [DVD(字幕)] 7点(2025-03-12 20:09:30) |
80. 胸騒ぎ
ネタバレ 「胸騒ぎ」を煽る不穏な音楽は不要でした。オランダ人夫婦の異様さはすぐにわかります。 恐怖よりもデンマーク人夫婦、特に夫の不甲斐なさがテーマなのだろうか? えげつない結末を迎えるも、その動機が分からない事、並びに、妻子を守れなかった夫の言動にイライラだけが募った作品。 [DVD(字幕)] 3点(2025-03-11 20:33:30) |