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南浦和で笑う三波さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 210
性別 男性
年齢 62歳
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61.  ナバロンの要塞 《ネタバレ》 
小さかったころに、東京タワー(333m)のすぐ下からてっぺんを見上げて、その高さを実感したことがあるわたしにとって、400mのロッククライミング、それも身一つではなく、重たい爆薬を運び上げながら、というのはよく考えるとさすがに無理なのでは、と思うのだが、そこに至るまでがハプニングの連続で、観ている者にそれを全く考えさせない。作り手のうまいところである。崖を必死の思いで登り降りする人間と、無機質に上下する昇降機を対比したところも絵として秀逸。最後の握手は、作戦の成功を祝うというのではなく、昇降機にも爆薬を仕掛けた自分の行為が、保険を掛けたという意味において、自分がはげしく非難していた大尉の嘘と同種のものであったことに伍長が思い至ったからこそのものなのだろう。ところで、サンダンス・キッドの渾身のギャグ"I can't swim."の原型はこの映画にあるのだろうか。3度も科白があるし、そこも面白いと感じてしまった。
7点(2004-11-23 08:19:39)(良:1票)
62.  3人の逃亡者/銀行ギャングは天使を連れて
私的にはヴェベールは日本で言えば三谷幸喜のようなポジションの人で、大人の鑑賞にたえるコメディの脚本家という評価をしているが、この作品では可愛らしい子供を登場させてしまったということに若干の不満を覚える。かわいらしい動物や子供を出すのは観客の感情移入を得やすいので反則であると個人的には思う。そういう欠点はあるものの、この映画は、前半はアクションコメディ、後半は人情劇として十分見ごたえがあった。投獄歴十数回のつわものが冒頭に自分の持ち物を換金して手にする金額と、一世一代の勝負をかけた、もう一人の主人公が強盗で奪った金額が、似たような金額であったことが、主人公二人のうまい対比になっていて、片方の小物ぶり、片方の大物ぶりを効果的にあらわしていた。また、後年のヴェベール作品と異なり、この作品はいろいろな名画を意識したと思われるシーンがあったのが面白かった。あいうえお順でいうと「生きるべきか死ぬべきか」「お熱いのがお好き」「サウンドオブミュージック」ちょっと記憶がうろ覚えで自信はないが「ナバロンの要塞」そして「ブルース・ブラザーズ」などを観客が思い浮かべるように作られていると私には思えた。
7点(2004-11-14 00:30:53)(良:1票)
63.  赤い手のグッピー 《ネタバレ》 
一体何が起こっているのか、登場人物一人一人の役回りが何なのか、また、先の展開がどうなるのかの読みがここまで次から次へとはずされる映画も珍しい。そういう映画が好きな方にとっては無類に面白い作品だろう。とにかく出てくる登場人物がフランスの田舎で日常生活を送っている人々のはずなのにことごとく怪しくみえる。この映画では、偶発的におきた殺人、および、ベットで内緒話をする男二人が最初からグルで意図的に結婚相手の人物鑑定を荒っぽい方法で試みていたこと、という2つの相互に全く関係のないイベントが、あたかも密接につながりがあるかのように出だしから撮られていたために、うまいこと作り手に騙されていたのだと一応の解釈を立ててはみたものの、その解釈で妥当なのかどうかはあまり自信がない。起こった犯罪の種明かしを途中ですべてしてしまうのに、意外感のあるラストが用意されていたのも見事だった。また、宝の隠し場所は、Time is money. というシャレが含まれているような気もするが、フランスにそのようなことわざがあるかわからないので微妙なところである。 
8点(2004-11-09 23:31:25)
64.  スミス都へ行く 《ネタバレ》 
「駅馬車」とこの映画は、同じ製作年だが、どちらのほうが先にできたのだろう。というのは、この映画で重要な場面は必ず駅馬車のテーマ曲が挿入されているのが面白く感じられたから。地元からワシントンへ向うで列車の中でペイン議員とスミス議員がサシでスミスの父親の思い出を語り合う場面(ここでの会話内容がラストに効いてくる)と、それまでスミスのことを"Senator"としか呼んでいなかった秘書が「ジェフ」とファーストネームで呼んで励ます山の上の場面の2つで同曲がバックに流れている。さて、秘書とスミス議員は男と女の関係になったのだろうか。「一杯ひっかけたいな」「そうこなくっちゃ」という会話の後、秘書の家へ向うところでシーンは切れ、議場の場面へ転換し、具体的なシーンはない。だが、議場でスミスが長い時間ずっと立ちっぱなしで頑張れたのは、原理原則や信念の力だけではなく、秘書の家で、何かいままで経験したことがない、とってもいいことがあったのが原動力になっていて、それが隠されたテーマのような気がしてしかたがないのだがどうであろうか。ところで、スミスという名は米国ではとても人数の多い名前らしいが、主人公の名前がスミスでなければならない必然性はなさそうだ。むしろ、必然性があるのは黒幕のテイラーで、彼の名前がテイラーでないと、世論操作を秘書と新聞記者が気がついた場面の会話の「つくられた世論だ」「テイラーメイドだ」という爆笑モノの駄洒落につながらないのである。なかなか苦労のあとがみえるコメディの脚本といえるが、田舎者が急に政治首都に出てきたことのおかしさを伝える場面にやや難があったと思う。
7点(2004-11-06 20:12:07)
65.  笑の大学
爆笑モノでは決してなく、むしろ、最後のほうにかけては泣けて泣けて仕方がなかった。笑いの作り手の心意気をストレートに見せた脚本に感じ入ってしまった。チャップリンを意識したかのような直球勝負の脚本であり科白である。役所演じる検閲官の向坂が、今までの自分の真面目一方の人生では全く知らなかった世界を知り、そこにどうしようもない魅力を感じていく。なんか既視感がある映像だと思っていたら 「Shall we ダンス?」 に思い当たった。なかなかニクイ配役であった。劇場前での帽子をかぶった役所と、取調室の中での三つ揃いでキマッている役所は、とても同一人物に思えない。その変わりっぷりもなかなか面白かった。稲垣の最後まで様にならない最敬礼のカタチもかえっておかしさを誘ったのではないかと思う。
8点(2004-11-02 19:03:43)
66.  バンビ、ゴジラに会う
たまたま知人のやっている紙芝居、活動写真の発表会によばれていて、その際に偶然観た作品。大笑いしてしまいました。一生忘れられない作品になりそうです。いままで数多くのネタバレレビューを書いてきた私でも、これのネタバレだけは、作品を完璧に踏み付けにする行為のような気がして、とてもできません。
9点(2004-10-31 19:08:56)(笑:1票) (良:2票)
67.  シャーキーズ・マシーン 《ネタバレ》 
覗き見願望を満たしてくれるという点では「裏窓」をしのぐのではないだろうか。はっきりいって後から振り返るとご都合主義だらけのストーリーなのだが、とにかく徹底的に科白と説明的なシーンを省いているため、観客は頭の中で場面と場面の間に何があったかうまくつながるように想像するよりなく、観ているときにストーリーの粗まで気を回す暇を与えていないのが作り手の勝因である。また、このレイチェル・ウォードをみて密かに1000ドルならばと思った方は多いのでは。ハードボイルドな展開と女優の魅力の合わせ技で出来上がったバート・レイノルズの会心作。ただ、彼女は役柄上さげまんなので、ラストシーンを見てもあまりハッピーエンドだとは思えず、この先、たいへんだろうな、などといらぬおせっかいな感想を持ってしまった。
8点(2004-10-28 20:54:37)
68.  伯爵夫人
サウジ・アラビアへの赴任が決まった外交官役を演じるマーロン・ブランドはコメディにはあまり向いていないのかもしれないと感じてしまった。時代が全然違うのだが、この役は、ヒュー・グラントが一番はまりそうだ。ソフィア・ローレンと脇のシドニー・チャップリン、パトリック・カーギルがなかなかセンスを感じさせる演技だっただけにやや残念。主役の二人とシドニー・チャップリンが船酔いであげてしまうシーンがあるのだが、このところの一連の韓流映画に比べてその描き方が上品なのはよかった。やはり、この作品のように内容物を観客に見せない演出のほうが好ましく思う。ただ、最後にかけての主人公の問題の解決方法は、ちょっと安直で拍子抜けがした。こどものころにかくれんぼが好きだった人はそこそこに楽しめる作品。
6点(2004-10-24 00:09:21)
69.  或る夜の出来事 《ネタバレ》 
数字の使い方に妙味があった。人生の一大事で借りたお金が1000ドル、娘の懸賞金が1万ドル、婚約の解消金が10万ドルと、大きい金額はキリのいい数字なのに対し、バスの中で結局買わなかった菓子が1ドル60セント、モーテルのツインの部屋が2ドル、記者の必要経費が 39ドル60セント、などと小さい数字はやたらと具体的で細かい。この対照が、父親の金持ち振りと、記者のカラッケツ振りを強調する効果があった。銀幕における、理想の上司コンテストがもしあったとしたら、わたしはこの映画の編集長を押す。怒り狂うと思いきや、しょげている記者の気持ちを咄嗟に察し「一杯やって、もどってこい」とポケットに紙幣を一枚突っ込むところが、酒呑みの私としては無性に嬉しくなってしまう場面だ。古典落語の「宮戸川」に、ジェリコの壁に似た境界線を設ける噺があるので、本邦公開当時にこれが「西洋版宮戸川」としてウケたのは容易に想像がつくが、今の時代で、この映画を面白いとするレビューが多いのは軽い驚きである。(2004.10.19追記) 何たる不覚。主人公に大仕事を持ちかけられて、ビビッって逃げ出す男がふいにした金額が5000ドルだった。なんですぐ気がつかなかったんだろう。この作品が後のどの映画の原型といわれているかを考えると、単なる偶然にすぎないだろうが、なかなか面白いと思えてしまうのである。また、この映画は、逆玉の輿モノでもあるのだが、そのような感じが全くしないのは、作り手の見せ方がうまいということに尽きる。
9点(2004-10-17 19:18:59)(良:3票)
70.  チャップリンの殺人狂時代 《ネタバレ》 
連続女性殺人を犯した男の話とことわりながらも、映像の上で殺したのは実は男一人だけ。結局は、寸止めまでで、女性に直接手をかける場面はひとつもない。そのあたりがいかにもチャップリンらしく、微笑ましく思えてしまうのである。
7点(2004-10-09 18:01:13)
71.  大逆転(1983) 《ネタバレ》 
原題の直訳は「取引所」だから、コメディの邦題としては反則ともいえるネタバレである。それでも学生のときに劇場で観たときは大笑いした記憶があるが、今観ると、商品先物取引について少しばかり持っている実践的知識が邪魔をして、純粋に楽しめない(このマーケットには値幅制限はないのだろうか?)。入れ替わりものというと、顔がそっくりで一人二役というのがほとんどの作品の通り相場のように思うが、この作品では、顔どころか肌の色も違う人間を入れ替えるというアイデアが秀逸で、当時とても斬新に感じたのを思い出した。入れ替わった主人公が、ジャグジーバスにつかるシーンがあるが、そこで泡(バブル)を意識させるのがその後の展開を暗示していて思わずニヤリとする。話の筋としては復讐譚で、音楽にフィガロの結婚が使われていたりもするので、脱獄ものの映画に似たような状況のラストシーンがあったのに思い当たった。大金をせしめた男達のラストとしては、本作のようにいろどりがそえられているのが、常識的なところだと思っている。
7点(2004-10-08 23:28:04)(良:1票)
72.  華麗なるヒコーキ野郎 《ネタバレ》 
第一次大戦を生き抜いたヒコーキ乗りという特殊な人種の生態を描いた秀作なのだが、前半のコメディタッチの部分が、アニメではなく、映画だと、正直シャレがキツイのを通り越していて笑えない。実際、池の不時着シーンも、縄梯子乗りの激突シーンも、アニメなら笑って流せるが、映画だと映像がなまなましくてほんとに操縦士の身を案じてしまう。また、この監督の女の人の撮り方は他作品も含めて総じてあっさりしているのだが、メリー・ベスの扱いはとりわけあっさりしすぎていて、さすがに呆然とさせられる。また、ウオルドが助かる見込みの無い、丸焼けになりつつある仲間を、苦しませないために止めを刺すシーンなどは、コメディタッチの出だしと、どうにもバランスがとれない。最後の数分間が圧倒的に素晴らしいだけに、もう少し何とかならなかったのか、というのが正直なところである。
6点(2004-10-02 17:26:15)(良:1票)
73.  ダンス・ウィズ・ウルブズ
この映画の白眉は、一人の白人兵士についての態度を決めるスー族の意志決定過程において、「十頭の熊」(長老)が、意見が鋭く対立した最初の寄り合いで、意思決定を次の寄合いまで先送りするシーン。欧米の映画で、問題の先送りという手法を肯定的に描いたものは少ないのではないだろうか。次の寄合いでは、その兵士のいる所まで使者を送って会ってみよう、ということになり白人兵士が何者であるのかについて性急な結論を出さずにゆっくりと判断をしていく。国連の安保村にもこのような長老が昨年いて欲しかった、という後出しジャンケン的なコメントはさておくとして、この映画の上映時間を「長い」と感じること自体、自分が普段いかに白人的な時間観念の中に取り込まれて生きているかの証左ではないかと思う。この映画がネイティブ・アメリカンをどこまでフェアに取り上げているのかは知らない。ただ、彼らの時間観念を表現するにはどうしてもこれだけの上映時間が必要だったのではないだろうか。これを2時間程度に短くするのは不可能だと私は思う。
7点(2004-09-29 22:00:46)(良:1票)
74.  密告(1943)
エイプリルフールに観るのに適した映画というご推薦があり鑑賞。しかしながら、四月バカ向けの、人を楽しくさせる嘘とは異なり、人を困惑させるための怪文書が飛び交うストーリーでちょっとビックリ。モノクロの昔の映画ながら、ネットカフェなどから誰でも簡単に匿名で怪文書を送りうる今、もっと再評価されて観られていい内容で、大いに引き込まれたのを覚えている。さしずめ「カラス」は今でいえば「名無し」であろうか。ちょっと残念なのは、主人公の背広姿、とりわけレジメンタル柄のネクタイが登場するときいつも同じなのが目立ったこと。数ヶ月にわたるストーリーなのでいつも同じネクタイなのはどうみても不自然だ。クルーゾーのような巨匠の作品だから演出なのかなとも考えたが、やはり手抜きだったのではないかと自分では思っている。とはいえ、科白のない場面場面にこの映画は見所が多く、とりわけ裸電球の揺れるシーンは秀逸。ラストの急展開は完全に自分の読み筋を超えていて意外感があった。 
7点(2004-09-27 18:17:44)(良:2票)
75.  ヒート
一対一の対決というと、自分の頭の中の参照標準は、潜水艦対駆逐艦か、殺し屋対刑事の映画ということになる。それら二作品は、対決する二人の狐と狸の化かしあいに妙味があり、二人が実際に顔を合わせたら終わりとなる。この作品は、化かしあいの面白さはさることながら、対決する二人が顔を合わせても終わりにならないところが最大の魅力である。特にデ・ニーロ演じる犯人役が、ここまでだったらまだ警察は手を出してこないはず、と間合いを見切っていて全然びくびくしたところがない不敵なところが素晴らしい。アル・パチーノが海の近くで「奴らが何を見ていたのか」わかったという場面では、観ている自分もまんまと騙されたのが快感だった。
8点(2004-09-25 10:00:01)
76.  王子と乞食(1977)
日本では玩具屋の例が有名だが、男性の子役は大人になると大成しないというのは、日本だけのことではないようだ。マーク・トウェイン原作の入れ替わりもの傑作古典の映画化だが、子役として全世界に名をとどろかせたマーク・レスターがどうにもこの作品では中途半端で浮いているようにみえる(背が不必要に高く、脚が不必要に長すぎる。ま、本人の責任ではないが)。脇を固めているのが、チャールトン・ヘストン、オリバー・リード、アーネスト・ボーグナインらのベテラン勢で皆さすがの貫禄を示していただけにひときわ目立つ。本物の屋敷を使ったらしい王宮の中のシーンがそれらしい雰囲気を醸しだしてくれていたのがせめてもの救いか。
5点(2004-09-23 10:41:59)(良:1票)
77.  人生は四十二から
邦題にだまされた。自分が四十二になったから観てみたのだが、原題は全然違うではないか。爆笑場面はないものの、古きよきアメリカの良さが窺えるクスクス笑えるコメディ。出だしの場面がパリで、洗練されたパリ市民のなかで浮きまくる田舎者丸出しのアメリカ人観光客、といった風情の絵が続くので、何の予備知識もない私は最初、これは絶対にヨーロッパ映画だと思い込んでいた。アメリカ映画というと、よくも悪くもアメリカ的価値観を正面から押し付けてくるものが多いが、これは、階級制度の国イギリスの召使の主人公が、主人が賭けに負けたという理由でアメリカに渡り、自国とアメリカを比べながら、アメリカの良さを発見するというストーリー。なかなか客観的な比較で、当時のアメリカの余裕を感じる。ジョプリンのラグタイムが使われていたり、メリーゴーラウンドで中年の男が遊ぶシーンがあったりして、詐欺師もの映画が好きな方はハッとするかもしれない。リンカーンのゲティスバーグの演説の中身をめぐる伝言ゲームならぬ質問ゲームのシーンはえもいわれぬ可笑しさがあった。
7点(2004-09-19 10:10:57)(良:1票)
78.  自由の幻想
山田太一原作のドラマで話が合った高校の同級生が、これは面白いぞ、 と薦めてくれた映画。以来、気にはなっていたもののずっと観る機会 を得ずに宿題になっていたが、昨日ようやく探し当てた。だが、正直 にいってさっぱりわからなかった。細かいエピソードをつぎはぎでつ なげていく手法を受け入れられるほどこちらの感受性がもう柔軟では ないのかもしれない。ネタとしては、学校で一時行方不明になった娘 を警察が手配するくだりなどはシュールで面白かったのだが、全体を 通してとなると、やはり、高校生か、大学生のときに観ておくべき映 画だったのだろう。確か「アラビアのロレンス」にダチョウに乗って 走るシーンがあったように思うが、ダチョウの印象深さという点では、 この映画はそれをはるかに凌いでいる。
5点(2004-09-11 11:14:44)(良:1票)
79.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 
プリアモスがアキレスの野営地にヘクトルを引き取りに来た場面に惹かれた。アキレスの「どうやって来た?」の疑問に、「誰よりも詳しく知っている」とかなんとか短い台詞を言うだけで、さっぱり説明しないのになるほどそうかと納得した気にさせてしまうのが、ピーター・オトゥールのさすがの貫禄である。元になっている伝承通りなのかどうか全然知らないが、この時代を描いた映画で、飛び道具での決着というのには少し拍子抜けがした。
6点(2004-06-01 23:10:48)
80.  CUTIE HONEY キューティーハニー
くたびれている40代男性向けの映画だと思う。もろもろの事情で、何も考えずにみれ、適度にお色気もあっていやされるおバカな映画が、無性に恋しくなるときがある。そういう心理状態のときに、これはうってつけなのである。吉田日出子らの芸達者な脇役がたいしたことをしてないとか、特撮がウソっぽいとかはもう、どうでもよいのである。リアルタイムで観た原作アニメへのノスタルジーを感じつつぼーとしながらみていると、「ビックリしたなーモウ」などというシーラカンスのようなギャグが飛び出してくるのが自分としてはツボだったりして、大いに目の保養と、疲労回復になった作品だった。最後のほうはちょっぴりジーンとまでしてしまった。いい歳をしてやっぱりバカな私である。
6点(2004-05-31 23:35:13)
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