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はち-ご=さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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61.  中国の鳥人 《ネタバレ》 
妻投稿■中国と言えば毛沢東、チャイナマネー云々といったイメージがあるが、この映画は初っ端の「毛沢東知らない」の台詞でそれらを排除。よくイメージされる現代中国とは違う「もう一つの中国の世界」を描いたんだと思う。この映画は「純粋」「健気」な社会を不自然で偽善的なエピソードに頼らず描き出している稀有な映画。「迫力」と言う意味では似たような設定のトンマッコルとは格が違う。「のどか」「癒し」というキーワードに「甘え」ではなく「迫力」を与えるなんて、かなり凄い映画じゃないだろうか。旦那の友達が戦争があったバルカン半島の国に行ってきた人がいるが、「向こうの女性の大半が強姦され子供を産まされていたような国のラブコメドラマは、設定は日本の下らないドラマ以上に下らないが、下らない物事に対する意味の与え方が凄い」と言っていた。これはそういう映画なのではと思う。ラストの方で傷ついた羽を背負ってがけを登るシーンから日本の通勤電車風景にガラッと変わるシーンで私は確信した。■でももう一つ言わせてもらえれば、こういう世界、地球上のどこにもないです。映画の題材としては穴ぼこチーズのような厭らしさがあると思う。
[インターネット(字幕)] 6点(2010-11-25 06:39:10)
62.  危険な遊び(1993) 《ネタバレ》 
妻投稿■仕事が終わるときに待ち合わせ、4歳の友達の娘(以下チビ)さんとそのお母さんと私の3人という凄まじい面子で鑑賞。しかも観賞場所は夜の図書館。夜勤前の旦那は横のブースで眠気覚ましに「宇宙怪獣ガメラ」のタイツ姉さんのダンスを見ている。なんかチビさんが劇中のヘンリーと違う意味で壊れそうな気がしてきた((^_^;)あとどうも私イヤホンをしたまま「廃墟マニアとしてガラスを割るなんて暴挙は許せん!!」とか喚いていたらしく、図書館のスタッフ&利用者さんごめんなさい<(_ _)>■内容は大人が無邪気に信じている「道義的責任」という概念を見事あざ笑ってくれたなあというもの。ワンちゃんをナット発射装置で虐待する下りは犯罪少年の最初のステイタスとして日本ではすっかり定着した猫いじめそのものだが、その前に何で「ヘンリー君の心にそこまでの闇が広がったのか(と、ここまで書いて「心に闇のない人間なんているのか」という疑問がわいてきた)」の結論を映画では描いていない。描いたところでこれは「親の愛に飢えていた」「虐待した」「放置された」「甘やかされた」といった類い、つまり世間の「大人」が望む結論にしかならない事を、監督は知っているからだと思う。ラストシーンの結果はその究極。私が思うに母親(=大人)が下した結論は、息子がああなったという事実を受け入れられないという人間として当然の選択だったのだと思う。■それにしても隣のブースでマッハ文朱を見て喜んでいるクソ旦那。私が母親の立場で両手に旦那と赤西仁君がぶら下がっていたと仮定して、間違いなく旦那の方を落っことす(*^^)v
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-11-25 03:00:04)
63.  みんな~やってるか!
妻投稿■この映画は「馬鹿」を描いている。つまりは、馬鹿なたけしが確信犯的に馬鹿なことをすると「馬鹿だ」ってみんなに馬鹿にされないという事を。馬鹿の異次元トライアングル。たけしと私たちの双方にあるジレンマ。
[ビデオ(吹替)] 6点(2010-11-19 16:34:19)
64.  ミクロコスモス 《ネタバレ》 
妻投稿■私の住環境はげじげじやチャタテムシやカマドウマや「G」がうようよしていて、それ対策に旦那が女性ルームメイトの承諾なしに近所からアシダカ軍曹を投入していて、そいつがカエルを捕まえて血を吸い取っているのを目撃してヒイイイイイイイイイという住環境なのだが(旦那は「地獄すら生ぬるい」罪を犯したと思う)、この映画ではそんな虫ちゃんたちの躍動を描いたドキュメンタリー。青虫やバッタ、チョウチョ、カマキリ、蜂の子など、考えてみたら少年ジャンプの作者ですら造形できないような「ありのまま」を、私はじっと見入ってしまった。旦那の友人のО君や彼になついている4歳のYちゃん(女の子)は、「○○ちゃんも来ればよかったのに。虫取りをすればこういうのに触る事も出来るんだよ。鴨川シーワールドみたいに数秒触るだけで何千円も取ったりしないよ」と私を振り返って目をキラキラさせていた(か、完全に取り付かれている(^_^;))。■でも私は騙されない。パールハーバーや丹波の出る007には騙されてもいいが、みつばちマーヤの世界に出てきそうな昆虫ばっかり撮影して「昆虫の素晴らしさ」を説く悪質なプロパガンダには、日本人なら騙されてはいけない。妻または彼女のいる日本人男性諸君には是非学研昆虫図鑑の最後の方のページに必ず出てくる「家のなかにいる虫」、「昆虫でない虫」の造形の凄まじさも勉強してほしい。その凄まじさを音で表現すると。ピシュピシュピシュ、チョワチョワチョワ、プシュプシュプチュ・・・・。
[DVD(字幕)] 9点(2010-11-19 04:10:21)
65.  007は二度死ぬ 《ネタバレ》 
妻投稿■日本の東宝特撮とイギリスで当時はやったサンダーバードの特撮が一緒になったようなシーンが見られてうれしかった。だけどヒロイン一号の死亡と忍者がうようよ出てくる意味がわからない。■破天荒な映画だけど、丹波さんはまだ地上に存在している感じですね。「人間革命」に出ていた時にはすでに「大霊界」に繋がっていそうな雰囲気だったけど(^_^;)。
[レーザーディスク(字幕)] 6点(2010-11-18 00:25:53)(良:1票)
66.  スタンドアップ 《ネタバレ》 
妻投稿■「スタンドアップ」という題名「立ち上がる」という意味だったのですね。てっきり私は野郎自身…(以下自重)。■内容はかなり吐き気がする内容でした。いろんな意味でリアルすぎるから。ただ私や一緒に見た私の親友(強姦出生児の母)は「働くと言う事は遊びではないのだからセクハラやレイプが当たり前」「自分の性的自由の尊重を会社や社会や警察や裁判所に期待してはいけない」という事実を体で勉強した発達障害者だし、むしろそういう職場から脱出可能な状況を自分で作る(ルームシェアとか強姦出生児を仲間みんなで養育する約束とか)方に特化したので、映画を見ていると「女友達と徒党を組んで、『社会において自立する』のではなく『社会から自立する』くらいのバックグランドを作って対抗した方がいいのでは」と思ってしまうのだが、それは私がそういう友達がいたという幸運があって余裕ぶっこいて言っているだけの事なので、主人公の女の人を私の歪な巻尺で勝手に評価してはいけない事だとも思う。■ただし、映画は一応は「家族愛」を描いている内容だが、私は「傷ついた家族を社会の野獣から保護できるバックグラウンド」になり得ない家族がこういう法廷の場で「家族愛」を叫ぶ権利はないと思うし、「男ってそういう生き物なんだよ」という卑劣物語+「父と娘の感動的な家族愛」を見せられて、果たして「女の子が社会でどう自分の命と体を守っていけばいいか」というヒントは得られたかと言えば「no」としか言いようがない。従って私はこの映画をそれほど評価しない。
[ビデオ(字幕)] 5点(2010-11-16 13:49:50)
67.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 
妻投稿■この映画の主人公は戦争に狂ってしまった・・・・のではなく、戦争に適応したのだと思う。この映画の主人公は決して狂ったわけではない事を私は主張したい。そのうえで評価すると。■私の友達の強姦被害者の言葉を、映画を見て私はずっと思い出していた。「私たちが戦わなければいけない感情は、怒りでも憎しみでもない。無力感だ」という言葉だった。暴力、虐待など圧倒的かつ予想不可能な力による死の恐怖に向かい合わざるを得ない状況下で、人間は無力感に押しつぶされやすい。実は人間の愚行、自分を傷つける、他人を傷つける、人生をダメにするという様々な悲劇のかなりの割合が「無力感」によって生まれているのではないかと私は思う。主人公は人間の生存、自己保護本能によって戦争に適応した。しかしそんな中でも彼は予想だにしない死の恐怖を、その果てにある無力感と戦っているのだ。この映画は、そういう極めて普通の人間の当たり前の姿、しかし平和のなかでは異端視されやすい姿を直視した映画であり、それ以上でも以下でもないのではと私は思う。■ただしそういう映像を表現するのに必要以上のカメラのブレはいただけない。私はカメラのブレは「カメラがその場に存在する」という現実味を与える事は出来ると思うが、「観客がその場の空気を感じる臨場感」を与える事は出来ず、むしろ逆効果だと思う。観客の人間の目って、日常生活でブレを意識したりしないでしょ?
[DVD(吹替)] 8点(2010-11-15 22:25:17)(良:1票)
68.  大巨獣ガッパ 《ネタバレ》 
妻投稿■熱海のシーンで怪獣目線で破壊シーンを撮影しているが、あれはミニチュアの出来や爆破破壊のレベルを考えるとあまりにも勿体ない。ここは人間目線中心にすべきだったと私は思う。熱海は狭い平地に高層ビルが密集しているような場所で、人間から見れば巨大な怪獣が迫っているのに、遮蔽物で妨害されて怪獣の全体像が見えず逃げられず、ただ単純に「怪獣の姿とは反対方向に逃げれば良い」という状況とは全く違う怪獣映画の破壊のシークエンスが出来たと思うのに凄く残念だ。■あとタコのシーンでも笑えたが(そういえば両津のアニメでタコばっか食べている熱海の人間を巨大タコが襲撃するというのがあったなあ。あと函館のイカール星人…(^_^;))、あの直立二足歩行で悪そうな眼をした怪獣が親子愛なんて私は認めない。どう考えてもあれは「オルカ」みたいな知的残虐行為をやらかしそうな不気味顔じゃん!!■あと、羽田空港のシーン。滑走路ってマット敷きだよね(笑)皺が入っているし(^_^;)
[インターネット(字幕)] 6点(2010-11-06 18:58:55)
69.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
妻投稿■職場レイプで女の子を産んだ友達と映画を鑑賞。「人間がそれ自体に価値があるのか」あるいは「人間は誰かの利益の為に存在させてもらっているのか」という大命題を知りたい20代女2人が頼ったのがよりにもよってマイケル・ベイというのは不徳の致すところだが、2人とも軽度知的障害なもんで、導入部ってものが必要でしょうと言い訳してみる。■内容は、日本でマイケル・ベイが嫌われる理由ってこれじゃないかと思えるような「どんだけ巻き込まれ死傷者が出てもラストで美男美女がイチャイチャ出来れば万事解決」というものだが、お母さんが赤ちゃんを抱っこ出来ずに殺されていくシーンを見てボロボロ泣いている友達(彼女は控室に待っているクライアントのアジア系の旦那が、自分を強姦した奴に見えたと言ってた)を尻目に、私は「自分自身が殺されたくない、体を切り刻まれたくない…という感情を持つ事が許されない」世界をベイ・リズムに乗ってやりたい放題で逃げ回る主役の2人に爽快感を相当感じていたような気がする。■さて、先ほどの「人間は果たしてそれ自体に価値があるのか」という問いだが、私は「人間というのはただそこに存在している」のであり、しかし存在しているゆえに「私という人間に価値がある」と思いたい自分自身と「お前は俺様の目的の為に存在することが許されているのだ」という倫理を押し付けたい他人の思惑との対立が発生するのだと思う。しかしクローンという存在は、そうした対立が発生しえない極めてアンフェアかつアンバランスな問題をはらんでいる事は映画を見てわかった。ただこの映画はクローン自身の生存要求に終始してしまっていて、そのクローンの「生きたい」という動物的要求を社会に生きる人間が自身が生きたいと思う故に無視した結果、そうした歪みが社会にとっても不幸な結果を招くというメッセージはやはりベイには描けなかったようだ。「クローンの生きたいという要求」などクローンに我慢させれば社会の誰も困らないのだから。私は「人道」そのものはメッセージにはなりえないと思う。
[地上波(吹替)] 7点(2010-11-01 00:11:58)
70.  007/死ぬのは奴らだ 《ネタバレ》 
妻投稿■旦那と図書館のブースで見ました。ヒロインに蛇が近づいてくるシーンで旦那がやたら興奮してたのを覚えています(「やっぱり毒蛇で美女を襲うにはクレオパトラみたいにバストに…」とか抜かしていました。「お前は風船みたいに膨らんで破裂しろ」と思いました(笑))。■ワニのシーンで私が「因幡の白ウサギみたいだね。でもあれはワニじゃなくサメだよね」と言ったら、旦那は「いや、山陰地方では昔サメの事をワニと言っていたんだよ」と教えてくれました。もっとも旦那はあのシーンで両津や(あれは水辺のシーンでワニやサメやピラニアが必ず出てくる)クレヨンしんちゃんのパラダイスキングが出てくる映画を連想していたようですが。■そういえば普通映画でモノホンのサメを使うシーンでは、大体顔は怖いけど獰猛じゃないシロワニザメを使うのが多いのに、ボンドではちゃんと凶暴なメジロザメを使っていますよね。■ところで何で今回は悪党が揃いも揃って黒人なんでしょう。まあ、ブードー教は黒人奴隷が白人を呪う宗教と聞いた事があるんで(ゴルゴ13だったような)こうなるんでしょうけど、あれはどう見てもキングコングかモスラを復活させる踊りのような(^_^;)
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-10-22 13:06:12)
71.  俺は、君のためにこそ死ににいく 《ネタバレ》 
妻投稿■この映画は石原知事のコメントを見る限り、「特攻作戦そのものに賛成したのではなく、特攻隊員の勇気と美しさを賛美したものだ」というスタンスで作られたらしい。だが映画を見て、私はそれは絶対ないなと思った。会社で過労死するまで給料ゼロで働かされた18、19のフリーターの子がいたとしよう(障害を持っているなどでそういう労働条件で働かされている人は結構いる)。その人に対し、「彼は愛社精神のある美しい労働者だ。愛する家族の為日本経済を守るこの精神を今の日本人は見習うべきだ」という事をコメンテーターが言ったとして、果たしてこれが亡くなった人の供養になるだろうか。多分私がその人の友達だったら「そんなことよりもうどうしたらこういう事がなくなるか考えろよ」とその傲慢さにブチ切れるだろう。■特攻隊の彼らがいかに素晴らしい人間だったか。それは彼らの家族や恋人が一番よく知っている事だ。直接彼らを知らない私は記録映像を見るたびにそれくらいは想像できなくてはいけない。私たち自身の力で想像できなかったら、「彼らは素晴らしい人間だったんだよ」と偉い人にポンと肩をたたかれて、「何でこうなったの」「どうすればこういう事はもう起こらないの」というところまで話が続かずに強制終了されてしまうのだ。
[DVD(邦画)] 3点(2010-10-22 12:45:41)
72.  ジャンヌ・ダルク(1999) 《ネタバレ》 
妻投稿■ええ、今の世の中と映画のジャンヌが良く似ているんですが(^_^;)。ジャンヌの「神の言葉」が「正義と自由の為」に、ジャンヌの「私は神様の鐘で今ジャンジャンなっている」は「国民みんながそれを望んでいる」に、ジャンヌの「ああああああああ」が「テロとの戦い」にかぶって見える。これが1999年に作られた映画だと言う事は結構驚くべき事実ではある。お城の虐殺死体が烏についばまれているシーンで、「私が目指していたものはこんなもんじゃない」と立ち尽くすジャンヌは、5年後イラクで女子供のバラバラ死体の前で立ち尽くす米兵とその姿に衝撃を受ける米国社会そのものを予見しているのではないかと思えてくる。■ジャンヌがいかに「そんなはずじゃなかった」と言ってもお城を攻撃すればこうなる事はちょいと考えれば幼稚園児でもわかる。でも神の栄光や復讐と言う名の正義は時にこういう「常識」を忘れさせるらしい。私は「いかなる時でも暴力はいけない」とか「戦争はいけない」という考えは持っていない(そもそも善悪が意味があるのなら戦争は起きない)。しかし戦争というものは「見たいもの」つまり「明確で凶悪な敵」を見出すことで行われ、死体の山の上にいるのは「人がゴミのようだ」というムスカ大佐ではなく「こんなはずじゃなかった」という私たちなのだ・・と言う事を映画は訴えているのだと思う。■戦闘シーンは迫力はあるんだけど、石が転がってくるシーンで、何列も兵士がいるのにその部分にだけ兵士が1人吹っ飛ばされる役でしかいないのが笑えた。あと王様のお母さんが指輪物語の洞窟のシーンでいたような。「いとしいしと・・・・」
[ビデオ(吹替)] 8点(2010-10-22 11:51:14)
73.  アルジェの戦い 《ネタバレ》 
妻投稿■第2次大戦後世界各国で植民地が独立しましたが、その中でももっとも大規模な独立戦争が起こったのが北アフリカアルジェリアです。(朝鮮半島やベトナムは冷戦の戦争です)。どれくらい凄いのかと言うと、植民地の戦闘が宗主国本土にまで波及して、宗主国の政府がつぶれてしまうくらい(しかも宗主国は国連常任理事国のフランス)凄かったんです。「植民地独立の責任を取って大統領が辞任します」というものではなく、政府そのものがつぶれてしまったんですよ(それがきっかけで第5共和国がフランスに出来ます)。日本ではアルジェリアと言えば某頭突きサッカー選手のルーツという認知度しかないですが、あそこの国は、今、アフリカではリビアと並ぶ長い平均寿命の国でありながら、北アフリカ有数の移民排出国であり、そしてタリバンが子犬くらいに思えるイスラム系山賊武装組織の民間人虐殺が問題になっている場所でもあります。■私は結構アルジェリアと言う国に興味があったのですが、週刊こどもニュースには絶対出てこないし、活字で理解するにも限界があるので、こういう映画に巡り合えた事は本当に幸運でした。■内容は詳しくは伏せておきますが、欧米列強の時代の「白人は有色人種より優秀である」という説の虚構を、もっとも「負」の形で証明した内容になっています。同じ知性とハートを持った人間を人間が無理やり支配する社会だとこーいうーことが起こるんだ…と言う事を、人道的にと言うよりは生物学的に表現しています(第2次大戦後の戦争映画の描き方としては大正解)。全ての人が見るべき映画とは言いませんが(フランス人には勧められない)、人間の生態を研究している宇宙人さんにはお勧めの一本です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2010-10-10 22:14:17)
74.  宇宙怪獣ガメラ 《ネタバレ》 
妻投稿■1980年製作の怪獣映画と言ったら、所謂「昭和期」と「平成」の中間に位置する貴重な映画ではないかと思います。この映画の5年前にメカゴジラの逆襲が、この映画の4年後にゴジラ84が作られるんです。その怪獣やウルトラマンの昭和と平成の間の断絶と言うか、そういうものを唯一乗り越えた映画だと思って期待していたのですが…。■何というか、この映画は「昭和と平成の間の怪獣映画の断絶を乗り越えた映画」ではなく、「昭和と平成の怪獣映画の断絶を作った映画」のような気がしてきました。■怪獣映画にあやしげな踊りを踊るタイツの女の人を出す(しかも名前はキララちゃん)発想は、ホラー映画にあやしげな踊りを踊る全裸の女の人を出すという発想と、同じプロセスを経て誕生したような気がします。
[ビデオ(邦画)] 2点(2010-10-06 02:49:29)
75.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
妻投稿■8歳の男の子(ただし知能指数の話、実際は身長193cm、体重100kgのガタイのいい28歳の農民)が目を輝かせてdvdに出てくる恐竜の説明を全部してくれた。彼はほとんど普段はあまり言葉を発しないリアルトトロみたいな青年だが、、そんな彼が中生代白亜紀と言う私ですら知らない単語を駆使して、トリケラトプスやブラキオサウルスやなんかを私に説明してくれるのだ。■彼は完全に私たちを連れてジュラシックパークの探検に出かけていた。それはもちろん彼の想像力と感受性にもよるのだが、映画が彼を含めた男の子のそういったものにきちんと応える姿勢を取っているのが大きいだろう。それはゲートをくぐってテーマパークなら必ず入り口近くにある情報センターみたいなところでのビデオ鑑賞(コハクのあれ)や、レーン付きのRV車に乗って園内を回るシーン。肉食恐竜の餌はどうしているのかという疑問に「ストレート」に応えてくれるシーンなど、単に「恐竜を見せればいいだろう」という考えとはまるで違う、「観客に恐竜公園を体験してもらう」という作り手の方向性に現れている。さらに製作陣が最新のcgを駆使して「怪獣」ではなく現実に大昔に確実に生きていた「恐竜」に命を吹き込んだ事も、彼を大きく感動させたに違いない。あの筋肉の動きや、生物として理にかなった体の構造、生態を見ていると「こんなのに襲われたらマジで喰われる」と私も本気で思ったし、ただ怪物が車を追いかけたり研究所で人間を追い回したりするシーン、ヤギさんが飛んでくるシーンに、普通のパニック映画とは違う臨場感を感じた。■よく東京ディズニーランドとかで「現実を忘れさせることで夢を実現させる」というエンターテイメントがあるけど、これは「現実を突き詰める」という逆の方法論で、夢を実現したんだと思う。
[DVD(吹替)] 9点(2010-09-28 15:58:22)(良:3票)
76.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
妻投稿■「目的が手段を正当化する」と言う言葉があるけれど、それよりももっと悲惨な事になる事が多いのが、「手段が目的を支配する」時。往々にして未来の事を考えるのが怖い人間はそういう状態になりやすい。■よく、戦争反対映画で「戦争の狂気」とか「戦争が人間を狂わせてしまった」という描き方で、「人間を免罪する」ような映画があるけど(私のなかではチャップリンの「独裁者」がその一例)、この岡本と言う監督は、そんな生易しいヒューマニズムは見せない。彼は映画のなかで徹底的に「手段が目的を支配している」状態の人間を描く事で、「悪いのは戦争ではなく人間」ときっぱり言い切ってしまっている。私はこの戦争を「大日本帝国が悪者で、連合国やアジアはイイモン」という風に単純にみる事は出来ないのだが、「悪いのは戦争ではなく人間」であるという事が本当ならば、改憲派も護憲派も右も左もとにかく日本国民なら共通する問題だと思う。■岡本監督アナドレン。ラストの皇居のシーンは本物の皇居を勝手に撮影したらしいが、どうしてそこに拘ったかと言うと、映画のなかの皇居と、1970年前後の当時の皇居と同じ映像にする事によって、それと同じ世界を生きている私たちに、映画のなかの狂気と言うものは私たち自身の心と隔絶されたものではない事を訴えているのだと思う。■映画とは関係ないけど、私は一度だけ国会図書館近くで(国会議事堂を見学しに東京に出ていたので)、半蔵門から出てきた天皇陛下の車に遭遇した事がある。見えたのは一瞬でお妃さまが手を振ってくれたのだけど、一体どうなったらここまで穏やか(すなわち意志が強い)人になれるんだろうというオーラがあった。この映画を見て何となくわかった気がした。
[レーザーディスク(邦画)] 9点(2010-09-28 00:23:06)(良:1票)
77.  西部戦線異状なし(1930) 《ネタバレ》 
妻投稿■この映画はアーノルドシュワルツェネッガーやベン・アフレックみたいなハリウッドのヒーローが活躍する戦争映画でゆかいに殺されていった「ドイツ兵1」「ドイツ兵2」を描いたスピンオフ作品…みたいなものです。1990年代に作ってくれたらよかったのに、1930年代に作られたものですから、物凄く気が重くなります。その10年後にこれがもう一度リアルになるんですから。
[レーザーディスク(字幕)] 8点(2010-09-19 22:33:57)
78.  史上最大の作戦 《ネタバレ》 
妻投稿■戦争映画を見るときの私って、結構戦闘シーンをワクワクしながら見ていて、後でレビューに書くときは「戦争は悲惨」「一人一人に命があるんだよ」というふざけたメッセージを書く悪い癖があるんだけど、この映画でそういう私に気がついてしまった。■この映画でビックラこいたのはラストシーン。てっきり戦争賛美、アメリカ万歳で終わるのかと思いきや、唐突に迷った兵隊と負傷兵が意味もなくだべりだして終わる。このシーンを見たとき、私は「『戦争の悲惨さ』なんていちいち大げさに表現してもらわないと伝わらないのか」と言われた気がした。そう、私たちって、そういうシーンがないから「これは戦争を賛美する映画だ」と言い切ってしまう。考えてみれば銃弾に当たった痛みや死の恐怖なんて、その場にいた当事者にしかわからないんだよね。映画はそういうものを(傲慢に)描こうとしないで、ただ戦場における兵士同士の命のやり取りをひたすら描いたんだと思う。フランス軍の港のシーンで、空から部隊が動くシーンと、兵士一人一人が死に物狂いで命をやり取りするシーンが同時に描かれた場面があって、私はそのシーンを何度も見直した。このシーンが映画が書きたい事のスタンスを現わしていると思う。
[レーザーディスク(字幕)] 8点(2010-09-19 22:19:06)
79.  人間革命 《ネタバレ》 
妻投稿■旦那の友人の上司が創価学会の方で、DVDの感想を報告するように言われて困ったお友達の女性に旦那が「あん、じゃあ、うちの奥さんが代わりに見てくれるよ。あの娘、最近ゲテモノ映画にどっぷりはまっているからなあ(それを言うならゲテモノ映画が置いてある茨城県某の公立図書館に言ってくれ!!)」という会話があったらしく、私がなぜか見る事に(^_^;)■内容は「仏陀再臨」よりは見せてくれる内容で、言いたい事もよくわかる内容になっている。前半は創価学会の歴史、後半はその教義を座談会形式で喋る構成も、宣伝映画としては実直で、一つの哲学披露としては完成されていると思う。■ただ、突っ込みどころも数点。まず日蓮の流刑にされた場所が佐渡島ではなく、インファント島にしか思えない。嵐と音楽と岩山のミックスは明らかにモスラ。後で調べたらあれ、ゴジラの音楽の人が担当しているのね。■もうひとつは言っている内容。つまらなくはない(というより共感はしないが結構面白いと思う)内容なのになぜ旦那の友達の女性は「見たくない」と言ったのか。理由は簡単で、宗教というものは哲学と違い、「外側から見る見方」以外に「内側から見る見方」というものが存在してしまっているからだと思う。私は宗教は外側から見る分には哲学よりもずっと面白いとは思うのだが、内側から見させられるとなるとやはり彼女と同じ感想を抱くと思う。哲学にしろ宗教にしろ、「私自身の私自身に対する考え」だからこそ見る価値があるんじゃないかなあ。■作中で主人公が「創価学会の教えはあまりにも素晴らしすぎて哲学から宗教になっちゃった」というシーンがあるが、前述の理由で私は、そういう行為は非常に危険でもあるし勿体ない事だとも思う。映画のなかの登場人物はだれ一人そういうのをわかっていないが、その光景は「共感」を重要視する日本文化と不気味にフィットしていて、なんかいやな感じだった。私は多分宗教は無理だろう。
[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2010-09-06 18:17:08)
80.  告発の行方 《ネタバレ》 
妻投稿■洗面器を用意して吐きながら見ていました。■私は前のバイト先の上司にやられた事があるが、社会に出て仕事をするという事は常にそういうリスクと向かい合わなければいけないと言う事。レイプされないようにするには男性上司と絶対に二人っきりにならない事しかないが、社会人として働く以上それは不可能だろう。職場のオフィスに「仕事の話がある」と呼び出されたら、行かないわけにはいかないし、そこで体力のある男上司がのしかかってきたら、「殺されないためにはどうすればいいか」を考えなくてはいけない。レイプはどんなに悲しく苦しい事であっても、客観的にみれば私が「リスク」と「社会人としての常識」を天秤にかけた賭けに負けたという事でしかないのだ。■私みたいに知能指数が低く、相手に責任を取らせる事はまず期待できない友達たちは、みんなそういう自己保護の権利と社会人としての義務の折衷に矛盾を抱えながら毎日働いている。そういう視点から見ると、主人公の女の人の行動はバクダッドまでとはいかないがヨハネスブルグに行くようなものだ。いくら「悪いのは100%男」と言っても、男性社会において女性が生きると言う事は、外務省の「退避を勧告します」まではいかないが「渡航の延期をお勧めします」という世界で生きる事なのだと思う。私は申し訳ないがあの検事さんの考え、主人公の権利を、私自身にさえ認める事も出来ていないので、あの主人公に認める事は出来ない。そういう意味で私は前時代的な日本社会の擁護者だと言う事は自覚している。■長いレイプシーンに一言。私の友達で強姦妊娠出産した女の子が言った言葉がある(7歳程度の指数故に原文から少し改訂)。「私がレイプされている時の気持ちは怖い、悲しいというのよりも、大好きな家族や友達の為に、何とかして殺されないで、生きないとと言う事。行為自体は汚くても私はそういう崇高な目的の為に頑張った。赤ちゃんはそうやって頑張った私へのコウノトリのプレゼントなのだから、赤ちゃんは汚くない」←難しい問題だし、同じ苦しみの人全てに適応されるわけではないあくまで彼女自身の彼女自身のみに対する考えだ。でも映画のなかの連中(および世間)が、淫乱だの誘っているだの言っている間に、ざっと3世紀ぐらい進んだ考えを見つけだしているのだ。そういう「必死さ」の表現がアカデミー賞を取っただけにあったと思う。私はそれが凄くうれしい。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-06 00:16:22)
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